(Translated by https://www.hiragana.jp/)
果実 - Wikipedia

果実かじつ(かじつ、えい: fruit)とは、雌蕊めしべ(めしべ)の子房しぼうおよびそれに付随ふずいする構造こうぞう成熟せいじゅくしたもの。

ガマズミ果実かじつ。ガマズミは鳥類ちょうるいしょくされやすいよう進化しんかした果実かじつであり、ちいさくて、ついばみやすい目立めだ色彩しきさいをしている

内部ないぶには種子しゅしふくまれる。果実かじつ基本きほんてき内部ないぶ種子しゅし保護ほごし、またしばしば効率こうりつてき種子しゅし散布さんぷのための構造こうぞう機構きこうをもつ。果実かじつにおいて、子房しぼうかべ由来ゆらいする部分ぶぶん果皮かひとよばれる。成熟せいじゅくした状態じょうたい果皮かひえきしつ肉質にくしつなものはえきはて果皮かひ乾燥かんそうしているものはいぬいはてとよばれ、またいぬいはてのうち成熟せいじゅくしてもきれひらけしないものは閉果成熟せいじゅくするときれひらけするものはきれひらきはてとよばれる。果実かじつはふつう1つのはな1個いっこしべに由来ゆらいし、このような果実かじつたんはてとよばれる。一方いっぽうキイチゴのように1つのはな複数ふくすうしべに由来ゆらいするものは集合しゅうごうはてパイナップルのように複数ふくすうはな由来ゆらいするものはふくあいはてはてはなとよばれる。また、はなたく雌蕊めしべなどがついているくき部分ぶぶん)やはななど子房しぼう以外いがい由来ゆらいする構造こうぞうおおくをめている果実かじつは、にせはてとよばれる。

人間にんげんはさまざまな果実かじつ食用しょくようとしており、そのなかあまみがあるものは果物くだもの(くだもの)、野菜やさいとされるものは果菜かさい(かさい)とよばれる。また、とく果物くだもののことを果実かじつとよんでいることもある。果実かじつは、一般いっぱんとして(み)ともよばれるが、このかたり大型おおがた種子しゅし意味いみすることもある(トチの"じつ"、イチョウの"じつ"など)[1][2][3]

構造こうぞう

編集へんしゅう
雌蕊めしべしき
st:柱頭ちゅうとう
s:はなばしら
o:子房しぼう
果実かじつ核果かっか)のしき
1:うち果皮かひしている)
2:種子しゅし
3:ちゅう果皮かひ肉質にくしつ
4:そと果皮かひ

被子植物ひししょくぶつでは、種子しゅしとなる構造こうぞうである胚珠はいしゅ雌蕊めしべ(めしべ)のなかつつまれている[4]雌蕊めしべにおいて、胚珠はいしゅふくまれる部分ぶぶんは、子房しぼう(ovary)とよばれる[4]花粉かふんしべの柱頭ちゅうとう付着ふちゃく受粉じゅふん)すると、そこから花粉かふんかんばし、子房しぼうちゅう胚珠はいしゅたっする。胚珠はいしゅなかにはめすせい配偶はいぐうたいであるはい嚢(はいのう)が形成けいせいされ、そのなかたまご細胞さいぼうがつくられる[4]たまご細胞さいぼう花粉かふんかんつうじておくまれたせい細胞さいぼう合体がったい受精じゅせい)し、受精卵じゅせいらん次世代じせだいであるはいとなり、これをふく胚珠はいしゅ種子しゅしとなる。また胚珠はいしゅ種子しゅし)をふくしべの子房しぼう成熟せいじゅくし、果実かじつとなる[4][5]果実かじつ発達はったつするきっかけは胚珠はいしゅ受精じゅせいすることによる植物しょくぶつホルモン変化へんかであり、受精じゅせいできなかったしべはふつうれてしまう[6][7]。しかし受精じゅせいすることなしに果実かじつ発達はったつすることがあり、たんため結果けっかたんため結実けつじつ)とよばれる(れい: バナナパイナップルイチジクブドウなどの園芸えんげい品種ひんしゅ[8]

トマトのはなから果実かじつへの発達はったつ

果実かじつおおきさはきわめて多様たようである。栽培さいばいされるカボチャペポカボチャ)のなかにはきわめておおきな果実かじつをつくるものがあり[9]最大さいだいでは直径ちょっけい3.56メートル (m)、さいおもでは1,226キログラム (kg) のものがられている[10]一方いっぽう最小さいしょう果実かじつミジンコウキクサぞくのものであり、直径ちょっけい0.3ミリメートル (mm)、おもさ70マイクログラム (µg) しかない[11]1個いっこ果実かじつふくまれる種子しゅしかずもさまざまであり、1個いっこ種子しゅしふくむものから、100まん以上いじょう微小びしょう種子しゅしふくむものまである[12]

果実かじつにおいて、雌蕊めしべ子房しぼうかべ成熟せいじゅくした部分ぶぶんは、果皮かひ(かひ; pericarp, fruit coat)とよばれる[13][14][15][16][17]果皮かひ基本きほんてきに3そうからなり、そと果皮かひ(exocarp)、ちゅう果皮かひ(mesocarp)、うち果皮かひ(endocarp)とよばれるが、これらの分化ぶんか不明瞭ふめいりょうなこともある[13][15][16][17]。また果皮かひ肉質にくしつである場合ばあいは、果肉かにく(sarcocarp)ともよばれる[13]子房しぼう下位かいはながくへん花弁はなびら雄蕊おしべ基部きぶよりもした子房しぼう位置いちしているはな)では、子房しぼうはなたく下記かき参照さんしょう)につつまれている。そのため、このようなはなから形成けいせいされた果実かじつにおいては、果皮かひ外側そとがわはなたく由来ゆらいする部分ぶぶん存在そんざいし、にせ果皮かひとよばれることもあるが、その区分くぶんはふつう不明瞭ふめいりょうであり、とく区別くべつせず果皮かひとよばれることがおお[13][16]イネ果実かじつ穎果)では、果皮かひ種皮しゅひ合着あいぎしている[13][15]果皮かひ種子しゅしつつんでいるが、ヤブランぞくジャノヒゲぞくキジカクシ)などでは果皮かひがすぐに脱落だつらくし、種子しゅし裸出らしゅつした状態じょうたい成長せいちょうする[18]

はなにおいて、はなへん雄蕊おしべ雌蕊めしべなどのはな要素ようそがついているくき先端せんたん部分ぶぶんは、はなたく(かたく)とよばれる[19]。また複数ふくすうはながついているくき先端せんたんひろがった部分ぶぶんは、はなゆか(かしょう)とよばれる[19]。ただしはなたくはなゆか区別くべつせず、ともはなゆかとよんでいることもおお[20][21]はなたくはなゆかは、果実かじつになった状態じょうたいでははてたくはてゆかとよばれることがある[22][23]リンゴイチゴでははなたく由来ゆらいする部分ぶぶんが、イチジクでははなゆか由来ゆらいする部分ぶぶんが、果実かじつだい部分ぶぶんめている。このようにはなたくはなゆか、さらにはななど子房しぼう以外いがい要素ようそだい部分ぶぶんめる果実かじつは、にせはてともよばれる[6][13][24][25]

くきについている果実かじつはてがら(pedicel)、複数ふくすう果実かじつがついている共通きょうつうはて(peduncle)とよばれる[13]はてがらはて梗は、ふつうはなはながら花梗かこう由来ゆらいするが、はなしべの基部きぶ伸長しんちょうしてになるものでは[26][27]はてがらはながら一致いっちしない。

はなのついたくき全体ぜんたいまたはくきたいするはなのつきかたは、花序かじょ(inflorescence)とよばれる[28]はな果実かじつになった状態じょうたいでは、はてじょ(infructescence)ともよばれる[28]

