クリンの広場ひろば

　さて、クリンが今回こんかい、なぜ　こういう　かわいい・かっこうをしているのか

というと、

「横浜よこはま・山手やまて・西洋せいよう館かんめぐり」

をするので、

山やまの手てのイメージに　

合あわせるためです

　よこはまは、何なん回かいか行おこなったことあるけど、山手やまてははじめて。。

しかも、

チットの話はなしでは、

山手やまてには

ステキな西洋せいようのお家いえが　たくさんあるらしい・・　

　これはもう　かわいい・クリンの　どくだん（独どく壇だん）場じょう

に、

なるかもしれないな

と　考かんがえて

ワクワクしていると、

チットがやって来きて　言いいました。

　「築地つきじ居留きょりゅう地ちにはじまって、雑司ぞうしが谷やに飛とんだ『江戸えど散歩さんぽ』が、

今度こんどは

居留きょりゅう地ちの本場ほんば・横浜よこはまに舞台ぶたいを移うつして、完結かんけつするね！

何なにといっても

横浜よこはまは子こどものころから大好だいすきな街まちだし、

歩あるくの、たのしみ～」

・・・・・・・

とすれば

これはもう、

　れきし（歴史れきし）と　よこはまにくわしい、チットのどくだん（独どく壇だん）場じょう・・

（※ちょっとチットが忙いそがしいので、ＧＷごーるでんうぃーく入はいるころにつづき・かきます！）

　週末しゅうまつ、クリンは　ふじさわ（神奈川かながわ県けん藤沢ふじさわ市し）に　出でかけました

　小田急おだきゅうデパート・ふじさわ（藤沢ふじさわ）店てんで、

チットの好すきな日本にっぽん画家がか、

及川おいかわみほさんの　

てんらん（展覧てんらん）会かいが　あったので、

しん（新しん）作さくの　取材しゅざいをするためです　

さらに、今回こんかいは、

同おなじ場所ばしょで

林はやし信夫しのぶさんという・日本にっぽん画家がかも

いっしょにやっているので、

クリン、

　しんびがん（審美しんび眼め）を　せいいっぱい・見みひらいて、

　二人ふたりの作品さくひんの　みりょく（魅力みりょく）に、せまりたいと思おもいます

まず、日本にっぽん画がには

「掛かけ軸じくタイプ」と「額がく装そうタイプ」が

ありますが、

　及川おいかわさんも、林はやしさんも、色いろをぬりかさねる・「額がく装そうタイプ」の画家がかさん。

その　色いろさい（彩いろどり）は

やさしく、

モチーフの多おおくを　自然しぜんに求もとめているあたり、

わりあい

共通きょうつう点てんのある画風がふうで、

　（この二に人にん、気きが合あうんだろうな）ってことが、すぐにわかります

細こまかい話はなしをすると、

　林はやしさんの絵えの　とくちょう（特徴とくちょう）は、

細ほそい・描せん（線せん）を　つかい、

美うつくしいもの以外いがいは

なるべく　ごちゃごちゃ・かかないで、

　画面がめんを　せんれん（洗練せんれん）させていく・・

っていうかんじ

及川おいかわさんの絵えは、

　なるたけ、自然しぜんに近ちかい・色合いろあいを用もちいて、

画面がめんを　なつかしい・フンイキに

もっていき、

　かわいいものを描えがく時ときは、かわいいものを、さらにもる（盛もる）

という、

あんもくの方式ほうしきが　あります

　・・・・・そして、これは、プロだけが気きづく・ポイントなのですが、

クリン、こっそり・教おしえます

それは・・、

林はやしさんの作品さくひんの

さい（最さい）大だいの　エッセンスは、

　「コブシがきいている」　ということ

対たいして！

及川おいかわさんの作品さくひんは、

「思おもい切きった・動物どうぶつアクセントが混入こんにゅうする。」ということ　　

　（例れい：　頭あたまにトカゲが乗のっかっている、女おんなの子こ）

・・・・・・

お二に人にんは、

ともに

とても・おだやかな　方々かたがたで、

クリンにも、

すごく・やさしくして　くれました　　（しあわせ♪）

　しかし。。

お互たがい、

自分じぶんにはない・絵画かいがセンスに、

しげき（刺激しげき）をうけ

内心ないしん、

火花ひばなをちらしあっている・間あいだがら（柄え）に

ちがいない・・

