みさき公園こうえん駅えき

みさき公園こうえん駅えき（みさきこうえんえき）は、大阪おおさか府ふ泉南せんなん郡ぐん岬みさき町まち淡輪たんのわにある、南海電気鉄道なんかいでんきてつどうの駅えき。駅えき番号ばんごうはNK41。

みさき公園こうえん駅えき
駅舎えきしゃ
みさきこうえん MISAKIKŌEN
所在地しょざいち	大阪おおさか府ふ泉南せんなん郡ぐん岬みさき町まち淡輪たんのわ3714 北緯ほくい34度ど19分ふん24.7秒びょう 東経とうけい135度ど9分ふん36.54秒びょう
駅えき番号ばんごう	NK 41
所属しょぞく事業じぎょう者しゃ	南海電気鉄道なんかいでんきてつどう
電報でんぽう略号りゃくごう	ミサキ
駅えき構造こうぞう	地上ちじょう駅えき（ホームは盛土もりつち上じょう）
ホーム	2面めん5線せん
乗降じょうこう人員じんいん -統計とうけい年次ねんじ-	4,685人にん/日にち -2019年ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ	1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）7月がつ23日にち
乗入のりいれ路線ろせん 2 路線ろせん
所属しょぞく路線ろせん	■南海本線なんかいほんせん
キロ程ほど	51.9 km（難波なんば起点きてん）
◄NK40 淡輪たんのわ (1.7 km) (4.4 km) 孝子たかこ NK42►
所属しょぞく路線ろせん	■多奈川たながわ線せん
キロ程ほど	0.0 km（みさき公園こうえん起点きてん）
(1.4 km) 深日ふけ町まち NK41-1►
備考びこう	1957年ねんに南みなみ淡輪たんのわ駅えきから改称かいしょう

東口ひがしぐち

概要がいよう

岬みさき町まちの代表だいひょう駅えきで、開業かいぎょう当初とうしょの駅名えきめいは「南みなみ淡輪たんのわ駅えき」（みなみたんのわえき）。1957年ねん4月がつ1日にちに南海なんかいが駅えきの北側きたがわでみさき公園こうえんを開園かいえんすることに合あわせて、同年どうねん1月がつ1日にちから現在げんざいの「みさき公園こうえん駅えき」に改称かいしょうされた。改称かいしょう後ごは、一部いちぶ乗車じょうしゃ券けんなどには「岬みさき公園こうえん」などと印字いんじされるほか、駅えき周辺しゅうへんの道路どうろ標識ひょうしきにも「南海なんかい 岬みさき公園こうえん駅えき」などと表記ひょうきされている。

なお、「みさき公園こうえん」は南海電気鉄道なんかいでんきてつどうのグループ会社かいしゃが運営うんえいを続つづけていたが、2020年ねん3月31日にちで運営うんえいから撤退てったい。同日どうじつ付づけで動物どうぶつ園えん・水族館すいぞくかんとしての営業えいぎょうを終了しゅうりょうしたほか、翌よく4月がつ1日にちから休園きゅうえんしている。岬みさき町まちは4月がつ1日にち付づけで南海電気鉄道なんかいでんきてつどうから園内えんないの建物たてもの・施設しせつの所有しょゆう権けんを無償むしょうで引ひき継ついだため、2021年度ねんど以降いこうに同名どうめいの町営ちょうえい自然しぜん公園こうえんとして再さいオープンを計画けいかくしているが、同社どうしゃの運営うんえい撤退てったい時点じてんでは駅名えきめいの扱あつかいが明あきらかにされていない。

利用りよう可能かのうな鉄道てつどう路線ろせん

• 南海電気鉄道なんかいでんきてつどう
  • 南海本線なんかいほんせん
  • 多奈川たながわ線せん ※始発駅しはつえき

歴史れきし

当初とうしょの駅名えきめいは「南みなみ淡輪たんのわ駅えき」で、大阪おおさかゴルフクラブへの便宜べんぎを図はかるために設置せっちされた。駅えき開業かいぎょうの2日にち後ごに18ホール完成かんせい、全面ぜんめん開場かいじょうしている。もとは現在げんざいのみさき公園こうえんおよび駅前えきまえ広場ひろばも大阪おおさかゴルフクラブの敷地しきちだったが、戦後せんごにゴルフ場じょうを再開さいかいするにあたって、農地のうち改革かいかくの影響えいきょうから都市とし公園こうえんの緑地りょくち帯たいとして認可にんかを取とり付つける運はこびとなり、泉いずみ岬みさき公園こうえん（のち、みさき公園こうえん）が整備せいびされ、開園かいえんに合あわせて「みさき公園こうえん駅えき」に改称かいしょうされた。

