連れん城じょう三さん紀彦のりひこ単語たんご

5件けん

レンジョウミキヒコ

4.8千せん文字もじの記事きじ

掲示板けいじばんへ

記事きじ編集へんしゅう

連れん城じょう三さん紀彦のりひこ（れんじょうみきひこ）とは、日本にっぽんの小説しょうせつ家か。本名ほんみょう・加藤かとう甚吾われ。

概要がいよう

1948年ねん、愛知あいち県けん名古屋なごや市し生うまれ。早稲田大学わせだだいがく卒そつ。1978年ねん、「変調へんちょう二人ふたり羽織はおり」で第だい3回かい幻影げんえい城じょう新人しんじん賞しょうに入選にゅうせんしデビュー（ちなみに、同おなじ回かいで田中たなか芳樹よしきが李り家か豊ゆたか名義めいぎの「緑みどりの草くさ原はらに…」で入選にゅうせんしており、この縁えんで生涯しょうがい親おや友ともであった）。1981年ねん、「戻もどり川かわ心中しんちゅうの」で第だい34回かい日本にっぽん推理すいり作家さっか協会きょうかい賞しょう短編たんぺん部門ぶもん受賞じゅしょう。

日本にっぽんのミステリー史上しじょうに燦然しかと輝てるく傑作けっさく《花はな葬ほうむシリーズ》に代表だいひょうされる、叙情じょじょう的てきな美文びぶんによって構築こうちくされた世界せかいが、一いち瞬まどかにしてその様相ようそうを変かえる、語かたりりの仕掛しかけを駆使くししたトリッキーな作さく風ふうの短編たんぺんを得意とくいとした。その美文びぶん調ちょうとどんでん返がえしの作さく風ふうは長編ちょうへんでも変かわらず、超絶ちょうぜつ技巧ぎこうによる反転はんてんに次つぐ反転はんてんが連れん城しろミステリの真しん骨ほね頂いただきである。

1984年ねん、『宵よい待まち草くさ夜よる情じょう』で第だい5回かい吉川よしかわ英治えいじ文学ぶんがく新人しんじん賞しょう受賞じゅしょう。同年どうねん、恋愛れんあい小説しょうせつの短たん編集へんしゅう『恋文こいぶみ』で第だい91回かい直木賞なおきしょうを受賞じゅしょう。これ以降いこう、前述ぜんじゅつの美文びぶん調ちょうと語かたりりの仕掛しかけを、男女だんじょの恋愛れんあい・心理しんりの機微きびを描えがくのに用もちいるようになり、ミステリ的てきな技巧ぎこうを駆使くしした恋愛れんあい小説しょうせつ・大衆たいしゅう小説しょうせつが作品さくひんの中心ちゅうしんになる。1988年ねん、国くに際さい謀略ぼうりゃくミステリー『黄昏たそがれのベルリン』で「このミス」3位い、「週刊文春しゅうかんぶんしゅんミステリーベスト10」1位い。1996年ねん、『隠かくれ菊きく』で第だい9回かい柴田しばた錬三郎れんざぶろう賞しょう受賞じゅしょう。

21世紀せいきになると肉にく親おやの介護かいごに追おわれて作品さくひん発表はっぴょうのペースが落ちたものの、作さく風ふうは再ふたたびトリッキーなミステリに回帰かいきし、『白しろ光ひかり』『人間にんげん動物どうぶつ園えん』『流ながれ星ぼしと遊あそんだころ』『造みやつこ花はなの蜜みつ』といった意欲いよく的てきなミステリ長編ちょうへんを発表はっぴょうした。『造みやつこ花はなの蜜みつ』では2010年ねん版はん「ミステリが読よみたい！」第だい1位いを獲得かくとく。

