馬うま仲なか英えい

馬うま仲なか英えい
別名べつめい	馬うま步あゆみ英えい
暱稱	尕司令れい、雷電らいでん將軍しょうぐん
性別せいべつ	男おとこ
出生しゅっしょう	1910年ねん 清朝せいちょう甘肅かんせい省しょう蘭あららぎ州しゅう府ふ河かわ州しゅう
逝世	1937年ねん（27歲さい） 蘇そ聯れん莫斯科か
國籍こくせき	清朝せいちょう（1894年ねん–1911年ねん） 中華民國ちゅうかみんこく（1912年ねん–1925年ねん） 中華民國ちゅうかみんこく（1925年ねん–1937年ねん）
政黨せいとう	中國ちゅうごく國民黨こくみんとう
軍ぐん種しゅ	國民こくみん革命かくめい軍ぐん
服役ふくえき年ねん份	1925年ねん -1937年ねん
軍ぐん銜	中將ちゅうじょう
統率とうそつ	中央ちゅうおう陸軍りくぐん新編しんぺん第だい三さん十じゅう六ろく師し
參與さんよ戰爭せんそう	第だい四よん次じ河かわ湟事變じへん 中原なかはら大戰たいせん 新しん疆戰爭そう 哈密暴動ぼうどう 阿おもね克かつ蘇そ戰役せんえき 托たく克かつ遜へりくだ戰役せんえき 賽さい克かつ孜つとむ塔とう什戰役やく 第だい一いち次じ喀什戰役せんえき 第だい一いち次じ迪すすむ化か戰役せんえき 第だい二に次じ迪すすむ化か戰役せんえき 第だい二に次じ喀什戰役せんえき 蘇そ聯れん入いれ侵おかせ新しん疆 頭あたま屯たむろ河かわ戰役せんえき 達いたる坂城さかき之これ戰せん 葉は爾なんじ羌戰役やく 英吉えいきち沙すな戰役せんえき 婼羌暴動ぼうどう
學歷がくれき 青海あおみ陸軍りくぐん軍ぐん校こう肄業 中央ちゅうおう陸軍りくぐん軍ぐん官かん學校がっこう步兵ほへい科か畢業 莫斯科か國立こくりつ大學だいがく畢業
經歷けいれき 甘肅かんせい馬うま家か軍ぐん連れん長ちょう，營長 中央ちゅうおう陸軍りくぐん新編しんぺん第だい三さん十じゅう六ろく師し師長もろなが

馬うま仲なか英えい中將ちゅうじょう

馬うま仲なか英えい中將ちゅうじょう

國民こくみん革命かくめい軍ぐん中央ちゅうおう陸軍りくぐん新編しんぺん第だい三さん十じゅう六ろく師し師長もろなが馬ば仲なか英すぐる，瑞みず典てん探險たんけん家か斯文しぶん·赫定攝と於1934年ねん

馬うま仲なか英えい（1910年ねん—1937年ねん），原名げんめい步ふ英えい，字じ子こ才ざい，人稱にんしょう「尕司令しれい」、「雷電らいでん將軍しょうぐん」。甘肅かんせい臨夏人ひと，回かい族ぞく軍閥ぐんばつ。其父馬うま寶たから與あずか馬うま步あゆみ芳かおる、馬うま步あゆみ青あお的てき父親ちちおや青海あおみ省しょう主席しゅせき馬うま麒為ため堂どう兄弟きょうだい，後ご因いん為ため和馬かずま步ふ芳よし交惡，將はた原名げんめい「步あゆみ英えい」改名かいめい「仲なか英すぐる」。　

生平おいだいら

征戰せいせん甘肅かんせい

1924年ねん，14歲さい的てき馬うま仲なか英えい加入かにゅう穆きよし斯林民兵みんぺい。他た參與さんよ了りょう甘肅かんせい反對はんたい馮玉祥ぎょくしょう國民こくみん軍ぐん勢力せいりょく的てき叛亂はんらん，甚至還かえ與あずか自己じこ的てき親おや人じん作戰さくせん，其中包括ほうかつ繼續けいぞく為ため國民黨こくみんとう軍ぐん效力こうりょく的てき叔公軍閥ぐんばつ馬うま麟。 他た還かえ在ざい叛亂はんらん期間きかん屠殺とさつ藏人くろうど。