果実かじつ分類ぶんるい

編集へんしゅう

果実かじつは、果皮かひ状態じょうたいしんがわ雌蕊めしべ構成こうせいするてき要素ようそ)のかずなどにもとづいてさまざまなかた類別るいべつされる[13][29][14][24][30][31]じゅくした状態じょうたい果皮かひ乾燥かんそうしているものはいぬいはて(かんか; dry fruit)とよばれる。いぬいはては、果皮かひきれひらけするきれひらきはてきれひらけしない閉果きれひらきはて[31])にけられる。一方いっぽう果皮かひやわらかく水分すいぶんふくむものをえきはて(えきか; 多肉たにくはて、sap fruit)とよばれる[ちゅう 1]。また1個いっこはな1個いっこ雌蕊めしべ由来ゆらいする果実かじつたんはてとよばれ、1個いっこはな複数ふくすう雌蕊めしべ由来ゆらいする果実かじつがまとまった構造こうぞう集合しゅうごうはてとよばれる。たんはて集合しゅうごうはてはいずれも1個いっこはな由来ゆらいするためたんはなはてとよばれ、一方いっぽう複数ふくすうはなしべに由来ゆらいするまとまった構造こうぞうふくあいはてはなはて)とよばれる。果実かじつのうち、雌蕊めしべ子房しぼう由来ゆらいする部分ぶぶんだい部分ぶぶんめるものははて子房しぼう以外いがい要素ようそだい部分ぶぶんめる果実かじつにせはてともよばれる。

きれひらきはて

編集へんしゅう
カツラ(カツラ)のきれひらけしたふくろはて
キマメマメ)のきれひらけしたまめはて種子しゅし

いぬいはてのうち、成熟せいじゅくするときれひらけして種子しゅし露出ろしゅつするものはきれひらきはて(れっかいか; dehiscent fruit)とよばれる[13][29][14][24][30][31]きれひらけする場所ばしょはふつうまっており、しんがわりょうえんせっするせんうちぬいせんはらぬいせん、inner suture, ventral suture)やしんがわ中軸ちゅうじくにあたるせんそとぬいせんぬいせん、outer suture, dorsal suture)、こころかわどうしがせっするせんなどであることがおお[13]きれひらきはて場合ばあい果実かじつから種子しゅし散布さんぷされる単位たんいとなる。

ふくろはて(たいか; 蓇葖、follicle)[13][29][14][24][30][5][32][33]
1しんがわからなり、ふつううちぬいせんまたはそとぬいせんきれひらけする。シキミぞくマツブサ)、モクレンぞくモクレン)、 トリカブトぞくなどにられる[13][18]
まめはて(とうか; さいかちはて、legume)[13][29][14][24][30][5][34][35]
1しんがわからなり、基本きほんてきうちぬいせんそとぬいせん両方りょうほうけて2へんかれる。まめはてにおける果皮かひは、さいかち(さや)ともよばれる。1せんのみできれひらけするなど厳密げんみつにはまめはて定義ていぎてはまらないものもあるが、マメおおくでられる果実かじつまめはてとよばれる。構造こうぞうてきまめはて同一どういつであるが、きれひらけせずに種子しゅし1個いっこふく単位たんい分断ぶんだんする果実かじつは、ふしはて分節ぶんせつはてふしさいかちはて、loment)とよばれる[13][29][14][36]
蒴果(さくはて、capsule)[13][29][14][24][30][5][37][38]
複数ふくすうしんがわからなり、複数ふくすう種子しゅしふくきれひらきはてドクダミドクダミ)、カンアオイウマノスズクサ)、ヤマユリユリ)などにられる[18]きれひらくさましきもとづいていくつかに類別るいべつされ、とくよこきれひらけして上部じょうぶぶたのようにとれるものはぶたはて(がいか; pyxidium, pyxis, circumscissile capsule)、先端せんたん側壁そくへきあなひらくものはあなひらき蒴果(poricidal capsule, porose capsule)とよばれる[13][37][14]
すみはて (かくか)[13][29][14][5][39]
2しんかわせいあいだ隔膜かくまく隔壁かくへき、replum)があり、これをのこしてたてに2へんきれひらけする。蒴果の1がたであるが、アブラナ特徴とくちょうであり、とくかくはてとよばれる。かくはてのうちながさがはばの2–3ばい以上いじょうのものはちょうかくはて(silique, siliqua)とよばれ、アブラナオランダガラシタネツケバナなどにられる。一方いっぽうながさがはばの2–3ばい以下いか扁平へんぺいなものはたんかくはて(silicle, silicule)とよばれ、ナズナグンバイナズナなどにられる。ダイコン果実かじつかくはておな構造こうぞうだがきれひらけせず、1種子しゅしふく部分ぶぶんごとに分節ぶんせつするのでふしちょうはて (biloment) ともよばれる[14][40][41]

いぬいはてのうち、成熟せいじゅくしてもきれひらけしないものは閉果(へいか; きれひらきはて、indehiscent fruit)とよばれる[13][29][14][24][30][31]。閉果の場合ばあい種子しゅしふく果実かじつ散布さんぷ単位たんいとなる。

やせはて(そうか; achene, akene)[13][29][14][24][30][5][42]
1種子しゅしみつつつんでいるが、果皮かひ種皮しゅひ合着あいぎしていない果実かじつであり、果実かじつ種子しゅしのようにえる。狭義きょうぎには1しんがわのものにかぎるが、ふつう複数ふくすうしんがわ由来ゆらいするものもふくまれる。センニンソウキンポウゲ)、ヤブマオイラクサ)、シモツケソウバラ)などにられる[18]。またキクオミナエシスイカズラ)などにられる、下位かい子房しぼう子房しぼうはなたくつつまれている)に由来ゆらいするやせはては、下位かいやせはて(かいそうか; きくはて、cypsela)とよばれることもある[13][42][14][24][30]
穎果(えいか; こくはて、caryopsis[ちゅう 2][13][29][14][24][30][5][44][45]
やせはての1がたともされるが、果皮かひ種皮しゅひ癒合ゆごうしている。ふつう特殊とくしゅしたであるうち穎やまもる穎につつまれている。イネられる。
胞果(ほうか; utricle)[13]
複数ふくすうしんがわからなり、1種子しゅしをゆるくつついぬいはてイノコズチアカザホウレンソウヒユ)にられる。ケイトウぞく(ヒユ)の胞果はよこきれしてきれひらけするため、よこきれ胞果(pyxidium, circumciscissile utricle)とよばれる。
けんはて(けんか; nut, glans)[13][29][14][5][46][47]
複数ふくすうしんがわからなり、1種子しゅしふくいぬいはてであり、果皮かひしてかたい。ブナイヌシデカバノキ)、シナノキアオイ)などにられる。ブナでは1からすうけんはて基部きぶまたは全体ぜんたいそうつと由来ゆらいするから(かくと)でつつまれており、とくからはてともよばれる。タデなどにられる小型こがたのものはしょうけんはて(しょうけんか; nutlet, nucula, nucule, nuculanium)ともよばれるが、やせはてとの区別くべつ不明瞭ふめいりょうでこれにふくめることもおおい。
つばさはて(よくか; 翅果、samara, key, key fruit)[13][29][14][30][5][48]
果皮かひ一部いちぶはな成長せいちょうしてつばさになるいぬいはてユリノキモクレン)、フサザクラフサザクラ)、ハルニレニレ)、シラカンバカバノキ)、トネリコモクセイ)などにられる。

