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気候変動とアフリカ
気候 きこう 変動 へんどう とアフリカ
作成 さくせい :斉藤 さいとう 龍一郎 りゅういちろう *
*(特 とく 活 かつ )アフリカ日本 にっぽん 協議 きょうぎ 会 かい 理事 りじ 、生存 せいぞん 学 がく 研究所 けんきゅうじょ 運営 うんえい 委員 いいん
◆グローバル・エイズ・アップデイト
◆アフリカとSARS-CoV-2
◆アフリカの保健 ほけん ・医療 いりょう
◆アフリカと自然 しぜん 環境 かんきょう ・野生 やせい 生物 せいぶつ
◆グローバル・エイズ・アップデイト
◆Gender in Africa
◆アフリカの子 こ ども
◆アフリカ障害 しょうがい 者 しゃ の10年 ねん
◆アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ (TICAD)
◆アフリカとアメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく
◆アフリカと中国 ちゅうごく
◆アフリカと日本 にっぽん 企業 きぎょう
◆アフリカとスポーツ
◆アフリカとサッカー
◆アフリカの食料 しょくりょう ・農業 のうぎょう 問題 もんだい
◆アフリカの石油 せきゆ 、資源 しげん
◆アフリカのICT
◆アフリカ熱帯 ねったい 林 りん の課題 かだい と日本 にっぽん
◆ケニア共和 きょうわ 国 こく Republic of Kenya 大統領 だいとうりょう 選挙 せんきょ と騒乱 そうらん
◆ソマリア海賊 かいぞく 対策 たいさく と自衛隊 じえいたい 派遣 はけん 問題 もんだい
◆日本 にっぽん ・ブラジル・モザンビーク三角 さんかく 協力 きょうりょく プロジェクトPro SAVANAを問 と う
◆反 はん アパルトヘイト運動 うんどう
◆ アフリカの熱帯 ねったい 林 りん の現状 げんじょう :メディア報道 ほうどう
◆アルジェリア民主 みんしゅ 人民 じんみん 共和 きょうわ 国 こく /アンゴラ共和 きょうわ 国 こく /ウガンダ共和 きょうわ 国 こく /エジプト・アラブ共和 きょうわ 国 こく /エスワティニ王国 おうこく (旧 きゅう :スワジランド王国 おうこく ) /エチオピア連邦 れんぽう 民主 みんしゅ 共和 きょうわ 国 こく /エリトリア国 こく /ガーナ共和 きょうわ 国 こく /カーボヴェルデ共和 きょうわ 国 こく /ガボン共和 きょうわ 国 こく /カメルーン共和 きょうわ 国 こく /ガンビア共和 きょうわ 国 こく /ギニア共和 きょうわ 国 こく /ギニアビサウ共和 きょうわ 国 こく /ケニア共和 きょうわ 国 こく /コートジボワール共和 きょうわ 国 こく /コモロ連合 れんごう /コンゴ共和 きょうわ 国 こく /コンゴ民主 みんしゅ 共和 きょうわ 国 こく /サハラ・アラブ民主 みんしゅ 共和 きょうわ 国 こく /サントメ・プリンシペ民主 みんしゅ 共和 きょうわ 国 こく /ザンビア共和 きょうわ 国 こく /シエラレオネ共和 きょうわ 国 こく /ジンバブエ共和 きょうわ 国 こく /スーダン共和 きょうわ 国 こく /スペイン領 りょう カナリア諸島 かなりあしょとう /セーシェル共和 きょうわ 国 こく /赤道 せきどう ギニア共和 きょうわ 国 こく /セネガル共和 きょうわ 国 こく /ソマリア民主 みんしゅ 共和 きょうわ 国 こく /タンザニア連合 れんごう 共和 きょうわ 国 こく /チャド共和 きょうわ 国 こく /チュニジア共和 きょうわ 国 こく /中央 ちゅうおう アフリカ共和 きょうわ 国 こく /トーゴ共和 きょうわ 国 こく /ナイジェリア連邦 れんぽう 共和 きょうわ 国 こく /ナミビア共和 きょうわ 国 こく /ニジェール共和 きょうわ 国 こく /ブルキナファソ /ブルンジ共和 きょうわ 国 こく /ベナン共和 きょうわ 国 こく /ボツワナ共和 きょうわ 国 こく /マダガスカル共和 きょうわ 国 こく /マラウイ共和 きょうわ 国 こく /マリ共和 きょうわ 国 こく /南 みなみ アフリカ共和 きょうわ 国 こく /南 みなみ スーダン共和 きょうわ 国 こく /モーリシャス共和 きょうわ 国 こく /モーリタニア・イスラム共和 きょうわ 国 こく /モザンビーク共和 きょうわ 国 こく /モロッコ王国 おうこく /リビア(旧 きゅう 大 だい リビア・アラブ社会 しゃかい 主義 しゅぎ 人民 じんみん ジャマーヒリーヤ国 こく ) /リベリア共和 きょうわ 国 こく /ルワンダ共和 きょうわ 国 こく /レソト王国 おうこく
※外務省 がいむしょう ウェブサイトを基 もと に、国名 こくめい を表記 ひょうき しています。
◆2002/11/01 環境省 かんきょうしょう 気候 きこう 変動 へんどう 及 およ び持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ に関 かん するデリー閣僚 かくりょう 宣言 せんげん (仮 かり 訳 やく )
◆2002/12/31 気象庁 きしょうちょう 気候 きこう 変動 へんどう 監視 かんし レポート2002〜1.1 2002年 ねん の世界 せかい の天候 てんこう
◆2003/03/16 第 だい 3回 かい 世界 せかい 水 すい フォーラム アフリカでの気候 きこう 変動 へんどう と水 みず 資源 しげん に対 たい する影響 えいきょう
◆2004/07/23 地球 ちきゅう 観測 かんそく 研究 けんきゅう センター 土壌 どじょう 水分 すいぶん から知 し るアフリカの季 き 節 ぶし 変化 へんか
◆2004/12/16 EICネット アフリカにおける気候 きこう 変動 へんどう 影響 えいきょう と貧困 ひんこん に関 かん するレポートを発表 はっぴょう
◆2004/12/20 地球 ちきゅう が見 み える サハラ沙漠 さばく の湖 みずうみ 、チャド湖 こ を訪 おとず れる緑 みどり のじゅうたん
◆2004/12/27 エコロジーオンライン 【イギリス発 はつ 】アフリカの気候 きこう 変動 へんどう 影響 えいきょう と貧困 ひんこん レポートを発表 はっぴょう
◆2005/03/18 外務省 がいむしょう G8環境 かんきょう ・開発 かいはつ 大臣 だいじん 会合 かいごう (概要 がいよう と評価 ひょうか )
◆2005/03/18 外務省 がいむしょう 森林 しんりん 違法 いほう 伐採 ばっさい 対策 たいさく に関 かん するG8閣僚 かくりょう 声明 せいめい (骨子 こっし )
◆2005/03/19 環境省 かんきょうしょう G8環境 かんきょう ・開発 かいはつ 大臣 だいじん 会合 かいごう の結果 けっか について
◆2005/03/19 環境省 かんきょうしょう 2005年 ねん G8環境 かんきょう ・開発 かいはつ 大臣 だいじん 会合 かいごう でとりまとめられた文書 ぶんしょ (暫定 ざんてい 版 ばん )(仮 かり 訳 やく )
◆2005/05/01 New Internationalist 雪 ゆき の息子 むすこ の怒 いか り 気候 きこう 変動 へんどう に揺 ゆ さぶられる東 ひがし アフリカの民族 みんぞく
◆2005/06/09 日本 にっぽん 学術 がくじゅつ 会議 かいぎ G8サミットに向 む けた各国 かっこく 学術 がくじゅつ 会議 かいぎ の共同 きょうどう 声明 せいめい
◆2005/07/03 Africa CSO Alert G8サミットにもっとアフリカの声 こえ を
◆2005/07/08 英国 えいこく 大使館 たいしかん アフリカと気候 きこう 変動 へんどう
◆2005/07/15 首相 しゅしょう 官邸 かんてい 議長 ぎちょう 総括 そうかつ 、グレンイーグルズ・サミット、7月 がつ 8日 にち
◆2005/10/03 エコロジーオンライン 【ケニア発 はつ 】地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か による最大 さいだい の犠牲 ぎせい 者 しゃ はアフリカか
◆2007/10/04 FujiSankei Business i. 日本 にっぽん 企業 きぎょう が年内 ねんない 排出 はいしゅつ 権 けん 量 りょう 1億 おく トン...削減 さくげん 目標 もくひょう 達成 たっせい へ権利 けんり 獲得 かくとく
◆2005/10/21 Wired News アフリカで深刻 しんこく な地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう
◆2006/05/17 CSR NEWS アフリカの気候 きこう 変動 へんどう 調査 ちょうさ に6,000 万 まん 米 あめりか ドル
◆2006/06/29 しんぶん赤旗 あかはた 気候 きこう 変動 へんどう ・アフリカ重視 じゅうし
◆2006/07/17 ほっとけない 世界 せかい のまずしさ G8サミット2006
◆2006/09/16 外務省 がいむしょう 気候 きこう 変動 へんどう 枠 わく 組 ぐみ 条約 じょうやく 第 だい 12回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP12)及 およ び京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 第 だい 2回 かい 締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう (COP/MOP2)閣僚 かくりょう 準備 じゅんび 会合 かいごう (概要 がいよう と評価 ひょうか )
◆2006/09/19 経済 けいざい 産業 さんぎょう 省 しょう 気候 きこう 変動 へんどう 枠 わく 組 ぐみ 条約 じょうやく 第 だい 12回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP12)及 およ び京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 第 だい 2回 かい 締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう (COP/MOP2)の準備 じゅんび のための非公式 ひこうしき 閣僚 かくりょう 会合 かいごう 結果 けっか について
◆2006/09/20 ICLEI Japan アフリカで気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する国際 こくさい 会議 かいぎ が開催 かいさい
◆2006/11/05 EICネット UNEP 気候 きこう 変動 へんどう とアフリカ、気候 きこう 変動 へんどう と世界 せかい 遺産 いさん に関 かん する報告 ほうこく 書 しょ を公表 こうひょう 10億 おく 本 ほん の植林 しょくりん キャンペーンも開始 かいし
◆2006/11/06 WWF 気候 きこう 変動 へんどう はアフリカの発展 はってん を阻害 そがい している
◆2006/11/07 WWF アフリカを脅 おびや かす気候 きこう 変動 へんどう 〜ナイロビ会議 かいぎ 始 はじ まる
◆2006/11/15 地球 ちきゅう 環境 かんきょう 戦略 せんりゃく 研究 けんきゅう 機関 きかん COP12及 およ びCOP/MOP2ハイライト
◆2006/11/17 JANJAN 気候 きこう 変動 へんどう に耐 た えうるアフリカに必要 ひつよう な多額 たがく の援助 えんじょ
◆2006/11/23 JANJAN アフリカ:変動 へんどう する気候 きこう 、変動 へんどう する生活 せいかつ
◆2007/01/15 AFP BB News ドイツ・アフリカ協力 きょうりょく 会議 かいぎ 、ナイジェリアが気候 きこう 変動 へんどう 対処 たいしょ への支援 しえん を要請 ようせい - ガーナ
◆2007/02/08 温 あつし 「断 だん 」化 か ニュース アフリカ連合 れんごう サミット、気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく を決議 けつぎ
◆2007/02/20 温 あつし 「断 だん 」化 か ニュース 世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん 、アフリカ諸国 しょこく の気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく 支援 しえん を強化 きょうか
◆2007/03/08 JANJAN 砂漠 さばく 化 か と闘 たたか うアフリカ
◆2007/04/06 JANJAN 減少 げんしょう する森林 しんりん
◆2007/04/10 英国 えいこく 大使館 たいしかん 気候 きこう 変動 へんどう は現在 げんざい 進行 しんこう 中 ちゅう :世界 せかい は緊急 きんきゅう の対応 たいおう を必要 ひつよう としている
◆2007/04/16 首相 しゅしょう 官邸 かんてい 日本 にっぽん ・イタリア共和 きょうわ 国 こく 共同 きょうどう 記者 きしゃ 会見 かいけん
◆2007/04/23 毎日新聞 まいにちしんぶん 気候 きこう 変動 へんどう サミット:潘 はん 新 しん 体制 たいせい 、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし に強 つよ い意欲 いよく
◆2007/04/23 毎日新聞 まいにちしんぶん 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう :「来年 らいねん にも気候 きこう 変動 へんどう でサミット開 ひら きたい」
◆2007/06/05 駐 ちゅう 日 にち 欧州 おうしゅう 委員 いいん 会 かい 代表 だいひょう 部 ぶ 第 だい 16回 かい 日 び ・EU定期 ていき 首脳 しゅのう 協議 きょうぎ 共同 きょうどう プレス声明 せいめい
◆2007/06/17 AFP BB News 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう 「ダルフール紛争 ふんそう は気候 きこう 変動 へんどう が原因 げんいん 」
◆2007/06/28 NHK BS1 <シリーズ 地球 ちきゅう は訴 うった える>環境 かんきょう 難民 なんみん の時代 じだい (再 さい )
◆2007/07/01 AFRICA RENEWAL 気候 きこう 変動 へんどう :アフリカは緊急 きんきゅう の取 と り組 く みを必要 ひつよう としている
◆2007/07/09 AFP BB News 環境 かんきょう 保護 ほご コンサート「ライブ・アース」、世界 せかい 9都市 とし 同時 どうじ 開催 かいさい
◆2007/07/15 JANJAN スーダン:紛争 ふんそう と結 むす びつける国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく
◆2007/07/18 yomiuri.co.jp 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう 、気候 きこう 変動 へんどう 会合 かいごう に米 べい 大統領 だいとうりょう の出席 しゅっせき 要請 ようせい
◆2007/07/27 ECO JAPAN 追 お い詰 つ められるアジアとアフリカ 飢餓 きが 人口 じんこう が8000万 まん 人 にん も増加 ぞうか
◆2007/08/02 NIKKEI NET 三菱総研 みつびしそうけん 、マダガスカルでの「吸収 きゅうしゅう 源 げん CDMの方法 ほうほう 論 ろん 」をCDM理事 りじ 会 かい が承認 しょうにん
◆2007/08/06 しんぶん赤旗 あかはた 米 べい の大 だい 企業 きぎょう 経営 けいえい 者 しゃ が温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 強化 きょうか 支持 しじ
◆2007/08/08 asahi.com 異常 いじょう 気象 きしょう 、世界 せかい 各地 かくち で記録 きろく 的 てき WMO、今年 ことし 前半 ぜんはん まとめ
◆2007/08/09 wiredvision 「成層圏 せいそうけん にエアロゾル放出 ほうしゅつ 」は温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 最後 さいご の切 き り札 ふだ か?
◆2007/08/18 asahi.com 潘 はん 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう 「温暖 おんだん 化 か は最 さい 重要 じゅうよう 課題 かだい 」 会見 かいけん で強調 きょうちょう
◆2007/08/26 AFP BB News 独 どく メルケル首相 しゅしょう 、中国 ちゅうごく 、日本 にっぽん での首脳 しゅのう 会談 かいだん に向 む けて出発 しゅっぱつ
◆2007/08/28 NIKKEI NET 三菱重工 みつびしじゅうこう 、地熱 じねつ 発電 はつでん プラントをケニア公社 こうしゃ から受注 じゅちゅう
◆2007/08/28 NIKKEI NET 三菱重工 みつびしじゅうこう 、ケニア電力 でんりょく 公社 こうしゃ から地熱 じねつ 発電 はつでん プラントを受注 じゅちゅう
◆2007/09/01 asahi.com 「先進 せんしん 国 こく 、温室 おんしつ ガス40%削減 さくげん を」国連 こくれん 部会 ぶかい 、採択 さいたく し閉会 へいかい
◆2007/09/02 AFP BB News インドネシア、熱帯 ねったい 雨林 うりん を守 まも るために8か国 こく の提携 ていけい を呼 よ びかけ
◆2007/09/03 AFP BB News 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう で地図 ちず を大幅 おおはば 修正 しゅうせい 、タイムズ世界 せかい 地図 ちず 帳 ちょう 最新 さいしん 版 ばん
◆2007/09/04 時事 じじ ドットコム ポスト京都 きょうと 交渉 こうしょう へ特別 とくべつ 代表 だいひょう =中国 ちゅうごく
◆2007/09/04 NIKKEI NET 「ポスト京都 きょうと 」担当 たんとう 、中国 ちゅうごく が特別 とくべつ 代表 だいひょう ・対策 たいさく 組織 そしき も設置 せっち
◆2007/09/04 nikkei BP net 三菱重工 みつびしじゅうこう 、ケニア向 む け地熱 じねつ 発電 はつでん プラントを受注 じゅちゅう
◆2007/09/11 外務省 がいむしょう 気候 きこう 変動 へんどう 、クリーンエネルギー及 およ び持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ に関 かん する第 だい 3回 かい 閣僚 かくりょう 級 きゅう 対話 たいわ 概要 がいよう と評価 ひょうか
◆2007/09/12 yomiuri.co.jp 「地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 」が紛争 ふんそう の種 たね にも...英 えい 研究所 けんきゅうじょ が警告 けいこく 、対策 たいさく 訴 うった え
◆2007/09/15 毎日新聞 まいにちしんぶん グローバル・アイ:温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の制約 せいやく 省 しょう 資源 しげん との両立 りょうりつ に知恵 ちえ を=西川 にしかわ 恵 めぐみ
◆2007/09/16 AFP BB News 砂漠 さばく 化 か 対処 たいしょ の国連 こくれん 会議 かいぎ 不調 ふちょう に終 お わる、NGO報告 ほうこく
◆2007/09/20 農業 のうぎょう 情報 じょうほう 研究所 けんきゅうじょ (WAPIC) 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の農業 のうぎょう 生産 せいさん への影響 えいきょう 世界 せかい 地域 ちいき ・国 くに ・国内 こくない ごとの初 はじ めての予測 よそく
◆2007/09/23 AFP BB News オゾン層 そう 破壊 はかい 物質 ぶっしつ の全廃 ぜんぱい 期限 きげん 前倒 まえだお しに、モントリオール議定 ぎてい 書 しょ の締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう
◆2007/09/24 外務省 がいむしょう 森 もり 喜朗 よしろう 総理 そうり 特使 とくし による国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう ハイレベル会合 かいごう におけるステートメント
◆2007/09/24 外務省 がいむしょう 国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう に関 かん するハイレベル会合 かいごう 概要 がいよう と評価 ひょうか
◆2007/09/25 asahi.com 温暖 おんだん 化 か 国連 こくれん 会合 かいごう 始 はじ まる 首脳 しゅのう 70人 にん 以上 いじょう が参加 さんか
◆2007/09/25 nikkansports.com 「自然 しぜん の変動 へんどう の範囲 はんい を超 こ えている」
◆2007/09/25 JANJAN 環境 かんきょう :地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か は農業 のうぎょう の崩壊 ほうかい に繋 つな がる
◆2007/09/26 外務省 がいむしょう 米国 べいこく 主催 しゅさい の気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する主要 しゅよう 経済 けいざい 国 こく 会合 かいごう への高村 たかむら 外務 がいむ 大臣 だいじん の出席 しゅっせき について
◆2007/09/28 外務省 がいむしょう エネルギー安全 あんぜん 保障 ほしょう と気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する主要 しゅよう 経済 けいざい 国 こく 会合 かいごう 概要 がいよう と評価 ひょうか
◆2007/10/15 AFP BB News 英 えい 連邦 れんぽう 53か国 こく 、財務 ざいむ 相 しょう 会議 かいぎ で気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく を協議 きょうぎ
◆2007/10/17 毎日新聞 まいにちしんぶん WFP事務 じむ 局長 きょくちょう :「気候 きこう 変動 へんどう 、食糧 しょくりょう 供給 きょうきゅう の脅威 きょうい 」 アフリカの生産 せいさん 、半減 はんげん の恐 おそ れ
◆2007/10/18 MSN産経 さんけい ニュース 気候 きこう 変動 へんどう でアナン氏 し 団体 だんたい 、貧困 ひんこん 国 こく への影響 えいきょう テーマに
◆2007/10/19 Ecolomy IPCCパチャウリ議長 ぎちょう 、マータイ氏 し の魅力 みりょく (07/10/19)
◆2007/10/20 jp.reuters.com UPDATE1: 7カ国 かこく 財務 ざいむ 相 しょう ・中央 ちゅうおう 銀行 ぎんこう 総裁 そうさい 会議 かいぎ (G7 じーせぶん )共同 きょうどう 声明 せいめい の要旨 ようし
◆2007/10/22 cnn.co.jp 海水 かいすい 面 めん 上昇 じょうしょう で21の大都市 だいとし が危機 きき に、東京 とうきょう や大阪 おおさか も 地球 ちきゅう 白書 はくしょ
◆2007/10/23 worldwatch-japan.org 【地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 】東京 とうきょう や大阪 おおさか などの大都市 だいとし が海面 かいめん 上昇 じょうしょう で危機 きき に(地球 ちきゅう 白書 はくしょ )
◆2007/10/24 時事 じじ ドットコム 40年 ねん ぶり同時 どうじ 発生 はっせい 、猛暑 もうしょ に影響 えいきょう ?=インド洋 いんどよう と太平洋 たいへいよう の異常 いじょう 現象 げんしょう −海洋 かいよう 機構 きこう
◆2007/10/26 外務省 がいむしょう 気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する非公式 ひこうしき 閣僚 かくりょう 会合 かいごう 10月 がつ 23〜25日 にち 、於インドネシア・ボゴール 概要 がいよう と評価 ひょうか
◆2007/10/26 AFP BB News 国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく が公表 こうひょう した「地球 ちきゅう 環境 かんきょう 概況 がいきょう 4」の要点 ようてん
◆2007/10/30 外務省 がいむしょう 第 だい 62回 かい 国連 こくれん 総会 そうかい 第 だい 二 に 委員 いいん 会 かい :議題 ぎだい 54「持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ 」における神余 かなまり 隆博 たかひろ 国連 こくれん 大使 たいし ステートメント(仮 かり 訳 やく )
◆2007/11/01 JANJAN サミットへ向 む けNGO集 つど う・新 あら たな危機 きき も訴 うった え
◆2007/11/05 nikkei BP net 利用 りよう される?ノーベル平和 へいわ 賞 しょう [前編 ぜんぺん ]
◆2007/11/05 JANJAN 温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし に向 む けて『まず行動 こうどう しよう』
◆2007/11/09 AFP BB News 国連 こくれん 、アフリカ大陸 たいりく 海岸 かいがん 線 せん の3分 ぶん の1が浸食 しんしょく されると予測 よそく
◆2007/11/12 中国 ちゅうごく 新聞 しんぶん 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で「横浜 よこはま 宣言 せんげん 」 来年 らいねん 、アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ
◆2007/11/12 usfl.com 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で「横浜 よこはま 宣言 せんげん 」 来年 らいねん 、アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ
◆2007/11/14 JANJAN 温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし に向 む けて『まず行動 こうどう を』(全訳 ぜんやく 記事 きじ )
◆2007/11/17 asahi.com 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 「今後 こんご 20年 ねん の努力 どりょく 重要 じゅうよう 」 IPCC統合 とうごう 報告 ほうこく
◆2007/11/18 asahi.com 原油 げんゆ 増産 ぞうさん 協議 きょうぎ は12月 じゅうにがつ OPEC おぺっく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ 閉幕 へいまく
◆2007/11/19 北京 ぺきん 週報 しゅうほう 中国 ちゅうごく 、気候 きこう 変動 へんどう の対応 たいおう に協力 きょうりょく するよう呼 よ びかけ
◆2007/11/20 asahi.com 中 ちゅう 韓 かん 「日 にち 朝 ちょう 進展 しんてん に期待 きたい 」 首脳 しゅのう 会議 かいぎ 首相 しゅしょう 「清算 せいさん へ努力 どりょく 」
◆2007/11/28 NIKKEI NET 水不足 みずぶそく 、新 あら たに18億 おく 人 にん 被害 ひがい ・国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく が報告 ほうこく 書 しょ
◆2007/11/30 外務省 がいむしょう 国際 こくさい シンポジウム「気候 きこう 変動 へんどう と人間 にんげん の安全 あんぜん 保障 ほしょう 」の開催 かいさい について
◆2007/12/03 外務省 がいむしょう 「エネルギー供給 きょうきゅう の安定 あんてい と気候 きこう 保全 ほぜん を推進 すいしん する外交 がいこう 政策 せいさく 」外相 がいしょう 会議 かいぎ について
◆2007/12/04 外務省 がいむしょう 「エネルギー供給 きょうきゅう の安定 あんてい と気候 きこう 保全 ほぜん を推進 すいしん する外交 がいこう 政策 せいさく 」外相 がいしょう 会議 かいぎ (概要 がいよう と評価 ひょうか )
◆2007/12/07 NIKKEI NET EU、アフリカ連合 れんごう と戦略 せんりゃく 協定 きょうてい ・温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく など連携 れんけい
◆2007/12/08 中日新聞 ちゅうにちしんぶん <地球 ちきゅう 発熱 はつねつ 序章 じょしょう ・大国 たいこく の思惑 おもわく >1 対立 たいりつ の構図 こうず 、「京都 きょうと 」以前 いぜん に後退 こうたい 警戒 けいかい
◆2007/12/13 JANJAN カナダ:森林 しんりん 活性 かっせい 化 か で温暖 おんだん 化 か 緩和 かんわ に希望 きぼう ?
◆2007/12/27 AFP BB News 気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい 、すべてを変 か えた2007年 ねん
◆2007/12/28 AFP BB News 今年 ことし の自然 しぜん 災害 さいがい の発生 はっせい 件数 けんすう は過去 かこ 最悪 さいあく 、気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう か
◆2008/01/04 AFP BB News 2008年 ねん の世界 せかい 気温 きおん は若干 じゃっかん 低下 ていか 、英国 えいこく 気象庁 きしょうちょう など予測 よそく
◆2008/01/06 中日新聞 ちゅうにちしんぶん 政府 せいふ 、41カ国 かこく に重点 じゅうてん 支援 しえん 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で主導 しゅどう 権 けん 狙 ねら い
◆2008/01/06 中国 ちゅうごく 新聞 しんぶん 政府 せいふ 、41カ国 かこく に重点 じゅうてん 支援 しえん 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で主導 しゅどう 権 けん 狙 ねら い '08/1/6
◆2008/01/06 JANJAN インド:気候 きこう 変動 へんどう は深刻 しんこく な安全 あんぜん 保障 ほしょう 上 じょう の脅威 きょうい と報告 ほうこく 書 しょ (全訳 ぜんやく 記事 きじ )
◆2008/01/08 中日新聞 ちゅうにちしんぶん 温暖 おんだん 化 か 関連 かんれん の災害 さいがい 拡大 かくだい 過去 かこ 25年 ねん で4−6倍 ばい に
◆2008/01/10 AFP BB News 【図解 ずかい 】原油 げんゆ 価格 かかく 高騰 こうとう 、環境 かんきょう にもたらす功罪 こうざい
◆2008/01/14 AFP BB News 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で「原子力 げんしりょく 発電 はつでん 」に追 お い風 かぜ 、英 えい 政府 せいふ が原発 げんぱつ 新設 しんせつ の方針 ほうしん
◆2008/01/25 HNK 温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の取 と り組 く み強化 きょうか を
◆2008/01/26 外務省 がいむしょう 「クールアース・パートナーシップ」気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく における開発途上国 かいはつとじょうこく 支援 しえん のための資金 しきん メカニズム
◆2008/02/03 東京 とうきょう 新聞 しんぶん 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 100億 おく ドル支援 しえん 第 だい 1弾 だん アフリカ4カ国 かこく 候補 こうほ に 外務省 がいむしょう 、週内 しゅうない に現地 げんち 派遣 はけん
◆2008/02/09 AFP BB News 気温 きおん 上昇 じょうしょう でコーヒー農園 のうえん が消 き える? ウガンダで高 たか まる懸念 けねん
◆2008/02/20 MSN産経 さんけい ニュース/usfl.com 温暖 おんだん 化 か で6億 おく 人 にん が栄養 えいよう 不足 ふそく アフリカで2060年 ねん までに
◆2008/02/21 JANJAN WWFインターナショナル 気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい で、日本 にっぽん にリーダーシップを求 もと める
◆2008/02/22 AFP BB News 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か が新種 しんしゅ 伝染 でんせん 病 びょう の流行 りゅうこう を加速 かそく 、米 べい 研究 けんきゅう 報告 ほうこく
◆2008/02/23 AJFアフリカひろばvol.25 ゆらぐ地球 ちきゅう 環境 かんきょう の中 なか のアフリカ @東京 とうきょう
◆2008/02/25 Tech insight 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か が新 あら たな伝染 でんせん 病 びょう を生 う んでいる?
◆2008/02/25 西日本 にしにほん 新聞 しんぶん 政府 せいふ アフリカ2国 こく に18億 おく 円 えん セネガルとマダガスカル 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を支援 しえん
◆2008/02/26 JANJAN アフリカ、南 みなみ アジア、気候 きこう 変動 へんどう で飢饉 ききん の可能 かのう 性 せい も(全訳 ぜんやく 記事 きじ )
◆2008/02/29 JANJAN 途上 とじょう 国 こく を対象 たいしょう にした『天候 てんこう 保険 ほけん 』、実現 じつげん 化 か への可能 かのう 性 せい
◆2008/03/03 swissinfo.ch バーゼル動物 どうぶつ 園 えん 、グードル研究所 けんきゅうじょ を支援 しえん
◆2008/03/06 時事 じじ ドットコム 2008/03/06-18:56 過去 かこ 最多 さいた 15カ国 かこく を招待 しょうたい へ=アフリカ、気候 きこう 重視 じゅうし −洞爺湖 とうやこ サミット
◆2008/03/07 外務省 がいむしょう セネガル共和 きょうわ 国 こく に対 たい するノン・プロジェクト無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん について
◆2008/03/07 財団 ざいだん 法人 ほうじん ケア・インターナショナル ジャパン 国際 こくさい 女性 じょせい デーに際 さい して 気候 きこう 変動 へんどう が男女 だんじょ 間 あいだ の不平等 ふびょうどう を悪化 あっか させる可能 かのう 性 せい
◆2008/03/09 asahi.com アフリカ 縮 ちぢ む巨大 きょだい 湖 こ 、蚊 か の巣窟 そうくつ に マラリアが高地 こうち にも
◆2008/03/11 外務省 がいむしょう マダガスカル共和 きょうわ 国 こく に対 たい するノン・プロジェクト無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん について
◆2008/03/16 中国 ちゅうごく 新聞 しんぶん 途上 とじょう 国 こく から思 おも わぬ反発 はんぱつ 環境 かんきょう G2 じーつー 0
◆2008/03/17 yomiuri.co.jp 「環境 かんきょう 技術 ぎじゅつ 、世界 せかい へ」外相 がいしょう 、アフリカ支援 しえん も
◆2008/03/21 asahi.com 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 「日本 にっぽん 構想 こうそう へ参加 さんか を」 外相 がいしょう 、アフリカ諸国 しょこく に
◆2008/03/24 nikkei BP net 三井住友銀行 みついすみともぎんこう 、企業 きぎょう の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 活動 かつどう を総合 そうごう 的 てき に支援 しえん するプログラムを開始 かいし
◆2008/04/05 NIKKEI NET 英 えい 首相 しゅしょう 、南 なん ア・豪 ごう 首脳 しゅのう らと温暖 おんだん 化 か などで会議 かいぎ
◆2008/04/11 47NEWS 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で海外 かいがい 資金 しきん アフリカ行動 こうどう 計画 けいかく の草案 そうあん
◆2008/04/15 毎日新聞 まいにちしんぶん 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か :オラフ・ショーベンUNDP開発 かいはつ 政策 せいさく 局長 きょくちょう に聞 き く
◆2008/04/15 毎日新聞 まいにちしんぶん 温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん :途上 とじょう 国 こく の歩調 ほちょう 乱 みだ れ、多様 たよう な思惑 おもわく 交錯 こうさく --温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく へ特別 とくべつ 作業 さぎょう 部会 ぶかい
◆2008/04/19 NIKKEI NET 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か と食料 しょくりょう 難 なん の関係 かんけい 指摘 してき ・パリ会合 かいごう で危機 きき 感 かん 共有 きょうゆう
◆2008/04/18 外務省 がいむしょう 第 だい 3回 かい エネルギー安全 あんぜん 保障 ほしょう と気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する主要 しゅよう 経済 けいざい 国 こく 会合 かいごう 概要 がいよう と評価 ひょうか
◆2008/04/30 asahi.com モーリタニア・シンゲッティ……砂 すな と闘 たたか う町 まち
◆2008/05/02 yomiuri.co.jp 日 にち 中 ちゅう で途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 、温暖 おんだん 化 か でも共同 きょうどう 文書 ぶんしょ ...首脳 しゅのう 会談 かいだん で合意 ごうい へ
◆2008/05/11 毎日新聞 まいにちしんぶん アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ :共同 きょうどう 文書 ぶんしょ が判明 はんめい 、日本 にっぽん の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 支持 しじ 横浜 よこはま で28日 にち 開幕 かいまく
◆2008/05/12 毎日新聞 まいにちしんぶん 社説 しゃせつ :温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 「部門 ぶもん 別 べつ 」だけで乗 の り切 き れない
◆2008/05/19 NIKKEI NET アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ 、CO2排出 はいしゅつ 実質 じっしつ ゼロ 神奈川 かながわ 県 けん 、森林 しんりん 整備 せいび で相殺 そうさい
◆2008/05/22 asahi.com ウガンダ…大 だい 洪水 こうずい の襲来 しゅうらい
◆2008/05/23 時事 じじ ドットコム 2008/05/23-17:20 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の「先頭 せんとう に立 た つ」=自民 じみん 中堅 ちゅうけん と懇談 こんだん −福田 ふくだ 首相 しゅしょう
◆2008/05/26 asahi.com 温室 おんしつ ガス「50年 ねん には半減 はんげん 」 G8環境 かんきょう 相 しょう 、大筋 おおすじ で一致 いっち
◆2008/05/28 MSN産経 さんけい ニュース アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ 環境 かんきょう ・気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい を討議 とうぎ
◆2008/05/28 NIKKEI NET アフリカ各国 かっこく 、日本 にっぽん の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 支持 しじ へ
◆2008/05/29 外務省 がいむしょう アフリカの気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく に関 かん するパートナーシップ構築 こうちく のための「日 にち ・UNDP共同 きょうどう 枠 わく 組 ぐみ 」
◆2008/05/29 ohmynews.co.jp 「クールアース」構想 こうそう 、5年 ねん で100億 おく ドルをアフリカへ
◆2008/05/29 asahi.com 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 基金 ききん 、5700億 おく 円 えん 40カ国 かこく 参加 さんか へ
◆2008/05/29 毎日新聞 まいにちしんぶん アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ :参加 さんか 国 こく 「温暖 おんだん 化 か で被害 ひがい 」強調 きょうちょう
◆2008/05/29 時事 じじ ドットコム 2008/05/28-19:15 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で国際 こくさい 連帯 れんたい を=産油 さんゆ 国 こく に負担 ふたん 求 もと める−アフリカ首脳 しゅのう
◆2008/05/29 時事 じじ ドットコム 2008/05/29-15:51 9210万 まん ドルを拠出 きょしゅつ =アフリカの気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく で−政府 せいふ
◆2008/06/02 yomiuri.co.jp 福田 ふくだ 首相 しゅしょう 、メルケル独 どく 首相 しゅしょう と初 はつ の会談 かいだん 実施 じっし
◆2008/06/02 毎日新聞 まいにちしんぶん OECD:4日 にち からパリで閣僚 かくりょう 理事 りじ 会 かい 温暖 おんだん 化 か 初 はつ の議題 ぎだい に
◆2008/06/03 NIKKEI NET OECD閣僚 かくりょう 理 り 、食料 しょくりょう ・気候 きこう 変動 へんどう をBRICsと討議 とうぎ
◆2008/06/05 毎日新聞 まいにちしんぶん OECD:温暖 おんだん 化 か を初 はつ 討議 とうぎ 閣僚 かくりょう 理事 りじ 会 かい が開幕 かいまく
◆2008/06/12 AFP BB News 2020年 ねん までにキリマンジャロの雪 ゆき が消滅 しょうめつ 、国連 こくれん 報告 ほうこく 書 しょ
◆2008/06/19 ECO マネジメント 先進 せんしん 国 こく の“正義 まさよし ”が問 と われる 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい でのアフリカ支援 しえん
◆2008/07/06 asahi.com 温室 おんしつ ガス削減 さくげん 、国 くに 別 べつ 総量 そうりょう 目標 もくひょう を策定 さくてい へ 米 こめ 含 ふく む先進 せんしん 国 こく
◆2008/07/07 毎日新聞 まいにちしんぶん 北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット:温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい 、アフリカの関心 かんしん 薄 うす く 日本 にっぽん 、取 と り込 こ み戦略 せんりゃく 失敗 しっぱい ?
◆2008/07/09 asahi.com 洞爺湖 とうやこ サミットが閉幕 へいまく 首相 しゅしょう 、温室 おんしつ ガス削減 さくげん 合意 ごうい を評価 ひょうか
◆2008/07/09 外務省 がいむしょう 気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく 円 えん 借款 しゃっかん の具体 ぐたい 的 てき な実施 じっし のあり方 かた 等 とう について
◆2008/07/10 asahi.com 温室 おんしつ ガス「2050年 ねん 半減 はんげん 」世界 せかい 目標 もくひょう に
◆2008/07/10 JANJAN 【G8洞爺湖 とうやこ サミット オルタナティブ】福田 ふくだ 首相 しゅしょう 温暖 おんだん 化 か ほか具体 ぐたい 的 てき 道筋 みちすじ 示 しめ せず
◆2008/07/22 エコロジーシンフォニー 米国 べいこく 家 か 情報 じょうほう 会議 かいぎ 、温暖 おんだん 化 か 進行 しんこう で「安全 あんぜん 保障 ほしょう に影響 えいきょう 」と報告 ほうこく
◆2008/07/31 毎日新聞 まいにちしんぶん 温室 おんしつ 効果 こうか ガス:南 なん アが削減 さくげん 長期 ちょうき 計画 けいかく 新興 しんこう 国 こく で初 はつ 規制 きせい
◆2008/08/11 CNETニュース デル、カーボンニュートラル化 か 達成 たっせい を発表 はっぴょう
◆2008/08/22 AFP BB News 京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 後 ご の枠組 わくぐ み目指 めざ しアクラ会議 かいぎ が開幕 かいまく
◆2008/08/25 nikkei BP net アフリカ諸国 しょこく が「ポスト京都 きょうと 」を左右 さゆう する?
◆2008/08/27 AFP BB News 西 にし アフリカの海岸 かいがん も水没 すいぼつ の危機 きき 、ドイツ専門 せんもん 家 か が指摘 してき
◆2008/08/30 JANJAN アフリカ:ワンガリ・マータイ「森林 しんりん と砂漠 さばく のたたかい」
◆2008/09/05 cri 国連 こくれん 高官 こうかん 、中国 ちゅうごく のクリーン開発 かいはつ プロジェクトを評価 ひょうか
◆2008/12/12 外務省 がいむしょう アフリカの気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく に関 かん するパートナーシップ構築 こうちく のための「日 にち ・UNDP共同 きょうどう 枠 わく 組 ぐみ 」
◆2009/01/19 ecool [環境 かんきょう CSR]メタン削減 さくげん へ、クリーンエネルギーの技術 ぎじゅつ 革新 かくしん に700万 まん ドルを支援 しえん (アメリカ)
◆2009/01/27 AFP BB News 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 、今後 こんご 1000年 ねん は回復 かいふく 不可能 ふかのう 米 べい 海洋 かいよう 大気 たいき 局 きょく
◆2009/02/04 ecool 途上 とじょう 国 こく の環境 かんきょう 事業 じぎょう 、EUが後押 あとお し 国際 こくさい 基金 ききん から資金 しきん
◆2009/02/20 毎日新聞 まいにちしんぶん アフリカ熱帯 ねったい 林 りん :日本 にっぽん のCO2 しーおーつー 全 ぜん 排出 はいしゅつ 量 りょう を吸収 きゅうしゅう 英 えい チームなど、可能 かのう 性 せい 指摘 してき
◆2009/02/26 AFP BB News 庶民 しょみん の燃料 ねんりょう 「木炭 もくたん 」の使用 しよう 禁止 きんし 、砂漠 さばく 化 か 進行 しんこう 防止 ぼうし のため チャド
◆2009/02/27 EICネット アフリカ諸国 しょこく 首都 しゅと の市長 しちょう が地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい について議論 ぎろん
◆2009/03/30 毎日新聞 まいにちしんぶん アース・アワー:ピラミッドも「消灯 しょうとう 」ーーエジプト
◆2009/03/30 毎日新聞 まいにちしんぶん 粘土 ねんど 団子 だんご :活用 かつよう し、ケニアに緑 みどり を作 つく る
◆2009/05/12 毎日新聞 まいにちしんぶん 乾 かわ いた大地 だいち :アフリカ・ブルキナファソ報告 ほうこく /上 うえ 手 て で金 かね 掘 ほ る子供 こども たち
◆2009/05/13 毎日新聞 まいにちしんぶん 乾 かわ いた大地 だいち :アフリカ・ブルキナファソ報告 ほうこく /中 ちゅう 進 すす む砂漠 さばく 化 か
◆2009/05/14 毎日新聞 まいにちしんぶん 乾 かわ いた大地 だいち :アフリカ・ブルキナファソ報告 ほうこく /下 した 立 た ち上 あ がった若者 わかもの たち
◆2009/05/14 - 16 読売新聞 よみうりしんぶん 乾 かわ いた大地 だいち :アフリカ・ブルキナファソ報告 ほうこく
◆2009/05/19 外務省 がいむしょう ケニア共和 きょうわ 国 こく に対 たい する無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく に関 かん する交換 こうかん 公文 こうぶん 署名 しょめい 式 しき (「気候 きこう 変動 へんどう への適応 てきおう のためのニャンド川 がわ 流域 りゅういき コミュニティ洪水 こうずい 対策 たいさく 計画 けいかく 」)
◆2009/07/03 毎日新聞 まいにちしんぶん 写真 しゃしん 展 てん :気候 きこう 変動 へんどう で苦 くる しむ子供 こども たちの現実 げんじつ --銀座 ぎんざ で12日 にち まで /東京 とうきょう
◆2009/07/12 毎日新聞 まいにちしんぶん ドイツ:サハラで太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん 計画 けいかく 欧州 おうしゅう 需要 じゅよう の15%供給 きょうきゅう
◆2009/07/14 NIKKEI NET サハラ砂漠 さはらさばく などで太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん 、事業 じぎょう 費 ひ 52兆 ちょう 円 えん 欧州 おうしゅう 12社 しゃ が合意 ごうい
◆2009/08/17 日経 にっけい エコロジー どうなる どうする世界 せかい の温暖 おんだん 化 か :食糧 しょくりょう 生産 せいさん
◆2009/08/25 AFP BB News アフリカ諸国 しょこく 、COP15で先進 せんしん 国 こく に賠償金 ばいしょうきん を求 もと める方針 ほうしん
◆2009/09/11 NIKKEI NET EU、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で途上 とじょう 国 こく に最大 さいだい 年 ねん 2兆 ちょう 円 えん 支援 しえん 20年 ねん 時点 じてん
◆2009/09/18 ブルームバーグ アフリカの避妊 ひにん 具 ぐ 不足 ふそく 、気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう の深刻 しんこく 化 か につながる―WHO
◆2009/09/18 ECO JAPAN 住友商事 すみともしょうじ と日立製作所 ひたちせいさくしょ 、エジプトの超 ちょう 臨界 りんかい 圧 あつ 火力 かりょく 発電 はつでん 向 む けタービン受注 じゅちゅう
◆2009/10/ GRAIN 世界 せかい の食料 しょくりょう システムと気候 きこう 危機 きき
◆2009/10/16 cnn.co.jp アフリカの水 みず がめチャド湖 こ 、20年 ねん 以内 いない に干上 ひあ がる恐 おそ れ
◆2009/10/16 EICネット UNEP 環境 かんきょう とスポーツをテーマにイベントを開催 かいさい
◆2009/10/17 毎日新聞 まいにちしんぶん 熱帯 ねったい 林 りん :年 とし 6000ドルの価値 かち 1ヘクタール当 あ たり経済 けいざい 効果 こうか 、国際 こくさい チーム試算 しさん
◆2009/10/23 EICネット アフリカ環境 かんきょう 大臣 だいじん 会合 かいごう (AMCEN)が開催 かいさい される
◆2009/11/04 NIKKEI NET 気候 きこう 変動 へんどう 作業 さぎょう 部会 ぶかい 、アフリカがボイコット 発言 はつげん 力 りょく 強化 きょうか 狙 ねら う?
◆2009/11/16 NIKKEI NET ポスト京都 きょうと 、政治 せいじ 合意 ごうい へ協議 きょうぎ COP15準備 じゅんび 会合 かいごう 始 はじ まる
◆2009/11/19 yomiuri.co.jp 世界 せかい 人口 じんこう 68億 おく 、女性 じょせい 貧困 ひんこん 層 そう の問題 もんだい 警告 けいこく …国連 こくれん 白書 はくしょ
◆2009/11/22 毎日新聞 まいにちしんぶん 世界 せかい 人口 じんこう 白書 はくしょ :温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう 、大 おお きいのは貧困 ひんこん 層 そう の女性 じょせい
◆2009/11/23 FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE 日本 にっぽん 政府 せいふ 難局 なんきょく 打開 だかい に“外交 がいこう カード” 迫 せま るCOP15、途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 基金 ききん を提案 ていあん
◆2009/11/24 毎日新聞 まいにちしんぶん 温室 おんしつ ガス:濃度 のうど 最高 さいこう を記録 きろく 08年 ねん 世界 せかい 平均 へいきん
◆2009/11/27 毎日新聞 まいにちしんぶん <温暖 おんだん 化 か >アフリカ内戦 ないせん 急増 きゅうぞう の恐 おそ れ 20年 ねん で5割 わり 増 ぞう
◆2009/12/06 yomiuri.co.jp 日米 にちべい 欧 おう 、途上 とじょう 国 こく での森林 しんりん 保全 ほぜん に資金 しきん 拠出 きょしゅつ へ
◆2009/12/07 NIKKEI NET 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 年 ねん 100億 おく ドル COP15、7日 にち 開幕 かいまく
◆2009/12/08 asahi.com ボブ・ゲルドフ氏 し 「アフリカの視点 してん を」COP15で寄稿 きこう
◆2009/12/08 毎日新聞 まいにちしんぶん 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく :EUが途上 とじょう 国 こく に数 すう 千 せん 億 おく 円 えん 支援 しえん
◆2009/12/09 毎日新聞 まいにちしんぶん COP15:途上 とじょう 国 こく に年 とし 100億 おく ドル 日本 にっぽん 2〜3割 わり 負担 ふたん か
◆2009/12/16 asahi.com ブラジル・南 なん ア・インド・中国 ちゅうごく で「BASIC」結成 けっせい
◆2009/12/24 NIKKEI NET ブラジル、森林 しんりん 伐採 ばっさい の監視 かんし 技術 ぎじゅつ をアジア・アフリカ諸国 しょこく に供与 きょうよ
◆2009/12/26 NIKKEI NET 太陽 たいよう エネ発電 はつでん 計画 けいかく 、中東 ちゅうとう ・北 きた アフリカで相次 あいつ ぐ 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく と両立 りょうりつ
◆2010/01/03 毎日新聞 まいにちしんぶん 特集 とくしゅう :MOTTAINAI マータイさん、国連 こくれん 平和 へいわ 大使 たいし に就任 しゅうにん --来月 らいげつ 、再 さい 来日 らいにち
◆2010/01/03 毎日新聞 まいにちしんぶん 特集 とくしゅう :MOTTAINAI 国連 こくれん 平和 へいわ 大使 たいし 就任 しゅうにん のマータイさん、来月 らいげつ 再来 さいらい 日 び
◆2010/01/18 外務省 がいむしょう ブルンジ共和 きょうわ 国 こく に対 たい する環境 かんきょう プログラム無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「太陽光 たいようこう を活用 かつよう したクリーンエネルギー導入 どうにゅう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/01/25 外務省 がいむしょう モロッコ王国 おうこく に対 たい する環境 かんきょう プログラム無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「太陽光 たいようこう を活用 かつよう したクリーンエネルギー導入 どうにゅう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/01/25 National Geographic News 最先端 さいせんたん の砂漠 さばく 緑化 りょくか 研究 けんきゅう 施設 しせつ 、建設 けんせつ へ
◆2010/01/26 EICネット 環境 かんきょう を保護 ほご することは人類 じんるい の責務 せきむ である−ロ ろ ーマ法王 まほうおう からのメッセージ
◆2010/02/04 外務省 がいむしょう ボツワナ共和 きょうわ 国 こく に対 たい する環境 かんきょう プログラム無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「太陽光 たいようこう を活用 かつよう したクリーンエネルギー導入 どうにゅう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/02/12 外務省 がいむしょう エジプト・アラブ共和 きょうわ 国 こく に対 たい する環境 かんきょう プログラム無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「太陽光 たいようこう を活用 かつよう したクリーンエネルギー導入 どうにゅう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/02/18 外務省 がいむしょう マラウイ共和 きょうわ 国 こく に対 たい する環境 かんきょう プログラム無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「太陽光 たいようこう を活用 かつよう したクリーンエネルギー導入 どうにゅう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/02/21 毎日新聞 まいにちしんぶん ケニア:温暖 おんだん 化 か 「被害 ひがい 国 こく 」で会議 かいぎ オディンガ首相 しゅしょう 、首都 しゅと 開催 かいさい に意欲 いよく
◆2010/03/02 外務省 がいむしょう シエラレオネ共和 きょうわ 国 こく に対 たい する環境 かんきょう プログラム無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「気候 きこう 変動 へんどう による自然 しぜん 災害 さいがい 対処 たいしょ 能力 のうりょく 向上 こうじょう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/03/03 EICネット アフリカ クリーン開発 かいはつ メカニズムなどに関 かん するフォーラムを開催 かいさい
◆2010/03/05 外務省 がいむしょう レソト王国 おうこく に対 たい する無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「気候 きこう 変動 へんどう による自然 しぜん 災害 さいがい 対処 たいしょ 能力 のうりょく 向上 こうじょう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/03/08 外務省 がいむしょう ケニア共和 きょうわ 国 こく に対 たい する無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「気候 きこう 変動 へんどう による自然 しぜん 災害 さいがい 対処 たいしょ 能力 のうりょく 向上 こうじょう 計画 けいかく 」及 およ び「森林 しんりん 保全 ほぜん 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/03/10 防災 ぼうさい グッズマガジン ガーナの学校 がっこう で反 はん 森林 しんりん 火災 かさい キャンペーン
◆2010/03/16 asahi.com エジプトの風力 ふうりょく 発電 はつでん 所 しょ 建設 けんせつ 、388億 おく 円 えん の借款 しゃっかん 日本 にっぽん 政府 せいふ
◆2010/03/16 yomiuri.co.jp エジプトの風力 ふうりょく 発電 はつでん 、日本 にっぽん が円 えん 借款 しゃっかん 供与 きょうよ
◆2010/04/14 地球 ちきゅう が見 み える 縮小 しゅくしょう する砂漠 さばく の湖 みずうみ 、チャド湖 こ
◆2010/04/16 外務省 がいむしょう ブルンジ共和 きょうわ 国 こく に対 たい する無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「気候 きこう 変動 へんどう による自然 しぜん 災害 さいがい 対処 たいしょ 能力 のうりょく 向上 こうじょう 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/04/19 外務省 がいむしょう コートジボワール共和 きょうわ 国 こく に対 たい する無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「森林 しんりん 保全 ほぜん 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2010/07/25 毎日新聞 まいにちしんぶん 乾 かわ きと命 いのち :東 ひがし アフリカ報告 ほうこく /上 うえ 干 かん ばつ、細 ほそ る乳児 にゅうじ −−ケニア・トゥルカナ地方 ちほう
◆2010/08/03 ECO JAPAN JT、アフリカ・ザンビアで植林 しょくりん ・森林 しんりん 保全 ほぜん 活動 かつどう を開始 かいし
◆2010/08/13 ecool トーゴの洪水 こうずい 被害 ひがい によるインフラ整備 せいび など 自然 しぜん 災害 さいがい 対策 たいさく に無償 むしょう 資金 しきん
◆2010/09/08 Democracy NOW! ラジ・パテル:モザンビークの食糧 しょくりょう 暴動 ぼうどう に見 み える地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の真 しん の姿 すがた
◆2010/09/14 AFP BB News 栄養 えいよう 価 か の高 たか い家畜 かちく 飼料 しりょう で気候 きこう 変動 へんどう を抑制 よくせい 可能 かのう 、ケニア研究所 けんきゅうじょ
◆2010/12/03 NIKKEI NET 世界 せかい 気温 きおん 、過去 かこ 最高 さいこう になる可能 かのう 性 せい 世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん
◆2010/12/04 毎日新聞 まいにちしんぶん 世界 せかい の平均 へいきん 気温 きおん :「過去 かこ 最高 さいこう に」 1〜10月 がつ 「14.55度 ど 」−−世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん
◆2010/12/06 ecool ブルキナファソの環境 かんきょう ・気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい 対処 たいしょ 能力 のうりょく 向上 こうじょう に無償 むしょう 資金 しきん
◆2010/12/09 WirelessWire News 水 みず と気候 きこう 変動 へんどう の重要 じゅうよう な相互 そうご 性 せい が認識 にんしき される
◆2010/12/12 cnn.co.jp COP16、合意 ごうい を採択 さいたく し閉幕 へいまく 途上 とじょう 国 こく から不満 ふまん も
◆2011/02/16 National Geographic News アフリカで普及 ふきゅう を目指 めざ す高 こう 効率 こうりつ コンロ
◆2011/02/19 NIKKEI NET ポスト京都 きょうと 「日本 にっぽん の協力 きょうりょく 期待 きたい 」 南 なん アの担当 たんとう 副 ふく 大臣 だいじん
◆2011/02/19 毎日新聞 まいにちしんぶん COP17:議長 ぎちょう 国 こく ・南 なん アのマブダファシ副 ふく 水 みず ・環境 かんきょう 相 しょう 「議定 ぎてい 書 しょ 延長 えんちょう 、日本 にっぽん は対話 たいわ を」
◆2011/04/09 asahi.com 京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 延長 えんちょう 「反対 はんたい の国 こく ない」 COP17事務 じむ 局長 きょくちょう
◆2011/05/09 NIKKEI NET 2050年 ねん のエネルギー、風力 ふうりょく や太陽光 たいようこう で77%供給 きょうきゅう 可能 かのう に
◆2011/06/13 AFP BB News 乾燥 かんそう したサヘル地域 ちいき に貴重 きちょう な降雨 こうう データ、湿度 しつど の差 さ がカギ
◆2011/06/27 毎日新聞 まいにちしんぶん 特集 とくしゅう :南部 なんぶ アフリカ・フォーラム2011(その2止 とめ ) 家族 かぞく のような温 あたた かさ、心 しん の古里 ふるさと
◆2011/07/18 AFP BB News 気候 きこう における森林 しんりん の役割 やくわり 、考 かんが えられていたより大 おお きかった 研究 けんきゅう 成果 せいか
◆2011/07/21 nikkei.com 気候 きこう 変動 へんどう は安全 あんぜん 保障 ほしょう 上 じょう の脅威 きょうい 国連 こくれん 安保理 あんぽり が議長 ぎちょう 声明 せいめい
◆2011/08/17 IPS MOZAMBIQUE: Climate Change Threatens Smallholder Farmers
◆2011/08/19 毎日新聞 まいにちしんぶん 地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か :生物 せいぶつ 「引 ひ っ越 こ し」 英 えい のウグイス、四半世紀 しはんせいき で150キロ北上 ほくじょう
◆2011/08/29 AFP BB News 「気候 きこう が紛争 ふんそう のきっかけに」、初 はじ めて科学 かがく 的 てき 研究 けんきゅう で示 しめ される
◆2011/10/24 外務省 がいむしょう アフリカ気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく ・支援 しえん に関 かん する政策 せいさく 対話 たいわ の開催 かいさい
◆2011/11/01 外務省 がいむしょう 外務 がいむ 大臣 だいじん 会見 かいけん 記録 きろく (タイにおける洪水 こうずい に対 たい する緊急 きんきゅう 無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく ,在 ざい リビア大使館 たいしかん の再開 さいかい ,TPP等 とう )
◆2011/11/01 nikkei.com 京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の延長 えんちょう 求 もと め声明 せいめい 中国 ちゅうごく など新興 しんこう 4カ国 かこく
◆2011/11/02 外務省 がいむしょう アフリカ気候 きこう 変動 へんどう 交渉 こうしょう 等 とう 担当 たんとう 者 しゃ による加藤 かとう 政務 せいむ 官 かん 表敬 ひょうけい 訪問 ほうもん
◆2011/11/04 外務省 がいむしょう アフリカ気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく ・支援 しえん に関 かん する政策 せいさく 対話 たいわ 結果 けっか 概要 がいよう
◆2011/11/13 アフリカビジネスニュース 「緑 みどり の壁 かべ 」消滅 しょうめつ の危機 きき か
◆2011/12/07 外務省 がいむしょう 「アフリカ・グリーン成長 せいちょう 戦略 せんりゃく −低 てい 炭素 たんそ 成長 せいちょう と気候 きこう 変動 へんどう に強靱 きょうじん な開発 かいはつ に向 む けて」骨子 こっし 案 あん の発表 はっぴょう
◆2012/01/25 外務省 がいむしょう カメルーン、コンゴ共和 きょうわ 国 こく 、コンゴ民主 みんしゅ 共和 きょうわ 国 こく 、中央 ちゅうおう アフリカに対 たい する無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「コンゴ盆地 ぼんち における持続 じぞく 可能 かのう な熱帯 ねったい 雨林 うりん 経営 けいえい と生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 保全 ほぜん のための能力 のうりょく 強化 きょうか 計画 けいかく (国際 こくさい 熱帯 ねったい 木材 もくざい 機関 きかん (ITTO)連携 れんけい )」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2012/01/26 yomiuri.co.jp 国連 こくれん 持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ 会議 かいぎ 、成果 せいか 文書 ぶんしょ 巡 めぐ る交渉 こうしょう 開始 かいし
◆2012/01/30 AFP BB News 温暖 おんだん 化 か による酷暑 こくしょ で小麦 こむぎ が老化 ろうか 、2度 ど 上昇 じょうしょう で収穫 しゅうかく 2割 わり 減 げん
◆2012/02/20 外務省 がいむしょう トーゴに対 たい する環境 かんきょう ・気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく 無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「マリタイム及 およ びサバネス地域 ちいき 村落 そんらく 給水 きゅうすい 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2012/02/23 外務省 がいむしょう ナイジェリアに対 たい する環境 かんきょう ・気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく 無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく 「地方 ちほう 給水 きゅうすい 改善 かいぜん 計画 けいかく 」に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2012/02/29 AFP BB news ルイボスティーが飲 の めなくなる?気候 きこう 変動 へんどう でルイボス消滅 しょうめつ の危機 きき 南 なん ア
◆2012/04/02 外務省 がいむしょう カーボヴェルデに対 たい する円 えん 借款 しゃっかん に関 かん する書簡 しょかん の交換 こうかん
◆2012/05/25 nikkei.com 世界 せかい のCO2 しーおーつー 排出 はいしゅつ 量 りょう 最高 さいこう に 新興 しんこう 国 こく が押 お し上 あ げ
◆2012/05/26 nikkei.com 国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 会合 かいごう 、進展 しんてん なく終了 しゅうりょう 作業 さぎょう 計画 けいかく 先送 さきおく り
◆2012/06/14 AFP BB News 世界 せかい の炭素 たんそ トレーダーが注目 ちゅうもく するアフリカの「エタノールコンロ」事業 じぎょう
◆2012/06/21 asahi.com 途上 とじょう 国 こく へ環境 かんきょう 専門 せんもん 家 か 1万 まん 人 にん 派遣 はけん リオ+20で外相 がいしょう 表明 ひょうめい
◆2012/06/27 PreventionWeb Using information and communication technology to protect citizens against natural disasters
◆2012/08/06 cnn.co.jp 「世界 せかい 各地 かくち の異常 いじょう 高温 こうおん は気候 きこう 変動 へんどう が原因 げんいん 」 NASA なさ 研究 けんきゅう 者 しゃ が発表 はっぴょう
◆2012/08/09 nikkei.com 米 べい の7月 がつ 平均 へいきん 気温 きおん 、史上 しじょう 最高 さいこう 干 かん ばつ被害 ひがい の深刻 しんこく さ裏付 うらづ け
◆2012/08/22 asahi.com 干 かん ばつめぐり初 はつ の閣僚 かくりょう 級 きゅう 会合 かいごう 来年 らいねん 3月 がつ 、世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん
◆2012/08/22 nikkei.com 干 かん ばつ対策 たいさく で閣僚 かくりょう 級 きゅう 会合 かいごう 世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん 、13年 ねん 3月 がつ に
◆2012/08/24 SciDevNet ICT will help Ugandan farmers cope with climate change
◆2012/09/05 AFP BB News 気候 きこう 変動 へんどう と異常 いじょう 気象 きしょう で食糧 しょくりょう 価格 かかく は今後 こんご 高騰 こうとう 、国際 こくさい NGO
◆2012/11/28 nikkei.com 途上 とじょう 国 こく への温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 支援 しえん 336億 おく ドル 10〜12年 ねん 、日本 にっぽん が最多 さいた
◆2012/12/08 nikkei.com COP18、最終 さいしゅう 合意 ごうい に向 む け協議 きょうぎ 大詰 おおづ め 途上 とじょう 国 こく 支援 しえん など巡 めぐ り
◆2013/05/13 nikkei.com 世界 せかい の動植物 どうしょくぶつ 、温暖 おんだん 化 か で生息 せいそく 域 いき 半減 はんげん 食 しょく や水 みず に影響 えいきょう も
◆2013/05/25 nikkei.com 政府 せいふ 、エチオピアに地熱 じねつ 発電 はつでん 技術 ぎじゅつ 見返 みかえ りに温暖 おんだん 化 か ガス排出 はいしゅつ 枠 わく
◆2013/05/26 asahi.com アフリカ砂漠 さばく 化 か 、テロを生 う む 消 き える村 むら 、流 なが れる若者 わかもの
◆2013/06/02 nikkei.com アフリカの防災 ぼうさい 対策 たいさく 、金融 きんゆう ・円 えん 借款 しゃっかん で貢献 こうけん 首相 しゅしょう 表明 ひょうめい
◆2013/06/08 nikkei.com 政府 せいふ 、ケニアから排出 はいしゅつ 枠 わく 獲得 かくとく へ 地熱 じねつ 発電 はつでん 技術 ぎじゅつ 提供 ていきょう で
◆2013/06/10 nikkei.com アジアやアフリカで洪水 こうずい が増加 ぞうか 今世紀 こんせいき 末 まつ 、東大 とうだい など予測 よそく
◆2013/07/01 nikkei.com アフリカの電力 でんりょく 整備 せいび に7000億 おく 円 えん 出資 しゅっし 米 べい 大統領 だいとうりょう が表明 ひょうめい
◆2013/08/21 cnn.co.jp 気候 きこう 変動 へんどう の原因 げんいん は「人間 にんげん 」、95%の確 かく 率 りつ 国連 こくれん パネル草案 そうあん
◆2013/08/22 the Guardian アフリカの緑 みどり の革命 かくめい を強化 きょうか するため、空 そら を見 み よう
◆2013/08/30 nikkei.com 避 さ けられない「気温 きおん 2度 ど 上昇 じょうしょう 」の巨大 きょだい リスク 洪水 こうずい や台風 たいふう など
◆2013/10/05 nikkei.com 航空 こうくう 温室 おんしつ ガス規制 きせい で合意 ごうい 国連 こくれん 専門 せんもん 機関 きかん 、20年 ねん までに導入 どうにゅう
◆2013/11/07 nikkei.com 世界 せかい の温暖 おんだん 化 か ガス濃度 のうど 、12年 ねん は過去 かこ 最高 さいこう 世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん 調 しら べ
◆2013/11/08 cnn.co.jp 過去 かこ 80万 まん 年 ねん で最高 さいこう 濃度 のうど 、温室 おんしつ ガスへの懸念 けねん 高 たか まる
◆2013/11/12 nikkei.com 途上 とじょう 国 こく から温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 求 もと める声 こえ 強 つよ く COP19、台風 たいふう 被害 ひがい 受 う け
◆2014/01/24 外務省 がいむしょう 第 だい 186回 かい 国会 こっかい における岸田 きしだ 外務 がいむ 大臣 だいじん の外交 がいこう 演説 えんぜつ
◆2014/04/01 International Business Times 宇宙 うちゅう から地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か を調査 ちょうさ するEU・アフリカのパートナーシップ
◆2014/04/25 nikkei.com [FT]不安定 ふあんてい な食料 しょくりょう 価格 かかく 、企業 きぎょう 収益 しゅうえき を圧迫 あっぱく
◆2014/10/17 毎日新聞 まいにちしんぶん ASEM:新 しん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み、議長 ぎちょう 声明 せいめい 採択 さいたく し閉幕 へいまく
◆2014/10/18 nikkei.com 途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 金 きん 「15年 ねん までに倍増 ばいぞう 」 COP12が閉幕 へいまく
◆2014/12/09 nikkei.com 途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 被害 ひがい 抑制 よくせい へ米 べい 独 どく 英 えい と連携 れんけい 組織 そしき 政府 せいふ
◆2014/12/10 nikkei.com 緑 みどり の気候 きこう 基金 ききん 、目標 もくひょう 100億 おく ドル達成 たっせい 途上 とじょう 国 こく の交渉 こうしょう 参加 さんか 促 うなが す
◆2014/12/13 nikkei.com COP20、途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 策 さく など巡 めぐ り詰 づ めの協議 きょうぎ
◆2014/12/15 nikkei.com 温暖 おんだん 化 か ガス削減 さくげん 、全 ぜん 参加 さんか 国 こく で COP20で共通 きょうつう ルール合意 ごうい
◆2014/12/15 cnn.co.jp 「国 こく ごとに異 こと なる責任 せきにん 」 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で合意 ごうい 文書 ぶんしょ
◆2015/11/10 cnn.co.jp 気候 きこう 変動 へんどう で「最 さい 貧困 ひんこん 層 そう 1億 おく 人 にん 増 ぞう 」「7.6億 おく 人 にん が家 いえ 失 うしな う」恐 おそ れ
◆2015/11/10 nikkei.com 温暖 おんだん 化 か で6億 おく 人 にん 住 す む土地 とち 水没 すいぼつ か 海面 かいめん 上昇 じょうしょう 、米 べい チーム発表 はっぴょう
◆2015/11/10 BBC Can Ethiopia cope with worst drought in decades?
