国語こくご辞書じしょの索引さくいん「かな」1ページ目め

か‐な【仮名かめい／仮かり字じ】

《「かりな」の転てん「かんな」の撥音はつおん無む表記ひょうき》漢字かんじに基もとづいて作つくられ、用もちいられるようになった、日本語にほんご独特どくとくの音節おんせつ文字もじ。一般いっぱんに...

かな【哉】

［終おわり助すけ］《係かかり助詞じょし「か」の文末ぶんまつ用法ようほう＋終おわり助詞じょし「な」から》体言たいげん・活用かつよう語ごの連体れんたい形がたに付ついて、感動かんどう・詠嘆えいたんを表あらわす。…だなあ。「人ひと...

か‐な

［連語れんご］《終おわり助詞じょし「か」＋終おわり助詞じょし「な」》文末ぶんまつにあって、名詞めいしおよび名詞めいし的てきな語かたり、動詞どうし・形容詞けいようしの連体れんたい形がたなどに付つく。 １ 念ねん...

かな‐あじ【金かね味あじ／鉄てつ味あじ】

１ 鉄てつの品質ひんしつ。 ２ 刃物はものの切きれ味あじ。「さほど不ふ心掛こころがけでは、太刀たち先さきの—もおぼつかなし」〈浄きよし・浦島うらしま年代ねんだい記き〉

かな‐あみ【金網かなあみ】

針金はりがねを編あんで作つくった網あみ。

かな‐あんどん【金きむ行灯あんどん】

紙かみを張はる部分ぶぶんに、金網かなあみを張はった行灯あんどん。かなあみあんどん。

か‐ない【家内かない】

１ 家いえの中なか。屋内おくない。 ２ 家族かぞく。「—一同いちどう」「—安全あんぜん」 ３ 妻つま。ふつう、他人たにんに対たいして自分じぶんの妻つまをいうときに用もちいる。「—も...

か‐ない【課内かない】

会社かいしゃ・役所やくしょなどの、課かの内部ないぶ。⇔課外かがい。

かない【金井かない】

姓氏せいしの一いち。 [補ほ説せつ]「金井かない」姓せいの人物じんぶつ金きん井延いのぶ(かないのぶる)金井かない美恵子みえこ(かないみえこ)

かない‐あんぜん【家内かない安全あんぜん】

家族かぞくに事故じこや病気びょうきがないこと。家族かぞく一同いちどうが息災そくさいであること。「—を祈いのる」

かない‐こうぎょう【家内かない工業こうぎょう】

自分じぶんの家いえの一部いちぶを作業場さぎょうばとして、家族かぞくや家族かぞく的てき使用人しようにんの労働ろうどう力りょくと、簡単かんたんな技術ぎじゅつ・設備せつびを用もちいて経営けいえいする工業こうぎょうの形態けいたい。

かない‐のぶる【金井かない延のべ】

［1865〜1933］経済けいざい学者がくしゃ・社会しゃかい政策せいさく学者がくしゃ。静岡しずおかの生うまれ。東大とうだい教授きょうじゅ。ドイツ経済けいざい学がくの紹介しょうかい、社会しゃかい政策せいさくの普及ふきゅうに努つとめ、社しゃ...

カナイマ‐こ【カナイマ湖こ】

《Laguna de Canaima》ベネズエラ東部とうぶ、ギアナ高地こうちに広ひろがるグランサバナにある湖みずうみ。カラオ川がわの一部いちぶで、流りゅう...

カナイマ‐こくりつこうえん【カナイマ国立こくりつ公園こうえん】

《Parque Nacional Canaima》ベネズエラ東部とうぶ、ギアナ高地こうちの中心ちゅうしん部ぶにある国立こくりつ公園こうえん。総そう面積めんせき約やく3万まん平たいら...

かない‐みえこ【金井かない美恵子みえこ】

［1947〜 ］小説しょうせつ家か・詩人しじん。群馬ぐんまの生うまれ。反はんリアリズムの作風さくふうと官能かんのう的てき文体ぶんたいで知しられる。詩集ししゅう「マダム・ジュジュの家いえ」...

