龍りゅう樹いつき

  此条目め页的主題しゅだい是ぜ佛教ぶっきょう龙树菩萨条目じょうもく。关于“龙树”的てき地理ちり定てい义，請見「三さん台だい县」。

龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ
龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ 密宗みっしゅう形象けいしょう
出生しゅっしょう	印度いんど
圓えん寂さび	西元にしもと二に世紀せいき
居住きょじゅう地ち	印度いんど
宗派しゅうは	大乘だいじょう/中ちゅう觀かん
呼號こごう	八はち宗むね共ども祖そ、二に勝しょう六ろく莊嚴しょうごん
徒弟とてい與あずか學生がくせい	提ひさげ婆ばば
著作ちょさく	《中ちゅう論ろん頌》等とう

龍りゅう樹いつき（天城あまぎ文ぶん：नागार्जुन ，Nāgārjuna；泰やすし盧の固かた文ぶん：నాగార్జున；僧そう伽羅きゃら語ご：නාගර්ජුන；藏ぞう語ご：མགོན་པོ་ཀླུ་སྒྲུབ，威い利り转写：klu sgrub，THL：lu drub，藏ぞう语拼音おん：Luchub，?—?），一いち稱しょう龍りゅう猛たけし、龍りゅう勝まさる，音譯おんやく為ため那な嘎呵朱しゅ訥，舊譯きゅうやく為ため那な伽とぎ閼剌樹じゅ那な、那な伽とぎ阿おもね順じゅん那な；佛教ぶっきょう僧侶そうりょ、大乘だいじょう佛教ぶっきょう論ろん師し，大だい约生活せいかつ在ざい公おおやけ元もと2世紀せいき，出生しゅっしょう於南印度いんど，於說せつ一切いっさい有ゆう部ぶ中ちゅう出家しゅっけ，在ざい佛教ぶっきょう史し上うえ具有ぐゆう崇高すうこう地位ちい，許多きょた人じん認みとめ為ため祂是大乘だいじょう佛教ぶっきょう中ちゅう最さい重要じゅうよう的てき論ろん師し，相傳そうでん為ため證しょう得とく初はつ地ち果はて位い之の菩薩ぼさつ。其著作ちょさく甚多，其中以《中ちゅう論ろん》及《大智たいち度ど論ろん》最さい為ため著ちょ稱しょう。

龍りゅう樹いつき廣こう泛影響ひびき了りょう大乘だいじょう佛教ぶっきょう各個かっこ宗派しゅうは，中ちゅう觀かん派は以祂為ため創始そうし者しゃ，瑜伽ゆが行ぎょう唯識ゆいしき學派がくは與あずか如來にょらい藏ぞう學派がくは也多以祂的てき著作ちょさく來らい證明しょうめい本身ほんみ宗義しゅうぎ的てき正確せいかく。祂對漢かん傳でん佛教ぶっきょう的てき影響えいきょう亦また非常ひじょう深遠しんえん，尤ゆう其是三さん論ろん宗むね和わ天台宗てんだいしゅう，即そく便びん不ふ是ぜ為ため其宗的てき弘ひろ揚あげ者しゃ，也多表示ひょうじ對たい他た的てき崇敬すうけい，或ある依よ附ふ龍りゅう樹じゅ教門きょうもん。祂在日本にっぽん佛教ぶっきょう中ちゅう更さら享有きょうゆう「八はち宗むね共ども祖そ」稱號しょうごう。在ざい藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう中なか，與あずか其大弟子でし提ひさげ婆ばば（亦また名な聖天しょうてん）同どう被ひ列れつ入いれ為ため佛教ぶっきょう的てき二に勝しょう六ろく莊嚴しょうごん之これ一いち。密宗みっしゅう也以祂為傳承でんしょう上じょう師し之の一いち，列れつ名めい八はち十じゅう四よん大だい成就じょうじゅ者しゃ中なか。

中國ちゅうごく一いち些道教どうきょう流派りゅうは由よし於受到佛教ぶっきょう禪宗ぜんしゅう、密宗みっしゅう的てき影響えいきょう，也尊龍りゅう樹じゅ為ため神靈しんれい，尊稱そんしょう其為「龍りゅう樹いつき醫い王おう」、「龍りゅう樹じゅ妙みょう醫い衛まもる國こく禪師ぜんじ」，如閭山派は。

名稱めいしょう

漢かん傳でん佛經ぶっきょう中ちゅう，龍りゅう樹いつき有ゆう三さん個こ譯名やくめい，分別ふんべつ為ため龍りゅう樹じゅ、龍りゅう勝しょう與あずか龍りゅう猛たけし。以龍樹じゅ最さい為ため通行つうこう，密宗みっしゅう中ちゅう主要しゅよう使用しよう龍りゅう猛たけし這個名稱めいしょう。

龍りゅう樹いつき

Nāgārjuna，由ゆかりNāgā與あずかArjuna兩個りゃんこ單たん字じ組成そせい。Nāgā音譯おんやく那な伽とぎ，意い為ため龍りゅう，因いん為ため在ざい龍宮りゅうぐう成道じょうどう，所以ゆえん在ざい名字みょうじ前ぜん冠かんむり上じょう龍りゅう。阿おもね周しゅう陀那（Arjuna）是ぜ一いち種しゅ樹じゅ名めい，因いん其在此樹下か出生しゅっしょう，以樹名めい為ため名めい。因よし此鳩摩ま羅ら什將其譯為ため龍りゅう樹いつき。

