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アルダ - Wikipedia

アルダArda)は、J・R・R・トールキンのファンタジー作品さくひんぐんおおくにおいて舞台ぶたいとなった世界せかいクウェンヤで「王国おうこくRealm)」のヴァラール一人ひとり長上ちょうじょうおうマンウェべる世界せかいであり、その王国おうこくであると意味いみで、アルダとばれた。『ホビットの冒険ぼうけん』『指輪ゆびわ物語ものがたり』などの舞台ぶたいなかくには、このアルダに存在そんざいする。

古代こだい地球ちきゅうとして設定せっていされた惑星わくせいであるアルダは、イルーヴァタールによって創造そうぞうされた物質ぶっしつかいエア存在そんざいする。はじめアルダは平面へいめん大地だいち世界せかいとしてつくられ、中心ちゅうしんには神性しんせいちかせいなる精霊せいれいたちヴァラール住居じゅうきょがおかれた。ヴァラールのうちの邪悪じゃあくなものメルコールがこれをそこなったとき、世界せかいつくえられ、その完全かんぜん対称たいしょうせいうしなわれ、ヴァラールはヴァリノールへとうつったが、そのもまだエルフなかくにから航海こうかいしてヴァリノールにいたることができた。人間にんげん不死ふしもとめてヴァリノールにいたろうとしたとき、アルダは球形きゅうけい大地だいち世界せかいつくえられ、ヴァリノールとその位置いちするアマンの大陸たいりくはアルダからられたのである。

平面へいめん大地だいち時代じだい

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イルーヴァタールによる物質ぶっしつかい創造そうぞうアイヌールによるアルダの創世そうせいは、「アイヌリンダレ」(『シルマリルの物語ものがたり所収しょしゅう)にかたられている。

エア(Eä)は、世界せかいはじまりにおいてアイヌールが虚空こくう光景こうけい具現ぐげんとしての物質ぶっしつかいクウェンヤ名称めいしょうである。このことばは、「存在そんざいする」を意味いみするクウェンヤ語句ごくアオリストかたち由来ゆらいする。すなわち、「エア」とは「存在そんざいするもの」を意味いみする。「エア」は、唯一ゆいいつかみエル・イルーヴァタールが世界せかいを「〈存在そんざいする〉」ものとするためにはっした言葉ことばであった[T 1]

虚空こくう(クーマ Kúma、そとなるやみ)は、アルダの外側そとがわである。アルダからは「よるとびら」をかいして到達とうたつすることができる。ヴァラールは、いかりのたたか敗北はいぼくしたメルコール虚空こくうへと追放ついほうした。伝説でんせつは、メルコールは世界せかい終末しゅうまつたたかダゴール・ダゴラス先立さきだってアルダに帰還きかんすると予言よげんしている。虚空こくうは、エアの創造そうぞう以前いぜんなに存在そんざいしなかった状態じょうたいとはことなるものである[T 2]

アルダ(Arda、地球ちきゅう)がつくられたとき、「無数むすうほし々」はすでに存在そんざいしていた[T 1]。よりおおきなひかりをもたらすため、ヴァラールはのちになかくにふたつの灯火ともしびをつくり、それが破壊はかいされてからはヴァリノールほんした。これらの出来事できごとがそれぞれ灯火ともしび時代じだいほん時代じだいのはじまりとなったが、ちゅうくににおけるほし々の時代じだい太陽たいようがつくられるまでつづいた[T 3]ほん時代じだいエルフがめざめる直前ちょくぜんヴァルダは「あたらしい、よりあかるい」偉大いだいほし々と星座せいざつくった[T 4]