クリンは、見みやぶりました　　（喫茶きっさ・ＯＢにて）

・・・・・

そして、

この、アート界かいにおける、

せっさ・たくまの火花ひばなは、

クリン家かにも

その日ひのうちに、飛とび火ひしてきたのです

　それは、林はやしさんが描えがいた・小鳥ことりの絵えを見みた、

うちのチュンチュンが、

　すっかり・その気きになって、

　ポーズをとりはじめた・しゅん（瞬まどか）間あいだ

　　　（・・・・・ぬけがけだ。）　　←他たの小鳥ことりに嫉妬しっとの火花ひばな

　「こっちも負まけずに、かわいい・３点てん盛もり」

　「がんばって、おいかわさんにアピールしよう」　「うん！負まけないよ」

今夜こんやは、

フィギュアスケート「国くに別べつ対抗たいこう選手権せんしゅけん」のフィナーレ

エキシビションです

　「はにゅうく～ん」

この一いち年ねん、

信しんじられないくらい・たいへんなことが

あったけど、

羽生はぶ君くんは　自力じりきでのりきり

さらに　かっこいい男性だんせいになりました

　（去年きょねんは、フリーがおわった後のち、つかれて立だてなかったのに・・）

　今夜こんや、一いち年ねんぶりに　カンペキにすべった、「パリの散歩道さんぽみち」は、

もはや

「ウィーンの馬車ばしゃ道どう」

ってくらい

大人おとなのえんぎ（演技えんぎ）に　なっていて、

クリン、

しびれました

ああ・・・・

　羽生はぶ君くん、おつかれさま。。

この先さき、

長ながいシーズンオフ・・

しばらく　会あえない間あいだ、

　クリン、どうしたらいいの。。

＜苦くるしみのショートから一いち日にち経過けいか＞

　とにも・かくにも・がんばってもらいたい今夜こんやは、フリーです

　（羽生はぶ君くん、冒頭ぼうとうの４回転かいてんサルコウをきめる）　「ワオーー」

　（その直後ちょくごの４回転かいてんトゥーループは３回転かいてんに）

「がんばれ～～～～！！！！！！」　

でもあとは、

　羽生はぶ君くんは、きはく（気魄きはく）のえんぎで、のこりすべてをノーミスでおえました・・

しかも、うつくしく

「・・・は・はにゅうくん。よかったね、よかったね！」　

　羽生はぶ君くんは、今こん大会たいかい、しゅうし（終始しゅうし）・イタイタしかったので、

すべれてるのを

見みるだけで、

みんな

かんどうしていました

　　　　　　「あ～～、やっぱ、羽生はぶ君くんは最高さいこうだ」　「だね」　　　

フィギュアスケートの

国くに別べつ対抗たいこうせん（選せん）手てけん（権けん）が

はじまりました。

まずは、ショートプログラムです

「ゆづ～～」

　（羽生はぶ君くん、冒頭ぼうとうの４回転かいてん成功せいこう、トリプルアクセルも成功せいこう）

しかし、後半こうはん、

コンビネーションジャンプで尻しりもち　　（※リンクが荒あれてたせいです）

でも、シーズンベストで一いち位い（本人ほんにん悔くやしがる）　「羽生はぶ君くんはいいなあ・・」

　ちりおちる・桜さくらの花はなびらに似にた、春はるのお茶ちゃうけを　ここでひとつ

　山文やまぶんの「桜さくらあられ」です

米こめどころ・魚沼うおぬまにあるお店みせのあられは、

近所きんじょの「多摩たまセンター三越みつこし」でも

売うられていて、

クリンたち、時々ときどき食たべています

　きせつものとして、店頭てんとうにあらわれた・桜さくらあられは、

ちる桜さくらをイメージしているかんじで

桜さくらをかたどった・食たべ物ものの中なかでは

わりと　

めずらしい

　シーズンさいごのお茶ちゃうけとして、クリンたち、桜さくらのおわりを　おしんでいます

　ミニクリンの背後はいごにある、さくらのつい立だてを見みていて、

クリンは　ふと

思おもい出だしました。

　チットが　さいきん、いいな♪って思おもっている、

イラストレーターの絵えを

それは、

時代じだい小説しょうせつのさし絵えや、そう（装そう）丁ひのとを手てがける

うのしんや（宇野うの信哉のぶや）

っていう人ひとの絵えです。

　「読書どくしょが趣味しゅみ」という、うちのチットは、

うのさんのイラストを

以前いぜんから知しっていて、