2013年ねん 10月19日にち、胃いがんのため死去しきょ。65歳さい没ぼつ。男女だんじょの関係かんけいを描えがき続つづけた作家さっかだったが、生涯しょうがい独身どくしんであった。没ぼつ後ごの2014年ねん、2000年ねん以降いこうに発表はっぴょうされた未み収録しゅうろく短編たんぺんを集あつめた『小ちいさな異い邦人ほうじん』と、未み刊行かんこうだった長編ちょうへん2作さく『処刑しょけいまでの十じゅう章しょう』『女王じょおう』、そして綾あや辻つじ行人こうじん・伊坂いさか幸太郎こうたろう・小野おの不ふ由美ゆみ・米澤よねざわ穂みのる信しんの4人にんを編者へんしゃに迎むかえた短編たんぺん傑作けっさく選せん『連れん城じょう三さん紀彦のりひこレジェンド』が刊行かんこうされ、日本にっぽんミステリー文学ぶんがく大賞たいしょう特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょうした。その後ごも未み刊行かんこう作さくの発掘はっくつや傑作けっさく選せんの刊行かんこうは続つづいており、長編ちょうへんは全すべて単行たんこう本ほん化か済ずみ。短編たんぺんはまだ未み収録しゅうろく作さくが掌てのひら編へんを中心ちゅうしんに20作さく以上いじょうある模様もよう。

父親ちちおやの実家じっかが寺てらだったため、1987年ねんに得度とくどしており、浄土真宗じょうどしんしゅうの僧侶そうりょとしての側面そくめんも持もっていた。法名ほうみょうは智さとし順じゅん。
また生涯しょうがいに読よんだ本ほんより観みた映画えいがの数かずの方ほうが多おおいという生せい粋いきの映画えいが狂きょうで、大学だいがく在学ざいがく中ちゅうには大映だいえいに出入でいりし、フランスに留学りゅうがくして脚本きゃくほん家かを目め指ゆびしていた過去かこを持もつ。
作家さっかデビュー後こうは映画えいがの道みちを諦あきらめた代かわりに演劇えんげきに手てを伸のばし、何なん度どか舞台ぶたいの演出えんしゅつを行おこなっている。

60冊さつ以上いじょうの著作ちょさくがあるが、現在げんざいは残念ざんねんながら品切しなぎれ・絶版ぜっぱんとなっている作品さくひんが多おおい。入手にゅうしゅできるものも、基本きほん的てきに大おおきな書店しょてんでないとなかなか売うっていない。現在げんざい新刊しんかんで入手にゅうしゅできる・電子でんし書籍しょせきで読よめる作品さくひんについては下記かきの作品さくひんリストを参照さんしょう。

前述ぜんじゅつの通とおり、短編たんぺんミステリの名手めいしゅ中ちゅうの名手めいしゅであり、泡あわ坂ざか妻つま夫おっとと並ならんで日本にっぽんミステリ史上しじょう最高さいこうの短編たんぺん作家さっかと呼よんでも過言かごんではない。特とくに初期しょき作品さくひんには綺羅星きらぼしの如ごとき傑作けっさくが並ならび、普通ふつうに考かんがえれば傑作けっさくレベルの作品さくひんが水みず準じゅん作さくとして埋うずもれてしまうレベル。『恋文こいぶみ』以降いこうは一般いっぱん的てきに恋愛れんあい小説しょうせつの作家さっかと見みなされるようになったためか、ミステリ界さかい隈くまからあまり注ちゅう目めされなくなってしまったが、それ以降いこうにも『落日らくじつの門もん』や『顔かおのない肖像しょうぞう画が』、『紫むらさきの傷きず』、『美女びじょ』のような非常ひじょうにレベルの高たかいミステリ短たん編集へんしゅうを発表はっぴょうしている。

初はじめて読よむ人ひとは入門にゅうもん用よう傑作けっさく選せんの『連れん城じょう三さん紀彦のりひこレジェンド』から手てに取とるのがいいだろう。それ以外いがいなら『戻もどり川かわ心中しんちゅうの』『夜よるよ鼠ねずみたちのために』『宵よい待まち草くさ夜よる情じょう』あたりの初期しょき短編たんぺん集しゅうから入はいるのをオススメしたい。絶版ぜっぱんの作品さくひんもブックオフや大おおきな古書こしょ店てんならそれなりによく売うっているが、文庫ぶんこ化かされていない作品さくひんもあり、今いまからコンプリートを目め指ゆびすのはけっこう大変たいへんである。

作品さくひんリスト

赤あか太字ふとじは2024年ねん 1月がつ現在げんざい新品しんぴんで入手にゅうしゅ可か能のうなもの、青あお太字ふとじは品切しなぎれだが電子でんし書籍しょせきで読よめるもの。

