六書りくしょ

六書りくしょ是ぜ由ゆかり漢かん代だい的てき學者がくしゃ把わ漢字かんじ的てき構成こうせい和わ使用しよう方式ほうしき歸納きのう成なり的てき六ろく種類しゅるい型がた。漢字かんじ的てき形體けいたい構造こうぞう分ぶん為ため內部結構けっこう和わ外形がいけい結構けっこう兩りょう部分ぶぶん。內部結構けっこう指ゆび漢字かんじ的てき構造こうぞう方法ほうほう，或ある稱しょう造づくり字じ方法ほうほう，傳統でんとう叫さけべ做六書しょ：象形しょうけい、指事しじ、會意かいい、形聲けいせい、轉注てんちゅう、假借かしゃく，其中象形しょうけい、指事しじ是ぜ「造みやつこ字じ法ほう」，會意かいい、形聲けいせい是ぜ「組くみ字じ法ほう」，轉注てんちゅう、假借かしゃく是ぜ「用字ようじ法ほう」。

源みなもと起おこり

「六書りくしょ」這一名稱めいしょう，最さい早見はやみ於《周しゅう禮あや》：「保たもつ氏し掌てのひら諫王惡あく，而養國子くにこ以道，乃教之の六藝りくげい：一いち曰五禮れい；二に曰六ろく樂らく；三さん曰五ご射しゃ；四よん曰五馭；五ご曰六書しょ；六ろく曰九數すう。」，由ゆかり此可知ち六書學說的出現不會遲於戰國せんごく末すえ年ねん。但ただし「六書りくしょ」指ゆび甚麼いんも，《周しゅう禮あや》並無ならびな說明せつめい。

至いたり東ひがし漢かん時代じだい，才さい有人ゆうじん對たい於「六書りくしょ」作さく說明せつめい，包括ほうかつ有ゆう班はん固かた、鄭てい眾和許もと慎まき三さん人にん：

• 班はん固かた《漢書かんしょ·藝文げいぶん志こころざし》指ゆび「古いにしえ者しゃ八はち歲入さいにゅう小學しょうがく，故こ周しゅう官かん保ほ氏し掌てのひら管かん國子くにこ，教之のりゆき六書りくしょ，象形しょうけい、象ぞう事ごと、象ぞう意い、象ぞう聲ごえ、轉注てんちゅう、假借かしゃく，造みやつこ字じ之の本ほん也。」
• 鄭てい眾指ゆび「六書りくしょ」是ぜ「象形しょうけい、會意かいい、形聲けいせい、處しょ事ごと、假借かしゃく、諧聲かいせい」
• 許もと慎まき指ゆび「六書りくしょ」包括ほうかつ有ゆう「指事しじ、象形しょうけい、形聲けいせい、會意かいい、轉注てんちゅう、假借かしゃく」，並なみ給きゅう予よ每ごと一條例以八個字解釋和給予字例說明。

潘はん重しげる規ぶんまわし認みとめ為ため，因いん為ため「班はん固かた《漢書かんしょ·藝文げいぶん志こころざし》是ぜ用よう劉りゅう歆《七なな略りゃく》做底本ていほん的てき」，故こ此《漢書かんしょ· 藝文げいぶん志こころざし》的てき說法せっぽう，可能かのう就是用よう七なな略りゃく的てき原文げんぶん。而許慎まき的てき師承ししょう也可追つい至いたり劉りゅう歆，因いん此許慎まき的てき說法せっぽう也是本ほん於劉歆。

因いん為ため《說せつ文ぶん》的てき解釋かいしゃく相當そうとう簡單かんたん抽象ちゅうしょう，而且不完全ふかんぜん合あい於六書しょ實際じっさい，因いん此至宋そう代だい以來いらい，學者がくしゃ對たい於六書的條例有不同的解釋方法。

構造こうぞう條例じょうれい

通過つうか象形しょうけい及指事しじ兩個りゃんこ原理げんり構造こうぞう出來でき的てき漢字かんじ，稱しょう作さく“文ぶん”，通過つうか會意かいい、形聲けいせい、轉注てんちゅう、假借かしゃく構造こうぞう出來でき的てき漢字かんじ，稱しょう作さく“字じ”（即そく使つかい此單詞し當今とうぎん一般用來指任何字形的漢字）。在ざい此四よん個こ原理げんり中ちゅう，會意かいい及形聲ごえ從したがえ簡易かんい部分ぶぶん構作漢字かんじ。

象形しょうけい

  提示ていじ：此条目め页的主ぬし题不是ぜ象形しょうけい文字もじ。

許もと慎まき《說せつ文ぶん解かい字じ序じょ》：「二に曰象形がた。象形しょうけい者しゃ，畫かく成なり其物，隨ずい體たい詰つめ詘，日にち、月つき是也これや。」徐じょ富とみ昌あきら譯文やくぶん：「第だい二に叫さけべ象形しょうけい，象形しょうけい的てき含義是ぜ：用よう畫が畫が的てき辦法畫が出で那な個物こぶつ體たい，筆畫ひっかく的てき波なみ勢ぜい曲折きょくせつ同どう自然しぜん物的ぶってき態勢たいせい相しょう一致いっち，日月じつげつ二字即屬此例。」

文字もじ起源きげん之の一いち為ため圖畫ずが，文字もじ創始そうし之の初はつ，有ゆう圖畫ずが文字もじ的てき過渡かと，也就是ぜ：象形しょうけい是ぜ圖畫ずが文字もじ的てき遺留いりゅう與あずか發展はってん，也就是これ把わ符號ふごう所しょ代だい語ご素もと意義いぎ或ある詞し語ご意義いぎ所しょ指ゆび涉わたる的てき事物じぶつ的てき視覺しかく化か形狀けいじょう描畫びょうが出來でき的てき構形方法ほうほう。視覺しかく化か圖形ずけい，是ぜ象形しょうけい的てき特徵とくちょう。

《說せつ文ぶん解かい字じ》：「日にち，實じつ也。太陽たいよう之の精しらげ不ふ虧。从囗一いち。象形しょうけい。」「月つき，闕也。大だい陰かげ之の精せい。象形しょうけい。」

梁りょう東ひがし漢かん：「象形しょうけい就是象ぞう實物じつぶつ之の形かたち，就是把わ客觀きゃっかん事物じぶつ的てき形體けいたい描寫びょうしゃ出來でき」，潘はん重しげる規ぶんまわし：「象形しょうけい字じ是ぜ描畫びょうが具體ぐたい的てき事物じぶつ的てき形狀けいじょう」，定義ていぎ中ちゅう的てき「實物じつぶつ」、「具體ぐたい的てき事物じぶつ」，只ただ是ぜ指ゆび象形しょうけい字じ的てき構意，不ふ是ぜ指ゆび象形しょうけい字じ所しょ代表だいひょう語ご素もと或ある詞し語ご的てき意義いぎ。

例れい如「大だい」是ぜ象形しょうけい字じ，「大だい」描畫びょうが了りょう一個把四肢盡量伸展的人的外形，此具體ぐたい事物じぶつ是ぜ文字もじ的てき構意，但ただし「大だい」所ところ紀おさむ錄ろく的てき詞し語ご的てき意義いぎ〈大だい〉卻不是ぜ甚麼いんも具體ぐたい的てき實物じつぶつ大だい，而是抽象ちゅうしょう的てき概念がいねん。

因いん此，「視覺しかく化か符號ふごう」是ぜ象形しょうけい最さい突出とっしゅつ的てき特徵とくちょう，對たい於一些具體ぐたい事物じぶつ──特別とくべつ是ぜ自然しぜん界かい事物じぶつ，如動物どうぶつ、日月じつげつ星雲せいうん等とう，視覺しかく化か符號ふごう的てき構形義ぎ與あずか這符號ごう所しょ紀き錄ろく的てき詞し義之よしゆき間あいだ，十分じゅうぶん接近せっきん，但ただし視覺しかく化か符號ふごう的てき構形義ぎ只ただ是ぜ詞し義ぎ的てき一いち些實（instance），如果把わ視覺しかく化か符號ふごう的てき構形義よし當とう成なり詞し義よし，會かい把わ詞し義理ぎり解かい得え太ぶと狹窄きょうさく而生錯誤さくご。

指事しじ

許もと慎まき《說せつ文ぶん解かい字じ序じょ》中指なかゆび，「指事しじ者しゃ，視し而可識，察而見み意い，上うえ、下した是也これや」。基もと於許慎まき對たい於指事しじ字じ的てき解釋かいしゃく過か於籠統すべ，「視み而可識」和かず「象形しょうけい」有ゆう相似そうじ之の處しょ，而「察而見み意い」也有やゆう「會意かいい」的てき意思いし，因いん此學者しゃ對たい於指事しじ字じ的てき理解りかい眾說紛まがえ紜。

在ざい清しん代だい，段だん玉だま裁さい在ざい《說せつ文ぶん解かい字じ注ちゅう》中ちゅう認みとめ為ため，「指事しじ之の別べつ象形しょうけい者しゃ，形かたち謂いい一物いちもつ，事こと䀭眾物ぶつ，專せん博はく斯分」，認みとめ為ため分別ふんべつ是ぜ在ざい於「象形しょうけい」是ぜ專せん指ゆび一物いちもつ，而「指事しじ」則のり是ぜ包括ほうかつ多種たしゅ事物じぶつ。王おう筠於《說せつ文ぶん釋しゃく例れい》中ちゅう認みとめ為ため，「指示しじ」可分かぶん「正せい例れい」與あずか「變へん例れい」兩りょう類るい，當とう中なか認みとめ為ため「非ひ象ぞう有形ゆうけい之の物もの者しゃ皆みな為ため指示しじ之の正せい例れい」，而「變へん例れい」則のり是ぜ指ゆび用よう兩個りゃんこ符號ふごう所しょ組成そせい的てき合體がったい字じ，當とう中なか一個符號可成字，一いち個こ不可ふか成なり字じ，不能ふのう歸き於「會意かいい」、「形聲けいせい」中ちゅう則そく謂いい之の「變へん例れい」。

有ゆう學者がくしゃ認みとめ為ため「指事しじ」字じ並なみ不ふ存在そんざい。唐から蘭らん《古こ文字もじ學がく導しるべ論ろん》中指なかゆび「指事しじ這個名目めいもく，只ただ是ぜ前人ぜんじん因いん一部份文字無法解釋而立的」，認みとめ為ため可か以歸至いたり象形しょうけい和わ象ぞう意い之の中なか。

• 特徵とくちょう：

一般學者把指事字分為兩大類：「純粹じゅんすい符號ふごう性質せいしつ的てき指事しじ字じ」和かず「在ざい象形しょうけい基礎きそ上じょう增加ぞうか指事しじ符號ふごう的てき指事しじ字じ」，如《說せつ文ぶん解かい字じ》「上うえ，高こう也。此古文こぶん上じょう。指事しじ也。」「下した，底そこ也。指事しじ。」便びん是ぜ純粹じゅんすい符號ふごう性質せいしつ的てき指事しじ字じ。

• 辨べん析：

潘はん重しげる規ぶんまわし稱しょう「指事しじ字じ是ぜ用よう符號ふごう表示ひょうじ抽象ちゅうしょう的てき事物じぶつ」，這個定義ていぎ不ふ準じゅん確かく，例れい如象形がた字じ如「大だい」是ぜ「用よう符號ふごう表示ひょうじ抽象ちゅうしょう的てき事物じぶつ」。

然しか而，所謂いわゆる純じゅん符號ふごう性質せいしつ，或ある者もの在ざい象形しょうけい上じょう加か上じょう純じゅん符號ふごう，其實都と可か以看作さく有ゆう形象けいしょう性質せいしつ。例れい如：「|」、「||」、「|||」等とう，其實是ぜ古人こじん用よう算さん籌表示ひょうじ數すう的てき形象けいしょう，因いん此，一般認為這些是純指事字，但ただし唐から蘭らん卻認為ため是ぜ象形しょうけい字じ。又また如《說せつ文ぶん解かい字じ》：「凶きょう，惡あく也，象ぞう地ち穿ほじ交陷其中也ちゅうや。」乃象陷おちい阱之形がた，其中的てきX代表だいひょう跌入陷おちい阱中的てき事物じぶつ，也很具象ぐしょう。

周しゅう秉鈞提出ていしゅつ「象形しょうけい和わ指事しじ的てき界かい限げん，是ぜ學習がくしゅう六書りくしょ的てき難點なんてん。遇ぐう夫おっと先生せんせい說せつ：指事しじ一いち書しょ，前ぜん儒頗多た誤解ごかい，而近代きんだい之の王おう筠尤甚。王おう氏し何なん以致誤？以彼於指事しじ之の事こと謂いい就字義じぎ而言，不知ふち其當就字形がた言げん也。例れい如齊字じ以禾之の等とう表ひょう齊ひとし，飛ひ字じ以鳥之の舉表飛ひ，皆みな象形しょうけい字じ也。而王氏し曰齊、飛ひ皆みな全體ぜんたい指事しじ。因よし齊ひとし、飛ひ二に字じ皆みな表ひょう動作どうさ，於文法ほう為ため動どう字じ故こ以為指事しじ。是ぜ據よりどころ本字ほんじ之の字義じぎ定てい指事しじ，非ひ以字形がた定之さだゆき也。……總括そうかつ言ごと之の，指事しじ乃就字形じけい為ため說せつ，非ひ就字義じぎ為ため言げん也。究極きゅうきょく言ごと之の，指事しじ之の事こと乃符號ごう也。符號ふごう與あずか圖畫ずが不同ふどう，故こ指事しじ與あずか象形しょうけい別べつ也。符號ふごう與あずか義よし訓くん無關むせき，故こ指事しじ與あずか文法ぶんぽう不能ふのう相合そうごう也。」

• 漢字かんじ學がく意義いぎ：

因いん此，抽象ちゅうしょう或ある形象けいしょう都と不ふ是ぜ指事しじ的てき特徵とくちょう，指事しじ字じ的てき特徵とくちょう是ぜ用よう上じょう了りょう沒ぼつ有ゆう任にん何なに肖あやか象ぞう性質せいしつ或ある記き音おん性質せいしつ的てき完全かんぜん任意にんい的てき標記ひょうき符號ふごう。

對たい指事しじ字じ來らい說せつ，符號ふごう與あずか詞し義之よしゆき間あいだ，與あずか肖あやか似に性せい無關むせき，這也是ぜ漢字かんじ不全ふぜん是ぜ表意ひょうい文字もじ的てき很有力りょく的てき證據しょうこ。

汉字	一いち	二に	三さん	上うえ	下した	本ほん	末すえ
讀音	yī / ㄧ	èr / ㄦˋ	sān / ㄙㄢ	shàng / ㄕㄤˋ	xià / ㄒㄧㄚˋ	běn / ㄅㄣˇ	mò / ㄇㄛˋ
注ちゅう释	整數せいすう	數すう名めい	數すう名めい	高こう處しょ	低てい處しょ	根源こんげん	末端まったん

注ちゅう释：

• 本ほん běn / ㄅㄣˇ "根源こんげん"
• 末すえ mò / ㄇㄛˋ "末まつ端はし"

會意かいい

許もと慎まき：「會意かいい者しゃ，比類ひるい合あい宜むべ，以見指ゆび撝（同どう“挥”），武信たけのぶ是也これや。」

會意かいい字じ由よし兩個りゃんこ或ある多た個こ獨どく體たい字じ組成そせい，以所組成そせい的てき字形じけい或ある字義じぎ，合併がっぺい起おこり來らい，表ひょう達たち此字的てき意思いし。例れい如：

• 「采さい」字じ，以動物どうぶつ或ある人的じんてき指ゆび爪つま象形しょうけい「爪つめ」和かず樹木じゅもく象形しょうけい「木き」合ごう起おこり來らい，表ひょう達たち采さい果はて子こ的てき字義じぎ。
• 「冓」（冓、遘、媾）字じ，甲かぶと骨こつ文ぶん、金文きんぶん像ぞう两“鱼”相あい遇ぐう嘴くちばし相しょう接せっ呷あお形かたち。

有ゆう部分ぶぶん漢字かんじ，會同かいどう時じ兼有けんゆう會意かいい和わ形聲けいせい的てき特とく點てん。例れい如「功いさお」字じ，即そく可視かし為ため以「力ちから」和かず「工こう」會意かいい。這類字るいじ稱しょう為ため會意かいい兼けん形聲けいせい字じ。

形聲けいせい

• 條例じょうれい：

許もと慎まき：「三さん曰形聲ごえ。[形聲けいせい]者しゃ，以事為ため名めい，取と譬たとえ相成あいな，江こう、河かわ是也これや。」

• 特徵とくちょう：

在ざい構形上じょう，形聲けいせい字じ的てき結構けっこう很簡單かんたん，漢字かんじ是ぜ由よし表ひょう義ぎ的てき「形かたち符ふ」（或ある稱しょう「意い符ふ」、「義よし符ふ」），加か上表じょうひょう音おん（不ふ必準確かく）的てき「聲こえ符ふ」，所しょ構成こうせい的てき。