分離ぶんりはて

編集へんしゅう

複数ふくすうしんがわからなり、こころかわごとに分離ぶんりして複数ふくすう単位たんい分離ぶんりする果実かじつ分離ぶんりはて(ぶんりか; schizocarp)とよばれる[13][29][14][30][5][49]分離ぶんりする単位たんいぶんはて(ぶんか; mericarp, coccus[ちゅう 3])とよばれる。いぬいはてであり、ぶんはてきれひらけしないものときれひらけするものがあるが、前者ぜんしゃのみを分離ぶんりはてとすることもある。ぶんはてきれひらけするものはフウロソウコクサギサンショウミカン)に、ぶんはてきれひらけしないものはハマビシニガキゼニアオイアオイ)などにられる。またセリなどの果実かじつは2つのぶんはてがぶらがったかたちになり、とくそうかかはて(そうけんか)(cremocarp)ともよばれる[13]

えきはて

編集へんしゅう
トマト(ナス)の漿果しょうか
オレンジ(ミカン)のミカンじょうはて
メロン(ウリ)のウリじょうはて
リンゴ(バラ)のナシじょうはて[ちゅう 4]
プラム(バラ)の核果かっか

果皮かひやわらかく肉質にくしつしるしつである果実かじつは、えきはて[ちゅう 1]多肉たにくはて、sap fruit)とよばれる[13][14][24][30][31][5][52]基本きほんてききれひらけしないが、アケビ(アケビ)のようにきれひらけするれいもある[30]

漿果しょうか(しょうか; berry, bacca[ちゅう 5][13][30][54]真正しんせいえきはて狭義きょうぎえきはて[29][5]
ちゅう果皮かひうち果皮かひ肉質にくしつになるえきはて。1しんがわからなるものをたん漿果しょうか(simple berry)、複数ふくすうしんがわからなるものをふく漿果しょうか(compound berry)としてけることもある。マツブサマツブサ)、アボカドクスノキ)、ナンテンメギ)などにられる。
ミカンじょうはて(柑果、hesperidium[ちゅう 6][13][29][5][56]
複数ふくすうしんがわからなるえきはてであり、あぶら細胞さいぼうふくそと果皮かひ(フラベド、flavedo)、海綿かいめんじょうなか果皮かひ(アルベド、albedo)、膜質まくしつうち果皮かひからなる。うち果皮かひ内側うちがわには果汁かじゅうんだをもつ。ミカンオレンジレモンライムグレープフルーツなどミカンミカンれんられる。漿果しょうかの1がたともされる。
ウリじょうはてふりじょうはてひさごはてひさごはて、pepo)[13][57]
3しんがわからなるえきはてであり、はなたくとうそと果皮かひ癒合ゆごうして硬化こうかし、ちゅう果皮かひうち果皮かひ肉質にくしつ海綿かいめんじょうになる。ウリられる。漿果しょうかの1がたともされる。
ナシじょうはて(リンゴじょうはてなしはてひとしはて、pome)[13][29][14][30][58][59][60]
複数ふくすうしんがわからなるえきはてであり、子房しぼうつつはなたく肉質にくしつになる。リンゴナシビワなどバラナシれんられる。漿果しょうかの1がたともされる。
核果かっか(かくか; いしはて、drupe)[13][29][30][14][51][5][61][62]
ちゅう果皮かひ肉質にくしつだが、うち果皮かひ硬化こうかして種子しゅしつつんでいるえきはて種子しゅしつつんだうち果皮かひかく(stone, putamen)とよばれる。アオツヅラフジツヅラフジ)、ユズリハユズリハ)、サクランボなどにられる[18]

たんはて集合しゅうごうはて

編集へんしゅう

1個いっこはなはふつう1個いっこ雌蕊めしべ子房しぼう)をもつが、これに由来ゆらいする独立どくりつした果実かじつたんはて(simple fruit)とよばれる[13][29][14]一方いっぽう1個いっこはな複数ふくすう雌蕊めしべ子房しぼう)をもつことがあり(個々ここ雌蕊めしべは1しんがわからなり、このような状態じょうたいはなれせいこころかわとよばれる)、これに由来ゆらいする複数ふくすう果実かじつがまとまった構造こうぞうとなる場合ばあい集合しゅうごうはて(aggregate fruit)とよばれる[13][29][14][5][63]。ただし、どの程度ていどまとまっていれば集合しゅうごうはてべるのか明確めいかく定義ていぎがあるわけではない[14][5]集合しゅうごうはてには、以下いかのようなものがある。

集合しゅうごうぶくろはて(follicetum, etaerio of follicles)[13][64][65]
1つのはな由来ゆらいする複数ふくすうふくろはて集合しゅうごうしたもの。モクレンぞくモクレン)、オダマキぞくキンポウゲ)、ユキヤナギなどにられる。
集合しゅうごうやせはて(achenetum, etaerio of achenes)[13][64][65]
1つのはな由来ゆらいする複数ふくすうやせはて集合しゅうごうしたもの。キンポウゲぞくキンポウゲ)やダイコンソウヤマブキキジムシロ(バラ)にられる。
バラじょうはて(cynarrhodium[ちゅう 7][13][64][65][66]
つぼじょうはなたく肥大ひだいし、そのなか複数ふくすうやせはてがある集合しゅうごうはてにせはてである。バラぞく(バラ)にられる。
イチゴじょうはて(glandetum, etaerio)[13][29][14][29][14][64][65]
はなたく肥大ひだいしてえきしつになり、表面ひょうめん多数たすうやせはてがついた集合しゅうごうはてにせはてである。オランダイチゴぞくヘビイチゴ(バラ) にられる。
ハスじょうはて(nelumboid aggregate fruit)[13][14]
肥大ひだいして漏斗ろうとじょうになったはなたく多数たすうあながあり、そのあな1個いっこずつけんはてやせはてともされる)がまっている集合しゅうごうはてにせはてである。ハスぞくハス)にられる。
集合しゅうごう漿果しょうか(baccetum, etaerio of berries)[13][64][65]
1つのはな由来ゆらいする複数ふくすう漿果しょうかからなる集合しゅうごうはてマツブサぞくバンレイシぞくなどにられる。
集合しゅうごう核果かっか(drupetum, etaerio of drupelets)[13][14][29][64][65]
1つのはな由来ゆらいする複数ふくすう核果かっかしょう核果かっか drupelet)からなる集合しゅうごうはてキイチゴぞくバラ)などにられ、とくキイチゴじょうはてともよばれる。

たんはなはてふくあいはて

編集へんしゅう

1個いっこはな1個いっこまたは複数ふくすう雌蕊めしべ子房しぼう)に由来ゆらいする果実かじつは、たんはなはて(monothalamic fruit)とよばれる[13]一方いっぽう複数ふくすうはな由来ゆらいする果実かじつがまとまった構造こうぞうとなる場合ばあいふくあいはて(またははなはて、collective fruit, polyanthocarp)とよばれる[13][29][14][5][63]。ただし、どの程度ていどまとまっていればふくあいはてべるのか明確めいかく定義ていぎがあるわけではない[14][5]ふくあいはては、それを構成こうせいする果実かじつかたや、付随ふずいする構造こうぞうもとづいて以下いかのように類別るいべつされる。

