解脫げだつ軍ぐん

聖せい解脫げだつ軍ぐん（梵文ぼんぶん名めいVimuktisena，藏ぞう文名ぶんめいའཕགས་པ་གྲོལ་སྡེ།，生なま卒そつ年ねん不ふ詳しょう），或ある稱しょう為ため解脫げだつ軍ぐん，印度いんど佛教ぶっきょう中ちゅう觀かん派は論ろん師し，約やく活動かつどう於西元もと第だい五ご、六ろく世紀せいき之の間あいだ。

生平おいだいら

後世こうせい對たい解脫げだつ軍ぐん其人的てき生平おいだいら並なみ不ふ清楚せいそ。相傳そうでん他た出生しゅっしょう在中ざいちゅう印しるし、南みなみ印しるし的てき交界處しょ耆婆羅ら洞窟どうくつ，是ぜ世よ親おや弟子でし覺さとし使つかい的てき外そと甥おい，在ざい雞胤部ぶ中ちゅう出家しゅっけ。

他た的てき傳承でんしょう，後人こうじん也不清楚せいそ。一說いっせつ他た從したがえ世よ親おや受《般若はんにゃ經けい》，在ざい僧そう護まもる門下もんか學習がくしゅう《中ちゅう論ろん》。另一いち個こ說法せっぽう，他た是ぜ陳ちん那な的てき弟子でし，曾經向むこう清しん辨べん學習がくしゅう中ちゅう觀かん派は學說がくせつ。

藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう傳說でんせつ，聖せい解脫げだつ軍ぐん跟解脫げだつ軍ぐん是ぜ兩人りょうにん，解脫げだつ軍ぐん是ぜ聖せい解脫げだつ軍ぐん的てき弟子でし。但ただし有ゆう另一いち派は認みとめ為ため，聖せい解脫げだつ軍ぐん即そく是ぜ解脫げだつ軍ぐん。

相傳そうでん他た在ざい學習がくしゅう《現げん觀かん莊嚴しょうごん論ろん》時じ，發現はつげん它的學說がくせつ與あずか《般若はんにゃ經けい》多た所しょ不ふ合ごう，感かんじ到いた非常ひじょう疑惑ぎわく。後來こうらい遇ぐう到いた一いち位い名めい為ため寂さび鎧よろい的てき優ゆう婆ばば塞ふさが，他た在ざい補陀落ふだらく迦山時どき向むこう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ求もとめ取得しゅとく到いた二に萬まん頌的《般若はんにゃ經けい》，寂さび鎧よろい將はた這部《般若はんにゃ經けい》交給解脫げだつ軍ぐん。解脫げだつ軍ぐん發現はつげん這部二に萬まん五ご千せん頌的《般若はんにゃ經けい》與あずか《現げん觀かん莊嚴しょうごん論ろん》的てき意い旨むね相しょう同どう，沒ぼつ有ゆう出入でいり。於是根據こんきょ這部二に萬まん頌《般若はんにゃ經けい》與あずか《現げん觀かん莊嚴しょうごん論ろん》，作さく《二に萬まん五千頌般若經現觀莊嚴論釋》，成なり為ため最早もはや揉もめ合あい瑜伽ゆが行ぎょう派は與あずか中ちゅう觀かん派は學說がくせつ的てき論ろん師し。

著作ちょさく

著しる有ゆう《二に萬まん五千頌般若經現觀莊嚴論釋》。