おととし・開ひらかれた、初はじめてのこてん（個展こてん）にも

足あしをはこびました

　時代じだい小説しょうせつのイメージをつかみ、

古ふるい日本人にっぽんじんを

シブく描えがく　うのさんの絵えは、

どくとく（独特どくとく）の世界せかいを　かもしていて、

なかなか作品さくひんを

引ひき立たてるそうです

　れきし（歴史れきし）や、日本にっぽん文化ぶんかのファンにとって、

時代じだい小説しょうせつの大だいぜんてい（前提ぜんてい）を

外はずさない・さし絵えというのは、

きちょう（貴重きちょう）らしい

うのさんは、

そこを　きっちり・りかい（理解りかい）しつつ、

さらに一いち歩ほ・すすめてくれているので、

時代じだい小説しょうせつファンは

まんぞくするのです

http://i.fileweb.jp/unoshinya/gallery/

「

　視点してんがツウで、面白おもしろいし、

　色いろづかいも、砥石といしみたいに　さびれてて

　いいんだよね。」

　と言いうチットは、本ほんをよんだ後のち、包丁ほうちょうをとぐことを　思おもい出だしていました。

　まち歩あるきの記事きじをかいている間あいだに、

世間せけんでは

　　　　　　さくらの花はなが咲さき、　

　ちっていきました

　後半こうはんは、毎日まいにち毎日まいにち、おびただしい・りょう（量りょう）の花はなびらが　ちりおちた、さくら

　まるで、雪ゆきのように、はらはら・・ひらひら・・　おちていく

　そんなようすを、「縦たて書がきポエム」で、とてもうまく　ひょうげん（表現ひょうげん）した、しじん（詩人しじん）がいるので、

しょうかい（紹介しょうかい）したいと

思おもいます

　＜草野くさの心こころ平ひらめ、「さくら散ちる」＞

は　は　ち

な　な　る

が　が　ち

ち　ち　る

る　る　お

　　　　　ち

　　　　　る

　　　　　ま

　　　　　ひ

　　　　　お

　　　　　ち

　　　　　る

　　　　　お

　　　　　ち

　　　　　る

　　　　　ま

　　　　　ひ

　　　　　お

　　　　　ち

　　　　　る

光ひかり　　雪ゆき　　死し　　

と　　よ　　よ　　

影かげ　　り　　り

が　　も　　も

い　　　　　し

り　　　　　づ

ま　　　　　か

じ　　　　　に

り　　　　　ま

　　　　　　ひ

　　　　　　お

　　　　　　ち

　　　　　　る

ま

ひ

お

ち

る

お

ち

る

ま

ひ

お

ち

る

光ひかり　　ガ　　生なま　　は　　は

と　　ス　　れ　　な　　な

夢ゆめ　　ラ　　て　　が　　が

と　　イ　　は　　ち　　ち

い　　ト　　消けし　　る　　る

り　　色いろ　　え

ま　　の

じ　　ち

り　　ら

　　　ち

　　　ら

　　　影かげ

　　　が

東ひがし　　夢ゆめ　　夢ゆめ

洋よう　　を　　を

の　　お　　ち

時とき　　こ　　ら

間あいだ　　し　　し

の

な

か

で

は　は　は　　ち

な　な　な　　る

が　が　が　　ち

ち　ち　ち　　る

る　る　る　　お

　　　　　ち　　ち

　　　　　る　　る

　　　　　　　　ま

　　　　　　　　ひ

　　　　　　　　お

　　　　　　　　ち

　　　　　　　　る

　　　　　　　　お

　　　　　　　　ち

　　　　　　　　る

　　　　　　　　ま

　　　　　　　　ひ

　　　　　　　　お

　　　　　　　　ち

　　　　　　　　る

　ＴＨＥ・ＥＮＤ

「ミニクリン、なんかおきものみたい。」　「えっ」

　東京とうきょうカテドラルから、目白めじろ通どおりをおりていくと、

（今回こんかいは、椿山荘ちんざんそうはパスしました）

　「江戸川橋えどがわばし駅えき」にほど近ちかい、

　４３５号線ごうせんに　つながります

ここを、左ひだりに曲まがってまっすぐ歩あるけば、

　いちばんさいしょの、「護国寺ごこくじ駅えき」にもどることが　できますが、

この通とおりには、

一いちヶ所かしょ　

よっておきたい・ポイントがあります

　「鳩山はとやま会館かいかん」です