小説しょうせつ

暗色あんしょくコメディ （1979年ねん、幻影げんえい城じょう→1982年ねん、CBSソニー出版しゅっぱん→1985年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ→2003年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ→2021年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ）
戻もどり川かわ心中しんちゅうの （1980年ねん、講談社こうだんしゃ→1983年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ→1998年ねん、ハルキ文庫ぶんこ^[1]→2006年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ）
変調へんちょう二人ふたり羽織はおり （1981年ねん、講談社こうだんしゃ→1984年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ→1998年ねん、ハルキ文庫ぶんこ^[2]→2010年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ）
密ひそやかな喪服もふく （1982年ねん、講談社こうだんしゃ→1985年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）
運命うんめいの八はち分ふん休きゅう符ふ （1983年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1986年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ→2020年ねん、創はじめ元もと推理すいり文庫ぶんこ）
夜よるよ鼠ねずみたちのために （1983年ねん、ジョイ・ノベルス→1986年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ→1998年ねん、ハルキ文庫ぶんこ^[3]→2014年ねん、宝島社たからじましゃ文庫ぶんこ^[4]）
宵よい待まち草くさ夜よる情じょう （1983年ねん、新潮社しんちょうしゃ→1987年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ→1998年ねん、ハルキ文庫ぶんこ→2015年ねん、ハルキ文庫ぶんこ[新装しんそう版ばん]）
敗北はいぼくへの凱旋がいせん （1983年ねん、講談社こうだんしゃノベルス→1986年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ→1999年ねん、ハルキ文庫ぶんこ→2007年ねん、講談社こうだんしゃノベルス^[5]→2021年ねん、創はじめ元もと推理すいり文庫ぶんこ）
少女しょうじょ （1984年ねん、光文社こうぶんしゃ→1988年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ→2001年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ[新装しんそう版ばん]）
恋文こいぶみ（1984年ねん、新潮社しんちょうしゃ→1987年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
→　恋文こいぶみ・私わたしの叔父おじさん （2012年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ[改あらため題だい]）
私わたしという名なの変奏曲へんそうきょく （1984年ねん、双葉社ふたばしゃ→1986年ねん、フタバノベルズ→1988年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ→1991年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ→1999年ねん、ハルキ文庫ぶんこ→2014年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ→2021年ねん、河出かわで文庫ぶんこ）
瓦斯がす灯ひ （1984年ねん、講談社こうだんしゃ→1987年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）
夕ゆう萩はぎ心中しんちゅうの （1985年ねん、講談社こうだんしゃ→1988年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ→2007年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ）
日曜日にちようびと九ここのつの短篇たんぺん（1985年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1988年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
→　棚たなの隅すみ（2007年ねん、コスミック出版しゅっぱん[改あらため題だい]）
残ざん紅べに （1985年ねん、講談社こうだんしゃ→1989年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）
青あおき犠牲ぎせい （1986年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1989年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ→2015年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ）
もうひとつの恋文こいぶみ（1986年ねん、新潮社しんちょうしゃ→1989年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
離婚りこんしない女おんな （1986年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1989年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
花はな堕おちる（1987年ねん、毎日新聞まいにちしんぶん社しゃ[上下じょうげ巻まき]→1990年ねん、角川かどかわ文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]）
恋愛れんあい小説しょうせつ館たて（1987年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1990年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
螢ぼたる草くさ （1988年ねん、集英社しゅうえいしゃ→1991年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
一夜いちやの櫛くし（1988年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
夢ゆめごころ（1988年ねん、角川書店かどかわしょてん→1991年ねん、角川かどかわ文庫ぶんこ）
黄昏たそがれのベルリン （1988年ねん、講談社こうだんしゃ→1991年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ→2007年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ→2022年ねん、創はじめ元もと推理すいり文庫ぶんこ）
あじさい前線ぜんせん（1989年ねん、中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ→1992年ねん、中なか公文こうぶん庫くら）
飾かざり火ひ（1989年ねん、毎日新聞まいにちしんぶん社しゃ[上下じょうげ巻まき]→1992年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]）
たそがれ色しょくの微笑びしょう （1989年ねん、新潮社しんちょうしゃ→1992年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
萩はぎの雨あめ （1989年ねん、講談社こうだんしゃ→1992年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）
どこまでも殺ころされて （1990年ねん、双葉社ふたばしゃ→1993年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ→1995年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
