クリンの広場ひろば

「歴史れきし美男びなん」のつづきです。

明治めいじへん（編へん）になると、

和服わふくイケメンから

軍服ぐんぷくイケメンに　かわりますが、

その代表だいひょうかく（格かく）と　言いえるのが、

＜一人ひとり目め、東郷とうごう平八郎へいはちろう＞では、ないでしょうか

いわずと知しれた、

日本にっぽん海軍かいぐんのげんすい（元帥げんすい）で

「日にち露ろ戦争せんそう」のかつやくにより、

世界せかい的てきに　有名ゆうめいになって、「トーゴービール」まで

はんばい（販売はんばい）された、大物おおものです。

おじさまになってから

世界せかいで　かおが売うれた人ひとですが、

若わかい時ときは、

写真しゃしんどおり、スマートイケメン

＜二人ふたり目め＞

同おなじく、軍服ぐんぷくイケメンから、「長岡ながおか護まもる全ぜん」（もりまさ）、※右みぎの人ひと

くまもとのおとのさま・「細川ほそかわ家か」の若わかさまで、

「子爵ししゃく」でも　ありましたが、

左ひだりにいる、お友ともだちの

「旧きゅう盛岡もりおか藩はん当主とうしゅ」南部なんぶ家かの若わかさまとともに、

２０代だいで

せんし（日にち露ろ戦争せんそう死し）しました

このかたは、

お母かあさん（細川ほそかわ護まもる久ひさ夫人ふじん・宏子ひろこ）も　うつくしいから、ぜったいに　美男びなん子こです

一人ひとり目めは、万まん人にん受うけ、

二人ふたり目めは、チットおし（推おし）、

の

明治めいじ美男びなんですが、

三さん人にん目めは

セレクトが　むずかしかったです

なので、

三さん人にん目めは

何人なんにんか、てきとうに　あげていきます

＜①陸奥むつ広吉ひろきち。外相がいしょう陸奥むつ宗光むねみつの嫡子ちゃくしで、外交がいこう官かん。母ははは明治めいじ美人びじん編へんに出でていた陸奥むつ亮子あきこ＞

「イギリス女性じょせいとの１７年ねん愛あいを

　つらぬいたけど、

　若干じゃっかんお坊ぼうちゃま。」（チット評ひょう）

＜②河野こうの広中ひろなか。自由じゆう民権みんけん家か。福島ふくしま事件じけんの時とき、鬼おに県令けんれい・三島みしま通庸みちつねにさからった、気骨きこつの県けん会かい議長ぎちょう＞