　文京ぶんきょう区くの高台たかだいにある、はとやま会館かいかんは、

昭和しょうわの首相しゅしょう・「鳩山はとやま一郎いちろう」の邸宅ていたく　

　「首相しゅしょう・一郎いちろう、外相がいしょう・威一郎いいちろう、首相しゅしょう由紀夫ゆきお・弟おとうと邦夫くにお・・・」たちが

　そろって・住すんだだけあって、

　「友愛ゆうあい」な　いしょう（意匠いしょう）の、しょうしゃ（瀟洒しょうしゃ）な西洋せいよう館かんが、

きぞく（貴族きぞく）なかんじを　かもしていて、

　別名べつめい、「音羽おとわ御殿ごてん」と呼よばれます　（※朝あさドラ・「花子はなことアン」の撮影さつえいに使つかわれました）

以前いぜん、

ここに来きたことがある・チットは、

　「中ちゅうが素敵すてきで、鳩ばとのモチーフのステンドグラスがあるの！庭にわもいいよ♪」と言いい、

前庭ぜんていで、

クリンを　さつえい（撮影さつえい）するのを

たのしみにしていました

しかし

　さいきん、「撮影さつえい関係かんけい」がきびしくなってきた・はとやま会館かいかんは、

入いり口くちに

たくさんの「注意ちゅうい事項じこう」を　かかげていました

いわく、

・三脚さんきゃくダメ、

・モデル同伴どうはんダメ、

・コスプレ入場にゅうじょうダメ、

・ゴスロリファッションでの入場にゅうじょうダメ・・

そして、

　「人形にんぎょうや小道具こどうぐを用もちいての撮影さつえいは、ご遠慮えんりょください。」とも・・

「これじゃ、クリンをバッグから出だせないね。」

チットはそう言いうと、

もと来きた道みちを

さっさと　歩あるきはじめました

　　　　　　　　　　　　（・・・・・人形にんぎょう？）　

「講談社こうだんしゃ野間のま記念きねん館かん」の真向まむかいに、

　ぎん（銀ぎん）色しょくにかがやく　ざんしん（斬新ざんしん）なたてものが　たっています。

　天てんにつきさすような、高こうき・せんとう（尖塔せんとう）

さっきから

見みえていたけど、

あれは、何なに・・？

　チットにきくと、「カトリック教会きょうかいだよ」との答こたえ。

よく見みれば、塔とうの先さきには　「十字架じゅうじか」が

　上空じょうくうから見みた・たてものも、「十字架じゅうじか型がた」に　なっているそうです

　これは、昭和しょうわを代表だいひょうする　けんちく家か、「丹下たんげ健三けんぞう」さんの　さいせいき（最盛さいせい期き）の作品さくひん

丹下たんげさんは、

東京とうきょうオリンピックが　開ひらきさい（催）された

１９６４年ねん、

東京とうきょうに　２ふたつのたてものをたてました。

　ひとつは、「競技きょうぎ場じょう」になった、代々木よよぎ体育たいいくかん（館かん）。

　もうひとつが、この「東京とうきょうカテドラル聖せいマリア聖堂せいどう」（関口せきぐち教会きょうかい）です。

反そり返かえる、ステンレスの屋根やね

さらに内部ないぶは、

　コンクリートの　うちっぱなし

教会きょうかいけんちく（建築けんちく）として、

当時とうじ、さいせんたん（最先端さいせんたん）だった

この　こころみは、

数々かずかずのしょう（賞しょう）を

ソウナメにしたそうです

ただし、

　丹下たんげさんは、ちゃんと洗礼せんれいも受うけていて、

「ヨセフ」っていう名なも

もってるらしく

特大とくだいの　パイプオルガンの音おとが

ひびきわたるように

工夫くふうしたり、

　ルルドのどうくつ（洞窟どうくつ）を作つくったり、

信仰しんこうの場ばとしての

きほんは　外はずしていません

　内部ないぶはさつえい（撮影さつえい）不可ふかなので、シャシンはありませんが、

ちょうど、ミサをやっていて

クリンたちも　お話はなしを　ききました　

　ロウロウと　みちる、神父しんぷさまの声こえ

さし込こむ日ひざしの　神々こうごうしさ　（←スリットから光ひかりが入はいります）

（２０世紀せいきのけんちく・ようしきでも、

　こんなに神聖しんせいなたてものを　　

　つくることができるんだ・・。）

　クリンは、神かみを　かんじました

（つづく）

　「和敬塾わけいじゅく」から・すぐのところに、チットが気きに入いっている、びじゅつかん（美術館びじゅつかん）があります。