かない‐みつせん【花はな内ない蜜みつ腺せん】

被子植物ひししょくぶつで、花はなに存在そんざいする蜜みつ腺せん。⇔花はな外がい蜜みつ腺せん。

かな‐いろ【金色きんいろ】

１ 金属きんぞくの色いろ。 ２ 金きんめっき、または、真鍮しんちゅう(しんちゅう)製せいの銚子ちょうしや提子ひさげ(ひさげ)。〈易えき林りん本節ほんぶし用よう集しゅう〉

かない‐ろうどう【家内かない労働ろうどう】

製造せいぞう業者ぎょうしゃ・問屋とんやから材料ざいりょうの提供ていきょうを受うけ、または買かい受うけて、自宅じたくなどで加工かこうして工賃こうちん（報酬ほうしゅう）を得える労働ろうどうの形態けいたい。

かないろうどう‐ほう【家内かない労働ろうどう法ほう】

家内かない労働ろうどう者しゃの工賃こうちんの最低さいてい額がく、安全あんぜん・衛生えいせいその他たの事項じこうを定さだめ、労働ろうどう条件じょうけんの向上こうじょうを図はかるための法律ほうりつ。昭和しょうわ45年ねん（1970）施行しこう。

かな・う【適かなう／叶かなう／敵てきう】

［動どうワ五ご（ハ四よん）］ １ （適かなう）条件じょうけん・基準きじゅんなどによく当あてはまる。ぴったり合あう。適合てきごうする。「理屈りくつに—・っている」「お...

カナウジ

インド北部ほくぶ、ガンジス川がわ流域りゅういきにあった都市とし。7世紀せいきにバルダナ朝あさの首都しゅととなり、12世紀せいき末まつまで繁栄はんえい。カノージ。カーニャクブジャ。

かな‐うす【鉄てつ臼うす】

鉄製てつせいの小型こがたの臼うす。香料こうりょうをつくのに用もちいる。

かな‐え【鬲】

漢字かんじの構成こうせい部分ぶぶんで、「融とおる」「鬻」などの「鬲」の称しょう。

かな‐え【鼎かなえ】

《「金きむ瓮(かなへ)」の意い》現在げんざいの鍋なべ・釜がまの用ように当あてた、古代こだい中国ちゅうごくの金属きんぞく製せいの器うつわ。ふつう3本ほんの脚あしがついている。王侯おうこうの祭器さいきや...

かなえ‐どの【釜がま殿どの／鼎かなえ殿どの】

平安へいあん時代じだい以後いご、宮中きゅうちゅうや将軍しょうぐん・貴人きじんの邸やしき内ないにあった湯殿ゆどの。また、そこに奉仕ほうしした人ひと。かないどの。「御ご湯殿ゆどの、とある折おりは、—いみ...

鼎かなえ(かなえ)の軽重けいちょう(けいちょう)を問とい(と)・う

《楚すわえの荘そう王おうが、周しゅうを軽かるんじ、周しゅう室しつに伝つたわる宝たから器きである九きゅう鼎かなえ(きゅうてい)の大小だいしょう・軽重けいちょうを問とうたという「春秋しゅんじゅう左ひだり伝でん」宣せん公こう三さん年ねんの...

鼎かなえ(かなえ)の沸にえ(わ)くが如(ごと)し

《左ひだり思おもえ「蜀しょく都と賦ふ」注ちゅうから》鼎かなえの中なかの湯ゆが沸わき返かえるように、物事ものごとが混乱こんらんして騒さわがしいさま。

かな・える【適かなえる／叶かなえる】

［動どうア下か一いち］［文ぶん］かな・ふ［ハ下か二に］ １ （適かなえる）ぴったり合あうようにする。条件じょうけんや基準きじゅんなどを、十分じゅうぶんに満みたす。「必要ひつよう...

鼎かなえ(かなえ)を扛(あ)・ぐ

《「史記しき」項羽こうう本紀ほんぎから》重おもい鼎かなえを持もち上あげる。腕力わんりょくの強つよいことのたとえ。

鼎かなえ(かなえ)を定じょう(さだ)む

《「春秋しゅんじゅう左ひだり伝でん」宣せん公こう三さん年ねんから》帝都ていとを決きめる。

かなおか【金岡かなおか】

狂言きょうげん。和泉いずみ(いずみ)流りゅう。美うつくしい上うえ﨟(じょうろう)を見初みそめて物狂ものぐるいとなった絵師えしの巨きょ勢ぜい金岡かなおか(こせのかなおか)に、妻つまは、...

カナカ

《ポリネシア語ごで、人ひとの意い》ハワイに住すむポリネシア系けい先住民せんじゅうみん。また、ミクロネシアに住すむチャモロ族ぞく以外いがいの人々ひとびとの総称そうしょう。カナカ族ぞく。

かな‐かな

《鳴なき声ごえから》ヒグラシの別名べつめい《季き 秋あき》

かなかんじ‐へんかん【仮名漢字かなかんじ変換へんかん】

《Kana-Kanji conversion》コンピューターで漢字かんじを入力にゅうりょくする方法ほうほうの一いち。漢字かんじの読よみを入力にゅうりょくし、複数ふくすうの漢かん...