「奇跡きせきの一いち枚まいかもしれないから、

　もう一人ひとりの民権みんけん家かイケメン、

　植木うえき枝盛えもりとセットで。」（チット談だん）

←うえきえもり（植木うえき枝盛えもり）

＜③伊達だて順じゅん之の助すけ。伊達だて政まさし宗むねの直系ちょっけい子孫しそん。＞

「この人ひと、

　背せも高たかいし雰囲気ふんいきあるんだけど、

　ヤンキー過すぎて・・

　十じゅう代だいで喧嘩けんかで人ひと殺ころすし、

　二に十じゅう代だいで右翼うよくとつるんで暗殺あんさつ活動かつどうするし、

　そのあとは大陸たいりく浪人ろうにんになって

　最後さいごは馬賊ばぞくの頭目とうもくとして中国ちゅうごくで大だい暴あばれ、

　戦後せんごは戦犯せんぱんとして処刑しょけいって・・、

　どうしようもないわ。

　見みた目めさえよければ何なんでも良よいってわけじゃないから

　やっぱランク外がいだな。」　（チットため息いき）

「お父とうさんの伊達だて宗そう敦あつしもなかなかの美貌びぼうだけど・・」（チット）

・・・・・・

と、いうわけで、

「明治めいじ編へん・三さん人にん目め」えらびに

ざせつしたチットは、

げんじつから　はなれて、

公開こうかい中ちゅうの映画えいが、

「るろうに剣けん心しん」の中なかに

明治めいじイケメンを　さがしに行いきました。

「華族かぞく制度せいどと　

　マスコミ・庶民しょみんのバランスがととのった

　大正たいしょう時代じだいに　くらべ、

　明治めいじ時代じだいは、

　『国民こくみん的てき美人びじん』を　しぼるのが

　むずかしい・・」

と

　家いえのチットは　言いいます。

が・・・、

とりあえず、

３人にん　

明治めいじの時代じだいにからんだ女性じょせいを

えらんでみました。

＜一人ひとり目め、陸奥むつ亮子あきこ＞

「日にち清しん戦争せんそう時じの外相がいしょう」、むつむねみつ（陸奥むつ宗光むねみつ）の　つま（妻つま）です。

しんばし（新橋しんばし）芸者げいしゃから

「鹿しか鳴な館かんの花はな」になって、かつやく

イケメン・イギリス外交がいこう官かん、アーネスト＝サトウも、

りょう子しと　会あった日ひは、

「たいへんな美人びじん」と

日記にっきに　こまごま・かいてしまうほどの

ビボウでした

＜二人ふたり目め、お鯉こい＞

（←祭まつりの若衆わかしゅ姿すがたにふん装そう）

しんばし（新橋しんばし）芸者げいしゃから、

「日にち露ろ戦争せんそう時じの首相しゅしょう・桂かつら太郎たろう」の　

あいしょう（愛妾あいしょう）となり、

せいさい（正妻せいさい）より　有名ゆうめいになりましたが、

こうわ（講和こうわ）が　不ふちょう（調しらべ）におわった・際さいは、

ダンナといっしょに

国民こくみんから　目めのカタキにされ、

苦労くろうしました

＜三さん人にん目め、江良えら加代かよ＞

明治めいじ政府せいふの大物おおものが、こぞって・モノにしようとした、

「祇園ぎおんの芸妓げいぎ」です

・後ごの首相しゅしょう・「西園寺さいおんじ公望きんもち」、

・維新いしん三さん傑すぐる・「木戸きど孝允たかよし」、

・初代しょだい首相しゅしょう・「伊藤いとう博文ひろぶみ」、

が　

かよに　入いれあげましたが、

さいごは

「豪商ごうしょう・三井みつい」の　めかけになり、

ゆうゆう・じてきに

くらしたそうです。

・・・・・・

やはり、

「明治めいじ美人びじんの有ゆう資格しかく者しゃ」は、

近代きんだい日本にっぽんを　つくりあげた

大物おおものが　あいした女性じょせいが

ふさわしい

＜番外ばんがい編へん＞

「幕末ばくまつ美人びじん」ですが、さつま（薩摩さつま）のとのさま、「島津しまつ斉彬なりあきら」の三さん女じょ、てるひめ（真まん中なか）

や、

有名ゆうめいですが、明治めいじの写真しゃしん家か・「玉村たまむら康かん三郎さぶろう」が写うつした、

つづみを打うつ・げいこ（芸妓げいぎ）も

きれいだと　思おもいます

（次回じかいは、幕末ばくまつ～明治めいじの美男びなん子こ編へん）

さて、

大正たいしょうグルメについて　