夜よるのない窓まど （1990年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1993年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
褐色かっしょくの祭まつり（1990年ねん、日本経済新聞にほんけいざいしんぶん社しゃ[上下じょうげ巻まき]→1993年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]）
ため息いきの時間じかん （1991年ねん、集英社しゅうえいしゃ→1994年ねん、集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ）
新しん・恋愛れんあい小説しょうせつ館たて（1991年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1994年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
美びの神かみたちの叛乱はんらん（1992年ねん、朝日新聞あさひしんぶん社しゃ→1995年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
愛あい情じょうの限界げんかい （1993年ねん、光文社こうぶんしゃ→1996年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ）
落日らくじつの門もん（1993年ねん、新潮社しんちょうしゃ）^[6]
明日あしたという過去かこに （1993年ねん、メディアパル→1997年ねん、幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ）
顔かおのない肖像しょうぞう画が （1993年ねん、実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ→1996年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ→2016年ねん、実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ文庫ぶんこ）
背中合せなかあわせ （1993年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
牡おす牛うしの柔やわらかな肉にく（1993年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1996年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
終章しゅうしょうからの女おんな（1994年ねん、双葉社ふたばしゃ→1998年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ）
花はな塵ちり （1994年ねん、講談社こうだんしゃ→1997年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）
紫むらさきの傷きず（1994年ねん、双葉社ふたばしゃ→2002年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ）
前夜祭ぜんやさい （1994年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→1997年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
恋こい（1995年ねん、マガジンハウス→1999年ねん、幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ）
誰だれかヒロイン（1995年ねん、双葉社ふたばしゃ→2009年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ）
隠かくれ菊きく （1996年ねん、新潮社しんちょうしゃ→1999年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]→2013年ねん、集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]）
虹にじの八はち番ばん目めの色いろ（1996年ねん、幻冬舎げんとうしゃ→1999年ねん、幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ）
美女びじょ （1997年ねん、集英社しゅうえいしゃ→2000年ねん、集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ）
年上としうえの女おんな（1997年ねん、中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ→2000年ねん、中なか公文こうぶん庫くら）
火ひ恋こい（1999年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
秘ひ花はな（2000年ねん、東京とうきょう新聞しんぶん出版しゅっぱん局きょく→2004年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]）
ゆきずりの唇くちびる （2000年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ→2003年ねん、中なか公文こうぶん庫くら）
夏なつの最後さいごの薔薇ばら（2001年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
→　嘘うそは罪つみ （2006年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ[改あらため題だい]）
白しろ光ひかり （2002年ねん、朝日新聞あさひしんぶん社しゃ→2008年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ）
人間にんげん動物どうぶつ園えん （2002年ねん、双葉社ふたばしゃ→2005年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ→2021年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ[新装しんそう版ばん]）
さざなみの家いえ（2002年ねん、ハルキ文庫ぶんこ）
流ながれ星ぼしと遊あそんだころ （2003年ねん、双葉社ふたばしゃ→2014年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ→2021年ねん、双葉ふたば文庫ぶんこ[新装しんそう版ばん]）
造みやつこ花はなの蜜みつ （2008年ねん、角川かどかわ春樹はるき事務所じむしょ→2010年ねん、ハルキ文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]）
小ちいさな異い邦人ほうじん （2014年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→2016年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
処刑しょけいまでの十じゅう章しょう （2014年ねん、光文社こうぶんしゃ→2016年ねん、光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ）
女王じょおう （2014年ねん、講談社こうだんしゃ→2017年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ[上下じょうげ巻まき]）
連れん城じょう三さん紀彦のりひこレジェンド傑作けっさくミステリー集しゅう（2014年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）^[7]
わずか一いちしずくの血ち （2016年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう→2019年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
連れん城じょう三さん紀彦のりひこレジェンド2 傑作けっさくミステリー集しゅう （2017年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）^[8]
悲体（2018年ねん、幻まぼろし戯おどけ書房しょぼう）
六花ろっかの印しるし連れん城じょう三さん紀彦のりひこ傑作けっさく集しゅう1 （2018年ねん、創はじめ元もと推理すいり文庫ぶんこ）^[9]
落日らくじつの門もん連れん城じょう三さん紀彦のりひこ傑作けっさく集しゅう2 （2018年ねん、創はじめ元もと推理すいり文庫ぶんこ）^[10]
虹にじのような黒くろ （2019年ねん、幻まぼろし戯おどけ書房しょぼう）
黒くろ真珠しんじゅ恋愛れんあい推理すいりレアコレクション （2022年ねん、中なか公文こうぶん庫くら）