馬うま仲なか英えい佔領了りょう河かわ州しゅう，並なみ擊げき敗はい了りょう派は來らい從したがえ他た手中しゅちゅう奪回だっかい河かわ州しゅう的てき馬うま麟軍隊たい。 然しか而，他た的てき指揮しき官かん（也是他た的てき叔叔）馬うま古こ昌あきら卻鬆了りょう口氣こうき，因いん為ため他た沒ぼつ有ゆう接せっ到いた命令めいれい就佔領りょう了りょう河かわ州しゅう。1929年ねん4月がつ，馬うま仲なか英えい從したがえ國民こくみん軍ぐん手中しゅちゅう奪取だっしゅ甘肅かんせい省しょう會かい蘭あららぎ州しゅう，但ただし最終さいしゅう被ひ國民こくみん軍ぐん擊げき敗はい並なみ驅逐くちく。西道さいどう堂どう派は回かい族ぞく穆きよし斯林和わ桃もも州しゅう藏人くらんど遭到馬ば仲なか英えい及其部下ぶか回かい族ぞく士し兵へい的てき襲擊しゅうげき，西道さいどう堂どう回かい族ぞく穆きよし斯林驚おどろき慌失措，紛紛ふんぷん外がい逃。

1928年ねん春はる，西北せいほく軍閥ぐんばつ馮玉祥ぎょくしょう的てき部隊ぶたい國民こくみん軍ぐん在ざい甘肅かんせい河かわ州しゅう逮捕たいほ處決しょけつ了りょう身み為ため馬うま麒手下てした的てき營長馬うま寶たから。在ざい青海せいかい陸軍りくぐん軍ぐん校こう學習がくしゅう的てき馬うま仲なか英えい聞訊後ご率りつ6名めい好こう友とも反はん叛，襲擊しゅうげき一いち隊たい國民こくみん軍ぐん運輸うんゆ隊たい，繳獲大だい批武器き。到達とうたつ河かわ州しゅう後ご，召集しょうしゅう當地とうち兩りょう三さん萬民ばんみん眾建立こんりゅう武裝ぶそう「黑くろ虎とら吸馮軍ぐん」，自稱じしょう司令しれい，並なみ任命にんめい馬うま廷賢為ため副ふく司令しれい。因よし為ため馬ば仲なか英えい當時とうじ只ただ有ゆう17虛きょ歲とし，被ひ稱しょう為ため「尕司令れい」。馬うま仲なか英えい三度圍攻河州。是ぜ為ため第だい四よん次じ河かわ湟事變じへん。

1928年ねん夏なつ末まつ，甘肅かんせい省しょう政府せいふ主席しゅせき劉りゅう郁いく芬遣や兵へい調ちょう將はた，集結しゅうけつ了りょう國民こくみん軍ぐん吉よし鴻ひろし昌あきら、孫まご連れん仲なか、佟麟閣かく等とう部ぶ六ろく萬まん之これ眾，兵へい分ぶん三さん路ろ，攻擊こうげき馬ば仲なか英えい部ぶ。馬うま仲なか英えい兵へい敗はい岷州，南みなみ撤進入藏いりくら區く。馮玉祥ぎょくしょう任命にんめい吉よし鴻ひろし昌あきら為ため第だい三さん十じゅう一いち師し師長もろなが，接せっ佟麟閣かく的てき第だい十じゅう一いち師し，追擊ついげき馬ば仲なか英えい。12月馬うま仲なか英えい攻おさむ打だ西にし寧やすし，被ひ孫まご連れん仲なか阻擊，轉てん而攻下か湟源。馬うま仲なか英えい一路いちろ撤退てったい，率りつ部ぶ進入しんにゅう騰あが格かく里さと沙漠さばく，沿北草地くさじ到達とうたつ定てい遠どお營（今いま阿おもね拉ひしげ善ぜん左ひだり旗はた）。