漢字かんじ是ぜ語ご素もと文字もじ，語ご素もと是ぜ音義おんぎ結合けつごう的てき最小さいしょう單位たんい，形聲けいせい的てき構形因いん此是根據こんきょ音節おんせつ和わ語義ごぎ以構造こうぞう文字もじ。

• 辨べん析：

形聲けいせい字じ形かたち符ふ表構おもてがまえ意い，聲こえ符ふ表ひょう聲ごえ，似に乎清楚すわえ明白めいはく；然しか而，極ごく多た形聲けいせい字じ，聲こえ符ふ同時どうじ兼有けんゆう形がた符ふ的てき作用さよう，形聲けいせい與あずか會意かいい（甚至象形しょうけい）不ふ分ぶん。

以「趾」為ため例れい，从足，止とめ聲ごえ。但ただし是ぜ，止とめ，甲かぶと骨こつ文ぶん作さく止とめ，象ぞう腳掌上じょう腳趾之の形かたち，因いん此，「止とめ」不ふ但ただし是ぜ聲ごえ符ふ，也是象形しょうけい的形まとがた符ふ，趾，既すんで是ぜ从足止とめ聲ごえ的てき形聲けいせい字じ，更さら是ぜ从足从止的てき合體がったい象形しょうけい字じ。

這種聲ごえ符ふ表ひょう義よし，或ある者もの既すんで形聲けいせい又また會意かいい的てき漢字かんじ極ごく多おお。這種現象げんしょう，宋そう人じん王おう聖美きよみ稱しょう之の為ため「右文ゆうぶん說せつ」，清人きよひと段だん玉だま裁さい稱しょう為ため「形聲けいせい兼けん會意かいい」。

• 字じ例れい

字じ例れい	形かたち符ふ	聲こえ符ふ	讀音
字じ	宀	子こ 「ㄗˇ (zǐ)」	ㄗˋ (zì)
例れい	亻	列れつ 「ㄌㄧㄝˋ (liè)」	ㄌㄧˋ (lì)
撕	扌	斯 「ㄙ (sī)」	ㄙ (sī)

• 漢字かんじ學がく意義いぎ：

李り孝たかし定じょう：「文字もじ起源きげん於圖畫が，這是大家たいか所しょ公認こうにん的てき，俱備了りょう形がた和わ意い，一旦いったん與語よご言げん相しょう接合せつごう，賦ふ予よ了りょう圖畫ずが以語言げん的てき音おと，於是俱備了りょう形がた、音おと、義ぎ等とう構成こうせい文字もじ的てき三さん要件ようけん，便びん成なり為ため原始げんし的てき象形しょうけい文字もじ，這是屬ぞく於表形がた階段かいだん；指事しじ已やめ屬ぞく表意ひょうい文字もじ，它本身ほんみ是ぜ從したがえ表ひょう形がた過渡かと到いた表意ひょうい意い階段かいだん的中てきちゅう間あいだ產物さんぶつ；會意かいい自然しぜん是ぜ表意ひょうい文字もじ的てき主體しゅたい，它是以象形がた為ため基礎きそ而產生せい的てき；假借かしゃく則そく已やめ進入しんにゅう了りょう表音ひょうおん階段かいだん，而且只ただ有ゆう它纔是ぜ純粹じゅんすい的てき表音ひょうおん文字もじ，形聲けいせい字じ則そく是ぜ受了它的啟示けいじ纔產生せい的てき；但ただし形聲けいせい字じ一いち旦だん產さん生せい，立たて即そく令れい所有しょゆう造づくり字じ方法ほうほう失しつ去さ光彩こうさい，它不但ただし成なり為ため表音ひょうおん文字もじ的てき主流しゅりゅう，也成為ため所有しょゆう文字もじ的てき主流しゅりゅう，後世こうせい新しん增ぞう的てき文字もじ，幾いく乎全是ぜ形聲けいせい的てき天下てんか，漢字かんじ的てき結構けっこう，已やめ完全かんぜん成熟せいじゅく，無む須採用さいよう其他的てき方法ほうほう了りょう。」

裘錫圭けい：「最早もはや的てき形聲けいせい字じ不ふ是ぜ直接ちょくせつ用意ようい符ふ和音わおん符ふ組成そせい，而是通過つうか在ざい假借かしゃく字じ上じょう加か注意ちゅうい符ふ或ある在ざい表意ひょうい字じ上じょう加か注ちゅう音符おんぷ而產生せい的てき。就是在ざい形聲けいせい字じ大量たいりょう出現しゅつげん之これ後ご，直接ちょくせつ用意ようい符ふ和音わおん符ふ組成そせい形聲けいせい字じ，如清末まつ以來いらい為ため了りょう翻譯ほんやく西洋せいよう自然しぜん科學かがく，特別とくべつ是ぜ化學かがく上じょう的てき某ぼう些專門もん名詞めいし，而造『鋅』、『鐳』、『鈾』等とう形がた字じ的てき情況じょうきょう，仍是不ふ多た見み的てき。」

劉りゅう學まなぶ倫りん也說：「我わが們如果はて將しょう運用うんよう轉注てんちゅう、假借かしゃく方法ほうほう所產しょさん生せい的てき形聲けいせい字じ，從したがえ形聲けいせい字じ中ちゅう剔除，那な麼真正せい運用うんよう形聲けいせい造づくり字じ方法ほうほう所產しょさん生せい的てき形聲けいせい字じ，實際じっさい上じょう並なみ沒ぼつ有我ありが們想像ぞう的てき那な麼多。」

王おう寧やすし 《漢字かんじ構形講座こうざ》：「從したがえ早期そうき聲ごえ字じ的てき來らい源げん看み，它們不ふ但ただし不ふ是ぜ表音ひょうおん性せい的てき產物さんぶつ，而且明あかり顯あらわ是ぜ漢字かんじ頑強がんきょう堅持けんじ表意ひょうい性せい的てき結構けっこう。用よう加か聲ごえ符ふ來らい強化きょうか象形しょうけい文字もじ的てき方法ほうほう之の所以ゆえん很快就不再さい使用しよう是ぜ因いん為ため這種做法沒ぼつ有ゆう增加ぞうか信しん息いき，與あずか表意ひょうい文字もじ的てき性質せいしつ不ふ相あい適應てきおう。而其他た幾いく類るい形聲けいせい增加ぞうか的てき都と是ぜ意義いぎ信しん息いき，聲こえ符ふ是ぜ因いん為ため加か義ぎ符ふ被ひ動轉どうてん化か而成的てき。所以ゆえん，形聲けいせい字じ是ぜ以義符ふ為ため綱つな的てき。當とう形聲けいせい字じ的てき聲こえ義ぎ結合けつごう的てき格かく局きょく形成けいせい後ご，也有やゆう一些字是由一個義符和一個音符合成的，這種形聲けいせい字じ也是以義符ふ為ため綱つな的てき，以音符おんぷ作為さくい區別くべつ作用さよう的てき。」

轉注てんちゅう

許もと慎まき在ざい《說せつ文ぶん解かい字じ序じょ》指出さしで：“转注者しゃ，建けん类一いち首しゅ，同意どうい相しょう受，考こう老ろう是也これや。”

转注有ゆう不同ふどう的てき解かい释：一いち是ぜ“形かたち转”，二に是ぜ“义转”，三さん是ぜ“音おと转”。由よし于许慎まき对于转注的てき定てい义简单，《说文》九千余字中亦未指出哪些是转注之字例，后きさき世よ对转注ちゅう之の确切意い义莫衷一是ぜ，至いたり今こん无定论。

「形かたち轉てん說せつ」

形かたち轉てん即そく同一どういつ部首ぶしゅ的てき字じ，是ぜ同どう一いち組くみ轉注てんちゅう字じ。 清人きよひと如曹仁虎とら、江こう聲こえ、許もと瀚、黃き以周、葉は德とく輝てる等とう皆みな強調きょうちょう許もと慎まき所しょ言げん的てき「建けん類るい一いち首しゅ」乃指同どう一いち部首ぶしゅ，其中江なかえ聲ごえ之の說せつ，是ぜ當時とうじ最さい為ため有力ゆうりょく的てき。 至いたり於未強調きょうちょう同どう部ぶ，只ただ是ぜ近きん於同部ぶ的てき，有ゆう下か列れつ各かく家いえ：

• 小しょう徐じょ云うん：「屬ぞく類るい成なり字じ而復於偏旁つくり加か訓くん」
• 鄭てい樵きこり云うん：「建けん類るい主義しゅぎ，建けん類るい主おも聲ごえ」
• 趙ちょう宦光云うん：「丂字象ぞう氣難きむずかし上出かみで之の形かたち，而老人じん鯁噎似に之これ，于是取と老ろう字じ省しょう其下體たい，以注于丂上じょう，而義始はじめ是也これや」
• 王おう鳴な盛もり：「轉注てんちゅう從したがえ意い而轉加か之の以聲。」
• 劉りゅう大白たいはく云うん：「建立こんりゅう在ざい這一個元來的本字旁邊。」

為ため整理せいり轉注てんちゅう之の說せつ，今こん學者がくしゃ多た以「同どう一いち部首ぶしゅ」解釋かいしゃく「建けん類るい一いち首しゅ」，是ぜ為ため轉注てんちゅう正せい例れい。而不同どう部首ぶしゅ者しゃ，亦また得う為ため轉注てんちゅう，是ぜ為ため轉注てんちゅう變へん例れい。向こう夏なつ《說せつ文ぶん解かい字じ敘講疏》就指出で同どう部首ぶしゅ並なみ不ふ是ぜ不可ふか或ある缺かけ的てき條件じょうけん，轉注てんちゅう字じ也有やゆう不同ふどう部首ぶしゅ的てき，例れい如：「史ふみ」、「書しょ」二に字じ。「史ふみ」、「書しょ」是これ同義どうぎ詞し，皆みな言げん記事きじ；「史し」字じ上古じょうこ屬ぞく之の部ぶ，「書しょ」字じ屬ぞく魚ぎょ部ぶ，之これ魚ぎょ合ごう韻いん，《詩し》中ちゅう五ご見み：「史ふみ」、「書しょ」顯然けんぜん屬ぞく一いち對たい轉注てんちゅう字じ。唯ただ「史ふみ」屬ぞく說せつ文ぶん解かい字じ三さん篇へん下か史し部ぶ，「書しょ」屬ぞく說せつ文ぶん解かい字じ三さん篇へん下か聿部，部首ぶしゅ是ぜ不同ふどう的てき。 梁りょう東ひがし漢かん批評ひひょう形がた轉てん說せつ一派いっぱ合あい建けん類るい一いち首しゅ，但ただし不能ふのう解釋かいしゃく同意どうい相しょう受。因よし為ため同形どうけい不ふ一定いってい同義どうぎ，相反あいはん，同どう一個義符的字它們極大多數意義都不相同。 唐から蘭らん《中國ちゅうごく文字もじ學がく》強調きょうちょう轉注てんちゅう是ぜ以形符ふ作さく主體しゅたい。向こう夏なつ按同源げん詞し都と是ぜ以語音おん聯れん繫為條件じょうけん的てき，而轉注ちゅう既すんで屬ぞく同義どうぎ詞し，語かたり音おん聯れん繫更是ぜ必要ひつよう條件じょうけん。唐とう氏し强調きょうちょう建けん類るい一いち首しゅ的形まとがた符ふ，而看輕けい語ご音おと的てき聯れん繫，似に欠かけ周しゅう全あきら。 以上いじょう「形かたち轉てん說せつ」，只ただ解釋かいしゃく了りょう「建けん類るい一いち首しゅ」。

「義よし轉てん說せつ」

義ぎ轉てん即そく同義どうぎ的てき字じ，是ぜ同どう一いち組くみ轉注てんちゅう字じ。 清きよし戴震釋しゃく轉注てんちゅう，強調きょうちょう「轉てん相しょう為ため注ちゅう，互相為ため訓くん，古今ここん語ご也」，轉注てんちゅう亦また即そく互訓。

• 段だん玉だま裁さい：「轉注てんちゅう猶なお言げん互訓也」
• 趙ちょう宦光云うん：「取と其義就其聲ごえ，注ちゅう以他字じ而始顯あらわ」
• 其他如曹仁虎とら、許もと瀚、黃き以周、葉は德とく輝てる、饒にょう炯、章あきら太たい炎えん、劉りゅう大白たいはく則のり強調きょうちょう「意義いぎ相しょう同どう」。「意義いぎ相しょう同どう」跟「互訓」有ゆう別べつ。然しか則のり，「考こう」、「老ろう」能のう「轉てん相しょう為ため注ちゅう，互相為ため訓くん」，是ぜ為ため正せい例れい。同どう意義いぎ者しゃ不能ふのう輾轉てんてん互訓，是ぜ為ため變へん例れい。
• 向こう夏なつ按：同義どうぎ詞し固かた然しか可か以互訓くん，但ただし卻未能のう處理しょり轉注てんちゅう字じ中ちゅう哪一個才是先造的問題（即そく字じ之の本義ほんぎ問題もんだい）。如「老ろう」之の於「考こう」，考こう字じ以「老ろう」為ため義ぎ符ふ，在ざい「考こう」、「老ろう」這對轉注てんちゅう字じ中ちゅう，「老ろう」必為先さき造づくり的てき字じ。因よし受時間あいだ和わ空間くうかん因いん素もと影響えいきょう，某ぼう地區ちく在ざい唸うな老ろう字じ的てき語ご音おん發生はっせい了りょう變化へんか，為ため符合ふごう實際じっさい的てき語ご音おん，就把「丂」一いち注ちゅう音符おんぷ號ごう加か上じょう，另造一いち「考こう」字じ。「老ろう」和かず「考こう」是ぜ一いち對たい轉注てんちゅう字じ，也是絕對ぜったい的てき同義どうぎ詞し，只ただ是ぜ在ざい形かたち和音わおん上じょう稍やや有ゆう變化へんか罷やめ了りょう。因よし為ため是ぜ同義どうぎ詞し，所以ゆえん可か以互訓くん。戴震、段だん玉だま裁さい不知ふち轉注てんちゅう義ぎ是ぜ字じ的てき本義ほんぎ，而以訓詁くんこ上じょう的てき假借かしゃく義和よしかず引申義ぎ說明せつめい轉注てんちゅう，為ため第だい一いち點てん不足ふそく之の處しょ。又また，戴段的てき互訓說せつ和わ「建けん類るい一いち首しゅ」無關むせき，為ため第だい二に點てん不足ふそく之の處しょ。

以上いじょう「義よし轉てん說せつ」，只ただ解釋かいしゃく了りょう「同意どうい相しょう授」。

「音おと轉てん說せつ」

音おと轉てん即そく聲音こわね相近すけちか（如同韻どういん部ぶ、雙そう聲こえ、陰陽いんよう對たい轉てん、旁つくり轉うたて之これ類るい）的てき同義どうぎ字じ，是ぜ同どう一いち組くみ轉注てんちゅう字じ。 轉注てんちゅう最さい流通りゅうつう的てき定義ていぎ出自しゅつじ章あきら太たい炎えん《國くに故こ論ろん衡·轉注てんちゅう假借かしゃく說せつ》：「蓋ぶた字じ者しゃ孳乳而寖多た。字じ之の未み造みやつこ，語ご言げん先さき之の矣。以文字もじ代だい語ご言げん，各かく循其聲ごえ。方かた語ご有ゆう殊こと，名義めいぎ一也かずや。其音或ある雙そう聲こえ相しょう轉てん，疊韻じょういん相しょう迆，此為更さら制せい一いち字じ。此所謂いわゆる轉注てんちゅう也。何なに謂いい建けん類るい一いち首しゅ，首しゅ者しゃ，今いま所謂いわゆる語かたり基もと。考こう老ろう同どう在ざい幽かそけ部ぶ，其義相互そうご容よう受，其音小變しょうへん，按形體けいたい成なり枝えだ別べつ，審しん語ご言げん同どう本ほん株かぶ，雖制殊こと文ぶん，其實公おおやけ族ぞく也。」 因いん此，轉注てんちゅう字形じけい體たい不同ふどう（但ただし通常つうじょう有ゆう些相同どう部ぶ件けん），讀音有ゆう別べつ（但ただし聲こえ、韻いん、調しらべ通常つうじょう有ゆう點てん關係かんけい），而字義じぎ相しょう通どおり。