お伝つたえしてきましたが、

げんざい（現在げんざい）・放送ほうそう中ちゅうの

ＮＨＫの朝あさドラ、「花子はなことアン」も

世間せけんのしゅふ（主婦しゅふ）に

ちょっとした

「大正たいしょう美人びじんブーム」を

まきおこしてます

しんさい（震災しんさい）や

せんさい（戦災せんさい）で、

だれもが　

ドラマチックな人生じんせいを歩あゆんだ・時代じだいですが、

長ながいドラマとなると、

主人公しゅじんこうの「花はなちゃん」だけでは、もたない

ダブルヒロインの　「蓮子はすこさん」

がいてこそ！

ドラマが

もり上あがる、というものです

「蓮子はすこさん」とは、大正たいしょう三さん美人びじんの一人ひとり、

やなぎわら・びゃくれん（柳原やなぎはら白蓮びゃくれん）

のこと。

芸者げいしゃの子ことして

生家せいかの「伯爵はくしゃく家か」で　冷ひやぐう（遇ぐう）され、

２度ども

キライな相手あいてと　けっこんさせられ、

さいごに

「革命かくめい家か・宮崎みやざき滔天とうてん」の息子むすこと　かけおちして

「炭鉱たんこう王おう」を　ソデにする・・・のは、

さいきん、

みんなが　知しるところ

その、「憂愁ゆうしゅうの美女びじょ・白蓮びゃくれん」の　お友ともだち、

「九条くじょう武子たけこ」が

二人ふたり目めの、大正たいしょう三さん美人びじんです。

たけ子こも、

好すきな人じんがいながら

別べつの人ひとと　けっこんした、「伯爵はくしゃく家かの娘むすめ」。

でも、

その　うんめいにたえ、

「慈善じぜん事業じぎょう」に　打うち込こむなどして　たたえられた、

「聖女せいじょ系けい・京美きょうみ人じん」でした。

・・・・・・

２人ふたりの　ソソとした

美人びじんぶりに対たいし、

三さん人にん目めは、顔立かおだち・くっきりの、「堂々どうどう美人びじん」、

林はやしきむ子こ。

「大正たいしょう三さん美人びじん」の三さん人にん目めは

３説せつあると　言いいますが、

クリンたちは

この「林はやしきむ子こ」を　おしたいと　思おもいます

なにしろ、

子こどものころからやっていた「日舞にちぶ」のおかげで、

スタイル・ばつぐん

政治せいじ家かに　見初みそめられ、

つま・そして母ははになっても

勉強べんきょうし、

「平民へいみん感覚かんかくのオピニオン・リーダー」として

女性じょせいの　シジをえた

きむ子こ

夫おっとが　失しつきゃく（脚あし）し、

家いえが　かたむいても、

「美容びよう液えき」ビジネスで、かせいだ・きむ子こ。

夫おっとの死後しごすぐ

さいこん（再婚さいこん）して、

世間せけんの　バッシングを受うけても、

へこたれなかった

きむ子こ

　ゆいいつのナゾは、その名前なまえですが・・

＜補足ほそく＞

ちなみに、林はやしきむ子こを外はずして、

「社交しゃこう界かいの花はな」とよばれた、もと・芸者げいしゃの

えぎ・きんきん（江木えぎ欣々きんきん）を

入いれる場合ばあいもあり、

彼女かのじょの

ゴージャス・セレブな生活せいかつや、

自殺じさつという末路まつろ、

妹いもうとが、「鏑木かぶらき清方きよかた」のモデルやってたという・「話題わだい性せい」、からすると、

（絵え：「築地つきじ明石あかし町まち」）

きんきんの方ほうが、

きむ子こより

「大正たいしょう三さん美人びじん」らしいのかな・・

と

思おもわないでも　ありません。

しかし、「三さん人にん目めの候補こうほ」の最後さいごの一人ひとり、

「赤坂あかさか芸者げいしゃ」の

まんりゅう（萬まん龍りゅう）については、

美人びじんコンテストで

全国ぜんこく一いち位いに　えらばれた年としが、

明治めいじ４１年ねんなので、

大正たいしょう三さん美人びじんに入いれるには、

（活躍かつやく時期じきが違ちがうかな）

と

思おもいます

クリンは、

「大正たいしょう三さん美人びじん」と　かんけいないけど、

「赤坂あかさか・萬まん龍りゅう」と同おなじ名めいをもつ、

この、「祇園ぎおん・萬まん龍りゅう」

っていう　女おんなの子こが