エッセイ

恋文こいぶみのおんなたち（1985年ねん、名古屋なごやタイムズ社しゃ→1988年ねん、文ぶん春はる文庫ぶんこ）
一いち瞬まどかの虹にじ（1990年ねん、佼成出版社こうせいしゅっぱんしゃ→1994年ねん、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
愛あいへのたより連れん城じょう三さん紀彦のりひこ人生じんせい相談そうだん（2000年ねん、文化ぶんか出版しゅっぱん局きょく） ※人生じんせい相談そうだんへの回答かいとう集しゅう

脚注きゃくちゅう

*講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ・光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ版はん収録しゅうろくの5作さくに『夕ゆう萩はぎ心中しんちゅうの』収録しゅうろくの3作さくを加くわえた《花はな葬ほうむシリーズ》全作ぜんさく収録しゅうろく版ばん。
*講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ・光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ版はんに、『密ひそやかな喪服もふく』から4編へんを追加ついかした再さい編集へんしゅう版ばん。
*新潮しんちょう文庫ぶんこ版はんに、『密ひそやかな喪服もふく』から3編へんを追加ついかした再さい編集へんしゅう版ばん。
*ハルキ文庫ぶんこ版はんの復刊ふっかん。
*《綾あや辻つじ・有栖川ありすがわ復刊ふっかんセレクション》シリーズの1冊さつとして復刊ふっかん。
*68の『落日らくじつの門もん連れん城じょう三さん紀彦のりひこ傑作けっさく集しゅう2』（創そう元もと推理すいり文庫ぶんこ）に全ぜん作品さくひん収録しゅうろく
*「依子よりこの日記にっき」「眼めの中なかの現場げんば」「桔梗ききょうの宿やど」「親おや愛あいなるエス君きみへ」「花はな衣ころもの客きゃく」「母ははの手紙てがみ」を収録しゅうろくしたアンソロジー。編者へんしゃは綾あや辻つじ行人こうじん・伊坂いさか幸太郎こうたろう・小野おの不ふ由美ゆみ・米澤よねざわ穂みのる信しん。
*「ぼくを見みつけて」「菊きくの塵ちり」「ゴースト・トレイン」「白しろ蘭らん」「他人たにんたち」「夜よるの自画像じがぞう」を収録しゅうろくしたアンソロジー。編者へんしゃは1と同おなじ。
*「六花ろっかの印しるし」「菊きくの塵ちり」「桔梗ききょうの宿やど」「桐きりの柩ひつぎ」「能のう師しの妻つま」「ベイ・シティに死しす」「黒髪くろかみ」「花はな虐しいたげの賦ふ」「紙かみの鳥とりは青あおざめて」「紅べにき唇くちびる」「恋文こいぶみ」「裏町うらまち」「青葉あおば」「敷居しきいぎわ」「俺おれンちの兎うさぎクン」を収録しゅうろくしたアンソロジー。編者へんしゃは松浦まつうら正人まさと。
*「ゴースト・トレイン」「化か鳥とり」「水色みずいろの鳥とり」「輪島わじま心中しんちゅうの」「落日らくじつの門もん」「残菊ざんぎく」「夕ゆうかげろう」「家いえ路みち」「火ひの密通みっつう」「それぞれの女おんなが……」「他人たにんたち」「夢ゆめの余白よはく」「騒さわがしいラヴソング」「火ひ恋こい」「無人むじん駅えき」「小ちいさな異い邦人ほうじん」を収録しゅうろくしたアンソロジー。編者へんしゃは1と同おなじ。

