魏ぎ禧

《清しん代だい學者がくしゃ象ぞう傳でん》第だい一いち集しゅう之の魏ぎ禧像

魏ぎ禧（1624年ねん—1681年ねん1月がつ6日にち），字じ冰叔，一いち字じ凝しこり叔，號ごう裕ひろし齋とき，亦また號ごう勺しゃく庭にわ先生せんせい。江西えにし宁都人ひと。明あきら末すえ清きよし初はつ散文さんぶん家か。與あずか侯ほう朝宗ともむね、汪ひろし琬合ごう稱しょう「明あきら末清すえきよ初はつ散文さんぶん三さん大家たいか」。与あずか兄あに魏ぎ祥さち、弟おとうと魏ぎ礼れい並なみ美び，世せい称たたえ“寧やすし都と三さん魏たかし”。

生平おいだいら

明あきら末すえ诸生，明あきら亡ほろび后きさき不ふ仕つかまつ，隐居翠みどり微ほろ峰みね。所ところ居きょ之の地名ちめい勺しゃく庭にわ，又また称たたえ“勺しゃく庭にわ先生せんせい”。又また以齋號ごう「裕ひろし齋とき」，人稱にんしょう“裕ひろし齋とき先生せんせい”。

魏ぎ禧重氣節きせつ，束たば身み砥とぎ行ぎょう，“以經濟けいざい有用ゆうよう之の文學ぶんがく，顯あらわ天下でんか百ひゃく餘よ年ねん”，文章ぶんしょう有ゆう凌しのげ厉雄杰、刚劲慷慨こうがい之の气，與あずか侯ほう方かた域いき、汪ひろし琬合ごう稱しょう「清きよし初はつ三さん大家たいか」。散文さんぶん作品さくひん有ゆう《江こう天たかし一いち传》、《刘文炳传》、《朱しゅ参さん军家传》、《邱维屏へい传》、《大だい铁椎传》，文ぶん笔简炼，叙事じょじ如绘，内容ないよう多た表彰ひょうしょう民族みんぞく大義たいぎ，叙事じょじ简洁，又また善ぜん议论，“踔厉森もり峭而指事しじ精せい切きり”；魏ぎ禧有著ちょ明確めいかく的てき反はん清きよし復ふく明あかり思想しそう，代表だいひょう作さく有ゆう《宋そう烈れつ母はは傳書でんしょ後ご（卷まき十じゅう三さん）》、《明あきら遺臣いしん姜きょう公こう傳でん（卷まき十じゅう七なな）》等とう，而其中ちゅう又また以《桃もも花はな源げん圖ず跋ばつ（卷まき十じゅう二に）》最さい為ため特色とくしょく鮮明せんめい：通過つうか描繪桃もも花はな源げん的てき幸福こうふく，來き反はん襯現實げんじつ政治せいじ之の黑くろ暗くら及現有げんゆう政治せいじ之の不ふ正統せいとう，可か以說跟金きむ庸いさお作さく《鹿しか鼎かなえ記き》開ひらき篇へん《縱橫じゅうおう鈎かぎ黨とう清流せいりゅう禍か　峭茜風ふう期き月旦げったん評ひょう》之の有ゆう異曲同工いきょくどうこう之の妙みょう，從したがえ而極大だい激げき起おこり顛覆てんぷく現有げんゆう政權せいけん之の意志いし。魏ぎ禧又精せい於史學がく，“举数千せん年ねん，治乱ちらん兴衰，得失とくしつ消しょう长之故こ，穷究而贯通どおり之の。”。魏ぎ禧自言ごと“少しょう好このみ《左ひだり傳でん》、蘇そ老ろう泉いずみ（即そく蘇そ洵まこと），中年ちゅうねん稍やや涉わたる他た氏し。然しか文ぶん無む專せん嗜，唯ただ擇よ吾われ所しょ雅まさ愛あい賞しょう者しゃ”。但ただし也有やゆう些则是ぜ轻率之の作さく，曾受钱澄之の、王おう庆麟等とう人ひと批评。

魏ぎ禧与兄けい魏ぎ祥さち、弟おとうと魏ぎ礼れい，都と能のう文章ぶんしょう，世せい称たたえ“三さん魏たかし”，三さん魏ぎ兄弟きょうだい與あずか彭士望もち、林はやし时益、李り腾蛟、邱维屏へい、彭任、曾灿等とう合ごう稱しょう“易えき堂どう九きゅう子し”。

康かん熙十じゅう一いち年ねん（1669年ねん）認識にんしき歸かえり莊そう，晚年ばんねん有ゆう頭あたま風ふう症狀しょうじょう，頗為所しょ苦く。康かん熙十じゅう八はち年ねん（1680年ねん）公家くげ徵しるし為ため博学はくがく鸿词科か，不ふ就。康かん熙十じゅう九きゅう年ねん（1681年ねん）十じゅう一いち月がつ十じゅう七なな日にち，客死かくし真しん州しゅう（今いま江蘇こうそ儀ぎ徵ちょう）。

魏ぎ禧無子こ，以魏禮れい的てき兒じ子こ過か繼ままし為ため己おのれ子こ。

著作ちょさく

文ぶん集合しゅうごう編へん為ため《寧やすし都と三さん魏ぎ全集ぜんしゅう》。著ちょ有ゆう《魏ぎ叔子よしこ文集ぶんしゅう》、《诗集》、《日にち录》、《左ひだり传经世よ》、《兵へい谋》、《兵法ひょうほう》、《兵へい迹》。

論ろん孝こう

魏ぎ禧说：“父母ちちはは欲よく以非礼ひれい杀子，子こ不当ふとう怨。盖我本ほん无身，因いん父母ちちはは而后有ゆう；杀之不ふ过与未生みしょう一いち样。”

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《清史きよし稿こう/卷まき484》，出自しゅつじ趙ちょう爾なんじ巽たつみ《清史きよし稿こう》