けっこう好すきです。

当時とうじ、この子こも人気にんきで、絵えはがきが　とび売うれ

どことなく

まおちゃんに　似にていて、

かわいいからです

（※明日あしたは、明治めいじ三さん美人びじんです）

ローマイヤに、

ユーハイム、

モロゾフ、

中村屋なかむらや、

４よっつのお店みせのキジ（記事きじ）を　かくにあたり、

「商品しょうひん」を　買かってきた・クリンに

お友ともだちのジェマちゃんが

こんなことを　言いいました。

「ネタの為ために、実物じつぶつを買かう。。　クリンちゃんも

さりげなく、経済けいざい回まわしてるね。」

・・・・・・・

（・・・そうだよ、ジェマちゃん。）

これが

世よに言いう、

シフォンケーキ（かんじ：資本しほん景気けいき）

タイトルが、長ながくなってしまいましたが、

これすべて

「新宿しんじゅく中村屋なかむらや」が　広ひろめた

大正たいしょうグルメです

目下もっか、たてかえ中ちゅうの　「中村屋なかむらや」は、

百ひゃく年ねん前まえから

ここ、新宿しんじゅく東口ひがしぐちで　がんばる・シニセ（老舗しにせ）

・インドカリー

・ロシア料理りょうり

・中華ちゅうか料理りょうり

その他たを　ていきょう（提供ていきょう）し、

「民族みんぞくレストラン」を　うたっています

この店みせの「創業そうぎょう者しゃ」、そうまふさい（相馬そうま夫妻ふさい）は、

当時とうじ、

多おおくのアーティストや　社会しゃかいうんどう家かの　

めんどう（面倒めんどう）を見みる、

「文化ぶんか的てき実業じつぎょう家か」として

知しられていました

お世話せわになった　人ひとの中なかには、

外国がいこく人じんもおり

「亡命ぼうめい中ちゅうのインド独立どくりつの志士しし・ボース」や、

「流転るてんの盲目もうもくロシア人じん・エロシェンコ」が、

中村屋なかむらやレストランに

インドカレーや、ボルシチを　伝つたえます

今いまや、スーパーでもよく見みかけるカレーは、

中村屋なかむらやの長女ちょうじょとけっこんした

ボースの、

「恋こいと革命かくめいの味あじ」

また、

たいりくじょうせい（大陸たいりく情勢じょうせい）にも　アンテナをはっていた

中村屋なかむらやふさい（夫妻ふさい）は、

中国ちゅうごくを　しさつ（視察しさつ）し、

「中華ちゅうかまん」と、

「月餅げっぺい」を、

日本にっぽん流りゅうに　アレンジして

お店みせで　売うり出だすことを、

決定けってい

けい（軽けい）食しょく部門ぶもんの

「看板かんばん商品しょうひん」に

したそうです

・・・・・・

中村屋なかむらやの　ちゅうか（中華ちゅうか）まんは、

あつい・時代じだいの　ゆげ（湯気ゆげ）がたつ・・

大正たいしょう時代じだいに来日らいにちし、有名ゆうめいになったのは

「第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん」中ちゅうに

つれてこられた・ドイツ人じんだけでは

ありません

ロシア人じんも

けっこういました

たとえば、デパ地下ちか・全国ぜんこくてんかい（展開てんかい）で

「ユーハイム」と　双そうへき（璧）をなす

「モロゾフ」は、

１９１７年ねんの　ロシア革命かくめいにより

亡命ぼうめいしてきた、

「白しろ系けいロシア人じん」・モロゾフさんの

お店みせです。

「白しろ系けいロシア人じん」とは、

革命かくめいで　打だとう（倒たおせ）された

「ロシア皇帝こうてい派は」のこと。

いわゆる

「ロシア帝国ていこくの成功せいこう者しゃ」であったがゆえに、

ロシアが　ソ連それんにかわったとき、

祖国そこくを　おわれた

人々ひとびとです

ドイツ人じんにおくれて　神戸こうべにやって来きた　ロシア人じんたちは、

チョコレートさんぎょう（産業さんぎょう）で

成功せいこう

まずは、

ゴンチャロフが

ウィスキーボンボンを　日本にっぽんに伝つたえ、

１９３２年ねんには

モロゾフが、

「バレンタイン商戦しょうせん」を　仕しかけたことから

チョコレート人気にんきは　ふっとう（沸騰ふっとう）しました

