きいろいゾウ

きいろいゾウ
監督かんとく	廣木ひろき隆一りゅういち
脚本きゃくほん	黒沢くろさわ久子ひさこ; 片岡かたおか翔しょう
原作げんさく	西にし加奈子かなこ
出演しゅつえん者しゃ	宮崎みやざきあおい; 向井むかい理さとし
音楽おんがく	大友おおとも良英よしひで
主題歌しゅだいか	ゴスペラーズ「氷こおりの花はな」
撮影さつえい	鍋島なべしま淳あつし裕ひろし
編集へんしゅう	菊池きくち純一じゅんいち
製作せいさく会社かいしゃ	「きいろいゾウ」製作せいさく委員いいん会かい
配給はいきゅう	ショウゲート
公開こうかい	<img alt="日本の旗" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9e/Flag_of_Japan.svg/25px-Flag_of_Japan.svg.png" decoding="async" width="25" height="17" class="mw-file-element" data-file-width="900" data-file-height="600"> 2013年ねん2月がつ2日にち
上映じょうえい時間じかん	131分ふん
製作せいさく国こく	<img alt="日本の旗" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9e/Flag_of_Japan.svg/25px-Flag_of_Japan.svg.png" decoding="async" width="25" height="17" class="mw-file-element" data-file-width="900" data-file-height="600"> 日本にっぽん
言語げんご	日本語にほんご
興行こうぎょう収入しゅうにゅう	4億おく6,000万まん円えん
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『きいろいゾウ』は、西にし加奈子かなこによる日本にっぽんの小説しょうせつ、およびそれを原作げんさくとする絵本えほん、日本にっぽん映画えいが。

概要がいよう

小説しょうせつは、2006年ねんに発売はつばいされた西にしの3作さく目めの小説しょうせつ作品さくひんで、アルバイトをしながら執筆しっぴつ活動かつどうをした最後さいごの作品さくひん。小説しょうせつのエピソードを元もとに、作者さくしゃ自みずからが描えがいた初はつ絵本えほん作品さくひんとしても出版しゅっぱん。2013年ねんには著作ちょさくとして初はつの映画えいが化かされた。

ストーリー

都会とかいから九州きゅうしゅうの田舎いなかに引ひっ越こしてきた、売うれない小説しょうせつ家かで介護かいご施設しせつ職員しょくいんの無辜むこ歩ふ（むこあゆむ、通称つうしょう・ムコ）と、動物どうぶつや虫むしなどの声こえが聞きこえる感受性かんじゅせいの強つよい妻つま利り愛子あいこ（つまりあいこ、通称つうしょう・ツマ）。田舎いなかで近所きんじょの一風いっぷう変かわった人ひとたちと付つき合あいつつも穏おだやかに過すごす日々ひび。しかし、ある日ひムコに手紙てがみが届とどき、彼かれはその背中せなかの鳥とりの刺青しせいに纏まつわる、ある出来事できごとに向むき合あうため東京とうきょうへ向むかう。

書籍しょせき

小説しょうせつ小学館しょうがくかん文庫ぶんこ 2006年ねん2月がつ28日にち発行はっこう ISBN 4093861625
- リニューアル版ばん 2008年ねん8月がつ6日にち発行はっこう ISBN 9784094082517
絵本えほん 2006年ねん7月がつ25日にち発行はっこう ISBN 4097262033

映画えいが

2013年ねん 2月がつ2日にち公開こうかい、宮崎みやざきあおいと向井むかい理さとしが初はつ共演きょうえん。監督かんとくは『余命よめい1ヶ月かげつの花嫁はなよめ』の廣木ひろき隆一りゅういち。

宮崎みやざきは、原作げんさく本ほんの帯おびコメントに「いつか、この小説しょうせつの『ツマ』役やくを演えんじてみたいです」寄稿きこうしており、向井むかいもまた、雑誌ざっしのお薦すすめの一いち冊さつに挙あげるなど、原作げんさくのファンであった^[1]。

主おもに、三重みえ県けんの松阪まつさか市しや伊勢いせ志摩しまなどでロケが行おこなわれ^[1]、ロケに使つかわれた三重みえ県けん松阪まつさか市し柚ゆず原げんゆのはら町まちの古こ民家みんかは観光かんこう向むけとして一般いっぱん公開こうかいされた^[2]。

