オスロ

オスロ
オスロ
	都市とし
Oslo kommune
	オスロ市街地しがいちのパノラマ、Oslo Plaza, カール・ヨハン通どおり、National Theatre, オスロ市庁舎しちょうしゃ、Grünerløkka, アーケシュフース城じょう、カール・ヨハン通どおり、国会こっかい議事堂ぎじどう, オスロ・オペラハウス
	; 旗はた
; 徽章きしょう	; ノルウェーにおける; オスロ県けんの位置いち
	; オスロ県けんにおけるオスロの位置いち
国くに	ノルウェー
県けん	オスロ県けん
地区ちく	エストラン (ノルウェー)
行政ぎょうせい
• 市長しちょう (2023年ねん現在げんざい)	アンネ・ランボー（英語えいご版ばん） (保守党ほしゅとう)
面積めんせき
• 計けい	454.12 km2
• 陸地りくち	426.40 km2
• 水面すいめん	27.72 km2 6.1%
人口じんこう（2023年ねん）
• 計けい	709,037人にん
• 順位じゅんい	ノルウェー内ない第だい1位い
• 密度みつど	1,600人にん/km2
• 人口じんこう推移すいい(10年間ねんかん)人口じんこう密度みつど	13.6 %
等ひとし時とき帯おび	中央ちゅうおうヨーロッパ時間じかん（UTC+01:00）
• 夏時間なつじかん（DST）	中央ちゅうおうヨーロッパ夏時間なつじかん（UTC+02:00）
ISO 3166コード	NO-0301
公用こうよう語ご	中立ちゅうりつ
ウェブサイト	oslo.kommune.no
	Statistics Norwayのデータ

オスロ（ノルウェー語ご: Oslo ノルウェー語ご発音はつおん: [²uʃlu] ( 音声おんせいファイル)）は、ノルウェー王国おうこくの首都しゅと。旧称きゅうしょうはクリスチャニア、クリスティアーニア（ChristianiaもしくはKristiania）。ノルウェー最大さいだいの都市としで、王宮おうきゅう、行政ぎょうせい、立法りっぽう、司法しほうなどの機関きかんが集あつまる。またオスロ市しは単独たんどくでオスロ県けんを構成こうせいする。世界せかいでも物価ぶっかの高たかい都市としのひとつであり、北欧ほくおうの主要しゅよう都市としの1つに数かぞえられる。

オスロ都市とし圏けん、大だいオスロとオスロ市し

オスロの人口じんこうは709,037人にん（2023年ねん^[1]）で、ノルウェーの人口じんこうの12.9%を占しめる。オスロ市しの人口じんこうは現在げんざいも毎年まいとし約やく1万まん人にんずつ増ふえ続つづけており、この増加ぞうかペースはヨーロッパでもかなり速はやい。オスロ都市とし圏けんは郊外こうがいに拡大かくだいしつつあり、近隣きんりんのアーケシュフース県けんの都市とし（バールム、アスケー、ソルム、オッペゴールなど）とは市街地しがいちでつながっている。都市とし圏けん全体ぜんたいでの人口じんこうは1,043,168人にん^[2]。オスロ都市とし圏けんはオスロフィヨルドを取とり囲かこむように広ひろがっている。オスロ都市とし圏けんの外側そとがわを含ふくめた大だいオスロは6,920 km²に広ひろがり、人口じんこうは112万まん人にんを超こえる。ノルウェーの人口じんこうの50%がオスロから120km圏内けんないに住すんでいる。

地名ちめいの由来ゆらい

オスロという地名ちめいの由来ゆらいとしては、古こノルド語ごから来きている、オスロ中心ちゅうしん部ぶ、ビョルヴィカにつくられた最古さいこの農場のうじょうの名前なまえであるなど、様々さまざまな説せつが存在そんざいする。中世ちゅうせいには'Ásló'と綴つづられていたが、後のちに'Ósló'となった。初期しょきのスペルの'ás'は、エーケベルグの尾根おねのふもとに町まちがあることを示唆しさするという説せつや、同音どうおん異義いぎ語ごの「神かみ」や「神格しんかく」に由来ゆらいするものだという説せつもある。現在げんざい有力ゆうりょくなオスロの意味いみは、「尾根おねの下したの牧草ぼくそう地ち」もしくは「神かみの牧草ぼくそう地ち」であり、どちらも決定的けっていてきではない。

