榮さかえ慶けい

榮さかえ慶けい
個人こじん資料しりょう
字じ	質しつ夫おっと

榮さかえ慶けい（1859年ねん12月31日にち—1917年ねん4月がつ23日にち），字じ質しつ夫おっと，號ごう華はな卿きょう，一いち號ごう壽ことぶき峰ほう，鄂卓爾なんじ氏し，蒙こうむ古こ正せい黃旗きはた人ひと，進士しんし出身しゅっしん，清末きよすえ軍機ぐんき大臣だいじん，參與さんよ新政しんせい。

生平おいだいら

咸豐九きゅう年ねん十じゅう二に月がつ初はつ八はち日にち（1859年ねん12月31日にち），榮さかえ慶けい出生しゅっしょう於重慶たーちん，名めい慶けい，小名しょうみょう曰犍

光ひかり緒いとぐち五ご年ねん，鄉さと試ためし中ちゅう舉，九きゅう年ねん，會かい試ためし中ちゅう式しき。十じゅう二に年ねん，成なり進士しんし，同年どうねん五ご月がつ，改あらため翰林院かんりんいん庶吉士し。光ひかり緒いとぐち十じゅう五ご年ねん四よん月がつ，散ち館かん，授翰林院かんりんいん編修へんしゅう，充たかし鑲藍旗はた管かん學がく官かん，後任こうにん山東さんとう學がく政せい。光ひかり緒いとぐち二に十じゅう八はち年ねん（1902年ねん），授刑部おさかべ尚書しょうしょ。命いのち榮さかえ慶けい副ふく張ちょう百ひゃく熙為ため京師けいし大學だいがく堂どう管かん學がく大臣だいじん。尋ひろ充たかし會かい試ためし副ふく考こう官かん、經濟けいざい特とく科か閱卷大臣だいじん。調しらべ禮れい部ぶ尚書しょうしょ，復調ふくちょう戶部とべ。光ひかり緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん（1903年ねん）拜はい軍機ぐんき大臣だいじん、政務せいむ大臣だいじん。三さん十じゅう一いち年ねん（1905年ねん），改あらため學部がくぶ尚書しょうしょ。三さん十じゅう二に年ねん（1906年ねん），充たかし修訂しゅうてい官制かんせい大臣だいじん，退出たいしゅつ軍機ぐんき，專せん理り部ぶ務つとむ。光ひかり緒いとぐち帝みかど逝世，充たかし任にん喪も禮れい大臣だいじん。

宣せん統みつる元年がんねん調ちょう禮れい部ぶ尚書しょうしょ。三さん年ねん，裁たっ禮れい部ぶ，改あらため為ため弼德院いん副ふく院長いんちょう，旋任顧問こもん大臣だいじん、德とく宗むね實錄じつろく館かん總裁そうさい。民みん國こく元年がんねん（1912年ねん）「壬みずのえ子こ兵へい變へん」的てき次つぎ日び舉家遷移せんい天津てんしん。先さき居きょ日び租界そかい，後ご居きょ英えい租界そかい。民みん國こく六ろく年ねん（1917年ねん）三さん月がつ二に十じゅう一いち日にち（4月がつ23日にち）病びょう逝於天津てんしん，享年きょうねん五ご十じゅう八はち歲さい，諡おくりな文ぶん恪つとむ。有ゆう《榮さかえ慶けい日記にっき》。