當時とうじ馬うま步あゆみ芳原よしはら本ほん想そう響ひびき應おう馬ば仲なか英すぐる，由ゆかり青海あおみ化か隆たかし率りつ部ぶ至いたり積せき石山いしやま癿藏鎮約やく馬うま全ぜん欽起おこり事ごと。馬うま全ぜん欽因為ため恨馬廷賢，所以ゆえん派は部ぶ屬ぞく孔あな海山みやま去さ癿藏勸すすむ阻馬步ふ芳よし。馬うま步あゆみ芳よし接受せつじゅ馬ば全ぜん欽的勸すすむ阻返回かい化か隆たかし。

進攻しんこう寧やすし夏なつ

1929年ねん4月がつ初馬はつま仲なか英えい率りつ騎兵きへい兩りょう萬まん人にん到達とうたつ定てい遠どお營（今いま阿おもね拉ひしげ善ぜん左ひだり旗はた），在ざい定じょう遠どお營住了りょう四よん天てん，馬うま仲なか英えい指揮しき「西北せいほく邊べ防ぼう聯盟れんめい軍ぐん」，4月がつ12日にち出で蘇そ峪口，經けい寧やすし朔さく縣けん（今こん銀川ぎんかわ新城しんじょう）攻おさむ打だ銀川ぎんかわ。寧やすし朔さく縣けん城じょう的てき滿まん營將軍ぐん常連じょうれん對馬つしま仲なか英えい說せつ:「欲よく成しげる大事だいじ，須得人心じんしん，寧やすし夏なつ防ぼう務つとむ空虛くうきょ，可か以垂手しゅ而得。」常連じょうれん建議けんぎ馬ば仲なか英えい進入しんにゅう銀川ぎんかわ後ご不要ふよう亂らん殺ころせ平民へいみん，要よう和わ地方ちほう人士じんし合作がっさく。4月13日にち早はや晨，進攻しんこう銀川ぎんかわ。寧やすし夏なつ省しょう主席しゅせき門もん致中只ただ有ゆう三さん百多人的手槍衛隊，帶たい着ぎ十多個護衛出南門逃到了大だい壩，在ざい電報でんぽう局きょく給きゅう劉りゅう郁いく芬報告ほうこく了りょう銀川ぎんかわ失しつ守もり的てき情況じょうきょう。馬うま仲なか英えい部隊ぶたい只ただ用よう了りょう一個多小時便攻破銀川西門，進しん城後じょうご大だい街まち小しょう巷ちまた搜さがせ殺ころせ，凡穿軍裝ぐんそう、制服せいふく或ある穿ほじ灰色はいいろ衣服いふく且留分ぶん頭あたま的てき人じん，尤ゆう其是操みさお直じき、魯、豫よ口こう音おと的てき人じん一旦當場格殺，機關きかん單位たんい統すべ統すべ搗毀，財物ざいぶつ洗あらい劫こう一いち空そら。馮玉祥ぎょくしょう開ひらき辦的西北せいほく銀行ぎんこう被ひ清きよし抄しょう，鈔票成なり捆地抬到門口かどぐち大だい街がい上じょう用よう大刀たち剁得粉碎ふんさい，白はく洋ひろし則のり成なり箱ばこ抬走。寧やすし夏なつ省しょう政府せいふ秘書ひしょ長ちょう趙ちょう雪田ゆきた淋煤油ゆ自じ焚。