1624年ねんの大火たいかでは多おおくの市民しみんや町まちが失うしなわれ、市しの中心ちゅうしんはアーケシュフース城じょうの近ちかくに移転いてんされた。デンマーク＝ノルウェー王おうであったクリスチャン4世せいは、再建さいけんされた都市としを「クリスチャニア」（Christiania）と改名かいめいした。1878年ねんからは「Kristiania」の綴つづりも使つかわれた。公式こうしきの裁定さいていがなされなかったため、統一とういつされることはなかった。クリスチャニアは1924年ねんの法ほう改正かいせいで「オスロ」に改称かいしょうされることが決定けっていし、1925年ねん 1月がつ1日にちから施行しこうされた。

私わたしが少年しょうねんの頃ころ、ノルウェーの首都しゅとはクリスチャニアと呼よばれていた。しかしある時ときからノルウェー人じんはその美うつくしい名前なまえを捨すて、オスロと呼よぶようになった。 — ロアルド・ダール、『少年しょうねん』

都市としはかつてとても寒さむく、危険きけんな都市としであったために1870年代ねんだいにビョルンスティエルネ・ビョルンソンによって「虎とらの都市とし」（Tigerstaden）と渾名あだなされた。この名前なまえは数すう年ねん後ごには公式こうしきに呼よばれるようになり、街まちの創立そうりつ1000年ねん記念きねん事業じぎょうではシティホールのまわりには虎とらの彫刻ちょうこくが製作せいさくされた。1890年代ねんだい、街まちにホームレスや乞食こじき（Beggar）があふれ出だすと、「虎とらの都市とし」をもじって"Tiggerstaden"もしくは「乞食こじきの都市とし」（Beggarstaden）と揶揄やゆされるようになった。このころの街まちの様子ようすはクヌート・ハムスンの『飢うえ』に描えがかれている。

歴史れきし

ノルウェーのサガによると、ハーラル3世せいによりオスロが設立せつりつされたのは1049年ねんのことである。しかし近年きんねんの考古学こうこがく調査ちょうさによれば、キリスト教きりすときょうの葬式そうしきが1000年ねんよりも前まえに行おこなわれていたことが分わかった。このことから、2000年ねんにはオスロ千せん年ねん祭さいが行おこなわれた。当時とうじのオスロの町まちはビョルヴィカの入いり江えの東ひがしにあるガムレビエン地区ちくに建たっていた。

オスロが公式こうしきに首都しゅととなったのはホーコン5世せいの時代じだい（1299年ねん - 1319年ねん）である。彼かれは最初さいしょにオスロに常住じょうじゅうした王おうでもあり、アーケシュフース城じょうの建設けんせつを指揮しきした。後のちにノルウェーはデンマークから内政ないせい干渉かんしょうを受うけるようになり、同君どうくん連合れんごうにおいて王宮おうきゅうはコペンハーゲンに置おかれ、オスロは州都しゅうとに降格こうかく、デンマーク本土ほんどに比くらべて都市としの成長せいちょうが停滞ていたいする。これはノルウェー全体ぜんたいに対たいしても同おなじことがいえる。オスロ大学だいがくが1811年ねんまで建設けんせつされなかったことを見みても、それは明あきらかである。

オスロは何なん度どか大だい災害さいがいに見舞みまわれている。1624年ねんの大火たいかは被害ひがいが大おおきかったが、クリスチャン4世せいによる復興ふっこうで、市街地しがいちはかつての場所ばしょから現在げんざいの場所ばしょに移転いてんし、碁盤ごばん目め状じょうの街路がいろが作つくられた。この際さいに街まちはクリスチャニア（Christiania）に改称かいしょうされ、文化ぶんかと貿易ぼうえきの中心ちゅうしんとして発展はってんを遂とげた。1624年ねん以降いこうに構築こうちくされた都市としはその直角ちょっかく、直交ちょっこうする道路どうろなどからKvadraturenと呼よばれることがある。1814年ねんにデンマークとの連合れんごうが解消かいしょうされ、スウェーデンとの同君どうくん連合れんごう下かでの自治じちを獲得かくとくすると、クリスチャニアは再ふたたび名実めいじつともに首都しゅととなった。宮殿きゅうでん、議事堂ぎじどう、オスロ大学だいがく、国立こくりつ劇場げきじょうやオスロ証券しょうけん取引とりひき所しょなどの有名ゆうめいな建物たてものはこの時代じだいに建築けんちくされた。この時代じだいにオスロに在住ざいじゅうしていた文化ぶんか人じんには、ヘンリック・イプセンやクヌート・ハムスンなどがいる。