事實じじつ上じょう，自明じめい趙ちょう宦光至いたり清きよし曹仁虎とら、王おう鳴な盛もり、葉は德とく輝てる、饒にょう炯、劉りゅう大白たいはく等ひとし著ちょ以「聲こえ近こん」為ため轉注てんちゅう之の一大いちだい特徵とくちょう。轉注てんちゅう一般いっぱん為ため形聲けいせい字じ，梁りょう東ひがし漢かん《漢字かんじ的てき結構けっこう及其流りゅう變へん》便びん提出ていしゅつ轉注てんちゅう字じ有ゆう兩りょう類るい，一類是象形符號加注音符號而成的，另一類るい是ぜ由ゆかり形聲けいせい字じ改あらため換かわ音符おんぷ而成的てき。轉注てんちゅう字じ和わ形聲けいせい字じ有ゆう一いち個こ共同きょうどう點てん：它們採用さいよう的てき也是標しるべ音おん的てき一いち形かたち一聲いっせい的てき結構けっこう方式ほうしき。梁はり東ひがし漢かん甚至大膽だいたん地ち指出さしで所有しょゆう轉注てんちゅう字じ都と是ぜ形聲けいせい字じ，而形聲ごえ字じ不ふ一定いってい是ぜ轉注てんちゅう字じ。李り孝たかし定じょう亦また云うん：「轉注てんちゅう字じ也是表音ひょうおん文字もじ，它本身ほんみ原げん就是形聲けいせい字じ，不ふ過か是ぜ為ため了りょう特殊とくしゅ目的もくてき，所しょ造づくり的てき一小撮形聲字而已。」而文中ちゅう所謂いわゆる的てき「特殊とくしゅ目的もくてき」，即そく「古今ここん音おん殊こと、和かず方言ほうげん音おん殊こと，而用形聲けいせい造づくり字じ法ほう造づくり出來でき的てき區別くべつ字じ」。 向こう夏なつ就梁東ひがし漢かん《漢字かんじ的てき結構けっこう及其流りゅう變へん》提出ていしゅつ的てき兩りょう類るい轉注てんちゅう字じ加か以舉例れい。由よし象形しょうけい字じ加か注ちゅう音符おんぷ號ごう而構成こうせい的てき轉注てんちゅう字じ如「𤈦」「火ひ」二に字じ-說せつ文ぶん解かい字じ十じゅう篇へん上じょう火ひ部ぶ：「火ひ𤈦也。南方なんぽう之これ行ぎょう，炎ほのお而上。象形しょうけい。」又また火ひ部ぶ：「𤈦火ひ也。從したがえ火ひ，尾び聲ごえ。《詩し》曰：王室おうしつ如𤈦」。火ひ𤈦二に字じ曉あかつき紐ひも雙そう聲ごえ，又また同どう微ほろ部ぶ。由ゆかり形聲けいせい字じ改あらため換かわ音符おんぷ而成的てき轉注てんちゅう字じ如「空そら」「竅」二に字じ-說せつ文ぶん解かい字じ七なな篇へん上じょう穴部あなべ：「空そら竅也。從したがえ穴あな，工こう聲ごえ。」又また穴部あなべ：「竅空也くうや。從したがえ穴あな，敫聲。空そら竅二字溪紐雙聲。 以上いじょう「音おと轉てん說せつ」能のう較好地ち解釋かいしゃく「建けん類るい一いち首しゅ，同意どうい相しょう授」。

向こう夏なつ《說せつ文ぶん解かい字じ敘講疏》即そく清楚せいそ列れつ出で轉注てんちゅう的てき三さん個こ條件じょうけん：

1. 互訓（同義どうぎ詞し可か以彼此互相しょう解釋かいしゃく的てき意思いし）。
2. 聲音こわね相近すけちか（如同韻どういん部ぶ、雙そう聲こえ、陰陽いんよう對たい轉てん、旁つくり轉てん、之これ類るい）。
3. 同どう一いち部首ぶしゅ（唯ただ同どう部首ぶしゅ並なみ非ひ不可ふか或ある缺かけ的てき條件じょうけん）。

「與あずか轉注てんちゅう有ゆう關せき的てき兩個りゃんこ問題もんだい」

• 轉注てんちゅう與あずか其他六書りくしょ的てき關係かんけい是ぜ

戴震有ゆう「四よん體たい二に用よう」之これ說せつ，以六書皆為造字之本，說法せっぽう牽強けんきょう，以六書為整理文字所定之名者，反はん較為合理ごうり。

“四よん體たい”指ゆび象形しょうけい、指事しじ、形聲けいせい、會意かいい；「二に用よう」則のり是ぜ轉注てんちゅう、假借かしゃく。按許慎まき之これ說せつ而言：「假借かしゃく者しゃ，本ほん無む其字，依よ聲こえ托たく事ごと」，有ゆう假借かしゃく一いち例れい，則のり一字可以數義；有ゆう轉注てんちゅう之の例たとえ，則のり一いち義ぎ有數ゆうすう字じ，如方言ほうげん云うん：「眉まゆ黎はじむ耋鮐老ろう也」。因よし此，地域ちいき不同ふどう，一義いちぎ數字すうじ（並なみ非ひ顧炎武たけ、朱しゅ謀はかりごと瑋所言げん的てき一いち字じ變へん音おん），便びん可か以轉注ちゅう變へん例れい來らい統一とういつ之の。如胡樸しらき安やす云うん：「運用うんよう文字もじ所以ゆえん必需ひつじゅ轉注てんちゅう者しゃ，文字もじ由よし言語げんご而來，制せい造づくり文字もじ，非ひ一いち地ち非ひ一いち人にん，當とう書しょ同文どうぶん之の時とき，使つかい無む轉注てんちゅう之の法ほう，以滙其通，則のり不同ふどう之の文字もじ，無法むほう使し之の能のう同どう，惟おもんみ有ゆう轉注てんちゅう，可か以收同文どうぶん之の效こう，故こ曰轉注てんちゅう者しゃ，所しょ以滙文字もじ之の通つう也。」此為「轉注てんちゅう」整理せいり文字もじ，滙通文字もじ之の積極せっきょく作用さよう，是ぜ運用うんよう之の法ほう。但ただし是ぜ歲月さいげつ不斷ふだん增長ぞうちょう，事物じぶつ日び益えき繁多はんた，文字もじ創造そうぞう，必然ひつぜん絡からま繹不絕ぜっ，則のり「轉注てんちゅう」、「假借かしゃく」二に法ほう，除じょ運用うんよう外がい，更さら可か作為さくい造づくり字じ之の依據いきょ。

六書りくしょ分ぶん名めい，班はん固かた、鄭てい眾、許もと慎まき各かく異こと，次序じじょ不一ふいつ。唯ただ「轉注てんちゅう」一いち名めい，三さん說せつ皆同かいどう。班はん、許もと二に氏し，同列どうれつ轉注てんちゅう於第五ご位い，獨どく鄭てい氏し次じ之の於第三さん位い，這是因いん為ため三家對轉注之作用看法不一所致。六書りくしょ出現しゅつげん的てき次序じじょ，歷れき來らい說法せっぽう眾多，尤ゆう以象形がた、指事しじ誰だれ先さき誰だれ後ご，說法せっぽう紛まがえ紜，兹不作さく贅ぜい論ろん。以常言ごと之の，象形しょうけい、指事しじ，無む先後せんご之これ分ぶん，但ただし先せん於形聲ごえ、會意かいい、轉注てんちゅう、假借かしゃく；形聲けいせい、會意かいい，無む先後せんご之これ分ぶん，但ただし後こう於象形がた、指事しじ，先さき於轉注てんちゅう、假借かしゃく；轉注てんちゅう、假借かしゃく，無む先後せんご之これ分ぶん，但ただし後こう於象形がた、指事しじ、形聲けいせい、會意かいい。今こん學者がくしゃ多た以轉注てんちゅう次じ於象形がた、指事しじ、形聲けいせい、會意かいい四書ししょ之これ後ご，而又前ぜん於假借かしゃく，蓋ぶた合あい六書面世之次及四體二用之說。

元もと楊桓、劉りゅう泰やすし以二に文ぶん、三文さんもん合體がったい為ため轉注てんちゅう，實じつ許もと氏し會意かいい之の法ほう； 戴侗、周しゅう伯はく琦之反はん體からだ說せつ，亦また會意かいい之の法ほう； 清王せいおう鳴な盛もり以合會意かいい為ため轉注てんちゅう，合ごう象形しょうけい為ため形聲けいせい，實じつ為ため形聲けいせい之の法ほう； 饒にょう炯以「加か形がた」、「加か聲ごえ」為ため轉注てんちゅう，實じつ亦また形聲けいせい、會意かいい之の法ほう。 究きわむ以上いじょう各かく家いえ，以會意かいい、形聲けいせい為ため轉注てんちゅう，與あずか曹仁虎とら意見いけん相しょう同どう，以轉注ちゅう為ため造づくり字じ之の法ほう，其實，轉注てんちゅう是ぜ整理せいり文字もじ、滙通文字もじ之の法ほう，其主要しゅよう價か值在於運用うんよう，其次以之作製さくせい造づくり文字もじ之の依據いきょ。因よし此，任にん何なん象形しょうけい、指事しじ、會意かいい、形聲けいせい字じ，只ただ要よう能のう互訓或ある同どう訓くん，亦また可か列れつ入にゅう轉注てんちゅう之の例たとえ，此亦可視かし為ため轉注てんちゅう的てき一いち個こ特徵とくちょう。