◆2015/11/10 BBC El Nino threatens 'millions in east and southern Africa'
◆2015/11/20 nikkei.com 1〜10月 がつ の平均 へいきん 気温 きおん 、過去 かこ 最高 さいこう 「最 もっと も暑 あつ い年 とし 」の可能 かのう 性 せい
◆2015/11/20 cnn.co.jp 世界 せかい の気温 きおん 、過去 かこ 最高 さいこう をまた更新 こうしん 限界 げんかい に近付 ちかづ く?
◆2015/11/21 nikkei.com COP21、138カ国 かこく の首脳 しゅのう 級 きゅう が参加 さんか
◆2015/11/24 nikkei.com 気象 きしょう 災害 さいがい の死者 ししゃ 60万 まん 6000人 にん 過去 かこ 20年 ねん 、国連 こくれん 報告 ほうこく
◆2015/12/10 nikkei.com 途上 とじょう 国 こく 、資金 しきん 支援 しえん 巡 めぐ り反発 はんぱつ 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 「法的 ほうてき な拘束 こうそく 力 りょく が必要 ひつよう 」
◆2015/12/13 nikkei.com COP22、来年 らいねん 11月 がつ にモロッコで
◆2015/12/17 nikkei.com 「パリ協定 きょうてい 」、世界 せかい の700組織 そしき が支援 しえん 表明 ひょうめい
◆2016/01/21 nikkei.com 15年 ねん の世界 せかい 、最 もっと も暑 あつ かった NASA なさ など発表 はっぴょう
◆2016/03/08 AFP BB News アフリカの農作物 のうさくもつ 、気候 きこう 変動 へんどう で危機 きき に 研究 けんきゅう
◆2016/11/16 nikkei.com 自然 しぜん 災害 さいがい で貧困 ひんこん 年 ねん 2600万 まん 人 にん 世銀 せぎん 報告 ほうこく 、経済 けいざい 損失 そんしつ 56兆 ちょう 円 えん
◆2016/11/18 asahi.com 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく は「緊急 きんきゅう の責務 せきむ 」 COP22宣言 せんげん
◆2017/05/02 nikkei.com 今年 ことし 後半 こうはん エルニーニョか WMO、異常 いじょう 気象 きしょう 多発 たはつ も
◆2017/05/22 AFP BB News 昨年 さくねん の世界 せかい の国内 こくない 避難 ひなん 民 みん は3100万 まん 人 にん 、中国 ちゅうごく とコンゴで深刻 しんこく な影響 えいきょう
◆2017/06/20 AFP BB News エチオピアのコーヒー豆 まめ 、気候 きこう 変動 へんどう で収穫 しゅうかく 量 りょう 半減 はんげん の恐 おそ れ 研究 けんきゅう
◆2017/07/07 World Agroforestry Centre (Nairobi) Ethiopia: Landscape Restoration in Ethiopia Brings Watershed to Life
◆2017/08/22 Thomson Reuters Foundation (London) Ethiopia's Tigray Region Bags Gold Award for Greening Its Drylands
◆2018/05/16 CNN Africa leaps forward into space technology
◆2018/09/14 asahi.com 飢餓 きが 人口 じんこう 8.2億 おく 人 にん 異常 いじょう 気象 きしょう のアフリカ・アジアで増加 ぞうか
◆2018/09/21 AFP BB News サハラ砂漠 さはらさばく に大 だい 規模 きぼ な風力 ふうりょく ・太陽光 たいようこう 発電 はつでん 所 しょ で降雨 こうう 量 りょう が増加 ぞうか する可能 かのう 性 せい 研究 けんきゅう
◆2018/10/05 AFP BB News 風力 ふうりょく 発電 はつでん も気候 きこう 変動 へんどう の原因 げんいん に、環境 かんきょう 負荷 ふか は太陽光 たいようこう 発電 はつでん の約 やく 10倍 ばい 研究 けんきゅう
◆2018/10/12 asahi.com 「極度 きょくど の干 かん ばつ」1億 おく 人 にん 超 ちょう が被害 ひがい の恐 おそ れ 気温 きおん 上昇 じょうしょう で予測 よそく
◆2018/12/21 AFP BB News 動画 どうが :むき出 だ しになった湖底 こてい 、気候 きこう 変動 へんどう で深刻 しんこく 化 か する干 かん ばつ マラウイ
◆2018/12/31 CNN Ancient Baobab trees in Southern Africa are dying. Scientists suspect climate change
◆2019/01/17 AFP BB News コーヒー種 しゅ の60%が絶滅 ぜつめつ の危機 きき 、行動 こうどう すべきは「今 いま 」
◆2019/01/24 現代 げんだい アフリカ地域 ちいき 研究 けんきゅう センター サヘル地域 ちいき における気候 きこう 変動 へんどう と紛争 ふんそう の増加 ぞうか
◆2019/03/15 AFRICA TIMES Young Africans march in school strike to demand climate action
◆2019/03/27 AP NEWS Mozambique city fought climate change, but cyclone roared in
◆2019/05/23 AFP BB News 欧州 おうしゅう 司法 しほう 裁 さい 、気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく 求 もと める10家族 かぞく のEU提訴 ていそ を却下 きゃっか
◆2019/05/28 AFP BB News 欧州 おうしゅう 議会 ぎかい 選挙 せんきょ で緑 みどり の党 とう が躍進 やくしん 、貢献 こうけん したのは若 わか い女性 じょせい たち
◆2019/05/31 Le Monde Hilda Flavia Nakabuye, l’étudiante en grève pour sauver le lac Victoria
◆2019/08/18 AFP BB News 海岸 かいがん 浸食 しんしょく と闘 たたか うナイジェリアの商都 しょうと ラゴス、周辺 しゅうへん 地域 ちいき に「負 まけ の影響 えいきょう 」も
◆2019/08/19 nikkei.com 気候 きこう 危機 きき 、世界 せかい 経済 けいざい むしばむ 30年 ねん までに250兆 ちょう 円 えん 損失 そんしつ
◆2019/08/29 JIJI.COM 気候 きこう 変動 へんどう 、加速 かそく を警告 けいこく =アフリカ支援 しえん で世界 せかい 救 すくい えー国連 こくれん 総長 そうちょう
◆2019/09/21 NHK 温暖 おんだん 化 か 南 みなみ アフリカでデモ「深刻 しんこく な現状 げんじょう 放置 ほうち するな」
◆2020/01/25 AFP BB News アフリカ東部 とうぶ のバッタ大 だい 発生 はっせい 、元凶 げんきょう は豪 ごう 干 かん ばつと同 おな じ気象 きしょう 変動 へんどう 現象 げんしょう
◆2020/02/27 nikkei.com 3人 にん に1人 ひとり 、移住 いじゅう 検討 けんとう テロ頻発 ひんぱつ ・伸 の びぬ経済 けいざい
◆2020/03/03 nikkei.com バッタ大量 たいりょう 発生 はっせい 、農作物 のうさくもつ の被害 ひがい 拡大 かくだい アフリカ東部 とうぶ から南西 なんせい アジアへ波及 はきゅう
◆2020/03/13 ナショジオ 植物 しょくぶつ 食 た べ尽 つ くすバッタの大 だい 発生 はっせい 東 ひがし アフリカに迫 せま る危機 きき
◆2020/03/17 AFP BB News 民族 みんぞく 間 あいだ 抗 こう 争 そう から知識 ちしき 共有 きょうゆう へ、気候 きこう 変動 へんどう がもたらす変化 へんか ウガンダ
◆2020/04/06 nikkei.com 550万 まん 人 にん 食料 しょくりょう 危機 きき の恐 おそ れ 西 にし アフリカ感染 かんせん 拡大 かくだい で拍車 はくしゃ
◆2020/04/06 Deutsche Welle What happened to Africa's ambitious green belt project?
◆2020/05/09 AFP BB News 動画 どうが :気候 きこう 変動 へんどう 、少女 しょうじょ ら女性 じょせい に影響 えいきょう 大 だい 暴力 ぼうりょく や虐待 ぎゃくたい の危険 きけん も アンゴラ
◆2020/06/26 nikkei.com アフリカ、南 みなみ アジアにバッタ襲来 しゅうらい 食糧 しょくりょう 危機 きき も
◆2020/10/31 AFP BB News 字幕 じまく :湖 みずうみ にのみ込 こ まれる村 むら 、記録 きろく 的 てき 水位 すいい 上昇 じょうしょう で ケニア・リフトバレー
◆AFRICA BIODIVERSITY NETWORK AJF訳 やく アフリカのアグロ燃料 ねんりょう
○FoE Japan 温暖 おんだん 化 か と気候 きこう 変動 へんどう アフリカ
○CIスタッフの気候 きこう 変動 へんどう COP便 たよ り2006 〜 ナイロビより
○アフリカ諸国 しょこく CDM関連 かんれん 基礎 きそ 調査 ちょうさ
<シリーズ 地球 ちきゅう は訴 うった える>
環境 かんきょう 難民 なんみん の時代 じだい (再 さい )
6月28日 にち (木 き ) 午後 ごご 7:10〜8:00
砂漠 さばく 化 か や森林 しんりん 伐採 ばっさい などの環境 かんきょう 破壊 はかい によって、住 す んでいた土地 とち を追 お われる「環境 かんきょう
難民 なんみん 」。モルディブやブラジル、カナダを取材 しゅざい し、企業 きぎょう のグローバル化 か が環境 かんきょう
を悪化 あっか させ、途上 とじょう 国 こく だけでなく先進 せんしん 国 こく の人々 ひとびと の生活 せいかつ をも脅 おど かしていると指摘 してき 。
国連 こくれん や専門 せんもん 家 か へのインタビューを通 とお して、環境 かんきょう 難民 なんみん の増加 ぞうか は先進 せんしん 国 こく の企業 きぎょう だけ
でなく、私 わたし たちにも責任 せきにん があると問 と いかける。
気候 きこう 変動 へんどう :アフリカは緊急 きんきゅう の取 と り組 く みを必要 ひつよう としている
国連 こくれん の季刊 きかん 誌 し 「AFRICA RENEWAL」2007年 ねん 7月 がつ 発行 はっこう 号 ごう が気候 きこう 変動 へんどう を特集 とくしゅう しています。
以下 いか のウェブサイトで全文 ぜんぶん を読 よ むことができます。
http://www.un.org/ecosocdev/geninfo/afrec/
この特集 とくしゅう の以下 いか の記事 きじ を、ボランティアの翻訳 ほんやく で紹介 しょうかい します。
原文 げんぶん は、以下 いか のページでご覧 らん 下 くだ さい。
http://www.un.org/ecosocdev/geninfo/afrec/vol21no2/212-climate-change.html
気候 きこう 変動 へんどう :アフリカは緊急 きんきゅう の取 と り組 く みを必要 ひつよう としている
気温 きおん 上昇 じょうしょう ・天候 てんこう 変化 へんか への対応 たいおう 計画 けいかく
ミカエル・フレッシュマン
生活 せいかつ は楽 らく ではなかった。しかし漁師 りょうし モハンマド・ベロと彼 かれ の9人 にん の子供 こども たちにとって、水深 すいしん の浅 あさ いチャド湖 こ −ニジェール、チャド、ナイジェリア、カメルーンの国境 こっきょう が交差 こうさ する場所 ばしょ にある広大 こうだい で新鮮 しんせん な水瓶 みずがめ −は少 すく なくとも彼等 かれら の生活 せいかつ を支 ささ えてくれていた。ドロンバガ魚 ぎょ 市場 いちば に卸 おろ す湖 みずうみ で獲 え れるナマズの売上 うりあ げは好調 こうちょう で、家族 かぞく の生活 せいかつ を維持 いじ していた。しかしその生活 せいかつ はもう無 な い。過去 かこ 30年 ねん 以上 いじょう に渡 わた って、湖 みずうみ は着実 ちゃくじつ にかつての湖岸 こがん よりも干上 ひあ がってきている。湖 みずうみ を去 さ ろうとしているベロや近隣 きんりん に住 す む人々 ひとびと は、高温 こうおん と乾燥 かんそう によってかつてアフリカで最 もっと も大 おお きな湖 みずうみ の一 ひと つであったチャド湖 こ が完全 かんぜん に消 き えてしまうのではないかという懸念 けねん を深 ふか めている。今年 ことし 1月 がつ イギリスBBCのインタビューに、彼 かれ はこう答 こた えた。「俺 おれ が湖 みずうみ で漁 りょう を始 はじ めたおよそ27年 ねん 前 まえ 、俺 おれ たちは男 おとこ 一 いち 人 にん 分 ぶん の重量 じゅうりょう の魚 さかな を獲 え っていた。しかし今 いま 、魚 さかな は小 ちい さくわずかな量 りょう が干上 ひあ がった湖底 こてい を越 こ えてトラックで市場 いちば に運 はこ ばれている。」
科学 かがく 者 しゃ や調査 ちょうさ 員 いん は、湖 みずうみ の縮小 しゅくしょう の原因 げんいん に増加 ぞうか する灌漑 かんがい や飲用 いんよう での使用 しよう が含 ふく まれると言 い う。しかしより重要 じゅうよう な原因 げんいん は、かつて湖 みずうみ をいっぱいにして支流 しりゅう を潤 うるお した降雨 こうう 量 りょう の減少 げんしょう 等 とう の地域 ちいき 気候 きこう の変化 へんか だと訴 うった える。世界中 せかいじゅう で起 お きているこれらの変化 へんか は今 いま や人間 にんげん の活動 かつどう によって、特 とく に汚染 おせん 物質 ぶっしつ −産業 さんぎょう 工程 こうてい 、発電 はつでん 、自動車 じどうしゃ 等 とう の為 ため 製造 せいぞう する油 あぶら や化石 かせき 燃料 ねんりょう −を使用 しよう する活動 かつどう において、引 ひ き起 お こされたものだと広 ひろ く理解 りかい されている。これらの活動 かつどう から発生 はっせい したガスは大気 たいき に放出 ほうしゅつ されることで、太陽 たいよう の熱 ねつ を過剰 かじょう に地球 ちきゅう に閉 と じ込 こ め、気温 きおん を上昇 じょうしょう させる−地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か として知 し られる過程 かてい である−。地球 ちきゅう の温暖 おんだん 化 か は降雨 こうう やその他 た の気象 きしょう ・天候 てんこう パターンを変化 へんか させ、悲惨 ひさん な気候 きこう 変動 へんどう の可能 かのう 性 せい とともに人類 じんるい ・動植物 どうしょくぶつ の生命 せいめい を脅 おど かしている。
科学 かがく はモハンマド・ベロのような漁師 りょうし にとっては少 すこ し難解 なんかい だ。しかしその影響 えいきょう は容易 ようい に理解 りかい できる。「俺 おれ たちは地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か がどんなものかは分 わ からない」と、彼 かれ は言 い った。「俺 おれ が分 わ かるのはチャド湖 こ が死 し にかけていて、俺 おれ たちもチャド湖 こ と一緒 いっしょ に死 し に面 めん しているってことだ」。
アフリカのいくつかの地域 ちいき で雨 あめ が少 すく なくなる時 とき 、その他 た の地域 ちいき は大 だい 洪水 こうずい に見舞 みま われるだろう
事実 じじつ 、ベロは現実 げんじつ に対応 たいおう する道 みち を見付 みつ けた。彼 かれ ら家族 かぞく は今 いま 、消 き えゆくチャド湖 こ の左 ひだり 後背 こうはい でその豊 ゆた かな土壌 どじょう を耕 たがや し、育 そだ てた野菜 やさい をドロンバガ市場 いちば へ卸 おろ している。彼 かれ は農業 のうぎょう 技術 ぎじゅつ を身 み に付 つ け、農夫 のうふ として必要 ひつよう な道具 どうぐ を手 て に入 い れた。しかし約 やく 2000万 まん 人 にん がチャド湖 こ やその支流 しりゅう の水 みず に依存 いぞん しているという見込 みこ みは正確 せいかく ではない。他 た の川 かわ からチャド湖 こ に水 みず を引 ひ く計画 けいかく は資金 しきん 不足 ふそく で棚上 たなあ げになったままだ。
世界 せかい が地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の不可避 ふかひ の影響 えいきょう に備 そな え、温暖 おんだん 化 か ガスの削減 さくげん を模索 もさく する時 とき 、変 か わりゆく環境 かんきょう で生 い きて行 い こうとするベロの闘 たたか いは、ここでは語 かた られない世界中 せかいじゅう の何 なん 百 ひゃく 万 まん の人々 ひとびと と分 わ かち合 あ われるだろう。その挑戦 ちょうせん は特 とく にアフリカで大 おお きく現 あらわ れるだろう。
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 地方 ちほう への衝撃 しょうげき
争 あらそ いの種 たね になる長年 ながねん の地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の潜在 せんざい 的 てき 影響 えいきょう とその原因 げんいん についての討論 とうろん 、130の国々 くにぐに 、2500人 にん の科学 かがく 者 しゃ たちによる一連 いちれん の研究 けんきゅう の後 のち 、国連 こくれん の機関 きかん である気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change 以下 いか IPCC)はついにその討議 とうぎ を停止 ていし した。2007年 ねん 2月 がつ にIPCCは石炭 せきたん や石油 せきゆ 、天然 てんねん ガスの使用 しよう は熱 ねつ を地球 ちきゅう に閉 と じ込 こ める温暖 おんだん 化 か ガスを毎年 まいとし 数 すう 十 じゅう 億 おく トン大気 たいき 中 ちゅう に放出 ほうしゅつ し世界中 せかいじゅう の大気 たいき 、地上 ちじょう 、海 うみ の温度 おんど を危険 きけん 域 いき まで上昇 じょうしょう させるのだという圧倒的 あっとうてき な科学 かがく 的 てき 証拠 しょうこ を示 しめ した。
国々 くにぐに は消費 しょうひ 者 しゃ の習慣 しゅうかん を変 か えてクリーンなグリーン技術 ぎじゅつ に投資 とうし することによって有害 ゆうがい なガス放出 ほうしゅつ を削減 さくげん し、温暖 おんだん 化 か を停止 ていし することが出来 でき るとIPCCのラ−ジェンドラ・パチャウリ議長 ぎちょう は4月 がつ 述 の べた。しかし惑星 わくせい に深刻 しんこく な影響 えいきょう を与 あた える気候 きこう 変動 へんどう を防 ふせ ぐには遅 おそ すぎるという。そして「世界 せかい の最 もっと も貧 まず しい人々 ひとびと と、裕福 ゆうふく な社会 しゃかい ですら貧 まず しい人々 ひとびと は酷 ひど い打撃 だげき を受 う けようとしている」、と。
世界 せかい で最 もっと も貧 まず しく開発 かいはつ が遅 おく れるアフリカは特 とく に気候 きこう 変動 へんどう に対応 たいおう することが難 むずか しい。サブサハラアフリカは世界 せかい の温暖 おんだん 化 か ガスの4%以下 いか しか排出 はいしゅつ していないけれども、科学 かがく 者 しゃ たちは強 つよ い確信 かくしん を持 も ち『90%以上 いじょう の確 かく 率 りつ で』地域 ちいき によって異 こと なる天候 てんこう と生態 せいたい 系 けい はすでに温暖 おんだん 化 か によって変 か わってきており、数 すう 年 ねん 先 さき には更 さら なるダメージを受 う けるだろうと予見 よけん する。
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう で最 もっと も心配 しんぱい されているのは、水 みず への影響 えいきょう だ。アフリカは幸運 こううん にも利用 りよう されていない大 おお きな水源 すいげん を持 も っており、そしていくつかの乾燥 かんそう 地域 ちいき は増加 ぞうか する雨 あめ から恵 めぐ みを得 え るだろう。しかしサヘルと乾燥 かんそう 帯 たい と半 はん 乾燥 かんそう 地域 ちいき はさらに乾燥 かんそう すると考 かんが えられている。アフリカから紹介 しょうかい する3番目 ばんめ の人間 にんげん は既 すで に長期 ちょうき に渡 わた って乾燥 かんそう 傾向 けいこう のある地域 ちいき に住 す んでいる。そして気候 きこう 変動 へんどう は7500万 まん 人 にん から2億 おく 5000万 まん 人 にん の生活 せいかつ と生命 せいめい を10年 ねん 後 ご には危険 きけん に曝 さら す事 こと になるだろう。一方 いっぽう で南 みなみ アフリカの洪水 こうずい が起 お こりがちな地域 ちいき では降雨 こうう パターンの変化 へんか に伴 ともな ってより大地 だいち が湿 しめ りがちになり頻繁 ひんぱん に深刻 しんこく な洪水 こうずい を引 ひ き起 お こし、国 くに の資源 しげん を開発 かいはつ から緊急 きんきゅう 支援 しえん に逸 そ らしてしまうだろう。
農業 のうぎょう 、沿岸 えんがん の危機 きき
アフリカの農業 のうぎょう 分野 ぶんや は既 すで に雨 あめ を利用 りよう して供給 きょうきゅう される灌漑 かんがい 設備 せつび 、痩 や せた土壌 どじょう 、旧式 きゅうしき の技術 ぎじゅつ 、農業 のうぎょう 方式 ほうしき への依存 いぞん によって上手 うま くいっていない。その現状 げんじょう は旱魃 かんばつ や洪水 こうずい の悪化 あっか 、気温 きおん と作物 さくもつ を育 そだ てる季 き 節 ぶし の変化 へんか に厳 きび しいダメージを受 う けるだろう。そして農業 のうぎょう や牧羊 ぼくよう を営 いとな む者 もの たちは彼 かれ らの土地 とち から引 ひ き離 はな されるのだ。
これは農業 のうぎょう が雇用 こよう の70%を占 し め、しばしば国内 こくない 経済 けいざい の原動力 げんどうりょく となる−産業 さんぎょう 用 よう の材料 ざいりょう と安価 あんか の食料 しょくりょう の輸出 ゆしゅつ 収入 しゅうにゅう ―大陸 たいりく に人道的 じんどうてき ・経済 けいざい 的 てき 災害 さいがい が起 お こることを意味 いみ する。いくつかの国 くに では、科学 かがく 者 しゃ たちは2020年 ねん までに農産物 のうさんぶつ の収穫 しゅうかく が現在 げんざい の50%まで落 お ち込 こ むと考察 こうさつ している。モハンマド・ベロの状況 じょうきょう から明 あき らかなように、重要 じゅうよう な漁業 ぎょぎょう もまた湖 みずうみ や川 かわ が干上 ひあ がり、水温 すいおん 上昇 じょうしょう による魚類 ぎょるい の生態 せいたい 系 けい 破壊 はかい に苦 くる しむだろう。
世界中 せかいじゅう の沿岸 えんがん 国 こく や島々 しまじま は、気温 きおん 上昇 じょうしょう が極地 きょくち の氷 こおり を溶 と かしたことによる海面 かいめん 上昇 じょうしょう に脅 おびや かされている。しかし東 ひがし アフリカ低地 ていち の島々 しまじま と沿岸 えんがん 地域 ちいき は頻繁 ひんぱん な洪水 こうずい ともはや日常 にちじょう 的 てき になった浸水 しんすい によって特 とく に危険 きけん な状況 じょうきょう にある。
水温 すいおん 上昇 じょうしょう はハリケーンや暴風雨 ぼうふうう の威力 いりょく と頻度 ひんど を高 たか めると考 かんが えられている。アフリカの沿岸 えんがん 漁業 ぎょぎょう とそれを支 ささ える繊細 せんさい な生態 せいたい 系 けい は海面 かいめん 上昇 じょうしょう により沿岸 えんがん の農地 のうち に塩害 えんがい が起 お こり、河口 かこう の水 みず が汚染 おせん されればダメージを受 う けるだろう。
環境 かんきょう 難民 なんみん
生活 せいかつ はより厳 きび しくなる。国連 こくれん は世界中 せかいじゅう で約 やく 5000万 まん 人 にん が環境 かんきょう 問題 もんだい によって住 す まいを追 お われ、既 すで に新 あたら しい住処 すみか を求 もと めて海 うみ や国境 こっきょう を越 こ える移住 いじゅう 者 しゃ の人々 ひとびと に加 くわ わるだろうと概算 がいさん している。多 おお くの人々 ひとびと は職 しょく や住居 じゅうきょ や基本 きほん 的 てき なサービスがある人口 じんこう 過密 かみつ の都市 とし 部 ぶ へ流入 りゅうにゅう するだろう。そして彼 かれ らも気候 きこう 変動 へんどう の脅威 きょうい の下 した にいるのだ。
気候 きこう 変動 へんどう はツェツェバエのような寄生虫 きせいちゅう やマラリアのような寄生 きせい 病 びょう にも影響 えいきょう する。マラリアはアフリカの子供 こども たちを殺 ころ す最大 さいだい の原因 げんいん となっており、多 おお くの人 ひと びとの死 し 、医療 いりょう コスト、生産 せいさん 性 せい の低下 ていか によって、アフリカ経済 けいざい に毎年 まいとし 120億 おく ドルの被害 ひがい を及 およ ぼしている。蚊 か は一定 いってい の気温 きおん と湿度 しつど で成長 せいちょう し広 ひろ まっていく。いくつかの感染 かんせん 地域 ちいき は土地 とち が乾燥 かんそう することによってマラリアから解放 かいほう されるかもしれない。一斉 いっせい にではないが現在 げんざい マラリアに感染 かんせん していない地域 ちいき はより高温 こうおん 多湿 たしつ になることによって感染 かんせん してしまうかもしれない。世界 せかい 保健 ほけん 機関 きかん (World Health Organization 以下 いか WHO)は世界 せかい で8000万 まん 人 にん 以上 いじょう の人々 ひとびと が、治療 ちりょう 方法 ほうほう と感染 かんせん 防止 ぼうし の知識 ちしき と抗体 こうたい を持 も たないまま、感染 かんせん 地域 ちいき が広 ひろ がるマラリアに感染 かんせん する可能 かのう 性 せい があると警告 けいこく した。
そしてまたアフリカの多様 たよう な動植物 どうしょくぶつ もかけがえがないものだ。大陸 たいりく 中 ちゅう のおよそ5200種 しゅ の植物 しょくぶつ は、研究 けんきゅう で気候 きこう 変動 へんどう によってうち約 やく 5000種 しゅ がほとんどの生息 せいそく 地 ち を失 うしな うことが分 わ かっている。これらのうち、およそ2100種 しゅ が2085年 ねん までに完全 かんぜん にその棲家を失 うしな うだろう。野生 やせい 生物 せいぶつ のおかれた状況 じょうきょう はよくはならない。ある研究 けんきゅう によれば、南 みなみ アフリカの有名 ゆうめい なクルーガー禁猟 きんりょう 区 く では、3分 ぶん の2の動物 どうぶつ が絶滅 ぜつめつ するかもしれないと予測 よそく されている。
気候 きこう 変動 へんどう に対応 たいおう する
大陸 たいりく の脆弱 ぜいじゃく 性 せい に気付 きづ いているアフリカの指導 しどう 者 しゃ たちは、気候 きこう 変動 へんどう と地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か と闘 たたか う国際 こくさい 的 てき な取 と り組 く みをずっと支援 しえん してきた。アフリカの政府 せいふ は砂漠 さばく 化 か と戦 たたか う1994年 ねん の国連 こくれん 会議 かいぎ の重要 じゅうよう な発起人 ほっきにん だった−アフリカの大地 だいち はその3分 ぶん の2が乾燥 かんそう 帯 たい もしくは半 はん 乾燥 かんそう 地域 ちいき であったので特 とく に関心 かんしん が高 たか かった−。多 おお くのアフリカ諸国 しょこく はまた早 はや くに1992年 ねん の気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する国際 こくさい 連合 れんごう 枠 わく 組 ぐみ 条約 じょうやく (UN Framework Convention on Climate Change以下 いか UNFCCC)、初 はじ めてにして唯一 ゆいいつ 温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ 制限 せいげん を定 さだ めた国際 こくさい 的 てき な条約 じょうやく である1997年 ねん の京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ (Kyoto Protocol)に調印 ちょういん した。
しかしアフリカの小 ちい さな産業 さんぎょう 基盤 きばん と貧弱 ひんじゃく な輸送 ゆそう システムと電力 でんりょく 網 もう は温暖 おんだん 化 か ガスをわずかしか排出 はいしゅつ せず、排出 はいしゅつ 削減 さくげん は地域 ちいき において最 さい 優先 ゆうせん 事項 じこう ではなかった。アフリカの政府 せいふ に代 か わって、市民 しみん 社会 しゃかい と開発 かいはつ 協力 きょうりょく 者 しゃ たちは来 きた るべき気候 きこう 変動 へんどう の衝撃 しょうげき に対処 たいしょ する計画 けいかく に焦点 しょうてん を当 あ て、適応 てきおう するにはあまりに脆弱 ぜいじゃく なその地域 ちいき 社会 しゃかい を支 ささ えようとしている。例 たと えば2006年 ねん 9月 がつ 、UNFCCC事務 じむ 局 きょく は33のアフリカの国 くに 、多数 たすう の国際 こくさい 組織 そしき 、市民 しみん 社会 しゃかい グループが出席 しゅっせき する気候 きこう 変動 へんどう 対応 たいおう に関 かん するワークショップを開催 かいさい した。会議 かいぎ では広域 こういき 監視 かんし システムと気候 きこう 変動 へんどう 、旱魃 かんばつ や洪水 こうずい のような深刻 しんこく な天候 てんこう 事象 じしょう の早期 そうき 警告 けいこく の必要 ひつよう 性 せい 、開発 かいはつ と災害 さいがい 準備 じゅんび の長期 ちょうき 対応 たいおう 戦略 せんりゃく の統合 とうごう に注目 ちゅうもく が集 あつ まった。
確 たし かにアフリカの開発 かいはつ 問題 もんだい の多 おお くの局面 きょくめん で、気候 きこう 変動 へんどう に対応 たいおう する国 くに や地域 ちいき 社会 しゃかい の能力 のうりょく を強化 きょうか している。例 たと えば灌漑 かんがい 用法 ようほう はアフリカの多 おお くの地域 ちいき で農業 のうぎょう 収入 しゅうにゅう 上昇 じょうしょう と食糧 しょくりょう 供給 きょうきゅう の安全 あんぜん 保障 ほしょう のために改善 かいぜん が不可欠 ふかけつ である。アフリカの農地 のうち のたった4%程 ほど しか灌漑 かんがい はされていない。より多 おお くの土地 とち に水 みず を引 ひ くことは農業 のうぎょう 開発 かいはつ 計画 けいかく で顕著 けんちょ に示 しめ されるだろう。季 き 節 ぶし 的 てき な降雨 こうう はより安定 あんてい しなくなり、気候 きこう 変動 へんどう によって頻度 ひんど が減 へ り、対応 たいおう 戦略 せんりゃく の中 なか で灌漑 かんがい はより重要 じゅうよう になっていく。灌漑 かんがい は農夫 のうふ たちの生計 せいけい を維持 いじ し、食料 しょくりょう 供給 きょうきゅう を増加 ぞうか させ、地域 ちいき 社会 しゃかい が彼 かれ らの土地 とち に留 と まる事 こと を助 たす けるはずだ。
シエラレオネの気象 きしょう 科学 かがく 者 しゃ オガンレード・デヴィッドソンが彼 かれ のフリータウンのオフィスでアフリカリニューアルに語 かた ったところによれば、問題 もんだい は財政 ざいせい だと言 い う。「気候 きこう 変動 へんどう はアフリカの農業 のうぎょう に大 おお きな影響 えいきょう を与 あた えるだろう。アフリカは農業 のうぎょう システムを変 か える必要 ひつよう が出 で てくる。しかしアフリカがその為 ため の十分 じゅうぶん な資金 しきん 源 げん を持 も たなければそれはできない」と。灌漑 かんがい を始 はじ めとして、肥料 ひりょう 、技術 ぎじゅつ 改善 かいぜん 、よりよい品種 ひんしゅ の生産 せいさん 、これら全 すべ ては多 おお くの投資 とうし を必要 ひつよう とする。「アフリカは温暖 おんだん 化 か ガスを放出 ほうしゅつ することによって発生 はっせい した経済 けいざい 利益 りえき を享受 きょうじゅ したことはない。だからその衝撃 しょうげき を受 う け止 と められる富 とみ を積 つ み上 あ げられていないのだ」アフリカの人々 ひとびと は今 いま 、自分 じぶん たちが持 も ち得 え なかった資源 しげん で自分 じぶん たち以外 いがい の人々 ひとびと が作 つく り出 だ した状況 じょうきょう の影響 えいきょう に対処 たいしょ しなければならない。デヴィッドソンは続 つづ けた。地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か とは「アフリカの国々 くにぐに とって二 に 重 じゅう の損失 そんしつ 」なのだと。
実行 じっこう のための時間 じかん
アフリカは地球 ちきゅう 環境 かんきょう ファシリティ(Global Environment Facility 以下 いか GEF)によって運営 うんえい される二 ふた つの基金 ききん を通 つう じていくつか援助 えんじょ を受 う けている。基金 ききん は開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく の環境 かんきょう 保護 ほご プロジェクトの財政 ざいせい 支援 しえん のために1991年 ねん 設立 せつりつ された。特別 とくべつ 気候 きこう 変動 へんどう 基金 ききん が全 すべ ての開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく の環境 かんきょう 適応 てきおう 、エネルギー管理 かんり 、技術 ぎじゅつ 移転 いてん 、気候 きこう に関 かん する経済 けいざい 変化 へんか への援助 えんじょ を行 おこな っているのに対 たい し、後発 こうはつ 開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく 基金 ききん は唯一 ゆいいつ 後発 こうはつ 開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく として分類 ぶんるい される国々 くにぐに のための基金 ききん である。後発 こうはつ 開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく 基金 ききん は2001年 ねん の設立 せつりつ 以来 いらい 約 やく 1億 おく 1600万 まん ドルの拠出 きょしゅつ 誓約 せいやく を得 え ているが、実際 じっさい に受 う けているのは半分 はんぶん に及 およ ばない。特別 とくべつ 基金 ききん への誓約 せいやく は6200万 まん ドルで5200万 まん ドル以上 いじょう が既 すで に届 とど いている。
政府 せいふ がプライベートセクターや市民 しみん 社会 しゃかい がともに、脆弱 ぜいじゃく 性 せい と必要 ひつよう 性 せい を同一 どういつ 視 し し、国 くに 別 べつ の行動 こうどう 優先 ゆうせん 順位 じゅんい を設定 せってい する国 くに 別 べつ 適応 てきおう 行動 こうどう 計画 けいかく (National Adaptation Plans of Action 以下 いか NAPAs)を開発 かいはつ している。NAPAで提案 ていあん される計画 けいかく は基金 ききん にふさわしい。GEFは国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく 、世界銀行 せかいぎんこう 、国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく によって運営 うんえい されている。
エチオピアは土壌 どじょう 浸食 しんしょく を止 と める目的 もくてき で国 くに の半分 はんぶん を占 し める北部 ほくぶ の乾燥 かんそう 帯 たい に試験 しけん プロジェクトを導入 どうにゅう し、今 こん 特別 とくべつ 基金 ききん からその為 ため の300万 まん ドルのうち100万 まん ドルを受 う けた。その計画 けいかく はまた旱魃 かんばつ と闘 たたか う畜産 ちくさん や農業 のうぎょう を営 いとな むものたちの能力 のうりょく 強化 きょうか を模索 もさく している。ケニアは気候 きこう 変動 へんどう を監視 かんし し管理 かんり する能力 のうりょく を国 くに や、地方 ちほう 、地方 ちほう 共同 きょうどう 体 たい に備 そな え、気候 きこう 変動 へんどう に関連 かんれん するプライベートセクターの促進 そくしん を図 はか るための計画 けいかく で5100万 まん ドルのうち既 すで に650万 まん ドルを受 う けている。
交付 こうふ 金 きん に伴 ともな う問題 もんだい は、IPCCの共同 きょうどう 議長 ぎちょう でエネルギー問題 もんだい の専門 せんもん 家 か であるデヴィッドソン氏 し は温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ 削減 さくげん は、既 すで に脅 おびや かされている地域 ちいき 社会 しゃかい に劇的 げきてき な影響 えいきょう を与 あた えるには少 すく なすぎるという。ごく最近 さいきん まで彼 かれ は地域 ちいき 的 てき な対応 たいおう 計画 けいかく よりも温暖 おんだん 化 か の緩和 かんわ と原因 げんいん の科学 かがく 的 てき な究明 きゅうめい に気候 きこう 変動 へんどう 基金 ききん は焦点 しょうてん を当 あ てていたと見 み ている。「エネルギーがかかる。もしあなたがクリーンエネルギー技術 ぎじゅつ を改良 かいりょう しようとすれば、それは一 いち 国 こく が作 つく る以上 いじょう の相当 そうとう な投資 とうし になるでしょう。その追加 ついか 費用 ひよう は誰 だれ が払 はら うのだろう?」
その疑問 ぎもん に答 こた えなければならないのは、気候 きこう 変動 へんどう と闘 たたか う世界 せかい 規模 きぼ の誓約 せいやく が重要 じゅうよう だという一 ひと つの理由 りゆう がある、とデヴィッドソン氏 し は言 い う。「国際 こくさい 社会 しゃかい がその誓約 せいやく に意味 いみ を見出 みだ せるからだ。しかしもし我々 われわれ が官僚 かんりょう 的 てき で容易 ようい でない多 おお くの引出条件 じょうけん をそのままにするなら、国々 くにぐに は基金 ききん を利用 りよう することが出来 でき ず、問題 もんだい は存続 そんぞく するだろう」」研究 けんきゅう と試験 しけん 的 てき プロジェクトの為 ため の時間 じかん は終 お わったのだ。彼 かれ は断言 だんげん した。「今 いま こそ実行 じっこう する時 とき だ」、と。
NEPADの計画 けいかく :緑 みどり を育 そだ てる
これらの資源 しげん が役立 やくだ つほど作 つく れるかどうか、未 み 解決 かいけつ の問題 もんだい である。アフリカは何 なん 十 じゅう 年 ねん も貧困 ひんこん 削減 さくげん のための資本 しほん を探 さが しているが、より貧 まず しくなっている。分析 ぶんせき によれば、北 きた の国々 くにぐに はアフリカや他 た の発展 はってん 途上 とじょう の地域 ちいき の貧困 ひんこん を緩和 かんわ する開発 かいはつ 援助 えんじょ を加速 かそく すること、ミレニアム開発 かいはつ 目標 もくひょう で設定 せってい されたQOL改善 かいぜん を約束 やくそく するにもかかわらず、援助 えんじょ は実際 じっさい には昨年 さくねん より5%以上 いじょう 減 へ っている。
僅 わず かに疑問 ぎもん だが、アフリカ大陸 たいりく 開発 かいはつ 青写真 あおじゃしん の環境 かんきょう 行動 こうどう 計画 けいかく であるアフリカ開発 かいはつ のための新 しん パートナーシプ(New Partnership for Africa’s Development 以下 いか NEPAD)は、アフリカは貧困 ひんこん レベルの上昇 じょうしょう と深 ふか まる環境 かんきょう 悪化 あっか という二 ふた つの関連 かんれん する未来 みらい に特徴付 とくちょうづ けられているという観測 かんそく の下 もと 始 はじ まった。
行動 こうどう 計画 けいかく は国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく の援助 えんじょ により2003年 ねん に立 た ち上 あ げられた。アフリカのいたるところで貧困 ひんこん は環境 かんきょう 悪化 あっか と資源 しげん 枯渇 こかつ の主 しゅ たる原因 げんいん のままである。...アフリカの国々 くにぐに とって貧困 ひんこん の軽減 けいげん は開発 かいはつ 政策 せいさく の最 さい 優先 ゆうせん 目標 もくひょう である。...生活 せいかつ と、貧困 ひんこん の確固 かっこ たる改善 かいぜん なしに環境 かんきょう 政策 せいさく と計画 けいかく はほとんど達成 たっせい できないだろう。
行動 こうどう 計画 けいかく は地方 ちほう 、国内 こくない 、環境 かんきょう 悪化 あっか に影響 えいきょう を受 う ける小 しょう 区域 くいき を重要 じゅうよう 視 し し、環境 かんきょう モニタリングと研究 けんきゅう を改善 かいぜん し、グリーン技術 ぎじゅつ 移転 いてん を推進 すいしん する更 さら なる効果 こうか 的 てき な国際 こくさい 協力 きょうりょく を求 もと め、災害 さいがい 準備 じゅんび と早期 そうき 警告 けいこく システムを改善 かいぜん し、最 もっと も脆弱 ぜいじゃく な地域 ちいき で気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう を和 やわ らげる。
アフリカは地球 ちきゅう 規模 きぼ の温暖 おんだん 化 か にはほとんど関与 かんよ していないので、気候 きこう 変動 へんどう に関 かん するNEPADの計画 けいかく は地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の上昇 じょうしょう を緩 ゆる やかにする地域 ちいき の貢献 こうけん を強調 きょうちょう する。上昇 じょうしょう を食 く い止 と めるもっとも重要 じゅうよう な要因 よういん は森林 しんりん である。森林 しんりん は温暖 おんだん 化 か の主要 しゅよう な要因 よういん である二酸化炭素 にさんかたんそ ガスを吸収 きゅうしゅう する。アフリカは地球 ちきゅう 上 じょう の森林 しんりん の17%と何 なん 千 せん マイルも先 さき の汚染 おせん 物質 ぶっしつ によって汚 よご された大気 たいき を正常 せいじょう にするのに十分 じゅうぶん な熱帯 ねったい 雨林 うりん の25%を所有 しょゆう している。森林 しんりん はまた概算 がいさん 150万 まん 種 しゅ の驚 おどろ くべき動植物 どうしょくぶつ の多様 たよう 性 せい を支 ささ え、同様 どうよう に何 なん 百 ひゃく 万 まん 人 にん の人々 ひとびと の生計 せいけい を維持 いじ する。
消 き えゆく森 もり
しかしアフリカの森林 しんりん は年間 ねんかん 500万 まん ヘクタールの割合 わりあい で消滅 しょうめつ しつつある、とNEPADは伝 つた える。消費 しょうひ と持続 じぞく 不可能 ふかのう な商業 しょうぎょう 伐採 ばっさい と、焼畑 やきばた の犠牲 ぎせい になっているのだ。アフリカで発電 はつでん する全 ぜん エネルギーの3分 ぶん の2が薪 たきぎ からまかなっている。特 とく に家庭 かてい の調理 ちょうり と暖房 だんぼう での使用 しよう が森 もり の絶滅 ぜつめつ に拍車 はくしゃ をかけている。
アフリカと国際 こくさい 社会 しゃかい はここ数 すう 年 ねん 森林 しんりん を回復 かいふく 保護 ほご するため努力 どりょく してきたけれども、その成果 せいか は芳 かんば しくない。1980年 ねん から1995年 ねん 、調査 ちょうさ によればおよそ森林 しんりん の6600万 まん ヘクタールが破壊 はかい された。そして1977年 ねん から1000万 まん 本 ほん の木 き を植 う えてきた草 くさ の根 ね の女性 じょせい たちの運動 うんどう であるケニアのグリーンベルトムーブメントのような先進 せんしん 的 てき な運動 うんどう がありながらも、森林 しんりん 伐採 ばっさい の割合 わりあい は増加 ぞうか し続 つづ けている。
NEPADの行動 こうどう 計画 けいかく は消 き えゆく農地 のうち の生産 せいさん 力 りょく 改善 かいぜん によって森林 しんりん に対 たい する農業 のうぎょう 的 てき な負荷 ふか の低減 ていげん を行 おこな い、持続 じぞく 可能 かのう な伐採 ばっさい に関 かん する法律 ほうりつ の制定 せいてい ・強化 きょうか することは、いかなるアフリカの森林 しんりん 保護 ほご 計画 けいかく の局面 きょくめん でも成功 せいこう には必要 ひつよう 不可欠 ふかけつ であると主張 しゅちょう する。しかしそれは容易 ようい ではない。木材 もくざい はいくつかの国 くに にとっては重要 じゅうよう な輸出 ゆしゅつ 品目 ひんもく であり、経済 けいざい の悪化 あっか を招 まね くかもしれない輸出 ゆしゅつ 削減 さくげん は困難 こんなん であるかともすれば不可能 ふかのう なのだ。
農業 のうぎょう 生産 せいさん 力 りょく と農業 のうぎょう 収入 しゅうにゅう の押 お し上 あ げはNEPADの優先 ゆうせん 項目 こうもく である。しかしアフリカの地方 ちほう 経済 けいざい の改革 かいかく はコストがかかる長期間 ちょうきかん の計画 けいかく であり、改善 かいぜん のスピードは年間 ねんかん 100万 まん 人 にん が貧困 ひんこん 層 そう へ加 くわ わる状況 じょうきょう を止 と めるには緩 ゆる やか過 す ぎる。
2007年 ねん 5月 がつ にNEPAD事務 じむ 局 きょく はアフリカ諸国 しょこく の環境省 かんきょうしょう によって考慮 こうりょ された環境 かんきょう 保護 ほご や経済 けいざい の専門 せんもん 家 か 800人 にん からなる一団 いちだん が開発 かいはつ した大陸 たいりく の小 しょう 地域 ちいき ごとの気候 きこう 変動 へんどう 対応 たいおう の詳細 しょうさい を発表 はっぴょう した。これらの研究 けんきゅう は今年 ことし の終 お わりにバリで開 ひら かれるUNFCCCの次回 じかい 会議 かいぎ で、アフリカ首脳 しゅのう 陣 じん が行 おこな うプレゼンテーションに用 もち いられるだろう。
市場 いちば に環境 かんきょう 問題 もんだい を意識 いしき させる
緊急 きんきゅう 的 てき な環境 かんきょう ニーズを扱 あつか いづらい経済 けいざい に組 く み合 あわ させる挑戦 ちょうせん はとくにアフリカで強調 きょうちょう される。しかしそれはアフリカではほとんど目新 めあたら しくない。温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ 削減 さくげん の費用 ひよう は、豊 ゆた かな国々 くにぐに とってすら過去 かこ 十 じゅう 年 ねん 以上 いじょう に渡 わた って気候 きこう 変動 へんどう に対応 たいおう する行動 こうどう をするに当 あ たっての主 しゅ たる障害 しょうがい のままだ。科学 かがく 者 しゃ たちが一般 いっぱん 的 てき に今 こん 排出 はいしゅつ 削減 さくげん をして気候 きこう 変動 へんどう の最悪 さいあく の影響 えいきょう を防 ふせ ぐことはそうしなかった時 とき に発生 はっせい するコストより安 やす いと主張 しゅちょう する一方 いっぽう で、いくつかの政府 せいふ は削減 さくげん 規模 きぼ を小 ちい さくし、スピードを緩 ゆる めるために討論 とうろん している。彼 かれ らは世界 せかい 経済 けいざい に与 あた えるダメージの危険 きけん 性 せい と、消費 しょうひ 者 しゃ ・産業 さんぎょう 界 かい へのコストを指摘 してき しているのだ。
2006年 ねん イギリスの気候 きこう 変動 へんどう の経済 けいざい に関 かん する主要 しゅよう な研究 けんきゅう で、世界銀行 せかいぎんこう の前 ぜん チーフエコノミストであるニコラス・スターン卿 きょう は生来 せいらい の自由 じゆう 市場 いちば は、環境 かんきょう を問題 もんだい を意識 いしき することを妨 さまた げられていると主張 しゅちょう した。その働 はたら きはこのようになっている。1トンの鉄鋼 てっこう を生産 せいさん することによって発生 はっせい する経済 けいざい 的 てき 利益 りえき は少数 しょうすう の人々 ひとびと によって享受 きょうじゅ されている。それは例 たと えば工場 こうじょう のオーナーであったり、従業 じゅうぎょう 員 いん であったり、株主 かぶぬし であったりする訳 わけ だ。しかしその温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ と環境 かんきょう へのダメージのコストは、世界中 せかいじゅう の多 おお くの世代 せだい で数 すう 十 じゅう 億 おく 人 にん の人々 ひとびと に分配 ぶんぱい されている。これは工場 こうじょう のオーナーが汚染 おせん 物質 ぶっしつ を削減 さくげん するために生産 せいさん コストを引 ひ き上 あ げる動機 どうき にはほとんどならない。「気候 きこう 変動 へんどう とは」、とスターン卿 きょう は言 い う。「それは世界 せかい が見 み た最大 さいだい の市場 いちば の失敗 しっぱい だ」
もし地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の世界 せかい 的 てき 努力 どりょく を実 みの らせるならば、汚染 おせん 物質 ぶっしつ の費用 ひよう を上昇 じょうしょう させることにより経済 けいざい のプロセスを変 か える事 こと が重要 じゅうよう になる。一 ひと つの提案 ていあん は温暖 おんだん 化 か ガス排出 はいしゅつ 税 ぜい だ。それによって発生 はっせい させるよりもそれを防 ふせ ぐほうが安 やす くなる仕組 しく みを作 つく ることが出来 でき る。しかし炭素 たんそ 税 ぜい は多 おお くの国々 くにぐに から強 つよ い反対 はんたい に遭 あ っており、僅 わず かな少数 しょうすう の政府 せいふ によって導入 どうにゅう されている。
汚染 おせん 物質 ぶっしつ に価格 かかく を設定 せってい する他 ほか の方法 ほうほう として「キャップ・アンド・トレード制度 せいど (二酸化炭素 にさんかたんそ 排出 はいしゅつ の上限 じょうげん および余剰 よじょう 分 ぶん 取引 とりひき 制度 せいど )」は京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の発効 はっこう 以来 いらい 最 もっと も一般 いっぱん 的 てき になっている。京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ は1990年 ねん レベルから5%温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ を削減 さくげん することを調印 ちょういん した国々 くにぐに の産業 さんぎょう 界 かい に要求 ようきゅう している。この合意 ごうい はまたUNFCCCのクリーン開発 かいはつ メカニズム(Clean Development Mechanism以下 いか CDM)を創設 そうせつ した。これは重 じゅう 排出 はいしゅつ 産業 さんぎょう が環境 かんきょう 計画 けいかく に投資 とうし することによって排出 はいしゅつ を削減 さくげん した国 くに から排出 はいしゅつ 権 けん を購入 こうにゅう する有効 ゆうこう な仕組 しく みだ。
例 たと えばもし、理論 りろん 的 てき に工場 こうじょう のオーナーが京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 批准 ひじゅん 政府 せいふ からが10トンの炭素 たんそ 削減 さくげん を要求 ようきゅう されるならば、彼 かれ らは排出 はいしゅつ 削減 さくげん の改善 かいぜん と目標 もくひょう 達成 たっせい のための製造 せいぞう 技術 ぎじゅつ に投資 とうし するだろう。しかし工場 こうじょう のオーナーはその代 か わりに10トンの二酸化炭素 にさんかたんそ を吸収 きゅうしゅう するために植林 しょくりん することをもっと安 やす い手段 しゅだん として選 えら ぶかもしれない。CDMの下 した 、工場 こうじょう のオーナーは削減 さくげん 目標 もくひょう に対 たい して植林 しょくりん することで目標 もくひょう 達成 たっせい とすることが許 ゆる される。彼 かれ らの資金 しきん を節約 せつやく し、大陸 たいりく に投資 とうし する動機 どうき を作 つく り出 だ す。
同 おな じルールは北 きた の国々 くにぐに が彼 かれ らの国内 こくない 削減 さくげん 目標 もくひょう に対 たい してアフリカの発電 はつでん 設備 せつび で削減 さくげん することを勘定 かんじょう にいれることがゆるされる。それは火力 かりょく 発電 はつでん 所 しょ を水力 すいりょく 発電 はつでん や天然 てんねん ガスを利用 りよう した発電 はつでん に変 か えるためのプロジェクト等 とう に適用 てきよう される。その合意 ごうい はまたCDMの排出 はいしゅつ 権 けん を株 かぶ と同 おな じように売買 ばいばい することを許容 きょよう している。
それは1997年 ねん の終 お わりに初 はじ めて提案 ていあん されて以来 いらい 、排出 はいしゅつ 権 けん 取引 とりひき は市場 いちば 規模 きぼ 220億 おく ドルの産業 さんぎょう に発展 はってん し、アフリカはCDM投資 とうし を惹 ひ きつけ低 てい 排出 はいしゅつ のための資本 しほん とし、経済 けいざい 的 てき に環境 かんきょう 問題 もんだい に配慮 はいりょ する開発 かいはつ を援助 えんじょ することを望 のぞ んでいる。しかしアフリカは高度 こうど な経済 けいざい と市場 いちば 制度 せいど の欠如 けつじょ 、低 ひく い管理 かんり 運営 うんえい 能力 のうりょく のため世界中 せかいじゅう のCDMプロジェクトの2%以下 いか しか集 あつ めていない。
上記 じょうき のシステムは豊 ゆた かな国々 くにぐに や経済 けいざい 界 かい がCDMを使 つか って彼 かれ らの相殺 そうさい 計画 けいかく の環境 かんきょう 的 てき 価値 かち をつりあげさせ、自分 じぶん たちの排出 はいしゅつ 削減 さくげん をまぬがれさせるメカニズムになるという批判 ひはん が出 で るなど、議論 ぎろん の余地 よち がある。
しかし京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の2012年 ねん 失効 しっこう 、想定 そうてい よりも温暖 おんだん 化 か が早 はや くなっている事実 じじつ とともに、アフリカの環境 かんきょう 問題 もんだい を意識 いしき した開発 かいはつ 議題 ぎだい はまだ温暖 おんだん 化 か を起 お こす経済 けいざい を変化 へんか させる努力 どりょく からまだ利益 りえき を得 え られるかもしれない。「私 わたし たちは温暖 おんだん 化 か ガス増加 ぞうか の現状 げんじょう を変 か えるとても小 ちい さな窓 まど を持 も っている」とIPCCのラジェンドラ・パウチャリは5月にバンコクでレポーターに語 かた った。「我々 われわれ に残 のこ された時間 じかん は少 すく ない」。
安全 あんぜん 保障 ほしょう 理事 りじ 会 かい :気候 きこう 変動 へんどう は平和 へいわ を脅 おびや かすかもしれない
気候 きこう 変動 へんどう の経済 けいざい 的 てき 、政治 せいじ 的 てき 、社会 しゃかい 的 てき 結果 けっか は気候 きこう 変動 へんどう を防 ふせ がない限 かぎ り平和 へいわ を脅 おびや かすかもしれない。そのようにバン・キ・ムーン国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう は4月 がつ 17日 にち の安全 あんぜん 保障 ほしょう 理事 りじ 会 かい で話 はな した。「人類 じんるい の歴史 れきし を通 とお して、人々 ひとびと は天然 てんねん 資源 しげん をめぐって争 あらそ ってきた」彼 かれ は述 の べた。「天候 てんこう パターンが変化 へんか すること、洪水 こうずい や旱魃 かんばつ やそれに伴 ともな う経済 けいざい 費用 ひよう は社会 しゃかい や地域 ちいき 社会 しゃかい を二 に 極 きょく 化 か させるリスクになりうる」。それによって暴動 ぼうどう や内紛 ないふん のリスクを増 ふ やすことになる。
長 なが く討議 とうぎ が続 つづ いた異常 いじょう な日 ひ だった。イギリスがイニシアチブを取 と り理事 りじ 会 かい で気候 きこう 変動 へんどう について演説 えんぜつ した最初 さいしょ になった。会議 かいぎ でのその演説 えんぜつ に対 たい し批判 ひはん が無 な いわけではなかった。パキスタンのファルク・アミール大使 たいし はG−77や中国 ちゅうごく を含 ふく む発展 はってん 途上 とじょう 国 こく のグループを代表 だいひょう して、その議題 ぎだい は安全 あんぜん 保障 ほしょう 理事 りじ 会 かい の権限 けんげん 外 がい で、国連 こくれん 経済 けいざい 社会 しゃかい 理事 りじ 会 かい や国連 こくれん 総会 そうかい を含 ふく むより大 おお きな組織 そしき への侵犯 しんぱん であると主張 しゅちょう した。しかしその討論 とうろん は海面 かいめん 上昇 じょうしょう によって洪水 こうずい ・浸水 しんすい に面 めん している小 ちい さな島 しま の国々 くにぐに の出席 しゅっせき 者 しゃ からは歓迎 かんげい された。
その会議 かいぎ の議長 ぎちょう であったイギリスのマーガレット・バケット外務 がいむ 大臣 だいじん が言 い った。「今日 きょう は気候 きこう 変動 へんどう と闘 たたか う開発 かいはつ と環境 かんきょう は経済 けいざい と同 おな じくらい避 さ けられない安全 あんぜん 保障 ほしょう の問題 もんだい だということを世界 せかい が認識 にんしき した日 ひ だ」。彼女 かのじょ は、ウガンダのムセベニ大統領 だいとうりょう が、北 きた の産業 さんぎょう による発展 はってん 途上 とじょう の南 みなみ の国々 くにぐに の汚染 おせん は侵略 しんりゃく 行為 こうい としての気候 きこう 変動 へんどう であると語 かた っていることを紹介 しょうかい した。環境 かんきょう と世界 せかい 平和 へいわ の関係 かんけい を強調 きょうちょう した発言 はつげん だった。彼 かれ は安全 あんぜん 保障 ほしょう の観点 かんてん からこの問題 もんだい を捉 とら えた最初 さいしょ のリーダーの一人 ひとり であると、彼女 かのじょ は断言 だんげん した。そして、彼 かれ は最後 さいご の一人 ひとり にはならないだろうとも付 つ け加 くわ えた。
国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう 、気候 きこう 変動 へんどう 会合 かいごう に米 べい 大統領 だいとうりょう の出席 しゅっせき 要請 ようせい
【ワシントン=大塚 おおつか 隆一 りゅういち 】ワシントンを訪 おとず れた潘 はん 基 はじめ 文 ぶん 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう は17日 にち 、ホワイトハウスでブッシュ米 べい 大統領 だいとうりょう と会談 かいだん し、国連 こくれん 総会 そうかい にあわせて9月 くがつ 24日 にち に開 ひら く、事務 じむ 総長 そうちょう 主催 しゅさい の気候 きこう 変動 へんどう に関 かん するハイレベル会合 かいごう への出席 しゅっせき を要請 ようせい した。