ふくろはてがたはなはて(folliconum, multiple fruit of follicles)[13][64][65]
個々ここはなふくろはてになり、それが多数たすうあつまっているもの。バンクシアヤマモガシ)などにられる。
蒴果がたはなはて(capsiconum, multiple fruit of capsules)[13][64][65]
個々ここはな蒴果になり、それが多数たすうあつまっているもの。ドクダミドクダミ)、フウぞくフウ)、ヤナギタニワタリノキ属きぞくアカネ)などにられる。
やせはてがたはなはて(achenosum, multiple fruit of achenes)[13][64][65]
個々ここはなやせはてになり、それが多数たすうあつまっているもの。スズカケノキぞくスズカケノキ)やナベナぞくスイカズラ)などにられる。
クワじょうはてくわはて[13][29]
個々ここはなやせはてになり、肥厚ひこう多肉たにくしたはなつつまれ、それが多数たすうあつまっているもの。クワぞくクワ)にられる。
イチジクじょうはてかげはなはて、syconium)[13][29][67]
つぼじょう肉質にくしつはてじょなか多数たすうやせはてがあるもの。イチジクぞく (クワ) にられる。
ストロビルむぐらはて、strobile)[13]
はてじく花序かじょじく)に多数たすうつとはてつと)がつき、それぞれのわきやせはてまたはしょうけんはてがついたもの。カバノキぞくハンノキぞくカバノキ)、カラハナソウカナムグラぞく(アサ)などにられる。strobile という用語ようごは、裸子植物らししょくぶつだまはてるい針葉樹しんようじゅ)のたまはて(まつぼっくり)にたいしてももちいられる用語ようごであるが、裸子植物らししょくぶつしべ(子房しぼう)をもたないため、このたまはて果実かじつではない。
漿果しょうかがたはなはて(multiple fruit of berries)[13]
個々ここはな漿果しょうかちゅう果皮かひうち果皮かひえきしつになる果実かじつ)になり、それが多数たすうあつまっているもの。サトイモサルトリイバラなどにられる。漿果しょうかがたはなはてくわえてクワじょうはて核果かっかがたはなはてなどえきしつになるふくあいはてはなはて)は sorosus (sorosis, coenocarpium) ともよばれ、果皮かひのみではなくはなたくつとえきしつになるパイナップルパイナップル)のふくあいはてふくまれる[64][65]
核果かっかがたはなはて(multiple fruit of drupelets)[13]
個々ここはな核果かっかちゅう果皮かひえきしつうち果皮かひ硬化こうかしている果実かじつ)になり、それが多数たすうあつまっているもの。ヤマボウシ(ミズキ)、ヤエヤマアオキアカネ)などにられる。

はてにせはて

編集へんしゅう
 
典型てんけいてきにせはて:(ひだりから)セイヨウナシイチジクイチゴ

基本きほんてきに、果実かじつ雌蕊めしべ子房しぼう種子しゅしになる構造こうぞうである胚珠はいしゅふく部分ぶぶん)が発達はったつして形成けいせいされた構造こうぞうであり、これがだい部分ぶぶんめる果実かじつはて(true fruit)とよばれる[13][14][5][68]一方いっぽうで、はなたくはななど子房しぼう以外いがい由来ゆらいする構造こうぞうおおくをめている果実かじつは、にせはてかりはてふくはて、accessory fruit, anthocarp, false fruit)とよばれる[13][14][5][25][69]。ほとんどの果実かじつ子房しぼう以外いがい構造こうぞうふくむが、その程度ていどはさまざまであり、子房しぼう以外いがい構造こうぞうをどの程度ていどふくむものをにせはてとするかは明瞭めいりょう基準きじゅんがあるわけではない。「にせはて」には「ニセモノの果実かじつ」という語感ごかんがあるが、にせはてしん果実かじつ部分ぶぶん子房しぼう由来ゆらいする部分ぶぶん)をふくんでおり、果実かじついちがたとしてあつかわれる[13][30]

上記じょうきナシじょうはてバラじょうはてイチゴじょうはてハスじょうはてイチジクじょうはてでは、それぞれのはながついたはなたく多数たすうはながついたはなゆかはなたくはなゆかはながついたくき先端せんたん)が発達はったつして果実かじつだい部分ぶぶんめており、典型てんけいてきにせはてである[13]。またクワじょうはてではふくあいはて構成こうせいする個々ここはて部分ぶぶんえきしつしたはなつつまれたにせはてであるが[13]ほかにもイシミカワタデ)やシラタマノキ属きぞくツツジ)などに同様どうようれいられる[70][71]グミぞくグミ)やオシロイバナオシロイバナ)の果実かじつがくとう基部きぶはて部分ぶぶんつつんでにせはてとなっている[71][72][73][46]オナモミぞくキク)では複数ふくすう雌花めばな由来ゆらいする複数ふくすうやせはてが、とげだらけのそうつとつつまれたにせはて形成けいせいする[74]

裸子植物らししょくぶつの"果実かじつ"

編集へんしゅう

生物せいぶつがくてきに、果実かじつ雌蕊めしべ子房しぼう発達はったつしたものであり、そのためしべをもつ植物しょくぶつぐんである被子植物ひししょくぶつ特有とくゆう器官きかんである。裸子植物らししょくぶつ胚珠はいしゅ種子しゅし)をつつしべをもたないため、裸子植物らししょくぶつ果実かじつをもたない。しかし、裸子植物らししょくぶつでも種子しゅしかこんだ器官きかん発達はったつして果実かじつさま構造こうぞう形成けいせいすることがおおく、このような構造こうぞうが"果実かじつ"とよばれることがある[13]

 
チョウセンゴヨウマツ)のたまはて

裸子植物らししょくぶつたまはてるい針葉樹しんようじゅ)は、基本きほんてきに、こうじくがわ胚珠はいしゅをつけた鱗片りんぺんじく多数たすうあつまってたまはて(まつかさ、cone, strobile)を形成けいせいする[13][75]たまはて鱗片りんぺんはふつうしており、乾湿かんしつ運動うんどうによって開閉かいへいして種子しゅし放出ほうしゅつする[76]ビャクシンぞくヒノキ)のたまはてでは鱗片りんぺん肉質にくしつになり、きれひらけしないえき果状はたしじょうたまはて形成けいせいする。このようなたまはては、漿質だまはて(しょうしつきゅうか; 肉質にくしつだまはて、freshy cone, galbulus)とよばれる[13][75]マキでは、鱗片りんぺん肉質にくしつして套皮(とうひ、epimatium[ちゅう 8])とよばれる構造こうぞうとなり、1個いっこ種子しゅしつつんでいる[13][77]。さらにイヌマキなどでは、種子しゅしのついたえだ("はなたく"、しゅたく)が肉質にくしつになる[78][77]。またグネツムぞくマオウぞくでは、胚珠はいしゅつつつと肉質にくしつしてえき果状はたしじょうになる[13]

 
イチイイチイ)のかり種皮しゅひはて

イチイぞくカヤぞくイチイ)では、胚珠はいしゅ基部きぶ構造こうぞう発達はったつしてかり種皮しゅひとなり、種子しゅし基部きぶまたは全体ぜんたいおおうようになる[13][79]。このような構造こうぞうかり種皮しゅひはて(arillocarpium[ちゅう 9])ともよばれる[13]

ソテツイチョウでは、種皮しゅひが3そう分化ぶんかし、外層がいそう肉質にくしつする。この種子しゅしえきはてているため、"じつ"とよばれることもあるが、実際じっさいには種子しゅしである。このような種子しゅし種子しゅしはて(seminicarpium[ちゅう 10])ともよばれる[13]。またイヌガヤイチイ)でも、種皮しゅひ外層がいそう肉質にくしつになる[79]

種子しゅし散布さんぷとのかかわり

編集へんしゅう

通常つうじょううごけない種子しゅし植物しょくぶつにとって、おや植物しょくぶつからはなれて分布ぶんぷ拡大かくだいできる時期じきは、種子しゅし段階だんかいである[80]種子しゅし散布さんぷされること(種子しゅし散布さんぷ)は、はだか植物しょくぶつえてくることや、植生しょくせい次第しだい遷移せんいしていくことで認識にんしきできる。被子植物ひししょくぶつでは種子しゅし果実かじつつつまれた状態じょうたい形成けいせいされるが、きれひらきはてでは果実かじつから放出ほうしゅつされた種子しゅしが、閉果では種子しゅしふく果実かじつが、それぞれ散布さんぷ単位たんいとなる。果実かじつは、効率こうりつてき種子しゅし散布さんぷのための構造こうぞう機能きのうをもつことがある。