　こうだんしゃ・のま・きねんかん（講談社こうだんしゃ野間のま記念きねん館かん）です

ここにあるのは、こうだん社しゃ・初代しょだい社長しゃちょうの、

　個人こじんコレクション

ですが、

なんといっても

「蒐集しゅうしゅう品ひん」の、シュミ（趣味しゅみ）がいい　

　しつ（質しつ）もいい

　近代きんだい日本にっぽん画が・近代きんだい洋画ようが・ちょうこく（彫刻ちょうこく）・工芸こうげいに　いたるまで、

ハイセンスな作品さくひんが　あつまっている、

「よっ　野間のま社長しゃちょう」な、びじゅつかんです。

http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp/

　うちのチットは　１５年ねん前まえ、ここで

　一人ひとりしずかに　かんしょう（鑑賞かんしょう）し、

「大観たいかん」や

「栖鳳せいほう」や

「玉堂きょくどう」に　はまりました

　「荒木十畝あらきじっぽ」や、「平ひら櫛くし田中たなか」の名なを　知しりました

　（となりのカフェ）

大おおきな作品さくひんも　さることながら、

日本にっぽん画家がか・きょう（競きおい）作さくの

５千せん点てんをこえる・色紙いろがみを　見みるために、

何なん度ども足あしをはこんだ

と　

ふり返かえるチットは、

２回かい行いくと、一回いっかいタダになるという

スタンプカードを　もっています

　せつやく（節約せつやく）家かにも　やさしい・アート空間くうかんらしい

（つづく）

　「関口せきぐち芭蕉ばしょう庵あん」を出でて、

すぐよこの　むなつきざか（胸むね突坂）を上あがると、　　

　「ひ～い・・ふう・・」　　（急坂きゅうざか）

　そこはかつて、大名だいみょう・細川ほそかわ家かの　ナワバリだった、広大こうだいなしき（敷じき）地ち。

その中なかに、現在げんざい、

２ふたつの文化ぶんかしせつ（施設しせつ）が　

たっています。

　ひとつは、えいせい（永えい青あお）文庫ぶんこ

細川ほそかわのとのさま・末まつえい（裔）のコレクションと、

　細川ほそかわ家か伝来でんらい品ひんをあつめた、びじゅつかん（美術館びじゅつかん）です。

http://www.eiseibunko.com/

（※今いまの理事りじ長ちょうは、もと首相しゅしょうの細川ほそかわ護煕もりひろさん）

　細川ほそかわこうしゃく（侯爵こうしゃく）家かの「事務所じむしょ」だった・たてものが使つかわれていて、

くつろぎのスペースもあり、

　有名ゆうめいなクロネコ（黒くろ猫ねこ）も　すんでいます　（菱田ひしだ春草しゅんそう）

　そして、永えい青あお文庫ぶんこの　おとなりにたつ、もうひとつの文化ぶんかしせつ（施設しせつ）が、

　　　わけいじゅく（和敬塾わけいじゅく）です　

　昭和しょうわ初期しょき、細川ほそかわ家か当主とうしゅ（細川ほそかわ護立もりたつ）は、この地ちに、西にし洋ようかん（館かん）をたてました

「細川ほそかわ侯爵こうしゃく邸てい」です　http://www.wakei.org/honkan/architecture/outside.html

それは、

「和敬塾わけいじゅく」の本館ほんかんとして、

いまもそのまま　のこってる・・

　　「和敬塾わけいじゅく」は、「細川ほそかわ侯爵こうしゃく邸てい」の　しき（敷じき）地ちを買かいとった・じつぎょう（実業じつぎょう）家かが、

男子だんし大学生だいがくせいのためにつくった

りょう（寮りょう）です

　かつて、早稲田わせだ大学生だいがくせいだった、村上むらかみはるき（春樹はるき）さんも

ちょっとの間あいだ、

入はいっていたことがある、

「礼儀れいぎと人脈じんみゃくを大切たいせつにしようぜ」

という

大学だいがく男子だんしの　巨大きょだい下宿げしゅくなのです

５０大学だいがくから成なる、

６００人にんの男子だんし大学生だいがくせい（留学生りゅうがくせい込こみ）が

あつい・青春せいしゅんを　おくる場所ばしょ・・

　さすがは、文京ぶんきょう区くです

（つづく）

神田かんだ川がわ沿ぞいを歩あるいていると、