温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を最 さい 優先 ゆうせん 課題 かだい の1 ひと つに掲 かか げる潘 はん 事務 じむ 総長 そうちょう は会談 かいだん 後 ご 、記者 きしゃ 団 だん に対 たい し、「気候 きこう 変動 へんどう は人類 じんるい にとって非常 ひじょう に重要 じゅうよう な問題 もんだい だ。大統領 だいとうりょう をニューヨークに迎 むか えることを楽 たの しみにしている」と述 の べた。ホワイトハウスによると、ブッシュ大統領 だいとうりょう は出席 しゅっせき に前向 まえむ きの姿勢 しせい を示 しめ している。
(2007年 ねん 7月 がつ 18日 にち 11時 じ 31分 ふん 読売新聞 よみうりしんぶん )
2007年 ねん 8月 がつ 6日 にち (月) げつ 「しんぶん赤旗 あかはた 」
米 べい の大 だい 企業 きぎょう 経営 けいえい 者 しゃ が温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 強化 きょうか 支持 しじ 声明 せいめい 発表 はっぴょう
【ワシントン=山崎 やまざき 伸治 しんじ 】ゼネラル・エレクトリック(GE)やエクソン・モービル、IBMなど米国 べいこく を代表 だいひょう する大 だい 企業 きぎょう 百 ひゃく 六 ろく 十 じゅう 社 しゃ の最高 さいこう 経営 けいえい 責任 せきにん 者 しゃ (CEO)が個人 こじん 加盟 かめい するビジネス・ラウンドテーブル(BR)はこのほど、「温室 おんしつ 効果 こうか ガスの排出 はいしゅつ 量 りょう を地球 ちきゅう 的 てき 規模 きぼ で削減 さくげん することにつながる共同 きょうどう 行動 こうどう を支持 しじ する」との声明 せいめい を発表 はっぴょう しました。
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の強化 きょうか を求 もと める国際 こくさい 的 てき な世論 せろん がいっそう高 たか まるもとで、米国 べいこく の多 た 国籍 こくせき 企業 きぎょう も対策 たいさく を講 こう じることが「利益 りえき 」だと見 み なし、「積極 せっきょく 姿勢 しせい 」に転換 てんかん を図 はか っています。今回 こんかい の声明 せいめい はそのことを裏付 うらづ けるとともに、見直 みなお しがすすんでいるブッシュ政権 せいけん の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく にも少 すく なからぬ影響 えいきょう を及 およ ぼすものとみられます。
声明 せいめい はBRの環境 かんきょう ・技術 ぎじゅつ ・経済 けいざい 作業 さぎょう 部会 ぶかい のチャド・ホリデー部会 ぶかい 長 ちょう (デュポン社 しゃ CEO)が議会 ぎかい 関係 かんけい 者 しゃ や科学 かがく 者 しゃ の意見 いけん も踏 ふ まえてまとめたもの。同氏 どうし は七 なな 月 がつ 十 じゅう 七 なな 日 にち の公表 こうひょう の際 さい 、「気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する米 べい 企業 きぎょう CEOの考 かんが え方 かた は著 いちじる しく発展 はってん している。自分 じぶん たちの企業 きぎょう にとって重要 じゅうよう な問題 もんだい だと見 み なすCEOが増 ふ えており、多 おお くは米国 べいこく に時宜 じぎ にかなった行動 こうどう を求 もと めている」と述 の べました。
三 さん 十 じゅう 一 いち 日 にち に公表 こうひょう された最終 さいしゅう 版 ばん の声明 せいめい は今後 こんご の政策 せいさく 目標 もくひょう として十 じゅう 一 いち 項目 こうもく を列挙 れっきょ しています。
そのうち「地球 ちきゅう 的 てき 規模 きぼ の問題 もんだい には地球 ちきゅう 的 てき 規模 きぼ の解決 かいけつ 策 さく を導入 どうにゅう する」の項目 こうもく では、「米国 べいこく だけを重視 じゅうし しても、世界 せかい 的 てき 規模 きぼ の温室 おんしつ 効果 こうか ガスを削減 さくげん できないし、大気 たいき 中 ちゅう の濃度 のうど を一定 いってい にすることもできない」と指摘 してき 。中国 ちゅうごく やブラジル、インドといった「主要 しゅよう な排出 はいしゅつ 国 こく 」にも削減 さくげん 目標 もくひょう を守 まも らせるよう求 もと めています。
数値 すうち 目標 もくひょう に触 ふ れず
「柔軟 じゅうなん で段階 だんかい 的 てき なやり方 かた をとる」の項目 こうもく では「経済 けいざい 的 てき 影響 えいきょう が容認 ようにん できない場合 ばあい には目標 もくひょう 修正 しゅうせい できるよう、政策 せいさく 的 てき 枠組 わくぐ みは十分 じゅうぶん に柔軟 じゅうなん であるべきだ」と強調 きょうちょう しています。
声明 せいめい は、具体 ぐたい 的 てき な政策 せいさく に対 たい しては、産業 さんぎょう 間 あいだ の認識 にんしき に濃淡 のうたん があることをにじませています。数値 すうち 目標 もくひょう についてはまったくふれていません。
ブッシュ政権 せいけん は九 きゅう 月 がつ に主要 しゅよう 十 じゅう 五 ご カ国 かこく と国連 こくれん を招待 しょうたい し、温暖 おんだん 化 か の問題 もんだい で国際 こくさい 会議 かいぎ を開催 かいさい します。
異常 いじょう 気象 きしょう 、世界 せかい 各地 かくち で記録 きろく 的 てき WMO、今年 ことし 前半 ぜんはん まとめ
2007年 ねん 08月 がつ 08日 にち 20時 じ 14分 ふん
世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん (WMO)は7日 にち 、今年 ことし 前半 ぜんはん に世界 せかい 各地 かくち で洪水 こうずい や熱 ねつ 波 は など記録 きろく 的 てき な異常 いじょう 気象 きしょう が起 お きたとの報告 ほうこく をまとめた。平均 へいきん 地表 ちひょう 温度 おんど は1月 がつ が平年 へいねん より1.89度 ど 、4月 がつ は1.37度 ど 高 たか く、1880年 ねん の記録 きろく 開始 かいし 以来 いらい 、最 もっと も高 たか かった可能 かのう 性 せい があるとしている。
南 みなみ アジアでは6、7月 がつ に平年 へいねん の2倍 ばい の4回 かい のモンスーン低 てい 気圧 きあつ が発生 はっせい 。インド、パキスタン、バングラデシュの豪雨 ごうう 、洪水 こうずい で500人 にん 以上 いじょう が死亡 しぼう 、約 やく 1000万 まん 人 にん が避難 ひなん した。ペルシャ湾岸 わんがん 地域 ちいき では6月 がつ 、過去 かこ 数 すう 十 じゅう 年 ねん で最大 さいだい のサイクロンがオマーンとイランに上陸 じょうりく 、オマーンでは50人 にん 以上 いじょう が死亡 しぼう した。6月 ろくがつ は中国 ちゅうごく 南部 なんぶ でも豪雨 ごうう による洪水 こうずい で120人 にん が死亡 しぼう 、約 やく 1400万 まん 人 にん が被害 ひがい に遭 あ った。インド洋 いんどよう のモルディブでは、5月 がつ に高波 たかなみ が襲 おそ い、68の島 しま で深刻 しんこく な浸水 しんすい 被害 ひがい があった。
英国 えいこく では5月 がつ から7月 がつ にかけての降雨 こうう 量 りょう が1766年 ねん の観測 かんそく 開始 かいし 以来 いらい 最多 さいた の406ミリを記録 きろく 。6月 ろくがつ 24日 にち と7月 がつ 20日 にち の豪雨 ごうう による洪水 こうずい で、家屋 かおく やインフラ被害 ひがい は60億 おく ドル(約 やく 7118億 おく 円 えん )に達 たっ した。ドイツでも5月 がつ に観測 かんそく 史上 しじょう 最多 さいた の降雨 こうう を記録 きろく 、ところが4月 がつ は史上 しじょう 最 もっと も降雨 こうう が少 すく なかった。6、7月 がつ は欧州 おうしゅう 南東 なんとう 部 ぶ を熱 ねつ 波 は が襲 おそ い、7月 がつ 23日 にち にはブルガリアで史上 しじょう 最高 さいこう の45度 ど を記録 きろく した。熱 ねつ 波 は は各地 かくち で山 やま 火事 かじ を引 ひ き起 お こした。
WMOと国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく が共同 きょうどう で設置 せっち する「気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(IPCC)」の報告 ほうこく 書 しょ によると、過去 かこ 50年 ねん で異常 いじょう 気象 きしょう は増加 ぞうか 傾向 けいこう にあり、特 とく に気温 きおん 上昇 じょうしょう による降雨 こうう 、熱 ねつ 波 は が著 いちじる しい。今後 こんご も加速 かそく する可能 かのう 性 せい が高 たか いという。
「成層圏 せいそうけん にエアロゾル放出 ほうしゅつ 」は温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 最後 さいご の切 き り札 ふだ か?
2007年 ねん 8月 がつ 9日 にち
Eric Smalley 2007年 ねん 08月 がつ 09日 にち
最新 さいしん の研究 けんきゅう によると、大気圏 たいきけん をハッキングすること、つまり、微粒子 びりゅうし を成層圏 せいそうけん や雲 くも の中 なか に注入 ちゅうにゅう して日光 にっこう をさえぎり、温室 おんしつ 効果 こうか ガスに起因 きいん する地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か を食 く い止 と めることは、今 いま すぐにも実現 じつげん 可能 かのう なのだという。
ただ問題 もんだい は、始 はじ めてしまえばその先 さき ずっとやり続 つづ けなければならなくなるということだ。
カナダにあるコンコーディア大学 だいがく のDamon Matthews助教授 じょきょうじゅ とスタンフォード大学 だいがく のKen Caldeira博士 はかせ という2人 ふたり の気象 きしょう 学者 がくしゃ が、大気圏 たいきけん への地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう の効果 こうか を気象 きしょう シミュレーションによって試算 しさん した。
その結果 けっか 、現状 げんじょう のまま二酸化炭素 にさんかたんそ の排出 はいしゅつ を続 つづ けたとしても、地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう で短期間 たんきかん のうちに工業 こうぎょう 化 か 以前 いぜん の気温 きおん に戻 もど せることが明 あき らかになった。具体 ぐたい 的 てき に言 い うと、約 やく 5年 ねん で1900年 ねん ごろの水準 すいじゅん に戻 もど せるということだ。そのうえ、この方策 ほうさく は比較的 ひかくてき 安価 あんか で容易 ようい だということも分 わ かった。
1秒 びょう 当 あ たり20〜25リットルのエアロゾルを放出 ほうしゅつ すれば、成層圏 せいそうけん に十分 じゅうぶん な量 りょう の粒子 りゅうし が保 たも たれ、地球 ちきゅう 上 じょう にある炭素 たんそ 吸収 きゅうしゅう 源 げん が大気圏 たいきけん からより多 おお くの二酸化炭素 にさんかたんそ を吸収 きゅうしゅう するようになり、結果 けっか として気温 きおん を引 ひ き下 さ げられる。
「この程度 ていど の流量 りゅうりょう なら消火 しょうか ホース1本 ほん でまかなえる。年間 ねんかん 1億 おく ドル程度 ていど もあれば、このホースの要 よう 所要 しょよう 所 しょ にポンプを付 つ けて、多数 たすう の気球 ききゅう で成層圏 せいそうけん に浮 う かべておける」とCaldeira博士 はかせ は言 い う。
問題 もんだい は、もしこの計画 けいかく が中断 ちゅうだん されたり頓挫 とんざ したりした場合 ばあい に何 なに が起 お こるかだ。
この地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう を停止 ていし させると、炭素 たんそ 吸収 きゅうしゅう 源 げん は太陽熱 たいようねつ で暖 あたた められ、再 ふたた び二酸化炭素 にさんかたんそ を大気圏 たいきけん に放出 ほうしゅつ するようになる。このリバウンドによって、エアロゾルの放出 ほうしゅつ がなかった場合 ばあい に到達 とうたつ していたであろう温度 おんど まで気温 きおん が上昇 じょうしょう する。
今日 きょう の地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か より10〜20倍 ばい も速 はや い割合 わりあい で、最悪 さいあく の場合 ばあい には10年間 ねんかん で摂氏 せっし 3.9度 ど も気温 きおん が上昇 じょうしょう し、地球 ちきゅう 環境 かんきょう を破壊 はかい し、文明 ぶんめい の存続 そんぞく をも脅 おびや かすだろう。
大 だい 惨事 さんじ を避 さ けるためには、二酸化炭素 にさんかたんそ 濃度 のうど が上昇 じょうしょう し続 つづ ける限 かぎ りずっと、この地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう を続 つづ けなくてはならない。
Caldeira博士 はかせ は、たった今 いま 自動車 じどうしゃ の排気 はいき 管 かん から出 で た二酸化炭素 にさんかたんそ のうち4分 ぶん の1は、千 せん 年 ねん 後 ご にもまだ大気圏 たいきけん に残 のこ っていることを指摘 してき した上 うえ で、「千 せん 年間 ねんかん も故障 こしょう なしに稼働 かどう するシステムなど、われわれは作 つく ったことがない」と続 つづ けた。
技術 ぎじゅつ 的 てき な故障 こしょう が起 お きなかったとしても、状況 じょうきょう の変化 へんか 、たとえば世界 せかい 大戦 たいせん や経済 けいざい 的 てき 破綻 はたん 、あるいは単 たん なる政治 せいじ 的 てき な路線 ろせん 変更 へんこう によっても、ホースの稼働 かどう が停止 ていし させられる可能 かのう 性 せい はある。
エネルギーおよび持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ を専門 せんもん とする研究 けんきゅう 者 しゃ で、スタンフォード大学 だいがく 法学部 ほうがくぶ のDavid Victor教授 きょうじゅ は、Matthews助教授 じょきょうじゅ とCaldeira博士 はかせ の論文 ろんぶん について言及 げんきゅう し、この論文 ろんぶん が強調 きょうちょう しているのは、どの国 くに であれ地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう を試 こころ みる場合 ばあい は、長期 ちょうき 的 てき に持続 じぞく して取 と り組 く まなければならないということだと語 かた った。「たとえて言 い うなら、急 きゅう な坂道 さかみち をブレーキのない自転車 じてんしゃ で降 お りていくようなものだ」とVictor教授 きょうじゅ は語 かた る。
成層圏 せいそうけん に粒子 りゅうし を注入 ちゅうにゅう して日光 にっこう をさえぎるというアイデアは、1970年代 ねんだい にソ連 それん (当時 とうじ )の気候 きこう 学者 がくしゃ Mikhail Budyko博士 はかせ が初 はじ めて提唱 ていしょう したものだが、これまで学術 がくじゅつ 的 てき 敬意 けいい を払 はら われるには至 いた らずにいた。だが昨年 さくねん 、これに変化 へんか が生 しょう じた。ノーベル化学 かがく 賞 しょう 受賞 じゅしょう 者 しゃ のPaul Crutzen博士 はかせ が、このアイディアの可能 かのう 性 せい を真剣 しんけん に検討 けんとう するよう学術 がくじゅつ 界 かい に呼 よ びかけるエッセイを発表 はっぴょう したのだ(ワイアード・ニュースの関連 かんれん 記事 きじ はこちら(英文 えいぶん 記事 きじ ))。
だが、地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう を検討 けんとう することがそのまま実践 じっせん することにつながるわけではない。Crutzen博士 はかせ も、この最新 さいしん の研究 けんきゅう によって明 あき らかになったのは、二酸化炭素 にさんかたんそ によって引 ひ き起 お こされる地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か を打 う ち消 け そうとする試 こころ み自体 じたい に大 おお きなリスクがあることだと発言 はつげん している。「CO2排出 はいしゅつ 量 りょう を削減 さくげん する方 ほう がずっといい」とCrutzen博士 はかせ は語 かた る。
Caldeira博士 はかせ の意見 いけん では、危険 きけん なのは地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう そのものではなく、政治 せいじ 家 か たちが、エネルギーおよび輸送 ゆそう システムを変革 へんかく するという難 なん 事業 じぎょう を避 さ けたい一心 いっしん で、この手法 しゅほう を採用 さいよう することだ。
「(燃費 ねんぴ の悪 わる い)SUV車 しゃ に乗 の り続 つづ けるのなら、私 わたし は地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう の採用 さいよう に反対 はんたい する。石炭 せきたん を燃料 ねんりょう とする火力 かりょく 発電 はつでん 所 しょ が大気圏 たいきけん への二酸化炭素 にさんかたんそ の排出 はいしゅつ を続 つづ けるのなら、私 わたし は地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう に反対 はんたい する」
地球 ちきゅう 工学 こうがく 的 てき 手法 しゅほう というのは、非常時 ひじょうじ のパラシュートにすぎないと考 かんが えるべきなのだと、Caldeira博士 はかせ は言 い う。つまり、使 つか わざるを得 え ないときが決 けっ してこないように真剣 しんけん に願 ねが うべきものなのだと。
[日本語 にほんご 版 ばん :ガリレオ-江藤 えとう 千夏 ちなつ /小林 こばやし 理子 さとこ ]
潘 はん 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう 「温暖 おんだん 化 か は最 さい 重要 じゅうよう 課題 かだい 」 会見 かいけん で強調 きょうちょう
2007年 ねん 08月 がつ 18日 にち 22時 じ 04分 ふん
国連 こくれん の潘 はん 基 はじめ 文 ぶん (パン・ギムン)事務 じむ 総長 そうちょう は17日 にち (日本 にっぽん 時間 じかん 18日 にち )、国連 こくれん 本部 ほんぶ で朝日新聞 あさひしんぶん の船橋 ふなばし 洋一 よういち 主筆 しゅひつ と会見 かいけん した。潘 はん 氏 し は、9月 くがつ に各国 かっこく の首脳 しゅのう らを招 まね いて開 ひら く地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か のハイレベル会合 かいごう について、「国連 こくれん の歴史 れきし で最 もっと も重要 じゅうよう な取 と り組 く みの一 ひと つだ」と強調 きょうちょう 。12月 じゅうにがつ にインドネシアで開 ひら く国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ で、ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の枠組 わくぐ みづくりの本格 ほんかく 交渉 こうしょう を始 はじ めるため、自 みずか らの指導 しどう 力 りょく で米国 べいこく を含 ふく めた各国 かっこく の協力 きょうりょく を取 と り付 つ けることに強 つよ い意欲 いよく を示 しめ した。
潘 はん 氏 し は地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か について、全 ぜん 人類 じんるい が例外 れいがい なく影響 えいきょう を受 う ける安全 あんぜん 保障 ほしょう の問題 もんだい であるとの認識 にんしき を表明 ひょうめい 。先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく のい分 いぶん が対立 たいりつ し、加盟 かめい 国 こく 間 あいだ の温度 おんど 差 さ が大 おお きい温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく について、自 みずか らの呼 よ びかけで9月 がつ 24日 にち に開 ひら くハイレベル会合 かいごう で「政治 せいじ 的 てき 意思 いし 」を結集 けっしゅう し、12月 じゅうにがつ に向 む けた具体 ぐたい 的 てき な指針 ししん を示 しめ したいとの考 かんが えを明 あき らかにした。
また、二酸化炭素 にさんかたんそ (CO)など温室 おんしつ 効果 こうか ガスの最大 さいだい 排出 はいしゅつ 国 こく で、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ を離脱 りだつ した米国 べいこく については、「気候 きこう 変動 へんどう の緊急 きんきゅう 性 せい と重要 じゅうよう 性 せい についての認識 にんしき は国際 こくさい 社会 しゃかい に広 ひろ まっており、米国 べいこく も変 か わりつつある」と主張 しゅちょう 。9月 くがつ の会合 かいごう には、ブッシュ米 べい 大統領 だいとうりょう の参加 さんか を得 え られるとの自信 じしん を見 み せるとともに、米国 べいこく が直後 ちょくご にワシントンで予定 よてい している地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の国際 こくさい 会議 かいぎ についても、国連 こくれん を通 つう じた交渉 こうしょう プロセスの一環 いっかん との認識 にんしき を示 しめ した。
日本 にっぽん に対 たい しては、温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう を2050年 ねん までに半減 はんげん させる安倍 あべ 首相 しゅしょう の基本 きほん 戦略 せんりゃく 「美 うつく しい星 ほし 50」を評価 ひょうか 。日本 にっぽん の京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の目標 もくひょう 達成 たっせい に黄 き 信号 しんごう がともる中 なか 、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく には「日本 にっぽん 政府 せいふ の積極 せっきょく 的 てき な参加 さんか が必要 ひつよう だ」と、奮起 ふんき を呼 よ びかけた。
一方 いっぽう 、自 みずか ら国連 こくれん の積極 せっきょく 的 てき な関与 かんよ を訴 うった えてきたイラク問題 もんだい については、安保理 あんぽり が今月 こんげつ 、国連 こくれん イラク支援 しえん 団 だん (UNAMI)の役割 やくわり 拡大 かくだい 決議 けつぎ を採択 さいたく したことを歓迎 かんげい 。決議 けつぎ の全面 ぜんめん 的 てき な履行 りこう のために、来月 らいげつ 22日 にち にマリキ首相 しゅしょう を共同 きょうどう 議長 ぎちょう とするハイレベル会合 かいごう を開 ひら く計画 けいかく を明 あ かした。
さらに多数 たすう の被害 ひがい 者 しゃ が出 で ている北朝鮮 きたちょうせん の豪雨 ごうう 被害 ひがい について、「史上 しじょう 最悪 さいあく と言 い われた95年 ねん の洪水 こうずい に比肩 ひけん する」と危機 きき 感 かん を表明 ひょうめい 。これを理由 りゆう に対 たい 北朝鮮 きたちょうせん 制裁 せいさい を解除 かいじょ する必要 ひつよう 性 せい については否定 ひてい 的 てき な見解 けんかい を示 しめ したものの、幅広 はばひろ い国際 こくさい 支援 しえん の必要 ひつよう 性 せい を訴 うった えた。また、7年 ねん ぶりの南北朝鮮 なんぼくちょうせん 首脳 しゅのう 会談 かいだん を歓迎 かんげい し、将来 しょうらい の訪朝 ほうちょう にも前向 まえむ きな姿勢 しせい を見 み せた。
〈潘 はん 基 はじめ 文 ぶん 氏 し 〉 44年 ねん 、韓国 かんこく 中部 ちゅうぶ の忠清 ただきよ 北道 ほくどう 生 う まれ。70年 ねん にソウル大 だい を卒業 そつぎょう し、外務省 がいむしょう (現 げん 外交 がいこう 通商 つうしょう 省 しょう )に入省 にゅうしょう 。駐米 ちゅうべい 公使 こうし 、国連 こくれん 大使 たいし などを歴任 れきにん した後 のち 、04年 ねん 1月 がつ 、外交 がいこう 通商 つうしょう 相 しょう に就任 しゅうにん した。
06年 ねん 2月 がつ に国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう 選 せん へ出馬 しゅつば 表明 ひょうめい 。今年 ことし 1月 がつ 、アジア出身 しゅっしん として36年 ねん ぶりに、8代目 だいめ 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう に就任 しゅうにん した。
高校 こうこう 時代 じだい に知 し り合 あ った妻 つま との間 あいだ に息子 むすこ 1人 にん 、娘 むすめ 2人 にん 。
「先進 せんしん 国 こく 、温室 おんしつ ガス40%削減 さくげん を」国連 こくれん 部会 ぶかい 、採択 さいたく し閉会 へいかい
2007年 ねん 09月 がつ 01日 にち 12時 じ 58分 ふん
ウィーンで開 ひら かれている国連 こくれん の気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく の作業 さぎょう 部会 ぶかい は31日 にち 、二酸化炭素 にさんかたんそ など温室 おんしつ 効果 こうか ガスをどの程度 ていど 削減 さくげん することが可能 かのう かなどについて協議 きょうぎ した。地球 ちきゅう 規模 きぼ の排出 はいしゅつ 量 りょう を21世紀 せいき 半 なか ばに00年 ねん の半分 はんぶん 以下 いか にし、先進 せんしん 国 こく が2020年 ねん までに90年 ねん 比 ひ で25〜40%削減 さくげん する必要 ひつよう 性 せい に留意 りゅうい するとの文書 ぶんしょ を採択 さいたく 、閉会 へいかい した。
文書 ぶんしょ は、削減 さくげん の可能 かのう 性 せい や削減 さくげん 幅 はば について「気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(IPCC)」第 だい 3作業 さぎょう 部会 ぶかい が5月 がつ にまとめた第 だい 4次 じ 評価 ひょうか 報告 ほうこく 書 しょ を引用 いんよう 。温室 おんしつ 効果 こうか ガスの排出 はいしゅつ のピークを10〜15年 ねん 後 ご にし、21世紀 せいき 半 なか ばには00年 ねん レベルの半分 はんぶん 以下 いか にする内容 ないよう のシナリオに言及 げんきゅう した。削減 さくげん 幅 はば は先進 せんしん 国 こく にとって最 もっと も厳 きび しい数字 すうじ が例示 れいじ され、削減 さくげん 目標 もくひょう 設定 せってい に向 む けた今後 こんご の議論 ぎろん の尺度 しゃくど として有用 ゆうよう との認識 にんしき が示 しめ された。
文書 ぶんしょ に拘束 こうそく 力 りょく はないものの、12月 じゅうにがつ にインドネシア・バリ島 とう で開 ひら かれる同 どう 条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ など、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 後 ご の2013年 ねん 以降 いこう の枠組 わくぐ みづくりの議論 ぎろん に影響 えいきょう を与 あた えそうだ。
一方 いっぽう 、同 どう 条約 じょうやく 事務 じむ 局 きょく は地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か による大 おお きな被害 ひがい を防 ふせ ぐために必要 ひつよう な投資 とうし 額 がく が、2030年 ねん には少 すく なくとも2000億 おく ドル(約 やく 23兆 ちょう 2000億 おく 円 えん )に達 たっ するなどと試算 しさん した報告 ほうこく 書 しょ を提出 ていしゅつ した。
2007/09/04-18:58 ポスト京都 きょうと 交渉 こうしょう へ特別 とくべつ 代表 だいひょう =中国 ちゅうごく
【北京 ぺきん 4日 にち 時事 じじ 】中国 ちゅうごく 外務省 がいむしょう の姜 きょう 瑜副報道 ほうどう 局長 きょくちょう は4日 にち の定例 ていれい 会見 かいけん で、楊潔◆(竹 たけ カンムリに褫のつくり)外相 がいしょう をトップとする気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい に関 かん する「対外 たいがい 工作 こうさく 指導 しどう 小 しょう 組 ぐみ 」を外務 がいむ 省内 しょうない に設立 せつりつ したほか、ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の枠組 わくぐ みづくり交渉 こうしょう に専従 せんじゅう する特別 とくべつ 代表 だいひょう を新 あら たに設 もう け、于慶泰 やすし ・前 ぜん 駐 ちゅう タンザニア大使 たいし を任命 にんめい したことを明 あき らかにした。
「ポスト京都 きょうと 」担当 たんとう 、中国 ちゅうごく が特別 とくべつ 代表 だいひょう ・対策 たいさく 組織 そしき も設置 せっち
【北京 ぺきん =佐藤 さとう 賢 けん 】中国 ちゅうごく 外務省 がいむしょう は3日 にち 、「ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 」といわれる2013年 ねん 以降 いこう の地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の新 あたら しい枠組 わくぐ みに関 かん する外交 がいこう 交渉 こうしょう を担当 たんとう する特別 とくべつ 代表 だいひょう を新設 しんせつ し、于慶泰 やすし ・元 もと タンザニア大使 たいし を任命 にんめい した。楊外相 がいしょう をトップとする対策 たいさく 組織 そしき も設置 せっち 。「ポスト京都 きょうと 」を巡 めぐ る外交 がいこう 交渉 こうしょう の本格 ほんかく 化 か を控 ひか えて体制 たいせい を整 ととの え、議論 ぎろん に積極 せっきょく 的 てき に参加 さんか する姿勢 しせい を強調 きょうちょう した。
中国 ちゅうごく は京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ で温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ 削減 さくげん の義務 ぎむ を負 お わないが、世界 せかい 第 だい 2位 い の排出 はいしゅつ 国 こく 。議論 ぎろん への積極 せっきょく 姿勢 しせい は示 しめ すものの、先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく との「区別 くべつ ある責任 せきにん 原則 げんそく 」を主張 しゅちょう し、温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい の責任 せきにん はまず先進 せんしん 国 こく が負 お うべきだとの立場 たちば は崩 くず していない。温暖 おんだん 化 か ガスの削減 さくげん 義務 ぎむ 化 か を拒 こば んでおり、交渉 こうしょう を巡 めぐ る各国 かっこく との主導 しゅどう 権 けん 争 あらそ いが激 はげ しくなりそうだ。(07:00)
「地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 」が紛争 ふんそう の種 たね にも...英 えい 研究所 けんきゅうじょ が警告 けいこく 、対策 たいさく 訴 うった え
【ロンドン=本間 ほんま 圭一 けいいち 】英国 えいこく の有力 ゆうりょく シンクタンク、国際 こくさい 戦略 せんりゃく 研究所 けんきゅうじょ (IISS)は12日 にち 発表 はっぴょう した「戦略 せんりゃく 概観 がいかん 2007」で、気候 きこう 変動 へんどう を安全 あんぜん 保障 ほしょう に直結 ちょっけつ する課題 かだい として重点的 じゅうてんてき に取 と り上 あ げ、国際 こくさい 社会 しゃかい が今後 こんご 数 すう 年間 ねんかん に本格 ほんかく 的 てき な地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく に乗 の り出 だ さなければ、今世紀 こんせいき 後半 こうはん に政情 せいじょう 不安 ふあん や戦争 せんそう を誘発 ゆうはつ しかねないと警告 けいこく した。
英 えい 政府 せいふ を含 ふく め、主要 しゅよう 国 こく の政策 せいさく 決定 けってい に影響 えいきょう を与 あた える「概観 がいかん 」が、各国 かっこく に早急 そうきゅう な温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を呼 よ びかけた形 かたち だ。
「概観 がいかん 」は、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か により海面 かいめん の上昇 じょうしょう や自然 しぜん 災害 さいがい が発生 はっせい 、「食糧 しょくりょう 、水 みず 、エネルギー資源 しげん を巡 めぐ る競争 きょうそう が激化 げきか し、貧富 ひんぷ の差 さ も拡大 かくだい する」と指摘 してき 。気候 きこう 変動 へんどう が人道 じんどう 上 じょう の危機 きき を招 まね き、結果 けっか 的 てき に安全 あんぜん 保障 ほしょう に影響 えいきょう を与 あた えるとの論旨 ろんし を展開 てんかい 、早急 そうきゅう な温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を呼 よ びかけた。
特 とく に、気候 きこう 変動 へんどう による危機 きき を指摘 してき されたのがアフリカ諸国 しょこく だ。地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう を受 う ける資源 しげん に依存 いぞん する割合 わりあい が高 たか いためで、「概観 がいかん 」は「気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう を特 とく に受 う けやすい地域 ちいき 」と主張 しゅちょう 。中 なか でも、エチオピアやスーダンなど東 ひがし アフリカ地域 ちいき で今後 こんご 、農作物 のうさくもつ の収穫 しゅうかく 量 りょう が激減 げきげん 、紛争 ふんそう に直結 ちょっけつ する可能 かのう 性 せい に言及 げんきゅう した。
「概観 がいかん 」が今回 こんかい 、気候 きこう 変動 へんどう を強調 きょうちょう したのは、専門 せんもん 家 か の間 あいだ で、安全 あんぜん 保障 ほしょう との関連 かんれん の指摘 してき が目立 めだ ってきたためだ。国連 こくれん 安全 あんぜん 保障 ほしょう 理事 りじ 会 かい は今年 ことし 4月 がつ 、気候 きこう 変動 へんどう が安全 あんぜん 保障 ほしょう に与 あた える影響 えいきょう を討論 とうろん しており、「概観 がいかん 」も今回 こんかい 、「気候 きこう 変動 へんどう は国家 こっか や国家 こっか 間 あいだ の安全 あんぜん 保障 ほしょう の要 よう 」と位置付 いちづ けた。
(2007年 ねん 9月 がつ 12日 にち 22時 じ 14分 ふん 読売新聞 よみうりしんぶん )
グローバル・アイ:温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の制約 せいやく 省 しょう 資源 しげん との両立 りょうりつ に知恵 ちえ を=西川 にしかわ 恵 めぐみ
地球 ちきゅう 科学 かがく 研究 けんきゅう と国際 こくさい 政治 せいじ が融合 ゆうごう した地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい は、今年 ことし 6月 がつ のハイリゲンダム・サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )から来年 らいねん の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットを経 へ る中 なか で、国際 こくさい 政治 せいじ の主要 しゅよう 課題 かだい としての位置 いち をますます大 おお きなものにするだろう。
政治 せいじ としての地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい は、温室 おんしつ 効果 こうか ガスの数値 すうち 目標 もくひょう をどうするかで、先進 せんしん 国 こく 間 あいだ 、先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく の間 あいだ で綱引 つなひ きがある。ただ科学 かがく 的 てき 見地 けんち からすれば、地球 ちきゅう の持続 じぞく 可能 かのう な成長 せいちょう のためには(1)CO2 しーおーつー の排出 はいしゅつ 抑制 よくせい (2)省 しょう 資源 しげん (リサイクル)社会 しゃかい の実現 じつげん −−が不可欠 ふかけつ なことは論 ろん をまたない。
もっとも最近 さいきん 、来日 らいにち したレアメタル(希少 きしょう 金属 きんぞく )のリサイクルで世界 せかい トップのユミコア社 あしゃ (ベルギー)のトーマス・レイセン社長 しゃちょう にインタビューして、環境 かんきょう 基準 きじゅん を厳 きび しくすれば省 しょう 資源 しげん 社会 しゃかい に行 い き着 つ く、という単線 たんせん 的 てき なものでないことも改 あらた めて確認 かくにん した。
創業 そうぎょう 200年 ねん の同社 どうしゃ は、もとはアフリカの鉱山 こうざん からコバルト、亜鉛 あえん 、銅 どう などを採掘 さいくつ していたが、15年 ねん 前 まえ にレアメタルのリサイクル事業 じぎょう を柱 はしら に据 す えた。車 くるま の排 はい ガスを無毒 むどく 化 か する触媒 しょくばい 装置 そうち を廃車 はいしゃ から買 か い集 あつ め、触媒 しょくばい として使 つか われたレアメタルを取 と り出 だ している。
逆説 ぎゃくせつ 的 てき だが、同 どう 社長 しゃちょう によると「環境 かんきょう に優 やさ しいハイブリッド車 しゃ ほどレアメタルを必要 ひつよう とする」という。触媒 しょくばい は白金 はっきん 、パラジウム、ロジウムの3種 しゅ のレアメタルを使 つか う。しかしハイブリッド車 しゃ になると厳 きび しい排 はい ガス基準 きじゅん を満 み たすため、より多 おお くのロジウムが必要 ひつよう となる。生産 せいさん 量 りょう が限定 げんてい されているため、「価格 かかく は5年 ねん 前 まえ は金 かね の2倍 ばい だったのが、いまは10倍 ばい 」と言 い う。
「中国 ちゅうごく は何 なん 年 ねん か前 まえ まで触媒 しょくばい を使 つか わなかった。5年 ねん 前 まえ でも欧州 おうしゅう と比 くら べて25年 ねん 遅 おく れの排 はい ガス基準 きじゅん だった。しかし来年 らいねん には欧州 おうしゅう の04年 ねん 基準 きじゅん を適用 てきよう するので、触媒 しょくばい に使 つか う白金 はっきん 、パラジウム、ロジウムの輸入 ゆにゅう が急増 きゅうぞう している」。この一 いち 例 れい が示 しめ すのは、世界 せかい 的 てき に環境 かんきょう 基準 きじゅん を守 まも るようになればなるほど、それに比 ひ して資源 しげん に負荷 ふか がかかるという事実 じじつ だ。
レアメタル最大 さいだい 産地 さんち の南 みなみ アフリカについて、同 どう 社長 しゃちょう は「生産 せいさん は頭打 あたまう ちで、時 とき には地中 ちちゅう 1000メートル以上 いじょう も掘 ほ らねばならなくなっている。ロシアや豪州 ごうしゅう などの産地 さんち を考慮 こうりょ しても世界 せかい の需要 じゅよう に十分 じゅうぶん でなく、レアメタルは原油 げんゆ と同様 どうよう 、戦略 せんりゃく 物資 ぶっし になっている」と指摘 してき した。
「地球 ちきゅう を救 すく おう」と言 い うは易 えき (やす)く行 ぎょう うは難 かた し。温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく は進 すす めねばならないが、そこには産業 さんぎょう 上 じょう 、資源 しげん 上 じょう 、さまざまな制約 せいやく があることも押 お さえておく必要 ひつよう がある。技術 ぎじゅつ 革新 かくしん (代替 だいたい 品 ひん の開発 かいはつ など)はこの制約 せいやく を打 う ち破 やぶ る有力 ゆうりょく な武器 ぶき の一 ひと つだが、環境 かんきょう 保護 ほご =省 しょう 資源 しげん というパラダイムを生 う み出 だ すために知恵 ちえ を絞 しぼ らねばならない。(専門 せんもん 編集 へんしゅう 委員 いいん )
毎日新聞 まいにちしんぶん 2007年 ねん 9月 がつ 15日 にち 東京 とうきょう 朝刊 ちょうかん
砂漠 さばく 化 か 対処 たいしょ の国連 こくれん 会議 かいぎ 不調 ふちょう に終 お わる、NGO報告 ほうこく
* 2007年 ねん 09月 がつ 16日 にち 01:34 発信 はっしん 地 ち :マドリッド/スペイン
【9月 がつ 16日 にち AFP】マドリッド(Madrid)で3日 にち から開催 かいさい されていた砂漠 さばく 化 か 対策 たいさく に関 かん する国連 こくれん の会議 かいぎ は15日 にち 、今後 こんご 10年間 ねんかん にわたるアクションプランの予算 よさん について合意 ごうい に至 いた らなかった。会議 かいぎ にオブザーバーとして参加 さんか していたNGO、「Ecologists in Action」が伝 つた えた。
同 どう NGOは、会議 かいぎ が失敗 しっぱい に終 お わった原因 げんいん は日本 にっぽん や米国 べいこく にあるとして両国 りょうこく を非難 ひなん 。もっともこの報告 ほうこく について、主催 しゅさい 者 しゃ 側 がわ の確認 かくにん は取 と れていない。
今回 こんかい の会合 かいごう は14日 にち までの予定 よてい とされていたが、具体 ぐたい 的 てき な合意 ごうい の達成 たっせい を目指 めざ し期限 きげん が15日 にち にまで延長 えんちょう されていた。
砂漠 さばく 化 か 対策 たいさく については、1994年 ねん に国連 こくれん 砂漠 さばく 化 か 対処 たいしょ 条約 じょうやく (UNCCD、United Nations Convention to Combat Desertification)がパリで採択 さいたく され、これまでに191か国 こく により署名 しょめい されている。今回 こんかい の会議 かいぎ では、資金 しきん やその他 た の援助 えんじょ を含 ふく めた合意 ごうい を取 と り付 つ け、同 どう 条約 じょうやく の「復活 ふっかつ 」が望 のぞ まれていた。
環境 かんきょう 専門 せんもん 家 か によれば、砂漠 さばく 化 か により第 だい 三 さん 世界 せかい の人々 ひとびと の生活 せいかつ が危機 きき にひんしており、すでに約 やく 2億 おく 人 にん に対 たい して影響 えいきょう が生 しょう じているという。(c)AFP
オゾン層 そう 破壊 はかい 物質 ぶっしつ の全廃 ぜんぱい 期限 きげん 前倒 まえだお しに、モントリオール議定 ぎてい 書 しょ の締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう
* 2007年 ねん 09月 がつ 23日 にち 11:59 発信 はっしん 地 ち :モントリオール/カナダ
【9月 がつ 23日 にち AFP】国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく (United Nations Environmental Program、UNEP)のアヒム・シュタイナー(Achim Steiner)事務 じむ 局長 きょくちょう は22日 にち 、カナダのモントリオール(Montreal)で開 ひら かれていたモントリオール議定 ぎてい 書 しょ の締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう で、参加 さんか 国 こく がオゾン層 そう の破壊 はかい や地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の悪化 あっか につながる化学 かがく 物質 ぶっしつ の全廃 ぜんぱい に向 む けた動 うご きを加速 かそく 化 か することで合意 ごうい したと発表 はっぴょう した。
合意 ごうい した規制 きせい 策 さく のもとで、先進 せんしん 国 こく はオゾン層 そう 破壊 はかい 物質 ぶっしつ であるハイドロクロロフルオロカーボン(Hydrochlorofluorocarbon、HCFC)の生産 せいさん を2020年 ねん までに全廃 ぜんぱい 、途上 とじょう 国 こく は従来 じゅうらい の期限 きげん を10年 ねん 前倒 まえだお しして2030年 ねん までにHCFCの生産 せいさん を全廃 ぜんぱい する。
モントリオール議定 ぎてい 書 しょ は、冷蔵庫 れいぞうこ や難 なん 燃 もえ 剤 ざい 、ヘアスプレーなどに使用 しよう されることが多 おお いHCFCなどの化学 かがく 物質 ぶっしつ の使用 しよう 中止 ちゅうし を目指 めざ して1987年 ねん に採択 さいたく されたが、今回 こんかい の合意 ごうい によって、同 どう 議定 ぎてい 書 しょ で定 さだ められたスケジュールが変更 へんこう された形 かたち だ。当初 とうしょ の議定 ぎてい 書 しょ と今回 こんかい の合意 ごうい は、オゾンホールの拡大 かくだい を遅 おく らせ、最終 さいしゅう 的 てき にはオゾン層 そう を回復 かいふく させることを目的 もくてき としている。オゾン層 そう は、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か を加速 かそく 化 か し、皮膚 ひふ がんの原因 げんいん ともなる有害 ゆうがい な太陽光 たいようこう 線 せん から地球 ちきゅう や人間 にんげん を保護 ほご する働 はたら きをする。
■中国 ちゅうごく が合意 ごうい
シュタイナー事務 じむ 局長 きょくちょう は、HCFCをめぐる規制 きせい の前倒 まえだお しで各国 かっこく が合意 ごうい に達 たっ したことは、気候 きこう 変動 へんどう に歯止 はど めをかけるうえで「極 きわ めて重要 じゅうよう なきっかけ」だとして合意 ごうい を歓迎 かんげい 、前倒 まえだお しを支持 しじ した中国 ちゅうごく の姿勢 しせい を称賛 しょうさん した。
同 どう 事務 じむ 局長 きょくちょう は「今回 こんかい の合意 ごうい は、少 すく なくともここ5、6年 ねん の環境 かんきょう 問題 もんだい をめぐる国際 こくさい 的 てき な交渉 こうしょう においてはもっとも重要 じゅうよう な躍進 やくしん だ」と述 の べている。
カナダのジョン・ベアード(John Baird)環境 かんきょう 相 しょう は、190か国 こく と欧州 おうしゅう 連合 れんごう (European Union)が参加 さんか して1週間 しゅうかん にわたって行 おこな われた締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう での成功 せいこう について「地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か との闘 たたか いにおける重要 じゅうよう なステップ」と述 の べている。
シュタイナー事務 じむ 局長 きょくちょう は、HCFCの世界 せかい 最大 さいだい の生産 せいさん 国 こく であり消費 しょうひ 国 こく でもある中国 ちゅうごく が、規制 きせい の前倒 まえだお しを支持 しじ したことを称賛 しょうさん 、「われわれは、国際 こくさい 社会 しゃかい が特 とく に中国 ちゅうごく のような国 くに を支援 しえん する負担 ふたん 共有 きょうゆう 方式 ほうしき について協議 きょうぎ している。新 あら たな合意 ごうい 内容 ないよう を履行 りこう するために大 おお きな影響 えいきょう を受 う けるにもかかわらず、中国 ちゅうごく は、国際 こくさい 合意 ごうい に達 たっ するために目覚 めざ ましい意欲 いよく を示 しめ した」と述 の べた。
■代替 だいたい フロン、生産 せいさん 凍結 とうけつ と全廃 ぜんぱい の期限 きげん が前倒 まえだお しに
HCFCは、工業 こうぎょう 用 よう 冷却 れいきゃく 剤 ざい として使用 しよう されることが多 おお かったオゾンの破壊 はかい 力 りょく が強 つよ いクロロフルオロカーボン(chlorofluorocarbon、CFC)の代替 だいたい 品 ひん として普及 ふきゅう したが、締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう で合意 ごうい した規制 きせい 策 さく では、生産 せいさん の凍結 とうけつ と全廃 ぜんぱい の期限 きげん がいずれも前倒 まえだお しされている。
途上 とじょう 国 こく は、HCFCの生産 せいさん ・消費 しょうひ を、2016年 ねん ではなく2013年 ねん までに凍結 とうけつ 、2030年 ねん までに生産 せいさん を全廃 ぜんぱい する。
一方 いっぽう 、先進 せんしん 国 こく は、2010年 ねん にHCFCの消費 しょうひ を75%削減 さくげん し、2020年 ねん までに生産 せいさん ・消費 しょうひ を全廃 ぜんぱい する。
米 べい 政府 せいふ は、規制 きせい の前倒 まえだお しによって、オゾン層 そう 破壊 はかい 物質 ぶっしつ の大気圏 たいきけん 中 ちゅう への排出 はいしゅつ 量 りょう が47%削減 さくげん されるとの見通 みとお しを示 しめ している。
UNEPは、モントリオールでの成功 せいこう が、12月にインドネシアのバリ(Bali)で開催 かいさい される国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠 わく 組 ぐみ 条約 じょうやく (UNFCCC)締約 ていやく 国 こく 会合 かいごう での議論 ぎろん に弾 はず みをつけると述 の べた。
また、ホワイトハウス(White House)は、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい との闘 たたか いにおける努力 どりょく を後押 あとお しするとして、今回 こんかい の合意 ごうい を歓迎 かんげい している。(c)AFP/Philippe
温暖 おんだん 化 か 国連 こくれん 会合 かいごう 始 はじ まる 首脳 しゅのう 70人 にん 以上 いじょう が参加 さんか
2007年 ねん 09月 がつ 25日 にち 02時 じ 10分 ふん
約 やく 160カ国 かこく の代表 だいひょう が地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい について話 はな し合 あ う国連 こくれん のハイレベル会合 かいごう が24日 にち 朝 あさ (日本 にっぽん 時間 じかん 同日 どうじつ 夜 よる )、国連 こくれん 本部 ほんぶ で始 はじ まった。70人 にん 以上 いじょう の首脳 しゅのう が参加 さんか し、気候 きこう 変動 へんどう にテーマを絞 しぼ った会合 かいごう としては過去 かこ 最大 さいだい 規模 きぼ 。潘 はん 基 はじめ 文 ぶん (パン・ギムン)事務 じむ 総長 そうちょう は冒頭 ぼうとう 演説 えんぜつ で、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の第 だい 1約束 やくそく 期間 きかん が切 き れる2013年 ねん 以降 いこう の対策 たいさく の枠組 わくぐ みについて「一刻 いっこく も早 はや く合意 ごうい しなければならない」と述 の べ、12月 じゅうにがつ の国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP13)で本格 ほんかく 交渉 こうしょう に入 はい るよう訴 うった えた。
潘 はん 事務 じむ 総長 そうちょう は「いま行動 こうどう しないことは、長期 ちょうき 的 てき に見 み れば最 もっと も代償 だいしょう の大 おお きい行動 こうどう だ」と指摘 してき 。新 あら たな枠組 わくぐ みに必要 ひつよう な要素 ようそ として、(1)先進 せんしん 工業 こうぎょう 国 こく による排出 はいしゅつ 量 りょう 削減 さくげん に向 む けた指導 しどう 力 りょく の強化 きょうか (2)「(先進 せんしん 国 こく とは)共通 きょうつう だが差異 さい ある責任 せきにん 」があるという原則 げんそく に基 もと づく途上 とじょう 国 こく の参加 さんか 奨励 しょうれい (3)特 とく に低 てい 開発 かいはつ 国 こく と小 ちい さな島国 しまぐに の被害 ひがい を軽減 けいげん する「適応 てきおう 」支援 しえん の拡大 かくだい (4)技術 ぎじゅつ の開発 かいはつ と普及 ふきゅう の強化 きょうか (5)市場 いちば の活用 かつよう による資金 しきん 調達 ちょうたつ の新 しん 手法 しゅほう ――を挙 あ げた。
会合 かいごう の中心 ちゅうしん となるテーマ別 べつ 討論 とうろん では各国 かっこく の発言 はつげん が続 つづ き、サルコジ仏 ふつ 大統領 だいとうりょう は「2050年 ねん までの排出 はいしゅつ 量 りょう 半減 はんげん は絶対 ぜったい 的 てき な優先 ゆうせん 課題 かだい だ。すべての先進 せんしん 国 こく 、主要 しゅよう 排出 はいしゅつ 国 こく はこうした目標 もくひょう 達成 たっせい に取 と り組 く まねばならない」と主張 しゅちょう 。議定 ぎてい 書 しょ の目標 もくひょう 達成 たっせい を断念 だんねん しているカナダのハーパー首相 しゅしょう は「我 わ が国 くに の対策 たいさく の中核 ちゅうかく は環境 かんきょう 保護 ほご と経済 けいざい 成長 せいちょう のバランスだ」と述 の べた。
会合 かいごう は、「ポスト京都 きょうと 」の新 あら たな枠組 わくぐ みづくりに向 む け、強 つよ い政治 せいじ 的 てき メッセージを送 おく ることを目的 もくてき に潘 はん 事務 じむ 総長 そうちょう が呼 よ びかけた。日本 にっぽん からは森 もり 喜朗 よしろう 元 もと 首相 しゅしょう が首相 しゅしょう 特使 とくし として演説 えんぜつ を予定 よてい 。ブッシュ米 べい 大統領 だいとうりょう も夕食 ゆうしょく 会合 かいごう に出席 しゅっせき する。
WFP事務 じむ 局長 きょくちょう :「気候 きこう 変動 へんどう 、食糧 しょくりょう 供給 きょうきゅう の脅威 きょうい 」 アフリカの生産 せいさん 、半減 はんげん の恐 おそ れ
国連 こくれん 世界 せかい 食糧 しょくりょう 計画 けいかく (WFP)のジョゼット・シーラン事務 じむ 局長 きょくちょう (53)が都内 とない で毎日新聞 まいにちしんぶん と会見 かいけん した。「干 かん ばつでアフリカの農業 のうぎょう 生産 せいさん 量 りょう が半分 はんぶん に落 お ち込 こ む」との予測 よそく を挙 あ げ、穀物 こくもつ 価格 かかく 高騰 こうとう と共 とも に、気候 きこう 変動 へんどう が世界 せかい の食糧 しょくりょう 事情 じじょう にとり「真 しん の課題 かだい だ」と指摘 してき した。バイオ燃料 ねんりょう ブームのほか、中国 ちゅうごく などの食糧 しょくりょう 需要 じゅよう 増加 ぞうか に伴 ともな う穀物 こくもつ 価格 かかく 高騰 こうとう で、WFPの食糧 しょくりょう 調達 ちょうたつ コストは過去 かこ 5年間 ねんかん で5割 わり 上昇 じょうしょう 、「今後 こんご 、WFPの食糧 しょくりょう の調達 ちょうたつ や供給 きょうきゅう 量 りょう が大幅 おおはば に減 へ ることもある」と訴 うった えた。
シーラン氏 し によると、アフリカではかんがい施設 しせつ が乏 とぼ しいため「農業 のうぎょう の9割 わり 以上 いじょう を雨水 あまみず に頼 たよ っている」という。今年 ことし のノーベル平和 へいわ 賞 しょう に決 き まった「気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(IPCC)」の研究 けんきゅう をもとに「干 かん ばつで、アフリカの農業 のうぎょう 生産 せいさん 量 りょう は20年 ねん までに現在 げんざい の半分 はんぶん になるとの予測 よそく もあり、食糧 しょくりょう 供給 きょうきゅう に重大 じゅうだい な打撃 だげき を与 あた える」と警告 けいこく した。
さらに、洪水 こうずい が多発 たはつ するアジア地域 ちいき も例 れい に「気候 きこう の厳 きび しさが増 ま しており、WFP職員 しょくいん は被災 ひさい 地 ち の復興 ふっこう も手伝 てつだ っている。気候 きこう 変動 へんどう は我々 われわれ にとって、抽象 ちゅうしょう 的 てき ではなく、具体 ぐたい 的 てき な問題 もんだい だ」と語 かた った。またシーラン氏 し は、アフリカなど「最 さい 貧困 ひんこん 地域 ちいき の人々 ひとびと は1日 にち 約 やく 1ドルの収入 しゅうにゅう の半分 はんぶん 以上 いじょう を食糧 しょくりょう に使 つか う」と紹介 しょうかい した。
今年 ことし 4月 がつ に事務 じむ 局長 きょくちょう に就任 しゅうにん したシーラン氏 し は元 もと 米 べい 国務 こくむ 次官 じかん 。【草野 くさの 和彦 かずひこ 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2007年 ねん 10月 がつ 17日 にち 東京 とうきょう 朝刊 ちょうかん
気候 きこう 変動 へんどう でアナン氏 し 団体 だんたい 、貧困 ひんこん 国 こく への影響 えいきょう テーマに
2007.10.18 08:41
アナン前 ぜん 国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう が設立 せつりつ した国際 こくさい 人道 じんどう 支援 しえん 団体 だんたい 「グローバル人道 じんどう フォーラム」(本部 ほんぶ ジュネーブ)は17日 にち 、発起人 ほっきにん 会 かい を開 ひら き、当面 とうめん の活動 かつどう 方針 ほうしん として、気候 きこう 変動 へんどう が貧困 ひんこん 国 こく に与 あた える影響 えいきょう や対策 たいさく を主要 しゅよう テーマとして検討 けんとう していくことを決 き めた。
発起人 ほっきにん 会 かい には、ことしのノーベル平和 へいわ 賞 しょう を組織 そしき として受 う けることが決 き まった「気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル」(IPCC)のパチャウリ議長 ぎちょう (インド)や、昨年 さくねん の平和 へいわ 賞 しょう 受賞 じゅしょう 者 しゃ ムハマド・ユヌス氏 し (バングラデシュ)ら欧米 おうべい やアジアの著名 ちょめい 人 じん 21人 にん が名 な を連 つら ねた。
フォーラムは国際 こくさい 機関 きかん や政府 せいふ 、学界 がっかい 、産業 さんぎょう 界 かい の間 あいだ で対話 たいわ と協力 きょうりょく 関係 かんけい を深 ふか め「人道的 じんどうてき な課題 かだい への国際 こくさい 社会 しゃかい の対応 たいおう 力 りょく を強 つよ める」ことを目的 もくてき に発足 ほっそく 。来年 らいねん 6月 がつ に、各界 かくかい 指導 しどう 者 しゃ らによる最初 さいしょ のハイレベル会合 かいごう を開 ひら くとしている。
パチャウリ議長 ぎちょう らとともに会見 かいけん したアナン氏 し は「気候 きこう 変動 へんどう はグローバルな問題 もんだい であることを理解 りかい しなければならない。われわれは一 ひと つの世界 せかい に生 い きており、解決 かいけつ のためには連帯 れんたい が必要 ひつよう だ」と語 かた った。
アナン氏 し は1997年 ねん から200年 ねん 末 まつ まで国連 こくれん 事務 じむ 総長 そうちょう を務 つと め、世界 せかい 各地 かくち の貧困 ひんこん 対策 たいさく や発展 はってん 途上 とじょう 国 こく の開発 かいはつ に尽力 じんりょく した。(共同 きょうどう )