ふう散布さんぷ

編集へんしゅう
 
シラカンバカバノキ)のつばさはて

ふうによって果実かじつ種子しゅし散布さんぷされる様式ようしきは、ふう散布さんぷとよばれる[40][81][82][83]ふう散布さんぷされる果実かじつは、つばさをもつれい綿毛わたげをもつれいがある。カエデムクロジ)やアキニレニレ)、シラカンバカバノキ)など果皮かひ翼状よくじょうになったれいつばさはてとよばれる)や、スイバタデ)やツクバネウツギスイカズラ)のように果実かじつ付随ふずいするはな翼状よくじょうになっているれいシナノキアオイ)やツクバネビャクダン)のようにつと翼状よくじょうになっているれいがある[40][80][82][83]。また果実かじつ綿毛わたげをもつれいられ、タンポポなどキクおおくではがく由来ゆらいするかんむりが、クレマチスキンポウゲ)でははなばしらえたが、ススキイネ)では花序かじょ基部きぶえた発達はったつしている[40][82][83]きれひらきはてにおいて種子しゅし散布さんぷされる場合ばあいでも、果実かじつ開口かいこうちいさく上部じょうぶにあるなど、つよふう振動しんどうによってのみ種子しゅし散布さんぷされるようになっているものがある(風靡ふうび散布さんぷ[80][40]

みず散布さんぷ

編集へんしゅう
ココヤシヤシ)の核果かっか海流かいりゅう散布さんぷされる。
フデリンドウリンドウ)の蒴果上向うわむきにきれひらけして雨粒あまつぶける。

水辺みずべ生育せいいくする植物しょくぶつなかには、みずによって果実かじつ種子しゅし散布さんぷされるものがある(みず散布さんぷ[80][84][85]コナギミズアオイ)やハスハス)、クサネムマメ)、タカサブロウキク)などの果実かじつ比重ひじゅうかるく、みずいて散布さんぷされる[80][84][85]ジュズダマイネ)やオナモミキク)では、果実かじつつつつと特殊とくしゅして浮遊ふゆうするようになっている[80][84][85]。またオモダカオモダカ)の果実かじつにはつばさがあり、水中すいちゅうながされる[84]ココヤシヤシ)やハマゴウシソ)の果実かじつ核果かっかであり、硬化こうかしたうち果皮かひ種子しゅしつつまれていることから、海水かいすいえて海面かいめんいて散布さんぷされる(海流かいりゅう散布さんぷ[80][84][86][87]ネコノメソウユキノシタ)やフデリンドウリンドウ)の果実かじつは、上向うわむきにきれひらけ雨粒あまつぶけて種子しゅし散布さんぷされる(雨滴うてき散布さんぷ[40][84][85]

付着ふちゃく散布さんぷ

編集へんしゅう
 
ミズタマソウぞくアカバナ)の果実かじつにはかぎ密生みっせいしている。

大型おおがた動物どうぶつ付着ふちゃくし、種子しゅし散布さんぷされる様式ようしき付着ふちゃく散布さんぷ動物どうぶつ付着ふちゃく散布さんぷ)とよばれる[80][81][88][89][90]。かぎじょう突起とっきなどによって動物どうぶつ付着ふちゃくするものとして、果皮かひにかぎをもつヌスビトハギマメ)、ミズタマソウアカバナ)、ヤエムグラアカネ)、ヤブジラミセリ)、はなばしら由来ゆらいのかぎをもつミズヒキタデ)やダイコンソウバラ)、がく由来ゆらいのかぎをもつハエドクソウハエドクソウ)やセンダングサキク)、つと由来ゆらいするかぎをもつイノコヅチ果実かじつつつそうつと多数たすうのとげをもつオナモミ(キク)などがある[80][88][89][90]。また粘液ねんえきによって動物どうぶつ付着ふちゃくするものとして、果実かじつ表面ひょうめんから粘液ねんえき分泌ぶんぴつするノブキ(キク)、かんむりから粘液ねんえき分泌ぶんぴつするヌマダイコン(キク)、そうつとから粘液ねんえき分泌ぶんぴつするメナモミ(キク)、すすきから粘液ねんえき分泌ぶんぴつするチヂミザサイネ)などがある[88][89][90]とく付着ふちゃくのための構造こうぞうをもたない果実かじつでも、小型こがたのものはどろなどによって動物どうぶつ付着ふちゃくし、散布さんぷされることがあるとかんがえられている[80][89][90]

しょく散布さんぷ

編集へんしゅう
 
ヒメレンジャクべられるセイヨウカンボクガマズミ)の果実かじつ核果かっか

哺乳類ほにゅうるい鳥類ちょうるいべられ、排出はいしゅつされることで種子しゅし散布さんぷされる様式ようしきは、しょく散布さんぷ動物どうぶつしょく散布さんぷしゅうしょく散布さんぷくそ散布さんぷ)とよばれる[80][81][71][91][92][93]。このような果実かじつは、動物どうぶつにとって魅力みりょくあるしょく適度てきどおおきさをもち、また内部ないぶ種子しゅし消化しょうかされないようにあつ種皮しゅひをもっていたり、硬化こうかしたうち果皮かひつつまれていたり(核果かっか)、ねばしつ物質ぶっしつをまとっていたりする[80][71]おおきな種子しゅし少数しょうすうふくむものから、ちいさな種子しゅし多数たすうふくむものまである[80][71]しょくしち果実かじつおおきさ、いろにおい、果実かじつのつくたかさや落下らっかしやすさなどに多様たようせいがあり、それぞれ捕食ほしょくしゃである動物どうぶつわせている[80][71]とく鳥類ちょうるいしょくされるものと哺乳類ほにゅうるいしょくされるものではいろ鳥類ちょうるいよう果実かじつにはあかくろのものがおおい)やにおい(哺乳類ほにゅうるいよう果実かじつつよにおいをもつものがおおい)などにちがいがあるが、鳥類ちょうるい哺乳類ほにゅうるい双方そうほう対応たいおうしているものもある[80][71][91][94]しょく散布さんぷされる果実かじつ内部ないぶ種子しゅし発芽はつが抑制よくせいする物質ぶっしつふくんでいることがあり、この場合ばあい動物どうぶつべられて排出はいしゅつされることではじめて種子しゅし発芽はつができるようになる[31][81][71]未熟みじゅく果実かじつは、いろわっていないことや有毒ゆうどく不味ふみ成分せいぶんふくむことでべられないようにしている[80][71]。ただししょくをほとんどもたない果実かじつ種子しゅし目立めだいろをしており、十分じゅうぶんしょくをもつ果実かじつ擬態ぎたい果実かじつ擬態ぎたい)しているとかんがえられているれいもある[80][71]。またしょく散布さんぷされる果実かじつは、一斉いっせい成熟せいじゅくするタイプと、長期ちょうきわたって少数しょうすうずつ成熟せいじゅくするタイプがあることがられている[80]。さらにとしごとによって果実かじつ生産せいさんりょうおおきく変動へんどうすることもられており、食害しょくがい昆虫こんちゅう増加ぞうかおさえるためであるとかんがえられている[71]果皮かひ肉質にくしつであるえきはては、しょく散布さんぷされる[71][91][92]クワクワ)やグミグミ)、シラタマノキツツジ)では、子房しぼうではなく果実かじつつつはな肉質にくしつしょくになる[71][91][92]イチゴ(バラ)では隆起りゅうきしたはなたくが、バラ(バラ)ではつぼじょうになったはなたくが、ケンポナシクロウメモドキ)でははながついたえだが、イチジク(クワ)では多数たすうはながついたつぼじょうはなゆかがそれぞれしょくになる[71][91][92]ほかにも、果実かじつではなく種子しゅし付属ふぞくぶつ種皮しゅひかり種皮しゅひなど)がしょくとなっているれいもある[71]。またイネカヤツリグサヒユタデシロツメクサなどとくしょく散布さんぷのための構造こうぞうをもたない小型こがた果実かじつが、ウシシカカモるいなどの草食そうしょく動物どうぶつくきべるさい一緒いっしょまれ、消化しょうかされずに排出はいしゅつされることがあり、このような散布さんぷ重要じゅうようであることが示唆しさされている[80][71]