龍りゅう勝まさる

出自しゅつじ北きた魏たかし般若はんにゃ流りゅう支ささえ譯わけ《順じゅん中ちゅう論ろん》。嘉よしみ祥さち吉藏よしぞう在ざい《中ちゅう論ろん疏》中ちゅう認みとめ為ため龍りゅう勝しょう為ため龍りゅう樹じゅ的てき另一譯名やくめい。

龍りゅう猛たけし

玄げん奘將はた其名譯やく為ため龍りゅう猛たけし。這個譯やく法ほう有ゆう兩個りゃんこ說法せっぽう，一いち是ぜ遏羅樹じゅ那な（arjuna）意い為ため威い猛たけし，二に是ぜ古代こだい勇士ゆうし，以阿周しゅう陀那為ため名めい，因いん此阿周しゅう陀那也有やゆう威い猛たけし的てき意思いし。這位古代こだい勇士ゆうし可能かのう是ぜ指ゆび《薄うす伽とぎ梵歌》中ちゅう的てき阿おもね周しゅう那な，阿おもね周しゅう陀那也是因いん陀羅的てき名字みょうじ之の一いち。

藏ぞう傳でん譯名やくめい

Arjuna，在ざい梵文ぼんぶん中ちゅう，源みなもと自じ於動詞どうし詞し根ねArj，意い為ため得え到いた、獲得かくとく、成就じょうじゅ。布ぬの頓とみ認みとめ為ため，Nāgārjuna意い為ため於龍中ちゅう得え到いた成就じょうじゅ。譯わけ為ため藏ぞう文ぶんཀླུ་སྒྲུབ（klu sgrub），klu是ぜ那な伽とぎ，也就是ぜ龍りゅう的てき意思いし，sgrub則そく是ぜ得え到いた成就じょうじゅ之の意い，字面じめん直譯ちょくやく為ため龍りゅう成しげる。

入にゅう楞伽經けい

漢かん譯やく《入にゅう楞伽經けい》中ちゅう的てき龍りゅう樹じゅ比丘びく，梵文ぼんぶん本ほん《入にゅう楞伽經けい》寫うつし為ため Nāgāhvaya。Nāgāhvaya，由ゆかり那な伽とぎ（Nāgā）與あずか動詞どうしāhvaya組成そせい，意思いし是ぜ以龍為ため名めい。印しるし順じゅん法師ほうし認みとめ為ため即そく是これ多た羅ら那な他ほか記載きさい中ちゅう的てき龍りゅう叫さけべ。或ある以為和かず龍りゅう樹じゅ為ため同どう一いち人にん，或ある以為是ぜ不ふ同人どうじん。

生平おいだいら

龍りゅう樹いつき的てき生平おいだいら，歷史れきし記載きさい不ふ多た，主要しゅよう來き自じ鳩ばと摩ま羅ら什譯《龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ傳でん》、玄げん奘《大だい唐から西域せいいき記き》與藏よぞう傳でん《布ぬの頓ひたぶる佛教ぶっきょう史し》、《印度いんど佛教ぶっきょう史し》。

出身しゅっしん

龍りゅう樹いつき出身しゅっしん南みなみ印度いんど，為ため婆羅門ばらもん種姓すじょう，少年しょうねん時じ學習がくしゅう吠陀べーだ經典きょうてん，同時どうじ也精通どおり各種かくしゅ學問がくもん及法術じゅつ。相傳そうでん龍りゅう樹じゅ與あずか好こう友とも三さん人にん習得しゅうとく隱かくれ身み術じゅつ，進入しんにゅう王宮おうきゅう，調しらべ戲おどけ宫女。國王こくおう得知とくち後ご大だい怒いか，在ざい大臣だいじん建議けんぎ下か，命いのち武士ぶし在ざい空中くうちゅう揮刀，其他人たにん被ひ殺ころせ，龍りゅう樹いつき智さとし高だか，認みとめ為ため武士ぶし不ふ敢在國王こくおう身邊しんぺん揮刀，於是緊臨國王こくおう身み側がわ站立，逃過一いち劫こう，領りょう悟さとる「欲よく為ため苦く本ほん」，於是決心けっしん出家しゅっけ，加入かにゅう佛教ぶっきょう僧團そうだん。傳統でんとう上じょう認みとめ為ため龍りゅう樹じゅ是ぜ在ざい說せつ一切いっさい有ゆう部ぶ中ちゅう出家しゅっけ的てき。

弘法ぐほう

龍りゅう樹いつき在ざい印度いんど北方ほっぽう雪山ゆきやま（今いま喜き馬ば拉ひしげ雅みやび山やま區く）的てき佛寺ぶつじ，閱讀到大乘だいじょう佛教ぶっきょう經典きょうてん後ご，至いたり印度いんど各地かくち尋ひろ求もとめ大乘だいじょう佛教ぶっきょう經典きょうてん，並なみ推廣大乘だいじょう佛教ぶっきょう。因よし為ため當時とうじ大乘だいじょう佛教ぶっきょう尚ひさし不ふ被ひ人ひと接受せつじゅ，曾想自立じりつ大乘だいじょう僧團そうだん，改變かいへん服ふく色しょく，自じ行くだり授戒じゅかい，但ただし沒ぼっ有ゆう成功せいこう。