• 以甲骨こつ文ぶん、金文きんぶん分析ぶんせき老おい、考こう二に字じ：

張ちょう日にち昇のぼり云うん：「李り孝たかし定てい甲骨文字こうこつもじ集しゅう釋しゃく以 隸老字じ下か，竊疑契ちぎり文ぶん 與あずか金文きんぶん 為ため字じ初はつ文ぶん，象ぞう老人ろうじん戴髮扶杖形がた，林はやし義光よしみつ謂いい從したがえ匕人之の反はん文ぶん，似に未み當とう。夆弔匜「壽ことぶき 無期むき」，容よう庚かのえ釋しゃく老ろう，郭沫若かくまつじゃく釋しゃく考こう。郭かく說せつ是也これや。生なま簋謂「生なま其壽考こう萬まん年ねん」，正せい與あずか此同意どうい。許もと書しょ謂いい從したがえ人じん毛げ匕，言げん順じゅん髮かみ變へん白しろ，說せつ甚牽強きょう。就考字じ攷之，從したがえ、為ため老人ろうじん長髮ちょうはつ形がた，然しか下した從したがえ 者しゃ，則のり未知みち為ため何なに，或ある謂いい考こう字じ所しょ以從之の杖つえ，原作げんさく ，變へん作さく ，再さい變へん作さく ，老ろう為ため字形じけい變へん之の分化ぶんか，而考則そく為ため某ぼう聲こえ化か，故老ころう考こう互訓，實じつ本ほん一いち字じ。」

張ちょう氏し之の說せつ，雖未成みせい定論ていろん，然しか由ゆかり此可知かち，老ろう字じ非ひ會意かいい或ある形聲けいせい，實じつ為ため象形しょうけい。考こう字じ由よし形がた變へん聲ごえ（形聲けいせい），而丂實じつ非ひ老人ろうじん鯁噎之の氣き。

許もと慎まき：「老おい，從したがえ人じん毛げ匕」，誤あやま將はた老ろう字じ視し作さく「會意かいい」。但ただし許もと氏し非ひ誤あやま置おけ老ろう於轉注てんちゅう。老ろう考こう既すんで互訓，已やめ有ゆう轉注てんちゅう之の關係かんけい。何なに況きょう許もと氏し所しょ據よりどころ，但ただし就小篆言之の，才ざい會かい誤あやま將はた老ろう析為會意かいい。今こん特とく舉此例れい，說明せつめい用よう說せつ文ぶん之の時とき，當とう以甲骨こつ文ぶん、金文きんぶん補ほ許もと氏し之の不足ふそく。

曹仁虎とら分析ぶんせき形聲けいせい與あずか轉注てんちゅう之の別べつ云うん：「轉注てんちゅう者しゃ，彼かれ與あずか此本屬ほんぞく同意どうい，如丂字じ本有ほんゆう氣き礙之象ぞう，老人ろうじん哽噎似に之これ，故こ以老合あい丂為考かんがえ，從したがえ丂得聲ごえ，而仍與あずか老ろう同義どうぎ……諧聲かいせい者しゃ（曹氏以諧聲ごえ作さく形聲けいせい），彼かれ與あずか此一主義しゅぎ一いち主おも聲ごえ。如以水すい合ごう工こう為ため江こう，工こう字じ本ほん無水むすい義よし，而但取と其聲。以水合あい可か為ため何なに，可か字じ本ほん無水むすい義よし，而但取と其聲，此轉注てんちゅう與あずか諧聲かいせい之の分ぶん也。」 承うけたまわ上うわ文ぶん，曹氏解かい丂字之の說せつ顯然けんぜん是ぜ錯誤さくご的てき，而其分析ぶんせき形聲けいせい別べつ於轉注ちゅう之これ說せつ，亦また也就是ぜ錯誤さくご。（明あきら趙ちょう宦光亦また誤あやま以丂為ため老人ろうじん鯁噎之の氣き，見み前まえ。）

形聲けいせい者しゃ，說せつ文ぶん云うん：「以事為ため名めい，取と譬たとえ相成あいな，江河こうが是也これや。」，「江こう」、「河かわ」同屬どうぞく水すい部ぶ，又また為ため雙そう聲ごえ之の詞し，可か謂いい「建けん類るい一いち首しゅ」，但ただし「江こう」、「河かわ」並なみ非ひ轉注てんちゅう，不ふ如「老ろう」「考こう」可か互訓，這又見み形聲けいせい之の別べつ於轉注ちゅう了りょう。

有ゆう梁はり漢かん東ひがし以所有しょゆう轉注てんちゅう字じ為ため形聲けいせい字じ。今こん以甲骨こつ文ぶん、金文きんぶん攷之，「考こう」、「老ろう」實じつ非ひ形聲けいせい，即そく依よ許もと慎まき舊きゅう說せつ，老ろう字じ只ただ屬ぞく會意かいい，加か上じょう胡えびす樸しらき安やす所しょ提つつみ及之變へん例たとえ，以不同どう部首ぶしゅ為ため轉注てんちゅう，則のり轉注てんちゅう一いち書しょ，又また豈あに可か盡つき附ふ於形聲ごえ之の列れつ？

關せき於轉註的其他看み法ほう

中国ちゅうごく著名ちょめい文字もじ学がく家か、北京ぺきん大学だいがく教授きょうじゅ裘锡圭けい先生せんせい认为：「在ざい今こん天てん研究けんきゅう汉字，根本こんぽん不用ふよう去さ管かん转注这个术语。不ふ讲转注ちゅう，完かん全能ぜんのう够把汉字的てき构造讲清楚すわえ。」

假借かしゃく

說せつ文ぶん敘：「假借かしゃく者しゃ，本ほん無む其字，依よ聲こえ託たく事ごと，令れい長ちょう是也これや。」

假借かしゃく就是同音どうおん替がえ代だい。口くち语裏うら有ゆう的てき词語，没ぼつ有ゆう相しょう应的文字もじ对应。于是將はた另一いち個こ同音どうおん但ただし與本よもと義よし不ふ相關そうかん的てき字じ借用しゃくよう来らい表示ひょうじ他た的てき含义。例れい如“自じ”本来ほんらい是ぜ“鼻はな”的てき象形しょうけい字じ，后きさき来らい借か作さく“自己じこ”的てき“自じ”。

一些難以用象形、指事しじ、會意かいい、形聲けいせい來らい表ひょう達たち的てき概念がいねん，往往おうおう使用しよう假借かしゃく之の法ほう，使つかい該概念がいねん不ふ致於無む字じ可か寫うつし。如虛詞し「焉」，代だい詞し「其」等とう字じ，本來ほんらい各かく有ゆう自己じこ的てき本義ほんぎ，但ただし這些虛きょ詞し、代だい詞し，難なん以用上述じょうじゅつ各かく造みやつこ字じ方法ほうほう來らい創造そうぞう對應たいおう的てき漢字かんじ，於是先人せんじん只ただ好こう假借かしゃく這些字じ來らい表ひょう達たち此等概念がいねん。

凡是古こ文献ぶんけん的てき用字ようじ，如果它所记录的てき词汇不ふ是ぜ该字的てき本ほん义或引申义，这个字じ就是假借かしゃく字じ。不同ふどう時代じだい有ゆう不同ふどう時代じだい的てき假借かしゃく，有ゆう些字在ざい不同ふどう時代じだい被ひ假借かしゃく爲ため不同ふどう的てき意思いし，有ゆう些假借かしゃく有ゆう了りょう後ご起おこり字じ已やめ廢はい，有ゆう些假借用しゃくよう法ほう在ざい現代げんだい漢語かんご仍成立せいりつ。本ほん章節しょうせつ所しょ列れつ舉假借かしゃく多おお爲ため現代げんだい漢語かんご仍成立せいりつ的てき假借かしゃく。