キャッチコピーは「痛いたみを知しる、すべての人ひとへおくる感動かんどうのラブストーリー」。

全国ぜんこく236スクリーンで公開こうかいされ、2013年ねん2月がつ2、3日にちの初日しょにち2日間にちかんで興きょう収おさむ8,549万まん7,630円えん、動員どういん動員どういん6万まん3,653人にんになり、映画えいが観客かんきゃく動員どういんランキング（興行こうぎょう通信つうしん社しゃ調しらべ）で初はつ登場とうじょう第だい7位いとなった^[3]。最終さいしゅう興きょう収おさむは4億おく6,000万まん円えん^[4]。

キャスト

妻つま利り愛子あいこ（通称つうしょう・ツマ）役やく - 宮崎みやざきあおい（幼少ようしょう期き：本田ほんだ望のぞむ結ゆい）
無辜むこ歩ふ（通称つうしょう・ムコ）役やく - 向井むかい理さとし
緑みどり - 緒川おがわたまき
夏目なつめ - リリー・フランキー
愛子いとしごの母はは - 石川いしかわ真希まき
セイカ - 松原まつばら智恵子ちえこ
アレチ - 柄本えもと明あきら
大地だいち - 濱田はまだ龍りゅう臣しん
洋子ようこ - 浅見あさみ姫ひめ香かおり
お月つきさま（声こえ） - 山田やまだキヌヲ
ソテツ（声こえ） - 大杉おおすぎ漣さざなみ
コソク（声こえ） - 柄本えもと佑たすく
カンユ（声こえ） - 安藤あんどうサクラ
クモ（声こえ） - 高良こうら健吾けんご

スタッフ

監督かんとく - 廣木ひろき隆一りゅういち
プロデューサー - 若林わかばやし雄介ゆうすけ、大畑おおはた利久としひさ、安田やすだ俊之としゆき
アソシエイトプロデューサー - 岡本おかもと順じゅん哉、田辺たなべ圭吾けいご、石岡いしおか雅樹まさき
企画きかくプロデュース - 松本まつもと整せい、宇田川うだがわ寧やすし
原作げんさく - 西にし加奈子かなこ『きいろいゾウ』（小学館しょうがくかん刊かん）
脚本きゃくほん - 黒沢くろさわ久子ひさこ、片岡かたおか翔しょう
原画げんが - にしかなこ
撮影さつえい - 鍋島なべしま淳あつし裕ひろし
美術びじゅつ - 丸尾まるお知行ともゆき
編集へんしゅう - 菊池きくち純一じゅんいち
キャスティング - 田端たばた利江としえ
主題歌しゅだいか - ゴスペラーズ「氷こおりの花はな」（キューンミュージック）
音楽おんがく - 大友おおとも良英よしひで
音楽おんがくプロデューサー - 安井やすい輝あきら
音響おんきょう効果こうか - 渋谷しぶや圭介けいすけ、佐藤さとう祥子さちこ
VFXスーパーバイザー - 大萩おおはぎ真司しんじ
アニメーションディレクター - 三角みすみ芳子よしこ
ヘアメイク - 永江ながえ三千子みちこ
衣裳いしょうデザイン - 小川おがわ久美子くみこ
照明しょうめい - 豊ゆたか見山みやま明あきら長ちょう
制作せいさく担当たんとう - 島根しまね淳あつし
録音ろくおん - 深田ふかた晃あきら
助監督じょかんとく - 久万くま真しん路ろ
劇げき中ちゅうイラスト - にしかなこ
製作せいさくプロダクション - ダブ
配給はいきゅう・宣伝せんでん - ショウゲート
製作せいさく - 「きいろいゾウ」製作せいさく委員いいん会かい（博報堂はくほうどうDYメディアパートナーズ、東海テレビ放送とうかいてれびほうそう、小学館しょうがくかん、メディアファクトリー、関西かんさいテレビ放送ほうそう、パルコ、ホリ・エージェンシー、ソニー・ミュージックエンタテインメント、Yahoo! JAPAN、ダブ、ショウゲート）