相傳そうでん龍りゅう樹じゅ進入しんにゅう龍宮りゅうぐう學習がくしゅう大乘だいじょう方ほう等ひとし經典きょうてん，之これ後ご在ざい印度いんど南方なんぽう弘法ぐほう。根據こんきょ《法ほう苑えん珠たま林りん》與あずか《大だい唐から西域せいいき記き》記載きさい，印しるし順法じゅんぽう師し認みとめ為ため龍りゅう樹じゅ進入しんにゅう龍宮りゅうぐう的てき地方ちほう，在ざい於烏茶ちゃ國こく（位い於今印度いんど奥おく里さと萨邦）。龍りゅう樹じゅ進入しんにゅう龍宮りゅうぐう取と回かい的てき大乘だいじょう經典きょうてん，漢かん傳でん佛教ぶっきょう相傳そうでん為ため《華嚴經けごんきょう》，藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう的てき傳說でんせつ則そく是ぜ《般若はんにゃ十じゅう萬まん頌》（即そく《大だい般若はんにゃ經けい》）。

龍りゅう樹いつき曾服務ふくむ於案達たち羅ら王室おうしつ，曾寫作さく《寶たから行こう王おう正論せいろん》、《親友しんゆう書しょ》，致案達たち羅ら王室おうしつ。其中《親友しんゆう書しょ》，僧そう伽とぎ跋ばつ摩ま譯わけ為ため《勸すすむ發はつ諸王しょおう要よう偈げ》，另有一いち譯やく本題ほんだい作さく《龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ為ため禪ぜん陀迦王おう說法せっぽう要よう偈げ》，唐とう義よし淨きよし譯わけ為ため《龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ勸すすむ誡王頌》。龍りゅう樹じゅ引用いんよう王室おうしつ先祖せんぞ之の名な，以信件けん勸すすむ誡案達たち羅ら王おう應おう行正ゆきまさ道どう來らい治ち理り國家こっか，由ゆかり此信件けん可知かち他た與あずか案あん達たち羅ら王室おうしつ間あいだ，有ゆう深厚しんこう友情ゆうじょう。藏くら譯本やくほん稱しょう這位國王こくおう為ため樂らく行ぎょう國王こくおう，義ぎ淨きよし譯本やくほん稱しょう其為乘じょう土ど國王こくおう、娑しゃば多た婆ばば漢かん那な王おう（Satavahana，為ため案あん達たち羅ら王室おうしつ別名べつめい），大だい唐から西域せいいき記き稱しょう其為引正王おう，可知かち他た是ぜ案あん達たち羅ら王室おうしつ的てき某ぼう位い國王こくおう，不ふ過か他た的てき實際じっさい身み份，在ざい現代げんだい學者がくしゃ間あいだ仍難下か定論ていろん。

據よりどころ印度いんど史學しがく家かR. C. 馬うま宗達そうたつ的てき說法せっぽう，禪ぜん陀迦王おう應おう當とう是ぜ案あん達たち羅ら王朝おうちょう的中てきちゅう興きょう之の主おも Gautamiputra Satkarni（公おおやけ元もと1世紀せいき或ある2世紀せいき）或ある其後繼こうけい者しゃ。Joseph Walser認みとめ為ため禪ぜん陀迦/市し寅とら得とく迦，是ぜ指ゆび王朝おうちょう首都しゅとDhanya(ka)taka（現今げんこん的てきDharanikota，位い於阿おもね馬うま拉ひしげ瓦かわら蒂附近ふきん）而非人名じんめいSatakarni。

晚年ばんねん及圓寂さび

龍りゅう樹じゅ晚年ばんねん居住きょじゅう在ざい南みなみ憍薩羅ら國くに西南せいなん的てき跋ばつ邏末羅ら耆釐山中さんちゅう，案あん達たち羅ら王室おうしつ為ため他た在ざい此建立こんりゅう伽藍がらん。龍りゅう樹じゅ極ごく為ため高だか壽ことぶき，年紀としのり超過ちょうか百ひゃく歲さい。根據こんきょ佛教ぶっきょう文獻ぶんけん暗示あんじ，龍りゅう樹いつき有ゆう可能かのう是ぜ被ひ某ぼう位い小乘しょうじょう法師ほうし迫害はくがい而殉教じゅんきょう。記載きさい稱たたえ，當時とうじ有ゆう位い小乘しょうじょう法師ほうし，對たい龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ很忿恨嫉妒。龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ將はた要よう示現じげん圓えん寂さび，就問這位小乘しょうじょう法師ほうし：“你樂意い我わが長期ちょうき停留ていりゅう世間せけん嗎？”小乘しょうじょう法師ほうし答こたえ道どう：“我わが實在じつざい不ふ願意がんい。”於是龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ退すさ入にゅう內室，一天いってん都と未み出だし門もん。弟子でし破やぶ戶と查看，發現はつげん龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ已やめ經けい坐すわ化か。另也有ゆう說法せっぽう是ぜ涉わたる入にゅう王室おうしつ繼承けいしょう造成ぞうせい的てき政治せいじ紛爭ふんそう而被王子おうじ賜たまもの死し。

龍りゅう樹いつき圓えん寂さび後ご，繼承けいしょう人為じんい弟子でし提ひさげ婆ばば。南みなみ印度いんど地區ちく的てき人為じんい龍りゅう樹じゅ建けん廟びょう，備受尊崇そんすう，與あずか馬うま鳴な、提ひさげ婆ばば、童わらわ受等ひとし共きょう稱しょう「四よん日照ひでり世よ」。大乘だいじょう佛教ぶっきょう中ちゅう對たい他た極きょく為ため敬重けいちょう，傳說でんせつ他た為ため初はつ地ち菩薩ぼさつ，慧遠えおん認みとめ為ため他た是ぜ十じゅう地ち的まと大だい菩薩ぼさつ，道みち安やす認みとめ為ため他た是ぜ十じゅう地ち菩薩ぼさつ、阿羅漢あらかん，嘉よしみ祥さち吉藏よしぞう大師だいし認みとめ為ため他た為ため如來にょらい所ところ示現じげん。日本にっぽん學者がくしゃ梅原うめはら猛たけし認みとめ為ため龍りゅう樹じゅ是ぜ大乘だいじょう佛教ぶっきょう的てき實際じっさい建立こんりゅう者しゃ。