イルーヴァタールはアルダを平面へいめん世界せかい構造こうぞうつくった。円盤えんばんじょうのアルダは大陸たいりくうみち、つきほし々がまわりをまわった。アルダはエルフと人間にんげんのための「まう場所ばしょ」(アンバール)としてつくられた[1]。この世界せかいは、ヴァラールのつくった2つの灯火ともしび、すなわちイッルインとオルマルによってらされていた。灯火ともしびささえるため、アウレはなかくに大陸たいりく南北なんぼくに、きたのヘルカールとみなみのリンギルという2ほん巨大きょだいいわはしらきずいた。イッルインはヘルカールに、オルマルはリンギルにおかれた。双方そうほう灯火ともしびひかりじる円柱えんちゅうのあいだ、だいみずうみ中心ちゅうしんかぶしまアルマレンにはヴァラールがんでいた[T 5]。メルコールが灯火ともしび破壊はかいしたとき、2つのひろ内海うちうみ(ヘルカールとリンギル)と2つの大海たいかい(ベレガエルとひがしうみ)が形成けいせいされたが、アルマレンとみずうみ破壊はかいされた[T 4]。ヴァラールはなかくにってあたらしく西方せいほう形成けいせいされたアマンの大陸たいりくにうつり、ヴァリノールとかれらのいえつくった。メルコールによるアマンへの攻撃こうげきさまたげるために、かれらはなかくに大陸たいりくひがしへとうごかし、あいだのベレガエルをひろげ、ちゅうくにあお山脈さんみゃくあか山脈さんみゃく灰色はいいろ山脈さんみゃく山脈さんみゃくふう山脈さんみゃくという5つのだい規模きぼ山脈さんみゃく隆起りゅうきさせた。この行為こうい結果けっか大陸たいりくうみ対称たいしょうてき配置はいちくずれることとなった[T 6]

エッカイア(Ekkaia)はつつ大洋たいよう(Enfolding Ocean)、うみともばれ、だいのおわりのだい変動へんどうまえ世界せかいかこくらうみだった。地球ちきゅうたいらだったころ、エッカイアはうみかぶふねのようなアルダを完全かんぜんかこんでながれていた。エッカイアのうえには大気たいきそうがあり、みずおうウルモはアルダのした部分ぶぶんんでいる。エッカイアは非常ひじょうつめたく、ちゅうくに北西ほくせいでベレガエルのうみ出会であうところには、こおりヘルカラクセが形作かたちづくられている。世界せかい周回しゅうかいする太陽たいようは、エッカイアをとおけるさいうみねっするとされる[T 5][T 6]

イルメン(Ilmen)はだいまつだい変動へんどうまえにあった、ひかりたされたきよらかな大気たいき領域りょういきである。ほし々やその天体てんたいはこの領域りょういき位置いちする。世界せかいをまわるつきはイルメンをとおり、かえみちではイルメンのへとんでゆく[T 6]

球形きゅうけい大地だいち時代じだい

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太陽たいようだいすえヌーメノール増長ぞうちょう究極きゅうきょくたっしたとき、イルーヴァタールはアマンをアルダからはなし、世界せかいおおきく変動へんどうさせてヌーメノールのしまほろぼした[T 8]。トールキンの伝説でんせつ体系たいけいでは、ヴァリノールをふく大陸たいりくアマンを「世界せかい円形えんけいから」のぞいたさいおこなわれた、平面へいめん世界せかいから球状きゅうじょう世界せかいへの破壊はかいてき変化へんか描写びょうしゃすることで、球体きゅうたい地球ちきゅうのパラダイムをあつかっている[2]。アマンにいたるただひとつのこされたみちは、ふるい「まっすぐのみち」とばれるなかくに曲面きょくめんはなれてそら宇宙うちゅうとおかくされた経路けいろであり、エルフたちにのみられ、またひらかれており、かれらのふねだけが航行こうこうできた[2]