貯食散布さんぷ

編集へんしゅう

クリコナラブナ)、ハシバミカバノキ)、オニグルミクルミ)、エゴノキエゴノキ)などの果実かじつは、果皮かひかたしており、内部ないぶおおきな種子しゅしふく[95][96]リスネズミシジュウカラカケスなどの動物どうぶつはこのような果実かじつ収集しゅうしゅう輸送ゆそう貯蔵ちょぞうし、内部ないぶ種子しゅし食用しょくようとするが、貯蔵ちょぞうされながらのこされた果実かじつはそこで発芽はつがすることができる(貯食散布さんぷのこ散布さんぷ[80][92][95][96]

アリ散布さんぷ

編集へんしゅう
 
シキミマツブサ)の果実かじつ集合しゅうごうぶくろはて)は種子しゅしはじばす。

一部いちぶ植物しょくぶつでは種子しゅし果実かじつエライオソームとよばれるアリこの物質ぶっしつかたまりがついており、アリによって収穫しゅうかくまではこばれることで種子しゅし散布さんぷされる[97][98][99][100]。このような種子しゅし散布さんぷ様式ようしきはアリ散布さんぷとよばれ、おおくは種子しゅしにエライオソームをつけているが、ホトケノザシソ)やカナムグラアサ)、アオスゲカヤツリグサ)のように果実かじつにエライオソームをつけているれいもある[92][97][98][99][100]

自動じどう散布さんぷ

編集へんしゅう

果実かじつなかには、自動的じどうてき種子しゅし射出しゃしゅつする機構きこうそなえているものがあり、このような種子しゅし散布さんぷ自動じどう散布さんぷ自力じりき散布さんぷ[101]自発じはつ分散ぶんさん[102]自力じりき射出しゃしゅつ散布さんぷ[40])とよばれる[40][103]シキミマツブサ)やスミレスミレ)、カラスノエンドウマメ)、ゲンノショウコフウロソウ)などでは、果実かじつ果皮かひ乾燥かんそう収縮しゅうしゅくすることで種子しゅしはじばす[103][104][40]。またホウセンカツリフネソウ)やムラサキケマンケシ)では果皮かひ細胞さいぼうの膨圧上昇じょうしょうによって果実かじつがはじけ、種子しゅしはじばす[103][104][40]

人間にんげんとのかかわり

編集へんしゅう
 
さまざまな果物くだものブラジル

人間にんげんは、さまざまな果実かじつ食用しょくよう利用りようしている。穀物こくもつ[ちゅう 11]であるイネコムギトウモロコシイネ)、豆類まめるいであるダイズアズキインゲンマメマメ)などは、種子しゅしふくまれる胚乳はいにゅう子葉しようおも食用しょくようとされるが[105]種子しゅしともな果実かじつ状態じょうたい収穫しゅうかくされる。またこれら穀物こくもつ豆類まめるいは、人間にんげん食用しょくようだけではなく飼料しりょうとしても重要じゅうようである[106]おも果皮かひ食用しょくようとされる果実かじつのうち、ミカンリンゴブドウなど木本もくほんみの一般いっぱんてきあまいものは果物くだものキュウリエンドウトマトなど草本そうほんみの野菜やさいとして利用りようされるものは果菜かさいとよばれる[69][107][108][109][110][111][112]。また、果物くだもののことをとくに「果実かじつ」とよんでいることもある[113][114][115]生産せいさん分野ぶんやでは木本もくほんみのるものを果物くだもの果実かじつ)としており、スイカイチゴなど草本そうほんみのるものは「果実かじつてき野菜やさい」とよばれることがあるが[116][108][107]消費しょうひ分野ぶんやではこのような果実かじつ果物くだものとしてあつかわれる[69]ブドウなどの果実かじつは、直接ちょくせつ食用しょくようとされるだけではなく、アルコール飲料いんりょう原料げんりょうとしても利用りようされる[117]

オリーブクスノキ)やアブラヤシヤシ)の果皮かひからられたあぶらは、食用しょくようせっけんなどに利用りようされる[118][119]ハゼノキウルシ)の果実かじつ果皮かひからられた油脂ゆし木蝋もくろう、ハゼろう)は、かずろうそくなどにもちいられる[120]

 
クチナシ(アカネ)の果実かじつ生薬きぐすり染料せんりょう利用りようされる。

クチナシアカネ)、ミカンミカン)、ナツメクロウメモドキ)などの果実かじつは、生薬きぐすりとされることがある[121]ケシケシ)の未熟みじゅく果実かじつからられた乳液にゅうえき乾燥かんそうさせた乳液にゅうえきはアヘン)にはモルヒネなどのアルカロイドふくまれ、薬用やくようとして利用りようされており、また麻薬まやくともされる[122]

カボチャヒョウタンウリ)、ココヤシヤシ)などの果実かじつかざりや容器ようき加工かこうされ[123][124][125]、またヘチマ(ウリ)やココヤシの果実かじつからられる繊維せんいもさまざまに利用りようされる[126][125]クチナシなどの果実かじつは、染料せんりょうとして利用りようされることもある[127]園芸えんげいばなにおいて、果実かじつ鑑賞かんしょう対象たいしょうとすることがあり、このような植物しょくぶつ実物じつぶつ(みもの)ともよばれ、日本にっぽん利用りようされるれいとしてセンリョウセンリョウ)やナンテンメギ)、サンキライサルトリイバラ)などがある[128]

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく

編集へんしゅう
  1. ^ a b 広義こうぎえきはて果皮かひ肉質にくしつしるしつである果実かじつすべふく多肉たにくはて同義どうぎである(核果かっかなどをふくむ)が、狭義きょうぎえきはてちゅう果皮かひうち果皮かひえきしつ漿果しょうか同義どうぎである[29][51]
  2. ^ 複数ふくすうがたは caryopses または caryopsides[43]
  3. ^ 複数ふくすうがたは cocci[50]
  4. ^ 1 - はてがら、2 - 種子しゅし、3 - うち果皮かひ、4 - なかそと果皮かひ、5 - 足場あしばがくあと、6, 7 - はなたく発達はったつした部分ぶぶん
  5. ^ 複数ふくすうがたは baccae[53]
  6. ^ 複数ふくすうがたは hesperidia[55]
  7. ^ 複数ふくすうがたは cynarrhodia[13]
  8. ^ 複数ふくすうがたは epimatia[13]
  9. ^ 複数ふくすうがたは arillocarpia[13]
  10. ^ 複数ふくすうがたは seminicarpia[13]
  11. ^ 狭義きょうぎにはイネのもの(禾穀るい)にかぎるが、広義こうぎにはマメのもの(まめ穀類こくるい)やソバタデ)、キノアヒユ)をふく[105]