　「関口せきぐち芭蕉ばしょう庵あん」という、しせき（史跡しせき）があらわれます

　ここは、俳人はいじん・まつおばしょう（松尾まつお芭蕉ばしょう）が、まだ　俳句はいくで名なをなすことが　

かなわなかった・若わかいころ、

　３年ねん以上いじょう、住すんでいたところ

　　　　　　　　　　「古池ふるいけや～」

　（←芭蕉ばしょうの木き）

　ばしょう（芭蕉ばしょう）がここで、何なにをしていたか？というと・・

なんと！

「現場げんば監督かんとく」として、

神田かんだ川がわの改あらためしゅう（修おさむ）工事こうじに　たずさわっていました

「俳聖はいせい・芭蕉ばしょう」が、工事こうじげんば（現場げんば）

・・・・・・・

伊賀いがの国主こくしゅ・「藤堂とうどう家か」に仕つかえていた

若わかき　ばしょう（芭蕉ばしょう）は、

いろいろなスキルを　もっていたらしく、

　神田かんだ川がわを分流ぶんりゅうさせて、水戸みとはんてい（藩邸はんてい）に流ながす・工事こうじに

たずさわっていました。

　「依頼いらい主ぬし」の黄門こうもんさま（かんじ：徳川とくがわ光圀みつくに）は、

江戸えどで　しょっちゅうおきる火事かじに

うんざりしていて、

自分じぶんのやしきが、火事かじでやけないよう、

たくさんお水みずを　

引ひき込こみたかったのです

　この時とき、ばしょうと黄門こうもんさまは、知しり合あっているはずだから・・・

という、おくそく（憶測おくそく）が

やがて、

「芭蕉ばしょう忍者にんじゃ説せつ」に　つながっていきます

　そもそも、この説せつのはじまりは、

・芭蕉ばしょうが、忍者にんじゃの里さと・伊賀いがの生うまれである。

・芭蕉ばしょうが仕つかえた藤堂とうどう家かは、多おおくの忍者にんじゃを抱かかえていた。

・・・・だから、あやしい

というものですが、

さらに、このあと！

　ばしょうが、東北とうほく俳句はいくりょこう（旅行りょこう）に　出でかけているのも、

ぜったい・うらがある

と

見みる向むきがあるのです。

いわく

　「芭蕉ばしょうが奥おくの細道ほそみちを旅たびしたのは、光圀みつくにの命令めいれいで、東北とうほくの伊達だて藩はんを密偵みっていしていたのだ！」

（→江戸えど初期しょきは、まだ伊達だて家かは天下てんか統一とういつの野心やしんがあった）

また、

「関所せきしょ越こえが簡単かんたんでない時代じだいに、大だい旅行りょこうすぎる・・」

「旅費りょひはどこから出でていたのか」

（→光圀みつくにの支援しえんがあったからスムーズだった）

「芭蕉ばしょうは、一いち日にちに４０キロ以上いじょう歩あるいている日ひがある。

　健脚けんきゃくすぎだろ・・」

（→絶対ぜったい忍者にんじゃだ！）

というもの。。

なかなか、

おもしろい・うたがいですよね　　（つづく）

　「都電とでん荒川線あらかわせん」にのり、ぐるっとまわると、終点しゅうてんは「早稲田わせだ」です。

そこは、神田かんだ川がわで上下じょうげに分わけられた町まち

　２０１５年ねん４月がつ２日にち、桜さくらの開花かいか状じょう況きょうは、さかりをちょっとすぎたあたり・・

　花はなびらが　たくさんおちて、神田かんだ川がわにうかんでいました

　長ながくつづく・桜さくらの川かわを、ちんざんそう（椿山荘ちんざんそう）に向むかって歩あるくと、

「江戸川えどがわ公園こうえん」の目印めじるしが・・　　（神田かんだ川がわなのに江戸川えどがわ）

（つづく）

夜叉やしゃが　てん（転てん）じて

「子守こもり神しん」となった、

きしもじん（鬼子母神きしもじん）

そこには、「孝行こうこう娘むすめの伝説でんせつ」もあり、

↓

http://blog.goo.ne.jp/cforever1/e/cb6bbda74b5404d5a2e15ff2f8660e3e

　それにもとづく、「すすきみみずく」も　売うられています（※写真しゃしんはクリンの手製てせい）

ここで売うられた

みみずくは、

いつしか、えんぎ（縁起えんぎ）の良よい・フクロウ（不ふ苦労くろう）にかわり、

この近ちかくの

池袋いけぶくろの守まもり神がみに　なりました

　「いけふくろう」に　（池袋いけぶくろ駅えきにて。）