1842年ねん、クリスチャニア県けんとしてアーケシュフース県けんより独立どくりつした^[3]。1850年ねんにはベルゲンを抜ぬき、一番いちばん人口じんこうの多おおい都市としに成長せいちょうした。ノルウェーの完全かんぜん独立どくりつ後ごの1925年ねん 1月がつ1日にち、オスロの名なに復ふくした。この際さい県けん名めいも同おなじくオスロ県けんに変更へんこうされた^[3]。

1940年ねん 4月がつ9日にち、ナチス・ドイツはノルウェーに侵攻しんこうを開始かいし（ノルウェーの戦たたかい）。同日どうじつ、国王こくおうホーコン7世せいとノルウェー政府せいふはオスロを無抵抗むていこうで放棄ほうき、ハーマル市しを仮かり首都しゅとと定さだめて移動いどうを開始かいしした^[4]。

1952年ねん、第だい6回かい冬季とうきオリンピックがオスロで開催かいさいされた。

政治せいじ

→詳細しょうさいは「no:Politikk i Oslo」を参照さんしょう

オスロは市し（基礎きそ自治体じちたい）であると同時どうじに、県けん（fylke）でもある。オスロ市しは議院ぎいん内ない閣かく制せいを参考さんこうとした行政ぎょうせいシステムが導入どうにゅうされている^[5]^[6]。

オスロ市長しちょうはオスロの代表だいひょう者しゃで、市議会しぎかい議長ぎちょうを兼任けんにんする^[5]^[6]。2023年ねん現在げんざいのオスロ市長しちょう（Ordfører）はアンネ・ランボー（英語えいご版ばん）（保守党ほしゅとう）^[7]。市長しちょうは市議会しぎかいが任命にんめいする^[8]。

→「オスロ市長しちょう」も参照さんしょう

立法府りっぽうふはオスロ市議会しぎかい（ノルウェー語ご版ばん）（Oslo bystyre）で、選挙せんきょによって選出せんしゅつされた59人にんの議員ぎいんから成なる。市議会しぎかいは予算よさんの策定さくてい、市しの方針ほうしんやサービスの決定けっていを行おこなう^[5]^[6]^[8]。

行政府ぎょうせいふは行政ぎょうせい部局ぶきょく（Byrådet）と呼よばれ、市しの行政ぎょうせいを主導しゅどうする。市議会しぎかいに法案ほうあんを提出ていしゅつし、市議会しぎかいで決定けっていされた事項じこうを実行じっこうする責任せきにんを負おっている。代表だいひょう者しゃは事務じむ総長そうちょう（Byrådsleder）と呼よばれ、市議会しぎかいが任命にんめいする^[5]^[6]。2023年ねん現在げんざいの事務じむ総長そうちょうはアイリク・レー・ソルベルグ（ノルウェー語ご版ばん）（保守党ほしゅとう）^[9]。

これらとは別べつに、各かく行政ぎょうせい区くから選出せんしゅつされた15人にんの委員いいんからなる地区ちく委員いいん会かいが存在そんざいする。地区ちく委員いいん会かいは一いち次じ医療いりょうと福祉ふくしサービスを提供ていきょう・管理かんりする^[5]^[6]。

オスロ県けんの県知事けんちじ（Statsforvalter）はアーケシュフース県けん知事ちじと統合とうごうされており、2019年ねんまでの職名しょくめいは「オスロ・オ・アーケシュフース県知事けんちじ」であった。2020年ねんにアーケシュフース県けんが合併がっぺいしヴィーケン県けんとなったことで「オスロ・オ・ヴィーケン県知事けんちじ」と改称かいしょうした。2024年ねん1月がつ1日にちにヴィーケン県けんが解体かいたいされたあとも職名しょくめいはそのままであったが、2月がつ23日にちに「エストフォル、ブスケルー、オスロ・オ・アーケシュフース県知事けんちじ」へ改称かいしょうされた^[10]。2024年ねん2月がつ時点じてんのエストフォル、ブスケルー、オスロ・オ・ヴィーケン県知事けんちじはヴァルゲード・スヴァールスタ・ホーグランド（ノルウェー語ご版ばん）。