現代げんだい考證こうしょう

由よし古代こだい記載きさい，現代げんだい佛教ぶっきょう學者がくしゃ認みとめ為ため古こ印度いんど曾有多た個こ同名どうめい人物じんぶつ，因いん為ため同名どうめい，在ざい傳說でんせつ被ひ混合こんごう在ざい一いち起おこり。這個學說がくせつ最早もはや由ゆかり日本にっぽん學者がくしゃ河口かわぐち慧海えかい與あずか寺本てらもと婉雅提出ていしゅつ，認みとめ為ため在ざい歷史れきし上じょう至いたり少しょう存在そんざい古こ龍りゅう樹じゅ與あずか新しん龍りゅう樹じゅ兩個りゃんこ不同ふどう人物じんぶつ。日本にっぽん學者がくしゃ中村なかむら元はじめ，根據こんきょ著作ちょさく、思想しそう內容、事蹟じせき與あずか生存せいぞん年代ねんだい差異さい等とう，分ふん析出せきしゅつ現有げんゆう傳說でんせつ中ちゅう，含有がんゆう至いたり少しょう六ろく個こ不同ふどう龍りゅう樹じゅ，其中包括ほうかつ:

1. 《中ちゅう論ろん》作者さくしゃ
2. 《大智たいち度ど論ろん》作者さくしゃ
3. 《十じゅう住じゅう毗婆沙すな論ろん》作者さくしゃ
4. 《寶たから行こう王おう正論せいろん》作者さくしゃ
5. 佛教ぶっきょう密宗みっしゅう學者がくしゃ
6. 化學かがく與あずか煉ねり金きん師し

煉ねり金きん術じゅつ師し龍りゅう樹いつき

相傳そうでん龍りゅう樹じゅ會かい煉ねり金きん術じゅつ，煉ねり製せい藥品やくひん，精通せいつう占うらない星ほし學がく。在ざい梵文ぼんぶん與あずか西藏にしくら著作ちょさく中ちゅう，存在そんざい數すう本ほん以龍樹じゅ為ため名めい的てき煉ねり金きん術じゅつ著作ちょさく。

古こ龍りゅう樹じゅ與あずか新しん龍りゅう樹じゅ

日本にっぽん學者がくしゃ河口かわぐち慧海えかい與あずか寺本てらもと婉雅，比較ひかく大乘だいじょう佛教ぶっきょう與あずか密宗みっしゅう間あいだ的てき記載きさい差異さい，認みとめ為ため至いたり少しょう存在そんざい兩個りゃんこ同名どうめい的てき龍りゅう樹じゅ，分ふん為ため古こ龍りゅう樹じゅ與あずか新しん龍りゅう樹じゅ。古こ龍りゅう樹じゅ為ため大乘だいじょう論ろん師し，新しん龍りゅう術じゅつ為ため密教みっきょう祖師そし。

龍りゅう樹いつき與あずか龍りゅう叫さけべ

在ざい北きた魏ぎ譯やく與あずか唐から譯わけ的てき《楞伽經けい》中ちゅう曾提到いた龍りゅう樹いつき。相關そうかん段落だんらく在ざい宋そう譯本やくほん《楞伽阿おもね跋ばつ多た羅ら寶たから經けい》未み出現しゅつげん。藏ぞう傳でん文獻ぶんけん稱しょう《楞伽經けい》、《大だい雲くも經けい》又また記載きさい，這位一切いっさい有情うじょう樂らく見み童子どうじ，又また稱たたえ為ため龍りゅう比丘びく，傳統でんとう上じょう將はた他た等とう同どう於龍樹じゅ。

密宗みっしゅう以龍猛もう為ため其始祖しそ之の一いち，如藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう所傳しょでん《文殊もんじゅ根本こんぽん續つづけ》，提ひっさげ到いた一位稱為龍的比丘，與あずか《楞伽經けい》傳說でんせつ相しょう同どう，密宗みっしゅう傳統でんとう上じょう也認為ため他た就是龍りゅう樹じゅ。

在ざい《大だい雲くも經けい》、《大法たいほう鼓こ經けい》中なか，皆みな提ひっさげ到いた一いち位い出身しゅっしん南みなみ印度いんど，名めい為ため一切有情樂見童子的人物，可能かのう是ぜ如來にょらい藏ぞう學派がくは早期そうき的てき重要じゅうよう人物じんぶつ之の一いち。印しるし順じゅん法師ほうし認みとめ為ため，龍りゅう樹いつき的てき《大智たいち度ど論ろん》已やめ引述到いた《大だい雲くも經けい》，《大だい雲くも經けい》集成しゅうせい時間じかん應おう早さ於龍樹じゅ，並なみ將しょう一切有情樂見童子的在世年代推定為公元1世紀せいき，與あずか馬うま鳴な同時どうじ。在ざい漢かん譯やく《大だい雲くも經けい》中ちゅう說せつ這位“眾生樂らく見み比丘びく”是ぜ大だい菩薩ぼさつ、大だい香こう象ぞう王おう，梵文ぼんぶん中ちゅう“那な伽とぎ”可か指ゆび“龍りゅう”也可指ゆび“象ぞう”，這裡的てき大だい香こう象ぞう王おう是ぜ對たい他た的てき盛もり讚たたえ之これ語ご，但ただし後人こうじん可能かのう誤あやま會かい他た還かえ有ゆう名字みょうじ叫さけべ“大だい香こう象ぞう王おう”或ある“龍りゅう”。《大法たいほう鼓こ經けい》提ひさげ到いた世間せけん樂らく見み比丘びく的てき事蹟じせき，並なみ生せい「生なま安樂あんらく國こく」，魏ぎ譯やく和わ唐とう譯やく《楞伽經けい·偈げ頌品》也稱龍りゅう樹いつき將はた「往生おうじょう安樂あんらく國こく」，在ざい傳說でんせつ中ちゅう可能かのう因いん此把兩りょう個人こじん等とう同どう起おこり來らい。