UPDATE1: 7カ国 かこく 財務 ざいむ 相 しょう ・中央 ちゅうおう 銀行 ぎんこう 総裁 そうさい 会議 かいぎ (G7 じーせぶん )共同 きょうどう 声明 せいめい の要旨 ようし
2007年 ねん 10月 がつ 20日 はつか 09:35 JST
[ワシントン 19日 にち ロイター] ワシントンで19日 にち に行 おこな われた7カ国 かこく 財務 ざいむ 相 しょう ・中央 ちゅうおう 銀行 ぎんこう 総裁 そうさい 会議 かいぎ (G7 じーせぶん )の共同 きょうどう 声明 せいめい の要旨 ようし は以下 いか の通 とお り。
・世界 せかい 経済 けいざい は、力強 ちからづよ い成長 せいちょう が5年 ねん 目 め に入 はい っている。最近 さいきん の金融 きんゆう 市場 いちば の混乱 こんらん 、原油 げんゆ 価格 かかく の高騰 こうとう 、米国 べいこく の住宅 じゅうたく 部門 ぶもん の弱 よわ さは、成長 せいちょう を減速 げんそく させるだろうが、我々 われわれ の経済 けいざい 全体 ぜんたい のファンダメンタルズは引 ひ き続 つづ き強力 きょうりょく であり、新興 しんこう 国 こく 市場 いちば も、世界 せかい 経済 けいざい の強 つよ さに重要 じゅうよう な刺激 しげき を与 あた える。
・我々 われわれ は力強 ちからづよ い世界 せかい 経済 けいざい の成長 せいちょう を維持 いじ するための役割 やくわり を果 は たすことに引 ひ き続 つづ きコミット。世界 せかい の金融 きんゆう 市場 いちば のシステミックな安定 あんてい 性 せい を守 まも るため断固 だんこ たる行動 こうどう をとったところであり、価格 かかく 安定 あんてい を維持 いじ するため引 ひ き続 つづ き注意深 ちゅういぶか く金融 きんゆう 政策 せいさく を運営 うんえい 。
中期 ちゅうき 的 てき な構造 こうぞう 改革 かいかく や財政 ざいせい 規律 きりつ の追及 ついきゅう を継続 けいぞく 。技術 ぎじゅつ 革新 かくしん 、貿易 ぼうえき 、投資 とうし への開放 かいほう 性 せい はグローバル化 か した世界 せかい で我々 われわれ の繁栄 はんえい にとって重要 じゅうよう 。保護 ほご 主義 しゅぎ 圧力 あつりょく への抵抗 ていこう と、農業 のうぎょう 、非 ひ 農産 のうさん 品 ひん 市場 いちば アクセス、サービス分野 ぶんや 、とりわけ金融 きんゆう サービスにおける顕著 けんちょ な貿易 ぼうえき の流 なが れを新 あら たに生 う み出 だ すことにつながるドーハラウンドの成功裏 せいこうり の妥結 だけつ にコミット。貿易 ぼうえき 自由 じゆう 化 か 及 およ び貿易 ぼうえき のための援助 えんじょ は、世界 せかい の貧困 ひんこん 削減 さくげん のために重要 じゅうよう 。
・我々 われわれ は、為替 かわせ レートは経済 けいざい ファンダメンタルズを反映 はんえい すべきとの考 かんが え方 かた を再 さい 確認 かくにん した。為替 かわせ レートの過度 かど の変動 へんどう や無秩序 むちつじょ な動 うご きは、経済 けいざい 成長 せいちょう にとって望 のぞ ましくない。我々 われわれ は、引 ひ き続 つづ き為替 かわせ 市場 いちば をよく注視 ちゅうし し、適切 てきせつ に協力 きょうりょく する。我々 われわれ は、人民元 じんみんげ の柔軟 じゅうなん 性 せい を向上 こうじょう させるとの中国 ちゅうごく の方針 ほうしん を歓迎 かんげい しているが、経常 けいじょう 収支 しゅうし 黒字 くろじ が増加 ぞうか し、国内 こくない インフレが上昇 じょうしょう していることに鑑 かんが みれば、人民元 じんみんげ の実効 じっこう 為替 かわせ レートのより早 はや いペースでの増価 ぞうか を許容 きょよう することが必要 ひつよう と強調 きょうちょう する。
・世界 せかい 的 てき な金融 きんゆう 市場 いちば の混乱 こんらん の後 のち 、金融 きんゆう 市場 いちば の機能 きのう は回復 かいふく しつつある。世界 せかい 経済 けいざい の力強 ちからづよ いファンダメンタルズと資本 しほん の充実 じゅうじつ した金融 きんゆう 機関 きかん が、健全 けんぜん 性 せい と抵抗 ていこう 力 りょく の基盤 きばん となっているが、市場 いちば によりバラつきのある状況 じょうきょう は今後 こんご しばらく続 つづ くとみられ、注視 ちゅうし が必要 ひつよう 。
・最近 さいきん の金融 きんゆう 混乱 こんらん への対応 たいおう は、要因 よういん の十分 じゅうぶん な分析 ぶんせき に基 もと づいて行 おこな わなければならない。証券 しょうけん 化 か と金融 きんゆう 技術 ぎじゅつ 革新 かくしん は、我々 われわれ の経済 けいざい 成長 せいちょう に大 おお いに貢献 こうけん した。我々 われわれ は、市場 いちば 参加 さんか 者 しゃ が最近 さいきん のでき事 ごと によって明 あき らかになった問題 もんだい の多 おお くに対応 たいおう することを期待 きたい 。健全 けんぜん で、透明 とうめい な、包括 ほうかつ 的 てき な枠組 わくぐ みを確保 かくほ するため、金融 きんゆう 安定 あんてい 化 か フォーラム(FSF)に対 たい し、混乱 こんらん の背景 はいけい にある要因 よういん を分析 ぶんせき し、流動 りゅうどう 性 せい とリスク管理 かんり 、金融 きんゆう 派生 はせい 商品 しょうひん の会計 かいけい 処理 しょり ・価格 かかく 評価 ひょうか 、金融 きんゆう 仕組 しく み商品 しょうひん に関 かん する格付 かくづ け機関 きかん の役割 やくわり ・格付 かくづ け手法 しゅほう およびその活用 かつよう のあり方 かた 、ならびにオフバランスの投資 とうし 手法 しゅほう の扱 あつか いを含 ふく む、金融 きんゆう 機関 きかん の監督 かんとく に関 かん する基本 きほん 原則 げんそく といった分野 ぶんや における提案 ていあん を行 おこな うことを要請 ようせい 。ドラーギFSF議長 ぎちょう から作業 さぎょう 計画 けいかく の概要 がいよう を受領 じゅりょう したところであり、日本 にっぽん 及 およ びワシントンでの次回 じかい 会合 かいごう 以降 いこう の会合 かいごう における更 さら なる報告 ほうこく を期待 きたい 。
・我々 われわれ は、高 こう レバレッジ機関 きかん に関 かん するFSF勧告 かんこく の実施 じっし 状 じょう 況 きょう について議論 ぎろん 。この関連 かんれん で、強化 きょうか された最良 さいりょう 慣行 かんこう の策定 さくてい に向 む けて米国 べいこく 及 およ び英国 えいこく の民間 みんかん 部門 ぶもん の代表 だいひょう 者 しゃ により行 おこな われている作業 さぎょう を歓迎 かんげい 。
・我々 われわれ は、世銀 せぎん およびIMFの改革 かいかく について議論 ぎろん した。ゼーリック世銀 せぎん 総裁 そうさい から今後 こんご の世銀 せぎん の業務 ぎょうむ に関 かん する考 かんが えについて報告 ほうこく を受 う け、世銀 せぎん が経済 けいざい 成長 せいちょう と貧困 ひんこん 削減 さくげん を促進 そくしん する過程 かてい で直面 ちょくめん する、変容 へんよう する課題 かだい に成功裏 せいこうり に対処 たいしょ できるよう、総裁 そうさい 及 およ び他 た の加盟 かめい 国 こく とさらに議論 ぎろん を行 おこな うことを期待 きたい 。
ロドリゴ・デ・ラト専務 せんむ 理事 りじ のIMFの業務 ぎょうむ への貢献 こうけん に感謝 かんしゃ し、ドミニク・ストロス=カーン新 しん 専務 せんむ 理事 りじ との協 きょう 働 はたらけ に期待 きたい 。我々 われわれ は、抜本 ばっぽん 的 てき 改革 かいかく の野心 やしん 的 てき なパッケージ実現 じつげん に引 ひ き続 つづ きコミットしている。クォータシェアと発言 はつげん 権 けん は、その多 おお くが新興 しんこう 市場 いちば 国 こく であるダイミックな加盟 かめい 国 こく の比重 ひじゅう と役割 やくわり が増大 ぞうだい していることを含 ふく め、世界 せかい 経済 けいざい の現実 げんじつ をよりよく反映 はんえい すべきである。低 てい 所得 しょとく 国 こく の発言 はつげん 権 けん が強化 きょうか されるべきことにも同意 どうい 。為替 かわせ レートに関 かん するものを含 ふく むサーベイランスの枠組 わくぐ みを近代 きんだい 化 か するとの決定 けってい を歓迎 かんげい し、その堅実 けんじつ かつ公平 こうへい な適用 てきよう を期待 きたい 。IMFの財務 ざいむ 基盤 きばん は持続 じぞく 可能 かのう なものになる必要 ひつよう があるが、IMFは同時 どうじ に、その業務 ぎょうむ について真剣 しんけん に見直 みなお し、歳出 さいしゅつ を合理 ごうり 化 か すべき。
・我々 われわれ は、成長 せいちょう 及 およ び経済 けいざい 発展 はってん を支援 しえん しながらエネルギー安全 あんぜん 保障 ほしょう と気候 きこう 変動 へんどう の問題 もんだい に取 と り組 く む、統一 とういつ 行動 こうどう の重要 じゅうよう 性 せい につき議論 ぎろん した。この目的 もくてき に向 む け、国連 こくれん の気候 きこう プロセスを通 つう じて、主要 しゅよう な国々 くにぐに と協 きょう 働 はたらか していくことにコミット。市場 いちば 原理 げんり に基 もと づく政策 せいさく 措置 そち は各国 かっこく の個別 こべつ 事情 じじょう に見合 みあ うよう実効 じっこう 的 てき に設計 せっけい されるべきことに同意 どうい 。クリーン・エネルギー投資 とうし 枠組 わくぐ みのような既存 きそん のメカニズムを通 つう じて、よりクリーンかつ低 てい 炭素 たんそ の技術 ぎじゅつ への投資 とうし を拡大 かくだい する必要 ひつよう 性 せい に留意 りゅうい 。また、クリーン・エネルギー技術 ぎじゅつ の発展 はってん 途上 とじょう 国 こく への展開 てんかい を支援 しえん するため、クリーン・テクノロジー基金 ききん の創設 そうせつ の可能 かのう 性 せい を探 さぐ ることに同意 どうい 。
・国境 こっきょう を越 こ え市場 いちば ベースで行 おこな われる投資 とうし は、世界 せかい の堅固 けんご な成長 せいちょう に主要 しゅよう な貢献 こうけん を行 おこな う。その観点 かんてん で、ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)が国際 こくさい 金融 きんゆう システムのますます重要 じゅうよう な参加 さんか 者 しゃ となっており、SWFの投資 とうし フローへの開放 かいほう 性 せい から我々 われわれ の経済 けいざい が得 え るところは大 おお きい、との見方 みかた で一致 いっち 。組織 そしき 構造 こうぞう 、リスク管理 かんり 、透明 とうめい 性 せい や説明 せつめい 責任 せきにん といった分野 ぶんや で、SWFに対 たい する最良 さいりょう 慣行 かんこう (ベスト・プラクティス)を策定 さくてい することに意義 いぎ があると認識 にんしき 。政府 せいふ によりコントロールされた投資 とうし を受 う け入 い れる側 がわ は、非 ひ 差別 さべつ 、透明 とうめい 性 せい 、予測 よそく 可能 かのう 性 せい といった原則 げんそく に立脚 りっきゃく することが重要 じゅうよう と考 かんが える。我々 われわれ は関係 かんけい する国々 くにぐに との対話 たいわ の強化 きょうか にコミットし、これらの問題 もんだい に関 かん する今夕 こんゆう のアウトリーチ夕食 ゆうしょく 会 かい の議論 ぎろん に期待 きたい 。IMF、世銀 せぎん 、OECDに対 たい し、こうした問題 もんだい を検討 けんとう するよう要請 ようせい 。我々 われわれ の経済 けいざい 間 あいだ の投資 とうし フローを強化 きょうか する機会 きかい を引 ひ き続 つづ き探 さぐ り、同等 どうとう な証券 しょうけん 規制 きせい 枠組 わくぐ みの相互 そうご 承認 しょうにん に関 かん する議論 ぎろん を継続 けいぞく 。
・我々 われわれ は、IMF、世銀 せぎん 及 およ びアフリカ開発 かいはつ 銀行 ぎんこう (AFDB)に対 たい し「アフリカの良 よ き財政 ざいせい ガバナンスに関 かん するG8アクション・プラン」の実施 じっし を積極 せっきょく 的 てき に支援 しえん し、同 どう 地域 ちいき における彼 かれ らの戦略 せんりゃく をさらに調整 ちょうせい することを求 もと めた。重 じゅう 債務 さいむ 貧困 ひんこん 国 こく (HIPC)に対 たい する攻撃 こうげき 的 てき な訴訟 そしょう の問題 もんだい を引 ひ き続 つづ き懸念 けねん 。この問題 もんだい に対処 たいしょ するパリクラブの取 と り組 く みを歓迎 かんげい し、すべての公的 こうてき 債権 さいけん 者 しゃ に対 たい してHIPCへの債権 さいけん を売却 ばいきゃく しないよう求 もと めるとともに、追加 ついか 的 てき な措置 そち が採 と れるか検討 けんとう する。「新興 しんこう 市場 いちば 経済 けいざい ・途上 とじょう 国 こく における債券 さいけん 市場 いちば 発展 はってん のためのG8アクション・プランに関 かん する実施 じっし 報告 ほうこく 」を議論 ぎろん し、進行 しんこう 中 ちゅう の作業 さぎょう を歓迎 かんげい 。我々 われわれ は、全 すべ てのIMF加盟 かめい 国 こく に対 たい して、リベリアの現状 げんじょう に対応 たいおう し、我々 われわれ とともにIMFにおける完全 かんぜん な債務 さいむ 救済 きゅうさい の財源 ざいげん 手当 てあ てを行 おこな うよう求 もと める。
・資金 しきん 洗浄 せんじょう 、テロ資金 しきん 供与 きょうよ 、その他 た の金融 きんゆう 市場 いちば に同様 どうよう のリスクを及 およ ぼす不法 ふほう 資金 しきん 供与 きょうよ との闘 たたか いに引 ひ き続 つづ きコミットし、金融 きんゆう 活動 かつどう 作業 さぎょう 部会 ぶかい (FATF)が行 おこな っている、大量 たいりょう 破壊 はかい 兵器 へいき (WMD)の拡散 かくさん 行為 こうい への資金 しきん 供与 きょうよ のリスクの検討 けんとう 、世界 せかい 的 てき な脅威 きょうい の監視 かんし 強化 きょうか 、民間 みんかん 部門 ぶもん との対話 たいわ 深化 しんか を賞賛 しょうさん 。IMF及 およ び世銀 せぎん に対 たい し、FATFとの緊密 きんみつ な協力 きょうりょく の継続 けいぞく を要請 ようせい するとともに、FATFに対 たい し、国際 こくさい 基準 きじゅん を認識 にんしき していない国 くに ・地域 ちいき と緊密 きんみつ に協 きょう 働 はたらけ するよう要請 ようせい 。FATFのマンデートを新 あら たにするため、他 た のFATF参加 さんか 国 こく 大臣 だいじん と行 おこな う来週 らいしゅう の会合 かいごう に期待 きたい 。
・我々 われわれ はイランに関連 かんれん した資金 しきん 洗浄 せんじょう とテロ資金 しきん 供与 きょうよ のリスクから国際 こくさい 金融 きんゆう システムを守 まも るための措置 そち をFATFが講 こう じていることを特 とく に賞賛 しょうさん 。イランの核 かく 及 およ び弾道 だんどう ミサイル・プログラムに取 と り込 こ んだ、二 ふた つの全会 ぜんかい 一致 いっち の国連 こくれん 安保理 あんぽり 決議 けつぎ 、並 なら びに、イランと関連 かんれん する不法 ふほう な資金 しきん 供与 きょうよ のリスクを特定 とくてい するFATFの活動 かつどう を受 う け、金融 きんゆう 機関 きかん はこられのリスクに留意 りゅうい することが求 もと められている。
2007/10/24-18:51 40年 ねん ぶり同時 どうじ 発生 はっせい 、猛暑 もうしょ に影響 えいきょう ?=インド洋 いんどよう と太平洋 たいへいよう の異常 いじょう 現象 げんしょう −海洋 かいよう 機構 きこう
インド洋 いんどよう 東部 とうぶ で夏 なつ から秋 あき に海面 かいめん 水温 すいおん が平年 へいねん より下 さ がる異常 いじょう 現象 げんしょう 「ダイポールモード」(IOD)が2年 ねん 連続 れんぞく で発生 はっせい し、今年 ことし は1967年 ねん 以来 いらい 40年 ねん ぶりに、太平洋 たいへいよう 東部 とうぶ で海面 かいめん 水温 すいおん が下 さ がるラニーニャ現象 げんしょう と同時 どうじ 発生 はっせい したと、海洋 かいよう 研究 けんきゅう 開発 かいはつ 機構 きこう が24日 にち 発表 はっぴょう した。日本 にっぽん では8月 がつ 、国内 こくない 最高 さいこう 気温 きおん が74年 ねん ぶりに更新 こうしん されるほどの猛暑 もうしょ だったが、両 りょう 現象 げんしょう が影響 えいきょう している可能 かのう 性 せい があるという。
IODはインド洋 いんどよう 西部 せいぶ のアフリカ沖 おき では海面 かいめん 水温 すいおん が反対 はんたい に高 たか くなるため、昨年 さくねん はアフリカ熱帯 ねったい 地域 ちいき で洪水 こうずい が多発 たはつ し、今年 ことし もアフリカ東部 とうぶ で豪雨 ごうう 、オーストラリアで少雨 しょうう となっている。
IODは海洋 かいよう 機構 きこう の山形 やまがた 俊男 としお ディレクター(東大 とうだい 教授 きょうじゅ )らが99年 ねん に発見 はっけん したが、ラニーニャ現象 げんしょう やその逆 ぎゃく のエルニーニョ現象 げんしょう と違 ちが い、まだ各国 かっこく の気象 きしょう 機関 きかん が発生 はっせい 状 じょう 況 きょう を発表 はっぴょう する体制 たいせい が整 ととの っていない。
国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく が公表 こうひょう した「地球 ちきゅう 環境 かんきょう 概況 がいきょう 4」の要点 ようてん
* 2007年 ねん 10月 がつ 26日 にち 18:22 発信 はっしん 地 ち :ナイロビ/ケニア
【10月 がつ 26日 にち AFP】国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく (United Nations Environment Programme、UNEP)が25日 にち 公表 こうひょう した報告 ほうこく 書 しょ 、「地球 ちきゅう 環境 かんきょう 概況 がいきょう 4(GEO-4)」は、「環境 かんきょう 対策 たいさく には一刻 いっこく の猶予 ゆうよ もない」と指摘 してき 、各国 かっこく 指導 しどう 者 しゃ に環境 かんきょう 問題 もんだい を政策 せいさく 決定 けってい の核 かく とするよう求 もと めた。報告 ほうこく された要点 ようてん は以下 いか の通 とお り。
・人類 じんるい が現在 げんざい 必要 ひつよう とする土地 とち の広 ひろ さは1人 ひとり 当 あ たり21.9ヘクタールだが、地球 ちきゅう の収容 しゅうよう 限度 げんど は1人 ひとり 当 あ たり15.7ヘクタールのみ。
・アフリカでは、1人 ひとり 当 あ たりの食糧 しょくりょう 生産 せいさん 量 りょう が1981年 ねん 以降 いこう 12%減少 げんしょう した。
・開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく の人々 ひとびと が十分 じゅうぶん な食料 しょくりょう を確保 かくほ するために、2030年 ねん までに南 みなみ アフリカの面積 めんせき とほぼ等 ひと しい1億 おく 20万 まん ヘクタールの土地 とち が必要 ひつよう となるとみられる。
・アフリカの貧困 ひんこん 率 りつ は、1985年 ねん −2000年 ねん の15年間 ねんかん で47.6%から59%に急増 きゅうぞう した。
・淡水 たんすい 資源 しげん が減少 げんしょう する一方 いっぽう で、開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく での水 みず 需要 じゅよう は2025年 ねん までに50%の増加 ぞうか が見込 みこ まれる。
・世界 せかい の主要 しゅよう 河川 かせん の10%は、過度 かど のかんがい取水 しゅすい が原因 げんいん で1年 ねん のうち一定 いってい 期間 きかん 、海 うみ に流 なが れ込 こ む前 まえ に枯渇 こかつ してしまう。
・世界 せかい の漁獲 ぎょかく 能力 のうりょく は、水産 すいさん 資源 しげん の持続 じぞく 可能 かのう な漁獲 ぎょかく 量 りょう の250%に達 たっ している。
・1850年 ねん 以降 いこう 、年 とし 平均 へいきん 気温 きおん がもっとも高 たか かった11年 ねん は、過去 かこ 12年間 ねんかん に集中 しゅうちゅう している。
・1906年 ねん 以降 いこう 、地球 ちきゅう の平均 へいきん 気温 きおん は0.74度 ど 上昇 じょうしょう しており、今世紀 こんせいき 内 ない にさらに1.8−4度 ど 上昇 じょうしょう するとみられる。
・温室 おんしつ 効果 こうか ガスのうち数種類 すうしゅるい は、大気 たいき 中 ちゅう に最長 さいちょう で5万 まん 年 ねん 残存 ざんそん する可能 かのう 性 せい がある。
・2007年 ねん 中 ちゅう に、都市 とし 部 ぶ の居住 きょじゅう 者 しゃ 数 すう が全 ぜん 世界 せかい 人口 じんこう の過半数 かはんすう を超 こ えると予測 よそく される。
・世界 せかい 人口 じんこう の60%が、海岸 かいがん から100キロ圏内 けんない に居住 きょじゅう している。
・トーゴとベナンでは海岸 かいがん 侵食 しんしょく が激化 げきか し、海岸 かいがん 線 せん が年 とし 30メートルずつ後退 こうたい している。
・過去 かこ 20年間 ねんかん に、オゾン層 そう 破壊 はかい の原因 げんいん となる化学 かがく 物質 ぶっしつ の生産 せいさん は95%減少 げんしょう した。
・大気 たいき 汚染 おせん によって、毎年 まいとし 2万 まん 人 にん が早期 そうき に死亡 しぼう している。
・地球 ちきゅう 上 じょう の主要 しゅよう な脊椎 せきつい (せきつい)動物 どうぶつ のうち、両生類 りょうせいるい の30%、哺乳類 ほにゅうるい の23%、鳥類 ちょうるい の12%が絶滅 ぜつめつ の危機 きき にある。(c)AFP
山口 やまぐち 光 ひかり 恒 つね の『地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 日本 にっぽん の戦略 せんりゃく 』
利用 りよう される?ノーベル平和 へいわ 賞 しょう [前編 ぜんぺん ]
評価 ひょうか がわかれる
ゴア元 もと 副 ふく 大統領 だいとうりょう の受賞 じゅしょう
2007年 ねん 11月5日 にち (月 つき )公開 こうかい
ウォール・ストリート・ジャーナルが呈 てい した疑問 ぎもん
去 さ る10月12日 にち 、アル・ゴア元 もと 米国 べいこく 副 ふく 大統領 だいとうりょう とIPCC(気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル)が2007年 ねん のノーベル平和 へいわ 賞 しょう 受賞 じゅしょう 者 しゃ に決 き まった。いずれも温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい への貢献 こうけん が評価 ひょうか されたものだが、新聞 しんぶん 論調 ろんちょう では評価 ひょうか が分 わ かれている。筆者 ひっしゃ はIPCCの第 だい 3次 じ および第 だい 4次 じ 報告 ほうこく にリードオーサー(代表 だいひょう 執筆 しっぴつ 者 しゃ )として関 かか わったので、いわば当事 とうじ 者 しゃ である。したがって今回 こんかい は、ゴア氏 し の受賞 じゅしょう についてコメントすることとし、IPCCについては後編 こうへん の最後 さいご に、少 すこ しだけ感想 かんそう を述 の べたいと思 おも う。
ゴア氏 し の受賞 じゅしょう には、読者 どくしゃ のなかにも、若干 じゃっかん の違和感 いわかん を持 も った人 ひと がいたことと思 おも う。事実 じじつ 、筆者 ひっしゃ のところにも、こうしたメールが数 すう 件 けん 入 はい ってきた。実際 じっさい 、10月15日 にち 付 づけ の米 べい ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙 し は、社説 しゃせつ でこの点 てん に疑問 ぎもん を呈 てい し、適切 てきせつ な候補者 こうほしゃ として軍部 ぐんぶ 独裁 どくさい に対 たい して立 た ち上 あ がったビルマの僧侶 そうりょ たち、ジンバブエのムガベ大統領 だいとうりょう の独裁 どくさい に反対 はんたい して逮捕 たいほ された反 はん 体制 たいせい 派 は の指導 しどう 者 しゃ たち、民主 みんしゅ 運動 うんどう を助 たす けた罪 つみ で8年間 ねんかん の禁固刑 きんこけい をい渡 いわた されたベトナムのカトリック僧侶 そうりょ 、ウクライナとグルジアでロシアの圧政 あっせい をはねのけ民主 みんしゅ 主義 しゅぎ のために頑張 がんば っているユーシチェンコとサーカシヴィリの両 りょう 大統領 だいとうりょう など13の候補者 こうほしゃ を列挙 れっきょ し、世界 せかい から暴力 ぼうりょく と圧政 あっせい をなくすために命 いのち をかけて頑張 がんば っているこうした人 ひと たちが、来年 らいねん まで生 い き延 の び、ノーベル平和 へいわ 賞 しょう を受賞 じゅしょう することを希望 きぼう するとしている。
チェコ大統領 だいとうりょう が示 しめ す不快 ふかい 感 かん
英国 えいこく のタイムズ紙 し も批判 ひはん 的 てき なコメントの例 れい として、今 いま や平和 へいわ 賞 しょう の名 な の下 した に、民主 みんしゅ 主義 しゅぎ や貧困 ひんこん 、環境 かんきょう にまで、あまりに対象 たいしょう が拡大 かくだい しすぎているとの意見 いけん を紹介 しょうかい している。
確 たし かに、「戦争 せんそう 」と「平和 へいわ 」は対極 たいきょく の概念 がいねん として本能 ほんのう 的 てき に理解 りかい できるが、「環境 かんきょう 」と「平和 へいわ 」の場合 ばあい には、理解 りかい するのに若干 じゃっかん 時間 じかん がかかる。この点 てん に関 かん しては、ノルウェーのノーベル平和 へいわ 賞 しょう 選考 せんこう 委員 いいん 会 かい は公式 こうしき 選定 せんてい 理由 りゆう のなかで、「大 だい 規模 きぼ な気候 きこう 変動 へんどう は人類 じんるい の生活 せいかつ 条件 じょうけん を脅 おど かし、大 だい 規模 きぼ な住居 じゅうきょ 移動 いどう や資源 しげん 争奪 そうだつ 競争 きょうそう の引 ひ き金 がね になり、地域 ちいき 内 ない 紛争 ふんそう や国家 こっか 間 あいだ の戦争 せんそう 発生 はっせい の危険 きけん が増 ま す」としている。
タイムズ紙 し では以前 いぜん 、国連 こくれん の人権 じんけん 関係 かんけい 部局 ぶきょく で働 はたら いていたノルウェー出身 しゅっしん の高官 こうかん の話 はなし として、「(地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の問題 もんだい は)戦争 せんそう と平和 へいわ の問題 もんだい であり、アフリカのサヘル(サハラ砂漠 さはらさばく の南部 なんぶ に隣接 りんせつ する半 はん 乾燥 かんそう 地帯 ちたい )では、温暖 おんだん 化 か を原因 げんいん とした最初 さいしょ の戦争 せんそう が起 お ころうとしている」と指摘 してき している。確 たし かに、温暖 おんだん 化 か に限 かぎ らず、貧困 ひんこん や水不足 みずぶそく などが間接 かんせつ 的 てき に地域 ちいき 紛争 ふんそう の原因 げんいん となることは十分 じゅうぶん あり得 え る(水 みず 問題 もんだい では、すでにユーフラテス川 がわ 上流 じょうりゅう のトルコと下流 かりゅう のシリアの間 あいだ でそうしたケースが発生 はっせい している)。
温暖 おんだん 化 か についても、大量 たいりょう の環境 かんきょう 難民 なんみん が発生 はっせい するとなれば、このような地域 ちいき 紛争 ふんそう の可能 かのう 性 せい は高 たか まる。この意味 いみ で温暖 おんだん 化 か を「平和 へいわ 」と結 むす びつけたノルウェーの選考 せんこう 委員 いいん 会 かい の決定 けってい は、慧眼 けいがん と言 い うべきかもしれない。とはいえ、WSJが挙 あ げたような前述 ぜんじゅつ の事例 じれい を見 み ると、これらはまさに平和 へいわ 問題 もんだい に直結 ちょっけつ している。なぜ、今日 きょう の時点 じてん でゴア氏 し なのかという点 てん には、違和感 いわかん があるのが正直 しょうじき なところである。
この点 てん で異彩 いさい を放 はな つコメントは、チェコのクラウス大統領 だいとうりょう によるものである。チェコの英字 えいじ 新聞 しんぶん やテレビニュースによると、ゴア氏 し の活動 かつどう と平和 へいわ との関係 かんけい が不明 ふめい 確 かく として不快 ふかい 感 かん を示 しめ している。クラウス大統領 だいとうりょう は、今年 ことし 6月 がつ 14日 にち 付 づけ の英国 えいこく のフィナンシャル・タイムズ紙 し で、ゴア氏 し の映画 えいが や、本欄 ほんらん でいずれ取 と り上 あ げる英国 えいこく のニコラス・スターン卿 きょう による『スターンレビュー(今 いま すぐ大幅 おおはば 削減 さくげん に取 と り組 く むことの便益 べんえき が費用 ひよう よりも大 おお きいとのレポート)』により、欧州 おうしゅう で盛 も り上 あ がっている迅速 じんそく かつ急速 きゅうそく な温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の必要 ひつよう 性 せい に対 たい し、「危険 きけん にさらされているのは気候 きこう 変動 へんどう ではなく自由 じゆう だ(What is at risk is not the climate but freedom)」と反論 はんろん した経歴 けいれき を持 も つ。長 なが く共産 きょうさん 主義 しゅぎ の下 した で苦労 くろう した人 ひと の言 げん だけに、統制 とうせい 経済 けいざい 復活 ふっかつ への危機 きき 意識 いしき の表 あらわ れとして、それなりの重 おも みがある。同氏 どうし のコメントはこうした文脈 ぶんみゃく から出 で てきたものと思 おも う。
理由 りゆう が不 ふ 明確 めいかく なゴア氏 し の受賞 じゅしょう
なぜ、温暖 おんだん 化 か と平和 へいわ が結 むす びつくのかについての選考 せんこう 委員 いいん 会 かい の主張 しゅちょう は前述 ぜんじゅつ の通 とお りであるが、では、なぜゴア氏 し なのか。委員 いいん 会 かい ではこの点 てん について、ゴア氏 し が長 なが く環境 かんきょう 問題 もんだい に取 と り組 く んできた実績 じっせき を挙 あ げ、「採択 さいたく されるべき政策 せいさく ・措置 そち に関 かん して世界 せかい の人々 ひとびと に理解 りかい させた最大 さいだい の功労 こうろう 者 しゃ 」であるからだとしている。さらに続 つづ けて、委員 いいん 会 かい としてはノーベル平和 へいわ 賞 しょう を授与 じゅよ することで、温暖 おんだん 化 か を防止 ぼうし するのに必要 ひつよう な プロセス と 決定 けってい に焦点 しょうてん を当 あ て、人類 じんるい の安全 あんぜん への脅威 きょうい を削減 さくげん することに貢献 こうけん することを望 のぞ むと記 しる している(下線 かせん 筆者 ひっしゃ )。そして最後 さいご に「今 いま や行動 こうどう すべき時期 じき だ、温暖 おんだん 化 か への人類 じんるい のコントロールが効 き かなくなる前 まえ に(Action is necessary now, before climate change moves beyond man’s control)」と結 むす んでいる。
確 たし かに、行動 こうどう は早 はや いほどよいが、ほかに平和 へいわ に関 かん する案件 あんけん が山積 さんせき するなかで、なぜ温暖 おんだん 化 か なのか、なぜゴア氏 し なのかについては、わからない点 てん が多 おお い。特 とく に筆者 ひっしゃ が注目 ちゅうもく しているのは、「温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし のプロセスと決定 けってい 」に焦点 しょうてん を当 あ てる、という部分 ぶぶん である。温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし のプロセスというと、まさに国連 こくれん の気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 、および京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ のこと(あるいは、もう少 すこ し広 ひろ く解釈 かいしゃく すると、米国 べいこく 主催 しゅさい の主要 しゅよう 経済 けいざい 国 こく 会合 かいごう やG8サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )も入 はい るかもしれない)であり、決定 けってい とはポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の枠組 わくぐ み交渉 こうしょう の決着 けっちゃく 、あるいは2050年 ねん から2100年 ねん を目指 めざ した長期 ちょうき 目標 もくひょう についての合意 ごうい 以外 いがい には思 おも い浮 う かばない。
仮 かり にそうだとしたら、ノーベル賞 しょう 受賞 じゅしょう 者 しゃ を、ある意図 いと を持 も って決定 けってい したとの誹 そし りを免 まぬか れまい。なぜなら、ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の枠組 わくぐ みをめぐり、ゴア氏 し が過激 かげき なアイデアを打 う ち出 だ し、また欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)も筆者 ひっしゃ から見 み ると非 ひ 現実 げんじつ 的 てき な案 あん を提示 ていじ するなかで、ブッシュ政権 せいけん がこれに賛同 さんどう せず別 べつ の考 かんが え方 かた を探 さぐ っているという状況 じょうきょう でのノーベル賞 しょう 授与 じゅよ は、米国 べいこく の態度 たいど を変 か えさせようとの意思 いし 表示 ひょうじ ともとれるからである。
背後 はいご に見 み え隠 かく れする政治 せいじ 的 てき 意図 いと
10 月 がつ 13日 にち 付 づけ の米 べい ニューヨークタイムス紙 し によると、ノーベル平和 へいわ 賞 しょう 選考 せんこう 委員 いいん 会 かい 委員 いいん 長 ちょう のオーレ・ダンボルト・ミョース氏 し は、記者 きしゃ からの、「今回 こんかい の受賞 じゅしょう は、ブッシュ政権 せいけん に対 たい する批判 ひはん と解釈 かいしゃく されるのではないか」との問 と いに対 たい し、「特定 とくてい の個人 こじん を誹謗 ひぼう する意図 いと はないが、大国 たいこく を含 ふく むすべての国 くに に、温暖 おんだん 化 か に対 たい して何 なに ができるかを再考 さいこう してもらいたいと思 おも っている」と述 の べている。また、残 のこ り4人 にん の選考 せんこう 委員 いいん の一人 ひとり ベルゲ・フッレ氏 し は、ニューヨークタイムスとの電話 でんわ インタビューに対 たい し、「受賞 じゅしょう が、米国 べいこく を含 ふく むすべての国 くに の人々 ひとびと の態度 たいど に影響 えいきょう を与 あた えることを希望 きぼう している」と述 の べている。
これは、ノーベル平和 へいわ 賞 しょう をある意図 いと を持 も って授与 じゅよ したと言 い っているに等 ひと しい。ブッシュ政権 せいけん は、今年 ことし のハイリゲンダムサミットで温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の国際 こくさい 交渉 こうしょう に復帰 ふっき し、自 みずか らも主要 しゅよう 経済 けいざい 国 こく 会合 かいごう を開催 かいさい するなど、次期 じき 枠組 わくぐ みに積極 せっきょく 的 てき に参加 さんか する意向 いこう を示 しめ している。もちろんEUの主張 しゅちょう と米国 べいこく の主張 しゅちょう には相当 そうとう 隔 へだ たりがあるが、これは当然 とうぜん である。
筆者 ひっしゃ は個人 こじん 的 てき には、できないことはできないと言 い う米国 べいこく の主張 しゅちょう の方 ほう が受 う け入 い れやすいし、日本 にっぽん の立場 たちば とも近 ちか い。いずれにしても、主張 しゅちょう が対立 たいりつ しているなかで、片方 かたがた の主張 しゅちょう を後押 あとお しすることになるのを承知 しょうち で選考 せんこう したなら、極 きわ めて政治 せいじ 的 てき 意図 いと を持 も ったものであり、ノーベル平和 へいわ 賞 しょう の価値 かち を損 そこ なうものである。
事実 じじつ 、内外 ないがい の新聞 しんぶん 論調 ろんちょう は、受賞 じゅしょう によりゴア氏 し を大統領 だいとうりょう 候補 こうほ に推 お す動 うご きが高 たか まること、たとえ、同氏 どうし が立候補 りっこうほ しなくとも同氏 どうし がどの候補 こうほ を推 お すかが大 おお きな意味 いみ を持 も つと報 ほう じている。
国連 こくれん 、アフリカ大陸 たいりく 海岸 かいがん 線 せん の3分 ぶん の1が浸食 しんしょく されると予測 よそく
* 2007年 ねん 11月09日 にち 17:50 発信 はっしん 地 ち :ヨハネスブルグ/南 みなみ アフリカ
【11月9日 にち AFP】国連 こくれん 環境 かんきょう 計画 けいかく (United Nations Environmental Program、UNEP)のアヒム・シュタイナー(Achim Steiner)事務 じむ 局長 きょくちょう は8日 にち 、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か による海面 かいめん 上昇 じょうしょう で、今世紀 こんせいき 末 まつ までにアフリカ大陸 たいりく の海岸 かいがん 線 せん の3分 ぶん の1が失 うしな われるとの予測 よそく を発表 はっぴょう した。
シュタイナー氏 し は会合 かいごう のため訪 おとず れているヨハネスブルグで記者 きしゃ 会見 かいけん を開 ひら き、「気候 きこう 変動 へんどう はすでに目 め で見 み える速 はや さで進行 しんこう しており、今後 こんご 数 すう 年 ねん でさらに悪化 あっか するだろう」と述 の べた。同氏 どうし によると、今世紀 こんせいき 末 まつ までにアフリカ大陸 たいりく の海岸 かいがん の3分 ぶん の1が地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう を受 う けることになり、海面 かいめん が20センチから60センチ上昇 じょうしょう するのは確実 かくじつ だという。港湾 こうわん 施設 しせつ などにも影響 えいきょう が出 で るとみている。
アフリカ大陸 たいりく ではすでに大幅 おおはば な海岸 かいがん 浸食 しんしょく が確認 かくにん されており、海水 かいすい の温暖 おんだん 化 か で貝類 かいるい が石灰 せっかい 化 か 、海流 かいりゅう にも変化 へんか が起 お きている。こうした変化 へんか は天然 てんねん 資源 しげん に依存 いぞん しているアフリカ経済 けいざい 全体 ぜんたい に悪影響 あくえいきょう を与 あた えているが、なかでも特 とく に深刻 しんこく な被害 ひがい を受 う けているのが貧困 ひんこん 層 そう だという。(c)AFP
温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 「今後 こんご 20年 ねん の努力 どりょく 重要 じゅうよう 」 IPCC統合 とうごう 報告 ほうこく
2007年 ねん 11月17日 にち 12時 じ 01分 ふん
国連 こくれん の「気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(IPCC)」は16日 にち 夜 よる (日本 にっぽん 時間 じかん 17日 にち 午前 ごぜん )、バレンシアでの総会 そうかい で、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か についての科学 かがく 的 てき 知識 ちしき を広 ひろ くまとめた統合 とうごう 報告 ほうこく 書 しょ を承認 しょうにん した。報告 ほうこく 書 しょ は、海面 かいめん 水位 すいい の上昇 じょうしょう や生物 せいぶつ 種 しゅ の絶滅 ぜつめつ などに関 かん して後戻 あともど りのできない大 だい 規模 きぼ な影響 えいきょう が表 あらわ れる危険 きけん 性 せい がはっきりしてきたと新 あら たに指摘 してき 。「今後 こんご 20〜30年 ねん の努力 どりょく がリスク回避 かいひ に大 おお きく影響 えいきょう する」と国際 こくさい 社会 しゃかい に対応 たいおう を強 つよ く迫 せま る内容 ないよう となっている。
IPCC統合 とうごう 報告 ほうこく 書 しょ のポイント
統合 とうごう 報告 ほうこく 書 しょ は、今年 ことし に入 はい って3度 ど にわたって公表 こうひょう した分野 ぶんや ごとの作業 さぎょう 部会 ぶかい 報告 ほうこく 書 しょ を横断 おうだん 的 てき にまとめ直 なお し、長期 ちょうき 的 てき 展望 てんぼう などを追加 ついか した。IPCCが6年 ねん ぶりに作成 さくせい する第 だい 4次 じ 評価 ひょうか 報告 ほうこく 書 しょ の中核 ちゅうかく となり、温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい で政策 せいさく 決定 けってい をするうえで最 もっと も重視 じゅうし される文書 ぶんしょ として、12月 じゅうにがつ にインドネシア・バリ島 とう で開 ひら かれる国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP13)をはじめ、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 後 ご の対策 たいさく などを話 はな し合 あ う際 さい の論拠 ろんきょ になる。
今回 こんかい の報告 ほうこく 書 しょ では、特 とく に温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう を受 う ける地域 ちいき として、サハラ以南 いなん のアフリカや小島 こじま (とう)嶼(しょ)国 こく などを例示 れいじ 。作業 さぎょう 部会 ぶかい 段階 だんかい では、被害 ひがい をめぐる各国 かっこく の思惑 おもわく の違 ちが いからこうした記述 きじゅつ は見送 みおく られていたが、差 さ し迫 せま っている危機 きき を具体 ぐたい 的 てき にイメージしやすいよう盛 も り込 こ んだ。
途上 とじょう 国 こく 側 がわ の強 つよ い要請 ようせい から、温暖 おんだん 化 か に適応 てきおう していく必要 ひつよう 性 せい に力点 りきてん を置 お いたのも特徴 とくちょう で、農業 のうぎょう や健康 けんこう 、水 みず 問題 もんだい などの分野 ぶんや で対策 たいさく や資金 しきん ・技術 ぎじゅつ 面 めん などの課題 かだい を指摘 してき した。
新 あら たな知見 ちけん では、「より少 すく ない気温 きおん 上昇 じょうしょう でも予想 よそう 以上 いじょう の被害 ひがい がもたらされたり、後戻 あともど りがきかない変化 へんか が突然 とつぜん 起 お こる可能 かのう 性 せい が見 み えてきたりした」などと作業 さぎょう 部会 ぶかい 報告 ほうこく 書 しょ 以上 いじょう に強 つよ い危機 きき 感 かん を打 う ち出 だ した。気温 きおん 上昇 じょうしょう を低 ひく くするレベルで温室 おんしつ 効果 こうか ガスの濃度 のうど を安定 あんてい させるには「今後 こんご 20〜30年 ねん の削減 さくげん 努力 どりょく と投資 とうし が大 おお きな影響 えいきょう を与 あた え、削減 さくげん が遅 おく れるとリスクが高 たか まる」との踏 ふ み込 こ んだメッセージを盛 も り込 こ んだ。
総会 そうかい は12日 にち から始 はじ まり、世界 せかい 各国 かっこく の科学 かがく 者 しゃ や政府 せいふ 関係 かんけい 者 しゃ らが参加 さんか した。全体 ぜんたい で約 やく 2000ページに達 たっ する第 だい 4次 じ 評価 ひょうか 報告 ほうこく 書 しょ のなかから統合 とうごう 報告 ほうこく 書 しょ に何 なに を盛 も り込 こ むか、連日 れんじつ 深夜 しんや まで議論 ぎろん が続 つづ いた。
原油 げんゆ 増産 ぞうさん 協議 きょうぎ は12月 じゅうにがつ OPEC おぺっく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ 閉幕 へいまく
2007年 ねん 11月18日 にち 23時 じ 07分 ふん
サウジアラビアで開 ひら かれた石油 せきゆ 輸出 ゆしゅつ 国 こく 機構 きこう (OPEC おぺっく )首脳 しゅのう 会議 かいぎ は18日 にち 、1バレル=100ドルに迫 せま る原油 げんゆ 価格 かかく の高騰 こうとう に関 かん し、投機 とうき マネーへの懸念 けねん と価格 かかく 安定 あんてい を目指 めざ す姿勢 しせい を盛 も り込 こ んだ「リヤド宣言 せんげん 」を採択 さいたく し閉幕 へいまく した。地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい で消費 しょうひ 国 こく との連携 れんけい も打 う ち出 だ した。相場 そうば の沈静 ちんせい 化 か への具体 ぐたい 策 さく は見送 みおく ったが、12月 じゅうにがつ の総会 そうかい では増産 ぞうさん の是非 ぜひ を協議 きょうぎ する。
需要 じゅよう 減 げん を招 まね きつつある原油 げんゆ 高 だか に対 たい し、OPEC おぺっく 内 ない では「重大 じゅうだい に受 う け止 と めている」(ナイジェリア)との声 こえ が強 つよ い。宣言 せんげん は、投機 とうき による相場 そうば の乱 らん 高下 こうげ は産油 さんゆ 国 こく にも有害 ゆうがい だと指摘 してき 。油 あぶら 価 か の安定 あんてい とともに、必要 ひつよう な投資 とうし を続 つづ け「世界 せかい 経済 けいざい の成長 せいちょう を支 ささ えられる供給 きょうきゅう を確保 かくほ する」などとアピールした。
ただ、ベネズエラのチャベス大統領 だいとうりょう が「1バレル=100ドルは適正 てきせい 水準 すいじゅん 」と述 の べるなど、加盟 かめい 国 こく の足並 あしな みは必 かなら ずしも一致 いっち しておらず、OPEC おぺっく が相場 そうば 沈静 ちんせい 化 か へどこまで実効 じっこう 策 さく をとるのかは不透明 ふとうめい だ。
環境 かんきょう 問題 もんだい では、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か への懸念 けねん を表明 ひょうめい 。産油 さんゆ 国 こく といえども温暖 おんだん 化 か は放置 ほうち できないとの認識 にんしき を強調 きょうちょう し、技術 ぎじゅつ 開発 かいはつ を支援 しえん する姿勢 しせい を示 しめ した。
水不足 みずぶそく 、新 あら たに18億 おく 人 にん 被害 ひがい ・国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく が報告 ほうこく 書 しょ
国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく (UNDP)は27日 にち 、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の貧困 ひんこん 層 そう への影響 えいきょう に焦点 しょうてん を当 あ てた2007年版 ねんばん 「人間 にんげん 開発 かいはつ 報告 ほうこく 書 しょ 」を発表 はっぴょう した。温暖 おんだん 化 か で氷河 ひょうが の融解 ゆうかい が進 すす めば世界 せかい 人口 じんこう の40%以上 いじょう に影響 えいきょう し、80年 ねん までに新 あら たに18億 おく 人 にん が水不足 みずぶそく に苦 くる しむと予測 よそく 。農業 のうぎょう への悪影響 あくえいきょう に伴 ともな い飢餓 きが 問題 もんだい が広 ひろ がる懸念 けねん も指摘 してき した。
報告 ほうこく 書 しょ は二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2)の排出 はいしゅつ 量 りょう について、現在 げんざい の傾向 けいこう が続 つづ くなら30年 ねん までに00年 ねん 比 ひ で5割 わり 増 ふ えると想定 そうてい 。80年 ねん にはヒマラヤの氷河 ひょうが がなくなり、インダス川 がわ の流 なが れが最大 さいだい 7割 わり 減少 げんしょう するなど世界 せかい で水 みず 供給 きょうきゅう が不安定 ふあんてい になる可能 かのう 性 せい があると指摘 してき した。(07:02)
EU、アフリカ連合 れんごう と戦略 せんりゃく 協定 きょうてい ・温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく など連携 れんけい
【ブリュッセル=下田 しもだ 敏 さとし 】欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)のバローゾ欧州 おうしゅう 委員 いいん 長 ちょう は6日 にち 、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく やエネルギー、移民 いみん などの分野 ぶんや でアフリカ連合 れんごう (AU)と戦略 せんりゃく 的 てき パートナーシップ協定 きょうてい を締結 ていけつ する考 かんが えを表明 ひょうめい した。戦略 せんりゃく 協定 きょうてい は地域 ちいき 間 あいだ で政策 せいさく 協調 きょうちょう や経済 けいざい 連携 れんけい を進 すす める枠組 わくぐ み。委員 いいん 長 ちょう は「気候 きこう 変動 へんどう などの課題 かだい にEUとアフリカ諸国 しょこく が連携 れんけい して取 と り組 く む必要 ひつよう がある」と訴 うった えた。
戦略 せんりゃく 協定 きょうてい は温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく などに加 くわ え、民主 みんしゅ 化 か や人権 じんけん 問題 もんだい 、貿易 ぼうえき 拡大 かくだい といった8分野 ぶんや に及 およ ぶ。EUは8日 にち からポルトガル・リスボンで開 ひら くアフリカとの首脳 しゅのう 会議 かいぎ で具体 ぐたい 的 てき な行動 こうどう 計画 けいかく の策定 さくてい を目指 めざ す。京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ に続 つづ く温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の国際 こくさい 的 てき な枠組 わくぐ みで主導 しゅどう 権 けん を握 にぎ りたいEUは、戦略 せんりゃく 協定 きょうてい を通 つう じてアフリカ諸国 しょこく から幅広 はばひろ い支持 しじ を得 え たい考 かんが えだ。(07:03)
<地球 ちきゅう 発熱 はつねつ 序章 じょしょう ・大国 たいこく の思惑 おもわく >1 対立 たいりつ の構図 こうず 、「京都 きょうと 」以前 いぜん に後退 こうたい 警戒 けいかい
2007年 ねん 12月8日 にち 朝刊 ちょうかん
「わが国 くに は今 いま すぐにでも京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ を批准 ひじゅん する用意 ようい がある」
バリ島 ばりとう での国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく の第 だい 13回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP13)が始 はじ まった3日 にち 、オーストラリア政府 せいふ 代表 だいひょう 団 だん がこう発言 はつげん すると、各国 かっこく 代表 だいひょう 団 だん から割 わ れるような拍手 はくしゅ が起 お こった。そんな中 なか 、苦虫 にがむし をかみつぶしたように沈黙 ちんもく する一団 いちだん があった。米国 べいこく 政府 せいふ 代表 だいひょう 団 だん だ。
議定 ぎてい 書 しょ から離脱 りだつ していた米国 べいこく 、豪州 ごうしゅう 。豪州 ごうしゅう が批准 ひじゅん することで、世界 せかい 最大 さいだい の二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2 しーおーつー )排出 はいしゅつ 国 こく 、米国 べいこく だけが離脱 りだつ 国 こく となる。
劣勢 れっせい にあるかのような米国 べいこく だが、ポスト京都 きょうと に向 む けては日本 にっぽん と強力 きょうりょく にタッグを組 く む。実 じつ は、これまでの国際 こくさい 交渉 こうしょう では3 みっ つのグループが常 つね に対立 たいりつ 軸 じく を生 う み出 だ してきた。日米 にちべい 、ロシア、豪州 ごうしゅう など主要 しゅよう 9カ国 かこく による「アンブレラグループ」、「欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)」、発展 はってん 途上 とじょう 国 こく からなる「G7 じーせぶん 7プラス中国 ちゅうごく 」だ。
京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の発効 はっこう で日本 にっぽん は、CO2 しーおーつー 削減 さくげん の数値 すうち 目標 もくひょう 設定 せってい に熱心 ねっしん なEUと一 いち 時 じ 歩 あゆ み寄 よ ったが、ポスト京都 きょうと の議論 ぎろん では、その流 なが れが10年 ねん 前 まえ の対立 たいりつ 構図 こうず に“先祖返 せんぞがえ り”を起 お こしつつある。
日本 にっぽん 政府 せいふ 代表 だいひょう 団 だん は「削減 さくげん 数値 すうち は政治 せいじ 的 てき な判断 はんだん であって、科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ がない。次 つぎ はそれぞれの国 くに の事情 じじょう を判断 はんだん しながら実効 じっこう 性 せい ある内容 ないよう にしたい」と説明 せつめい する。その主張 しゅちょう は米国 べいこく のスタンスと合致 がっち する。
こうした動 うご きに国際 こくさい NGOは「共通 きょうつう の削減 さくげん 目標 もくひょう を決 き めた“キョウト”の理念 りねん をないがしろにしている」と反発 はんぱつ する。
対立 たいりつ 構図 こうず の再現 さいげん の中 なか 、新 あたら しい紛争 ふんそう 要因 よういん も加 くわ わってきた。近 ちか く米国 べいこく を抜 ぬ いて世界 せかい 最大 さいだい のCO2 しーおーつー 排出 はいしゅつ 国 こく となる中国 ちゅうごく が削減 さくげん 義務 ぎむ を負 お うのか。中国 ちゅうごく 政府 せいふ 代表 だいひょう 団 だん は「削減 さくげん 義務 ぎむ は条約 じょうやく の中 なか で先進 せんしん 国 こく が負 お うべきだ。中国 ちゅうごく は自主 じしゅ 的 てき に取 と り組 く むが、国連 こくれん の枠組 わくぐ みとは別 べつ 」とけん制 せい する。
途上 とじょう 国 こく グループに属 ぞく するスーダン政府 せいふ 代表 だいひょう 団 だん は「中国 ちゅうごく はわれわれからみれば先進 せんしん 国 こく と同 おな じ。途上 とじょう 国 こく も豊 ゆた かさと貧 まず しさで二 に 極 きょく 分化 ぶんか している。中国 ちゅうごく にはきちんと削減 さくげん 義務 ぎむ を負 お ってほしいが、それを会議 かいぎ の中 なか で発言 はつげん することは難 むずか しい。あの国 くに は怖 こわ いから」とグループ内 ない での意見 いけん 対立 たいりつ を明 あ かす。
米国 べいこく 政府 せいふ 代表 だいひょう 団 だん は非難 ひなん を受 う けながらも強気 つよき の構 かま えだ。「世界銀行 せかいぎんこう など途上 とじょう 国 こく 援助 えんじょ に向 む けた金融 きんゆう 機関 きかん に一番 いちばん 出資 しゅっし しているのは米国 べいこく と日本 にっぽん 。私 わたし たちが主導 しゅどう 権 けん を持 も つのは正当 せいとう な理由 りゆう からだ」と主張 しゅちょう 。
今 こん 会議 かいぎ の主題 しゅだい は、ポスト京都 きょうと に向 む けた「バリ・ロードマップ」(行程 こうてい 表 ひょう )への議論 ぎろん をスタートさせることだが、議論 ぎろん が京都 きょうと 会議 かいぎ 以前 いぜん の状況 じょうきょう に戻 もど り、中国 ちゅうごく 問題 もんだい が会議 かいぎ の決裂 けつれつ 要因 よういん になることに警戒 けいかい 感 かん を強 つよ める国 くに は多 おお い。
スーダン代表 だいひょう 団 だん メンバーはこう訴 うった える。「キョウトは単 たん なる議定 ぎてい 書 しょ ではなく、温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい に人類 じんるい が取 と り組 く むキーワード。日本 にっぽん はこの言葉 ことば を銘記 めいき して臨 のぞ んでほしい」
(ヌサドゥア=インドネシア・バリ島 とう =蒲 かば 敏哉 としや 、写真 しゃしん も)
【ポスト京都 きょうと 】京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ が定 さだ めていない2013年 ねん 以降 いこう の国際 こくさい 的 てき な温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の枠組 わくぐ みのこと。13年 ねん までに合意 ごうい 、発効 はっこう させる必要 ひつよう があるため、議論 ぎろん が本格 ほんかく 化 か している。京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ から離脱 りだつ した米国 べいこく や、近年 きんねん 、二酸化炭素 にさんかたんそ 排出 はいしゅつ 量 りょう が増 ふ えている中国 ちゅうごく 、インドなども参加 さんか し、被害 ひがい を最小限 さいしょうげん に食 く い止 と める方策 ほうさく で合意 ごうい することが大 おお きな課題 かだい になっている。
気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい 、すべてを変 か えた2007年 ねん
* 2007年 ねん 12月27日 にち 15:30 発信 はっしん 地 ち :パリ/フランス
【12月27日 にち AFP】将来 しょうらい 、気候 きこう 変動 へんどう 史 し の歴史 れきし 書 しょ が書 か かれるなら、2007年 ねん は1章 しょう 分 ぶん を占 し めるほどの価値 かち があるだろう。
わずか12か月 げつ で地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい は現代 げんだい の一大 いちだい 課題 かだい に浮上 ふじょう し、知名度 ちめいど の大小 だいしょう を問 と わず人類 じんるい 共通 きょうつう の大義 たいぎ となった。ノーベル賞 しょう の授賞 じゅしょう 理由 りゆう になったかと思 おも えば、あらゆる政治 せいじ 家 か の頭痛 ずつう の種 たね にもなった。
■IPCC報告 ほうこく 書 しょ 、最悪 さいあく の将来 しょうらい を予測 よそく
国連 こくれん (UN)の気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)が11月に発表 はっぴょう した報告 ほうこく 書 しょ では、科学 かがく 的 てき 知見 ちけん に基 もと づくかつてない最悪 さいあく の将来 しょうらい 予測 よそく が示 しめ された。