出典しゅってん

編集へんしゅう
  1. ^ 」『デジタル大辞泉だいじせんhttps://kotobank.jp/word/%E5%AE%9Fコトバンクより2023ねん5がつ5にち閲覧えつらん 
  2. ^ トチの」『栄養えいよう生化学せいかがく辞典じてんhttps://kotobank.jp/word/%E3%83%88%E3%83%81%E3%81%AE%E5%AE%9Fコトバンクより2023ねん5がつ22にち閲覧えつらん 
  3. ^ 銀杏いちょう」『デジタル大辞泉だいじせんhttps://kotobank.jp/word/%E9%8A%80%E6%9D%8Fコトバンクより2023ねん5がつ22にち閲覧えつらん 
  4. ^ a b c d 池内いけうち昌彦まさひこ, 伊藤いとうもとおのれ, はしもと春樹はるき & 道上みちがみ達男たつお (かんやく) (2018). “被子植物ひししょくぶつ生殖せいしょくてき適応てきおうにははな果実かじつがある”. キャンベル生物せいぶつがく 原書げんしょ11はん. 丸善まるぜん出版しゅっぱん. pp. 739–747. ISBN 978-4621302767 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 果実かじつ植物しょくぶつ」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E5%AE%9F%EF%BC%88%E6%A4%8D%E7%89%A9%EF%BC%89コトバンクより2023ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん 
  6. ^ a b L. テイツ, E. ザイガー, I.M. モーラー & A. マーフィー (へん) (2017). “果実かじつ発達はったつとうじゅく”. 植物しょくぶつ生理学せいりがく発生はっせいがく 原著げんちょだい6はん. 講談社こうだんしゃ. pp. 654–662. ISBN 978-4061538962 
  7. ^ 池内いけうち昌彦まさひこ, 伊藤いとうもとおのれ, はしもと春樹はるき & 道上みちがみ達男たつお (かんやく) (2018). “果実かじつ形態けいたい機能きのう”. キャンベル生物せいぶつがく 原書げんしょ11はん. 丸善まるぜん出版しゅっぱん. pp. 949–951. ISBN 978-4621302767 
  8. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “たんため結果けっか”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 880. ISBN 978-4000803144 
  9. ^ Happy Halloween!” (2021ねん11月1にち). 2024ねん5がつ27にち閲覧えつらん
  10. ^ Sanj Atwal (2022ねん8がつ11にち). “Five of the heaviest and fattest fruits ever grown”. Guinness World Records. 2023ねん7がつ14にち閲覧えつらん
  11. ^ Armstrong, W.P.. “The World's Smallest Fruit”. Wayne's Word. 2023ねん7がつ14にち閲覧えつらん
  12. ^ ラン(らん」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%83%A9%E3%83%B3%EF%BC%88%E8%98%AD%EF%BC%89コトバンクより2023ねん5がつ22にち閲覧えつらん 
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp 清水しみずけん (2001). “果実かじつ”. 図説ずせつ 植物しょくぶつ用語ようご事典じてん. 八坂やさか書房しょぼう. pp. 92–110. ISBN 978-4896944792 
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae 山崎やまざきたかし (編集へんしゅう), 本田ほんだ正次まさつぐ (監修かんしゅう), ed (1984). “1. 果実かじつ”. 現代げんだい生物せいぶつがく大系たいけい 7a2 高等こうとう植物しょくぶつA2. 中山なかやま書店しょてん. pp. 101–110. ISBN 978-4521121710 
  15. ^ a b c いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “果実かじつ”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 215. ISBN 978-4000803144 
  16. ^ a b c 果皮かひhttps://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E7%9A%AEコトバンクより2022ねん12月3にち閲覧えつらん 
  17. ^ a b Beck, C. B. (2005). “Fruit development and the role of fruits in seed dispersal”. An Introduction to Plant Structure and Development. Cambridge University Press. pp. 367–369. ISBN 978-0521837408 
  18. ^ a b c d e 鈴木すずき庸夫みちお高橋たかはしふゆやすのべ尚文なおふみ (2012). 草木くさき種子しゅし果実かじつ. まことぶんどう新光しんこうしゃ. pp. 22–249. ISBN 978-4-416-71219-1 
  19. ^ a b 清水しみずけん (2001). 図説ずせつ 植物しょくぶつ用語ようご事典じてん. 八坂やさか書房しょぼう. p. 28. ISBN 978-4896944792 
  20. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “はなゆか”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 217. ISBN 978-4000803144 
  21. ^ はなたく」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E8%8A%B1%E6%89%98コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  22. ^ 金浜かねはまこうもと & 斎藤さいとうたかし (1988). “キュウリのがりはてにおける炭水化物たんすいかぶつ分布ぶんぷと 14C-光合成こうごうせい産物さんぶつみ”. 園芸えんげい學會がっかい雜誌ざっし 57 (3): 448-453. doi:10.2503/jjshs.57.448. 
  23. ^ トレバー・ウィッフィン (1997). “モニミア”. 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 植物しょくぶつ世界せかい 9. pp. 89–92. ISBN 9784023800106 
  24. ^ a b c d e f g h i j k 清水しみず晶子あきこ (2004). “果実かじつ種子しゅし”. In 大場おおば秀章ひであき. でわかる植物しょくぶつ世界せかい. 講談社こうだんしゃ. pp. 95–106. ISBN 978-4061547544 
  25. ^ a b いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “にせはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 278. ISBN 978-4000803144 
  26. ^ Annonaceae”. Flora of China. Missouri Botanical Garden and Harvard University Herbaria. 2022ねん7がつ31にち閲覧えつらん
  27. ^ 植田うえだ邦彦くにひこ (1997). “バンレイシ”. 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 植物しょくぶつ世界せかい 9. pp. 100–107. ISBN 9784023800106 
  28. ^ a b 清水しみずけん (2001). “花序かじょ”. 図説ずせつ 植物しょくぶつ用語ようご事典じてん. 八坂やさか書房しょぼう. p. 76. ISBN 978-4896944792 
  29. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 大橋おおはしひろこう, 門田かどた裕一ひろいち, 邑田むらたひとし, 米倉よねくら浩司こうじ, 木原きはらひろし (へん), ed (2015). “植物しょくぶつ用語ようご図解ずかい”. 改訂かいてい新版しんぱん 日本にっぽん野生やせい植物しょくぶつ 1. 平凡社へいぼんしゃ. pp. 10–17. ISBN 978-4582535310 
  30. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q はらじょう西野にしのさかえただし福田ふくだ泰二せいじ (1986). “果実かじつ”. 植物しょくぶつ観察かんさつ入門にゅうもん はなくき. 培風館ばいふうかん. pp. 47–68. ISBN 978-4563038427 
  31. ^ a b c d e f はらじょう (1994). “果実かじつ種子しゅし多様たようせい”. 植物しょくぶつ形態けいたいがく. 朝倉書店あさくらしょてん. pp. 166–169. ISBN 978-4254170863 
  32. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “ふくろはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 846. ISBN 978-4000803144 
  33. ^ はま健夫たけお (1958). “果実かじつ分類ぶんるい”. 植物しょくぶつ形態けいたいがく. コロナしゃ. pp. 285–295. ISBN 978-4339075540 
  34. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “まめはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 976. ISBN 978-4000803144 
  35. ^ まめはてhttps://kotobank.jp/word/%E8%B1%86%E6%9E%9Cコトバンクより2022ねん6がつ3にち閲覧えつらん 
  36. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “ふしはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 787. ISBN 978-4000803144 
  37. ^ a b いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “蒴果”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 536. ISBN 978-4000803144 
  38. ^ 蒴果https://kotobank.jp/word/%E8%92%B4%E6%9E%9Cコトバンクより2022ねん5がつ6にち閲覧えつらん 
  39. ^ 門田かどた裕一ひろいち (2017). “アブラナ”. In 大橋おおはしひろこう, 門田かどた裕一ひろいち, 邑田むらたひとし, 米倉よねくら浩司こうじ, 木原きはらひろし (へん). 改訂かいてい新版しんぱん 日本にっぽん野生やせい植物しょくぶつ 4. 平凡社へいぼんしゃ. pp. 45–71. ISBN 978-4582535341 
  40. ^ a b c d e f g h i j 福原ふくはら達人たつひと. “8-2. 動物どうぶつ散布さんぷ”. 植物しょくぶつ形態けいたいがく. 福岡教育大学ふくおかきょういくだいがく. 2023ねん5がつ20日はつか閲覧えつらん
  41. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “ふしちょうはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 793. ISBN 978-4000803144 
  42. ^ a b いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “やせはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 822. ISBN 978-4000803144 