印しるし順じゅん法師ほうし，認みとめ為ため《楞伽經けい》中ちゅう提ひっさげ到いた的てき龍りゅう樹じゅ，梵文ぼんぶん名めい為ためNāgāhvaya，意譯いやく為ため「龍りゅう呼よび」、「龍りゅう叫さけべ」、「龍りゅう名めい」，與あずか龍りゅう樹じゅ（Nāgārjuna）的てき名字みょうじ不同ふどう，指ゆび應おう是ぜ另一個人こじん。多た羅ら那な他ほか《印度いんど佛教ぶっきょう史し》記載きさい，有ゆう位い南方なんぽう阿おもね闍黎龍りゅう叫さけべ，與あずか提ひさげ婆ばば同時どうじ，在ざい印度いんど南方なんぽう倡導唯識ゆいしき中ちゅう觀かん見み，應おう屬ぞく於順じゅん瑜伽ゆが行ぎょう中ちゅう觀かん學派がくは，在ざい教義きょうぎ上じょう近きん於如來にょらい藏ぞう學派がくは。他た生活せいかつ在ざい旃陀羅ら笈きゅう多おお時代じだい，時代じだい晚ばん於龍樹じゅ，與あずか提つつみ婆ばば同時どうじ，可能かのう也是龍りゅう樹じゅ的てき弟子でし之の一いち。布ぬの頓ひたぶる大師だいし也認為ため《大だい雲くも經けい》中ちゅう相關そうかん記載きさい並なみ未み明確めいかく說せつ這位比丘びく即そく是ぜ龍りゅう樹じゅ，仍待考證こうしょう。可能かのう在ざい晚期ばんき的てき傳說でんせつ中ちゅう，把わ龍りゅう樹いつき跟這位い龍りゅう叫さけべ的てき事蹟じせき混在こんざい一いち起おこり，因いん此造成ぞうせい誤あやま會かい。

密宗みっしゅう學者がくしゃ龍りゅう樹いつき

《布ぬの頓ひたぶる佛教ぶっきょう史し》記載きさい龍りゅう樹じゅ出生しゅっしょう南みなみ印度いんど毗達婆ばば國こく，於中印度いんど那な爛ただれ陀寺出家しゅっけ，師し從したがえ密教みっきょう大手おおて印しるし祖師そし薩拉哈學習がくしゅう了りょう密集みっしゅう金剛こんごう密みつ續つづけ，他た原名げんめい為ため羅ら睺羅跋ばつ陀羅。印しるし順法じゅんぽう師し認みとめ為ため龍りゅう樹じゅ曾於そお那な爛ただれ陀寺學がく法的ほうてき記載きさい，可能かのう是ぜ後世こうせい訛傳かでん。

龍りゅう樹いつき的てき年代ねんだい

龍りゅう樹いつき在世ざいせい年代ねんだい，有ゆう很多傳說でんせつ。西方せいほう學者がくしゃ多た認みとめ為ため是ぜ西元にしもと1世紀せいき至いたり2世紀せいき之の間あいだ。

《龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ傳でん》寫うつし作さく於龍樹じゅ過か世よ後ご百ひゃく年ねん。據よりどころ此，印しるし順じゅん法師ほうし認みとめ為ため龍りゅう樹じゅ在世ざいせい時間じかん，約やく是ぜ西元にしもと150年ねん至いたり250年間ねんかん。宇井うい伯壽はくじゅ以鳩ばと摩ま羅ら什（344－413）在世ざいせい時間じかん逆ぎゃく推，估算龍りゅう樹じゅ在世ざいせい的てき時間じかん，也得出で相しょう同どう的てき見解けんかい。