飾 かざ り気 け のない事務 じむ 的 てき な文面 ぶんめん で綴 つづ られた報告 ほうこく 書 しょ は、門外漢 もんがいかん には理解 りかい 不能 ふのう な専門 せんもん 用語 ようご だらけだが、疑問 ぎもん や不 ふ 確実 かくじつ 性 せい のある部分 ぶぶん が存在 そんざい することも率直 そっちょく に認 みと めている。しかしその率直 そっちょく さが、発見 はっけん された事実 じじつ を一層 いっそう 恐 おそ ろしいものに思 おも わせた。
IPCCは人類 じんるい に有罪 ゆうざい を宣告 せんこく 。「地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か は事実 じじつ であり、野放図 のほうず に化石 かせき 燃料 ねんりょう を消費 しょうひ する人類 じんるい には免 まぬか れ得 え ない責任 せきにん がある」と結論 けつろん 付 つ けた。
■気象 きしょう 異常 いじょう など気候 きこう 変動 へんどう が顕在 けんざい 化 か
気候 きこう 変動 へんどう は既 すで に顕在 けんざい 化 か している。氷河 ひょうが は後退 こうたい 、積雪 せきせつ は減 へ り、ほんの数 すう 十 じゅう 年 ねん 先 さき には数 すう 百 ひゃく 万 まん 人 にん が苦難 くなん に見舞 みま われるという。IPCCは干 かん ばつ、洪水 こうずい 、海面 かいめん 上昇 じょうしょう 、猛烈 もうれつ な暴風雨 ぼうふうう など最近 さいきん の気象 きしょう 異常 いじょう により、飢餓 きが 、疫病 えきびょう 、難民 なんみん が発生 はっせい すると予測 よそく する。「人間 にんげん 活動 かつどう により、回復 かいふく 不能 ふのう な気候 きこう 変動 へんどう がもたらされる恐 おそ れがある」(同 どう 報告 ほうこく 書 しょ )
北極 ほっきょく 海 かい の海 うみ 氷 ごおり は観測 かんそく 史上 しじょう 最小 さいしょう となり、有史 ゆうし 以来 いらい 航行 こうこう 不能 ふのう だった欧州 おうしゅう とアジアをつなぐ最短 さいたん 航路 こうろ 、北西 ほくせい 航路 こうろ が一時 いちじ 開通 かいつう した。
■画期的 かっきてき な出来事 できごと 続 つづ く
6月 がつ にドイツのハイリゲンダム(Heiligendamm)で開 ひら かれた主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ (G8 Summit)では、二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2)排出 はいしゅつ 量 りょう を大幅 おおはば に削減 さくげん し2050年 ねん までに半減 はんげん するという欧州 おうしゅう の目標 もくひょう をジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米 べい 大統領 だいとうりょう までもが真剣 しんけん に検討 けんとう する姿勢 しせい を示 しめ した。
9月にニューヨーク(New York)の国連 こくれん 本部 ほんぶ で開 ひら かれた地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か に関 かん するハイレベル会合 かいごう では、潘 はん 基 はじめ 文 ぶん (パン・キムン、Ban Ki-moon)事務 じむ 総長 そうちょう が気候 きこう 変動 へんどう を自身 じしん の在任 ざいにん 中 ちゅう の重要 じゅうよう 課題 かだい に据 す えると宣言 せんげん 。「地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か とそれに対 たい する取 と り組 く みによって、われわれ自身 じしん とわれわれの時代 じだい 、さらにはわれわれが将来 しょうらい 世代 せだい に残 のこ す遺産 いさん が定義 ていぎ されるだろう」と述 の べた。
11月には、アル・ゴア(Al Gore)元 もと 米 べい 副 ふく 大統領 だいとうりょう とIPCCに2007年 ねん ノーベル平和 へいわ 賞 しょう が授与 じゅよ された。
■バリ・ロードマップ採択 さいたく も、協議 きょうぎ はこれから
12月にはインドネシアのバリ(Bali)島 とう で国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく (UNFCCC)第 だい 13回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP13)が開 ひら かれ、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく のための行程 こうてい 表 ひょう 「バリ・ロードマップ(Bali Roadmap)」が採択 さいたく された。
バリ会議 かいぎ では各国 かっこく が気候 きこう 変動 へんどう の危険 きけん 性 せい を認 みと め、化石 かせき 燃料 ねんりょう による大気 たいき 汚染 おせん の削減 さくげん やクリーンエネルギーへの転換 てんかん 、途上 とじょう 国 こく 支援 しえん の必要 ひつよう 性 せい を唱 とな えながらも、数 すう 兆 ちょう ドル規模 きぼ の費用 ひよう 負担 ふたん については合意 ごうい が得 え られなかった。
安価 あんか な石油 せきゆ 、天然 てんねん ガス、石炭 せきたん を大量 たいりょう 消費 しょうひ して繁栄 はんえい を手 て にし、今日 きょう の温暖 おんだん 化 か の責 ぜ めを負 お う先進 せんしん 国 こく が負担 ふたん すべきなのか。それとも、今後 こんご より大 おお きな問題 もんだい を引 ひ き起 お こす恐 おそ れのある中国 ちゅうごく 、インドなどの新興 しんこう 大国 たいこく が負担 ふたん すべきなのか。バリ会議 かいぎ は実質 じっしつ 的 てき に、交渉 こうしょう を開始 かいし するための交渉 こうしょう だった。
地球 ちきゅう の気候 きこう システムの時計 とけい の針 はり が刻一刻 こくいっこく と進 すす んでいくのをよそに、向 む こう2年間 ねんかん は非常 ひじょう に複雑 ふくざつ な条約 じょうやく の議論 ぎろん に費 つい やされる。しかも、次期 じき 米 まい 大統領 だいとうりょう が京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ のような排出 はいしゅつ 抑制 よくせい に反対 はんたい すれば、日 ひ の目 め を見 み ない恐 おそ れさえある。
普通 ふつう の人 ひと なら、放火 ほうか 犯 はん が町 まち に火 ひ を放 はな ったにもかかわらず、地元 じもと 自治体 じちたい が長期 ちょうき 的 てき な消防 しょうぼう 計画 けいかく を2年間 ねんかん かけて議論 ぎろん すると聞 き いたら、なぜかと不思議 ふしぎ に思 おも うだろう。
■問 と われる国連 こくれん の役割 やくわり
ドイツのポツダム気候 きこう 影響 えいきょう 研究所 けんきゅうじょ (Potsdam Institute for Climate Research)のBill Hare氏 し は「(気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい については)必死 ひっし に水面 すいめん に顔 かお を出 だ している状況 じょうきょう だ。行動 こうどう の必要 ひつよう 性 せい と政治 せいじ 的 てき な美辞麗句 びじれいく との開 ひら きは大 おお きくなりつつある」と指摘 してき する。
Hare氏 し は、地球 ちきゅう 規模 きぼ の気候 きこう 管理 かんり に国民 こくみん 国家 こっか の単位 たんい で取 と り組 く むことが根本 こんぽん 的 てき な問題 もんだい だと語 かた る。い換 いか えれば、合意 ごうい を必要 ひつよう とするために動 うご きの遅 おそ い国連 こくれん 機構 きこう が、地球 ちきゅう 規模 きぼ の緊急 きんきゅう 課題 かだい に取 と り組 く むことができなければ、国連 こくれん には未来 みらい がないかもしれないのだ。
「国連 こくれん は機構 きこう が抱 かか える問題 もんだい 点 てん を提起 ていき するかもしれないが、気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい の解決 かいけつ と並行 へいこう して機構 きこう 問題 もんだい の解決 かいけつ に取 と り組 く む時間 じかん はない。今 いま あるものしかないのだから、それで取 と り組 く むしかない」(Hare氏 し )(c)AFP/Richard Ingham
今年 ことし の自然 しぜん 災害 さいがい の発生 はっせい 件数 けんすう は過去 かこ 最悪 さいあく 、気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう か
* 2007年 ねん 12月28日 にち 22:57 発信 はっしん 地 ち :フランクフルト/ドイツ
【12月28日 にち AFP】再 さい 保険 ほけん 会社 かいしゃ の世界 せかい 第 だい 2位 い 、ドイツのミュンヘン再 さい 保険 ほけん グループ(Munich Re)は27日 にち 、2007年 ねん は自然 しぜん 災害 さいがい が発生 はっせい 回数 かいすう でも被害 ひがい 額 がく でも前年 ぜんねん を上回 うわまわ ったこと、気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう で被害 ひがい 額 がく は来年 らいねん 以降 いこう さらに増加 ぞうか するとみられることを明 あき らかにした。
同 どう グループの発表 はっぴょう によれば、今年 ことし 発生 はっせい した自然 しぜん 災害 さいがい は前年 ぜんねん 比 ひ で100件 けん 増 ぞう の950件 けん だった。これは、1974年 ねん にデータ収集 しゅうしゅう を開始 かいし して以来 いらい 、最悪 さいあく の数値 すうち だという。
被害 ひがい 額 がく は750億 おく ドル(約 やく 8兆 ちょう 4700億 おく 円 えん )で、前年 ぜんねん の500億 おく ドル(約 やく 5兆 ちょう 6500億 おく 円 えん )を大幅 おおはば に上回 うわまわ った。
ただしこれは、過去 かこ 最悪 さいあく の被害 ひがい 額 がく を記録 きろく した2005年 ねん の2200億 おく ドル(約 やく 24兆 ちょう 8500億 おく 円 えん )の約 やく 3分 ぶん の1。同年 どうねん は米 べい 南部 なんぶ を直撃 ちょくげき したハリケーン・カトリーナ(Hurricane Katrina)、パキスタン地震 じしん など、大 だい 規模 きぼ 自然 しぜん 災害 さいがい が目立 めだ ったためだ。
2007年 ねん 最大 さいだい の自然 しぜん 災害 さいがい は7月 がつ に新潟 にいがた 県 けん 中越 なかこし 沖 おき で発生 はっせい した地震 じしん で、被害 ひがい 額 がく は125億 おく ドル(約 やく 1兆 ちょう 4100億 おく 円 えん )に上 のぼ った。保険 ほけん 金額 きんがく でみると、1月 がつ に欧州 おうしゅう を襲 おそ った暴風雨 ぼうふうう 「キリル(Kyrill)」による58億 おく ドル(約 やく 6500億 おく 円 えん )が最 もっと も大 おお きい。
また自然 しぜん 災害 さいがい による死者 ししゃ 数 すう は2万 まん 人 にん で、特 とく に大 おお きな被害 ひがい を受 う けたのは途上 とじょう 国 こく と新興 しんこう 国 こく だった。たとえば11月にバングラデシュを直撃 ちょくげき したサイクロン・シドル(Cyclone Sidr)は3300人 にん もの死者 ししゃ を出 だ した。
保険 ほけん 金額 きんがく でみてキリルに次 つ ぐ規模 きぼ となったのは英国 えいこく で発生 はっせい した洪水 こうずい で、ミュンヘン再 さい 保険 ほけん グループでは、「洪水 こうずい やサイクロンの頻発 ひんぱつ は、このまま気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく を講 こう じなかった場合 ばあい 、大 だい 規模 きぼ 災害 さいがい が起 お こりうることを予感 よかん させる」としている。
同 どう グループでジオリスク研究 けんきゅう に当 あ たるPeter Hoeppe氏 し は、「もちろん、こうした事象 じしょう をすべて気候 きこう 変動 へんどう に起因 きいん するものと結論 けつろん づけることはできない。ただしその発生 はっせい 傾向 けいこう をみると、暴風雨 ぼうふうう の規模 きぼ が増 ま し、降雨 こうう 量 りょう が増 ふ え、洪水 こうずい の発生 はっせい 頻度 ひんど が高 たか まるといった長期 ちょうき 的 てき 予測 よそく に合致 がっち していると言 い えるだろう」と警鐘 けいしょう を鳴 な らした。(c)AFP
2008年 ねん の世界 せかい 気温 きおん は若干 じゃっかん 低下 ていか 、英国 えいこく 気象庁 きしょうちょう など予測 よそく
* 2008年 ねん 01月 がつ 04日 にち 21:17 発信 はっしん 地 ち :ロンドン/英国 えいこく
【1月 がつ 4日 にち AFP】英国 えいこく 気象庁 きしょうちょう とイーストアングリア大学 だいがく (University of East Anglia)は3日 にち 、2008年 ねん の世界 せかい 気温 きおん は若干 じゃっかん 低 ひく くなるだろうとの予測 よそく を示 しめ した。
それによると、太平洋 たいへいよう 上 じょう を覆 おお う強 つよ いラニーニャ(La Nina)現象 げんしょう により気温 きおん が低 ひく くなる見通 みとお し。ただし、それでも観測 かんそく 史上 しじょう 最高 さいこう のトップ10には入 はい るという。
通年 つうねん 予測 よそく でみると、2008年 ねん の世界 せかい 気温 きおん は1961-1990年 ねん の平均 へいきん 気温 きおん である14度 ど を0.37度 ど 上回 うわまわ る。これは平均 へいきん を0.24度 ど 上回 うわまわ った2000年 ねん 以来 いらい の最低 さいてい 気温 きおん 。
英 えい 気象庁 きしょうちょう のクリス・フォランド(Chris Folland)氏 し は「エルニーニョ(El Nino)やラニーニャといった現象 げんしょう は、地表 ちひょう 温度 おんど に著 いちじる しい影響 えいきょう を及 およ ぼす力 ちから を持 も っている。2008年 ねん は、強 つよ いラニーニャが気温 きおん の低下 ていか をもたらすだろう」とする一方 いっぽう で、「それでも、平均 へいきん 気温 きおん は2000年 ねん に比 くら べれば依然 いぜん としてかなり高 たか い。ラニーニャ現象 げんしょう が弱 よわ まれば、再 ふたた び温暖 おんだん 化 か が活発 かっぱつ 化 か するだろう」とも指摘 してき した。
英 えい 気象庁 きしょうちょう とイーストアングリア大学 だいがく による世界 せかい 気温 きおん 予測 よそく は、エルニーニョやラニーニャ、温室 おんしつ 効果 こうか ガスの排出 はいしゅつ レベルに加 くわ え、海面 かいめん 水温 すいおん への太陽熱 たいようねつ の影響 えいきょう と自然 しぜん 変動 へんどう を考慮 こうりょ して立 た てられる。
同 どう 大学 だいがく で気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する研究 けんきゅう チームを率 ひき いるフィル・ジョーンズ(Phil Jones)教授 きょうじゅ は、「確 たし かに予測 よそく では2008年 ねん が過去 かこ 7年間 ねんかん で最 もっと も涼 すず しくなる見込 みこ みだし、2007年 ねん の世界 せかい 気温 きおん も1998年 ねん に記録 きろく した観測 かんそく 史上 しじょう 最 さい 高値 たかね を上回 うわまわ ることはなかった。だからといって、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の問題 もんだい が消 き えてなくなるわけではない」とし、警鐘 けいしょう を鳴 な らす。
「重要 じゅうよう なのは温暖 おんだん 化 か の進行 しんこう 速度 そくど だろう。2001-2007年 ねん の世界 せかい の平均 へいきん 気温 きおん は、1961-1990年 ねん の平均 へいきん を0.44度 ど 上回 うわまわ り、さらに1991-2000年 ねん の平均 へいきん を0.21度 ど 上回 うわまわ っている」(ジョーンズ教授 きょうじゅ )
ラニーニャは南米 なんべい 西岸 せいがん の海面 かいめん 水温 すいおん が低 ひく くなる現象 げんしょう で、世界 せかい 各地 かくち に異常 いじょう 気象 きしょう をもたらす。エルニーニョは太平洋 たいへいよう の海面 かいめん 水温 すいおん が高 たか くなる現象 げんしょう で、オーストラリアで長期 ちょうき 的 てき 干 かん ばつを引 ひ き起 お こしたほか、アフリカ北東 ほくとう 部 ぶ の洪水 こうずい や、2006-07年 ねん の冬 ふゆ に南 みなみ アジアを襲 おそ ったモンスーンの遠因 えんいん となった。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2332558/2499002
温暖 おんだん 化 か 関連 かんれん の災害 さいがい 拡大 かくだい 過去 かこ 25年 ねん で4−6倍 ばい に
2008年 ねん 1月 がつ 8日 にち 17時 じ 44分 ふん
洪水 こうずい や暴風雨 ぼうふうう など地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か に関連 かんれん しているとされる気象 きしょう 災害 さいがい の数 かず が過去 かこ 約 やく 25年 ねん の間 あいだ に4−6倍 ばい に増加 ぞうか 、被害 ひがい を受 う ける人 ひと の数 かず も死者 ししゃ 数 すう も急増 きゅうぞう しているとの調査 ちょうさ 結果 けっか を、貧困 ひんこん と環境 かんきょう の問題 もんだい に取 と り組 く む民間 みんかん 団体 だんたい オックスファム(本部 ほんぶ ・英国 えいこく )が8日 にち までにまとめた。
オックスファムは「温暖 おんだん 化 か が原因 げんいん の災害 さいがい では、発展 はってん 途上 とじょう 国 こく の貧 まず しい人々 ひとびと が最 もっと も大 おお きな被害 ひがい を受 う けている」と指摘 してき 。先進 せんしん 国 こく に、一層 いっそう の温室 おんしつ 効果 こうか ガスの排出 はいしゅつ 削減 さくげん と途上 とじょう 国 こく 援助 えんじょ の拡大 かくだい を求 もと めた。
国連 こくれん や各国 かっこく の統計 とうけい を基 もと にした調査 ちょうさ の結果 けっか 、洪水 こうずい や暴風雨 ぼうふうう 、地震 じしん など大 だい 規模 きぼ な災害 さいがい の年間 ねんかん 発生 はっせい 数 すう は、1980年 ねん の約 やく 120件 けん から2006年 ねん には約 やく 500件 けん に増加 ぞうか していることが分 わ かった。
中 なか でも洪水 こうずい の数 かず は6倍 ばい 、暴風雨 ぼうふうう は4倍 ばい と増加 ぞうか が目立 めだ った。87−96年 ねん に29件 けん だった熱 ねつ 波 は も、97−06年 ねん には76件 けん と急増 きゅうぞう し、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の進行 しんこう と災害 さいがい の増大 ぞうだい との関連 かんれん が現実 げんじつ のものとなっていることをうかがわせた。
(共同 きょうどう )
【図解 ずかい 】原油 げんゆ 価格 かかく 高騰 こうとう 、環境 かんきょう にもたらす功罪 こうざい
* 2008年 ねん 01月 がつ 10日 とおか 13:31 発信 はっしん 地 ち :パリ/フランス
【1月 がつ 10日 にち AFP】原油 げんゆ 価格 かかく の高騰 こうとう が環境 かんきょう に与 あた える影響 えいきょう について、専門 せんもん 家 か は光 ひかり と影 かげ の両面 りょうめん を指摘 してき する。
原油 げんゆ 価格 かかく は年明 としあ け早々 そうそう 、中国 ちゅうごく での需要 じゅよう 増 ぞう やナイジェリアの供給 きょうきゅう 不安 ふあん などを背景 はいけい に一時 いちじ 1バレル100ドルの大台 おおだい を突破 とっぱ した。2001年 ねん 11月の原油 げんゆ 相場 そうば はわずか1バレル16.70ドル。1年 ねん 前 まえ は1バレル50ドルだった。
消費 しょうひ 者 しゃ にとっては頭 あたま の痛 いた い問題 もんだい だが、環境 かんきょう にとっては恩恵 おんけい もあるようだ。
■クリーンエネルギーへの転換 てんかん など歓迎 かんげい すべき側面 そくめん も
原油 げんゆ 価格 かかく の高騰 こうとう により、燃費 ねんぴ の良 よ い車 くるま や公共 こうきょう 交通 こうつう へのシフトが促進 そくしん される。さらに、かつてはコストが高 たか すぎる上 うえ に亜流 ありゅう とみなされていた風力 ふうりょく 発電 はつでん 、太陽光 たいようこう 発電 はつでん などの「代替 だいたい 」エネルギーにも追 お い風 かぜ となる。
世界 せかい 風力 ふうりょく エネルギー協会 きょうかい (Global Wind Energy Council、GWEC)の2007年 ねん の暫定 ざんてい 統計 とうけい によると、風力 ふうりょく 発電 はつでん 能力 のうりょく の合計 ごうけい は世界 せかい 全体 ぜんたい で92-93ギガワットと、前年 ぜんねん の74ギガワットから25%も増加 ぞうか した。
リサイクル業界 ぎょうかい 、特 とく に原油 げんゆ や天然 てんねん ガスを原料 げんりょう とするプラスチックのリサイクル業界 ぎょうかい も原油 げんゆ 高騰 こうとう を歓迎 かんげい している。原料 げんりょう 費 ひ が上 あ がれば上 あ がるほど、ペットボトルや買 か い物 もの 袋 ぶくろ などのリサイクル熱 ねつ が高 たか まるからだ。
European Association of Plastics Recycling and Recovery Organisations(EPRO)によると、ここ10年 ねん であらゆる種類 しゅるい のプラスチックの価格 かかく が倍 ばい に跳 は ね上 あ がったという。けん引 いん 役 やく は年間 ねんかん 1000万 まん トンの廃 はい プラスチックを扱 あつか う中国 ちゅうごく で、うち半分 はんぶん は欧米 おうべい などの豊 ゆた かな国々 くにぐに から輸入 ゆにゅう している。
原油 げんゆ 価格 かかく が最 さい 高値 たかね を更新 こうしん し、中国 ちゅうごく は廃 はい プラスチックの輸入 ゆにゅう 元 もと を選別 せんべつ しやすくなった。欧州 おうしゅう のリサイクル企業 きぎょう は工場 こうじょう をよりハイテク化 か し、国内 こくない 向 む けのリサイクルを行 おこな うようになっている。
■CO2排出 はいしゅつ 量 りょう の多 おお い化石 かせき 燃料 ねんりょう 利用 りよう でマイナス面 めん も
原油 げんゆ 価格 かかく の高騰 こうとう により、クリーンな再生 さいせい 可能 かのう エネルギーへの転換 てんかん や資源 しげん リサイクルに弾 はず みがつく一方 いっぽう で、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の大 おお きな原因 げんいん となる石炭 せきたん や粗悪 そあく な石油 せきゆ 、安全 あんぜん 面 めん での懸念 けねん がぬぐいきれない原子力 げんしりょく 発電 はつでん への依存 いぞん も進 すす んでいる。
GWEC幹部 かんぶ のスティーブン・ソーヤー(Steven Sawyer)氏 し は「粗悪 そあく な石油 せきゆ やガソリンの開発 かいはつ プロジェクトは経済 けいざい 的 てき に魅力 みりょく がある」と指摘 してき し、カナダを中心 ちゅうしん とするタールサンドへの投資 とうし 熱 ねつ を例 れい に挙 あ げる。
この事業 じぎょう は「単位 たんい 当 あ たりのエネルギー供給 きょうきゅう 量 りょう からいうと、想像 そうぞう しうる中 なか で最 もっと も深刻 しんこく な公害 こうがい をもたらし、温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう の最 もっと も多 おお い事業 じぎょう 」だという。タールサンドは砂 すな 、水 みず 、重 じゅう 質 しつ 原油 げんゆ の混合 こんごう 物 ぶつ で、原油 げんゆ 抽出 ちゅうしゅつ が難 むずか しくコストもかかるが、ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)などの大手 おおて 企業 きぎょう は多額 たがく の資金 しきん を投 とう じ、1バレル約 やく 40ドルで原油 げんゆ を生産 せいさん して高 こう 収益 しゅうえき を上 あ げている。
さらに環境 かんきょう への脅威 きょうい となるのは石炭 せきたん だ。国際 こくさい エネルギー機関 きかん (International Energy Agency、IEA)によると、石炭 せきたん による発電 はつでん は世界 せかい のエネルギー生産 せいさん の約 やく 4割 わり を占 し める。中国 ちゅうごく 、米国 べいこく 、インドなどの経済 けいざい 大国 たいこく は、原油 げんゆ のように地政学 ちせいがく 的 てき なリスクがなく安価 あんか な自国 じこく の石炭 せきたん をどん欲 よく に採掘 さいくつ している。IEAによると、中国 ちゅうごく は2006年 ねん 、石炭 せきたん を燃料 ねんりょう とする火力 かりょく 発電 はつでん 所 しょ を週 しゅう 3施設 しせつ 建設 けんせつ した計算 けいさん になるという。
■問題 もんだい よそに原発 げんぱつ 依存 いぞん も進 すす む
安全 あんぜん 性 せい 、高 こう 放射 ほうしゃ 性 せい 廃棄 はいき 物 ぶつ の貯蔵 ちょぞう 、核 かく 拡散 かくさん などに対 たい する懸念 けねん をよそに、原油 げんゆ 高 だか と気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく の両方 りょうほう から原子力 げんしりょく 発電 はつでん には有利 ゆうり な状況 じょうきょう が生 う まれている。IEAによると現在 げんざい 、世界 せかい のエネルギー生産 せいさん の15%が原子力 げんしりょく 発電 はつでん によるもの。中国 ちゅうごく 、インド、タイ、インドネシア、ベトナムは原子力 げんしりょく 発電 はつでん の導入 どうにゅう ・拡大 かくだい 政策 せいさく を掲 かか げ、英国 えいこく 、フランス、フィンランドは次世代 じせだい 原子 げんし 炉 ろ の建設 けんせつ を推進 すいしん している。さらに米国 べいこく も原子力 げんしりょく 発電 はつでん 所 しょ の建設 けんせつ を加速 かそく する法律 ほうりつ を通過 つうか させた。
ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米 べい 大統領 だいとうりょう は2007年 ねん 9月 がつ 、途上 とじょう 国 こく が「安全 あんぜん でコスト面 めん の効率 こうりつ が良 よ く、核 かく 拡散 かくさん 防止 ぼうし にも寄与 きよ する原子力 げんしりょく 発電 はつでん 所 しょ 」を得 え られるよう先進 せんしん 国 こく は支援 しえん すべきとの考 かんが えを表明 ひょうめい 。「原子力 げんしりょく 発電 はつでん は大気 たいき 汚染 おせん も温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ もなく電力 でんりょく を大量 たいりょう 生産 せいさん できる現存 げんそん する唯一 ゆいいつ の手段 しゅだん だ」と述 の べている。(c)AFP/Marlowe Hood
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2334223/2509213
温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の取 と り組 く み強化 きょうか を
世界 せかい の政治 せいじ や経済 けいざい のリーダーが集 あつ まって国際 こくさい 社会 しゃかい の課題 かだい を話 はな し合 あ う「ダボス会議 かいぎ 」には、ことしのサミットの議長 ぎちょう 国 こく 、日本 にっぽん からも政党 せいとう 幹部 かんぶ や閣僚 かくりょう が参加 さんか しており、日本 にっぽん 時間 じかん の25日 にち 未明 みめい には、日本 にっぽん の大学 だいがく 関係 かんけい 者 しゃ が主催 しゅさい する会合 かいごう が開 ひら かれました。この中 なか で、自民党 じみんとう の中川 なかがわ 元 もと 幹事 かんじ 長 ちょう は「環境 かんきょう 分野 ぶんや の革命 かくめい が必要 ひつよう で、日本 にっぽん が率先 そっせん して取 と り組 く まなければならない」と述 の べたうえで、二酸化炭素 にさんかたんそ の排出 はいしゅつ 量 りょう に応 おう じて世界 せかい の主要 しゅよう 排出 はいしゅつ 国 こく が資金 しきん を拠出 きょしゅつ し、それぞれの国 くに の環境 かんきょう 対策 たいさく を進 すす めるとともに、一部 いちぶ を途上 とじょう 国 こく の支援 しえん に充 あ てるとする「共通 きょうつう 国際 こくさい 環境 かんきょう 税 ぜい 」の創設 そうせつ を提言 ていげん しました。また、民主党 みんしゅとう の鳩山 はとやま 幹事 かんじ 長 ちょう も、夏 なつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットで地球 ちきゅう 規模 きぼ の環境 かんきょう 問題 もんだい が最大 さいだい の関心事 かんしんじ になるとして、温室 おんしつ 効果 こうか ガスを削減 さくげん する具体 ぐたい 的 てき な数値 すうち 目標 もくひょう を示 しめ すなど、日本 にっぽん がよりリーダーシップを発揮 はっき すべきだと強調 きょうちょう しました。「ダボス会議 かいぎ 」には、福田 ふくだ 総理 そうり 大臣 だいじん も日本 にっぽん の総理 そうり 大臣 だいじん として7年 ねん ぶりに出席 しゅっせき し、26日 にち に特別 とくべつ 演説 えんぜつ を行 おこな うことになっています。
1月 がつ 25日 にち 6時 じ 7分 ふん
温暖 おんだん 化 か で6億 おく 人 にん が栄養 えいよう 不足 ふそく アフリカで2060年 ねん までに
2008.2.20 21:41
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう で乾燥 かんそう 化 か が進 すす み、サハラ砂漠 さはらさばく 以南 いなん のアフリカ大陸 たいりく で2060年 ねん までに、25%もの農業 のうぎょう 収入 しゅうにゅう が失 うしな われ、260億 おく ドル(約 やく 2兆 ちょう 8000億 おく 円 えん )の損失 そんしつ となる可能 かのう 性 せい があることが、国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく (UNDP)の調査 ちょうさ で分 わ かった。来日 らいにち したUNDP政策 せいさく 専門 せんもん 家 か のアミー・ゲイ氏 し が20日 にち 明 あき らかにした。
2080年 ねん までに、さらに6億 おく 人 にん が深刻 しんこく な栄養 えいよう 不足 ふそく に直面 ちょくめん 。水面 すいめん 上昇 じょうしょう は2100年 ねん までに15−95センチに達 たっ し、アフリカ大陸 たいりく の沿岸 えんがん 地域 ちいき に居住 きょじゅう する住民 じゅうみん 約 やく 7000万 まん 人 にん が80年 ねん までに水害 すいがい などの危険 きけん にさらされるという。
ゲイ氏 し は21日 にち に開 ひら かれる早稲田大 わせだだい 主催 しゅさい のアフリカ支援 しえん に関 かん する国際 こくさい 会議 かいぎ で調査 ちょうさ 結果 けっか を発表 はっぴょう する予定 よてい 。
ゲイ氏 し はアフリカの貧 まず しい住民 じゅうみん が先進 せんしん 国 こく の温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ の犠牲 ぎせい になっていると指摘 してき 。「日本 にっぽん をはじめとした各国 かっこく が(風力 ふうりょく や太陽光 たいようこう など)再生 さいせい 可能 かのう エネルギーによる発電 はつでん 施設 しせつ を供与 きょうよ するなど、アフリカの開発 かいはつ により大 おお きな貢献 こうけん をしてほしい」と訴 うった えた。
UNDPによると、農業 のうぎょう はアフリカ諸国 しょこく の国内 こくない 総 そう 生産 せいさん (GDP)合計 ごうけい の21%を占 し めている。温暖 おんだん 化 か による影響 えいきょう で乾燥 かんそう ・半 はん 乾燥 かんそう 地帯 ちたい は90年 ねん までに60万 まん −90万 まん 平方 へいほう キロにまで達 たっ し、水不足 みずぶそく に苦 くる しめられると警告 けいこく している。(共同 きょうどう )
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か が新種 しんしゅ 伝染 でんせん 病 びょう の流行 りゅうこう を加速 かそく 、米 べい 研究 けんきゅう 報告 ほうこく
* 2008年 ねん 02月 がつ 22日 にち 10:37 発信 はっしん 地 ち :パリ/フランス
【2月 がつ 22日 にち AFP】野生 やせい 動物 どうぶつ が保菌 ほきん するウイルスの変異 へんい と、抗生 こうせい 物質 ぶっしつ に耐 たい 性 せい を持 も つバクテリアの出現 しゅつげん により、過去 かこ 数 すう 十 じゅう 年間 ねんかん に致死 ちし 的 てき な新種 しんしゅ の伝染 でんせん 病 びょう が多数 たすう 発生 はっせい したとする研究 けんきゅう 報告 ほうこく が、英 えい 科学 かがく 誌 し 「ネイチャー(Nature)」に発表 はっぴょう された。
4つの研究 けんきゅう 機関 きかん から成 な る研究 けんきゅう グループは、1940年 ねん 以後 いご に確認 かくにん された新種 しんしゅ の伝染 でんせん 病 びょう の発生 はっせい 地点 ちてん 335か所 しょ を3年間 ねんかん にわたり追跡 ついせき 調査 ちょうさ し、世界 せかい 初 はつ の伝染 でんせん 病 びょう 地図 ちず を作成 さくせい した。新種 しんしゅ の伝染 でんせん 病 びょう には、世界 せかい で6500万 まん 人 にん 以上 いじょう が感染 かんせん したエイズ(HIV/AIDS)、重症 じゅうしょう 急性 きゅうせい 呼吸 こきゅう 器 き 症候群 しょうこうぐん (SARS)、高 こう 病原 びょうげん 性 せい 鳥 とり インフルエンザA(H5N1)が含 ふく まれる。
その結果 けっか 、新種 しんしゅ の伝染 でんせん 病 びょう の発生 はっせい 件数 けんすう は過去 かこ 50年 ねん で約 やく 4倍 ばい に増 ふ えたことが判明 はんめい した。うち60%は動物 どうぶつ からヒトに感染 かんせん する動物 どうぶつ 原 ばら 性 せい 感染 かんせん 症 しょう で、その大半 たいはん は哺乳類 ほにゅうるい が感染 かんせん 源 げん だった。たとえば、エイズはチンパンジー、SARSは中国 ちゅうごく に生息 せいそく するコウモリ、エボラ出血熱 えぼらしゅっけつねつ はアフリカに生息 せいそく するオオコウモリが、それぞれのウイルスを最初 さいしょ に保菌 ほきん していたとされている。
そうした新種 しんしゅ の病原 びょうげん 体 たい がヒトに感染 かんせん した場合 ばあい 、免疫 めんえき がないために致命 ちめい 的 てき となる。研究 けんきゅう によると、人口 じんこう の増加 ぞうか が顕著 けんちょ な上 うえ に野生 やせい 動物 どうぶつ に触 ふ れる機会 きかい が多 おお い熱帯 ねったい の国々 くにぐに で、今後 こんご こうした新種 しんしゅ 伝染 でんせん 病 びょう が大 だい 流行 りゅうこう する可能 かのう 性 せい が極 きわ めて高 たか いという。
研究 けんきゅう に参加 さんか したコロンビア大学 ころんびあだいがく (Columbia University)関係 かんけい 機関 きかん の研究 けんきゅう 者 しゃ は、新種 しんしゅ の伝染 でんせん 病 びょう が頻発 ひんぱつ する要因 よういん を「野生 やせい 動物 どうぶつ の生息 せいそく 地域 ちいき が狭 せば まり、人口 じんこう が増 ふ え続 つづ けることで、両者 りょうしゃ が接触 せっしょく する機会 きかい が増 ふ えた」と説明 せつめい 。さらに、新種 しんしゅ の動物 どうぶつ 原 ばら 性 せい 感染 かんせん 症 しょう が発生 はっせい する可能 かのう 性 せい が極 きわ めて高 たか い地域 ちいき を、家畜 かちく 中心 ちゅうしん の生活 せいかつ を送 おく る東 ひがし アジア、インド亜 あ 大陸 たいりく 、アフリカのニジェールデルタ、アフリカのグレート・レイク地域 ちいき と予測 よそく する。
また、新種 しんしゅ の伝染 でんせん 病 びょう ウイルスの20%以上 いじょう は、超 ちょう 薬剤 やくざい 耐 たい 性 せい 結核 けっかく 菌 きん (XDR-TB)、クロロキン耐 たい 性 せい を持 も つマラリアなどのように、薬剤 やくざい 耐 たい 性 せい を持 も っており、こうした傾向 けいこう は特 とく に西欧 せいおう や北米 ほくべい で顕著 けんちょ だ。
1980年代 ねんだい に新種 しんしゅ の伝染 でんせん 病 びょう が急増 きゅうぞう したのは、エイズの流行 りゅうこう に起因 きいん した可能 かのう 性 せい が高 たか いと考 かんが えられている。
1990年代 ねんだい のエルニーニョに伴 ともな う蚊 か の異常 いじょう 発生 はっせい も病気 びょうき の蔓延 まんえん を招 まね いたと考 かんが えられ、前年 ぜんねん 開催 かいさい された「国連 こくれん の気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)」でも、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か がもたらす伝染 でんせん 病 びょう の拡大 かくだい への脅威 きょうい が指摘 してき されている。(c)AFP
2008/03/06-18:56 過去 かこ 最多 さいた 15カ国 かこく を招待 しょうたい へ=アフリカ、気候 きこう 重視 じゅうし −洞爺湖 とうやこ サミット
政府 せいふ は6日 にち までに、7月 しちがつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )の際 さい に開催 かいさい されるアフリカ支援 しえん を討議 とうぎ する拡大 かくだい 会合 かいごう に、タンザニアなど8カ国 かこく を招 まね く方針 ほうしん を固 かた めた。アフリカと並 なら んで重視 じゅうし する気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい に関 かん する拡大 かくだい 会合 かいごう への参加 さんか 8カ国 かこく を合 あ わせると、サミットの招待 しょうたい 国 こく は過去 かこ 最多 さいた の15カ国 かこく (南 みなみ アフリカは両 りょう 会合 かいごう に出席 しゅっせき )となる。
アフリカ会合 かいごう に招 まね くのは、アフリカ連合 れんごう (AU)議長 ぎちょう 国 こく のタンザニアと前 ぜん 議長 ぎちょう 国 こく ガーナ、「アフリカ開発 かいはつ のための新 しん パートナーシップ」(NEPAD)議長 ぎちょう 国 こく エチオピアのほか、ナイジェリア、アルジェリア、セネガル、エジプト、南 みなみ アフリカ。政府 せいふ は近 ちか く各国 かっこく に招待 しょうたい 状 じょう を送付 そうふ する。
途上 とじょう 国 こく から思 おも わぬ反発 はんぱつ 環境 かんきょう G2 じーつー 0
日本 にっぽん 政府 せいふ は、部門 ぶもん 別 べつ にエネルギー効率 こうりつ などの基準 きじゅん をつくり排出 はいしゅつ 削減 さくげん を進 すす める「セクター別 べつ アプローチ」を「国際 こくさい 的 てき な共通 きょうつう 認識 にんしき としたい」との意気込 いきご みで会議 かいぎ に臨 のぞ んだが、発展 はってん 途上 とじょう 国 こく から予想 よそう 外 がい に強 つよ い反発 はんぱつ を買 か い、途上 とじょう 国 こく を削減 さくげん 努力 どりょく に巻 ま き込 こ むどころか、逆 ぎゃく に批判 ひはん を浴 あ びるという前途 ぜんと 多難 たなん を思 おも わせる結果 けっか となった。
▽荒 あ れ模様 もよう
「1人 ひとり 当 あ たりの排出 はいしゅつ 量 りょう が大幅 おおはば に少 すく ないわれわれが、なぜ主要 しゅよう 排出 はいしゅつ 国 こく として先進 せんしん 国 こく と同 おな じグループに入 はい らなければならないのか」「(長年 ながねん 大量 たいりょう の二酸化炭素 にさんかたんそ を排出 はいしゅつ し続 つづ けてきた)先進 せんしん 国 こく の歴史 れきし 的 てき 責任 せきにん をどう考 かんが えるのか。こんな総括 そうかつ は認 みと められない」−。初日 しょにち 15日 にち のG2 じーつー 0は南 みなみ アフリカや中国 ちゅうごく 、インドから日本 にっぽん に対 たい する抗議 こうぎ が噴出 ふんしゅつ 、荒 あ れ模様 もよう の展開 てんかい となった。理由 りゆう は午前 ごぜん のセッションで、甘利 あまり 明 あきら 経済 けいざい 産業 さんぎょう 相 しょう がセクター別 べつ アプローチについて、途上 とじょう 国 こく からの懸念 けねん の声 こえ を無視 むし して「共通 きょうつう の理解 りかい が得 え られた」との議長 ぎちょう 総括 そうかつ をまとめたためだ。
翌 よく 16日 にち 、「セクター別 べつ アプローチが先進 せんしん 国 こく の総量 そうりょう 削減 さくげん 目標 もくひょう に置 お き換 か わるものではない」などと途上 とじょう 国 こく の懸念 けねん に配慮 はいりょ した形 かたち で総括 そうかつ は修正 しゅうせい された。
だが南 みなみ アフリカの代表 だいひょう が「日本 にっぽん 提案 ていあん は、自国 じこく の産業 さんぎょう を守 まも るのが目的 もくてき で、先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく の間 あいだ には責任 せきにん に差異 さい があるとの原則 げんそく をほごにしようとしているとしかみえない」とい残 いのこ して去 さ るなど、途上 とじょう 国 こく の間 あいだ に大 おお きな不信 ふしん 感 かん を残 のこ した。
環境 かんきょう 保護 ほご 団体 だんたい 「気候 きこう ネットワーク」の平田 ひらた 仁子 さとこ さんは「途上 とじょう 国 こく の参加 さんか を取 と り付 つ けるのが一番 いちばん 大事 だいじ なのに、議論 ぎろん の進 すす め方 かた に問題 もんだい があった」と言 い う。
途上 とじょう 国 こく の参加 さんか を促 うなが すために日本 にっぽん が表明 ひょうめい している100億 おく ドル規模 きぼ の資金 しきん 支援 しえん 策 さく にも「これまでの政府 せいふ 開発 かいはつ 援助 えんじょ (ODA)の付 つ け替 が えになる可能 かのう 性 せい がある」「途上 とじょう 国 こく の意見 いけん が反映 はんえい されず、本当 ほんとう に必要 ひつよう なところに資金 しきん が行 い かない可能 かのう 性 せい がある」などと厳 きび しい注文 ちゅうもん がついた。
バングラデシュから来 き たという市民 しみん 団体 だんたい 「アクションエイド」のラシッド・ティトゥムールさんは「日本 にっぽん が交渉 こうしょう の主導 しゅどう 権 けん や、ビジネスでの利益 りえき を得 え ようとしているだけで、本当 ほんとう に途上 とじょう 国 こく を助 す けようとしているようには見 み えない」と手厳 てきび しい。
ある参加 さんか 者 しゃ は「先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく が一定 いってい の歩 あゆ み寄 よ りを見 み せた昨年 さくねん の気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく の締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ の成果 せいか が、無 む になってしまったかもしれない」と懸念 けねん を示 しめ す。
▽排出 はいしゅつ をゼロに
会議 かいぎ には英国 えいこく のブレア前 ぜん 首相 しゅしょう が出席 しゅっせき し「米国 べいこく は1人 にん 当 あ たりのCO2 しーおーつー 排出 はいしゅつ 量 りょう を10分 ぶん の1に、日本 にっぽん や英国 えいこく は5分 ぶん の1にするなど先進 せんしん 国 こく は排出 はいしゅつ 量 りょう をゼロに近 ちか づけていかなければならない」と講演 こうえん し喝采 かっさい を浴 あ びた。
京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ に定 さだ めのない2013年 ねん 以降 いこう の枠組 わくぐ み「ポスト京都 きょうと 」では、米国 べいこく や中国 ちゅうごく を巻 ま き込 こ んで、大幅 おおはば な排出 はいしゅつ 削減 さくげん を実現 じつげん することが求 もと められる。この難問 なんもん の解決 かいけつ に貢献 こうけん し、発展 はってん 途上 とじょう 国 こく の信頼 しんらい を回復 かいふく するには何 なに が必要 ひつよう か。
「先進 せんしん 国 こく は1990年 ねん 比 ひ で2020年 ねん に25−40%の削減 さくげん が必要 ひつよう との気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネルの報告 ほうこく 書 しょ に沿 そ った形 かたち で、日本 にっぽん が目標 もくひょう を設定 せってい するしかない」。英国 えいこく の保護 ほご 団体 だんたい 「E3G」のジェニファー・モーガンさんは指摘 してき する。
(初版 しょはん :3月 さんがつ 16日 にち 20時 じ 27分 ふん )
「環境 かんきょう 技術 ぎじゅつ 、世界 せかい へ」外相 がいしょう 、アフリカ支援 しえん も
外務省 がいむしょう が毎年 まいとし 2回 かい 程度 ていど 全国 ぜんこく 各地 かくち で開 ひら いている「外交 がいこう フォーラム」が16日 にち 、高松 たかまつ 市 し のかがわ国際 こくさい 会議 かいぎ 場 じょう であり、講師 こうし の高村 たかむら 外相 がいしょう が「7月 がつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットでは、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく やアフリカ支援 しえん に力 ちから を入 い れたい」と述 の べた。
会場 かいじょう には市民 しみん 約 やく 400人 にん が訪 おとず れた。高村 たかむら 外相 がいしょう は「日本 にっぽん 外交 がいこう の目指 めざ すもの」をテーマに約 やく 1時 じ 間 あいだ 講演 こうえん 。日本 にっぽん で8年 ねん ぶりのサミットと5年 ねん に1度 ど のアフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ が開 ひら かれる今年 ことし を「40年 ねん に一 いち 度 ど の外交 がいこう の年 とし 」とし、「国 くに 別 べつ に温室 おんしつ 効果 こうか ガスの排出 はいしゅつ 量 りょう 削減 さくげん 目標 もくひょう を決 き めるためにも、日本 にっぽん がほこる環境 かんきょう 対策 たいさく や省 しょう エネ技術 ぎじゅつ を世界 せかい に広 ひろ げていきたい」と語 かた った。
アフリカについては「中国 ちゅうごく 、インドの経済 けいざい 発展 はってん で、資源 しげん の奪 うば い合 あ いが起 お きている。日本 にっぽん の資源 しげん 確保 かくほ という身近 みぢか な国益 こくえき のためにも支援 しえん していく」とした。
また、会場 かいじょう から北朝鮮 きたちょうせん の拉致 らち 問題 もんだい の質問 しつもん が寄 よ せられると「非常 ひじょう に難 むずか しい情勢 じょうせい だが、ねばり強 づよ い対話 たいわ と圧力 あつりょく が必要 ひつよう だ」と答 こた えた。
◇
講演 こうえん 終了 しゅうりょう 後 ご 、県 けん 国際 こくさい 交流 こうりゅう 協会 きょうかい などが国際 こくさい 協力 きょうりょく をテーマにシンポジウム(外務省 がいむしょう など共催 きょうさい )を開 ひら き、四国 しこく を拠点 きょてん に国際 こくさい 協力 きょうりょく の活動 かつどう をしているNGOなど5団体 だんたい の代表 だいひょう らが討論 とうろん した。
日 ひ ごろの国際 こくさい 協力 きょうりょく のあり方 かた が論議 ろんぎ され、カンボジア向 む けの募金 ぼきん 活動 かつどう をしている高松 たかまつ 市 し の「セカンドハンド」の新田 にった 恭子 きょうこ 代表 だいひょう は「チャリティーなど市民 しみん が気軽 きがる に国際 こくさい 協力 きょうりょく に参加 さんか できる仕組 しく みづくりが必要 ひつよう 」と話 はな した。
(2008年 ねん 3月 がつ 17日 にち 読売新聞 よみうりしんぶん )
三井住友銀行 みついすみともぎんこう 、企業 きぎょう の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 活動 かつどう を総合 そうごう 的 てき に支援 しえん するプログラムを開始 かいし
2008年 ねん 3月 がつ 24日 にち 9時 じ 42分 ふん この記事 きじ を携帯 けいたい に転送 てんそう する
三井住友銀行 みついすみともぎんこう はこのほど、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい への対応 たいおう として企業 きぎょう の排出 はいしゅつ 権 けん 購入 こうにゅう ニーズが高 たか まっていることを受 う け、より効果 こうか 的 てき に企業 きぎょう の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を支援 しえん するプログラム「Climate & Children Supporters(クライメート&チルドレンサポーターズ)」を開始 かいし した。
このプログラムは、企業 きぎょう の地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の取 と り組 く みと、ユニセフを通 つう じた開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく への支援 しえん を同時 どうじ に実現 じつげん するもの。環境 かんきょう ・社会 しゃかい 貢献 こうけん 意識 いしき の高 たか い企業 きぎょう の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 活動 かつどう を総合 そうごう 的 てき に支援 しえん する日本 にっぽん 初 はつ のプログラムとなる。
三井住友銀行 みついすみともぎんこう が提供 ていきょう するのは、排出 はいしゅつ 権 けん 購入 こうにゅう による温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん 、ユニセフへの寄付 きふ を通 つう じた、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か や自然 しぜん 災害 さいがい により影響 えいきょう を受 う けている地域 ちいき でのプロジェクトへの支援 しえん 、カーボンオフセット商品 しょうひん 等 とう による排出 はいしゅつ 権 けん の活用 かつよう と情報 じょうほう 発信 はっしん ・問題 もんだい 提起 ていき を通 つう じた消費 しょうひ 者 しゃ 意識 いしき の高揚 こうよう という3つの貢献 こうけん を目指 めざ すプログラム。温室 おんしつ 効果 こうか ガスの削減 さくげん という地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい の「原因 げんいん 」だけに目 め を向 む けた活動 かつどう を行 おこな うのでなく、その問題 もんだい から引 ひ き起 お こされた「結果 けっか 」である、自然 しぜん 災害 さいがい が頻発 ひんぱつ する地域 ちいき への支援 しえん も同時 どうじ に行 おこな うことを提案 ていあん する。
支援 しえん するプロジェクトは、日本 にっぽん ユニセフ協会 きょうかい と検討 けんとう した結果 けっか 、サイクロンや洪水 こうずい などの自然 しぜん 災害 さいがい が頻発 ひんぱつ しているモザンビークでのユニセフの「水 みず と衛生 えいせい プロジェクト」となった。今後 こんご 3年 ねん かけて、安全 あんぜん な水 みず へのアクセスが困難 こんなん で、コレラが多数 たすう 発生 はっせい している地域 ちいき (マニカ州 しゅう 、ソファラ州 しゅう )の20の学校 がっこう (約 やく 1万 まん 人 にん の子 こ どもたち)と周辺 しゅうへん のコミュニティを対象 たいしょう に、給水 きゅうすい 設備 せつび とトイレの建設 けんせつ 、衛生 えいせい 習慣 しゅうかん 定着 ていちゃく のための活動 かつどう 、ライフスキルの向上 こうじょう ・強化 きょうか プログラムなどを実施 じっし する予定 よてい (日経 にっけい エコロジー編集 へんしゅう /EMF)。
関連 かんれん 情報 じょうほう
・三井住友銀行 みついすみともぎんこう のWebサイト http://www.smbc.co.jp/index.html
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か :オラフ・ショーベンUNDP開発 かいはつ 政策 せいさく 局長 きょくちょう に聞 き く
◇アフリカの気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく ーー先進 せんしん 国 こく は追加 ついか 支援 しえん を
東京 とうきょう 都内 とない で今月 こんげつ 開 ひら かれた主要 しゅよう 8カ国 かこく (G8)開発 かいはつ 相 しょう 会合 かいごう に出席 しゅっせき のため来日 らいにち した国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく (UNDP)のオラフ・ショーベン開発 かいはつ 政策 せいさく 局長 きょくちょう が、毎日新聞 まいにちしんぶん のインタビューに応 おう じた。会合 かいごう の主要 しゅよう 課題 かだい の一 ひと つだった地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい と開発 かいはつ について、ショーベン氏 し は「気候 きこう 変動 へんどう に対 たい しアフリカは脆弱 ぜいじゃく (ぜいじゃく)で、先進 せんしん 国 こく の支援 しえん が必要 ひつよう だ」と訴 うった えた。
開発 かいはつ 相 しょう 会合 かいごう は、主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ (サミット)でアフリカ開発 かいはつ や、途上 とじょう 国 こく の衛生 えいせい 問題 もんだい などが頻繁 ひんぱん に取 と り上 あ げられるようになったことを受 う け、02年 ねん から独立 どくりつ した担当 たんとう 相 しょう 会合 かいごう として開催 かいさい されるようになった。
ショーベン氏 し は「アフリカ全体 ぜんたい では過去 かこ 5年間 ねんかん 、鉱産 こうさん 物 ぶつ などの資源 しげん を生 い かし、民主 みんしゅ 化 か などの改革 かいかく が実行 じっこう されたこともあって、高 たか い経済 けいざい 成長 せいちょう を遂 と げてきた」と説明 せつめい する。しかし一方 いっぽう で、「1日 にち 1ドル未満 みまん で生活 せいかつ する人口 じんこう を半減 はんげん させる」など貧困 ひんこん 解消 かいしょう を目指 めざ した国連 こくれん の「ミレニアム開発 かいはつ 目標 もくひょう 」については、「実際 じっさい に達成 たっせい できる国 くに は少 すく ないだろう。戦争 せんそう や紛争 ふんそう 、政治 せいじ 的 てき な理由 りゆう に加 くわ え、気候 きこう 変動 へんどう やそれによる自然 しぜん 災害 さいがい が大 おお きく影響 えいきょう している」と、現状 げんじょう のままでは悲観 ひかん 的 てき だとの見通 みとお しを示 しめ した。
特 とく に地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か については「砂漠 さばく 化 か などで特 とく に都市 とし 部 ぶ 以外 いがい の地方 ちほう 、農村 のうそん 部 ぶ に甚大 じんだい な被害 ひがい を与 あた えている。これまでの努力 どりょく を無 む にしかねない、深刻 しんこく な状況 じょうきょう だ」と悲痛 ひつう な表情 ひょうじょう で語 かた る。アフリカが気候 きこう 変動 へんどう の被害 ひがい に対処 たいしょ するためには、従来 じゅうらい の開発 かいはつ 援助 えんじょ とは別 べつ の「追加 ついか 的 てき な支援 しえん が必要 ひつよう だ」という。
ではどんな対策 たいさく ・支援 しえん が有効 ゆうこう なのか。ショーベン氏 し は、英国 えいこく のニコラス・スターン卿 きょう (きょう)による「スターン報告 ほうこく 書 しょ 」を引 ひ き合 あ いにし、「世界 せかい の国内 こくない 総 そう 生産 せいさん (GDP)の1〜2%を再生 さいせい 可能 かのう エネルギーや省 しょう エネ、植林 しょくりん などに投資 とうし することで、気候 きこう 変動 へんどう には対処 たいしょ できるはずだ。経済 けいざい 開発 かいはつ と貧困 ひんこん 解消 かいしょう 、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく は両立 りょうりつ する」と強調 きょうちょう する。
国際 こくさい 社会 しゃかい は00年 ねん のミレニアムサミット、02年 ねん のヨハネスブルク・サミットなどで繰 く り返 かえ し、貧困 ひんこん 解消 かいしょう への努力 どりょく を約束 やくそく している。「今後 こんご 、15年 ねん までの7年間 ねんかん がミレニアム開発 かいはつ 目標 もくひょう の達成 たっせい のために重要 じゅうよう だ。日本 にっぽん を含 ふく め先進 せんしん 国 こく には、国際 こくさい 社会 しゃかい での約束 やくそく を尊重 そんちょう してほしい」と支援 しえん 拡大 かくだい を訴 うった える。
先進 せんしん 国 こく の責務 せきむ について尋 たず ねると、ショーベン氏 し は語気 ごき を強 つよ め、こう語 かた った。「気候 きこう 変動 へんどう はアフリカが引 ひ き起 お こした問題 もんだい ではない。一方 いっぽう でアフリカはチャンスを与 あた えられれば、結果 けっか を出 だ すようになっている。気候 きこう 変動 へんどう を含 ふく め援助 えんじょ をしないい訳 いわけ を、先進 せんしん 国 こく はすべきではない」【江口 えぐち 一 はじめ 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2008年 ねん 4月 がつ 15日 にち 東京 とうきょう 朝刊 ちょうかん
温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん :途上 とじょう 国 こく の歩調 ほちょう 乱 みだ れ、多様 たよう な思惑 おもわく 交錯 こうさく --温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく へ特別 とくべつ 作業 さぎょう 部会 ぶかい
◇特別 とくべつ 作業 さぎょう 部会 ぶかい 初 はつ 会合 かいごう