行政ぎょうせい区く

→詳細しょうさいは「no:Liste over Oslos bydeler」を参照さんしょう

オスロの行政ぎょうせい区く

オスロは15の行政ぎょうせい区く（Bydel）に区分くぶんされる。行政ぎょうせい区くは地区ちく委員いいん会かいを1人ひとり選出せんしゅつする。

ガムロ・オスロ（ノルウェー語ご版ばん）（オスロ旧きゅう市街しがい区く、Bydel Gamle Oslo）
グリーネルロッカ（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Grünerløkka）
Bydel Sagene
Bydel St. Hanshaugen
フログネル（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Frogner）
Bydel Ullern
ヴェストレ・アケル（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Vestre Aker）
ノルドレ・アケル（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Nordre Aker）
Bydel Bjerke
グロルド（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Grorud）
Bydel Stovner
アルナ（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Alna）
Bydel Østensjø
ノードストランド（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Nordstrand）
ソンドレ・ノードストランド（ノルウェー語ご版ばん）（Bydel Søndre Nordstrand）

地理ちり

オスロ周辺しゅうへんの衛星えいせい画像がぞう

オスロ・フィヨルドの最さい北奥きたおくに位置いちし、南側みなみがわで海うみと接せっする。その他た三さん方ぽうは丘おかもしくは山やまで囲かこまれている。市域しいきにはおよそ40もの島しまが存在そんざいする。市しで一番いちばん大おおきな島しまはマルモヤ島とう（0.56 km²）である。市域しいきには343もの湖みずうみが存在そんざいし、一番いちばん大おおきな湖みずうみはマリダルズヴァンネ（3.91 km²）で、オスロ市しの重要じゅうような給水きゅうすい源げんともなっている。たくさんの湖みずうみがある反面はんめん、市域しいきには川かわが2本ほんしか存在そんざいしない。アーケル川がわは東ひがしオスロと西にしオスロを分わける境界きょうかい線せんである。アルナ川がわはオスロ市しの郊外こうがい、工業こうぎょう地区ちくを流ながれている。市内しないの最高さいこう地点ちてんはキルケベルゲット（教会きょうかいの山やま）で、629m。近隣きんりん諸国しょこくの首都しゅとと比くらべるといささか人口じんこうが少すくないように思おもえるが、これは市内しないの3分ぶんの2が自然しぜん保護ほご区くに指定していされているためである。市しの周辺しゅうへんはたくさんの自然しぜんや公園こうえんで囲かこまれていて、市街しがいに近ちかい地域ちいきでもしばしば野生やせいのヘラジカに遭遇そうぐうする。

オスロ中心ちゅうしん部ぶにあるアーケル・ブリッゲ地区ちくの風景ふうけい。中央ちゅうおう右みぎがオスロ市庁舎しちょうしゃ

気候きこう

オスロは亜寒帯あかんたいに位置いちし、湿潤しつじゅん大陸たいりく性せい気候きこうに分類ぶんるいされる（ケッペンの気候きこう区分くぶんでは亜寒帯あかんたい湿潤しつじゅん気候きこう(Dfb)に分類ぶんるいされる）。高緯度こういどにあるため、日照ひでり時間じかんは夏なつの18時じ間あいだから冬ふゆの6時じ間あいだまで、変化へんかの幅はばが広ひろい。また、北極圏ほっきょくけんに近ちかいにもかかわらず、北大西洋きたたいせいよう海流かいりゅうが南みなみから温あたたかい海水かいすいを運はこんでくるため気候きこうは比較的ひかくてき温暖おんだんである。