ですが、日本にっぽんとソ連それんとの　かんけいがわるくなると、

ロシア人じんたちは

かたみのせまい思おもいをすることに　なります

ゴンチャロフは　日本にっぽんを去さり、モロゾフも日本人にっぽんじんに　「商標しょうひょう権けん」をとられるなど、

思おもわぬ・てんかい（展開てんかい）に。。

その後ご、

「第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん」で

お店みせが　やけてしまい、

モロゾフも

日本にっぽんで　つらい思おもいを

たくさんしました

・・・・・・・

それを知しってしまうと、

やけに　ビターな、チョコの味あじです。

「第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん中ちゅう」に、

日本にっぽんにやって来きた、ドイツ人じん。

すなわち、

ローマイヤ、

フロインドリーブ、

ユーハイム。

かれらは　「実業じつぎょう家か」として　成功せいこうを　おさめるものの、

その後ご、

しんさい（関東大震災かんとうだいしんさい）や、

せんさい（第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん）で、

店みせや、会社かいしゃを　なくすなど

たいへんな思おもいを　しています

なのに、なぜ　苦にがなん（難なん）に耐たえて、

いこく（異国いこく）の地ちで

立たち上あがることが

できたのか

クリンは、フシギでした

しかし！

彼かれらの祖国そこく・ドイツに伝つたわる

「素晴すばらしいことわざ（諺ことわざ）」

を　

知しるにおよび、

ギモンが　氷こおりかい（解かい）したのです

「それは、ソーセージだ」　（※「たいしたことじゃない」という意味いみの、ドイツの諺ことわざ）

きっと、これが

ガッツを出だす時ときの　合言葉あいことばだったに

ちがいない・・

「第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん」中ちゅう、

ホリョ（捕虜ほりょ）として

日本にっぽんに　つれてこられた・ドイツ人じんで、

その後ごも　とどまり

日本にっぽんに　ハムを広ひろめたのが、

昨日きのう　お話はなしした、「ローマイヤ」

同おなじ立場たちばで、

「パン業界ぎょうかい」に　しん（新しん）風かぜを　吹ふき込こんだのが、

神戸こうべに居いついた、「フロインドリーブ」

そして、

「スイーツ業界ぎょうかい」に

多大ただいなる　えいきょう（影響えいきょう）を

もたらしたのが、

これまた

神戸こうべにお店みせをひらいた

　「ユーハイム」　です。

ユーハイムといえば、

全国ぜんこくの　デパ地下ちかに入はいってる

「贈答ぞうとう用よう菓子かし」の

ブランド

その主力しゅりょく商品しょうひんである

バウムクーヘンは、

「創業そうぎょう者しゃ」の　ユーハイムさんが、

ホリョ時代じだいにつくり、

日本人にっぽんじんに　

はじめて　紹介しょうかいしたもの

ドイツに生うまれ、チンタオ（青島ちんたお）で　自分じぶんのお店みせをやっていた・ユーハイムさんは、

せん（戦せん）後ご、

チンタオに　かえらず、

妻子さいしを　よびよせて

日本にっぽんで　くらしはじめました

ギンザ、

ヨコハマ、と

どこで作つくっても　「大だい評判ひょうばん」な

ユーハイムの　おかし（菓子かし）

「関東大震災かんとうだいしんさい」で

自分じぶんのお店みせが　やけ、

一文いちぶんなしに　なっても、

あたらしい「神戸こうべのお店みせ」で　成功せいこうしました

なのに、今度こんどは　「第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん」がおこり、

くうしゅう（空襲くうしゅう）で

ふたたび

店みせ・全ぜんしょう（焼やき）

・・・・・・・

しんさい（震災しんさい）と

せんさい（戦災せんさい）で、

二に度ども

「焼やけ跡あと」に　立たたされた・ユーハイムさんは、