思想しそう及貢獻こうけん

龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ是ぜ佛教ぶっきょう中ちゅう觀かん學說がくせつ的まと開ひらき創そう者しゃ，以其初はつ地ち菩薩ぼさつ的てき證あかし量りょう，並なみ依よ大乘だいじょう佛教ぶっきょう般若はんにゃ諸しょ經典きょうてん為本ためもと，對たい大乘だいじょう佛法ぶっぽう的てき中道ちゅうどう予よ以嚴謹的論証ろんしょう。龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ於大おだい乘じょう佛法ぶっぽう的てき中道ちゅうどう定義ていぎ為ため「非ひ有ゆう亦また非ひ無む，亦また無む非ひ有無うむ，此語亦また不ふ受，如是にょぜ名めい中道ちゅうどう。」即そく不ふ落有無む兩邊りょうへん，此不落亦不ふ落，如此形容けいよう語ご也不受，是ぜ名めい為ため中道ちゅうどう。並なみ以此中ちゅう道義どうぎ及初地ち無む生せい法ほう忍にん的てき證あかし量りょう破やぶ斥諸外道げどう的てき謬論。龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ在ざい佛法ぶっぽう的てき歷史れきし地位ちい，世尊せそん早はや已やめ預あずか記き於《摩ま訶摩耶經》中ちゅう:「…；佛ふつ涅槃ねはん後ご。…。六ろく百ひゃく歲さい已やめ，九きゅう十じゅう六ろく種しゅ諸しょ外道げどう等とう，邪見じゃけん競きおい興きょう破滅はめつ佛法ぶっぽう。有ゆう一いち比丘びく名めい曰馬うま鳴な，善ぜん說法せっぽう要よう降伏ごうぶく一切いっさい諸しょ外道げどう輩やから。七なな百ひゃく歲さい已やめ，有ゆう一いち比丘びく名めい曰龍樹じゅ，善ぜん說法せっぽう要よう滅めつ邪見じゃけん幢，然しか正法しょうぼう炬。」意い謂いい繼馬つぎうま鳴な菩薩ぼさつ後ご約やく一いち百ひゃく歲さい已やめ，外道げどう的てき邪見じゃけん（斷だん見み、常見つねみ、無む因いん論ろん等とう）乃未止とめ息いき。故こ龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ造づくり《中ちゅう論ろん》、《十じゅう二に門もん論ろん》、《大智たいち度ど論ろん》破やぶ斥邪見じゃけん並なみ弘ひろ揚あげ世尊せそん的てき第一義だいいちぎ諦たい正法しょうぼう。龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ的てき歷史れきし地位ちい，佛ふつ亦また預あずか記き於《入にゅう楞伽經卷きょうかん第だい九きゅう》中ちゅう:「…大だい慧とし汝なんじ諦たい聽，有人ゆうじん持じ我わが法ほう。於南大國たいこく中ちゅう，有ゆう大德だいとく比丘びく；名めい龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ，能のう破やぶ有無うむ見み。為ため人じん說せつ我わが法ほう，大乘だいじょう無上むじょう法ほう；證しょう得とく歡喜かんき地ち，往生おうじょう安樂あんらく國こく。」

龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ的てき《中ちゅう論ろん》依よ「八はち不ふ中道ちゅうどう」滅めつ諸しょ戲おどけ論ろん。《中ちゅう論ろん》以觀蘊處界かい等とう一切いっさい法的ほうてき“有ゆう、時とき、空そら、動どう”四よん個こ範疇はんちゅう，論証ろんしょう緣起えんぎ沒ぼつ有ゆう獨立どくりつ、常住じょうじゅう的てき自性じしょう，沒ぼつ有ゆう自性じしょう就是（自じ）性せい空そら，並なみ以此降伏ごうぶく諸しょ外道げどう的てき邪見じゃけん。又また龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ大だい弟子でし提ひさげ婆ばば者しゃ，智慧ちえ明敏めいびん，機き神しん警悟，欲よく摧邪見じゃけん外道げどう，乃請其扮外道げどう，龍りゅう樹いつき扮ふん外道げどう並なみ力りょく挺てい外がい道義どうぎ，然しか提ひさげ婆ばば依よ龍りゅう樹じゅ所しょ授佛法ほう破やぶ斥外道どう謬理。七日なのか之これ後ご，龍りゅう樹いつき亦また失しつ其所立りつ之の外そと道義どうぎ，遂とげ允まこと提つつみ婆ばば擊げき法ほう鼓こ，與あずか外道げどう論議ろんぎ，隨ずい外道げどう之の所說しょせつ，而予以析破やぶ，摧諸異い道みち。故こ摧伏外道げどう、破やぶ斥邪見み、作さく獅子吼ししく、護持ごじ並なみ弘ひろ傳でん世尊せそん正法しょうぼう、紹繼佛ふつ種しゅ、續ぞく佛法ぶっぽう脈みゃく、以初地ち菩薩ぼさつ的てき證あかし量りょう作法さほう布施ふせ，造みやつこ諸もろ論ろん，利益りえき有情うじょう，此是龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ在ざい佛法ぶっぽう的てき歷史れきし上じょう應おう有ゆう的てき定位ていい。

龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ造づくり《中ちゅう論ろん》以觀五陰十八界法等法，以示緣起えんぎ中道ちゅうどう。例れい如以觀かん四諦したい而成立せいりつ之の緣起えんぎ「性せい空そら」（沒ぼつ有ゆう自體じたい性せい）的てき真意しんい，即そく是ぜ無常むじょう無我むが的てき因緣いんねん法ほう，即そく是ぜ《中ちゅう論ろん》〈觀かん四諦したい品ひん第だい二に十じゅう四よん〉所しょ言げん之の「以有空そら義よし故こ，一切いっさい法ほう得とく成なり，若わか無む空そら義ぎ者しゃ，一切いっさい則のり不ふ成なり。……，未曾有みぞう一法いっぽう，不ふ從したがえ因緣いんねん生せい，是ぜ故こ一切いっさい法ほう，無む不ふ是ぜ空そら（義よし）者しゃ。」故こ依よ無む生せい法ほう而言，無む生せい法ほう與あずか一切法乃非一非異之中道也。

對たい漢かん傳でん佛教ぶっきょう的てき影響えいきょう

龍りゅう樹いつき尊者そんじゃ

就中なかんづく國くに佛教ぶっきょう史し來らい看み，最早もはや引介龍りゅう樹じゅ思想しそう的てき是ぜ鳩ばと摩ま羅ら什。羅ら什翻出で了りょう《中ちゅう論ろん》和わ青あお目め釋しゃく、《十じゅう二に門もん論ろん》，及龍樹じゅ弟子でし提ひさげ婆ばば所作しょさ的てき《百ひゃく論ろん》，形成けいせい「關せき河かわ之の學がく」。因いん他た在ざい長安ながやす譯やく經けい、講こう經けい，吸收きゅうしゅう當時とうじ關せき河かわ（長安ながやす）一帶いったい的てき學者がくしゃ，如僧そう肇はじめ、僧そう叡あきら等とう人ひと。僧そう肇はじめ以駢文寫うつし作さく《肇はじめ論ろん》，批評ひひょう六ろく家いえ七なな宗むね之これ偏へん失しつ，闡釋龍りゅう樹じゅ的てき中ちゅう觀かん之これ學がく。