この地球ちきゅう平面へいめんから球状きゅうじょうへの変化へんかは、トールキンの「アトランティス伝説でんせつ」の中核ちゅうかくでもある。ヌーメノールじん傲慢ごうまんになり、不死ふしたいとかんがえてヴァリノールにいたろうとしたが、イルーヴァタールはヌーメノールのしまほろぼし、人間にんげんがヴァリノールにたどりくのを永遠えいえんふせぐために世界せかいつくえた。トールキンの未完みかん草稿そうこうThe Lost Roadでは、だいいちのエルフの神話しんわから古典こてんてきなアトランティス神話しんわゲルマン民族みんぞくだい移動いどうアングロ=サクソンじんイングランド、そして現代げんだいいたるまでをむすびつける歴史れきしてき継続けいぞくせいのアイデアの草案そうあん示唆しさし、プラトンのアトランティス伝説でんせつ洪水こうずい伝承でんしょうをヌーメノールの物語ものがたりの「混乱こんらんした」説明せつめいとして提案ていあんしている。世界せかい破壊はかいてきさい形成けいせいは、人類じんるい文化ぶんかてき記憶きおく集合しゅうごうてき無意識むいしき個人こじん遺伝子いでんし記憶きおくにまでまれただろう。トールキンの伝説でんせつ体系たいけいの「アトランティス」の部分ぶぶんは、物理ぶつりてき世界せかい変容へんようしたためにもはや追憶ついおく神話しんわのなかにしか存在そんざいしない西方せいほうへとかう「まっすぐのみち」の記憶きおくというテーマを探求たんきゅうしている[T 7][2]。「アカルラベース」では、災厄さいやくびたヌーメノーレアンが遠祖えんそもとめてごく西にしへと航海こうかいしたものの、ただ世界せかいまわってもとの出発しゅっぱつもどってるだけにわったとしるされている[T 8]

指輪ゆびわ物語ものがたり』の刊行かんこうなんねんAthrabeth Finrod ah Andrethという物語ものがたりかんするメモにおいて、トールキンはアルダを太陽系たいようけい同一どういつした。この時点じてんでは、アルダは複数ふくすう天体てんたいからり、ヴァリノールは惑星わくせいにあり、太陽たいようつきもまた元来がんらい天体てんたいであるという構想こうそうかんがえていたからである[5]

ほし々と星座せいざ

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ドゥリン紋章もんしょうには、トールキンが北斗七星ほくとしちせい明示めいじしたヴァラキルカの「ななぼし」がえがかれている[6]

トールキンはQenya Lexicon(クウェンヤ語彙ごいしゅう)とばれる名称めいしょう意味いみのリストを作成さくせいした。クリストファ・トールキンはこのなかから特定とくていほし惑星わくせい星座せいざについての言及げんきゅう抄出しょうしゅつしてThe Book of Lost Tales付録ふろくにつけた[7][8]太陽たいようはアノールもしくはUrとばれた[T 9][T 10]つきはイシルもしくはSilmoとばれた[T 11][T 12]。「エアレンディルのほし」は天空てんくうをわたってエアレンディルふねヴィンギロトにとりつけられたたからたまシルマリルひかりをしめし、金星かなぼしのことである。イングランド英語えいごChrist Iでは「エアレンデル(earendel)」という単語たんごあらわれるが、19世紀せいき文献ぶんけん学者がくしゃはこの言葉ことばがあるしゅかがやほし意味いみすることを発見はっけんし、1914ねん以来いらいトールキンはこれをけの明星みょうじょうとみなし、晩年ばんねんの1967ねんになっても同様どうようかんがえていた[T 13]にあるéala éarendel engla beorhtast すなわち「おお、もっとかがやかしき天使てんしエアレンデルよ」というくだりが、トールキンのインスピレーションとなった[4]

トールキンは太陽系たいようけいほか惑星わくせいのためにシンダリン名詞めいしつくり、Molgoth's Ring収録しゅうろくされているが、それらは箇所かしょではほとんどもちいられなかった。そうした名前なまえとしては、木星もくせいにあたるシリンド、火星かせいにあたるカルニル、水星すいせいにあたるエレンミーレ、天王星てんのうせいにあたるかもしれないルイニル、土星どせいにあたるルンバール、そして海王星かいおうせいにあたる可能かのうせいのあるネーナルがある[T 14]The Book of Lost Talesでは、木星もくせいにあたる名前なまえとしてモルウェンのかたりがリストにしめされている[T 15]