かな‐がい【金きむ貝かい】

蒔絵まきえ(まきえ)にはりつける金かね・銀ぎん・錫すず(すず)・鉛なまりなど金属きんぞくの薄片はくへん。また、それを漆うるし面めんにはりつけた蒔絵まきえ。

かながい‐ざいく【金きむ貝かい細工ざいく】

蒔絵まきえ(まきえ)に金きむ貝かいをはりつけること。また、その細工ざいくをした蒔絵まきえ。

かながい‐ばり【金きむ貝かい貼ばり】

木地きじ蒔絵まきえ(きじまきえ)をするとき、地ちの汚よごれを防ふせぐために表面ひょうめんに錫すず(すず)の薄片はくへんをはりつけること。また、はりつけたもの。

かな‐がえし【仮名かめい反はんし】

１ 《仮名かめいの反切はんせつの意い》連つらなる2字じの仮名かめいの、最初さいしょの仮名かめいの子音しいんと次つぎの仮名かめいの母音ぼいんとが結合けつごうして新あたらしく別べつの音おとが生うまれるとする...

かな‐がき【鉄てつ掻かき／釽】

草くさをかきとったり、土どをならしたりするカシの柄えをつけた熊手くまで形がた(くまでがた)の鉄製てつせい農のう器具きぐ。かなくまで。〈和名わみょう抄しょう〉

かな‐がき【仮名書かながき（き）】

［名な］(スル)仮名かめいで書かくこと。また、書かいたもの。⇔真名まな(まな)書がき。

かながきのうた【かな書がきの詩し】

平井ひらい照あきら敏さとしの評論ひょうろん。副題ふくだい「蕪村ぶそんと現代げんだい俳句はいく」。昭和しょうわ62年ねん（1987）刊行かんこう。第だい5回かい俳人はいじん協会きょうかい評論ひょうろん賞しょうを受賞じゅしょう。

かながき‐ろぶん【仮名垣魯文かながきろぶん】

［1829〜1894］幕末ばくまつから明治めいじにかけての戯作げさく者しゃ・新聞しんぶん記者きしゃ。江戸えどの人ひと。本名ほんみょう、野崎のさき文蔵ぶぞう。別べつ号ごう、鈍どん亭ていなど。著ちょに、開化かいか...

かな‐がしら【金頭かながしら／鉄てつ頭あたま／火魚かながしら】

ホウボウ科かの海水かいすい魚ぎょ。沿岸えんがんの海底かいていにすみ、全長ぜんちょう約やく40センチ。体からだはホウボウに似にて、頭あたまは大おおきく角張かくばり、胸むねびれに3本ほんの分離ぶんりし...

かな‐がしら【仮名かめい頭あたま】

いろは47文字もじの最初さいしょに来くる字じ。すなわち「い」の字じ。⇔仮名がな尻しり(かなじり)。

かな‐がた【金かね型がた】

金属きんぞく製せいの鋳型いがた。また、プラスチック成型せいけい・プレス加工かこうに用もちいる金属きんぞく製せいの型かた。

かながわ【神奈川かながわ】

関東かんとう地方ちほう南西なんせい部ぶの県けん。もとの相模さがみ(さがみ)全域ぜんいきと武蔵むさしの一部いちぶにあたる。県庁けんちょう所在地しょざいちは横浜よこはま市し。人口じんこう905.0万まん（2010）...

かながわおきなみうら【神奈川かながわ沖おき浪なみ裏うら】

葛飾かつしか北斎ほくさいによる風景ふうけい版画はんがのシリーズ「富嶽ふがく三さん十じゅう六ろく景けい」の作品さくひんの一いち。現在げんざいの横浜よこはま本牧ほんもく(ほんもく)沖おきの海上かいじょう風景ふうけいを描えがいた作品さくひんで、...

かながわ‐きんだいぶんがくかん【神奈川かながわ近代文学館きんだいぶんがくかん】

神奈川かながわ県けん横浜よこはま市し、港みなとの見みえる丘おか公園こうえん内ないにある文学ぶんがく館かん。昭和しょうわ59年ねん（1984）開館かいかん。近代きんだい日本にっぽん文学ぶんがくの専せん門もんの資料しりょう館かんとして多数たすうの...

かながわ‐く【神奈川かながわ区く】

⇒神奈川かながわ

かながわ‐けん【神奈川かながわ県けん】

⇒神奈川かながわ