鳩ばと摩ま羅ら什還かえ譯出やくしゅつ龍りゅう樹じゅ所作しょさ的てき釋しゃく經論きょうろん，分別ふんべつ是ぜ解釋かいしゃく般若はんにゃ經けい的てき《大智たいち度ど論ろん》和かず解釋かいしゃく十じゅう地ち經けい的てき《十じゅう住じゅう毗婆沙すな》。

後來こうらい，「關せき河かわ之の學がく」對たい學習がくしゅう三さん論ろん之これ學がく的てき吉藏よしぞう有ゆう深刻しんこく影響えいきょう，他た的てき《中ちゅう觀かん論ろん疏》常つね引關河かわ舊きゅう說せつ。往後興起こうき的てき天台宗てんだいしゅう、華嚴宗けごんしゅう、法相ほうしょう宗むね等ひとし亦また或ある多おお或ある少しょう受龍樹じゅ的てき影響えいきょう。如天台宗てんだいしゅう智さとし顗在ざい其著作中さくちゅう援引えんいん大智たいち度ど論ろん和わ中ちゅう論ろん，華嚴宗けごんしゅう法藏ほうぞう作さく十じゅう二に門もん論ろん注疏ちゅうそ，法相ほうしょう宗むね承繼しょうけい印度いんど唯識ゆいしき學がく重じゅう新しん闡釋中ちゅう觀かん空そら義よし，如玄げん奘著ちょ《會かい宗論しゅうろん》。

鳩ばと摩ま羅ら什之これ後ご傳つて譯やく來らい的てき龍りゅう樹じゅ作品さくひん，有ゆう《六ろく十じゅう頌如理論りろん》（施ほどこせ護まもる譯やく）、《七なな十じゅう空そら性せい論ろん》（法ほう尊みこと譯わけ）、《因緣いんねん心しん論ろん頌》（失しつ譯やく）、《菩提ぼだい資し糧かて論ろん頌》（達磨だるま笈きゅう多た譯やく）、《一いち輸盧迦論》（般若はんにゃ流りゅう支ささえ譯やく）、《迴諍論ろん》（毘目智さとし仙せん共ども般若はんにゃ流りゅう支ささえ譯やく）、《勸すすむ誡王頌》（義よし淨きよし譯やく）、《寶たから行こう王おう正論せいろん》（真諦しんたい譯やく）等とう。

在ざい龍りゅう樹じゅ著作ちょさく中ちゅう，最さい常つね譯やく為ため華はな語ご的てき作品さくひん是ぜ《中ちゅう論ろん頌》和かず《龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ勸すすむ誡王頌》。

對たい藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう的てき影響えいきょう

藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう四よん大だい教派きょうは都と推崇龍りゅう樹じゅ與あずか中ちゅう觀かん，所しょ接受せつじゅ的中てきちゅう觀かん思想しそう，主要しゅよう是ぜ中ちゅう晚期ばんき印度いんど派は的てき思想しそう。寂さび護まもる是これ最早もはや將はた中ちゅう觀かん派は思想しそう引入藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう的てき代表だいひょう人物じんぶつ，赤松あかまつ德いさお贊さん曾經向こう全ぜん藏ぞう宣布せんぷ，以寂さび護まもる的てき見解けんかい作為さくい藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう的てき規範きはん。寂さび護まもる的てき見解けんかい被ひ稱しょう為ため隨ずい瑜伽ゆが行ぎょう中ちゅう觀かん派は，因いん為ため他た在ざい相當そうとう程度ていど上じょう，融合ゆうごう了りょう唯識ゆいしき派は的てき思想しそう。在ざい寧やすし瑪派中なか，仍然保持ほじ了りょう他た的てき部ぶ份見解かい，但ただし因よし為ため朗ろう達たち瑪滅めつ佛ふつ的てき影響えいきょう，寂さび護まもる在ざい西藏にしくら的てき影響えいきょう力りょく在ざい後世こうせい並なみ不ふ大だい。

至いたり後こう弘ひろ期き時とき，月つき稱しょう的てき再さい傳つて弟子でし阿おもね底そこ峽かい大師だいし，以寂さび天てん的てき教義きょうぎ，入藏いりくら傳授でんじゅ，作さく《菩提ぼだい道みち燈とう論ろん》，建立こんりゅう噶當派は，將はた中ちゅう觀かん應おう成なり派は傳でん入いれ西藏にしくら，後ご為ため格かく魯派宗そう喀巴尊みこと奉たてまつ，成なり為ため藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう的てき正宗まさむね。

寧やすし瑪派繼承けいしょう了りょう印度いんど晚期ばんき諸しょ師し的てき舊きゅう說せつ，將はた「如來にょらい藏ぞう」思想しそう稱しょう為ため「大中だいなか觀かん」，亦また即そく「大だい圓滿えんまん見み」，以此建立こんりゅう大だい圓滿えんまん次第しだい。