いくつかの個別こべつほしは、トールキン自身じしん、あるいは息子むすこクリストファや研究けんきゅうしゃによって、実際じっさいほし名前なまえ比定ひていされている。トールキンは「たび仲間なかま」の「さん さんにんれば」において、レンミラス(プレアデス星団せいだん)のあと、メネルヴァゴール(オリオン)のまえにあらわれるあかほしとしてボルギルをげている。クリスティン・ラーセンら研究けんきゅうしゃは、この説明せつめい合致がっちする主要しゅようあかほしアルデバランのほかないとしている[9][6]。ヘッルイン(あるいはGil、Nielluin、Nierninwa)はシリウス、Morwinyonはアルクトゥルスである[6]

惑星わくせい同様どうよう、トールキンの伝説でんせつ体系たいけいではいくつかの有名ゆうめい星座せいざ名付なづけられており、現実げんじつ北半球きたはんきゅうられる星座せいざ照応しょうおうさせることができる。Eksiqilta(あるいはEkta)はオリオンみっぼしである[T 11]。メネルヴァゴール(あるいはそら剣士けんし、メネルマカル、テルメへタール、Daimord、Mordo、Taimavar、Taimondo、Telimbektar、Telimektarなどとばれる)はオリオンにあたり[6]トゥーリン・トゥーランバール意味いみしていた。「あみのようなほしれ」レンミラス(あるいはItselokte、Sithaloth)はプレアデス星団せいだんである[6]。「ヴァラールのかま」ヴァラキルカはおおぐま北斗七星ほくとしちせいであり、ヴァルダがメルコールに警告けいこくあたえるためにきたそらはいしたものとされる[T 4]。「ちょう」を意味いみするウィルワリンは、カシオペア比定ひていされている[6]

分析ぶんせき

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研究けんきゅうしゃたちは、トールキンは晩年ばんねん、アルダの平面へいめん地球ちきゅうがた宇宙うちゅうろんにためらいをおぼえてとおざかり、球状きゅうじょう世界せかい支持しじしようとしたようにえることを特筆とくひつしているが、それはディアドラ・ドーソンがTolkien Studiesで「より合理ごうりてき科学かがくてき妥当だとう球形きゅうけい」になるようになおすことは不可能ふかのうだと論証ろんしょうしたように、伝説でんせつ体系たいけい全体ぜんたいふか根付ねついていた[10][11]

トールキン研究けんきゅうしゃジャネット・ブレナン・クロフトは、Mythloreにおいて、ホビット、人間にんげん、エルフ、ドワーフといったなかくに種族しゅぞくはすべて「ぜんあくのあいだの文字通もじどお宇宙うちゅうろんてきたたかい」をしんじ、みな「最後さいご劇的げきてきたたかい」を予期よきしていると主張しゅちょうしている。彼女かのじょくには、読者どくしゃはアイヌリンダレの記述きじゅつ、たとえばメルコールのアルダを破壊はかいしようというこころみ、「たにもどし、やまくずし、海水かいすいらした――を地質ちしつがくてきちから表象ひょうしょうてき描写びょうしゃとしてみうる」ように比喩ひゆてき解釈かいしゃくすることをかんがえるかもしれないが、本文ほんぶんはそこまで示唆しさしていない、という[12]

