四よん字じ熟語じゅくごの索引さくいん「いっち」

いっちいちらん【一治いちじ一いち乱らん】

あるいは治おさまり、あるいは乱みだれる意い。多おおくは治おさまったり乱みだれたりを繰くり返かえすこの世よの治乱ちらんの様相ようそうをいう。▽「一いち…一いち…」は「あるときは…あるときは…」「あるいは…あるいは…」の意い。

いっちだんけつ【一致いっち団結だんけつ】

集団しゅうだんや組織そしきの大勢おおぜいの人々ひとびとが、特定とくていの目的もくてきを達成たっせいするために、心しんを一ひとつにして協力きょうりょくしあうこと。

いっちはんかい【一知半解いっちはんかい】

少すこししか分わかっておらず、十分じゅうぶんに理解りかいしていないこと。生半可なまはんかな知識ちしきや理解りかいしかないこと。生なまかじり。一ひとつの事ことを知しっているが半分はんぶんしか理解りかいしていない意い。

いっちょういっし【一張一弛いっちょういっし】

弦つるを強つよく張はったり、ゆるめたりすること。転てんじて、人ひとに厳きびしく接せっしたり、やさしく接せっしたりすること。政治せいじ家か・上司じょうし、また教育きょういく者しゃの心得こころえで、時ときには厳格げんかくに、時ときには寛大かんだいに程ほどよく人ひとに接せっするべきことをいう。また、現在げんざいでは取引とりひき所しょの用語ようごとして、相場そうばが小幅こはばに高下こうげを繰くり返かえすこと。▽「一いち弛たゆ一いち張はりいっしいっちょう」ともいう。

いっちょういっせき【一朝一夕いっちょういっせき】

きわめてわずかな期間きかん、非常ひじょうに短みじかい時間じかんのたとえ。ひと朝あさとひと晩ばんの意いから。▽「一朝一夕いっちょういっせきには…できない」のように、下したに打うち消けし表現ひょうげんを伴ともなうことが多おおい。

いっちょういったん【一長一短いっちょういったん】

人ひとや物事ものごとについて、いい面めんもあり悪わるい面めんもあること。長所ちょうしょもあり短所たんしょもあって、完全かんぜんでないこと。▽「一いち…一いち…」は「ある面めんは…ある面めんは…」の意い。「長ちょう」「短たん」は長所ちょうしょ・短所たんしょ、よい点てん・悪わるい点てん。「一いち短たん一いち長ちょういったんいっちょう」ともいう。

いっちょうじきにゅう【一いち超ちょう直入なおいり】

すみやかに迷まよいを超越ちょうえつして、ただちに悟さとりの境地きょうちに達たっすること。ひとたび迷まよいを超越ちょうえつしたら、回まわり道みちをせず、一足飛いっそくとびにそのものの中なかに没入ぼつにゅうすること。▽仏教ぶっきょう語ご。「直入なおいり」はただちに悟さとりに入はいること。

いっちょうのふうき【一朝いっちょう富貴ふうき】

急きゅうに富貴ふうきな身分みぶんになること。▽「一朝いっちょう」はある朝あさ突然とつぜんに、思おもいもよらずにわかにの意い。