甘肅かんせい省しょう主席しゅせき劉りゅう郁いく芬派は吉よし鴻ひろし昌あきら的てき三さん十じゅう一いち師し、李り掄祥的てき二に十じゅう二に師し、鄭てい大だい章あきら的てき騎兵きへい師し星夜せいや由よし甘肅かんせい馳はせ援寧夏なつ。吉よし鴻ひろし昌あきら率りつ部ぶ由ゆかり鎮番經けい涼りょう州しゅう、古こ浪なみ、中なか衛まもる向こう銀川ぎんかわ兼けん程ほど前進ぜんしん，5月初はつ到達とうたつ中ちゅう衛まもる，遇ぐう到いた從したがえ銀川ぎんかわ逃來的てき寧やすし夏なつ省しょう建設けんせつ廳ちょう長ちょう魏ぎ鴻おおとり發はつ，了解りょうかい馬ば仲なか英えい攻おさむ佔銀川かわ的てき情況じょうきょう。門もん致中也ちゅうや在中ざいちゅう衛まもる，與吉よきち鴻おおとり昌あきら會かい晤時吉よし鴻ひろし昌あきら態度たいど冷淡れいたん。在中ざいちゅう衛まもる休きゅう整せい3天てん，吉よし鴻ひろし昌あきら率りつ部ぶ繼續けいぞく沿黃河北かほく上じょう，進駐しんちゅう距離きょり大だい壩約やく二に十じゅう里さと的てき廣こう武ぶ，門もん致中第だい七なな軍ぐん馮安邦くに旅たび也趕到。馮玉祥ぎょくしょう電でん令れい吉よし鴻ひろし昌あきら三日內在不糜爛地方的前提下收復寧夏。

馬うま仲なか英えい認みとめ為ため形勢けいせい有利ゆうり，決定けってい久ひさし駐ちゅう銀川ぎんかわ佔據寧やすし夏なつ，派兵はへい攻おさむ打だ銀ぎん北きた的てき平ひら羅ら縣けん城じょう。駐ちゅう防ぼう平ひらた羅ら和かず石せき嘴くちばし山やま的てき是ぜ蘇そ雨あめ生せい的てき國民こくみん軍ぐん騎兵きへい第だい四よん師し。雙方そうほう展開てんかい攻おさむ城じょう守もり城じょう戰せん鬥多日び。馬うま仲なか英えい在ざい大だい壩、小しょう壩設置せっち防ぼう線せん，阻止そし吉よし鴻ひろし昌あきら部ぶ北上ほくじょう。兩りょう軍ぐん大だい壩決戰けっせん後ご，馬うま仲なか英えい兵へい敗はい，放棄ほうき銀川ぎんかわ逃往平ひら羅ら。

被ひ蔣收編へん

1929年ねん與吉よきち鴻おおとり昌あきら兩次りょうじ作戰さくせん之これ後ご被かむ馬うま鴻ひろし逵收おさむ編へん，馬うま仲なか英えい自己じこ去さ了りょう北平きたひら。據よりどころ說せつ曾受到蔣介石せき的てき接見せっけん，蔣還試ためし圖ず推薦すいせん他た去さ中央ちゅうおう軍ぐん校こう學習がくしゅう。此間他た還かえ加入かにゅう了りょう中國ちゅうごく國民黨こくみんとう，並なみ以作戰さくせん參謀さんぼう的てき身み份參加さんか中原なかはら大戰たいせん。

1930年ねん馬うま仲なか英えい重じゅう回かい甘肅かんせい，召集しょうしゅう舊きゅう部ぶ攻おさむ取と甘あま州しゅう（張ちょう掖わき），自稱じしょう「甘あま寧やすし青あお聯れん軍ぐん總そう司令しれい」，佔領了りょう肅州（酒さけ泉いずみ）。1931年ねん於張ちょう掖わき成立せいりつ「河西かさい省しょう行政ぎょうせい委員いいん會かい」自任じにん主席しゅせき，旋因青海せいかい陸軍りくぐん新編しんぺん第だい九きゅう師し師長もろなが馬うま步あゆみ芳かおる攻おさむ佔張ちょう掖わき而退至いたり安西あんざい縣けん。

馬うま仲なか英えい此時遇ぐう到いた了りょう在ざい新しん疆反對はんたい金きむ樹いつき仁ひとし的てき哈密和かず加か尼あま牙きば孜つとむ遣や赴南京なんきん的てき特使とくし堯樂博はく斯。堯樂博はく斯勸說せつ馬ば仲なか英すぐる到いた新しん疆發展はってん。馬うま仲なか英正ひでまさ被ひ馬うま步あゆみ芳よし打だ得とく很狼狽ろうばい，於是一いち拍はく即そく合ごう，領りょう兵へい入にゅう疆。