有人ゆうじん會かい把わ「本有ほんゆう其字」的てき通つう假かり字じ，與六よろく書中しょちゅう「本ほん無む其字」的てき假借かしゃく字じ相しょう混こん。

假借かしゃく例れい子こ

象形しょうけい文字もじ或ある 表意ひょうい文字もじ	假借かしゃく字じ	原はら意字いじ	原はら字じ意い的てき新しん寫うつし法ほう
四よん	sì / ㄙˋ "三さん加か一いち"	sì / ㄙˋ "鼻孔びこう"	泗 (鼻はな涕)
枼	yè / ㄧㄝˋ "薄うす木片もくへん"	yè / ㄧㄝˋ "叶かのう子こ"	葉は
北きた	běi / ㄅㄟˇ "与あずか“南みなみ”相あい对的方向ほうこう"	bèi / ㄅㄟˋ "人体じんたい后きさき面めん从肩到いた腰こし的てき部分ぶぶん"	背せ
要よう	yào / ㄧㄠˋ "索さく取と"	yāo / ㄧㄠ "胯上胁下的てき部分ぶぶん"	腰こし
少すくな	shǎo / ㄕㄠˇ "数量すうりょう小しょう的てき"	shā / ㄕㄚ "非常ひじょう细碎的石まといし粒つぶ"	沙すな 和わ 砂すな
永えい	yǒng / ㄩㄥˇ "久ひさ远"	yǒng / ㄩㄥˇ "在ざい水里みずさと游ゆう动"	泳およげ

本ほん无其字じ的てき假借かしゃく

某ぼう些词原ばら先さき并没有ゆう为其专门造づくり字じ，人にん们从现有的てき文字もじ选取某ぼう些同音字おんじ来らい记录它，这就是ぜ本ほん无其字じ的てき假借かしゃく。

这种假借かしゃく产生四よん种后果はて：

• 本ほん无其字じ的てき假借かしゃく字じ使用しよう一いち段だん时期以后，为了区く别用法ほう，人にん们为假借かしゃく字じ的てき本ほん义另造づくり新字しんじ。

举数例れい如下表ひょう：

例れい字じ	假借かしゃく义	本ほん义	表おもて本ほん义的后きさき起おこり字じ
然しか	代だい词：样子，用よう于形容けいよう词尾	燃もえ烧	燃もえ
乎	疑うたぐ问语气词	呼よび叫さけべ	呼よび
莫	否定ひてい代だい词	黄昏たそがれ	暮くれ
且	表示ひょうじ转折	砧きぬた板いた	俎まないた
亡ほろび	沒ぼつ有ゆう、逃亡とうぼう、死亡しぼう	鋒ほこさき芒すすき	芒すすき
何なに	疑問ぎもん詞し	負荷ふか	荷に
曾	曾經	古代こだい一いち種しゅ蒸ふけ煮に器具きぐ	甑こしき
公おおやけ	公私こうし之の公おおやけ	侈口深ふか腹はら圜底之の器うつわ	瓮（甕う）
萬まん	十じゅう千せん	蠍さそり子こ	蠆
必	必須ひっす	兵器へいき柄がら	柲
須	必須ひっす	鬍鬚	鬚ひげ
能のう	能力のうりょく	動物どうぶつ名めい	熊くま
衰おとろえ	衰おとろえ敗はい	蓑みの衣ころも	蓑みの
次つぎ	次つぎ等とう、亞あ、副ふく	商議しょうぎ、諮詢しじゅん	咨（諮はか）
向むかい	方向ほうこう	回かい聲ごえ	响（嚮／響ひびき）
鄉さと	一類いちるい地區ちく行政ぎょうせい單位たんい	兩人りょうにん相對そうたい食器しょっき而食、宴會えんかい	饗きょう
微ほろ	美麗びれい	渺びょう小しょう	媺
戚	憂慮ゆうりょ、親戚しんせき	一種刃部有齒牙的斧鉞類兵器	鏚
乞	乞求	雲氣うんき	气（氣き）
又また	再さい、更さら	右手みぎて	右みぎ
九きゅう	數字すうじ	手て肘ひじ	肘ひじ
止とめ	停止ていし	人的じんてき脚あし掌てのひら	趾
余よ	第一人稱だいいちにんしょう代だい詞し	房ぼう舍しゃ	舍しゃ
某ぼう	某ぼう人じん	梅子うめこ或ある酸さん梅うめ	梅うめ、楳
西にし	方位ほうい名めい	鳥巢とりす	栖（棲）
臣しん	奴隸どれい、臣子しんし	瞋目直視ちょくし	瞋
叟	長老ちょうろう之の稱たたえ	搜索そうさく	搜さがせ
叔	叔伯	挖掘	埱
庶	眾庶	烹煮	煮に、煑
暴	疾やまし暴	曝曬	曝
博ひろし	廣博こうはく	搏鬥	搏
黃き	黃色おうしょく	疾病しっぺい	尪
真しん	不ふ假かり	珍ちん貴とうと	珍ちん
朱しゅ	赤色あかいろ、紅色こうしょく	露出ろしゅつ地面じめん的てき樹き根ね、樹幹じゅかん或ある樹き樁	株かぶ
云うん	言語げんご	雲くも朵	雲くも
其	虛きょ詞し、副詞ふくし	筲箕	箕み
用よう	施行しこう、使用しよう	桶おけ	桶おけ
凡	概括がいかつ、平常へいじょう	盥たらい盤ばん	盤ばん、槃
雅みやび	雅まさ正ただし	烏鴉うがらす	鴉からす
今いま	即刻そっこく、現在げんざい	表示ひょうじ閉口へいこう不言ふげん，或ある表示ひょうじ呻吟しんぎん	矜、吟ぎん
新しん	新舊しんきゅう的てき新しん	取と柴しば薪たきぎ	薪たきぎ
常つね	恆久こうきゅう、經常けいじょう	下しも身み的てき衣服いふく	裳も
午うま	地ち支ささえ第だい七なな位い、中午なかうま	棒ぼう槌づち	杵きね
申さる	地ち支ささえ第だい九きゅう位い	閃電	電でん
酉とり	地ち支ささえ第だい十じゅう位い	酒さけ尊たかし（樽たる，即そく瓶びん）	尊みこと

• 本ほん无其字じ的てき假借かしゃく字じ使用しよう一いち段だん时期以后，有ゆう些字假借かしゃく义成了りょう该字的てき引申义，有ゆう些字则成为了假借かしゃく义的专用字ようじ了りょう，人にん们不是ぜ为假借かしゃく字じ的てき本ほん义另造づくり新字しんじ，而是为假借かしゃく义别造づくり新字しんじ。

举数例れい如下表ひょう：

例れい字じ	本ほん义	假借かしゃく义	为假借かしゃく义而 造みやつこ的てき后きさき起おこり字じ
母はは	母親ははおや	不要ふよう、請勿	毋
采さい	采さい摘	色彩しきさい	彩いろどり
乌	乌鸦	感かん叹词	呜
与あずか	賜たまもの予よ、給與きゅうよ	①语气助じょ语②连词	欤
麤	群ぐん鹿しか奔跑	粗暴そぼう、粗ほぼ壯たけし、粗そ疏	粗ほぼ
戚	一種刃部有齒牙的斧鉞類兵器	憂慮ゆうりょ	慼、慽

• 被ひ假借かしゃく長時間ちょうじかん後ご也未爲ため本義ほんぎ另造新字しんじ，本義ほんぎ已やめ廢はい。

举数例れい如下表ひょう：

例れい字じ	本ほん义	假借かしゃく义
敝	擊げき打だ佩巾、衣ころも物ぶつ，除去じょきょ灰塵かいじん	破やぶ舊きゅう
爭そう	耕作こうさく	爭奪そうだつ
單たん	一種用於打獵或作戰的武器	一いち个
對たい	開闢かいびゃく土地とち	應對おうたい、應答おうとう
斤きん	伐木ばつぼく用よう的てき斧おの頭あたま	度量衡どりょうこう單位たんい
害がい	蓋ぶた子こ	損害そんがい
焉	一種いっしゅ鳥とり	虛きょ詞し
權けん	樹木じゅもく名めい	砝碼、秤ばかり、平衡へいこう、權力けんりょく、變通へんつう
南みなみ	像ぞう鐘がね鎛一類るい樂器がっき	方位ほうい詞し，表示ひょうじ南方なんぽう
難なん	鳥とり名めい	難易なんい之の難むずかし
我わが	一種いっしゅ鋸のこ	第一人稱だいいちにんしょう代だい詞し
錄ろく	金色きんいろ	記錄きろく
雖	像ぞう蜥蜴とかげ的てき一いち種しゅ爬蟲類はちゅうるい動物どうぶつ	雖然
薦こも	牧草ぼくそう	進すすむ獻けんじ、送おく上じょう
習	暴曬	習慣しゅうかん、學習がくしゅう
東ひがし	袋ふくろ子こ	方位ほうい名めい
丑うし	爪つめ	地ち支ささえ第だい二に位い、丑うし陋
未み	樹き的てき枝えだ幹みき重疊ちょうじょう之の形かたち	地ち支ささえ第だい八はち位い、否定ひてい副詞ふくし
戌いぬ	像ぞう斧おの鉞一類いちるい兵器へいき	地ち支ささえ第だい十じゅう一いち位い