年表ねんぴょう

• 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）7月がつ23日にち：南海なんかい鉄道てつどうの南みなみ淡輪たんのわ駅えきとして開業かいぎょう。
• 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）
  • 5月31日にち：多奈川たながわ線せん開通かいつうに伴ともない、駅えきを移転いてん。
    • 多奈川たながわ線せんが開通かいつうするまで当とう駅えきの和歌山わかやま市し方面ほうめんの隣接りんせつ駅えきは深日ふけ駅えきだったが、同どう駅えきは多奈川たながわ線せんが深日ふけ町まち（当時とうじ）の中心ちゅうしん部ぶを通とおったことにより廃はい駅えきとなった。
  • 6月1日にち：会社かいしゃ合併がっぺいにより近畿日本鉄道きんきにほんてつどうの駅えきとなる。
• 1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）6月がつ1日にち：路線ろせん譲渡じょうとにより南海電気鉄道なんかいでんきてつどうの駅えきとなる。
• 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）1月がつ1日にち：みさき公園こうえん駅えきに改称かいしょう。
• 1994年ねん（平成へいせい6年ねん）9月4日にち：特急とっきゅう停車駅ていしゃえきに昇格しょうかく。全ぜん営業えいぎょう列車れっしゃ停車駅ていしゃえきとなる。
• 2012年ねん（平成へいせい24年ねん）4月がつ1日にち：駅えきナンバリングが導入どうにゅうされ、使用しようを開始かいし。

駅えき構造こうぞう

ホーム

盛土もりつち上うえに島しま式しきホーム2面めん5線せんを有ゆうする地上ちじょう駅えきである。島しま式しきホームはそれぞれ1・2番線ばんせん、3・5番線ばんせんとなっており、3番線ばんせんの和歌山わかやま市し寄よりを切きり欠かいた部分ぶぶんが4番線ばんせんとなっている。改札かいさつ口こうはみさき公園こうえん側がわ（みさき公園こうえん出口でぐち）と南みなみの道路どうろ側がわ（東出ひがしで口くち）の2か所しょにある。構内こうないに各かくホーム間あいだと駅舎えきしゃを連絡れんらくする地下道ちかどうがあり、エレベーター・エスカレーターが併設へいせつされている。かつては難波なんば側がわに構内こうない踏切ふみきりが設もうけられていた。トイレは設置せっちされている。

のりば

のりば	路線ろせん	方向ほうこう	行先ゆくさき	備考びこう
1・2	南海なんかい線せん	下くだり	和歌山わかやま市し方面ほうめん
3		上のぼり	なんば方面ほうめん	当とう駅えき始発しはつは1番ばんのりばから発車はっしゃ
4	未み使用しよう	-
5	多奈川たながわ線せん	-	多奈川たながわ方面ほうめん

※南海なんかい本線ほんせんの下くだり本線ほんせんは2番ばんのりば、上のぼり本線ほんせんは3番ばんのりば。多奈川たながわ線せんの本線ほんせんは4番ばんのりばである。1・2番ばんのりばからは多奈川たながわ線せん方面ほうめん、5番ばんのりばからは難波なんば方面ほうめんへの発車はっしゃも可能かのう。4番線ばんせんはもともとは多奈川たながわ方面ほうめんホームだが、2024年ねん5月がつ現在げんざい未み使用しよう。

みさき公園こうえん駅えき配線はいせん図ず

← 南海本線なんかいほんせん 難波なんば方面ほうめん		→ 南海本線なんかいほんせん 和歌山わかやま市し方面ほうめん
	↓ 多奈川たながわ線せん 多奈川たながわ方面ほうめん
凡例はんれい 出典しゅってん:鉄道てつどうピクトリアル 2008年ねん8月がつ臨時りんじ増刊ぞうかん「南海電気鉄道なんかいでんきてつどう」

特徴とくちょう

1番線ばんせんで折おり返かえし運転うんてんする区く急きゅう（2012年ねん6月がつ）

第だい3回かい近畿きんきの駅えき百ひゃく選せんに選定せんていされた。

2014年ねん10月がつ18日にちのダイヤ改正かいせいまでは難波なんば方面ほうめんからの昼間ひるま時じの区間くかん急行きゅうこう、ラッシュ時じの一部いちぶの普通ふつう車しゃはこの駅えきで折おり返かえしていた。しかし、改正かいせい以降いこうの日ひ中ちゅうは1時じ間あいだ4本ほんの空港くうこう急行きゅうこうと和歌山わかやま市し発着はっちゃくの普通ふつうに置おき換かえられた。2023年ねんのダイヤ改正かいせい以後いごはみさき公園こうえん始発しはつのなんば行いきは平日へいじつ・土ど休日きゅうじつとも5本ほんづつ（平日へいじつはすべて普通ふつう、土ど休日きゅうじつは区間くかん急行きゅうこう1本ほん・普通ふつう4本ほん）となっている。

