寂さび天てん

寂さび天てん菩薩ぼさつ 布ぬの苏固巴ともえ
本名ほんみょう	寂さび鎧よろい（Śântivarman）
出生しゅっしょう	印度いんど
圓えん寂さび	西元にしもと八はち世紀せいき
宗派しゅうは	中ちゅう觀かん應おう成なり派は
頭あたま銜	八はち十じゅう四よん大だい成就じょうじゅ者しゃ
駐ちゅう錫すず於	那な爛ただれ陀寺
師承ししょう	勝かつ天たかし〈Jayadeva〉
著作ちょさく	《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》、 《學がく處しょ要よう集しゅう》

寂さび天てん（梵語ぼんご：Śāntideva 或ある Shantideva）論ろん師し，音譯おんやく為ため商しょう地ち嘚瓦，八はち世紀せいき初はつ，古こ印度いんど那な爛ただれ陀寺著名ちょめい佛教ぶっきょう學者がくしゃ，屬ぞく中ちゅう觀かん應おう成なり派は，為ため中ちゅう觀かん派は晚期ばんき極きょく具ぐ開ひらき創そう性せい的てき思想家しそうか。著ちょ有ゆう《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》、 《學がく處しょ要よう集しゅう》流傳りゅうでん於世。他た同時どうじ精通せいつう密みつ法ほう，是ぜ一いち位い密宗みっしゅう的てき大だい成就じょうじゅ者しゃ。為ため八はち十じゅう四よん大だい成就じょうじゅ者しゃ之これ一いち。

生平おいだいら

寂さび天てん出身しゅっしん西にし印度いんど贤疆國くに的てき王族おうぞく，其父親ちちおや被ひ稱しょう為ため善ぜん鎧よろい（Kuśalavarman），母親ははおや被ひ認みとめ為ため是ぜ金剛こんごう瑜伽ゆが母はは的てき化身けしん，出生しゅっしょう時じ，被ひ稱しょう為ため寂さび鎧よろい（Śāntivarman）。後こう至いたり那な爛ただれ陀寺依よ勝かつ天たかし（Jayadeva）大師だいし出家しゅっけ，改名かいめい為ため寂さび天てん（Śāntideva）。據よりどころ說せつ他た整せい日び吃ども飯めし睡ねむ覺さとし冥めい想おもえ，無む所しょ事事ことごと，為ため同どう修おさむ所しょ不ふ恥はじ。在ざい寂さび天てん論ろん師し升ます座ざ之これ後ご，開始かいし誦念出で他た的てき著作ちょさく，卻讓那な爛ただれ陀寺感かん到いた不可思議ふかしぎ。這部著作ちょさく就是他た著名ちょめい的てき《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》 （Bodhisattvacaryāvatāra śāstra）。

思想しそう及影響えいきょう

寂さび天てん继承了りょう月つき稱しょう中ちゅう觀かん應おう成なり派は的てき傳統でんとう，在ざい某ぼう種しゅ程度ていど上じょう也採纳了清きよし辯論べんろん師し的てき觀點かんてん，融合ゆうごう了りょう中ちゅう觀かん自じ續つづけ派は與あずか應おう成なり派は兩者りょうしゃ，其思想しそう的てき最大さいだい特とく點てん，就是以簡攝繁しげる，以及見みる行ゆき相應そうおう二に點てん。

在ざい西藏にしくら，寂さび天てん的てき思想しそう經由けいゆ阿おもね底そこ峽かい大師だいし介かい紹深刻こく地ち影響えいきょう了りょう藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう，也因此被尊稱そんしょう為ため寂さび天てん菩薩ぼさつ。不ふ僅阿おもね底そこ峽かい將はた《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》編入へんにゅう噶當六ろく論ろん當とう中なか，在ざい藏ぞう地ち也被藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう四大派大量的講解、著ちょ疏和引用いんよう，包括ほうかつ宗そう喀巴的てき《菩提ぼだい道どう次第しだい廣ひろ論ろん》，巴ともえ楚すわえ仁じん波切なきり的てき《普ひろし賢けん上うえ師し言げん教きょう》。

在ざい華人かじん世界中せかいじゅう，寂さび天てん的てき思想しそう傳播でんぱ一開始並沒有得到漢かん傳でん佛教ぶっきょう廣大こうだい的てき迴響。宋朝そうちょう雍熙二に年ねん（公おおやけ元もと985年とし）天てん息災そくさい譯わけ師し曾經將はた他た的てき著作ちょさく《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》翻譯ほんやく為ため四よん卷かん《菩提ぼだい行こう經けい》，作者さくしゃ題だい為ため龍りゅう樹いつき。而法ほう護まもる將はた《諸しょ經けい要よう集しゅう》、《學がく處しょ要よう集しゅう》翻譯ほんやく為ため《大乘だいじょう寶たから要義ようぎ論ろん》、《大乘だいじょう集しゅう菩薩ぼさつ學がく論ろん》，前者ぜんしゃ不ふ題だい作者さくしゃ，後者こうしゃ作者さくしゃ題だい為ため法ほう稱しょう。

直ちょく到いた民みん國こく時代じだい，台灣たいわん的てき如石法師ほうし(陳ちん玉たま蛟みずち)將しょう《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》從したがえ藏本ぞうほん譯やく漢かん，並なみ介かい紹寂天てん相關そうかん的てき著作ちょさく，此譯本ほん被ひ四川しせん喇榮佛學ぶつがく院いん的てき索さく達吉たつきち堪こらえ布ぬの講こう授為《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん廣こう釋しゃく》，寂さび天てん的てき思想しそう漸やや被ひ華人かじん所しょ知ち。另外隆りゅう蓮れん法師ほうし、堪こらえ布ぬの貢みつぎ噶旺秋あき都と各自かくじ有ゆう從したがえ藏ぞう譯やく漢かん的てき《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》的てき譯本やくほん。

著作ちょさく

他た的てき著作ちょさく有ゆう《入にゅう菩薩ぼさつ行ぎょう論ろん》、《學がく處しょ集しゅう要よう》（Śikṣāsamuccaya）、《諸しょ經けい要よう集しゅう》（Sūtrasamuccaya）。