親しん記事きじ

小説しょうせつ家かの一覧いちらん

子こ記事きじ

なし

兄弟きょうだい記事きじ

▶もっと見みる

ページ番号ばんごう: 5156345
初版しょはん作成さくせい日び: 13/10/23 03:49

リビジョン番号ばんごう: 3226280
最終さいしゅう更新こうしん日び: 24/01/17 06:27

編集へんしゅう内容ないようについての説明せつめい/コメント:

作品さくひんリスト更新こうしん、親おや記事きじ設定せってい、商品しょうひん除去じょきょ

記事きじ編集へんしゅう編集へんしゅう履歴りれきを閲覧えつらん

キーワード「連れん城じょう三さん紀彦のりひこ」でニコニコ動画どうがを検索けんさく

タグ「連れん城じょう三さん紀彦のりひこ」でニコニコ動画どうがを検索けんさく

ニコニ広告こうこくで宣伝せんでんされた記事きじ

ニコニ広告こうこく (単たん) 記事きじと一緒いっしょに動画どうがもおすすめ！

提供ていきょう： YY

201015700pt

もっと見みる

この記事きじの掲示板けいじばんに最近さいきん描えがかれたお絵えカキコ

お絵えカキコがありません

この記事きじの掲示板けいじばんに最近さいきん投稿とうこうされたピコカキコ

ピコカキコがありません

連れん城じょう三さん紀彦のりひこ

連れん城じょう三さん紀彦のりひこの記事きじへ戻もどる

1 ななしのよっしん非ひ表示ひょうじ 2014/06/12(木)もく 11:20:16 ID: hFurZ6VUXx レスを非ひ表示ひょうじにする レスを表示ひょうじする IDを非ひ表示ひょうじにする IDの書かき込こみを表示ひょうじ: まさか記事きじがあるとは・・・作成さくせい乙おつです。
ドラマの恋文こいぶみで知しって、他たの作品さくひんも読よみ漁あさりました。; 👍
高こう評価ひょうか

0
👎
低てい評価ひょうか

0
2 ななしのよっしん非ひ表示ひょうじ 2014/08/18(月)げつ 17:19:22 ID: FPK2op5pmx レスを非ひ表示ひょうじにする レスを表示ひょうじする IDを非ひ表示ひょうじにする IDの書かき込こみを表示ひょうじ: お亡なくなりになっていたんですね……
今更いまさら気きづきました; 👍
高こう評価ひょうか

0
👎
低てい評価ひょうか

0
3 ななしのよっしん非ひ表示ひょうじ 2014/10/06(月)げつ 11:21:41 ID: K18PcKo4c0 レスを非ひ表示ひょうじにする レスを表示ひょうじする IDを非ひ表示ひょうじにする IDの書かき込こみを表示ひょうじ: 気合きあい入はいった記事きじだな！
花はな葬そうから入はいってむさぼり読よんだが、大正たいしょう時代じだい舞台ぶたいものが最高さいこうだ
・戻もどり川かわ心中しんちゅうの
・夕ゆう萩はぎ心中しんちゅうの
・密ひそやかな喪服もふく
・宵よい待まち草くさ夜よる情じょう
・瓦斯がす灯ひ
・萩はぎの雨あめ
・落日らくじつの門もん
・紫むらさきの傷きず

ある種しゅトンデモトリックでしかないものをすさまじい文章ぶんしょう力ちからで読よませてしまうのが連れん城しろの魅み力ちからだと思おもう; 👍
高こう評価ひょうか

0
👎
低てい評価ひょうか

0
4 ななしのよっしん非ひ表示ひょうじ 2022/10/29(土)ど 10:07:01 ID: 2fDEcpkegM レスを非ひ表示ひょうじにする レスを表示ひょうじする IDを非ひ表示ひょうじにする IDの書かき込こみを表示ひょうじ: 宵よい待まち草くさ夜よる情じょうで知しって衝撃しょうげきを受うけた
美いしくも儚はかない文章ぶんしょうで世界せかいに引ひき込こまれるその上うえでしっかりミステリーしてるのがすごい

野辺のべの露ろが好すき; 👍
高こう評価ひょうか

0
👎
低てい評価ひょうか

0

連れん城じょう三さん紀彦のりひこの記事きじへ戻もどる

連れん城じょう三さん紀彦のりひこ単語たんご

概要がいよう