国語こくご辞書じしょの索引さくいん「すだ」

す‐だか【巣す鷹たか】

巣すにいる鷹たかのひな。また、これを捕とらえて鷹狩たかがり用ように飼育しいくすること。

すた・く【呻うめく】

［動どうカ四よん］《「すたすた」の「すた」の動詞どうし化か。「すだく」とも》あえぐ。すためく。「声こえいきどしく—・きながら」〈浄きよし・関せき...

すだ・く【集すだく】

［動どうカ五ご（四よん）］ １ 虫むしなどが集あつまってにぎやかに鳴なく。「草くさむらに—・く虫ちゅうの音おと(ね)」 ２ 群むれをなして集あつまる。むら...

すだ‐くにたろう【須田すだ国太郎くにたろう】

［1891〜1961］洋画ようが家か。京都きょうとの生うまれ。独立どくりつ美術びじゅつ協会きょうかい会員かいいん。東西とうざい美術びじゅつの融合ゆうごうを追求ついきゅうし、独自どくじの明暗めいあん法ほうによる作品さくひんを制作せいさく。

す‐だこ【酢蛸すだこ】

ゆで蛸だこを酢すにつけたもの。また、ゆで蛸だこを薄うすく切きり、二杯酢にはいずをかけた酢すの物もの。

すだ‐じい【すだ椎しい】

ブナ科かの常緑じょうりょく高木たかぎ。関東かんとう・中部ちゅうぶ以南いなんの暖地だんちに自生じせい。樹皮じゅひは黒くろ灰色はいいろ。葉はは広こう楕円だえん形がたで先さきがとがる。6月がつごろ、雄花おばなと雌花めばなが咲さき、...

す‐だち【巣立すだち】

１ ひなが巣立すだつこと。巣離すばなれ。《季き 春はる》 ２ 子しが成人せいじんして親元おやもとを離はなれること。また、学校がっこうを卒業そつぎょうして社会しゃかいに出でていくこと。

す‐だち【酢す橘たちばな】

ミカン科かの常緑じょうりょく低木ていぼく。ユズに似にて果実かじつは小ちいさく、扁ひらた球形きゅうけい。果肉かにくは酸味さんみが強つよく、特有とくゆうの香気こうきがある。食酢しょくず用ように徳島とくしま県けんで栽培さいばいされ、...

すだつ【須達】

⇒しゅだつ（須達）

す‐だ・つ【巣立すだつ】

［動どうタ五ご（四よん）］ １ ひなが成長せいちょうして巣すから飛とび立たつ。「ツバメのひなが—・つ」 ２ 子供こどもが親元おやもとを離はなれ、独立どくりつする。また...

す‐だて【素もと建だて】

新築しんちく中ちゅうの家いえで、屋根やね・壁かべ・柱はしらだけしか造作ぞうさくのできていないこと。また、その家いえ。「未み(まだ)壁かべも床板とこいたも着ついて居いない—の儘だ...

す‐だて【簀す立だて】

１ 海中かいちゅうに簀すを立たてておき、干潮かんちょう時じに逃にげおくれた魚さかなを捕とらえる漁法ぎょほう。また、その仕掛しかけ。 ２ 円えん筒とう形がたの底そこのない竹たけかご。味あじ...

すだのはるげいしゃかたぎ【隅田すみた春はる妓女ぎじょ容よう性せい】

歌舞伎かぶき狂言きょうげん。世話物せわもの。3幕まく。初はつ世よ並木なみき五ご瓶びん作さく。寛政かんせい8年ねん（1796）江戸えど桐きり座ざ初演しょえん。恩人おんじんの娘むすめを助すけようとした侠客きょうかく(きょうか...

すだはちまん‐じんじゃ【隅田すだ八幡やはた神社じんじゃ】

和歌山わかやま県けん橋本はしもと市しにある神社じんじゃ。所蔵しょぞうする人物じんぶつ画像がぞう鏡きょうの銘文めいぶんは、古代こだい史し研究けんきゅうの重要じゅうような金石かねいし文ぶんの資料しりょう。

す‐だま【魑魅すだま／霊れい】

１ 山林さんりん・木石ぼくせきの精気せいきから生しょうじるという霊れい。人面じんめん鬼おに身みで、よく人ひとを迷まよわすという。ちみ。〈和名わみょう抄しょう〉 ２ 人にんの霊魂れいこん。たましい...

す‐だれ【簾すだれ】

１ 《「簀す垂たれ(すだ)れ」の意い》細ほそく割わった竹たけやアシなどを横よこに並ならべ、糸いとで編あみ連つらねたもの。部屋へやの隔へだてや日ひよけ・目隠めかくしなど...

すだれ‐がい【簾すだれ貝かい】

マルスダレガイ科かの二枚貝にまいがい。浅海せんかいの砂すな底そこにすむ。貝殻かいがらは横長よこながの楕円だえん形がたで、殻から長ちょう約やく6センチ。殻から表ひょうにすだれ状じょうの輪わ脈みゃくがあり、淡あわ褐...

すだれ‐コリメーター【簾すだれコリメーター】

細ほそい金属きんぞくを横よこに並ならべた2枚まいのすだれを平行へいこうに配置はいちし、遠方えんぽうの天体てんたいからのX線せんを観測かんそくする装置そうち。X線せんなどの高こうエネルギーの電磁波でんじは...

すだれ‐ごし【簾すだれ越ごし】

すだれを隔へだててすること。「—に声こえをかける」

すだれ‐ぶ【簾すだれ麩ふすま】

薄うすく作つくり、すのこの間あいだに挟はさんで細ほそい筋すじをつけた麩ふすま。