征戰せいせん新しん疆

1931年ねん初夏しょか，馬うま仲なか英えい率りつ領りょう400多た人じん，帶おび着ぎ不ふ到いた100條じょう槍やり，他た們夜襲やしゅう星ほし星ぼし峽かい，之これ後ご攻おさむ佔哈密みつ漢かん城じょう的てき新城しんじょう，而金樹じゅ仁じん的てき守もり軍ぐん固守こしゅ老ろう城しろ。金きむ樹いつき仁じん派は魯效祖そ為ため東路あずまじ剿匪總そう司令しれい，盛もり世才せさい為ため參謀さんぼう長ちょう率りつ1500人にん解かい哈密之の圍かこえ，被ひ馬うま仲なか英えい200人にん的てき騎兵きへい擊げき敗はい。馬うま仲なか英也ひでや在ざい戰せん鬥中受傷じゅしょう。金きむ樹いつき仁じん調ちょう集しゅう6500人的じんてき省しょう軍ぐん防衛ぼうえい新しん疆首府しゅふ迪すすむ化か，命いのち伊い犁屯墾使張ちょう培つちかえ元もと解かい救すくい圍かこえ困こま半年はんとし的てき哈密城じょう，迅速じんそく將はた馬うま仲なか英えい擊退げきたい，馬うま仲なか英えい弟おとうと馬うま仲なか傑すぐる戰死せんし。

馬うま仲なか英えい因いん傷きず重じゅう撤回てっかい甘肅かんせい。馬うま步あゆみ芳よし此時已やめ經けい佔領甘あま州しゅう、肅州。馬うま仲なか英えい在ざい新しん疆的勝利しょうり震動しんどう西北せいほく，馬うま步あゆみ芳かおる把わ肅州（酒さけ泉いずみ）等地とうち劃給馬ば仲なか英えい管轄かんかつ。南京なんきん國民こくみん政府せいふ將はた馬うま仲なか英えい任命にんめい為ため中央ちゅうおう陸軍りくぐん新編しんぺん第だい36師し師長もろなが。馬うま仲なか英えい部ぶ在ざい甘肅かんせい整頓せいとん練兵れんぺい。

1932年ねん，金きむ樹いつき仁じん任用にんよう盛もり世才せさい進しん剿和かず加か尼あま牙きば孜つとむ的てき哈密軍ぐん。和かず加か尼あま牙きば孜つとむ再さい次つぎ請馬仲なか英すぐる入にゅう疆。馬うま派手はで下馬げば世よ明あきら、馬うま全ぜん祿ろく率りつ部ぶ進入しんにゅう新しん疆，分別ふんべつ攻おさむ佔吐魯番ばん和わ襲擊しゅうげき迪すすむ化か。

1933年ねん1月がつ，馬うま仲なか英えい率りつ領りょう6000多た人じん進軍しんぐん新しん疆，佔領新しん疆東部ぶ。4月12日にち，迪すすむ化か金きん樹じゅ仁手にって下か的てき歸化きか軍ぐん（白しろ俄にわか軍隊ぐんたい）和わ東北とうほく抗日こうにち義勇軍ぎゆうぐん舊きゅう部ぶ反はん叛，推盛世才せさい為ため新しん疆督辦。盛もり世才せさい以高官こうかん厚あつ祿ろく誘さそえ使し騷擾そうじょう迪すすむ化か附近ふきん的てき馬うま全ぜん祿ろく手下てした的てき馬うま德とく祥さち殺ころせ死し馬ば全ぜん祿ろく，收おさむ編へん了りょう馬ば全ぜん祿ろく部ぶ2000餘人よにん。又また利用りよう和かず加か尼あま牙きば孜つとむ和馬かずま仲なか英えい的てき矛盾むじゅん離間りかん他た們，使つかい馬ば仲なか英えい得とく不ふ到いた當地とうち人的じんてき支持しじ。6月，盛もり世才せさい在ざい紫むらさき泥どろ泉いずみ擊げき敗はい馬ば仲なか英すぐる，馬うま退すさ守もり吐魯番ばん。