2013年 ねん 以降 いこう の中長期 ちゅうちょうき 的 てき な温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん 体制 たいせい (ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ )について交渉 こうしょう する国連 こくれん の特別 とくべつ 作業 さぎょう 部会 ぶかい 初 はつ 会合 かいごう が5日 にち まで、バンコクで開 ひら かれた。新 しん 体制 たいせい 合意 ごうい への道筋 みちすじ が不透明 ふとうめい な中 なか 、各国 かっこく の思惑 おもわく が交錯 こうさく した初 はつ 会合 かいごう の議論 ぎろん を検証 けんしょう した。【山田 やまだ 大輔 だいすけ 】
◇セクター別 べつ アプローチ、先進 せんしん 国 こく の採用 さいよう に懐疑 かいぎ の声 こえ
■新 しん 提案 ていあん 合戦 かっせん
「温暖 おんだん 化 か は将来 しょうらい の問題 もんだい ではない。今 いま すでに生存 せいぞん の危機 きき が迫 せま っている」。温暖 おんだん 化 か による被害 ひがい に直面 ちょくめん する途上 とじょう 国 こく は今回 こんかい 、加速 かそく する温暖 おんだん 化 か の窮状 きゅうじょう を訴 うった え、相次 あいつ いで新 しん 提案 ていあん を繰 く り出 だ した。
水没 すいぼつ の恐 おそ れがある南太平洋 みなみたいへいよう の島国 しまぐに のツバルは、独自 どくじ の案 あん を提示 ていじ した。現行 げんこう 制度 せいど では先進 せんしん 国 こく に温室 おんしつ 効果 こうか ガスの削減 さくげん 義務 ぎむ が課 か せられているが、裏返 うらがえ せばガスを排出 はいしゅつ できる量 りょう (排出 はいしゅつ 枠 わく )が無償 むしょう で配分 はいぶん された形 かたち とも言 い える。ツバルの提案 ていあん は「この排出 はいしゅつ 枠 わく を国連 こくれん が主催 しゅさい する競売 きょうばい で購入 こうにゅう させ、収益 しゅうえき を途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 被害 ひがい 軽減 けいげん のための基金 ききん にせよ」というのだ。各国 かっこく の非 ひ 政府 せいふ 組織 そしき (NGO)は「先進 せんしん 国 こく の排出 はいしゅつ 責任 せきにん を明確 めいかく にする妙案 みょうあん だ」と評価 ひょうか した。
ミクロネシア連邦 れんぽう は、被害 ひがい を賠償 ばいしょう する保険 ほけん の活用 かつよう など、温暖 おんだん 化 か のリスクを世界 せかい が共有 きょうゆう する仕組 しく みを提唱 ていしょう 。モーリシャスは、フロンガス排出 はいしゅつ を大 おお きく減 へ らしたモントリオール議定 ぎてい 書 しょ の交渉 こうしょう 過程 かてい を学 まな び、二酸化炭素 にさんかたんそ 削減 さくげん にも生 い かせないかと訴 うった えた。一方 いっぽう で、インドやメキシコは、途上 とじょう 国 こく を排出 はいしゅつ 量 りょう や経済 けいざい 状況 じょうきょう などでグループ分 わ けし、応 おう 分 ぶん の責任 せきにん を担 にな う仕組 しく みをそれぞれ提案 ていあん 。インドは「仮 かり に先進 せんしん 国 こく が排出 はいしゅつ ゼロになったとしても、世界 せかい 全体 ぜんたい では十分 じゅうぶん な削減 さくげん 量 りょう にならない。この現実 げんじつ を直視 ちょくし すべきだ」と新興 しんこう 国 こく の努力 どりょく を促 うなが した。
温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん 問題 もんだい で途上 とじょう 国 こく は共同 きょうどう 歩調 ほちょう を取 と ってきたが、今回 こんかい は意思 いし 統一 とういつ が難航 なんこう し、議事 ぎじ 進行 しんこう の支障 ししょう となる場面 ばめん が相次 あいつ いだ。温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく への途上 とじょう 国 こく の利害 りがい が多様 たよう 化 か し、一枚岩 いちまいいわ でなくなったことがうかがえ、関係 かんけい 者 しゃ から「時代 じだい は変 か わった」の声 こえ も漏 も れる。グループ分 わ けの議論 ぎろん もその一環 いっかん で登場 とうじょう した。
■救 すく いの手 て か束縛 そくばく か
途上 とじょう 国 こく の積極 せっきょく 的 てき な削減 さくげん 努力 どりょく を後押 あとお しする手段 しゅだん として、日本 にっぽん 提案 ていあん の「セクター別 べつ アプローチ」を、第 だい 3回 かい 会議 かいぎ (8〜9月 がつ )で検討 けんとう することが決 き まった。
途上 とじょう 国 こく 側 がわ は「既存 きそん の省 しょう エネ技術 ぎじゅつ が普及 ふきゅう するだけでも、かなりの削減 さくげん ができる」と述 の べ、業種 ぎょうしゅ や分野 ぶんや ごとにエネルギー効率 こうりつ 改善 かいぜん を図 はか る「セクター別 べつ 」のアイデアに関心 かんしん を示 しめ した。先進 せんしん 国 こく から省 しょう エネ技術 ぎじゅつ の移転 いてん を引 ひ き出 だ す狙 ねら いがあるが、今後 こんご は技術 ぎじゅつ の知的 ちてき 所有 しょゆう 権 けん の扱 あつか い方 かた が争点 そうてん になりそうだ。
一方 いっぽう 、業種 ぎょうしゅ ごとに途上 とじょう 国 こく の削減 さくげん 成果 せいか を算定 さんてい し、支援 しえん した先進 せんしん 国 こく の削減 さくげん 量 りょう とする「セクター別 べつ クリーン開発 かいはつ メカニズム(CDM)」の提案 ていあん には、中国 ちゅうごく が難色 なんしょく を示 しめ した。これが途上 とじょう 国 こく に削減 さくげん を義務 ぎむ づける道 みち を開 ひら くとの警戒 けいかい 感 かん からだが、日本 にっぽん の経済 けいざい 産業 さんぎょう 省 しょう 幹部 かんぶ は「欧米 おうべい には温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の不十分 ふじゅうぶん な途上 とじょう 国 こく の製品 せいひん に貿易 ぼうえき 制裁 せいさい を科 か し、自国 じこく 市場 いちば から締 し め出 だ そうとする動 うご きがある。そんな中 なか でセクター別 べつ アプローチは救 すく いの手 て になるはず」と読 よ む。
ただし、先進 せんしん 国 こく 自体 じたい がセクター別 べつ アプローチを採用 さいよう することに懐疑 かいぎ 的 てき な声 こえ は多 おお く、途上 とじょう 国 こく を中心 ちゅうしん にさらなる大幅 おおはば な削減 さくげん 目標 もくひょう を示 しめ すことを求 もと める意見 いけん が相次 あいつ いだ。提唱 ていしょう 者 しゃ の日本 にっぽん そのものが、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の目標 もくひょう である6%削減 さくげん に苦 くる しんでおり、「この手法 しゅほう には限界 げんかい があるのでは」と受 う け取 と られたためだ。NGOからも再 ふたた び「日本 にっぽん は削減 さくげん に後 うし ろ向 む きだ」と批判 ひはん の声 こえ が上 あ がった。
■合意 ごうい の道筋 みちすじ なお険 けわ し
今回 こんかい の会合 かいごう では、世界 せかい の総 そう 排出 はいしゅつ 量 りょう の5%を占 し めるとされる国際 こくさい 航空 こうくう ・船舶 せんぱく 輸送 ゆそう の排出 はいしゅつ 抑制 よくせい 策 さく を検討 けんとう することが決 き まった。業界 ぎょうかい 団体 だんたい の自主 じしゅ 規制 きせい が進 すす まないためで、これが世界 せかい 規模 きぼ の「セクター別 べつ 削減 さくげん 」のテストケースとなる可能 かのう 性 せい もある。
また、今回 こんかい 決 き まった交渉 こうしょう スケジュールでは次回 じかい 以降 いこう 「分科 ぶんか 会 かい (ワークショップ)を開 ひら いて重点 じゅうてん テーマの検討 けんとう を進 すす める」とされたが、次回 じかい は被害 ひがい 軽減 けいげん や技術 ぎじゅつ 移転 いてん 、3回 かい 目 め は森林 しんりん 破壊 はかい 対策 たいさく など途上 とじょう 国 こく 支援 しえん を優先 ゆうせん させた。欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)は国 くに 別 べつ の削減 さくげん 目標 もくひょう の設定 せってい を急 いそ ぐよう繰 く り返 かえ し主張 しゅちょう したが、この検討 けんとう は年末 ねんまつ 以降 いこう に持 も ち越 こ された。
京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の期限 きげん が切 き れる13年 ねん 以降 いこう 、削減 さくげん 体制 たいせい の「空白 くうはく 」を避 さ けるには来年 らいねん 末 まつ のポスト京都 きょうと への合意 ごうい が必須 ひっす だが、来年 らいねん の交渉 こうしょう 過程 かてい は未定 みてい のままだ。合意 ごうい への道筋 みちすじ が明確 めいかく に示 しめ されなかった一方 いっぽう 、長期 ちょうき 目標 もくひょう など時間 じかん のかかる議題 ぎだい が先送 さきおく りされたことで、タイムリミットが近 ちか づく来年 らいねん の交渉 こうしょう は厳 きび しさを増 ま すことになりそうだ。
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◆今後 こんご の国連 こくれん 特別 とくべつ 作業 さぎょう 部会 ぶかい の交渉 こうしょう 日程 にってい ◆
(カッコ内 ない 数字 すうじ は分科 ぶんか 会 かい )
【08年 ねん 】
6月 がつ 2〜12日 にち 第 だい 2回 かい (ボン)
(1)温暖 おんだん 化 か の被害 ひがい 軽減 けいげん 策 さく
(2)気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく の投資 とうし と資金 しきん フロー
(3)環境 かんきょう 技術 ぎじゅつ の途上 とじょう 国 こく への移転 いてん ・普及 ふきゅう 促進 そくしん 策 さく
8〜9月 がつ 第 だい 3回 かい (場所 ばしょ は未定 みてい )
(1)途上 とじょう 国 こく の森林 しんりん 破壊 はかい 防止 ぼうし ・森林 しんりん 保全 ほぜん 策 さく
(2)技術 ぎじゅつ 移転 いてん を進 すす めるセクター別 べつ アプローチ
12月 じゅうにがつ 1〜12日 にち
第 だい 4回 かい (ポーランド・ポズナニ)
(1)保険 ほけん など温暖 おんだん 化 か のリスク共有 きょうゆう 戦略 せんりゃく
(2)革新 かくしん 的 てき 技術 ぎじゅつ の開発 かいはつ 協力 きょうりょく
(3)長期 ちょうき 目標 もくひょう の共有 きょうゆう
【09年 ねん 】
特別 とくべつ 作業 さぎょう 部会 ぶかい を少 すく なくとも4回 かい 開催 かいさい
(日程 にってい や分科 ぶんか 会 かい の詳細 しょうさい は未定 みてい )
11月 じゅういちがつ 30日 にち 〜12月 がつ 11日 にち (コペンハーゲン)
ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ に合意 ごうい へ
毎日新聞 まいにちしんぶん 2008年 ねん 4月 がつ 15日 にち 東京 とうきょう 朝刊 ちょうかん
日 にち 中 ちゅう で途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 、温暖 おんだん 化 か でも共同 きょうどう 文書 ぶんしょ ...首脳 しゅのう 会談 かいだん で合意 ごうい へ
日 にち 中 ちゅう 両 りょう 政府 せいふ は2日 にち 、アジア、アフリカなどの発展 はってん 途上 とじょう 国 こく への共同 きょうどう 支援 しえん に乗 の り出 だ す方針 ほうしん を固 かた めた。
福田 ふくだ 首相 しゅしょう と胡錦濤 こきんとう 国家 こっか 主席 しゅせき による7日 にち の日 にち 中 ちゅう 首脳 しゅのう 会談 かいだん で合意 ごうい し、政治 せいじ 文書 ぶんしょ に盛 も り込 こ む予定 よてい だ。
合意 ごうい を受 う け、両 りょう 政府 せいふ は実務 じつむ 担当 たんとう 者 しゃ の支援 しえん 政策 せいさく 協議 きょうぎ を開 ひら き、具体 ぐたい 的 てき な協力 きょうりょく 事業 じぎょう の選定 せんてい に入 はい る。アフリカでの保健 ほけん ・教育 きょういく 分野 ぶんや の支援 しえん などが検討 けんとう される見通 みとお しだ。
中国 ちゅうごく は最近 さいきん の経済 けいざい 発展 はってん に伴 ともな い、途上 とじょう 国 こく 支援 しえん を増 ふ やしている。ただ、支援 しえん の過程 かてい が不透明 ふとうめい であったり、自国 じこく の権益 けんえき 拡大 かくだい に露骨 ろこつ に結 むす びつけたりするケースがあり、国際 こくさい 的 てき な批判 ひはん も出 で ている。
日本 にっぽん は共同 きょうどう 支援 しえん により、こうした中国 ちゅうごく の対応 たいおう を是正 ぜせい すると同時 どうじ に、政府 せいふ 開発 かいはつ 援助 えんじょ (ODA)の減額 げんがく が続 つづ く日本 にっぽん の国際 こくさい 社会 しゃかい での存在 そんざい 感 かん 低下 ていか を防 ふせ ぎたい考 かんが えだ。中国 ちゅうごく 側 がわ も、ODAが高 たか い評価 ひょうか を得 え ている日本 にっぽん との協力 きょうりょく で、支援 しえん 技術 ぎじゅつ の獲得 かくとく やイメージアップを目指 めざ している。
政治 せいじ 文書 ぶんしょ にはこのほか、日 にち 中 ちゅう 間 あいだ の「戦略 せんりゃく 的 てき 互恵 ごけい 関係 かんけい 」をさらに進展 しんてん させると明記 めいき し、青少年 せいしょうねん ・学識 がくしき 経験 けいけん 者 しゃ の交流 こうりゅう 拡大 かくだい などを盛 も り込 こ むことにしている。
首脳 しゅのう 会談 かいだん では、これとは別 べつ に、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か など環境 かんきょう 問題 もんだい に関 かん する共同 きょうどう 文書 ぶんしょ もまとめる予定 よてい だ。文書 ぶんしょ は、温室 おんしつ 効果 こうか ガスの排出 はいしゅつ 量 りょう 削減 さくげん に向 む け、〈1〉日本 にっぽん が提唱 ていしょう する、産業 さんぎょう 部門 ぶもん (セクター)別 べつ に削減 さくげん を進 すす める手法 しゅほう 「セクター別 べつ アプローチ」に、中国 ちゅうごく 側 がわ が「重要 じゅうよう な手段 しゅだん 」と理解 りかい を示 しめ す〈2〉2013年 ねん 以降 いこう の「京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 」後 ご の枠組 わくぐ み作 づく りに両国 りょうこく が積極 せっきょく 的 てき に関与 かんよ する――などの内容 ないよう となる。
これに関連 かんれん し、福田 ふくだ 首相 しゅしょう は2日 にち 昼 ひる 、首相 しゅしょう 官邸 かんてい で記者 きしゃ 団 だん に、「環境 かんきょう 問題 もんだい は大事 だいじ なので、中国 ちゅうごく と協力 きょうりょく して対応 たいおう しなければいけない。考 かんが え方 かた を合 あ わせることが大事 だいじ だ」と語 かた った。日本 にっぽん 政府 せいふ は、世界 せかい 最大 さいだい 級 きゅう のガス排出 はいしゅつ 国 こく である中国 ちゅうごく から前向 まえむ きな対応 たいおう を引 ひ き出 だ し、7月 しちがつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )での議論 ぎろん に弾 はず みをつけたい考 かんが えだ。
(2008年 ねん 5月 がつ 2日 にち 14時 じ 34分 ふん 読売新聞 よみうりしんぶん )
社説 しゃせつ :温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 「部門 ぶもん 別 べつ 」だけで乗 の り切 き れない
温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の議論 ぎろん で「セクター別 べつ アプローチ」という言葉 ことば をさかんに聞 き く。鉄鋼 てっこう や電力 でんりょく などの産業 さんぎょう 、家庭 かてい 、運輸 うんゆ などの部門 ぶもん (セクター)ごとに指標 しひょう を設 もう け、温室 おんしつ 効果 こうか ガスの削減 さくげん を進 すす める方法 ほうほう である。
京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の約束 やくそく 期間 きかん が終 お わる13年 ねん 以降 いこう (ポスト京都 きょうと )の削減 さくげん 手法 しゅほう として日本 にっぽん が提唱 ていしょう し、ことあるごとに強調 きょうちょう している。胡錦濤 こきんとう ・中国 ちゅうごく 国家 こっか 主席 しゅせき との首脳 しゅのう 会談 かいだん でも改 あらた めて提案 ていあん し、中国 ちゅうごく 側 がわ は「重要 じゅうよう な手段 しゅだん 」と一定 いってい の評価 ひょうか を示 しめ した。4月 しがつ の日本 にっぽん ・欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)定期 ていき 首脳 しゅのう 協議 きょうぎ の共同 きょうどう プレス声明 せいめい にも「有用 ゆうよう で建設 けんせつ 的 てき な貢献 こうけん 」との評価 ひょうか が盛 も り込 こ まれた。
温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん のために新 あたら しいアイデアを示 しめ すことには意義 いぎ があり、国際 こくさい 的 てき に検討 けんとう することは大事 だいじ だ。ただ、この手法 しゅほう を主張 しゅちょう するだけで、ポスト京都 きょうと の国際 こくさい 交渉 こうしょう が乗 の り切 き れるわけではない。7月 しちがつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットで日本 にっぽん がリーダーシップを握 にぎ ろうとするなら、6月 がつ に発表 はっぴょう されるという福田 ふくだ 康夫 やすお 首相 しゅしょう の「福田 ふくだ ビジョン」などで、もう一 いち 歩 ほ 踏 ふ み込 こ んだ明確 めいかく な目標 もくひょう を掲 かか げなければならない。
そのためには、考 かんが え方 かた を整理 せいり し、国内 こくない の意思 いし 統一 とういつ を図 はか ることも必要 ひつよう だ。現在 げんざい 、言 い われている「セクター別 べつ アプローチ」には複数 ふくすう の意味合 いみあ いがあり、混乱 こんらん を招 まね きやすい。
福田 ふくだ 首相 しゅしょう が1月 がつ の世界 せかい 経済 けいざい フォーラム年次 ねんじ 総会 そうかい (ダボス会議 かいぎ )で示 しめ した提案 ていあん は、セクターごとに削減 さくげん 可能 かのう な量 りょう をはじき出 だ し、それを積 つ み上 あ げて国 くに 別 べつ 総量 そうりょう 目標 もくひょう を決 き める基礎 きそ にしようというものだ。これには、途上 とじょう 国 こく が「自分 じぶん たちにも国 くに 別 べつ 総量 そうりょう 目標 もくひょう を課 か そうとしている」と反発 はんぱつ した。
一方 いっぽう 、この手法 しゅほう には、鉄鋼 てっこう 、電力 でんりょく 、セメントなど排出 はいしゅつ 量 りょう の多 おお い業種 ぎょうしゅ について省 しょう エネなど世界 せかい 共通 きょうつう の指標 しひょう を設 もう け、削減 さくげん を進 すす めるとの意味合 いみあ いもある。国 くに 別 べつ 目標 もくひょう に直結 ちょっけつ するものではなく、途上 とじょう 国 こく への技術 ぎじゅつ 移転 いてん にもつながるため、中国 ちゅうごく なども一定 いってい の理解 りかい を示 しめ している。
積 つ み上 あ げ方式 ほうしき は先進 せんしん 国 こく の目標 もくひょう 作 づく りの参考 さんこう にはなるだろう。削減 さくげん 目標 もくひょう の根拠 こんきょ を示 しめ すことも大事 だいじ だ。問題 もんだい は、積 つ み上 あ げ方式 ほうしき だけで必要 ひつよう 十分 じゅうぶん な削減 さくげん ができるとは思 おも えない点 てん だ。
日本 にっぽん がセクター別 べつ アプローチを提案 ていあん した背景 はいけい には、エネルギー効率 こうりつ などを指標 しひょう とすることで、省 しょう エネの進 すす んだ日本 にっぽん が損 そん をしないようにとの思惑 おもわく がある。確 たし かに、公平 こうへい 性 せい を担保 たんぽ することは必要 ひつよう だ。
しかし、先進 せんしん 国 こく である日本 にっぽん は、自主 じしゅ 的 てき な積 つ み上 あ げだけでなく、気候 きこう 変動 へんどう の抑制 よくせい に必要 ひつよう な削減 さくげん 量 りょう という観点 かんてん から目標 もくひょう を決 き める必要 ひつよう がある。EUは20年 ねん に90年 ねん 比 ひ で20%の削減 さくげん という目標 もくひょう を掲 かか げている。
昨年 さくねん のハイリゲンダム・サミットで、日本 にっぽん は世界 せかい の排出 はいしゅつ 量 りょう を50年 ねん までに半減 はんげん させることを提案 ていあん した。洞爺湖 とうやこ サミットでは日本 にっぽん 自身 じしん の覚悟 かくご を語 かた るべきだ。
毎日新聞 まいにちしんぶん 2008年 ねん 5月 がつ 12日 にち 0時 じ 19分 ふん
2008/05/23-17:20 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の「先頭 せんとう に立 た つ」=自民 じみん 中堅 ちゅうけん と懇談 こんだん −福田 ふくだ 首相 しゅしょう
福田 ふくだ 康夫 やすお 首相 しゅしょう は23日 にち 昼 ひる 、自民党 じみんとう 当選 とうせん 4回 かい の衆院 しゅういん 議員 ぎいん とカレーライスを食 た べながら首相 しゅしょう 官邸 かんてい で懇談 こんだん した。首相 しゅしょう は7月 がつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )の中心 ちゅうしん 議題 ぎだい となる地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく について「先頭 せんとう に立 た って頑張 がんば りたい」と意欲 いよく を示 しめ した。
出席 しゅっせき 者 しゃ からは「もう少 すこ し支持 しじ 率 りつ が上 あ がったら衆院 しゅういん 解散 かいさん ・総 そう 選挙 せんきょ を考 かんが えた方 ほう がいい」「(現状 げんじょう は)自民党 じみんとう 最大 さいだい の危機 きき で、リーダーシップを発揮 はっき してほしい。人事 じんじ は大胆 だいたん な人選 じんせん をしてほしい」との声 こえ が上 あ がった。また、首相 しゅしょう が「わたしも苦労 くろう しながらスマートになった」と笑 わら わせる場面 ばめん もあった。
温室 おんしつ ガス「50年 ねん には半減 はんげん 」 G8環境 かんきょう 相 しょう 、大筋 おおすじ で一致 いっち
2008年 ねん 5月 がつ 26日 にち 3時 じ 9分 ふん
神戸 こうべ 市 し で開 ひら かれている主要 しゅよう 国 こく (G8)環境 かんきょう 相 しょう 会合 かいごう は25日 にち 、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい で、2050年 ねん に世界 せかい 全体 ぜんたい で温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ を現状 げんじょう より少 すく なくとも半減 はんげん させるという長期 ちょうき 目標 もくひょう の設定 せってい を目指 めざ すことで大筋 おおすじ 一致 いっち した。目標 もくひょう には法的 ほうてき 義務 ぎむ を持 も たせないことが前提 ぜんてい とされ、26日 にち の議長 ぎちょう 総括 そうかつ に盛 も り込 こ む方向 ほうこう で文案 ぶんあん を最終 さいしゅう 調整 ちょうせい している。
昨年 さくねん 6月 がつ の独 どく ハイリゲンダム・サミットでは「50年 ねん 半減 はんげん 」の長期 ちょうき 目標 もくひょう について「真剣 しんけん に検討 けんとう する」としており、G8首脳 しゅのう が7月 がつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットで、これをどこまで進展 しんてん させられるかが焦点 しょうてん の一 ひと つとなっている。米国 べいこく 代表 だいひょう 団 だん も「ハイリゲンダムを超 こ えるのは重要 じゅうよう だと認識 にんしき している」と話 はな したという。
議長 ぎちょう 総括 そうかつ に盛 も り込 こ めればサミットへ弾 はず みになる可能 かのう 性 せい があるが、国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 事務 じむ 局 きょく のブア事務 じむ 局長 きょくちょう が「50年 ねん をどうするかも大事 だいじ だが、万能 ばんのう ではない。20年 ねん にどのような目標 もくひょう を立 た てて削減 さくげん していくかだ」と指摘 してき するなど、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を加速 かそく させるにはなお課題 かだい が残 のこ る。
一方 いっぽう 、インドネシア代表 だいひょう 団 だん がこの日 ひ 、エネルギー分野 ぶんや の温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう を25年 ねん までに17%削減 さくげん する方針 ほうしん を表明 ひょうめい するなど、途上 とじょう 国 こく から削減 さくげん に前向 まえむ きな姿勢 しせい も出 で てきた。
循環 じゅんかん 型 がた 社会 しゃかい に向 む けた「3R」(ごみの発生 はっせい 抑制 よくせい 、再 さい 使用 しよう 、再 さい 資源 しげん 化 か )については、レジ袋 ぶくろ 削減 さくげん 運動 うんどう を世界 せかい に広 ひろ げることなどを盛 も り込 こ んだ「神戸 こうべ 3R行動 こうどう 計画 けいかく 」を策定 さくてい することに合意 ごうい した。
レジ袋 ぶくろ に代表 だいひょう される使 つか い捨 す て製品 せいひん の削減 さくげん に優先 ゆうせん 的 てき に取 と り組 く むことをうたい、消費 しょうひ 行動 こうどう を変 か えるために有料 ゆうりょう 化 か などの経済 けいざい 的 てき 手法 しゅほう の重要 じゅうよう 性 せい を強調 きょうちょう 。途上 とじょう 国 こく に廃棄 はいき 物 ぶつ の削減 さくげん 行動 こうどう を促 うなが すため、技術 ぎじゅつ 移転 いてん や人材 じんざい 育成 いくせい に力 ちから を入 い れるなど支援 しえん 強化 きょうか も盛 も り込 こ んだ。
これに関連 かんれん し、日本 にっぽん 政府 せいふ は新 あら たに自 みずか らの国際 こくさい 的 てき な行動 こうどう 計画 けいかく を公表 こうひょう した。希少 きしょう 金属 きんぞく などの資源 しげん 回収 かいしゅう を念頭 ねんとう に途上 とじょう 国 こく から廃棄 はいき 物 ぶつ を受 う け入 い れることなどを掲 かか げた。
温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 基金 ききん 、5700億 おく 円 えん 40カ国 かこく 参加 さんか へ
2008年 ねん 5月 がつ 29日 にち 3時 じ 1分 ふん
7月 がつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットで日 にち 米 べい 英 えい など主要 しゅよう 先進 せんしん 国 こく が途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を支援 しえん する基金 ききん の創設 そうせつ で合意 ごうい する見通 みとお しになった。最終 さいしゅう 的 てき に十 じゅう 数 すう カ国 かこく が参加 さんか 、総額 そうがく 55億 おく ドル(約 やく 5700億 おく 円 えん )を超 こ す。資金 しきん 支援 しえん で温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう 削減 さくげん の新 あら たな枠組 わくぐ みへ参加 さんか を促 うなが す。
基金 ききん 運営 うんえい を担 にな う世界銀行 せかいぎんこう のゼーリック総裁 そうさい が28日 にち 、朝日新聞 あさひしんぶん のインタビューで明 あき らかにした。日 にち 米 べい 英 えい のほか、オーストラリアやカナダなどが参加 さんか し、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく では最大 さいだい 規模 きぼ の基金 ききん になる。総裁 そうさい は「(京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ に続 つづ く次期 じき 枠組 わくぐ みの)交渉 こうしょう を後押 あとお しする重要 じゅうよう な貢献 こうけん になる」と強調 きょうちょう した。
基金 ききん の名称 めいしょう は「気候 きこう 投資 とうし 基金 ききん 」。2月 がつ に東京 とうきょう で開 ひら かれた主要 しゅよう 7カ国 かこく 財務 ざいむ 相 しょう ・中央 ちゅうおう 銀行 ぎんこう 総裁 そうさい 会議 かいぎ (G7 じーせぶん )で日 にち 米 べい 英 えい が提唱 ていしょう し、今月 こんげつ 中旬 ちゅうじゅん に約 やく 40カ国 かこく が参加 さんか した事務 じむ レベル会合 かいごう で大筋 おおすじ 合意 ごうい 。サミットで合意 ごうい すれば、今秋 こんしゅう にも創設 そうせつ する。
米 べい 英 えい は3年間 ねんかん でそれぞれ20億 おく ドル(約 やく 2100億 おく 円 えん )、8億 おく ポンド(約 やく 1700億 おく 円 えん )を拠出 きょしゅつ する方針 ほうしん 。日本 にっぽん も1千 せん 億 おく 円 えん 超 ちょう の拠出 きょしゅつ で調整 ちょうせい している。額 がく 賀 が 財務 ざいむ 相 しょう は6月 がつ 13日 にち から大阪 おおさか で開 ひら かれるG8財務 ざいむ 相 しょう 会合 かいごう で各国 かっこく に参加 さんか を呼 よ びかける。
基金 ききん は、太陽光 たいようこう 発電 はつでん などの普及 ふきゅう を促 うなが す「クリーンテクノロジー基金 ききん 」(50億 おく ドル規模 きぼ )と、森林 しんりん の保全 ほぜん 管理 かんり を支援 しえん する「戦略 せんりゃく 的 てき 気候 きこう 基金 ききん 」(5億 おく ドル規模 きぼ )の2本 ほん 柱 ばしら 。基金 ききん からの無償 むしょう ・低利 ていり 融資 ゆうし に加 くわ え、民間 みんかん 融資 ゆうし に保証 ほしょう をつける。
京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ に対 たい しては途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の資金 しきん 手当 てあ てが不十分 ふじゅうぶん との不満 ふまん が強 つよ い。「ポスト京都 きょうと 」の枠組 わくぐ みづくりをめぐる国連 こくれん の正式 せいしき 交渉 こうしょう でも途上 とじょう 国 こく が二 に の足 あし を踏 ふ む一因 いちいん になっていた。中国 ちゅうごく 、インドなど途上 とじょう 国 こく の積極 せっきょく 的 てき な行動 こうどう を引 ひ き出 だ せるかが焦点 しょうてん となる。(松村 まつむら 愛 あい 、村山 むらやま 祐介 ゆうすけ )
アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ :参加 さんか 国 こく 「温暖 おんだん 化 か で被害 ひがい 」強調 きょうちょう
横浜 よこはま 市 し で開 ひら かれている「第 だい 4回 かい アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ (TICAD4)」は28日 にち 、全体 ぜんたい 会合 かいごう を開 ひら き、貧困 ひんこん 削減 さくげん と温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし について議論 ぎろん した。TICADで温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし が主要 しゅよう 議題 ぎだい となったのは初 はじ めて。日本 にっぽん は7月 がつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットに向 む けて、温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし の枠組 わくぐ み作 づく りへアフリカ諸国 しょこく の支持 しじ を固 かた めるのが狙 ねら いだったが、各国 かっこく からは、温暖 おんだん 化 か が食糧 しょくりょう 高騰 こうとう や貧困 ひんこん 化 か を加速 かそく させる原因 げんいん にもなっているという意見 いけん が相次 あいつ いだ。
ムンベンゲグウィ・ジンバブエ外相 がいしょう は「南部 なんぶ アフリカは干 かん ばつや洪水 こうずい など近年 きんねん 、気 き まぐれな気候 きこう の変動 へんどう に振 ふ り回 まわ され、農業 のうぎょう 生産 せいさん も脅 おびや かされている」と発言 はつげん 。温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい に対 たい する各国 かっこく の意見 いけん はいずれも「被害 ひがい 者 しゃ の立場 たちば 」を強調 きょうちょう するトーンだった。
アフリカ連合 れんごう の議長 ぎちょう 国 こく タンザニアのキクウェテ大統領 だいとうりょう は、日本 にっぽん が提唱 ていしょう する途上 とじょう 国 こく 向 む けの総額 そうがく 100億 おく ドルの温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし 資金 しきん の「クールアースパートナーシップ」について「一定 いってい の比率 ひりつ をアフリカのためにとってほしい」とくぎを刺 さ した。【鵜 う 塚 づか 健 けん 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2008年 ねん 5月 がつ 29日 にち 東京 とうきょう 朝刊 ちょうかん
2008/05/28-19:15 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で国際 こくさい 連帯 れんたい を=産油 さんゆ 国 こく に負担 ふたん 求 もと める−アフリカ首脳 しゅのう
横浜 よこはま 市 し で開幕 かいまく したアフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ (TICAD)は28日 にち 午後 ごご 、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく などを主要 しゅよう テーマに全体 ぜんたい 会合 かいごう を続行 ぞっこう した。参加 さんか 国 こく 首脳 しゅのう からは、アフリカ各国 かっこく が砂漠 さばく 化 か や洪水 こうずい など気候 きこう 変動 へんどう による被害 ひがい を受 う けていることを踏 ふ まえ、温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん に向 む けて「国際 こくさい 社会 しゃかい の連帯 れんたい 」を求 もと める意見 いけん が相次 あいつ いだ。また、産油 さんゆ 国 こく に一定 いってい の負担 ふたん を求 もと める声 こえ も上 あ がった。
ニジェールのウマル首相 しゅしょう は同国 どうこく で毎年 まいとし 12万 まん ヘクタール規模 きぼ の速 はや さで砂漠 さばく 化 か が進行 しんこう し、干 かん ばつで農作物 のうさくもつ に多大 ただい な被害 ひがい が出 で ていると説明 せつめい 。「食糧 しょくりょう 生産 せいさん が不安定 ふあんてい 化 か し、懸念 けねん の的 まと になっている」と語 かた った。ジブチのゲレ大統領 だいとうりょう は「アフリカは農業 のうぎょう に依存 いぞん しており、(気候 きこう 変動 へんどう による被害 ひがい で)生存 せいぞん の手段 しゅだん がなくなる」と訴 うった えた。
こうした実情 じつじょう を踏 ふ まえ、チュニジアのガンヌーシ首相 しゅしょう は「産油 さんゆ 国 こく から(温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく 費 ひ として)1バレル当 あ たり1ドルを徴収 ちょうしゅう すべきだ」と提唱 ていしょう した。約 やく 100の島 しま からなるセーシェルのミシェル大統領 だいとうりょう は、温暖 おんだん 化 か による海面 かいめん 上昇 じょうしょう に対応 たいおう するため財団 ざいだん を設立 せつりつ したことを報告 ほうこく 。日本 にっぽん に対 たい し、7月 しちがつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )にTICADでの議論 ぎろん を反映 はんえい させるよう求 もと めた。
2008/05/29-15:51 9210万 まん ドルを拠出 きょしゅつ =アフリカの気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく で−政府 せいふ
政府 せいふ は29日 にち 、アフリカ諸国 しょこく の気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく を支援 しえん するため、国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく (UNDP)に9210万 まん ドル(約 やく 96億 おく 円 えん )を追加 ついか 拠出 きょしゅつ すると発表 はっぴょう した。これを受 う け、UNDPは8月 がつ から支援 しえん 事業 じぎょう を開始 かいし し、気候 きこう 変動 へんどう に伴 ともな う食糧 しょくりょう 不足 ふそく などでアフリカの貧困 ひんこん 層 そう が拡大 かくだい するのを防 ふせ ぐ。
福田 ふくだ 首相 しゅしょう 、メルケル独 どく 首相 しゅしょう と初 はつ の会談 かいだん 実施 じっし
【ベルリン=遠藤 えんどう 剛 つよし 】福田 ふくだ 首相 しゅしょう は1日 にち 夕 ゆう (日本 にっぽん 時間 じかん 2日 にち 未明 みめい )、メルケル独 どく 首相 しゅしょう とベルリン市内 しない の首相 しゅしょう 府 ふ で初 はじ めて会談 かいだん した。
両 りょう 首脳 しゅのう は、7月 しちがつ の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )の主要 しゅよう 議題 ぎだい となる気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい での協力 きょうりょく を確認 かくにん する。
福田 ふくだ 首相 しゅしょう は会談 かいだん で、日本 にっぽん が温室 おんしつ 効果 こうか ガスの削減 さくげん 方法 ほうほう として提唱 ていしょう している、産業 さんぎょう 別 べつ に削減 さくげん 可能 かのう な量 りょう を積 つ み上 あ げる「セクター別 べつ アプローチ」への理解 りかい を求 もと める。5月 がつ 末 まつ に横浜 よこはま 市 し で開 ひら いた第 だい 4回 かい アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ (TICAD4)で表明 ひょうめい した、アフリカの成長 せいちょう を促 うなが す取 と り組 く みも説明 せつめい する。
首相 しゅしょう は1日 にち 午後 ごご (同 どう 1日 にち 夜 よる )、政府 せいふ 専用 せんよう 機 き でベルリンに到着 とうちゃく した。この後 のち 、英 えい 、伊 い 両国 りょうこく を訪 おとず れ、両国 りょうこく や仏 ふつ の首脳 しゅのう と個別 こべつ に会談 かいだん する。3日 にち にはローマで開 ひら かれる食糧 しょくりょう 農業 のうぎょう 機関 きかん (FAO)主催 しゅさい の「食糧 しょくりょう サミット」で演説 えんぜつ し、5日 にち に帰国 きこく する。
(2008年 ねん 6月 がつ 2日 にち 00時 じ 28分 ふん 読売新聞 よみうりしんぶん )
OECD:4日 にち からパリで閣僚 かくりょう 理事 りじ 会 かい 温暖 おんだん 化 か 初 はつ の議題 ぎだい に
経済 けいざい 協力 きょうりょく 開発 かいはつ 機構 きこう (OECD)の閣僚 かくりょう 理事 りじ 会 かい が4、5の両日 りょうじつ 、パリで開催 かいさい され、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい が初 はじ めて議題 ぎだい となる。5日 にち の議長 ぎちょう 総括 そうかつ では、温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい の対策 たいさく として幅広 はばひろ い政策 せいさく を組 く み合 あ わせる必要 ひつよう 性 せい があると指摘 してき し、政策 せいさく の一 ひと つとして日本 にっぽん が提唱 ていしょう する「セクター別 べつ アプローチ」が盛 も り込 こ まれる見通 みとお しだ。閉幕 へいまく 後 ご は、世界 せかい 貿易 ぼうえき 機関 きかん (WTO)の非公式 ひこうしき 閣僚 かくりょう 会合 かいごう の開催 かいさい も予定 よてい されている。
今回 こんかい の閣僚 かくりょう 理事 りじ 会 かい には加盟 かめい 30カ国 かこく のほか、加盟 かめい 申請 しんせい 中 ちゅう のロシアやイスラエルなど10カ国 かこく の計 けい 40カ国 かこく が参加 さんか 。日本 にっぽん からは、甘利 あまり 明 あきら 経済 けいざい 産業 さんぎょう 相 しょう や若林 わかばやし 正俊 まさとし 農相 のうしょう らが出席 しゅっせき を予定 よてい している。
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい では、「気候 きこう 変動 へんどう の経済 けいざい 」が議題 ぎだい 。温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん に向 む けて主 おも に経済 けいざい 政策 せいさく 面 めん から、より低 てい コストな手法 しゅほう などを議論 ぎろん する。日本 にっぽん 政府 せいふ は、省 しょう エネ分野 ぶんや などで「革新 かくしん 的 てき な技術 ぎじゅつ に資金 しきん を投入 とうにゅう すべきだ」と主張 しゅちょう する方針 ほうしん 。省 しょう エネ技術 ぎじゅつ の移転 いてん などで排出 はいしゅつ 削減 さくげん を目指 めざ す「セクター別 べつ アプローチ」の有効 ゆうこう 性 せい について説明 せつめい する。
世界 せかい 的 てき な問題 もんだい となっている食糧 しょくりょう 価格 かかく 高騰 こうとう の問題 もんだい については、ブラジルや中国 ちゅうごく 、インドなどの途上 とじょう 国 こく を交 まじ え、OECDの役割 やくわり などを話 はな し合 あ う。
また、WTOの非公式 ひこうしき 閣僚 かくりょう 会合 かいごう では、年内 ねんない の最終 さいしゅう 妥結 だけつ に向 む けて正念場 しょうねんば を迎 むか えている多角 たかく 的 てき 貿易 ぼうえき 交渉 こうしょう (ドーハ・ラウンド)の今後 こんご の交渉 こうしょう の進 すす め方 かた などを協議 きょうぎ する。同 どう ラウンドは5月 がつ 19日 にち に、農業 のうぎょう と鉱工業 こうこうぎょう 品 ひん 分野 ぶんや の議長 ぎちょう が最終 さいしゅう 妥結 だけつ の前提 ぜんてい となる大枠 おおわく 合意 ごうい の3次 じ 案 あん を提示 ていじ し、現在 げんざい 、各国 かっこく 間 あいだ の交渉 こうしょう が進 すす められている。
今回 こんかい の閣僚 かくりょう 会合 かいごう では、具体 ぐたい 的 てき 交渉 こうしょう は行 おこな わない見通 みとお しだが、早期 そうき 妥結 だけつ の重要 じゅうよう 性 せい を確認 かくにん したうえで論点 ろんてん を絞 しぼ り込 こ み、6月 がつ 中 ちゅう の大枠 おおわく 合意 ごうい に向 む けた地 じ ならしを進 すす める狙 ねら いだ。【平地 ひらち 修 おさむ 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2008年 ねん 6月 がつ 2日 にち 19時 じ 40分 ふん
先進 せんしん 国 こく の“正義 まさよし ”が問 と われる
温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい でのアフリカ支援 しえん
取材 しゅざい ・文 ぶん /北原 きたはら まどか タイトル写真 しゃしん /外務省 がいむしょう
2008年 ねん 6月 がつ 19日 にち (木 き )公開 こうかい
日本 にっぽん の外交 がいこう 史上 しじょう でも稀 まれ な大 だい 国際 こくさい 会議 かいぎ
5月28日 にち 〜30日 にち 、「第 だい 4回 かい アフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ (TICAD IV)」が横浜 よこはま 市 し で開催 かいさい された。アフリカの53カ国 かこく 中 ちゅう 51カ国 かこく が参加 さんか し、41人 にん の国家 こっか 元首 げんしゅ ・首脳 しゅのう が来日 らいにち した。また、アフリカ以外 いがい からもドイツやオランダなどのEU(欧州 おうしゅう 連合 れんごう )諸国 しょこく を中心 ちゅうしん とした開発 かいはつ パートナー国 こく やアジア諸国 しょこく が計 けい 34カ国 かこく 、そして74の国際 こくさい 機関 きかん やNGO(非 ひ 政府 せいふ 組織 そしき )が参加 さんか し、日本 にっぽん の外交 がいこう 史上 しじょう でも稀 まれ な大 だい 規模 きぼ な国際 こくさい 会議 かいぎ となった。福田 ふくだ 康夫 やすお 首相 しゅしょう は3日間 にちかん で40回 かい に及 およ ぶ首脳 しゅのう 会談 かいだん を行 おこな い、各国 かっこく の課題 かだい と支援 しえん のあり方 かた について議論 ぎろん した。
東西 とうざい 冷戦 れいせん の終結 しゅうけつ 後 ご 、旧 きゅう ソ連 それん や東欧 とうおう で紛争 ふんそう や内戦 ないせん が多発 たはつ 。アフリカへの国際 こくさい 社会 しゃかい の関心 かんしん が薄 うす れつつあった1993年 ねん に、日本 にっぽん と国連 こくれん 、世界銀行 せかいぎんこう が共同 きょうどう で始 はじ めたのが「TICAD プロセス」だ。その後 ご 、アフリカ諸国 しょこく の「オーナーシップ(自助 じじょ 努力 どりょく )」と、アフリカと国際 こくさい 社会 しゃかい の「パートナーシップ(協調 きょうちょう )」という理念 りねん に基 もと づき、TICADはアフリカ開発 かいはつ のための重要 じゅうよう な国際 こくさい 的 てき 枠組 わくぐ みに発展 はってん してきた。
一方 いっぽう で、ここ数 すう 年 ねん 、アフリカ諸国 しょこく の社会 しゃかい 的 てき 、経済 けいざい 的 てき な発展 はってん は目覚 めざ ましい。民主 みんしゅ 的 てき な行政 ぎょうせい 改革 かいかく や公共 こうきょう 財政 ざいせい 管理 かんり などが進 すす み、石油 せきゆ や鉱石 こうせき など豊 ゆた かな資源 しげん の開発 かいはつ を含 ふく めた海外 かいがい からの投資 とうし の増加 ぞうか などで、GDP(国内 こくない 総 そう 生産 せいさん )の成長 せいちょう 率 りつ は、2005年 ねん には平均 へいきん 5.5%、2006年 ねん は 5.3%と高 たか い伸 の び率 りつ を示 しめ し、輸出 ゆしゅつ は2004年 ねん の1820億 おく ドルから、2005年 ねん の2300億 おく ドルと26%も拡大 かくだい した(世界銀行 せかいぎんこう アフリカ・ファクトシートより)。さらに2007年 ねん の経済 けいざい 成長 せいちょう 率 りつ は、6%以上 いじょう と推定 すいてい されている。それだけに、アフリカ諸国 しょこく の今後 こんご の動向 どうこう が、国際 こくさい 社会 しゃかい からも注目 ちゅうもく を集 あつ めているわけだ。
TICAD IVでは、「元気 げんき なアフリカを目指 めざ して ―希望 きぼう と機会 きかい の大陸 たいりく 」を基本 きほん メッセージに掲 かか げ、次 つぎ の3つのテーマを柱 はしら に議論 ぎろん が行 おこな われた。
1. 成長 せいちょう の加速 かそく 化 か
2. 平和 へいわ の定着 ていちゃく 、ミレニアム開発 かいはつ 目標 もくひょう の達成 たっせい を含 ふく む人間 にんげん の安全 あんぜん 保障 ほしょう の確立 かくりつ
3. 環境 かんきょう ・気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい への対処 たいしょ
実 じつ は、TICADプロセスに気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい が取 と り上 あ げられるのは今回 こんかい が初 はじ めて。気候 きこう 変動 へんどう への脆弱 ぜいじゃく 性 せい が指摘 してき されるアフリカ大陸 たいりく への開発 かいはつ 援助 えんじょ は、温暖 おんだん 化 か の進行 しんこう を食 く い止 と め、温室 おんしつ 効果 こうか ガス(GHG)の削減 さくげん を支援 しえん する「緩和 かんわ 策 さく 」だけでなく、現実 げんじつ 問題 もんだい としてアフリカ諸国 しょこく を襲 おそ いつつある砂漠 さばく 化 か や海面 かいめん 上昇 じょうしょう などの気候 きこう 変動 へんどう への脅威 きょうい に対 たい して、社会 しゃかい 的 てき ・経済 けいざい 的 てき な基盤 きばん を強化 きょうか する「適応 てきおう 策 さく 」を盛 も り込 こ むことが喫緊 きっきん の課題 かだい として挙 あ げられている。
アフリカ諸国 しょこく の持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ に対 たい して、日本 にっぽん がどのようなリーダーシップを世界 せかい に示 しめ すのかが、世界中 せかいじゅう の耳目 じもく を集 あつ めた。
5年間 ねんかん で100億 おく ドルを拠出 きょしゅつ する日本 にっぽん の決意 けつい
「向 む こう5年間 ねんかん 、最大 さいだい 40億 おく ドルの円 えん 借款 しゃっかん をインフラ整備 せいび のために提供 ていきょう 」「国際 こくさい 協力 きょうりょく 銀行 ぎんこう (JBIC)内 ない に『アフリカ投資 とうし 倍増 ばいぞう 支援 しえん 基金 ききん 』を設 もう け、5年間 ねんかん にアフリカ金融 きんゆう 支援 しえん を25億 おく ドル規模 きぼ にする」「ミレニアム開発 かいはつ 目標 もくひょう の達成 たっせい に向 む け、2012年 ねん までに、対 たい アフリカ向 む けODA(政府 せいふ 開発 かいはつ 援助 えんじょ )を倍増 ばいぞう 」──。
開会 かいかい 式 しき で福田 ふくだ 首相 しゅしょう は、アフリカに対 たい する援助 えんじょ を今後 こんご 5年間 ねんかん で大幅 おおはば に増 ふ やしていく方針 ほうしん を発表 はっぴょう した。気候 きこう 変動 へんどう 分野 ぶんや では、GHG排出 はいしゅつ 削減 さくげん と経済 けいざい 成長 せいちょう の両立 りょうりつ をめざして、アフリカを含 ふく む途上 とじょう 国 こく 支援 しえん に5年間 ねんかん で累計 るいけい 100億 おく ドルを拠出 きょしゅつ する「クールアース・パートナーシップ」を積極 せっきょく 的 てき に活用 かつよう するとし、「クールアース・パートナーシップの輪 わ をアフリカ全土 ぜんど に広 ひろ めていく」と決意 けつい を語 かた った。
道路 どうろ 網 もう や広域 こういき 電力 でんりょく プロジェクトなどのインフラ整備 せいび 、民間 みんかん セクター投資 とうし 、農業 のうぎょう 、教育 きょういく 、保健 ほけん 分野 ぶんや では、福田 ふくだ 首相 しゅしょう と世界銀行 せかいぎんこう のゼーリック総裁 そうさい が新 あら たな協力 きょうりょく 関係 かんけい を強化 きょうか することで一致 いっち 。特 とく に食糧 しょくりょう 価格 かかく が高騰 こうとう している状況 じょうきょう について危機 きき 感 かん を共有 きょうゆう し、日本 にっぽん 政府 せいふ は今年 ことし 7月 がつ までに、約 やく 1億 おく ドルの緊急 きんきゅう 食糧 しょくりょう 援助 えんじょ を実施 じっし するとした。
気候 きこう 変動 へんどう 分野 ぶんや では、日本 にっぽん 政府 せいふ と国連 こくれん 開発 かいはつ 計画 けいかく (UNDP)が新 あら たなパートナーシップを結 むす び、アフリカ諸国 しょこく の気候 きこう 変動 へんどう への「適応 てきおう 策 さく 」の支援 しえん を協力 きょうりょく して行 おこな うと発表 はっぴょう 。1億 おく 2000万 まん ドル以上 いじょう に及 およ ぶ支援 しえん 計画 けいかく のうち、日本 にっぽん 政府 せいふ はクールアース・パートナーシップの資金 しきん メカニズムから総額 そうがく 9210万 まん ドルを拠出 きょしゅつ する。
このプログラムでは、
1. アフリカ諸国 しょこく が国 くに や地方 ちほう レベルで気候 きこう 変動 へんどう のリスクに適応 てきおう できるよう能力 のうりょく 開発 かいはつ を支援 しえん
2. 気候 きこう 変動 へんどう の社会 しゃかい ・経済 けいざい 的 てき 評価 ひょうか に基 もと づく貧困 ひんこん 削減 さくげん 戦略 せんりゃく の見直 みなお しと、気候 きこう 変動 へんどう への脆弱 ぜいじゃく 性 せい を減少 げんしょう させ得 え る適応 てきおう 策 さく の特定 とくてい
3. 気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく の研修 けんしゅう
などを行 おこな う。これらの支援 しえん 策 さく には、ポスト京都 きょうと の次期 じき 枠組 わくぐ みの構築 こうちく に向 む けて、アフリカ諸国 しょこく が積極 せっきょく 的 てき に関与 かんよ することを促 うなが す意味合 いみあ いもある。
ショーベン国連 こくれん 事務 じむ 次長 じちょう 補 ほ 兼 けん UNDP開発 かいはつ 政策 せいさく 局長 きょくちょう は、「気候 きこう 変動 へんどう によって、多 おお くのアフリカ諸国 しょこく が水不足 みずぶそく や保健 ほけん 衛生 えいせい の悪化 あっか 、食糧 しょくりょう 危機 きき に直面 ちょくめん している。アフリカの経済 けいざい ・社会 しゃかい 的 てき な発展 はってん が後退 こうたい する恐 おそ れに対 たい し、日本 にっぽん 政府 せいふ が迅速 じんそく に手 て を差 さ し伸 の べてくれたことを歓迎 かんげい する」と評価 ひょうか した。
問題 もんだい 解決 かいけつ に不可欠 ふかけつ な“カーボン・ジャスティス”
「環境 かんきょう ・気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい への対処 たいしょ 」をテーマに行 おこな われた全体 ぜんたい 会合 かいごう や分科 ぶんか 会 かい では、気候 きこう 変動 へんどう に対 たい する先進 せんしん 国 こく の責任 せきにん について厳 きび しい意見 いけん が相次 あいつ いだ。全体 ぜんたい 会合 かいごう の冒頭 ぼうとう で、ジブチ共和 きょうわ 国 こく のゲレ大統領 だいとうりょう が、「アフリカでは、どれほど貧困 ひんこん を削減 さくげん しても、気候 きこう 変動 へんどう の脅威 きょうい に直面 ちょくめん する。先進 せんしん 国 こく は道徳 どうとく 上 じょう の責任 せきにん として、アフリカの環境 かんきょう 的 てき な安寧 あんねい に貢献 こうけん してほしい」と述 の べた。
また、マダガスカル共和 きょうわ 国 こく のラヴァルマナナ大統領 だいとうりょう は、「熱帯 ねったい 雨林 うりん の保全 ほぜん を含 ふく め、アフリカにはCDM(クリーン開発 かいはつ メカニズム)案件 あんけん が少 すく ない。アフリカが森 もり を失 うしな えば、(世界 せかい は)気候 きこう 変動 へんどう に負 ま けてしまう。植林 しょくりん や再 さい 植林 しょくりん で森林 しんりん に適切 てきせつ に投資 とうし し、二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2)排出 はいしゅつ を食 く い止 と めてほしい」と訴 うった えた。
各国 かっこく の首脳 しゅのう たちは、森林 しんりん 保全 ほぜん や生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい を含 ふく めた気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう 緩和 かんわ とCDMを活用 かつよう した支援 しえん について、先進 せんしん 国 こく 、特 とく に主要 しゅよう 8カ国 かこく (G8)諸国 しょこく へのパートナーシップを強 つよ く呼 よ びかけ、ポスト京都 きょうと の枠組 わくぐ みづくりに注文 ちゅうもん をつけた。
分科 ぶんか 会 かい では、以下 いか の三 みっ つのサブテーマについて、活発 かっぱつ な意見 いけん 交換 こうかん が行 おこな われた。
1. 緩和 かんわ 策 さく :エネルギー・アクセスの向上 こうじょう
2. 適応 てきおう 策 さく :防災 ぼうさい
3. 水 みず
デルビシュUNDP総裁 そうさい は分科 ぶんか 会 かい について、「気候 きこう 変動 へんどう 問題 もんだい をグローバルに解決 かいけつ しようとすれば、カーボン・ジャスティス、つまり“気候 きこう 変動 へんどう に対 たい する正義 まさよし ”が重要 じゅうよう になる」とまとめた。
さらに総裁 そうさい は、「気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく は、緩和 かんわ 策 さく も適応 てきおう 策 さく もアフリカの開発 かいはつ 戦略 せんりゃく の主流 しゅりゅう にすべきで、それがアフリカの成長 せいちょう を阻害 そがい するものであってはならない」と述 の べた。また、「すでにアフリカでは、砂漠 さばく 化 か や気温 きおん の上昇 じょうしょう など気候 きこう 変動 へんどう による被害 ひがい を受 う け、農業 のうぎょう や森林 しんりん 、水 みず や衛生 えいせい の面 めん を含 ふく めて気候 きこう 変動 へんどう への適応 てきおう が喫緊 きっきん の課題 かだい であると認識 にんしき 。災害 さいがい リスクの管理 かんり と防止 ぼうし が極 きわ めて重要 じゅうよう になる」と結論 けつろん づけた。
ほかにも、ミレニアム開発 かいはつ 目標 もくひょう を達成 たっせい するためにアフリカの経済 けいざい 発展 はってん と成長 せいちょう を加速 かそく させようにも、気候 きこう 変動 へんどう にはそれを台無 だいな しにするほどのインパクトがある。エネルギー・アクセスの向上 こうじょう や持続 じぞく 可能 かのう な森林 しんりん 経営 けいえい などの緩和 かんわ 策 さく をとるにしても、これまでCDMの実績 じっせき が少 すく なく、各国 かっこく の代表 だいひょう は、アフリカが利用 りよう しやすい新 あたら しい資金 しきん メカニズムを考 かんが えてほしいと要求 ようきゅう した。
日本 にっぽん のクールアース・パートナーシップについては、概 おおむ ね歓迎 かんげい の声 こえ があがっており、他 た のパートナー国 こく も日本 にっぽん の例 れい にしたがってほしいとの意見 いけん が寄 よ せられた。
「横浜 よこはま 宣言 せんげん 」は日本 にっぽん の後押 あとお しをするか?