• 儘管被ひ假借かしゃく義ぎ分化ぶんか了りょう新字しんじ，但ただし假借かしゃく義ぎ仍通用つうよう，本義ほんぎ已やめ廢はい。

举数例れい如下表ひょう：

例れい字じ	本ほん义	表おもて本ほん义的后きさき起おこり字じ	假借かしゃく义	为假借かしゃく义而 造みやつこ的てき后きさき起おこり字じ
來き	麥むぎ子こ	麥むぎ	來往らいおう之の來き	徠、麥むぎ、逨
豆まめ	盛もり醃菜、肉にく醬的器き皿さら	-	豆まめ芽め	荳まめ
各かく	到來とうらい	𢓜	指示しじ代だい詞し	-
困こま	門もん檻おり	梱こり、閫	圍かこえ困こま、疲つかれ憊	-、睏
或ある	一種いっしゅ兵器へいき	-	疆域、國家こっか、副詞ふくし	域いき、國くに、-
雇やとい	一種いっしゅ鳥とり名めい	𩿇、鳸	雇傭こよう	僱

本有ほんゆう其字的てき通つう假かり字じ

某ぼう些词原ばら先さき已やめ为它造づくり过专用字ようじ，但ただし出で于种种原因げんいん，书写者しゃ没ぼつ使用しよう本字ほんじ，而另找一个读音相同或相近的字来代替，这种情じょう形がた是ぜ有ゆう其字的てき假借かしゃく。

列れつ举数列すうれつ如下表ひょう：

假借かしゃく字じ	本ほん义	表おもて本義ほんぎ的てき後ご起おこり字じ	本字ほんじ	假借かしゃく义	为假借かしゃく义而 造みやつこ的てき后きさき起おこり字じ
幹みき	勞ろう動どう	-	榦	樹木じゅもく的てき主體しゅたい莖くき	-
蚤のみ	一いち种昆虫ちゅう	-	早はや	早はや	-
無む	跳とべ舞まい	舞まい	亡ほろび	没ぼつ有ゆう或ある亡失ぼうしつ	-
方ほう	刀かたな的てき鋒ほこさき芒すすき	-	□	方形ほうけい	-
草くさ	櫟くぬぎ樹じゅ的てき果實かじつ	皂、皁	艸そうこう	草本そうほん植物しょくぶつ	-
氣き	贈おく送おく給人きゅうにん的てき糧食りょうしょく	餼	气	雲氣うんき	-
熊くま	火勢かせい旺盛おうせい的てき樣子ようす	-	能のう	動物どうぶつ名めい	-
四よん	口くち、鼻はな呼出よびだし之の氣息きそく	呬	亖	數字すうじ	-
前まえ	剪刀	剪	歬	前進ぜんしん	-
荷に	荷に花はな	-	何なに	負荷ふか	-

簡化字じ中なか的てき同音どうおん假借かしゃく

大だい多た以普通ふつう話ばなし為ため準じゅん。

舉數例れい如下表ひょう：

假借かしゃく字じ	假借かしゃく字じ本義ほんぎ	本字ほんじ	本字ほんじ本義ほんぎ
余よ	房ぼう舍しゃ、第一人稱だいいちにんしょう代だい詞し	餘よ	多た出來でき的てき、殘留ざんりゅう的てき
后きさき	君王くんのう、王おう后きさき	後のち	落後らくご
里さと	古代こだい村民そんみん聚居的てき地方ちほう、長なが度たび單位たんい	裏うら、裡うら	衣服いふく的てき內層
面めん	臉	麵、麪	麵粉
斗と	長柄ながら勺しゃく子こ、度量衡どりょうこう單位たんい	鬥	搏鬥
谷たに	山谷さんや	穀こく	莊そう稼糧食しょく的てき總稱そうしょう
仆	仆倒	僕ぼく	奴僕どぼく、僕ぼく人にん
丑うし	爪つめ、地ち支ささえ名めい	醜みにく	不美ふみ
征せい	遠とお行ぎょう	徵ちょう	徵しるし召、收おさむ取と、徵しるし兆ちょう
划	以槳撥ばち水すい使つかい船せん前進ぜんしん	劃	用もちい尖とんが利り物ぶつ將はた東西とうざい割わり開ひらく
咸	以斧鉞ふえつ殺戮さつりく	鹹	像ぞう鹽しお一いち樣よう的てき味あじ
舍しゃ	房ぼう舍しゃ	捨	放ひ弃
折おり	折おり斷だん	摺すり	摺すり叠

其他复杂的てき情じょう况

本字ほんじ本義ほんぎ及其假借かしゃく之の本字ほんじ之の意い，迄まで今こん皆みな為所しどころ用よう之の字じ。

假借かしゃく字じ	假借かしゃく字じ本義ほんぎ	本字ほんじ其一	其一本義いっぽんぎ	本字ほんじ其二そのじ	其二そのじ本義ほんぎ	本字ほんじ其三	其三さん本義ほんぎ
干ひ	武器ぶき	乾いぬい	缺乏けつぼう水すい份的	幹みき	勞ろう動どう	榦	樹木じゅもく的てき主體しゅたい莖くき

其他語ご言げん中ちゅう的てき假借かしゃく

語かたり言げん	假借かしゃく字じ	假借かしゃく字じ本義ほんぎ	本字ほんじ	本字ほんじ本義ほんぎ
日にち語ご	芸げい	除草じょそう	藝げい、埶	種たね植うえ、技能ぎのう
日にち語ご	缶かん	瓦かわら製せい酒さけ器き	罐かん	陶とう或ある金屬きんぞく製せい盛もり器き
日にち語ご	囲かこえ	策さく	圍かこえ	圍繞いじょう

反切はんせつ假借かしゃく

取合とりあえ成なり詞し前まえ一個字的子音和後一個字的母音，合ごう為ため一いち音おと，是ぜ為ため反切はんせつ造づくり字じ法ほう，藉以許もと慎まき的てき話ばなし來き說せつ就是「反切はんせつ者しゃ，二形ふたなり相合そうごう，反切はんせつ造づくり音おん，甭巰是也これや。」

運用うんよう

漢字かんじ在ざい商しょう朝あさ時じ已やめ發展はってん得どく相當そうとう有ゆう系統けいとう，那な時じ還かえ未み有ゆう關せき於六書しょ的てき記載きさい。六書是後來的人分析歸納出來的系統。

在ざい甲かぶと骨こつ文ぶん、金文きんぶん中ちゅう，象形しょうけい字じ佔大多數たすう，這是因いん為ため畫が出で事物じぶつ是ぜ一種最直接的造字方法。當とう文字もじ發展はってん下か去さ，要よう仔こ細分さいぶん工こう的てき東西とうざい愈いよいよ來き愈いよいよ多おお，於是，形聲けいせい字じ就成了りょう最さい方便ほうべん的てき方法ほうほう，只ただ要用ようよう形がた旁つくり代表だいひょう類るい屬ぞく，再さい用よう相近すけちか發音はつおん的てき聲こえ旁つくり來らい區分くぶん這些字じ。形聲けいせい字じ在ざい創造そうぞう新しん文字もじ方面ほうめん十じゅう分ふん有效ゆうこう率りつ。

現代げんだい意義いぎ：六書的分析有助我們解構漢字，可か見み六書有其現代的意義，應おう加か以運用うんよう及學習がくしゅう。六書的造字方法與用字方法可謂對漢字的構形影響深遠，使つかい後世こうせい能のう以既有ゆう的てき一いち套文字もじ作さく溝みぞ通どおり。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 關子せきこ尹いん：〈六書學說的現象學詮釋 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• L Wieger. Chinese Characters. Paragon Book Reprint Corp and Dover Publications, Inc (1965 reprint). 1915. ISBN 0-486-21321-8.