  1. ^ a b Tolkien 1977, Ainulindalë(『シルマリルの物語ものがたり』「アイヌリンダレ」)
  2. ^ Tolkien 1993, "Myths Transformed", section VII
  3. ^ Tolkien 1977, ch. 13 "Of the Return of the Noldor"(『シルマリルの物語ものがたり』「クウェンタ・シルマリッリオン」だいじゅうさんしょう「ノルドールぞくなかくに帰還きかんのこと」)
  4. ^ a b c Tolkien 1977, ch. 3 "Of the Coming of the Elves and the Captivity of Melkor"(『シルマリルの物語ものがたり』「クウェンタ・シルマリッリオン」だいさんしょう「エルフたちの到来とうらい虜囚りょしゅうとなったメルコールのこと」)
  5. ^ a b Tolkien 1977, ch. 1 "Of the Beginning of Days"(『シルマリルの物語ものがたり』「クウェンタ・シルマリッリオン」だいいちしょうはじまりのこと」)
  6. ^ a b c Tolkien 1977, ch. 11 "Of the Sun and Moon and the Hiding of Valinor"(『シルマリルの物語ものがたり』「クウェンタ・シルマリッリオン」だいじゅういちしょう太陽たいようつきとヴァリノールかくしのこと」)
  7. ^ a b "Actually in the imagination of this story we are now living on a physically round Earth. But the whole 'legendarium' contains a transition from a flat world ... to a globe ...." Carpenter 2023, #154 to Naomi Mitchison, 25 September 1954
  8. ^ a b Tolkien 1977, Akallabêth(『シルマリルの物語ものがたり』「アカルラベース」)
  9. ^ Tolkien 1984, "The Coming of the Valar"
  10. ^ Tolkien 1955(「ついへん」 E I「かたつづかた」:「単語たんごおよ固有名詞こゆうめいし発音はつおん」)
  11. ^ a b Qenya Lexicon”. Parma Eldalamberon 12.  This includes star names omitted from The Book of Lost Tales appendix, on its pages 35, 43, 63, and 82.
  12. ^ Tolkien 1955 Appendix E. I, TH(「ついへん」 E I「かたつづかた」:「単語たんごおよ固有名詞こゆうめいし発音はつおん」よりTHのこう
  13. ^ Tolkien 1984b, p. 266
  14. ^ Tolkien 1993, Index
  15. ^ Tolkien 1984, Appendix, "Mornie"
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  2. ^ a b c d Shippey 2005
  3. ^ Kocher, Paul (1974) [1972]. Master of Middle-earth: The Achievement of J.R.R. Tolkien. Penguin Books. pp. 8–11. ISBN 0140038779 
  4. ^ a b Lee, Stuart D.; Solopova, Elizabeth (2005). The Keys of Middle-earth: Discovering Medieval Literature Through the Fiction of J. R. R. Tolkien. Palgrave. pp. 256–257. ISBN 978-1403946713 
  5. ^ Larsen, Kristine (2008). Sarah Wells. ed. “A Little Earth of His Own: Tolkien's Lunar Creation Myths”. The Ring Goes Ever on: Proceedings of the Tolkien 2005 Conference (The Tolkien Society) 2: 394–403. 
  6. ^ a b c d e f Manning, Jim; Taylor Planetarium (2003). “Elvish Star Lore”. The Planetarian (14). https://xa.yimg.com/kq/groups/86966363/32134794/name/elvish+star+lore.pdf. 
  7. ^ Larsen, Kristine (2011). “Sea Birds and Morning Stars: Ceyx, Alcyone, and the Many Metamorphoses of Eärendil and Elwing”. In Fisher, Jason. Tolkien and the Study of His Sources: Critical Essays. McFarland Publishing. pp. 69–83  The index entries are Gong, Ingil, Mornië, Morwinyon, Nielluin, Silindrin, and Telimektar.
  8. ^ Larsen, Kristine (2014). Swank, Kris (ed.). Red Comets and Red Stars: Tolkien, Martin, and the Use of Astronomy in Fantasy Series (PDF). Proceedings of the 2nd Mythgard Institute Mythmoot. Vol. 2. Mythgard Institute. 2015ねん3がつ21にち時点じてんオリジナル (PDF)よりアーカイブ。
  9. ^ Larsen, Kristine (2005). “A Definitive Identification of Tolkien's 'Borgil': An Astronomical and Literary Approach”. Tolkien Studies 2: 161–170. doi:10.1353/tks.2005.0023. 
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