盛もり世才せさい以俘虜とりこ一個馬仲英手下的日本にっぽん人為じんい藉口しゃこう，宣せん稱しょう馬ば是ぜ「日本にっぽん帝國ていこく主義しゅぎ的てき走狗そうく」。但ただし其實事實じじつ是ぜ當時とうじ馬うま仲なか英えい手下てした什麼いんも人じん都と有ゆう（從したがえ突厥系けい的てき維吾爾なんじ哈薩克人かつと、國民黨こくみんとう籍せき、舊きゅう北洋ほくよう派は系けい甚至共產黨きょうさんとう），日本にっぽん的てき勢力せいりょく和馬かずま相しょう距甚遠とお。

他た就像騎き着ぎ白馬はくば的てき騎士きし，在ざい第だい四よん個こ封印ふういん被ひ打破だは時じ出現しゅつげん：「我わが看み到いた一いち匹ひき白馬はくば：騎き在ざい他た身上しんじょう的てき名字みょうじ是ぜ死亡しぼう，地獄じごく也跟着ぎ他た。」 他た們被賦ふ予よ了りょう統治とうち地球ちきゅう四よん分ふん之の一いち的てき權力けんりょく，可か以用刀劍とうけん和野わの獸じゅう來らい殺戮さつりく。

斯文しぶん·赫定，

之これ後ご盛もり世才せさい和馬かずま仲なか英えい經過けいか短たん暫的談判だんぱん，於當年ねん10月がつ再さい次つぎ開戰かいせん。馬うま仲なか英えい攻おさむ打だ孚まこと遠とお，在ざい達いたる坂城さかき戰敗せんぱい盛もり世才せさい；馬手めて下馬げば赫英攻おさむ打だ塔とう城じょう。

11月12日にち（一說いっせつ12月がつ12日にち）南みなみ疆的當地とうち民族みんぞく在ざい喀什成立せいりつ東ひがし突厥斯坦伊い斯蘭共和きょうわ國こく，推舉和かず加か尼あま牙きば孜つとむ為ため總統そうとう，沙すな比ひ提つつみ大毛おおけ拉ひしげ為ため總理そうり。

12月，盛もり世才せさい在ざい迪すすむ化か與あずか蘇そ聯れん代表だいひょう波は哥丁簽署了りょう秘密ひみつ協定きょうてい。1933年ねん年ねん底そこ，在ざい伊い犁張ちょう培つちかえ元もと表示ひょうじ要よう和馬かずま仲なか英えい合作がっさく。1934年ねん1月がつ1日にち張ちょう培つちかえ元もと佔領塔とう城じょう，繳獲大量たいりょう蘇そ聯れん援助えんじょ盛もり世才せさい的てき軍ぐん火ひ物資ぶっし。蘇そ聯れん紅べに軍ぐん一個師入疆迅速殲滅了張培元部。1月20日にち，省しょう軍ぐん開進かいしん伊寧いねい，史し稱しょう蘇そ聯れん入いれ侵おかせ新しん疆。

1月がつ12日にち，馬うま仲なか英えい攻擊こうげき迪すすむ化か，盛もり世才せさい守もり城じょう不利ふり。1月18日にち蘇そ軍ぐん派は空軍くうぐん轟とどろき炸馬仲なか英えい部ぶ。1月底そこ殲滅せんめつ張はり培つちかえ元もと的てき蘇そ軍ぐん東進とうしん。頭あたま屯たむろ河かわ戰役せんえき，2月がつ1日にち被ひ馬うま仲なか英えい伏ふく擊げき，但ただし在ざい之これ後ご的てき戰せん鬥中擊げき敗はい馬ば軍ぐん。馬うま仲なか英えい退すさ到達とうたつ坂城さかき，展開てんかい達いたる坂城さかき之これ戰せん。3月がつ蘇そ軍ぐん在ざい飛ひ機き、大だい炮的優勢ゆうせい下か擊げき敗はい馬ば仲なか英えい。馬うま仲なか英えい逃往南みなみ疆。