なお、2005年ねん11月26日にちまでは初発しょはつ列車れっしゃのみが4番線ばんせんを使用しようしていた（多奈川たながわでの夜間やかん留置りゅうちは行おこなわない）。その後ごは13時じ台だいの1本ほんが使用しようしていたが、2023年ねんのダイヤ改正かいせいによる多奈川たながわ線せん電車でんしゃ減げん便びん以降いこうは多奈川たながわ線せんの全ぜん列車れっしゃが5番線ばんせん発着はっちゃくとなっている。過去かこには5番線ばんせんを使用しようするなんば行いきの普通ふつう車しゃもわずかながら設定せっていされており、当とう駅えきで急行きゅうこうの待まち合あわせを行おこなっていた。かつて運行うんこうされていた多奈川たながわ線せん直通ちょくつう急行きゅうこう「淡路あわじ号ごう」は、多奈川たながわ行いきが2番線ばんせんから、なんば行いきが5番線ばんせんから発着はっちゃくしていた。

利用りよう状じょう況きょう

2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）次つぎの1日にち平均へいきん乗降じょうこう人員じんいんは4,685人にん（乗車じょうしゃ人員じんいん：2,388人にん、降車こうしゃ人員じんいん：2,297人にん）である。

各かく年次ねんじの1日にち平均へいきん乗降じょうこう人員じんいん数すうは下表かひょうの通とおり。

年次ねんじ	1日にち平均へいきん 乗降じょうこう人員じんいん	順位じゅんい	備考びこう
2000年ねん（平成へいせい12年ねん）	7,264	-
2001年ねん（平成へいせい13年ねん）	7,014	-
2002年ねん（平成へいせい14年ねん）	6,847	-
2003年ねん（平成へいせい15年ねん）	6,561	-
2004年ねん（平成へいせい16年ねん）	6,385	45位い
2005年ねん（平成へいせい17年ねん）	6,318	-
2006年ねん（平成へいせい18年ねん）	6,063	-
2007年ねん（平成へいせい19年ねん）	6,064	-
2008年ねん（平成へいせい20年ねん）	5,983	-
2009年ねん（平成へいせい21年ねん）	5,963	-
2010年ねん（平成へいせい22年ねん）	5,924	-
2011年ねん（平成へいせい23年ねん）	5,871	46位い
2012年ねん（平成へいせい24年ねん）	5,588	47位い
2013年ねん（平成へいせい25年ねん）	5,531	48位い
2014年ねん（平成へいせい26年ねん）	5,459	48位い
2015年ねん（平成へいせい27年ねん）	5,450 5,446	49位い
2016年ねん（平成へいせい28年ねん）	5,132	50位い
2017年ねん（平成へいせい29年ねん）	5,023	50位い
2018年ねん（平成へいせい30年ねん）	4,847 4,846	50位い
2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）	4,685 4,679	51位い
2020年ねん（令れい和わ02年ねん）	3,318	55位い

駅えき周辺しゅうへん

駅えきの北側きたがわに南海電鉄なんかいでんてつが運営うんえいしていた遊ゆう園地えんち・みさき公園こうえんのメインゲートが、駅えきの西側にしがわに大阪おおさかゴルフクラブのクラブハウスがある。

駅前えきまえのロータリーから、コミュニティバスのミニループバスみさき（赤あかバス）や、泉南せんなんメモリアルパーク・大阪おおさかゴルフクラブ・与田よだ病院びょういんへの送迎そうげいバスが発着はっちゃく。他たに和歌山大学わかやまだいがくへのサザンエアポートバスが運行うんこうされている。

• 岬みさき郵便ゆうびん局きょく
• 西陵せいりょう古墳こふん（さいりょうこふん）
• 白しろ峠山とうげやま古墳こふん（しらとやまこふん）
• 真鍋まなべ山さん古墳こふん（まなべやまこふん）
• 大阪おおさか府立ふりつ岬みさき高等こうとう学校がっこう
• 岬みさき町立ちょうりつ岬みさき中学校ちゅうがっこう
• 長松ながまつ自然しぜん海浜かいひん （大阪おおさか府ふ）

隣となりの駅えき

南海電気鉄道なんかいでんきてつどう

南海本線なんかいほんせん

■特急とっきゅうサザン・■急行きゅうこう

尾崎おざき駅えき (NK37) - みさき公園こうえん駅えき (NK41) - 和歌山わかやま大学前だいがくまえ駅えき（ふじと台だい）(NK43)

■区間くかん急行きゅうこう・■普通ふつう

淡輪たんのわ駅えき (NK40) - みさき公園こうえん駅えき (NK41) - 孝子きょうし駅えき (NK42)

多奈川たながわ線せん

みさき公園こうえん駅えき (NK41) - 深日ふけ町まち駅えき (NK41-1)

脚注きゃくちゅう

出典しゅってん

利用りよう状じょう況きょうの出典しゅってん

ハンドブック南海なんかい

大阪おおさか府ふ統計とうけい年鑑ねんかん

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの鉄道てつどう駅えき一覧いちらん
• みさき公園こうえん - 当とう駅えきが最寄もより駅えきに当あたる。

外部がいぶリンク

• みさき公園こうえん駅えき - 南海電気鉄道なんかいでんきてつどう