TICAD IVの最終 さいしゅう 日 び 、福田 ふくだ 首相 しゅしょう は成果 せいか 文書 ぶんしょ として、今後 こんご のアフリカ開発 かいはつ の取 と り組 く みと方向 ほうこう 性 せい に関 かん する政治 せいじ 的 てき 意思 いし を示 しめ す「横浜 よこはま 宣言 せんげん 」、今後 こんご のTICADプロセスの具体 ぐたい 的 てき なロードマップを示 しめ す「横浜 よこはま 行動 こうどう 計画 けいかく 」、TICADプロセスの実施 じっし 状 じょう 況 きょう を検証 けんしょう するための「TICADフォローアップ・メカニズム」を発表 はっぴょう した。
まず、「横浜 よこはま 宣言 せんげん 」では、議題 ぎだい となった3分野 ぶんや およびパートナーシップの拡大 かくだい と今後 こんご の道筋 みちすじ について示 しめ している。このうち気候 きこう 変動 へんどう 分野 ぶんや では、アフリカ諸国 しょこく での環境 かんきょう 破壊 はかい の進行 しんこう や森林 しんりん 減少 げんしょう 、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の喪失 そうしつ 、食料 しょくりょう 安全 あんぜん 保障 ほしょう および保健 ほけん をさらに脅 おびや かす干 かん ばつや砂漠 さばく 化 か など、気候 きこう 変動 へんどう の悪影響 あくえいきょう と異常 いじょう 気象 きしょう の頻発 ひんぱつ に極 きわ めて脆弱 ぜいじゃく であることを認識 にんしき し、依然 いぜん として緩和 かんわ 策 さく と適応 てきおう 策 さく が不十分 ふじゅうぶん であることを言及 げんきゅう した。
これを受 う け、「横浜 よこはま 行動 こうどう 計画 けいかく 」では、今後 こんご 5年間 ねんかん で、以下 いか の4つの項目 こうもく に取 と り組 く むとした。
1. CDMや持続 じぞく 可能 かのう な森林 しんりん 経営 けいえい 、クリーンエネルギーの利用 りよう 促進 そくしん やエネルギー・アクセスの改善 かいぜん などを含 ふく む緩和 かんわ 策 さく
2. 自然 しぜん 破壊 はかい への対応 たいおう や砂漠 さばく 化 か 対処 たいしょ 措置 そち などの適応 てきおう 策 さく
3. 水 みず と衛生 えいせい
4. 持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ に関 かん する教育 きょういく
会議 かいぎ 終了 しゅうりょう 後 ご の共同 きょうどう 記者 きしゃ 会見 かいけん で、福田 ふくだ 首相 しゅしょう は「今回 こんかい のTICAD IVの成果 せいか を洞爺湖 とうやこ サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )につなげていきたい」との決意 けつい を表明 ひょうめい した。
一方 いっぽう で、各国 かっこく 首脳 しゅのう や国際 こくさい 機関 きかん からは、アフリカ諸国 しょこく は、経済 けいざい 発展 はってん などの明 あか るい要素 ようそ がある一方 いっぽう で、依然 いぜん として貧困 ひんこん や不十分 ふじゅうぶん なエネルギー・アクセス、教育 きょういく インフラの欠如 けつじょ 、増大 ぞうだい する気候 きこう 変動 へんどう の影響 えいきょう など、深刻 しんこく な課題 かだい に直面 ちょくめん しており、ミレニアム開発 かいはつ 目標 もくひょう の達成 たっせい は困難 こんなん だとする声 こえ も多 おお く聞 き かれた。さらに、日本 にっぽん のみならず、国際 こくさい 社会 しゃかい が協調 きょうちょう して、これらの課題 かだい に取 と り組 く み、アフリカ自身 じしん の努力 どりょく を後押 あとお ししてほしいと強 つよ い期待 きたい が寄 よ せられた。
日本 にっぽん がアフリカ諸国 しょこく へのODAを今後 こんご 5年間 ねんかん で倍増 ばいぞう させるといっても、米国 べいこく やフランス、ドイツなどの主要 しゅよう パートナー国 こく の援助 えんじょ 額 がく とは、まだ開 ひら きがある。道路 どうろ や電力 でんりょく 、通信 つうしん などのインフラ整備 せいび に関 かん しても、国境 こっきょう を越 こ えた広域 こういき インフラへの支援 しえん が求 もと められ、国際 こくさい 協調 きょうちょう による多額 たがく の資金 しきん 提供 ていきょう や、積極 せっきょく 的 てき な民間 みんかん 投資 とうし が求 もと められる。
アフリカの持続 じぞく 可能 かのう な開発 かいはつ は、洞爺湖 とうやこ サミットの主要 しゅよう テーマの一 ひと つとなっており、G8諸国 しょこく ばかりでなく、中国 ちゅうごく などの新興 しんこう パートナー国 こく との国際 こくさい 的 てき なパートナーシップ強化 きょうか は不可欠 ふかけつ である。日本 にっぽん はアフリカの期待 きたい を一身 いっしん に受 う け、議長 ぎちょう 国 こく として洞爺湖 とうやこ サミットに臨 のぞ むことになる。
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/78/index.shtml
温室 おんしつ ガス削減 さくげん 、国 くに 別 べつ 総量 そうりょう 目標 もくひょう を策定 さくてい へ 米 こめ 含 ふく む先進 せんしん 国 こく
2008年 ねん 7月 がつ 6日 にち 3時 じ 1分 ふん
北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット最終 さいしゅう 日 び の9日 にち に開 ひら く主要 しゅよう 排出 はいしゅつ 国 こく 会議 かいぎ (MEM)首脳 しゅのう 宣言 せんげん の最終 さいしゅう 案 あん 全文 ぜんぶん が5日 にち 判明 はんめい した。米国 べいこく を含 ふく む先進 せんしん 国 こく は、ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の枠組 わくぐ みでも、温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん の中期 ちゅうき 目標 もくひょう として数値 すうち を入 い れた「国 くに 別 べつ 総量 そうりょう 目標 もくひょう 」を掲 かか げることで合意 ごうい 。参加 さんか 16カ国 かこく が今後 こんご も協議 きょうぎ を続 つづ ける方針 ほうしん も表明 ひょうめい する。
京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ では「日本 にっぽん は90年 ねん 比 ひ で6%削減 さくげん 」など、国 くに 別 べつ で総量 そうりょう での削減 さくげん 義務 ぎむ を負 お う。欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)や日本 にっぽん は次期 じき 枠組 わくぐ みでも総量 そうりょう 目標 もくひょう の設定 せってい を公約 こうやく 。一方 いっぽう 、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ を離脱 りだつ した米国 べいこく は難色 なんしょく を示 しめ してきた。4月 しがつ にはブッシュ大統領 だいとうりょう が「25年 ねん までにガス排出 はいしゅつ 量 りょう の伸 の びをゼロにする」と、総量 そうりょう を示 しめ さない目標 もくひょう を掲 かか げた。
最終 さいしゅう 案 あん では、「先進 せんしん 国 こく はガスの総量 そうりょう 削減 さくげん を実現 じつげん するための国 くに 別 べつ 中期 ちゅうき 総量 そうりょう 目標 もくひょう を実践 じっせん する」との文言 もんごん で米国 べいこく も合意 ごうい 。京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ のような数値 すうち 目標 もくひょう の設定 せってい で足並 あしな みをそろえた。
MEMは、主要 しゅよう 8カ国 かこく (G8)に中国 ちゅうごく やインドなど新 しん 興国 こうこく も加 くわ えた会議 かいぎ 。192カ国 かこく が参加 さんか する国連 こくれん 交渉 こうしょう では合意 ごうい 形成 けいせい が難 むずか しいため、米国 べいこく が昨年 さくねん 5月 がつ 、世界 せかい のガス排出 はいしゅつ 量 りょう の8割 わり を占 し める16カ国 かこく が参加 さんか する協議 きょうぎ を提唱 ていしょう 。今回 こんかい のサミットに合 あ わせた会合 かいごう で一定 いってい の合意 ごうい を目指 めざ してきたため、今後 こんご の存続 そんぞく が注目 ちゅうもく されていた。
最終 さいしゅう 案 あん は、MEMの形 かたち での存続 そんぞく は明確 めいかく にしなかったが、「我々 われわれ は09年 ねん にコペンハーゲンで開 ひら かれる気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)の成功 せいこう に向 む け、建設 けんせつ 的 てき に共同 きょうどう で協議 きょうぎ を継続 けいぞく する」と明記 めいき 。16カ国 かこく でポスト京都 きょうと の枠組 わくぐ みづくりを主導 しゅどう することを確認 かくにん した。
世界 せかい 全体 ぜんたい のガス削減 さくげん の長期 ちょうき 目標 もくひょう については、国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(IPCC)が示 しめ した6通 とお りのガス削減 さくげん 幅 はば のうち、「野心 やしん 的 てき なシナリオを真剣 しんけん に検討 けんとう する」ことにした。日本 にっぽん が提唱 ていしょう する産業 さんぎょう 部門 ぶもん 別 べつ のガス削減 さくげん 策 さく 「セクター別 べつ アプローチ」については、「特定 とくてい セクターで技術 ぎじゅつ 協力 きょうりょく 戦略 せんりゃく に共同 きょうどう で取 と り組 く む」とした。(村山 むらやま 祐介 ゆうすけ )
北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット:温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい 、アフリカの関心 かんしん 薄 うす く 日本 にっぽん 、取 と り込 こ み戦略 せんりゃく 失敗 しっぱい ?
アフリカ7カ国 かこく の首脳 しゅのう が加 くわ わった7日 にち の北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミット(主要 しゅよう 国 こく 首脳 しゅのう 会議 かいぎ )拡大 かくだい 会合 かいごう で、日本 にっぽん 政府 せいふ は当初 とうしょ 、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい を中心 ちゅうしん に議論 ぎろん しようとしていた。主要 しゅよう 8カ国 かこく (G8)でアフリカ支援 しえん の重要 じゅうよう 性 せい を再 さい 確認 かくにん する見返 みかえ りに、日本 にっぽん の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく へのアフリカ諸国 しょこく の支持 しじ を取 と り付 つ け、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく に消極 しょうきょく 的 てき な米国 べいこく などへの圧力 あつりょく とする狙 ねら いだった。しかし、アフリカ側 がわ の関心 かんしん は食糧 しょくりょう ・原油 げんゆ の価格 かかく 高騰 こうとう に集中 しゅうちゅう 。アフリカの支持 しじ を背 せ に温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい を有利 ゆうり に運 はこ ぼうという日本 にっぽん の戦略 せんりゃく は、肩 かた すかしにあいそうだ。
5年 ねん に1度 ど のアフリカ開発 かいはつ 会議 かいぎ (TICAD)とサミットの日本 にっぽん 開催 かいさい が重 かさ なった今年 ことし 、政府 せいふ は温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい で二 ふた つの会議 かいぎ を結 むす びつけ、サミット成功 せいこう につなげる構想 こうそう を描 えが いた。5月 がつ 末 まつ に横浜 よこはま 市 し で開 ひら かれたTICAD4では「温暖 おんだん 化 か で最 もっと も深刻 しんこく な影響 えいきょう を受 う けるのはアフリカ」と位置 いち づけて、日本 にっぽん の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく への支持 しじ 獲得 かくとく を試 こころ みた。
しかし、TICADでアフリカ首脳 しゅのう の関心 かんしん は食糧 しょくりょう 問題 もんだい に集中 しゅうちゅう 。最終 さいしゅう 日 び に採択 さいたく した「横浜 よこはま 宣言 せんげん 」では、日本 にっぽん の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を「支持 しじ する」としていた草案 そうあん がアフリカ側 がわ の反対 はんたい で「評価 ひょうか する」に後退 こうたい した。
今回 こんかい のサミット拡大 かくだい 会合 かいごう でも、南 みなみ アフリカのムベキ大統領 だいとうりょう が気候 きこう 変動 へんどう を主要 しゅよう 議題 ぎだい とすることに難色 なんしょく を示 しめ し、食糧 しょくりょう ・原油 げんゆ 高騰 こうとう に代 か わった経緯 けいい がある。
アフリカの首脳 しゅのう が初 はじ めてサミットに招 まね かれたのは、日本 にっぽん がアフリカの貧困 ひんこん 削減 さくげん を呼 よ びかけた00年 ねん の九州 きゅうしゅう ・沖縄 おきなわ サミット。その後 ご 、アフリカの首脳 しゅのう の出席 しゅっせき は慣例 かんれい 化 か し、日本 にっぽん の決断 けつだん は評価 ひょうか を得 え ている。
だが、経済 けいざい 成長 せいちょう が本格 ほんかく 化 か し始 はじ めているアフリカ諸国 しょこく は、成長 せいちょう の足 あし かせになりかねない温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく には慎重 しんちょう だ。G8も「支援 しえん 強化 きょうか でアフリカの成長 せいちょう を後押 あとお しし、新 あら たな投資 とうし 先 さき に位置付 いちづ けたい」というのが本音 ほんね で、日本 にっぽん も例外 れいがい ではない。成長 せいちょう 支援 しえん と温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の両立 りょうりつ を狙 ねら う日本 にっぽん の戦略 せんりゃく は、もともと矛盾 むじゅん をはらんでいたとも言 い える。【白戸 しらと 圭一 けいいち 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2008年 ねん 7月 がつ 7日 にち 東京 とうきょう 夕刊 ゆうかん
洞爺湖 とうやこ サミットが閉幕 へいまく 首相 しゅしょう 、温室 おんしつ ガス削減 さくげん 合意 ごうい を評価 ひょうか
2008年 ねん 7月 がつ 9日 にち 16時 じ 21分 ふん
7日 にち から3日間 にちかん 、開 ひら かれていた北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ サミットは9日 にち 午後 ごご 、福田 ふくだ 首相 しゅしょう の議長 ぎちょう 総括 そうかつ を発表 はっぴょう して閉幕 へいまく した。首相 しゅしょう は留寿都 るすつ 村 むら の国際 こくさい メディアセンターで締 し めくくりの記者 きしゃ 会見 かいけん を行 おこな い、温室 おんしつ 効果 こうか ガスを50年 ねん までに50%削減 さくげん する長期 ちょうき 目標 もくひょう をG8(主要 しゅよう 8カ国 かこく )だけでなく、すべての国 くに で共有 きょうゆう を目指 めざ すとしたG8合意 ごうい について、「違 ちが いを乗 の り越 こ えながら共通 きょうつう の認識 にんしき を示 しめ し、国連 こくれん での交渉 こうしょう に弾 はず みをつける貢献 こうけん ができた」と評価 ひょうか した。
温室 おんしつ ガス「2050年 ねん 半減 はんげん 」世界 せかい 目標 もくひょう に
2008年 ねん 7月 がつ 10日 とおか
北海道 ほっかいどう 洞爺湖 とうやこ (とうやこ)サミットは9日 にち 、最終 さいしゅう 日 び をむかえ、3日間 にちかん の話 はな し合 あ いを終 お えました。一番 いちばん 大 おお きな課題 かだい だった二酸化炭素 にさんかたんそ などの温室 おんしつ 効果 こうか ガスについて、「2050年 ねん までに出 だ す量 りょう を半分 はんぶん に減 へ らすことを、世界 せかい 全体 ぜんたい の目標 もくひょう にしよう」という内容 ないよう の首脳 しゅのう 宣言 せんげん (しゅのうせんげん)をまとめました。G8(ジーエイト/主要 しゅよう 8か国 こく )だけの取 と り組 く みには限界 げんかい があるので、「気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 」に加 くわ わっている国々 くにぐに (ほぼすべての国連 こくれん 加盟 かめい 国 こく )の会議 かいぎ で「採択 さいたく (さいたく)を求 もと める」としています。
近年 きんねん 経済 けいざい 発展 はってん が進 すす む中国 ちゅうごく やインドなど8か国 こく を加 くわ えた9日 にち の主要 しゅよう 排出 はいしゅつ 国 こく 会議 かいぎ でも、温室 おんしつ 効果 こうか ガスを減 へ らす長期 ちょうき 目標 もくひょう を共有 きょうゆう するという内容 ないよう の首脳 しゅのう 宣言 せんげん を採択 さいたく 。ただし「半減 はんげん 」の言葉 ことば にはふれていません。16か国 こく で引 ひ き続 つづ き話 はな し合 あ うことで一致 いっち しました。
米国 べいこく 家 か 情報 じょうほう 会議 かいぎ 、温暖 おんだん 化 か 進行 しんこう で「安全 あんぜん 保障 ほしょう に影響 えいきょう 」と報告 ほうこく
米 べい 中央 ちゅうおう 情報 じょうほう 局 きょく (CIA)などで組織 そしき する国家 こっか 情報 じょうほう 会議 かいぎ (NIC)は15日 にち までに、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の進行 しんこう が2030年 ねん に向 む けて民族 みんぞく 紛争 ふんそう や経済 けいざい 移民 いみん を拡大 かくだい させ、米国 べいこく の安全 あんぜん 保障 ほしょう に重大 じゅうだい な影響 えいきょう を与 あた えるとする報告 ほうこく 書 しょ をまとめた。
特 とく にサハラ砂漠 さはらさばく 以南 いなん のアフリカは水不足 みずぶそく や食糧難 しょくりょうなん で政情 せいじょう 不安 ふあん や民族 みんぞく 紛争 ふんそう が拡大 かくだい 、昨年 さくねん 創設 そうせつ された米 べい アフリカ軍 ぐん の任務 にんむ の必要 ひつよう 性 せい が増 ま すという見方 みかた を示 しめ した。
報告 ほうこく 書 しょ は、先月 せんげつ 25日 にち 、NICのフィンガー議長 ぎちょう が米 べい 下院 かいん に提出 ていしゅつ 。研究 けんきゅう にはCIAのほか米 べい 海洋 かいよう 大気 たいき 局 きょく (NOAA)や大学 だいがく 研究 けんきゅう 機関 きかん などが参加 さんか 。今後 こんご 20年間 ねんかん に地球 ちきゅう の平均 へいきん 温度 おんど が0.5度 ど 、海面 かいめん が75ミリ上昇 じょうしょう するという気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(IPCC)などの予測 よそく をもとに、米国 べいこく 土 ど や安全 あんぜん 保障 ほしょう 上 じょう の利益 りえき にかかわる地域 ちいき の情勢 じょうせい を分析 ぶんせき した。
アフリカやアジア、中南米 ちゅうなんべい の途上 とじょう 国 こく で、農作物 のうさくもつ の減産 げんさん や水不足 みずぶそく が経済 けいざい 難民 なんみん の流出 りゅうしゅつ や国家 こっか 間 あいだ や国内 こくない の民族 みんぞく 紛争 ふんそう を誘発 ゆうはつ し、アジアでは2020年 ねん までに 5,000万 まん 人 にん が新 あら たに食糧 しょくりょう 不足 ふそく に苦 くる しむと予測 よそく 。特 とく にサハラ砂漠 さはらさばく 以南 いなん のアフリカの食糧難 しょくりょうなん の影響 えいきょう は深刻 しんこく で、情勢 じょうせい 不安定 ふあんてい 化 か や武力 ぶりょく 衝突 しょうとつ が多発 たはつ し、昨年 さくねん 創設 そうせつ されたアフリカ軍 ぐん は「広範囲 こうはんい でかつてない運用 うんよう 要求 ようきゅう 」に直面 ちょくめん するとした。一方 いっぽう 、米国 べいこく 内 ない では沿岸 えんがん 部 ぶ の製油 せいゆ 所 しょ や核 かく 関連 かんれん 施設 しせつ 、軍事 ぐんじ 関連 かんれん 施設 しせつ が、温暖 おんだん 化 か で多発 たはつ ・激化 げきか する暴風雨 ぼうふうう で損害 そんがい を受 う け、被災 ひさい 民 みん も発生 はっせい し、米国 べいこく 土 ど 安全 あんぜん 保障 ほしょう にもさまざまな影響 えいきょう を与 あた えると指摘 してき した。
報告 ほうこく 書 しょ は、先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく の間 あいだ で温暖 おんだん 化 か 適応 てきおう の「勝 か ち組 ぐみ 」「負 ま け組 ぐみ 」に分 わ かれるとも警告 けいこく 。気候 きこう 変動 へんどう で国際 こくさい 人道 じんどう 援助 えんじょ の需要 じゅよう は急増 きゅうぞう 。米 べい 軍 ぐん の輸送 ゆそう や支援 しえん 活動 かつどう の負担 ふたん が増 ま し、「軍 ぐん の即応 そくおう 体制 たいせい や戦闘 せんとう 行動 こうどう が重圧 じゅうあつ を受 う ける」恐 おそ れも指摘 してき した。今後 こんご は地域 ちいき 情勢 じょうせい や大国 たいこく 間 あいだ の関係 かんけい への影響 えいきょう を詳 くわ しく調査 ちょうさ する意向 いこう も示 しめ した。
資料 しりょう :7/16 産経新聞 さんけいしんぶん 大阪 おおさか 夕刊 ゆうかん
(文責 ぶんせき :編集 へんしゅう 部 ぶ 立山 たてやま 、原田 はらだ )(エコロジーシンフォニー2008年 ねん 7/22)
京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 後 ご の枠組 わくぐ み目指 めざ しアクラ会議 かいぎ が開幕 かいまく
* 2008年 ねん 08月 がつ 22日 にち 21:33 発信 はっしん 地 ち :アクラ/ガーナ
【8月 がつ 22日 にち AFP】京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 後 ご の温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん の枠組 わくぐ みを協議 きょうぎ する国連 こくれん (UN)の作業 さぎょう 部会 ぶかい が21日 にち 、ガーナの首都 しゅと アクラ(Accra)で開幕 かいまく し、国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく (UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)のイボ・デ・ボーア(Yvo de Boer)事務 じむ 局長 きょくちょう は「(世界 せかい は)残 のこ された時間 じかん を無駄 むだ に費 つい やしている」と警告 けいこく した。
ボーア事務 じむ 局長 きょくちょう は、160か国 こく から集 あつ まった1600人 にん の代表 だいひょう を前 まえ に「家 いえ が燃 も えているというのに、口論 こうろん に時間 じかん を費 つい やす人 ひと はいないだろう」と述 の べ、「次段 じだん 階 かい の枠組 わくぐ みづくりに残 のこ された時間 じかん はほとんどない。時計 とけい は確実 かくじつ に進 すす んでいる。今回 こんかい の協議 きょうぎ で合意 ごうい に達 たっ しなければならない」と訴 うった えた。
開会 かいかい 演説 えんぜつ を行 おこな ったガーナのジョン・クフォー(John Kufuor)大統領 だいとうりょう もボーア事務 じむ 局長 きょくちょう に同調 どうちょう し、すでに温暖 おんだん 化 か がもたらした異変 いへん に苦 くる しむガーナの現状 げんじょう を訴 うった え、問題 もんだい 解決 かいけつ の緊急 きんきゅう 性 せい を強調 きょうちょう した。
ガーナでは30年間 ねんかん で降雨 こうう 量 りょう が20%も減少 げんしょう 。このまま温暖 おんだん 化 か が続 つづ けば、海面 かいめん 上昇 じょうしょう や洪水 こうずい でボルタ川 かわ デルタ地帯 ちたい の耕地 こうち 1000平方 へいほう キロメートルが失 うしな われるおそれがあるという。
温暖 おんだん 化 か 問題 もんだい の専門 せんもん 家 か が集 あつ まるアクラ会議 かいぎ は、2009年 ねん 12月 がつ を合意 ごうい 期限 きげん とした京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ で規定 きてい されていない2013年 ねん 以降 いこう の枠組 わくぐ みを協議 きょうぎ する3回 かい 目 め の会合 かいごう となる。
27日 にち まで開 ひら かれているアクラ会議 かいぎ は、ポーランドのポズナニ(Poznan)で12月に開催 かいさい される第 だい 14回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP14)前 まえ の最後 さいご の会合 かいごう となる。COP14では、先進 せんしん 国 こく が温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん の短期 たんき 目標 もくひょう を示 しめ すよう迫 せま られるのは必至 ひっし だ。(c)AFP/Aminu Abubakar
西 にし アフリカの海岸 かいがん も水没 すいぼつ の危機 きき 、ドイツ専門 せんもん 家 か が指摘 してき
* 2008年 ねん 08月 がつ 27日 にち 10:12 発信 はっしん 地 ち :アクラ/ガーナ
【8月 がつ 27日 にち AFP】気候 きこう 変動 へんどう による海面 かいめん 上昇 じょうしょう で、西 にし アフリカの海岸 かいがん 線 せん は今世紀 こんせいき 末 まつ までに大 おお きく変動 へんどう する。ガーナの首都 しゅと アクラ(Accra)で21日 にち に開幕 かいまく した国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 会議 かいぎ に出席 しゅっせき した専門 せんもん 家 か が、このように指摘 してき している。
海洋 かいよう 地質 ちしつ 学者 がくしゃ でドイツの環境 かんきょう 保護 ほご 団体 だんたい 「Heinrich Boll Stiftung」に所属 しょぞく するステファン・クラマー(Stefan Cramer)氏 し によると、海面 かいめん が年間 ねんかん 2センチずつ上昇 じょうしょう した場合 ばあい 、セネガルからカメルーンにかけての総 そう 延長 えんちょう 4000キロの海岸 かいがん 線 せん が浸食 しんしょく され、特 とく に低地 ていち や人口 じんこう が密集 みっしゅう するデルタ地帯 ちたい は甚大 じんだい な被害 ひがい を受 う けるという。
クラマー氏 し はAFPに対 たい し、ギニアの海岸 かいがん が今世紀 こんせいき 末 まつ までに消滅 しょうめつ する可能 かのう 性 せい を語 かた った。ガンビア、ナイジェリア、ブルキナファソ、ガーナも大 おお きな被害 ひがい を受 う けることが予想 よそう され、ガンビアの首都 しゅと バンジュール(Banjul)と、1500万 まん 人 にん が暮 く らすナイジェリアの経済 けいざい 都市 とし ラゴス(Lagos)は水没 すいぼつ する可能 かのう 性 せい があるという。
ラゴスは、一部 いちぶ が既 すで に水没 すいぼつ しており、頻繁 ひんぱん に洪水 こうずい に見舞 みま われている。油田 ゆでん 地帯 ちたい のニジェールデルタも水没 すいぼつ の危機 きき に瀕 ひん しているという。
近年 きんねん 強大 きょうだい 化 か している熱帯 ねったい 性 せい 低 てい 気圧 きあつ の襲来 しゅうらい も、海面 かいめん 上昇 じょうしょう による被害 ひがい を増幅 ぞうふく している。農地 のうち への海水 かいすい の侵入 しんにゅう も深刻 しんこく な問題 もんだい だ。
国連 こくれん の気候 きこう 変動 へんどう に関 かん する政府 せいふ 間 あいだ パネル(IPCC)は前年 ぜんねん 、今世紀 こんせいき 末 まつ の海面 かいめん 上昇 じょうしょう 幅 はば を当初 とうしょ 18-59センチと見積 みつ もったが、海面 かいめん のさらなる上昇 じょうしょう を予想 よそう させる科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ が次々 つぎつぎ に提示 ていじ されたことから、最終 さいしゅう 的 てき には上限 じょうげん の設定 せってい を控 ひか えた。
IPCCの見積 みつ もりには、温暖 おんだん 化 か によるグリーンランドの氷 こおり 床 ゆか の融解 ゆうかい などが考慮 こうりょ されていない。グリーンランドの氷 こおり の面積 めんせき は、ナイジェリアの面積 めんせき の3倍 ばい にものぼる。
最近 さいきん の研究 けんきゅう は、グリーンランドの氷 こおり 床 ゆか が予想 よそう をはるかに超 こ えるスピードで溶 と ける可能 かのう 性 せい を示唆 しさ している。(c)AFP
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 、今後 こんご 1000年 ねん は回復 かいふく 不可能 ふかのう 米 べい 海洋 かいよう 大気 たいき 局 きょく
* 2009年 ねん 01月 がつ 27日 にち 21:02 発信 はっしん 地 ち :ワシントンD.C./米国 べいこく
【1月 がつ 27日 にち AFP】今後 こんご 1000年間 ねんかん 、たとえ二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2)排出 はいしゅつ 量 りょう を今 いま すぐまったくゼロにできても、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の大 だい 部分 ぶぶん は「回復 かいふく 不可能 ふかのう 」だとする新 あら たな研究 けんきゅう 結果 けっか を、米 べい 海洋 かいよう 大気 たいき 局 きょく (National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)などのチームが今週 こんしゅう 、米 べい 科学 かがく アカデミー紀要 きよう (Proceedings of the National Academy of Sciences)に発表 はっぴょう した。
研究 けんきゅう チームは、現在 げんざい の大気 たいき 中 ちゅう CO2量 りょう 385ppmを超 こ えた排出 はいしゅつ のピークを想定 そうてい し、そのピークの後 のち に排出 はいしゅつ がまったくなくなった場合 ばあい を仮定 かてい した。そして地表 ちひょう 温度 おんど や降雨 こうう 量 りょう 、海水 かいすい 位 い などの変化 へんか は「CO2排出 はいしゅつ が完全 かんぜん になくなってからも1000年 ねん 以上 いじょう 、元 もと には戻 もど らない」と結論 けつろん づけた。
NOAAの上級 じょうきゅう 研究 けんきゅう 員 いん スーザン・ソロモン(Susan Solomon)氏 し は、人類 じんるい が現在 げんざい CO2排出 はいしゅつ についてどんな選択 せんたく をしても、地球 ちきゅう の変化 へんか を逆転 ぎゃくてん させることは不可能 ふかのう だと述 の べている。大気 たいき 中 ちゅう CO2量 りょう は産業 さんぎょう 革命 かくめい 以前 いぜん はわずか280ppmだった。
研究 けんきゅう 者 しゃ たちは、2000年 ねん から2100年 ねん の間 あいだ に起 お こる大気 たいき 中 ちゅう CO2の増加 ぞうか によって、その次 つぎ の1000年間 ねんかん に起 お こる海面 かいめん 上昇 じょうしょう はすでに「確定 かくてい 」されてしまっていると強調 きょうちょう した。また「多 おお くの沿岸 えんがん 部 ぶ や島 とう しょ地域 ちいき が海面 かいめん 下 か に沈 しず むため、(海面 かいめん 上昇 じょうしょう は)地球 ちきゅう の地理 ちり の将来 しょうらい 的 てき 変化 へんか を不 ふ 可逆 かぎゃく にする」と指摘 してき している。さらに降雨 こうう 量 りょう の減少 げんしょう が数 すう 世紀 せいき にわたって続 つづ き、飲料 いんりょう 水 すい の供給 きょうきゅう 減 げん や野火 のび の増加 ぞうか 、生態 せいたい 系 けい の変化 へんか や砂漠 さばく の拡大 かくだい といった地域 ちいき 的 てき 影響 えいきょう が現 あらわ れるだろうとも予測 よそく した。(c)AFP
途上 とじょう 国 こく の環境 かんきょう 事業 じぎょう 、EUが後押 あとお し 国際 こくさい 基金 ききん から資金 しきん
欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)はアジアやアフリカ地域 ちいき の途上 とじょう 国 こく を対象 たいしょう に国際 こくさい 基金 ききん を使 つか った環境 かんきょう 支援 しえん を進 すす める。第 だい 1弾 だん として2009年 ねん 中 ちゅう に国際 こくさい 基金 ききん から約 やく 2200万 まん ユーロ(約 やく 26億 おく 円 えん )を拠出 きょしゅつ し、途上 とじょう 国 こく での環境 かんきょう 関連 かんれん 投資 とうし を行 おこな う計画 けいかく だ。ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ のEU提案 ていあん に盛 も り込 こ んだ途上 とじょう 国 こく 支援 しえん の枠組 わくぐ みに近 ちか く、これをひな型 がた に日米 にちべい などに資金 しきん 拠出 きょしゅつ を求 もと める可能 かのう 性 せい がある。
EUは12月にコペンハーゲンで開 ひら かれる国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく の第 だい 15回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)に向 む け、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 以降 いこう の国際 こくさい 的 てき な温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の提案 ていあん を1月 がつ 下旬 げじゅん に策定 さくてい した。国際 こくさい 基金 ききん による途上 とじょう 国 こく 支援 しえん は新 しん 提案 ていあん の柱 はしら の1つで、EUはまず独自 どくじ に国際 こくさい 基金 ききん の運用 うんよう を今年 ことし から始 はじ める。 (19:05)
アフリカ熱帯 ねったい 林 りん :日本 にっぽん のCO2 しーおーつー 全 ぜん 排出 はいしゅつ 量 りょう を吸収 きゅうしゅう 英 えい チームなど、可能 かのう 性 せい 指摘 してき
◇アマゾン匹敵 ひってき 、温暖 おんだん 化 か 防 ふせ ぐ
アフリカの熱帯 ねったい 林 りん は毎年 まいとし 、日本 にっぽん の年間 ねんかん 二酸化炭素 にさんかたんそ 排出 はいしゅつ 量 りょう に匹敵 ひってき する量 りょう の炭素 たんそ を蓄 たくわ えている可能 かのう 性 せい のあることが英国 えいこく などの研究 けんきゅう チームの分析 ぶんせき で分 わ かった。南米 なんべい アマゾンに並 なら ぶ規模 きぼ といい、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か を食 く い止 と めるのに重要 じゅうよう な役割 やくわり を果 は たしていることを示 しめ した。19日 にち 付 づけ の英 えい 科学 かがく 誌 し ネイチャーに発表 はっぴょう した。
研究 けんきゅう チームは1968年 ねん から40年間 ねんかん 、アフリカ10カ国 かこく の79地点 ちてん で樹木 じゅもく の成長 せいちょう 率 りつ や重 おも さを測定 そくてい 。成長 せいちょう で1ヘクタール当 あ たり毎年 まいとし 0・63トンの炭素 たんそ を蓄積 ちくせき していることを突 つ き止 と めた。アフリカ全体 ぜんたい では年間 ねんかん 3・4億 おく トン(炭素 たんそ 換算 かんさん )となりアマゾンと同 どう 規模 きぼ 。これは日本 にっぽん の二酸化炭素 にさんかたんそ 排出 はいしゅつ 量 りょう にほぼ匹敵 ひってき する。
これまでの研究 けんきゅう から、毎年 まいとし 22億 おく トンが陸地 りくち に吸収 きゅうしゅう されていると推測 すいそく されている。だが、その量 りょう や詳細 しょうさい な場所 ばしょ は熱帯 ねったい 林 りん での観測 かんそく が不十分 ふじゅうぶん で、謎 なぞ に包 つつ まれてきた。今回 こんかい のデータを中南米 ちゅうなんべい やアジアにも適用 てきよう すると、地球 ちきゅう 全体 ぜんたい の熱帯 ねったい 林 りん は毎年 まいとし 13・1億 おく トンの炭素 たんそ を蓄積 ちくせき していると推定 すいてい された。
◇森林 しんりん 総合 そうごう 研究所 けんきゅうじょ の松浦 まつうら 陽次 ようじ 郎 ろう ・土壌 どじょう 資源 しげん 研究 けんきゅう 室長 しつちょう (森林 しんりん 生態 せいたい 学 がく )の話 はなし
空白 くうはく だったアフリカの熱帯 ねったい 林 りん の炭素 たんそ 蓄積 ちくせき 量 りょう が判明 はんめい し、他 た の熱帯 ねったい 林 りん の吸収 きゅうしゅう 量 りょう まで見積 みつ もった意義 いぎ は大 おお きい。熱帯 ねったい 林 りん に限 かぎ らず、世界 せかい の森林 しんりん は火災 かさい や開墾 かいこん によって失 うしな われている。こうした長期 ちょうき 観測 かんそく データ解析 かいせき は、温暖 おんだん 化 か を予測 よそく する上 じょう で役立 やくだ つ。【田中 たなか 泰 やすし 義 よし 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2009年 ねん 2月 がつ 20日 はつか 東京 とうきょう 朝刊 ちょうかん
ドイツ:サハラで太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん 計画 けいかく 欧州 おうしゅう 需要 じゅよう の15%供給 きょうきゅう
【ベルリン小谷 おたに 守彦 もりひこ 】北 きた アフリカのサハラ砂漠 さはらさばく などに太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん 施設 しせつ のネットワークを構築 こうちく し、欧州 おうしゅう の一大 いちだい 電力 でんりょく 源 げん とする壮大 そうだい なエネルギー供給 きょうきゅう 計画 けいかく 「DESERTEC(デザーテック)」が、事業 じぎょう 化 か に向 む けて動 うご き出 だ す。計画 けいかく への参加 さんか を経済 けいざい 界 かい に呼 よ び掛 か けてきた世界 せかい 的 てき な大手 おおて 保険 ほけん 会社 かいしゃ 「ミュンヘン再 さい 保険 ほけん 」が10日 にち 、毎日新聞 まいにちしんぶん に明 あき らかにした。
同社 どうしゃ は13日 にち 、独 どく 南部 なんぶ ミュンヘンで、独 どく 大手 おおて 企業 きぎょう を集 あつ めた初 はつ の会議 かいぎ を開 ひら く。事業 じぎょう の推進 すいしん 母体 ぼたい となる組織 そしき を発足 ほっそく させる予定 よてい で、電機 でんき 会社 かいしゃ シーメンス、電力 でんりょく 会社 かいしゃ RWE、ドイツ銀行 ぎんこう などの参加 さんか が予定 よてい されているという。
デザーテック事務 じむ 局 きょく (独 どく 北部 ほくぶ ハンブルク)のシュトラウプ事務 じむ 長 ちょう によると、計画 けいかく ではサハラ砂漠 さはらさばく など北 きた アフリカや中東 ちゅうとう 諸国 しょこく に広大 こうだい な太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん 施設 しせつ 群 ぐん を建設 けんせつ し、高 こう 電圧 でんあつ の送電 そうでん 網 もう によって欧州 おうしゅう に電力 でんりょく を供給 きょうきゅう する。欧州 おうしゅう の電力 でんりょく 需要 じゅよう の15%を満 み たす発電 はつでん 網 もう の構築 こうちく に4000億 おく ユーロ(約 やく 50兆 ちょう 円 えん )が必要 ひつよう で、資金 しきん 調達 ちょうたつ が最大 さいだい の課題 かだい だ。ミュンヘン再 さい 保険 ほけん は「2、3年 ねん かけて事業 じぎょう の枠組 わくぐ みを作 つく りたい」としている。
同 どう 計画 けいかく はハンブルク出身 しゅっしん のエネルギー学者 がくしゃ クニース氏 し が発案 はつあん し、03年 ねん ごろから地中海 ちちゅうかい 周辺 しゅうへん 国 こく や欧州 おうしゅう の学術 がくじゅつ 界 かい に訴 うった えてきた。世界 せかい の有識者 ゆうしきしゃ で組織 そしき するシンクタンク「ローマクラブ」が後押 あとお しし、07年 ねん 、欧州 おうしゅう 議会 ぎかい に実現 じつげん を求 もと める計画 けいかく 書 しょ を提出 ていしゅつ している。
ミュンヘン再 さい 保険 ほけん は、保険 ほけん 会社 かいしゃ のリスクを分担 ぶんたん する再 さい 保険 ほけん 業界 ぎょうかい の世界 せかい 的 てき な大手 おおて で、収入 しゅうにゅう 保険 ほけん 料 りょう は378億 おく ユーロ(08年 ねん )。大 だい 災害 さいがい や気候 きこう 変動 へんどう など地球 ちきゅう 規模 きぼ のリスク問題 もんだい に関心 かんしん を寄 よ せてきた。また、シーメンスは発電 はつでん 施設 しせつ や送電 そうでん でトップ級 きゅう の技術 ぎじゅつ を持 も つ。13日 にち に発表 はっぴょう される推進 すいしん 母体 ぼたい には、関連 かんれん 分野 ぶんや でドイツ経済 けいざい 界 かい を代表 だいひょう する企業 きぎょう が名 な を連 つら ねる見通 みとお しだ。
政界 せいかい も好意 こうい 的 てき だ。シュタインマイヤー独 どく 外相 がいしょう は10日 にち 、ベルリンで開 ひら かれた外国 がいこく 記者 きしゃ 協会 きょうかい との会見 かいけん で「実現 じつげん 性 せい はまだ何 なん とも言 い えないが、進 すす めなければならない計画 けいかく と信 しん じている。北 きた アフリカ地域 ちいき には大 おお きな潜在 せんざい 的 てき 可能 かのう 性 せい があり、私 わたし 自身 じしん 、地中海 ちちゅうかい 連合 れんごう に計画 けいかく を紹介 しょうかい してきた」と語 かた った。
毎日新聞 まいにちしんぶん 2009年 ねん 7月 がつ 12日 にち 2時 じ 30分 ふん (最終 さいしゅう 更新 こうしん 7月 がつ 12日 にち 2時 じ 30分 ふん )
サハラ砂漠 さはらさばく などで太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん 、事業 じぎょう 費 ひ 52兆 ちょう 円 えん 欧州 おうしゅう 12社 しゃ が合意 ごうい
【フランクフルト=下田 しもだ 英一郎 えいいちろう 】独 どく シーメンスやドイツ銀行 ぎんこう など欧州 おうしゅう の大手 おおて 企業 きぎょう 12社 しゃ は13日 にち 、アフリカ北部 ほくぶ のサハラ砂漠 さはらさばく などに大型 おおがた の太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん 施設 しせつ を設置 せっち し欧州 おうしゅう に送電 そうでん するプロジェクトの実施 じっし で合意 ごうい した。総 そう 事業 じぎょう 費 ひ は4千 せん 億 おく ユーロ(52兆 ちょう 5千 せん 億 おく 円 えん )。将来 しょうらい は欧州 おうしゅう の電力 でんりょく 需要 じゅよう の15%をまかなう計画 けいかく だ。
「デザーテック」と呼 よ ぶ同 どう プロジェクトには、保険 ほけん 大手 おおて のミュンヘン再 さい 保険 ほけん や独 どく 電力 でんりょく 大手 おおて のRWEやエーオン、欧州 おうしゅう の太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん ベンチャーなどが参加 さんか する。
計画 けいかく では2050年 ねん までに太陽熱 たいようねつ 発電 はつでん や風力 ふうりょく 発電 はつでん などの環境 かんきょう エネルギー設備 せつび をアフリカ北部 ほくぶ の砂漠 さばく 地帯 ちたい や沿岸 えんがん 部 ぶ に設置 せっち し、地中海 ちちゅうかい の海底 かいてい 送電 そうでん 網 もう などを通 つう じて欧州 おうしゅう に電力 でんりょく を供給 きょうきゅう する。今後 こんご 3年 ねん 以内 いない に具体 ぐたい 的 てき な投資 とうし 計画 けいかく を決 き めるという。 (07:00)
EU、温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で途上 とじょう 国 こく に最大 さいだい 年 ねん 2兆 ちょう 円 えん 支援 しえん 20年 ねん 時点 じてん
【ブリュッセル=瀬能 せのう 繁 しげる 】欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)の欧州 おうしゅう 委員 いいん 会 かい は10日 とおか 、途上 とじょう 国 こく の地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を支援 しえん するための提案 ていあん をまとめた。2020年 ねん 時点 じてん で最大 さいだい で年間 ねんかん 約 やく 150億 おく ユーロ(約 やく 2兆 ちょう 円 えん )、先進 せんしん 国 こく の負担 ふたん 分 ぶん の約 やく 3割 わり を拠出 きょしゅつ する。温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ 量 りょう を取引 とりひき する国際 こくさい 的 てき な「炭素 たんそ 市場 いちば 」の創設 そうせつ も後押 あとお しし、民間 みんかん 資金 しきん が途上 とじょう 国 こく に流入 りゅうにゅう しやすくする。
EUが途上 とじょう 国 こく 向 む けの支援 しえん 額 がく を示 しめ したのは初 はじ めて。24日 にち から米国 べいこく で開 ひら く20カ国 かこく ・地域 ちいき (G20)首脳 しゅのう 会議 かいぎ でも表明 ひょうめい 。「公平 こうへい な負担 ふたん 」を日米 にちべい にも迫 せま る考 かんが えだ。途上 とじょう 国 こく の協力 きょうりょく を引 ひ き出 だ し、12月に期限 きげん が迫 せま る「ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ 」の国際 こくさい 交渉 こうしょう に弾 はず みをつける狙 ねら いもある。
EUは先進 せんしん 国 こく 全体 ぜんたい で20年 ねん までの温暖 おんだん 化 か ガスの排出 はいしゅつ 量 りょう を1990年 ねん 比 ひ 30%削減 さくげん 、途上 とじょう 国 こく には対策 たいさく をとらなかった場合 ばあい と比 くら べ15〜30%削減 さくげん するよう求 もと めている。欧州 おうしゅう 委 い は途上 とじょう 国 こく が温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく として20年 ねん までに必要 ひつよう な資金 しきん が年 とし 約 やく 1000億 おく ユーロに達 たっ すると試算 しさん 。このうち約 やく 2〜5割 わり (年 とし 220億 おく 〜500億 おく ユーロ)を先進 せんしん 国 こく が負担 ふたん し、残 のこ りを国際 こくさい 的 てき な炭素 たんそ 市場 いちば や途上 とじょう 国 こく 自 みずか らの資金 しきん で賄 まかな うよう提案 ていあん している。 (07:00)
熱帯 ねったい 林 りん :年 とし 6000ドルの価値 かち 1ヘクタール当 あ たり経済 けいざい 効果 こうか 、国際 こくさい チーム試算 しさん
食料 しょくりょう の供給 きょうきゅう や災害 さいがい 防止 ぼうし など熱帯 ねったい 林 りん がもたらす経済 けいざい 価値 かち は1ヘクタールあたり年間 ねんかん 約 やく 6000ドル(54万 まん 円 えん )ーー。
ドイツ政府 せいふ の提唱 ていしょう で進 すす む「生態 せいたい 系 けい と生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の経済 けいざい 学 がく 」(TEEB)の国際 こくさい プロジェクトチームが、こんな試算 しさん をまとめた。熱帯 ねったい 林 りん は農地 のうち 開発 かいはつ などで毎年 まいとし 1250万 まん ヘクタールが伐採 ばっさい されており、損失 そんしつ 額 がく は年間 ねんかん 6兆 ちょう 7000億 おく 円 えん に上 のぼ るという。
熱帯 ねったい 林 りん からは食料 しょくりょう や薬品 やくひん のもととなる植物 しょくぶつ や木材 もくざい を入手 にゅうしゅ できるほか、多 おお くの観光 かんこう 客 きゃく がレクリエーションに訪 おとず れている。プロジェクトチームはこれらの経済 けいざい 効果 こうか を1ヘクタールあたり年間 ねんかん 約 やく 15万 まん 円 えん と試算 しさん した。また、気温 きおん 上昇 じょうしょう の緩和 かんわ や大気 たいき ・水質 すいしつ の浄化 じょうか 、土壌 どじょう 流出 りゅうしゅつ 防止 ぼうし などで同 どう 約 やく 39万 まん 円 えん の計 けい 54万 まん 円 えん と見積 みつ もった。
プロジェクトは07年 ねん に始 はじ まった。来年 らいねん 10月 がつ に名古屋 なごや 市 し で開 ひら かれる生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 条約 じょうやく 第 だい 10回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP10)までに、海岸 かいがん や湿地 しっち などを含 ふく めた生態 せいたい 系 けい 全体 ぜんたい の効果 こうか を盛 も り込 こ んだ最終 さいしゅう 報告 ほうこく 書 しょ をまとめる。
試算 しさん は16日 にち まで神戸 こうべ 市 し で開 ひら かれた「神戸 こうべ 生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 国際 こくさい 対話 たいわ 」で示 しめ された。発表 はっぴょう した国際 こくさい 自然 しぜん 保護 ほご 連合 れんごう (IUCN)のジョシュア・ビショップ氏 し は「価値 かち を試算 しさん することで、対策 たいさく を取 と った場合 ばあい と取 と らない場合 ばあい のコストを比較 ひかく できる。官民 かんみん の保全 ほぜん 対策 たいさく を促 うなが したい」と話 はな した。【足立 あだち 旬子 じゅんこ 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2009年 ねん 10月 がつ 17日 にち 東京 とうきょう 夕刊 ゆうかん
気候 きこう 変動 へんどう 作業 さぎょう 部会 ぶかい 、アフリカがボイコット 発言 はつげん 力 りょく 強化 きょうか 狙 ねら う?