在ざい此前2月がつ6日にち馬うま仲なか英えい手しゅ下馬げば占うらない倉くら、馬うま福元ふくもと等ひとし佔領喀什，消滅しょうめつ了りょう東ひがし土ど耳みみ其斯坦ひろし伊い斯蘭共和きょうわ國こく。7月がつ馬うま仲なか英えい、和かず加か尼あま牙きば孜つとむ的てき武裝ぶそう徹底てってい消滅しょうめつ了りょう東ひがし突勢力せいりょく，馬うま發表はっぴょう聲明せいめい，譴責けんせき盛もり世才せさい是ぜ蘇そ聯れん的てき代理人だいりにん，表示ひょうじ效こう忠ちゅう南京なんきん的てき國民こくみん政府せいふ。馬うま仲なか英えい希望きぼう得え到いた中ちゅう亞あ的てき英國えいこく人的じんてき援助えんじょ，但ただし這個願望がんぼう沒ぼつ有ゆう實現じつげん。8月，盛もり世才せさい部隊ぶたい攻おさむ佔喀什。9月，盛もり世才せさい的てき省しょう軍ぐん和馬かずま軍ぐん新しん36師し達成たっせい停戰ていせん協議きょうぎ。

前ぜん往蘇聯れん

1934年ねん7月がつ，馬うま仲なか英えい在ざい周圍しゅうい的てき共產黨きょうさんとう員いん的てき影響えいきょう下帶したおび領りょう200多た名めい骨幹こっかん到いた蘇そ聯れん學習がくしゅう。馬うま本人ほんにん學習がくしゅう飛ひ機き駕が駛。次つぎ年ねん，中國ちゅうごく工こう農のう紅べに軍ぐん西にし路ろ軍ぐん進入しんにゅう甘肅かんせい，馬うま仲なか英和ひでかず蘇そ聯れん人じん準備じゅんび迎むかえ西にし路ろ軍ぐん入にゅう疆，因いん後來こうらい西にし路ろ軍兵ぐんびょう敗はい沒ぼつ有ゆう成功せいこう。同年どうねん，他た把わ一盤錄音派人帶到南疆他的新36師し舊きゅう部ぶ。錄音ろくおん中ちゅう說せつ：「中國ちゅうごく目前もくぜん的てき形勢けいせい，外患がいかん日び益えき逼近，內政日び益えき腐敗ふはい，賣國ばいこく賊ぞく無恥むち地ち賣國ばいこく，日本にっぽん帝國ていこく主義しゅぎ毫無忌憚きたん侵おかせ佔我國こく領土りょうど，西北せいほく地區ちく也到了りょう危急ききゅう關頭かんとう。我わが們要準備じゅんび抗戰こうせん！消極しょうきょく就要當とう亡國ぼうこく奴やつ！同志どうし們，本ほん師長もろなが不ふ久ひさ就要領りょう導しるべ大家たいか向むかい光明こうめい的てき大道だいどう前進ぜんしん！」

馬うま仲なか英えい最後さいご的てき結局けっきょく有ゆう多種たしゅ說法せっぽう：

1. 1936年ねん在ざい莫斯科か被ひ殺ころせ；
2. 1937-38年ねん在ざい蘇そ聯れん大だい清きよし洗あらい中ちゅう被ひ殺ころせ（盛もり世才せさい《新しん疆十じゅう年ねん回かい憶錄》）；
3. 二戰前在蘇聯學習飛機駕駛失事；
4. 援助えんじょ西にし班はん牙きば內戰犧牲ぎせい；
5. 大だい清きよし洗あらい時じ被ひ逮捕たいほ，後ご參與さんよ了りょう蘇そ德いさお戰爭せんそう並なみ於中犧牲ぎせい（康かん斯坦丁ひのと·羅ら科か索さく夫おっと斯基《軍人ぐんじん的てき天職てんしょく》）。

據よりどころ蘇そ聯れん解かい密みつNKVD信しん件けん，35年ねん起おこり拉ひしげ攏馬仲なか英すぐる，並なみ與あずか新しん36師し建立こんりゅう貿易ぼうえき聯れん繫。1937年ねん新しん36師し徹底てってい瓦解がかい，被ひ盛もり世才せさい收おさむ編へん。