オスロの夏なつは比較的ひかくてき涼すずしく、最さい暖だん月がつでも平均へいきん最高さいこう気温きおんは72°F (22℃)、平均へいきん最低さいてい気温きおんは54°F (12℃)程ほどである。しかし熱ねつ波はが押おし寄よせることもあり、77°F (25℃)を超こえることもしばしばある。これまででオスロで記録きろくされた最高さいこう気温きおんは1901年ねん 7月がつ21日にちの95°F (35℃)。オスロフィヨルドが海うみを取とり囲かこむような形かたちになっているため、海水温かいすいおんは長期間ちょうきかん高温こうおんを保たもつことが出来できる。2008年ねん夏なつには、水温すいおんが75°F (24℃)を記録きろくしている。春はると秋あきは概がいして肌寒はだざむい。冬ふゆは寒さむく、降雪こうせつもある。気温きおんは19°F ‐ 30°F (−7℃ ‐ −1℃)くらいで推移すいいする。これまでの最低さいてい気温きおんは-26.0℃。近年きんねんは平年へいねん値ちよりも高温こうおんになる傾向けいこうがある。年間ねんかん降水こうすい量りょうは773.3mmで、一いち年間ねんかんを通とおしてまんべんなく雨あめが降ふる。11月から3月がつの間あいだにかけては雪ゆきが降ふる。毎年まいとし、冬ふゆには海うみが一部いちぶ氷結ひょうけつする。

冬季とうきになると地上ちじょう付近ふきんと上空じょうくうとの間あいだで温度おんど差さが生しょうじる逆転ぎゃくてん層そうができることも特徴とくちょう。逆転ぎゃくてん層そうができると自動車じどうしゃの排気はいきガスや薪たきぎなどの暖房だんぼうに由来ゆらいする塵埃じんあいが拡散かくさんせずに地表ちひょう付近ふきんに滞留たいりゅうし、一時いちじ的てきに大気たいき汚染おせんが悪化あっかする^[11]。

オスロ（1991～2020）の気候きこう
月つき	1月がつ	2月がつ	3月がつ	4月がつ	5月	6月がつ	7月がつ	8月がつ	9月	10月	11月	12月	年とし
最高さいこう気温きおん記録きろく °C （°F）	12.5 (54.5)	13.8 (56.8)	21.5 (70.7)	25.4 (77.7)	31.1 (88)	33.7 (92.7)	34.6 (94.3)	34.2 (93.6)	26.4 (79.5)	21.0 (69.8)	14.4 (57.9)	12.6 (54.7)	34.6 (94.3)
平均へいきん最高さいこう気温きおん °C （°F）	0.0 (32)	1.0 (33.8)	5.7 (42.3)	11.0 (51.8)	16.6 (61.9)	20.4 (68.7)	22.6 (72.7)	21.3 (70.3)	16.3 (61.3)	9.6 (49.3)	4.4 (39.9)	0.8 (33.4)	10.8 (51.4)
日にち平均へいきん気温きおん °C （°F）	−2.3 (27.9)	−2.0 (28.4)	1.5 (34.7)	6.1 (43)	11.4 (52.5)	15.3 (59.5)	17.6 (63.7)	16.4 (61.5)	12.0 (53.6)	6.5 (43.7)	2.1 (35.8)	−1.4 (29.5)	6.9 (44.4)
平均へいきん最低さいてい気温きおん °C （°F）	−4.5 (23.9)	−4.5 (23.9)	−1.9 (28.6)	2.1 (35.8)	6.8 (44.2)	10.8 (51.4)	13.4 (56.1)	12.6 (54.7)	8.5 (47.3)	3.8 (38.8)	0.0 (32)	−3.6 (25.5)	3.6 (38.5)
最低さいてい気温きおん記録きろく °C （°F）	−26.0 (−14.8)	−24.9 (−12.8)	−21.3 (−6.3)	−14.9 (5.2)	−3.4 (25.9)	1.1 (34)	3.7 (38.7)	3.7 (38.7)	−3.3 (26.1)	−9.7 (14.5)	−16.0 (3.2)	−23.7 (−10.7)	−26 (−14.8)
降水こうすい量りょう mm （inch）	54.2 (2.134)	41.9 (1.65)	39.6 (1.559)	46.3 (1.823)	56.2 (2.213)	72.9 (2.87)	79.6 (3.134)	96.5 (3.799)	76.2 (3)	85.6 (3.37)	76.3 (3.004)	48.0 (1.89)	773.3 (30.446)
^{[要よう出典しゅってん]}

経済けいざい

オスロ証券しょうけん取引とりひき所しょ

オスロ港こうの再さい開発かいはつ地区ちく・ビョルヴィカに建設けんせつ中ちゅうのビルのスカイライン（2011年ねん11月）

オスロはヨーロッパの海事かいじ知識ちしきの中心ちゅうしん地ちであり、造船ぞうせん会社かいしゃ、船主せんしゅまたは代理人だいりにん、ブローカーなどおよそ980社しゃ、8500人にんが海事かいじセクターに関かかわっている^[12]。船級せんきゅうサービスの大手おおてであるデット・ノルスケ・ベリタスはオスロに本拠地ほんきょちを置おく。オスロ港こうはノルウェーで最多さいたの旅客りょかく数すう・貨物かもつ量りょうを扱あつかう。毎年まいとし6000隻せき近ちかい船ふねがオスロ港こうに入港にゅうこうし、600万まんトンの貨物かもつと500万まん人にんもの乗客じょうきゃくがこの港みなとを利用りようする。ノルウェー最大さいだいの株式かぶしき市場いちばである、オスロ証券しょうけん取引とりひき所しょが立地りっちする。 2003年ねんのオスロ市内しないの域内いきない総そう生産せいさんは約やく2680億おくノルウェー・クローネ（約やく339億おくユーロ）であり、国内こくない総そう生産せいさんの約やく17%を占しめた^[13]。1995年ねんには約やく1659億おくノルウェー・クローネ（約やく210億おくユーロ）であった。オスロ首都しゅと圏けんでGDPの25%を生うみ出だし、税収ぜいしゅうに寄与きよしてきた。それと比較ひかくして、ガスや石油せきゆなどの天然てんねん資源しげん産業さんぎょうからの税収ぜいしゅうは全体ぜんたいの16%であった^[14]。

この地域ちいきはヨーロッパで1人ひとりあたりGDPが一番いちばん高たかい（49,465ユーロ）地域ちいきでもある。もしノルウェーがEU加盟かめい国こくであれば、小しょうロンドン、ブリュッセル首都しゅと圏けん、ルクセンブルクに次つぎ4番目ばんめに高たかい数値すうちである。オスロは世界せかいでも生活せいかつ費ひが高たかい都市としのひとつにあげられる。2008年ねんのMercerの調査ちょうさでは10位い、2006年ねんのEIUによる調査ちょうさでは1位いにランクされた^[15]^[16]。これはEIUの調査ちょうさでは住宅じゅうたく費ひなどのいくつかの要素ようそが除外じょがいされていることが要因よういんとしてあげられる。オスロはノルウェーで最もっとも住宅じゅうたく価格かかくが高たかい地域ちいきではあるが、モスクワや他たの物価ぶっかの高たかい都市としにランキングされた都市としに比くらべると、価格かかくはずっと低ひくい。しかし、物価ぶっかやサービス価かはかなり高たかく、2006年ねん8月がつに出だされたスイスのUBS銀行ぎんこうによる調査ちょうさ^[17] では、オスロとロンドンは最もっとも物価ぶっかの高たかい都市としとなっている。また、給料きゅうりょうの額がくはチューリッヒ、コペンハーゲンと並ならんで最もっとも高たかい。

教育きょういく

オスロ市内しないには50を超こえる高等こうとう教育きょういく機関きかんが存在そんざいする。

オスロ大学だいがく
Oslo University College (Høgskolen i Oslo)
Norwegian Business School (Handelshøyskolen BI)
Norwegian School of Information Technology (Norges Informasjonsteknologiske Høyskole)
Oslo School of Architecture and Design (Arkitektur- og designhøgskolen i Oslo)
Norwegian University of Sport and Physical Education (Norges idrettshøgskole)^[18]
Norwegian Academy of Music (Norges musikkhøgskole)
MF Norwegian School of Theology (Det teologiske Menighetsfakultet - MF)
オスロ国立こくりつ芸術げいじゅつ大学だいがく (Kunsthøgskolen i Oslo KHIO)^[19]
Norwegian University of Life Sciences (Universitetet for Miljø og Biovitenskap-UMB) located right outside of Oslo^[20]
Norwegian Military Academy (Krigsskolen)
Norwegian School of Veterinary Science (Norges Veterinærhøgskole)^[21]
Oslo Academy of Fine Arts (Statens kunstakademi)^[22]
Oslo School of Management (Markedshøyskolen)

交通こうつう

大おおきな交通こうつうハブ拠点きょてんとして鉄道てつどうのオスロ中央ちゅうおう駅えき、バスのオスロ・バスターミナルと航空こうくうのオスロ・ガーデモエン空港くうこうがある。オスロは公共こうきょう交通こうつう機関きかんが非常ひじょうに発達はったつした都市としであり以下いかの交通こうつう機関きかんが運営うんえいされている。