スペインのバルセロナで開 ひら かれている気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 作業 さぎょう 部会 ぶかい で2日 にち 、アフリカ諸国 しょこく が会議 かいぎ への参加 さんか をボイコットし、同日 どうじつ 夜 よる には一部 いちぶ の会合 かいごう が開 あ けない事態 じたい になった。AP通信 えいぴーつうしん などが伝 つた えた。アフリカ諸国 しょこく は先進 せんしん 国 こく による温暖 おんだん 化 か ガス排出 はいしゅつ 削減 さくげん の上積 うわづ みなどを求 もと めているという。年末 ねんまつ の合意 ごうい を目指 めざ すポスト京都 きょうと 交渉 こうしょう で、先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく の溝 みぞ の深 ふか さが改 あらた めて浮 う き彫 ぼ りになった。
コンゴの代表 だいひょう はボイコットの理由 りゆう について「アフリカ以外 いがい の交渉 こうしょう グループは(排出 はいしゅつ 削減 さくげん 問題 もんだい を)真剣 しんけん に検討 けんとう していない」などと語 かた った。アフリカは気候 きこう 変動 へんどう によって最 もっと も被害 ひがい を受 う けやすい地域 ちいき とされる。
途上 とじょう 国 こく は中国 ちゅうごく をリーダーとして交渉 こうしょう にのぞんできた。ただ交渉 こうしょう が進 すす み新 しん 議定 ぎてい 書 しょ 案 あん が具体 ぐたい 化 か するのにあわせ、途上 とじょう 国 こく グループの中 なか でも利害 りがい 対立 たいりつ が発生 はっせい しつつある。アフリカ諸国 しょこく は独自 どくじ の主張 しゅちょう を強 つよ めつつあり、今回 こんかい のボイコットもアフリカの存在 そんざい 感 かん を示 しめ し、発言 はつげん 力 りょく の強化 きょうか を狙 ねら ったとみられる。
(パリ=古谷 ふるや 茂久 しげひさ )(07:00)
ポスト京都 きょうと 、政治 せいじ 合意 ごうい へ協議 きょうぎ COP15準備 じゅんび 会合 かいごう 始 はじ まる
【コペンハーゲン=古谷 ふるや 茂久 しげひさ 】12月にデンマークで開 ひら かれる第 だい 15回 かい 国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)の閣僚 かくりょう 級 きゅう 準備 じゅんび 会合 かいごう が16日 にち 、コペンハーゲンで始 はじ まった。温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の次期 じき 枠組 わくぐ み(ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ )の年内 ねんない 採択 さいたく が難 むずか しくなるなか、COP15での「政治 せいじ 合意 ごうい 」に向 む け各国 かっこく 閣僚 かくりょう が協議 きょうぎ した。先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく の対立 たいりつ は解消 かいしょう せず、交渉 こうしょう は難航 なんこう しそうだ。
会議 かいぎ には40カ国 かこく を超 こ える担当 たんとう 相 しょう が参加 さんか 、日本 にっぽん からは小沢 おざわ 鋭 するど 仁 ひとし 環境 かんきょう 相 しょう が出席 しゅっせき した。日本 にっぽん 政府 せいふ は新 しん 政権 せいけん が掲 かか げる積極 せっきょく 的 てき な削減 さくげん 目標 もくひょう をアピールするとともに、新 あら たな途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 基金 ききん の創設 そうせつ などを説明 せつめい 。欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)も独自 どくじ の途上 とじょう 国 こく 支援 しえん の枠組 わくぐ みを示 しめ し、途上 とじょう 国 こく の譲歩 じょうほ を求 もと める。
これに対 たい し途上 とじょう 国 こく グループは、先進 せんしん 国 こく の排出 はいしゅつ 削減 さくげん の上積 うわづ みや途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 策 さく の具体 ぐたい 化 か などを要求 ようきゅう し、議論 ぎろん は平行 へいこう 線 せん をたどっている。COP15では世界 せかい の温暖 おんだん 化 か ガス排出 はいしゅつ 削減 さくげん 目標 もくひょう や、途上 とじょう 国 こく の支援 しえん 策 さく などポスト京都 きょうと の大枠 おおわく について政治 せいじ 合意 ごうい し、法的 ほうてき な拘束 こうそく 力 りょく のある新 あら たな枠組 わくぐ みへとつなげることを目標 もくひょう としている。(00:46)
日本 にっぽん 政府 せいふ 難局 なんきょく 打開 だかい に“外交 がいこう カード” 迫 せま るCOP15、途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 基金 ききん を提案 ていあん
2009/11/23
日本 にっぽん 政府 せいふ は、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし に向 む けた2013年 ねん 以降 いこう の国際 こくさい 枠組 わくぐ みを決 き める「気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 第 だい 15回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)」の開催 かいさい が12月 じゅうにがつ 7日 にち に差 さ し迫 せま る中 なか 、“外交 がいこう カード”を切 き り始 はじ めた。途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を資金 しきん ・技術 ぎじゅつ 面 めん で後押 あとお しする「鳩山 はとやま イニシアチブ」の具体 ぐたい 策 さく が切 き り札 ふだ の一 ひと つで、多様 たよう な途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく ニーズに応 こた える基金 ききん を提案 ていあん 。12年 ねん までに総額 そうがく 92億 おく ドル(約 やく 8200億 おく 円 えん )を拠出 きょしゅつ する方針 ほうしん も表明 ひょうめい した。一連 いちれん の支援 しえん 策 さく で途上 とじょう 国 こく の積極 せっきょく 姿勢 しせい を少 すこ しでも引 ひ き出 だ し、難航 なんこう する次期 じき 枠組 わくぐ み交渉 こうしょう の前進 ぜんしん を狙 ねら う。
◆92億 おく ドル拠出 きょしゅつ 方針 ほうしん
「日本 にっぽん に対 たい して非難 ひなん めいたものはまったくなかった」
COP15に向 む けた閣僚 かくりょう 級 きゅう 準備 じゅんび 会合 かいごう が、今月 こんげつ 16日 にち から2日間 にちかん にわたりコペンハーゲンで開催 かいさい された。そこに出席 しゅっせき した環境省 かんきょうしょう の交渉 こうしょう 担当 たんとう 者 しゃ がこう感想 かんそう を述 の べ、日本 にっぽん が一定 いってい の存在 そんざい 感 かん を発揮 はっき したことに満足 まんぞく 感 かん を示 しめ した。
温室 おんしつ 効果 こうか ガスの削減 さくげん 義務 ぎむ などをめぐり先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく の対立 たいりつ が続 つづ く中 なか 、COP15での新 あら たな議定 ぎてい 書 しょ の採択 さいたく は困難 こんなん な情勢 じょうせい だ。このため気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 事務 じむ 局 きょく はCOP15でひとまず「政治 せいじ 合意 ごうい 」の採択 さいたく を狙 ねら う意向 いこう で、準備 じゅんび 会合 かいごう は政治 せいじ 合意 ごうい に向 む けた作業 さぎょう を始 はじ める“キックオフ会合 かいごう ”としての色彩 しきさい が強 つよ かった。
すでに日本 にっぽん は、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ に続 つづ く次期 じき 枠組 わくぐ み「ポスト京都 きょうと 」を決 き める交渉 こうしょう を左右 さゆう する途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 策 さく の強化 きょうか を課題 かだい に掲 かか げて、総額 そうがく 100億 おく ドル規模 きぼ の「クールアース・パートナーシップ」を08年 ねん から5年間 ねんかん で立 た ち上 あ げると表明 ひょうめい 。円 えん 借款 しゃっかん や無償 むしょう 資金 しきん 協力 きょうりょく による支援 しえん を展開 てんかい している。
今回 こんかい の準備 じゅんび 会合 かいごう で小沢 おざわ 鋭 するど 仁 ひとし (さきひと)環境 かんきょう 相 しょう が示 しめ した「92億 おく ドルの拠出 きょしゅつ 方針 ほうしん 」は、同 どう パートナーシップを衣替 ころもが えして実行 じっこう を目指 めざ している。100億 おく ドルのうち、80億 おく ドルはまだ実行 じっこう していないため、この未 み 使用 しよう 分 ぶん に、世界銀行 せかいぎんこう が管理 かんり する「気候 きこう 変動 へんどう 投資 とうし 基金 ききん (CIF)」に拠出 きょしゅつ するために予算 よさん 化 か した12億 おく ドルを積 つ み上 あ げたというわけだ。
◆民間 みんかん 資金 しきん が課題 かだい
準備 じゅんび 会合 かいごう に先立 さきだ つ交渉 こうしょう では、省庁 しょうちょう 横断 おうだん の副 ふく 大臣 だいじん 級 きゅう チームで検討 けんとう を進 すす めてきた鳩山 はとやま イニシアチブの具体 ぐたい 策 さく を提示 ていじ した。
具体 ぐたい 策 さく は、途上 とじょう 国 こく で温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう を削減 さくげん する活動 かつどう に必要 ひつよう な体制 たいせい づくりなど目的 もくてき を明確 めいかく 化 か した3種類 しゅるい の基金 ききん を軸 じく に構成 こうせい されている。政府 せいふ は、支援 しえん 先 さき での排出 はいしゅつ 削減 さくげん 効果 こうか を最大 さいだい 化 か させるため、温室 おんしつ 効果 こうか ガスの測定 そくてい ・報告 ほうこく ・検証 けんしょう のためのルール作 づく りを主導 しゅどう することなども強調 きょうちょう した。
「少 すく なくとも次期 じき 枠組 わくぐ み交渉 こうしょう でしっかりと発言 はつげん できるポジションがとれた」(環境省 かんきょうしょう の交渉 こうしょう 担当 たんとう 者 しゃ )。手応 てごた えを感 かん じながら政府 せいふ は、13年 ねん 以降 いこう の支援 しえん 策 さく の中身 なかみ をさらに詰 つ めたい考 かんが えだ。
その過程 かてい で焦点 しょうてん となりそうなのが、公的 こうてき 資金 しきん を「民間 みんかん 投資 とうし の呼 よ び水 みず 」とする仕組 しく みづくりだ。排出 はいしゅつ 削減 さくげん に必要 ひつよう な世界 せかい の資金 しきん 需要 じゅよう は年 とし 4000億 おく ドルとの試算 しさん があり、その大半 たいはん を途上 とじょう 国 こく が占 し める。国際 こくさい 協力 きょうりょく 銀行 ぎんこう (JBIC)の本郷 ほんごう 尚 しょう ・環境 かんきょう ビジネス支援 しえん 室長 しつちょう は「民間 みんかん 資金 しきん をうまく動員 どういん して膨大 ぼうだい な資金 しきん 需要 じゅよう に応 こた えるべきだ」と指摘 してき 。積極 せっきょく 的 てき な官民 かんみん 連携 れんけい に期待 きたい を寄 よ せる。
政府 せいふ は今年 ことし 3月 がつ 、JBICを活用 かつよう した総額 そうがく 50億 おく ドル規模 きぼ の「環境 かんきょう 投資 とうし 支援 しえん イニシアチブ(LIFE)」の発足 ほっそく を表明 ひょうめい 。途上 とじょう 国 こく の官民 かんみん が環境 かんきょう 負荷 ふか が少 すく ない発電 はつでん 事業 じぎょう や都市 とし 交通 こうつう システムなどの分野 ぶんや に投資 とうし する際 さい に援助 えんじょ するスキームで、インドやアラブ首長 しゅちょう 国 こく 連邦 れんぽう (UAE)など4件 けん の支援 しえん 実績 じっせき をもつ。COP15をまたいで煮詰 につ める鳩山 はとやま イニシアチブの議論 ぎろん で、LIFEを発展 はってん 的 てき に解消 かいしょう し国際 こくさい 的 てき な仕組 しく みにスケールアップする課題 かだい が浮上 ふじょう する可能 かのう 性 せい は高 たか い。
加 くわ えて、投資 とうし 家 か が途上 とじょう 国 こく に投資 とうし する場面 ばめん でのリスクを保証 ほしょう する貿易 ぼうえき 保険 ほけん や債務 さいむ 保証 ほしょう など、日本 にっぽん 企業 きぎょう が安心 あんしん して投資 とうし できるような環境 かんきょう の整備 せいび も進 すす みそうだ。
◆交錯 こうさく する思惑 おもわく
とはいえ、世界 せかい 全体 ぜんたい の二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2 しーおーつー )排出 はいしゅつ 量 りょう の約 やく 4割 わり を占 し める米国 べいこく と中国 ちゅうごく 。次期 じき 枠組 わくぐ み交渉 こうしょう の成否 せいひ は両国 りょうこく の対応 たいおう にかかっており、多国 たこく 間 あいだ 交渉 こうしょう の中 なか での日本 にっぽん の行動 こうどう は「一 ひと つの提案 ていあん 」に過 す ぎないのも事実 じじつ で、排出 はいしゅつ 量 りょう 取引 とりひき 制度 せいど で先行 せんこう する欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU)も対抗 たいこう する案 あん をもつ。オークションによる排出 はいしゅつ 枠 わく の売却 ばいきゃく 収入 しゅうにゅう をEU加盟 かめい 国 こく の政府 せいふ 収入 しゅうにゅう とし、環境 かんきょう 対策 たいさく を促進 そくしん しようとする動 うご きだ。日本 にっぽん はそこまでの手段 しゅだん がない。
さらに「支援 しえん 策 さく を出 だ せば出 だ すほど要求 ようきゅう が増 ふ える」(交渉 こうしょう 担当 たんとう 者 しゃ )というしたたかさがある途上 とじょう 国 こく と先進 せんしん 国 こく の溝 みぞ を埋 う める取 と り組 く みは一筋縄 ひとすじなわ でいかない。途上 とじょう 国 こく は先進 せんしん 国 こく が意欲 いよく 的 てき な削減 さくげん 目標 もくひょう を国際 こくさい 公約 こうやく することを求 もと めているが、上院 じょういん で気候 きこう 変動 へんどう 関連 かんれん の法案 ほうあん 審議 しんぎ が遅 おく れている米国 べいこく はいまだ数値 すうち 目標 もくひょう を明 あき らかにしていない。13年 ねん 以降 いこう の途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 額 がく を明示 めいじ する要求 ようきゅう も強 つよ まっている。
ただ、こうした要請 ようせい に無制限 むせいげん に応 こた えると、しわ寄 よ せは納税 のうぜい 者 しゃ に跳 は ね返 かえ る。それだけに「支援 しえん の効果 こうか を国民 こくみん に説明 せつめい する責任 せきにん を果 は たす課題 かだい 」(三菱 みつびし 総合 そうごう 研究所 けんきゅうじょ 国際 こくさい 戦略 せんりゃく 研究 けんきゅう グループ)もある。みずほ情報 じょうほう 総研 そうけん 環境 かんきょう ・資源 しげん エネルギー部 ぶ の瀬戸口 せとぐち 泰史 やすし 次長 じちょう は「現地 げんち 資本 しほん 主導 しゅどう の事業 じぎょう を後押 あとお しするなど相手 あいて 国 こく の経済 けいざい 事情 じじょう を踏 ふ まえるべきだ」と指摘 してき 。過度 かど に資金 しきん 規模 きぼ を追 お う支援 しえん 策 さく にくぎを刺 さ す。(臼井 うすい 慎太郎 しんたろう )
◇
■2013年 ねん 以降 いこう の途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 策 さく の骨子 こっし
・途上 とじょう 国 こく ニーズに対応 たいおう した3基金 ききん の創設 そうせつ
(1)世界銀行 せかいぎんこう を活用 かつよう し温暖 おんだん 化 か 防止 ぼうし 活動 かつどう を支援 しえん する「気候 きこう 変動 へんどう 基 もと 金 かね 」
(2)脆弱 ぜいじゃく (ぜいじゃく)な後発 こうはつ 開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく や小 しょう 島嶼 とうしょ (とうしょ)開発 かいはつ 途上 とじょう 国 こく の活動 かつどう 支援 しえん を狙 ねら う 「適応 てきおう 基金 ききん 」
(3)温暖 おんだん 化 か の実態 じったい 把握 はあく や人材 じんざい 育成 いくせい などの体制 たいせい 整備 せいび を後押 あとお しする 「体制 たいせい 強化 きょうか 基金 ききん 」
・最適 さいてき な資金 しきん を迅速 じんそく に受 う けられるよう専門 せんもん 家 か グループがワンストップで支援 しえん する仕組 しく みの整備 せいび
・知的 ちてき 財産 ざいさん 権 けん を両立 りょうりつ する形 かたち でニーズに合致 がっち した技術 ぎじゅつ を移転 いてん ・普及 ふきゅう する仕組 しく みの構築 こうちく
・温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう の測定 そくてい 、報告 ほうこく 、検証 けんしょう のためのルールづくり
温室 おんしつ ガス:濃度 のうど 最高 さいこう を記録 きろく 08年 ねん 世界 せかい 平均 へいきん
世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん (WMO)は23日 にち 、主要 しゅよう な温室 おんしつ 効果 こうか ガスである二酸化炭素 にさんかたんそ 、メタン、一酸化 いっさんか 二 に 窒素 ちっそ の08年 ねん の世界 せかい 平均 へいきん の大気 たいき 中 ちゅう 濃度 のうど が、いずれも観測 かんそく 史上 しじょう 最高 さいこう を記録 きろく したと発表 はっぴょう した。一貫 いっかん して上昇 じょうしょう している二酸化炭素 にさんかたんそ と一酸化 いっさんか 二 に 窒素 ちっそ に加 くわ え、最近 さいきん は横 よこ ばいだったメタンも2年 ねん 連続 れんぞく で急増 きゅうぞう した。依然 いぜん として排出 はいしゅつ 削減 さくげん の取 と り組 く みが不十分 ふじゅうぶん な状況 じょうきょう だ。
二酸化炭素 にさんかたんそ は385.2ppm(ppmは100万 まん 分 ぶん の1)で前年 ぜんねん より2ppm増 ふ えた。メタンは1797ppb(ppbは10億 おく 分 ぶん の1)で7ppb、一酸化 いっさんか 二 に 窒素 ちっそ は321.8ppbで0.9ppb増 ふ えた。
【石塚 いしづか 孝志 たかし 】
毎日新聞 まいにちしんぶん 2009年 ねん 11月24日 にち 2時 じ 00分 ふん
<温暖 おんだん 化 か >アフリカ内戦 ないせん 急増 きゅうぞう の恐 おそ れ 20年 ねん で5割 わり 増 ぞう
(毎日新聞 まいにちしんぶん - 11月27日 にち 10:42)
地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の影響 えいきょう で気温 きおん の上昇 じょうしょう がこのまま続 つづ くと、アフリカでの内戦 ないせん の発生 はっせい 件数 けんすう は2030年 ねん までに現在 げんざい より50%以上 いじょう 、犠牲 ぎせい 者 しゃ は約 やく 40万 まん 人 にん 増 ふ える恐 おそ れがあるとの予測 よそく を、米 べい カリフォルニア大 かりふぉるにあだい などがまとめた。気温 きおん 上昇 じょうしょう が地域 ちいき の主要 しゅよう 産業 さんぎょう の農業 のうぎょう に打撃 だげき を与 あた え、食料 しょくりょう をめぐる争 あらそ いを招 まね くのが理由 りゆう という。米 べい 科学 かがく アカデミー紀要 きよう に掲載 けいさい された。
内戦 ないせん が相次 あいつ ぐサハラ砂漠 さはらさばく 以南 いなん のアフリカの国 くに を対象 たいしょう に調 しら べた。
81〜02年 ねん に発生 はっせい した内戦 ないせん の件数 けんすう と気温 きおん の関係 かんけい を分析 ぶんせき したところ、気温 きおん が1度 ど 高 たか い年 とし には、内戦 ないせん の件数 けんすう は4.5%、翌年 よくねん に0.9%それぞれ増 ふ えることが分 わ かった。また、2030年 ねん までに気温 きおん は20世紀 せいき 末 まつ に比 くら べて0.7〜1.6度 ど 上昇 じょうしょう すると予測 よそく 。内戦 ないせん の件数 けんすう は54%、内戦 ないせん に巻 ま き込 こ まれる犠牲 ぎせい 者 しゃ 数 すう は累積 るいせき で39万 まん 3000人 にん 増 ぞう になると試算 しさん した。
かんがい整備 せいび が不十分 ふじゅうぶん なアフリカでは気温 きおん が1度 ど 上昇 じょうしょう すると、主要 しゅよう 穀物 こくもつ の生産 せいさん 量 りょう が10〜30%落 お ちるとされる。研究 けんきゅう チームは「国際 こくさい 社会 しゃかい は、気温 きおん 上昇 じょうしょう を視野 しや に入 い れた支援 しえん を急 いそ ぐべきだ」と指摘 してき している。【田中 たなか 泰 やすし 義 よし 】
日米 にちべい 欧 おう 、途上 とじょう 国 こく での森林 しんりん 保全 ほぜん に資金 しきん 拠出 きょしゅつ へ
温室 おんしつ 効果 こうか ガスの増加 ぞうか を招 まね く熱帯 ねったい 林 りん の破壊 はかい を防 ふせ ぐため、日米 にちべい 欧 おう の計 けい 8か国 こく は来年 らいねん から、途上 とじょう 国 こく での違法 いほう 伐採 ばっさい 対策 たいさく や環境 かんきょう に配慮 はいりょ した森林 しんりん 経営 けいえい の支援 しえん に協力 きょうりょく して取 と り組 く むことを決 き めた。
国際 こくさい 熱帯 ねったい 木材 もくざい 機関 きかん (ITTO、本部 ほんぶ =横浜 よこはま 市 し )の熱帯 ねったい 林 りん 保全 ほぜん の国際 こくさい プログラムに計 けい 12億 おく 円 えん を拠出 きょしゅつ する。
国際 こくさい 協力 きょうりょく で途上 とじょう 国 こく の森林 しんりん 破壊 はかい を防 ふせ ぎ、温室 おんしつ 効果 こうか ガスを削減 さくげん する「REDD」と呼 よ ばれる新 あたら しい取 と り組 く みの推進 すいしん は、7日 にち に始 はじ まる国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 第 だい 15回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)の主要 しゅよう 議題 ぎだい の一 ひと つ。ITTOは来年 らいねん から3年間 ねんかん で58億 おく 円 えん の事業 じぎょう を計画 けいかく しており、REDDのモデルケースにしたい考 かんが えだ。
森林 しんりん 減少 げんしょう に伴 ともな う二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2 しーおーつー )の年間 ねんかん 排出 はいしゅつ 量 りょう は、化石 かせき 燃料 ねんりょう 由来 ゆらい のCO2 しーおーつー の5分 ぶん の1に相当 そうとう する60億 おく トンに上 のぼ る。
これを抑制 よくせい するため、途上 とじょう 国 こく 政府 せいふ や民間 みんかん 活動 かつどう 団体 だんたい (NGO)が進 すす める森林 しんりん 保全 ほぜん に協力 きょうりょく する。
具体 ぐたい 的 てき には、違法 いほう 伐採 ばっさい を防 ふせ ぐため、木材 もくざい の密輸 みつゆ 船 せん の取 と り締 し まりや、違法 いほう な木材 もくざい の流通 りゅうつう 経路 けいろ を輸入 ゆにゅう 国 こく まで追跡 ついせき する対策 たいさく を強化 きょうか するほか、対策 たいさく の優先 ゆうせん 地域 ちいき の絞 しぼ り込 こ みに必要 ひつよう な森林 しんりん 減少 げんしょう の実態 じったい 調査 ちょうさ に取 と り組 く む。住民 じゅうみん が貧困 ひんこん のために無秩序 むちつじょ に木材 もくざい を伐採 ばっさい しないよう、農業 のうぎょう や林業 りんぎょう と熱帯 ねったい 林 りん の保全 ほぜん を両立 りょうりつ させる技術 ぎじゅつ の導入 どうにゅう も図 はか る。
食糧 しょくりょう 農業 のうぎょう 機関 きかん (FAO)によると、アフリカや南米 なんべい 、東南 とうなん アジアを中心 ちゅうしん に、熱帯 ねったい 林 りん は毎年 まいとし 、日本 にっぽん の面積 めんせき の3分 ぶん の1に相当 そうとう する1300万 まん ヘクタールずつ消失 しょうしつ している。
(2009年 ねん 12月6日 にち 03時 じ 08分 ふん 読売新聞 よみうりしんぶん )
温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく で途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 年 ねん 100億 おく ドル COP15、7日 にち 開幕 かいまく
【コペンハーゲン=生川 おいかわ 暁 あきら 】2013年 ねん 以降 いこう の地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の国際 こくさい 枠組 わくぐ み(ポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ )を話 はな し合 あ う第 だい 15回 かい 国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)が7日 にち 、コペンハーゲンで開幕 かいまく する。20年 ねん を目安 めやす とする先進 せんしん 国 こく の温暖 おんだん 化 か ガス削減 さくげん 目標 もくひょう や途上 とじょう 国 こく の排出 はいしゅつ 抑制 よくせい 目標 もくひょう が最大 さいだい の焦点 しょうてん 。日米 にちべい 欧 おう など先進 せんしん 国 こく は途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を促 うなが すため、10〜12年 ねん を対象 たいしょう とした年 とし 100億 おく ドル(約 やく 9000億 おく 円 えん )規模 きぼ の資金 しきん 支援 しえん を打 う ち出 だ す見通 みとお しだ。
COP15は18日 にち まで開 ひら く。(1)先進 せんしん 国 こく の温暖 おんだん 化 か ガス削減 さくげん 目標 もくひょう (2)途上 とじょう 国 こく の排出 はいしゅつ 抑制 よくせい 策 さく (3)途上 とじょう 国 こく 支援 しえん ――などを盛 も り込 こ んだ大枠 おおわく の政治 せいじ 合意 ごうい を目指 めざ す。法的 ほうてき 拘束 こうそく 力 りょく を伴 ともな うポスト京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ の文書 ぶんしょ 作成 さくせい は来年 らいねん に持 も ち越 こ すが、今回 こんかい の会合 かいごう で採択 さいたく 時期 じき を決 き める。(07:00)
温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく :EUが途上 とじょう 国 こく に数 すう 千 せん 億 おく 円 えん 支援 しえん
【ブリュッセル福島 ふくしま 良典 よしのり 】欧州 おうしゅう 連合 れんごう (EU、加盟 かめい 27カ国 かこく )は途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を支援 しえん するため2010〜12年 ねん の3年 ねん 分 ぶん として計数 けいすう 十 じゅう 億 おく ユーロ(数 すう 千 せん 億 おく 円 えん )の拠出 きょしゅつ を表明 ひょうめい する方針 ほうしん を固 かた めた。10、11の両日 りょうじつ にブリュッセルで開 ひら くEU首脳 しゅのう 会議 かいぎ で具体 ぐたい 的 てき な金額 きんがく を詰 つ め、コペンハーゲンで始 はじ まった国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 第 だい 15回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)で表明 ひょうめい する。
EUはこれまで途上 とじょう 国 こく への短期 たんき 支援 しえん について「コペンハーゲン会議 かいぎ の結果 けっか を踏 ふ まえて決 き める」との立場 たちば を取 と ってきたが、交渉 こうしょう に弾 はず みをつけるため拠出 きょしゅつ 額 がく を提示 ていじ することにした。
COP15議長 ぎちょう 国 こく デンマークのムラー外相 がいしょう は毎日新聞 まいにちしんぶん の取材 しゅざい に、EUの拠出 きょしゅつ 額 がく を「3年間 ねんかん で最大 さいだい 70億 おく ユーロ(約 やく 9250億 おく 円 えん )としたい」との意向 いこう を示 しめ した。EUの行政府 ぎょうせいふ ・欧州 おうしゅう 委員 いいん 会 かい は途上 とじょう 国 こく の温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく を促 うなが す短期 たんき 的 てき な国際 こくさい 支援 しえん として、10〜12年 ねん の3年間 ねんかん に年間 ねんかん 50億 おく 〜70億 おく ユーロ(約 やく 6600億 おく 〜9250億 おく 円 えん )が必要 ひつよう と見積 みつ もっている。
COP15では温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう の削減 さくげん 目標 もくひょう を巡 めぐ って先進 せんしん 国 こく と途上 とじょう 国 こく が対立 たいりつ しており、途上 とじょう 国 こく 支援 しえん は会議 かいぎ の成否 せいひ の鍵 かぎ を握 にぎ る。デンマークはおひざ元 もと のEUから応 おう 分 ぶん の支援 しえん 表明 ひょうめい を取 と り付 つ け、交渉 こうしょう を進展 しんてん させるテコにしたい考 かんが えとみられる。
また、毎日新聞 まいにちしんぶん が入手 にゅうしゅ したEU首脳 しゅのう 会議 かいぎ の議長 ぎちょう 総括 そうかつ 草案 そうあん によると、EUはCOP15の政治 せいじ 合意 ごうい を「6カ月 かげつ 以内 いない 」に法的 ほうてき 文書 ぶんしょ とするよう求 もと める。EUの温室 おんしつ 効果 こうか ガス削減 さくげん 幅 はば を従来 じゅうらい の「20年 ねん までに1990年 ねん 比 ひ 20%」から「30%」に引 ひ き上 あ げる決断 けつだん は首脳 しゅのう 会議 かいぎ では下 くだ さず18日 にち まで続 つづ くCOP15の最終 さいしゅう 盤 ばん で決 き める。
毎日新聞 まいにちしんぶん 2009年 ねん 12月8日 にち 15時 じ 00分 ふん
COP15:途上 とじょう 国 こく に年 とし 100億 おく ドル 日本 にっぽん 2〜3割 わり 負担 ふたん か
【コペンハーゲン大 だい 場 ば あい】国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 第 だい 15回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)で、先進 せんしん 国 こく は途上 とじょう 国 こく への温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく のため12年 ねん までに年 とし 100億 おく ドル(約 やく 9000億 おく 円 えん )規模 きぼ を拠出 きょしゅつ することで合意 ごうい する見通 みとお しになった。今後 こんご 、日米 にちべい 欧 おう を軸 じく に負担 ふたん 割合 わりあい を調整 ちょうせい するが、日本 にっぽん の負担 ふたん 分 ぶん は「過去 かこ の資金 しきん 援助 えんじょ の経緯 けいい から2〜3割 わり 」(政府 せいふ 筋 すじ )になるとみられる。
COP15では、京都 きょうと 議定 ぎてい 書 しょ に定 さだ めのない13年 ねん 以降 いこう の国際 こくさい 的 てき な温暖 おんだん 化 か 対策 たいさく の枠組 わくぐ み合意 ごうい を目指 めざ している。同時 どうじ に、途上 とじょう 国 こく が早期 そうき 対策 たいさく を取 と るための「前金 まえきん 」として、10〜12年 ねん に支援 しえん する資金 しきん 額 がく も焦点 しょうてん の一 ひと つになっている。
デブア条約 じょうやく 事務 じむ 局長 きょくちょう は7日 にち 、「100億 おく ドル規模 きぼ の資金 しきん 拠出 きょしゅつ が必要 ひつよう 」と演説 えんぜつ 。その後 ご の会合 かいごう で、日本 にっぽん や米国 べいこく が参加 さんか する先進 せんしん 国 こく グループを代表 だいひょう し、オーストラリアが「年 とし 100億 おく ドルという共通 きょうつう 認識 にんしき ができつつある」と表明 ひょうめい した。
また、日本 にっぽん の途上 とじょう 国 こく 支援 しえん 策 さく 「鳩山 はとやま イニシアチブ」について、小沢 おざわ 鋭 するど 仁 ひとし 環境 かんきょう 相 しょう は8日 にち の閣議 かくぎ 後 ご 会見 かいけん で、今週 こんしゅう 中 ちゅう に12年 ねん までの資金 しきん 協力 きょうりょく の規模 きぼ を決 き めると明 あき らかにした。小沢 おざわ 環境 かんきょう 相 しょう はすでに、前 ぜん 政権 せいけん の支援 しえん 策 さく だった10〜12年 ねん の支援 しえん 額 がく 約 やく 90億 おく ドルに上乗 うわの せする方針 ほうしん を表明 ひょうめい しており、「(COP15では)金額 きんがく に幅 はば を持 も たせた上 うえ で、それなりの金額 きんがく を提示 ていじ する」と述 の べた。
毎日新聞 まいにちしんぶん 2009年 ねん 12月9日 にち 2時 じ 30分 ふん
ブラジル、森林 しんりん 伐採 ばっさい の監視 かんし 技術 ぎじゅつ をアジア・アフリカ諸国 しょこく に供与 きょうよ
ブラジル政府 せいふ は地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か の一因 いちいん とされる森林 しんりん 伐採 ばっさい の監視 かんし 技術 ぎじゅつ を、熱帯 ねったい 雨林 うりん を抱 かか えるアジアやアフリカ諸国 しょこく に来年 らいねん から供与 きょうよ する。人工 じんこう 衛星 えいせい による森林 しんりん 画像 がぞう の解析 かいせき 方法 ほうほう の研修 けんしゅう を実施 じっし し、違法 いほう な森林 しんりん 伐採 ばっさい の取 と り締 し まり方法 ほうほう を伝授 でんじゅ 。森林 しんりん の減少 げんしょう を抑 おさ えれば温暖 おんだん 化 か ガス排出 はいしゅつ 量 りょう 増加 ぞうか の抑制 よくせい にもつながるため、森林 しんりん 保護 ほご 策 さく を同 おな じ途上 とじょう 国 こく に広 ひろ めていく。
研修 けんしゅう はブラジルの国立 こくりつ 宇宙 うちゅう 研究所 けんきゅうじょ と環境 かんきょう ・再生 さいせい 可能 かのう 天然 てんねん 資源 しげん 院 いん が受 う け持 も つ。宇宙研 うちゅうけん はアマゾン河口 かこう の都市 とし 、ベレンに衛星 えいせい 監視 かんし 技術 ぎじゅつ の研修 けんしゅう 施設 しせつ を建設 けんせつ しており、 2010年 ねん 2月 がつ に完成 かんせい 予定 よてい 。国内 こくない 研修生 けんしゅうせい に加 くわ え、海外 かいがい からも人材 じんざい を受 う け入 い れる。画像 がぞう 解析 かいせき に加 くわ えて、警察 けいさつ との連携 れんけい などブラジルでの違法 いほう 伐採 ばっさい 取 と り締 し まり対策 たいさく についても紹介 しょうかい する。(サンパウロ=檀 だん 上 うえ 誠 まこと ) (07:00)
世界 せかい 気温 きおん 、過去 かこ 最高 さいこう になる可能 かのう 性 せい 世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん
各地 かくち で異常 いじょう 気象 きしょう
2010/12/3 12:36
【カンクン(メキシコ)=辻 つじ 征 ただし 弥 わたる 】世界 せかい 気象 きしょう 機関 きかん (WMO)は2日 にち 、2010年 ねん の世界 せかい 気温 きおん は過去 かこ 最高 さいこう になる可能 かのう 性 せい があると発表 はっぴょう した。 1961〜90年 ねん の平均 へいきん 値 ち を0.44〜0.66度 ど 上回 うわまわ り、1850年 ねん の記録 きろく 開始 かいし 以来 いらい 、上位 じょうい 3位 い の中 なか に入 はい るのはほぼ確実 かくじつ だという。2001〜10年 ねん の10年間 ねんかん 平均 へいきん でみれば、過去 かこ 最高 さいこう の更新 こうしん は確実 かくじつ とし、温暖 おんだん 化 か への危機 きき を訴 うった えた。
第 だい 16回 かい 国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP16)の会場 かいじょう で発表 はっぴょう した。10年 ねん のデータは1〜10月 がつ のもので、最終 さいしゅう 報告 ほうこく は11年 ねん 3月 がつ に公表 こうひょう する。
10年 ねん は、アフリカ北部 ほくぶ の2月 がつ の平均 へいきん 気温 きおん が同 どう 時期 じき の過去 かこ 平均 へいきん を3.7度 ど 上回 うわまわ った。ロシアでは夏場 なつば に熱 ねつ 波 は が襲 おそ い、モスクワで最高 さいこう 気温 きおん 38.2 度 ど と過去 かこ 最高 さいこう を更新 こうしん 、森林 しんりん 火災 かさい も起 お きた。フィンランド、ウクライナなどでも過去 かこ 最高 さいこう 気温 きおん を更新 こうしん 。気温 きおん 上昇 じょうしょう でインドネシアやオーストラリアは豪雨 ごうう に見舞 みま われ被害 ひがい も出 で た。
北極圏 ほっきょくけん の氷 こおり の大 おお きさは460万 まん 平方 へいほう キロメートルと過去 かこ 平均 へいきん を2万 まん 平方 へいほう キロメートル以上 いじょう 下回 したまわ る。グリーンランドも例年 れいねん より気温 きおん が3〜4度 ど 高 たか く、氷 こおり で覆 おお われる面積 めんせき が少 すく なかった。
01年 ねん からの10年間 ねんかん 平均 へいきん でみると、61〜90年 ねん の長期間 ちょうきかん 平均 へいきん と比 くら べ0.46度 ど 上回 うわまわ り、過去 かこ 最高 さいこう の更新 こうしん が確実 かくじつ とした。アフリカやアジア、北極圏 ほっきょくけん の気温 きおん の高 たか さが深刻 しんこく で、過去 かこ の10年 ねん 平均 へいきん と比 くら べて0.7〜0.9度 ど 上回 うわまわ っている地域 ちいき があったという。
乾燥 かんそう したサヘル地域 ちいき に貴重 きちょう な降雨 こうう データ、湿度 しつど の差 さ がカギ
2011年 ねん 06月 がつ 13日 にち 15:44 発信 はっしん 地 ち :パリ/フランス
【6月 がつ 13日 にち AFP】サハラ(Sahara)砂漠 さばく 南 みなみ 縁 えん に位置 いち する西 にし アフリカのサヘル(Sahel)地域 ちいき はほとんど雨 あめ が降 ふ らず、世界 せかい で最 もっと も農業 のうぎょう に向 む かない土地 とち の1つだが、地元 じもと の農家 のうか にとって朗報 ろうほう となる「正確 せいかく な降雨 こうう 予報 よほう 」につながるかもしれない研究 けんきゅう が、12日 にち の英 えい 科学 かがく 誌 し 「ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)」電子 でんし 版 ばん に発表 はっぴょう された。
サヘル地域 ちいき の降雨 こうう の8〜9割 わり は、熱 ねっ せられた大地 だいち から生 しょう じた水蒸気 すいじょうき による突然 とつぜん の集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう だ。英 えい 、仏 ふつ 、豪 ごう の研究 けんきゅう 者 しゃ で作 つく るチームは、2006〜10年 ねん にサヘル地域 ちいき で4000件 けん 近 ちか くの暴風雨 ぼうふうう を観測 かんそく した衛星 えいせい データに着目 ちゃくもく し、土壌 どじょう 水分 すいぶん に関 かん する衛星 えいせい データと重 かさ ね合 あ わせてみた。
すると、土壌 どじょう の湿度 しつど に大 おお きな差 さ がある地域 ちいき で、雨 あめ が降 お りやすいことがわかった。土壌 どじょう 水分 すいぶん の多 おお い地域 ちいき が幅 はば わずか10〜40キロと狭 せま くても、隣接 りんせつ した土地 とち がはるかに乾燥 かんそう していれば、雨 あめ が降 ふ るという。この結果 けっか は、広域 こういき の湿潤 しつじゅん 地帯 ちたい と山岳 さんがく などの条件 じょうけん に基 もと づいた従来 じゅうらい の降雨 こうう モデルとは著 いちじる しく異 こと なっている。
土壌 どじょう の湿度 しつど の差 さ が大 おお きい地域 ちいき では、差 さ がほとんどない地域 ちいき と比 くら べて暴風雨 ぼうふうう が起 お こる確 かく 率 りつ が2倍 ばい 高 たか くなる。特 とく に、湿潤 しつじゅん 地域 ちいき の約 やく 10キロ風上 かざかみ で、湿 しめ った空気 くうき が強風 きょうふう に流 なが されて弱 よわ い卓越 たくえつ 風 ふう にぶつかることによって雨 あめ が降 ふ ることが多 おお いと、英 えい 研究 けんきゅう 者 しゃ クリス・テイラー(Chris Taylor)氏 し は語 かた った。
テイラー氏 し によると、今回 こんかい の研究 けんきゅう は、気候 きこう 変動 へんどう がサヘル地域 ちいき にどのような影響 えいきょう を及 およ ぼすかを的確 てきかく に知 し る上 じょう でも有益 ゆうえき だという。(c)AFP
気候 きこう における森林 しんりん の役割 やくわり 、考 かんが えられていたより大 おお きかった 研究 けんきゅう 成果 せいか
2011年 ねん 07月 がつ 18日 にち 13:50 発信 はっしん 地 ち :パリ/フランス
【7月 がつ 18日 にち AFP】森林 しんりん 破壊 はかい によって起 お こりうるリスクの面 めん でも、逆 ぎゃく に森林 しんりん 再生 さいせい がもたらしうる潜在 せんざい 的 てき 利益 りえき の面 めん でも、地球 ちきゅう の気候 きこう システムにおける森林 しんりん の役割 やくわり はこれまでに考 かんが えられていたよりもずっと大 おお きいと指摘 してき する研究 けんきゅう 論文 ろんぶん が14日 にち 、米 べい 科学 かがく 誌 し サイエンス(Science)に発表 はっぴょう された。
この研究 けんきゅう では熱帯 ねったい 、温帯 おんたい 、寒帯 かんたい の気候 きこう 帯 たい 別 べつ に、森林 しんりん が大気 たいき 中 ちゅう の温室 おんしつ 効果 こうか ガスを吸収 きゅうしゅう する量 りょう について、これまでで最 もっと も正確 せいかく な評価 ひょうか を行 おこな った。1990年 ねん から2007年 ねん までの森林 しんりん 調査 ちょうさ の結果 けっか や気候 きこう モデル、衛星 えいせい データなどを合 あ わせ、世界 せかい の森林 しんりん が大気 たいき の調整 ちょうせい 弁 べん として果 は たしている役割 やくわり に迫 せま った。
論文 ろんぶん の共著 きょうちょ 者 しゃ に名 な を連 つら ねるオーストラリア国立 こくりつ 自然 しぜん 科学 かがく 産業 さんぎょう 研究 けんきゅう 機関 きかん (CSIRO)の研究 けんきゅう 員 いん 、ジョゼプ・カナデル(Josep Canadell)氏 し は「人類 じんるい が排出 はいしゅつ した二酸化炭素 にさんかたんそ (CO2)を大気 たいき 中 ちゅう から除去 じょきょ する上 じょう で森林 しんりん が非常 ひじょう に大 おお きな役割 やくわり を果 は たしている証拠 しょうこ が、初 はじ めて全 ぜん 地球 ちきゅう 規模 きぼ で示 しめ された」と語 かた り、「もし明日 あした にでも森林 しんりん 破壊 はかい を止 や めれば、既存 きそん の森林 しんりん と再生 さいせい 森林 しんりん を合 あ わせて、化石 かせき 燃料 ねんりょう の使用 しよう によって排出 はいしゅつ されるCO2の半分 はんぶん を除去 じょきょ できる」という発見 はっけん は「予想 よそう していなかった」と同氏 どうし は驚 おどろ いている。
■意外 いがい に大 おお きな熱帯 ねったい 再生 さいせい 林 りん の炭素 たんそ 吸収 きゅうしゅう 力 りょく
今回 こんかい の研究 けんきゅう では、1990〜2007年 ねん に森林 しんりん が、大気 たいき 中 ちゅう で主 おも に二酸化炭素 にさんかたんそ の形 かたち で存在 そんざい する炭素 たんそ を、年間 ねんかん 約 やく 24億 おく トン吸収 きゅうしゅう したと推定 すいてい している。これは化石 かせき 燃料 ねんりょう によって1年間 ねんかん に排出 はいしゅつ される炭素 たんそ の3分 ぶん の1にあたるという。
一方 いっぽう で論文 ろんぶん は、食料 しょくりょう や燃料 ねんりょう 生産 せいさん 、開発 かいはつ のため主 おも に熱帯 ねったい 地方 ちほう で進 すす んでいる森林 しんりん 破壊 はかい によって、年間 ねんかん 約 やく 29億 おく トンの炭素 たんそ が放出 ほうしゅつ されたとしている。これは人類 じんるい の活動 かつどう によって放出 ほうしゅつ される排出 はいしゅつ 量 りょう 全体 ぜんたい の25%を超 こ えるという。従来 じゅうらい の研究 けんきゅう では、森林 しんりん 破壊 はかい で放出 ほうしゅつ される温室 おんしつ 効果 こうか ガスの量 りょう は全 ぜん 排出 はいしゅつ 量 りょう の12〜20%程度 ていど と考 かんが えられていた。
熱帯 ねったい 地方 ちほう で土地 とち 開墾 かいこん のための伐採 ばっさい や野焼 のや きの後 のち に再生 さいせい した熱帯 ねったい 林 りん のCO2吸収 きゅうしゅう 力 りょく の高 たか さは、大 おお きな驚 おどろ きだった。カナデル氏 し らの推計 すいけい によると、熱帯 ねったい 林 りん の再生 さいせい によって毎年 まいとし 平均 へいきん 16億 おく トンものCO2が大気 たいき から吸収 きゅうしゅう されているという。
過去 かこ 10年間 ねんかん の年間 ねんかん CO2吸収 きゅうしゅう 量 りょう を気候 きこう 帯 たい 別 べつ に見 み ると、緯度 いど の高 たか い寒帯 かんたい の森林 しんりん が18億 おく トン、温帯 おんたい の森林 しんりん が29億 おく トン、熱帯 ねったい の森林 しんりん が37億 おく トンとなっている。しかし、熱帯 ねったい の森林 しんりん の破壊 はかい と再生 さいせい も計算 けいさん に入 い れると、熱帯 ねったい 林 りん は事実 じじつ 上 じょう のカーボン・ニュートラルになっていた。
気候 きこう のばらつきや昆虫 こんちゅう による害 がい といった様々 さまざま な要因 よういん で年 とし ごとに変動 へんどう があり、長期 ちょうき 的 てき な傾向 けいこう を予測 よそく するには今回 こんかい の研究 けんきゅう で使 つか った20年 ねん 分 ぶん に満 み たないデータでは十分 じゅうぶん ではない。しかし、2005年 ねん にアマゾン地方 ちほう で起 お きた「100年 ねん に1度 ど 」の大 だい 干 かん ばつで、この地方 ちほう の熱帯 ねったい 林 りん のCO2吸収 きゅうしゅう 量 りょう が大幅 おおはば に落 お ちたことは示 しめ されている。今回 こんかい の研究 けんきゅう 対象 たいしょう 期間 きかん 後 ご の2010年 ねん にもアマゾンはさらにひどい干 かん ばつに見舞 みま われている。
■森林 しんりん の位置 いち づけ見直 みなお しを
今回 こんかい の新 あら たな数字 すうじ を合 あ わせると、地球 ちきゅう 上 じょう で年間 ねんかん に石炭 せきたん 、石油 せきゆ 、ガスの燃焼 ねんしょう によって排出 はいしゅつ されるものの13%にあたる約 やく 11億 おく トンの炭素 たんそ を吸収 きゅうしゅう する能力 のうりょく が、地球 ちきゅう 全体 ぜんたい の森林 しんりん にあることが分 わ かった。「これだけの量 りょう を、現在 げんざい のCO2削減 さくげん 計画 けいかく や、欧州 おうしゅう の排出 はいしゅつ 取引 とりひき 市場 いちば での価格 かかく に置 お き換 か えれば、何 なん 十 じゅう 億 おく ユーロもの『節約 せつやく 』になる」(カナデル氏 し )
気候 きこう 変動 へんどう 政策 せいさく の面 めん から言 い えば、今回 こんかい の研究 けんきゅう はふたつの重要 じゅうよう なことを示唆 しさ している。ひとつはこれまでの科学 かがく が、森林 しんりん の炭素 たんそ 吸収 きゅうしゅう 力 りょく と森林 しんりん 破壊 はかい による排出 はいしゅつ 量 りょう の増加 ぞうか の両方 りょうほう を過小 かしょう 評価 ひょうか していたという事実 じじつ 。カナデル氏 し は「気候 きこう を守 まも る戦略 せんりゃく としての森林 しんりん は、従来 じゅうらい 考 かんが えられていたよりも中心 ちゅうしん 的 てき な位置 いち にある」と指摘 してき する。
もうひとつは、登場 とうじょう しつつある排出 はいしゅつ 取引 とりひき 市場 いちば において、森林 しんりん はもっと大 おお きな役割 やくわり を担 にな うべきだという点 てん だ。(c)AFP/Marlowe Hood
UP:2007 REV:20070618, 20180823, 0915, 24, 1013, 1222, 20190122, 25, 28, 0202, 0503, 0608, 10, 29, 0824, 0924, 20200213, 29, 0306, 27, 0407, 17, 22, 0507, 12, 0628, 1115
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