據よりどころ2012年ねん蘭あららぎ州しゅう大學だいがく學者がくしゃ赴前蘇そ聯れん地區ちく研究けんきゅう表明ひょうめい，馬うま仲なか英えい很可能かのう在ざい盛もり世才せさい的てき要求ようきゅう下か於1937年ねん被ひ斯大林下りんか令れい殺害さつがい。

對たい後世こうせい的てき影響えいきょう

馬うま仲なか英えい在ざい新しん疆的征戰せいせん為ため後來こうらい新しん疆的發展はってん留とめ下か了りょう深遠しんえん的てき影響えいきょう：

• 盛もり世才せさい為ため了りょう抵禦馬ば仲なか英えい而投靠もたれ蘇そ聯れん，使つかい新しん疆成了りょう一いち個こ親おや共ども的てき地區ちく。但ただし盛もり世才せさい如此行為こうい全ぜん為ため形勢けいせい所しょ迫はさま，後來こうらい他た就轉向てんこう反共はんきょう。
• 新しん疆的部分ぶぶん「疆獨」人士じんし的てき口くち號ごう「殺ころせ漢かん滅めつ回かい」，把わ同樣どうよう信奉しんぽう伊い斯蘭教きょう的てき回かい族ぞく列れつ為ため敵てき人じん，源みなもと自じ馬うま仲なか英えい的てき回かい族ぞく武裝ぶそう和南わなみ疆分裂ぶんれつ分子ぶんし的てき衝突しょうとつ。

文學ぶんがく作品さくひん

馬うま仲なか英えい騎き於馬上じょう，瑞みず典てん探險たんけん家か斯文しぶん·赫定攝と於1934年ねん

大だい馬うま的てき逃亡とうぼう

1934年ねん，曾發現はつげん樓ろう蘭らん古城こじょう的てき瑞みず典てん探險たんけん家か斯文しぶん·赫定最後さいご一いち次じ中國ちゅうごく探險たんけん，在ざい哈密城じょう外的がいてき戈ほこ壁かべ灘なだ上じょう，遇ぐう到いた逃亡とうぼう中ちゅう的てき馬うま仲なか英えい。赫定為ため馬ば仲なか英えい的てき年とし輕けい和わ傳奇でんき所しょ激動げきどう，回國かいこく後ご寫うつし下か《大だい馬うま的てき逃亡とうぼう》（英文えいぶん：Big Horse's Flight: The Trail of War in Central Asia）一いち書しょ。

西にし去さ的てき騎手きしゅ

中國ちゅうごく當代とうだい作家さっか紅べに柯描述馬ば仲なか英えい傳奇でんき生涯しょうがい的てき長篇ちょうへん小說しょうせつ《西にし去さ的てき騎手きしゅ》是ぜ第だい六ろく屆とどけ茅かや盾たて文學ぶんがく獎入にゅう圍かこえ作品さくひん，雲南うんなん人民じんみん出版しゅっぱん社しゃ出版しゅっぱん。部分ぶぶん曾發表はっぴょう於《長城ちょうじょう》雜誌ざっし，2000年ねん1月がつ。

家族かぞく

馬うま仲なか英えい父親ちちおや為ため馬ば寶たから，祖父そふ為ため馬うま海うみ晏七なな弟おとうと馬うま海淵かいえん。

馬うま仲なか英之ひでゆき胞弟馬ば仲なか傑すぐる，年方としかた十九じゅっく，英えい勇いさみ善戰ぜんせん。率りつ部ぶ從したがえ鎮西ちんぜい出發しゅっぱつ在ざい木き壘るい河かわ與あずか省しょう軍ぐん一いち個こ連れん相しょう遇ぐう，幾いく小しょう時じ便びん結束けっそく了りょう戰せん鬥。

參考さんこう資料しりょう

• 馬うま仲なか英えい傳でん略りゃく（頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於互聯網もう檔案館かん）
• 「東ひがし突國」鬧劇70年ねん--究竟くっきょう誰だれ是ぜ幕まく後ご的てき「導しるべ演えんじ」（頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於互聯網もう檔案館かん）
• 馬うま仲なか英えい小傳しょうでん（頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於互聯網もう檔案館かん）
• 馬うま仲なか英えい與あずか「河かわ湟事變じへん」述じゅつ評ひょう