家庭かてい

• 太ふとし高祖こうそ三さん音おと布ぬの。妻つま李り氏し。
• 高祖こうそ七なな十じゅう四よん。妻つま劉りゅう氏し。
• 曾祖そうそ海うみ明あきら，健けん銳するど營前ぜん鋒ほこさき參さん領りょう。妻つま富とみ氏し。
• 祖そ皂升，建たて威たけし將軍しょうぐん、四川しせん提督ていとく。祖母そぼ那な拉ひしげ氏し（父ちち雲南うんなん楚すわえ雄ゆう協きょう副將ふくしょう、世襲せしゅう一等いっとう子爵ししゃく興おき海かい）。胞兄皂成，健けん銳するど營前鋒ほこさき參さん領りょう，誥授武功ぶこう將軍しょうぐん；皂興，鑲白旗はた漢かん軍ぐん副ふく都と統すべ、伊い犁領隊たい大臣だいじん，誥授振威い將軍しょうぐん。
• 父ちち齊ひとし普あまね森もり泰やすし，重慶たーちん鎮總兵へい，督とく師し犍為。嫡妻佟佳氏し（父ちち正せい白旗しらはた滿みつる洲しゅう、嘉よしみ慶けい己おのれ巳み恩おん科か翰林かんりん、雲南うんなん麗うらら江府こうふ知とも府ふ玉たま綬，祖父そふ湖南こなん巡じゅん撫なで通つう恩おん（佟佳氏し），祖母そぼ葉は赫那拉ひしげ氏し；胞姊佟佳氏し嫁よめ正せい黃旗きはた蒙こうむ古こ、嘉よしみ慶けい己おのれ卯う進士しんし勤つとむ果はて公こう托たく克かつ托たく莫特氏し明あかり誼よしみ），庶妻生母せいぼ傅でん氏し。其：
  • 胞兄（榮さかえ慶けい養父ようふ）穆きよし金きむ泰やすし。嫡妻黃き氏し（父ちち印しるし務つとむ章あきら京きょう黃き常山つねやま，胞叔山東さんとう兗州鎮總兵へい黃き常春とこはる），繼妻けいさい庫こ雅みやび勒氏（其父正せい白旗しらはた滿みつる洲しゅう、湖南こなん衡州協きょう副將ふくしょう嵩山すせ，胞叔道どう光こう與あずか咸豐年間ねんかん廣州こうしゅう將軍しょうぐん勤つとむ慤公穆きよし特とく恩おん；胞姊庫こ雅みやび勒氏齡よわい文ぶん(自じ號ごう竹友たけとも女史じょし，幼年ようねん師し從したがえ湘軍將領しょうりょう、兵部ひょうぶ尚書しょうしょ彭玉麟，著ちょ有ゆう《絮香吟ぎん館かん小しょう草くさ》一いち卷かん，彭玉麟序，清光せいこう緒いとぐち十じゅう三さん年ねん[1887]刻こく本ほん)，嫁よめ侍さむらい衛まもる烏がらす佳けい氏し忠ちゅう元もと，其子直ちょく隸口北きた兵備へいび道どう吉よし順じゅん，孫まご兒じ啟けい光こう娶めと妻つま楊慰洵まこと、即そく內務府ふ正せい黃旗きはた漢かん軍ぐん、光ひかり緒いとぐち十じゅう五ご年ねん己おのれ丑うし（1889）進士しんし楊鍾羲之これ女おんな）。
  • 胞兄裕ひろし厚あつし，兵部ひょうぶ武庫むこ司し筆ひつ帖じょう式しき。妻つま額がく哲あきら特とく氏し（父ちち正せい黃旗きはた蒙こうむ古こ長明ちょうめい，祖父そふ柏かしわ春はる；祖そ伯父おじ署しょ理り兩りょう廣こう總督そうとく柏かしわ貴たか，繼妻けいさい尚しょう氏し（父ちち內務府ふ正せい白旗しらはた漢かん軍ぐん、雲南うんなん開化かいか府ふ知ち府ふ廣こう裕ひろし，祖父そふ內務府ふ員いん外郎ういろう兼佐かねさ領りょう善ぜん慶けい，曾祖そうそ熱ねつ河かわ總そう管かん尚なお福ふく海かい，堂どう姑しゅうと尚なお佳けい氏し封ふう道どう光こう帝みかど之の豫よ嬪））。
  • 胞姊鄂卓爾なんじ氏し，嫁よめ正せい白旗しらはた滿みつる洲しゅう、貴き州しゅう貴き東ひがし兵備へいび道どう佟佳氏し多た文ぶん（父ちち嘉よしみ慶けい己おのれ巳み恩おん科か翰林かんりん、雲南うんなん麗うらら江府こうふ知とも府ふ玉たま綬）。
• 胞姊鄂卓爾なんじ氏し，嫁よめ鑲藍旗き滿まん洲しゅう赫舍里さと氏し英えい錀；其父佛ふつ寶たから，姑しゅうと母はは赫舍里さと氏し嫁よめ鑲紅旗き滿まん洲しゅう、重慶たーちん府ふ知ち府ふ他た塔とう喇氏長ちょう敬けい（父ちち陝甘總督そうとく裕泰ひろやす，子こ光こう緒いとぐち六ろく年ねん進士しんし志こころざし銳するど、光ひかり緒いとぐち九きゅう年ねん癸みずのと未み科か進士しんし志こころざし鈞ひとし (光ひかり緒いとぐち進士しんし)，侄女光こう緒いとぐち帝みかど珍ちん妃ひ）。
• 妻つま西林にしばやし覺さとし羅ら氏し（父ちち正せい紅べに旗き滿まん洲しゅう、四川綏定府知府增貴，祖父そふ浙江せっこう嚴げん州しゅう府ふ知ち府ふ松まつ海かい；胞姊西林にしばやし覺さとし羅ら氏し，繼つぎ配はい嫁よめ宗室そうしつ毓彩（父ちち同どう治ち六ろく年ねん丁ちょう卯しげる科か舉人、度ど支部しぶ尚書しょうしょ宗室そうしつ溥頲，先祖せんぞ成なり哲あきら親王しんのう永えい瑆）。
• 兒こ熙棟。妻つま愛あい新しん覺さとし羅ら氏し（生なま父系ふけい光こう緒いとぐち二に年ねん（1876年ねん）丙へい子こ恩おん科か二に甲かぶと進士しんし、正せい藍あい旗はた宗室そうしつ會かい章あきら；生母せいぼ他た塔とう喇氏，鑲紅旗き滿まん洲しゅう、禮れい部ぶ侍さむらい郎ろう長ちょう敘之女おんな、陜甘總督そうとく裕泰ひろやす之これ孫まご女おんな；養父ようふ光こう緒いとぐち九きゅう年ねん癸みずのと未み（1883年ねん）科か榜眼、正せい藍あい旗はた宗室そうしつ壽ことぶき耆）。
• 女おんな鄂卓爾なんじ氏し，嫁よめ鑲黃旗はた蒙こうむ古こ羅ら壽ひさし松まつ（父ちち陝甘總督そうとく多た羅ら特とく氏し升ます允まこと，祖父そふ咸豐癸みずのと丑うし繙譯進士しんし訥仁）。

參まいり見み

官かん銜
前任ぜんにん： 貴き恆つね	刑部おさかべ滿みつる尚書しょうしょ 光ひかり緒いとぐち二に十じゅう八はち年ねん十じゅう二に月がつ甲かぶと辰たつ－光こう緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん八はち月がつ壬みずのえ申さる （1903年ねん1月がつ16日にち－1903年ねん10月がつ11日にち）	繼つぎ任にん： 奎俊
前任ぜんにん： 世よ續つづけ	禮れい部ぶ滿まん尚書しょうしょ 光ひかり緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん八はち月がつ壬みずのえ申さる－光こう緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん九きゅう月がつ丙へい申さる （1903年ねん10月がつ11日にち－1903年ねん11月4日にち）	繼つぎ任にん： 溥良
前任ぜんにん： 那な桐きり	戶部とべ滿みつる尚書しょうしょ 光ひかり緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん九きゅう月がつ丙へい申さる－光こう緒いとぐち三さん十じゅう一いち年ねん十一月じゅういちがつ己おのれ卯う （1903年ねん11月4日にち－1905年ねん12月6日にち）	繼つぎ任にん： 鐵てつ良りょう
前任ぜんにん： 無む定員ていいん	軍機ぐんき大臣だいじん上じょう學習がくしゅう行ぎょう走はし 光ひかり緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん九きゅう月がつ丙へい申さる－光こう緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん十二月じゅうにがつ己おのれ卯う （1903年ねん11月4日にち－1904年ねん2月がつ15日にち）	繼つぎ任にん： 無む定員ていいん
前任ぜんにん： 無む定員ていいん	軍機ぐんき大臣だいじん 光ひかり緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん十二月じゅうにがつ己おのれ卯う－光こう緒いとぐち三さん十じゅう二に年ねん九きゅう月がつ甲きのえ寅とら （1904年ねん2月がつ15日にち－1906年ねん11月6日にち）	繼つぎ任にん： 無む定員ていいん
前任ぜんにん： 職務しょくむ首くび創そう	學部がくぶ尚書しょうしょ 光ひかり緒いとぐち三さん十じゅう一いち年ねん十一月じゅういちがつ己おのれ卯う－宣せん統すべ二に年ねん二に月がつ丙へい申さる （1905年ねん12月6日にち－1910年ねん4月がつ1日にち）	繼つぎ任にん： 唐から景けい崇たかし
前任ぜんにん： 無む定員ていいん	協きょう辦大學士がくし 光ひかり緒いとぐち三さん十じゅう一いち年ねん十じゅう二に月がつ辛からし亥い－宣せん統すべ三さん年ねん四よん月がつ戊つちのえ寅とら （1906年ねん1月がつ7日にち－1911年ねん5月がつ8日にち）	繼つぎ任にん： 無む定員ていいん
前任ぜんにん： 葛かずら寶たから華はな	禮れい部ぶ尚書しょうしょ 宣せん統すべ二に年ねん二に月がつ丙へい申さる－宣せん統すべ三さん年ねん四よん月がつ戊つちのえ寅とら （1910年ねん4月がつ1日にち－1911年ねん5月がつ8日にち）	繼つぎ任にん： 職務しょくむ裁さい撤
前任ぜんにん： 職務しょくむ首くび創そう	弼德院いん副ふく院長いんちょう 宣せん統すべ三さん年ねん四よん月がつ戊つちのえ寅とら－宣せん統すべ三さん年ねん六ろく月がつ十じゅう五ご日にち （1911年ねん5月がつ8日にち－1911年ねん7月がつ10日とおか）	繼つぎ任にん： 鄒嘉來らい
前任ぜんにん： 陸りく潤じゅん庠	弼德院いん院長いんちょう 宣せん統すべ三さん年ねん六ろく月がつ十じゅう五ご日にち－宣せん統すべ三さん年ねん九きゅう月がつ十じゅう一いち日にち （1911年ねん7月がつ10日とおか－1911年ねん11月1日にち）	繼つぎ任にん： 奕劻
前任ぜんにん： 無む定員ていいん	弼德院いん顧問こもん大臣だいじん 宣せん統すべ三さん年ねん九きゅう月がつ十じゅう一いち日にち－宣せん統すべ三さん年ねん十二月じゅうにがつ二に十じゅう九きゅう日にち （1911年ねん11月1日にち－1912年ねん2月がつ12日にち）	繼つぎ任にん： 職務しょくむ裁さい撤