(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ウルヴァシー - Wikipedia

ウルヴァシーUrvasi)は、インド神話しんわ登場とうじょうする有名ゆうめいアプサラスプルーラヴァスおうとのこい物語ものがたりがよくられる。アーユスなど5にんははひじりせんナーラーヤナももからまれたとされる。

ウルヴァシーとプルーラヴァスおうラヴィ・ヴァルマ

ウルヴァシーとプルーラヴァスの恋愛れんあいは、ふるくは『リグ・ヴェーダ』に断片だんぺんてきかたられているが、よりまとまった伝説でんせつが『シャタパタ・ブラーフマナ』(11・5・1)やプラーナ文献ぶんけんべられている。ウルヴァシーはプルーラヴァスと結婚けっこんしたが、そのとき自分じぶんのぞまないときちかづかない、またプルーラヴァスの裸体らたい自分じぶんせないことなどを条件じょうけんとした。プルーラヴァスはこれをまもったので、両者りょうしゃ幸福こうふくらし、やがてウルヴァシーはかれごもった。しかしガンダルヴァたちは彼女かのじょもどそうとかんがえ(というのはアプサラスはガンダルヴァのつまとなるものであったから)、彼女かのじょ大切たいせつにしていたひつじうばった。さらに2ひきうばおうとしたときウルヴァシーがこえげたので、プルーラヴァスがふくあわててしてきた。そのときガンダルヴァたちは稲妻いなづまひらめかせたので、ウルヴァシーはかれはだかてしまい、かれのもとをった。プルーラヴァスはかなしんで、各地かくち放浪ほうろうしたすえに、あるみずうみ水鳥みずとり姿すがた沐浴もくよくしているアプサラスの一団いちだんなかにウルヴァシーがいるのを発見はっけんした。ウルヴァシーはおうとしなかったが、仲間なかまのアプサラスにすすめられてプルーラヴァスとはない、1ねんに1にちだけ約束やくそくをした。プルーラヴァスが1ねん同地どうちおとずれるとそこには黄金おうごんかんっており、2人ふたりは1ねんに1だけ夫婦ふうふとしてらした。このようにして5ねんぎ、2人ふたりは5にん子宝こだからめぐまれた。そして5ねんばん、ウルヴァシーはプルーラヴァスに、ガンダルヴァたちがかれあわれんでのぞみを1つかなえてくれることをつたえ、ガンダルヴァたちの仲間なかまれてくれることをねがうよう助言じょげんした。こうしてプルーラヴァスはせいなる儀式ぎしきてガンダルヴァの一員いちいんとなり、ウルヴァシーと幸福こうふくらしたという。

このはなしカーリダーサ戯曲ぎきょくし、『ヴィクラモールヴァシーヤ』という作品さくひんいているが、本来ほんらい神話しんわとはかなりことなっている。

ウルヴァシーのうつくしさはおおくのもの魅了みりょうした。ヴァルナミトラりょうかみ彼女かのじょ欲情よくじょうし、精液せいえきらした。それは地上ちじょう水瓶みずがめち、そこからアガスティヤヴァシシュタ2人ふたりひじりせん誕生たんじょうしたという。またカシュヤパせん息子むすこヴィバーンダカ(カシューヤパ)は沐浴もくよくちゅうにウルヴァシーを目撃もくげきし、精液せいえき水中すいちゅうとした。それをめす鹿しかみず一緒いっしょみ、がく鹿しかかくリシュヤ・シュリンガ一角いっかく仙人せんにん)という息子むすこんだ。しかし『マハーバーラタ』のだい英雄えいゆうアルジュナ求愛きゅうあいしたときには、アルジュナは彼女かのじょ自分じぶん先祖せんぞにあたる女性じょせいであることにづいたために拒絶きょぜつされた。おこったウルヴァシーはかれのろいをかけたという。

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう