カバノキ科か

カバノキ科か
	ダケカンバ Betula ermanii
分類ぶんるい（APG III）
学名がくめい
	Betulaceae Gray
和名わみょう
	カバノキ科か
属ぞく
	本文ほんぶん参照さんしょう;

カバノキ科か（学名がくめい：Betulaceae）は、双そう子葉しよう植物しょくぶつの科かで、6属ぞく150種しゅほどの落葉樹らくようじゅからなる。

北半球きたはんきゅうの温帯おんたいを中心ちゅうしんに、一部いちぶ南半球みなみはんきゅう（アンデス山脈あんですさんみゃく）にも分布ぶんぷする。花はなは単たん性せいの風媒花ふうばいかで、花はな被ひはないかまたは小ちいさい萼がくがある。雌花めばなは球っきゅう果状はたしじょうまたは頭あたま状じょうの花序かじょをなす。雄花おばなは尾お状じょう花序かじょとなる。葉はは鋸のこ葉はのある単葉たんようで互生ごせいし、托たく葉ばがある。

雄花おばなにのみ花はな被ひ（萼がく）があるカバノキ亜あ科かと、雌花めばなにのみ花はな被ひがあり子房しぼう下位かいのハシバミ亜あ科かに分わけられる。果実かじつは種子しゅしを1個いっこ含ふくむ堅けん果はてで、翼つばさを持もつものもあり、小型こがたのものが多おおいが、ハシバミ属ぞくでは大型おおがたのドングリ状じょうになる。

よく知しられるものでは木材もくざいなどを利用りようするシラカバ、ナッツとして食用しょくようにするセイヨウハシバミなどがある。

形態けいたい

生態せいたい

カバノキ科かの一部いちぶの属ぞくはマツ科かやブナ科かの樹木じゅもくと並ならび、菌類きんるいと樹木じゅもくの根ねの共生きょうせい関係かんけいである菌きん根ね、特とくに外そと菌きん根ねを形成けいせいする。菌きん根ねを形成けいせいすることで土壌どじょう中ちゅうの栄養分えいようぶんの効率こうりつ的てきな吸収きゅうしゅうや菌類きんるいが作つくり出だす抗生こうせい物質ぶっしつによる土壌どじょう中ちゅうの樹木じゅもくに有害ゆうがいな微生物びせいぶつの駆除くじょ等とうの利点りてんがあると考かんがえられている。共生きょうせいする菌類きんるいはテングタケ科か、イグチ科か、フウセンタケ科かなど複数ふくすうにわたって知しられる。菌類きんるいの子こ実体じったいは大おおきく成長せいちょうし我々われわれがキノコとして認識にんしきできる種類しゅるいもあり、中なかには食用しょくようにできるものもあるが、マツ科かやブナ科かと共生きょうせいする菌類きんるいに比くらべるとその数かずは少すくない。