噶舉派は傳承でんしょう印度いんど那な洛らく巴ともえ大師だいし的てき法ほう脈みゃく，認みとめ為ため大手おおて印しるし、大中おおなか觀かん和大かずひろ圓滿えんまん教授きょうじゅ，三さん者しゃ本質ほんしつ沒ぼつ有ゆう差別さべつ，都と是ぜ直接ちょくせつ觀かん看み我わが們的心性しんせい。在ざい直ちょく貢みつぎ噶舉派は中ちゅう認みとめ為ため教主きょうしゅ吉よし天たかし頌恭在ざい佛ふつ住じゅう世よ時じ為ため維摩詰つめ居士こじ，然しか後こう再轉さいてん世よ為ため龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ，最後さいご轉てん世よ為ため吉よし天たかし頌恭，創建そうけん直ちょく貢みつぎ噶舉。。

薩迦派は以清しん辨べん的中てきちゅう觀かん思想しそう，作為さくい解釋かいしゃく密みつ乘じょう的てき本義ほんぎ。

著作ちょさく

龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ論ろん著ちょ極ごく為ため豐富ほうふ，如：《大智たいち度ど論ろん》、《中ちゅう論ろん》、《十じゅう二に門もん論ろん》、《七なな十じゅう空そら性せい論ろん》、《迴諍論ろん》、《六ろく十じゅう頌如理論りろん》、《方便ほうべん心しん論ろん》、《廣こう破やぶ論ろん》（Vaidalya-prakarana）、《大乘だいじょう破やぶ有ゆう論ろん》、《十じゅう住じゅう毗婆沙すな論ろん》、《因緣いんねん心しん論ろん頌》、《菩提ぼだい資し糧かて論ろん頌》、《寶たから行こう王おう正論せいろん》、《勸すすむ誡王頌》等ひとし不ふ少しょう著名ちょめい的てき論ろん典てん或ある頌文，造みやつこ論ろん之の多た，世せい所しょ罕見，故こ被ひ譽ほまれ為ため「千せん部ぶ論ろん師し」。然しか除じょ上述じょうじゅつ之の經典きょうてん外がい，亦また有ゆう學者がくしゃ存疑そんぎ其它的てき一些論典是否真為龍樹菩薩所著，如《十じゅう八はち空論くうろん》、《釋しゃく摩ま訶衍論ろん》。現存げんそん藏ぞう傳でん《無む畏かしこ論ろん》，因いん為ため其中引用いんよう了りょう提ひさげ婆ばば著作ちょさく，被ひ認みとめ為ため是ぜ後人こうじん所作しょさ，非ひ龍りゅう樹じゅ著作ちょさく。

印しるし順法じゅんぽう師し根據こんきょ藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう傳統でんとう，將はた龍りゅう樹いつき的てき著作ちょさく，分ふん為ため兩りょう大類おおるい，一為抉擇甚深義者，這包括ほうかつ《中ちゅう論ろん》、《七なな十じゅう空そら性せい論ろん》、《六ろく十じゅう正せい理論りろん》、《迴諍論ろん》等とう，以論理ろんり方式ほうしき深入ふかいり諸法しょほう實相じっそう。二為分別菩薩廣大行者，包括ほうかつ《大智たいち度ど論ろん》、《十じゅう住じゅう毗婆沙すな論ろん》、《菩提ぼだい資し糧かて論ろん》、《寶たから行こう王おう正論せいろん》、《勸すすむ誡王頌》等とう。

漢かん譯やく龍りゅう樹じゅ菩薩ぼさつ所しょ造づくり之の《中ちゅう論ろん頌》、《大智たいち度ど論ろん》、《十じゅう住じゅう毗婆沙すな論ろん》皆みな對たい漢かん傳でん的てき大乘だいじょう佛法ぶっぽう有ゆう重要じゅうよう影響えいきょう與あずか貢獻こうけん，也是中ちゅう觀かん學派がくは所ところ依據いきょ的てき論ろん典てん。

在ざい龍りゅう樹じゅ作品さくひん中ちゅう，大量たいりょう引用いんよう各種かくしゅ佛經ぶっきょう，佛教ぶっきょう研究けんきゅう者しゃ經常けいじょう以此來らい作さく大乘だいじょう佛教ぶっきょう經典きょうてん的てき定年ていねん之の用もちい：在ざい龍りゅう樹じゅ作品さくひん中ちゅう曾被引用いんよう的てき大乘だいじょう佛教ぶっきょう經典きょうてん，為ため早期そうき大乘だいじょう佛教ぶっきょう經典きょうてん，而龍樹じゅ未み曾引用いんよう的てき，則のり判定はんてい為ため中期ちゅうき及晚期き佛經ぶっきょう。

龍りゅう樹いつき作品さくひん中ちゅう，中ちゅう論ろん、迴諍論ろん、勸すすむ誡王頌（Suhṛllekha，親友しんゆう書しょ）與あずか寶たから行こう王おう正論せいろん（Ratnavali）的てき梵文ぼんぶん本ほん仍然留とめ存そん。

相關そうかん條目じょうもく

• 《中ちゅう論ろん》
• 《大智たいち度ど論ろん》
• 提ひさげ婆ばば
• 中ちゅう觀かん學派がくは

外部がいぶ連結れんけつ

• 林はやし鎮國：〈龍りゅう樹いつき《迴諍論ろん》與あずか基礎きそ主義しゅぎ知識ちしき論ろん的てき批判ひはん （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 藏ぞう地學ちがく者しゃ的てき龍りゅう樹じゅ著作ちょさく觀かん （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 龍りゅう樹いつき菩薩ぼさつ所しょ述じゅつ的てき極樂淨土ごくらくじょうど義よし （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）