しつい（失意しつい）のうちに、

しゅうせん（終戦しゅうせん）の前日ぜんじつの

８月がつ１４日にち、

亡なくなって　しまいました。。

ユーハイムのバウムクーヘンは、

なみだ（涙なみだ）と　ふっかつ（復活ふっかつ）の味あじです・・

（※このシリーズ、次回じかいはモロゾフです）

ビールといえば、

ソーセージ

ビールとソーセージ、といえば、

れんそう（連想れんそう）されるのは、

ドイツです

日本にっぽんで「ビール製造せいぞう」が

本格ほんかく的てきに　はじまったのは

明治めいじのはじめですが、

ソーセージを　つけ合あわせるのは、

ドイツ人じんの　ローマイヤさんたちが、日本にっぽんに来きてから

広ひろまった、

食しょくしゅうかん（習慣しゅうかん）なのだそうです。

れきし（歴史れきし）にくわしい・チットによれば、

今年ことし・２０１４年ねんから

ちょうど　１００年ねん前まえの、

１９１４年ねん。

「第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん」が　ぼっぱつ（勃発ぼっぱつ）し、

イギリスを中心ちゅうしんとする国々くにぐにと、

ドイツを中心ちゅうしんとする国々くにぐにが、

かつてない・キボ（規模きぼ）で

たたかったらしい

当時とうじ、イギリスグループに　入はいっていた日本にっぽんは、

ちょっとだけ　「参戦さんせん」

「敵国てきこく・ドイツ」の

海軍かいぐんが守まもる、

中国ちゅうごくの　山東さんとう半島はんとうに出向でむき、

ドイツを負まかして、

たくさんの　ドイツ人じんを

ホリョ（捕虜ほりょ）に　しました

ローマイヤさんは、その時とき　日本にっぽんに　つれて来きたられた

ホリョです　（画像がぞうはお借かりしました）

若わかいころ、

食肉しょくにく加工かこうを　やっていた

ローマイヤさんは、

「捕虜ほりょ収容しゅうよう所しょ」でも

ちょうり（調理ちょうり）を　担当たんとう

もともと　身みよりもなかったので、

かいほう（解放かいほう）後ごも

帰国きこくせず、

「帝国ていこくホテルの豚肉ぶたにく担当たんとう者しゃ」になって

日本にっぽんでくらし、

日本人にっぽんじんと　けっこん（結婚けっこん）しました

このとき、お客きゃくに出だしてみた「ロースハム」が

うけたことで、

自信じしんをつけた　ローマイヤさんは

ギンザ（銀座ぎんざ）に

レストランを　出店しゅってん

ここを　発信はっしん地ちとして、日本にっぽんでも　広ひろく　ハムが食たべられるように

なったそうです

・・・・・・・

ドイツに　かんけい（関係かんけい）する

さまざまな日本人にっぽんじんもつどい、

ちょっとした「サロン」でもあった

「銀座ぎんざローマイヤ・レストラン」

しんさい（関東大震災かんとうだいしんさい）や、せんさい（第だい２次じ世界せかい大戦たいせん）で　

苦労くろうしながらも、

ドイツの味あじを

日本にっぽんに　ねづかせました

（※次回じかい・大正たいしょうグルメは、「ユーハイム」です）

おにいちゃんに

イラストを　描えがいてもらった、

「クリン・扇子せんす」

せっかくだから、

うちわ（団扇うちわ）にも　描えがいてもらって、

両方りょうほう　使つかいたい

クリンは　たのみました

そうして、

「クリン・うちわ」が

出来上できあがってきたのですが、

・・・・・

（・・・・・・・。）

「ね～、

　おにいちゃあん。

　この　クリンのよこにいる人ひと、

　だれ～？」

「誰だれって、お兄にいちゃんに決きまってるじゃないか

これは、

今いまを去さること　３０年ねん前まえの　

お兄にいちゃんの姿すがただ

チットやグリンは

見みたことないだろうけど、

お兄にいちゃんは

２０代だいのころ、

カッコよくて、意外いがいと人気にんきあったんだぞ

今いまだって、

よく見みれば

当時とうじの片鱗へんりんが　残のこってるじゃないか」

と

おにいちゃんは、せつめいしました。

（・・・・家いえの中なかだけでしか、使つかえないな。このうちわ）