  43. ^ caryopsis”. WordSense Online Dictionary. 2022ねん5がつ3にち閲覧えつらん
  44. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “穎果”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 117. ISBN 978-4000803144 
  45. ^ 穎果https://kotobank.jp/word/%E7%A9%8E%E6%9E%9Cコトバンクより2023ねん4がつ29にち閲覧えつらん 
  46. ^ a b いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “けんはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 415. ISBN 978-4000803144 
  47. ^ けんはてhttps://kotobank.jp/word/%E5%A0%85%E6%9E%9Cコトバンクより2022ねん5がつ3にち閲覧えつらん 
  48. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “つばさはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 1428. ISBN 978-4000803144 
  49. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “分離ぶんりはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 1254. ISBN 978-4000803144 
  50. ^ coccus”. WordSense Online Dictionary. 2022ねん5がつ6にち閲覧えつらん
  51. ^ a b 岩瀬いわせとおる大野おおの啓一けいいち (2004). “いろいろな果実かじつ”. 写真しゃしん植物しょくぶつ用語ようご. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 118–126. ISBN 978-4881371077 
  52. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “えきはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 123. ISBN 978-4000803144 
  53. ^ bacca”. Merriam-Webster Dictionary. 2022ねん12月14にち閲覧えつらん
  54. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “漿果しょうか”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 653. ISBN 978-4000803144 
  55. ^ hesperidium”. Merriam-Webster Dictionary. 2022ねん12月14にち閲覧えつらん
  56. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “ミカンじょうはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 1352. ISBN 978-4000803144 
  57. ^ ふりじょうはてhttps://kotobank.jp/word/%E7%93%9C%E7%8A%B6%E6%9E%9Cコトバンクより2022ねん12月3にち閲覧えつらん 
  58. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “ナシじょうはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 1025. ISBN 978-4000803144 
  59. ^ 池田いけだひろし池谷いけがや祐幸ゆうこう勝本かつもと俊雄としお (2016). “バラ”. In 大橋おおはしひろこう, 門田かどた裕一ひろいち, 邑田むらたひとし, 米倉よねくら浩司こうじ, 木原きはらひろし (へん). 改訂かいてい新版しんぱん 日本にっぽん野生やせい植物しょくぶつ 3. 平凡社へいぼんしゃ. pp. 23–88. ISBN 978-4582535334 
  60. ^ じんはてるいhttps://kotobank.jp/word/%E4%BB%81%E6%9E%9C%E9%A1%9Eコトバンクより2022ねん12月8にち閲覧えつらん 
  61. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “いしはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 781. ISBN 978-4000803144 
  62. ^ 核果かっかhttps://kotobank.jp/word/%E6%A0%B8%E6%9E%9Cコトバンクより2022ねん12月8にち閲覧えつらん 
  63. ^ a b いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “集合しゅうごうはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 621. ISBN 978-4000803144 
  64. ^ a b c d e f g h i j Stuppy, W. (2004). Glossary of Seed and Fruit Morphological Terms. Seed Conservation Department, Royal Botanic Gardens, Kew, Wakehurst Place. pp. 1–24 
  65. ^ a b c d e f g h i j Spjut, R.W. (2015ねん). “A Systematic Treatment of Fruit Types”. The World Botanical Associates Web Page. 2022ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  66. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “バラじょうはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 1115. ISBN 978-4000803144 
  67. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “イチジクじょう花序かじょ”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 71. ISBN 978-4000803144 
  68. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “はて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 688. ISBN 978-4000803144 
  69. ^ a b c 和泉いずみ秀彦ひでひこ三宅みやけ義明よしあきたて和彦かずひこ (へん) (2014). 栄養えいよう科学かがくファウンデーションシリーズ 5 食品しょくひんがく. 朝倉書店あさくらしょてん. pp. 82–84. ISBN 978-4254616552 
  70. ^ 多田ただ多恵子たえこ (2010). “イシミカワ、ドクウツギ”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 91, 115. ISBN 978-4829910757 
  71. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 小林こばやし正明まさあき (2007). “動物どうぶつべられて”. はなからたねへ 種子しゅし散布さんぷ科学かがくする. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 105–158. ISBN 978-4881371251 
  72. ^ 多田ただ多恵子たえこ (2010). “アキグミ”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. p. 122. ISBN 978-4829910757 
  73. ^ 鈴木すずき庸夫みちお高橋たかはしふゆやすのべ尚文なおふみ (2012). “オシロイバナ”. 草木くさき種子しゅし果実かじつ. まことぶんどう新光しんこうしゃ. p. 110. ISBN 978-4-416-71219-1 
  74. ^ 多田ただ多恵子たえこ (2010). “オオオナモミ”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. p. 79. ISBN 978-4829910757 
  75. ^ a b いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “たまはて”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 308. ISBN 978-4000803144 
  76. ^ たまはて」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E7%90%83%E6%9E%9Cコトバンクより2023ねん5がつ3にち閲覧えつらん 
  77. ^ a b 大橋おおはしひろこう (2015). “マキ”. In 大橋おおはしひろこう, 門田かどた裕一ひろいち, 邑田むらたひとし, 米倉よねくら浩司こうじ, 木原きはらひろし (へん). 改訂かいてい新版しんぱん 日本にっぽん野生やせい植物しょくぶつ 1. 平凡社へいぼんしゃ. pp. 34–35. ISBN 978-4582535310 
  78. ^ 杉本すぎもと順一じゅんいち. “イヌマキ”. 世界せかい針葉樹しんようじゅ. 井上書店いのうえしょてん. pp. 138–139. NCID BN01674934 
  79. ^ a b 大橋おおはしひろこう (2015). “イチイ”. In 大橋おおはしひろこう, 門田かどた裕一ひろいち, 邑田むらたひとし, 米倉よねくら浩司こうじ, 木原きはらひろし (へん). 改訂かいてい新版しんぱん 日本にっぽん野生やせい植物しょくぶつ 1. 平凡社へいぼんしゃ. pp. 42–44. ISBN 978-4582535310 
  80. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 岡本おかもと (1992). “果実かじつ形態けいたいにみる種子しゅし散布さんぷ (総説そうせつ)”. 植物しょくぶつ分類ぶんるい, 地理ちり 43 (2): 155-166. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00001078987. 
  81. ^ a b c d 鈴木すずき庸夫みちお高橋たかはしふゆやすのべ尚文なおふみ (2012). 草木くさき種子しゅし果実かじつ. まことぶんどう新光しんこうしゃ. pp. 16–20. ISBN 978-4-416-71219-1 
  82. ^ a b c 小林こばやし正明まさあき (2007). “かぜ利用りようする”. はなからたねへ 種子しゅし散布さんぷ科学かがくする. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 48–102. ISBN 978-4881371251 
  83. ^ a b c 多田ただ多恵子たえこ (2010). “ふう散布さんぷ”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 8–51. ISBN 978-4829910757 
  84. ^ a b c d e f 小林こばやし正明まさあき (2007). “みず利用りようする”. はなからたねへ 種子しゅし散布さんぷ科学かがくする. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 195–215. ISBN 978-4881371251 
  85. ^ a b c d 多田ただ多恵子たえこ (2010). “ふう散布さんぷ”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 52–59. ISBN 978-4829910757 
  86. ^ 鈴木すずき庸夫みちお高橋たかはしふゆやすのべ尚文なおふみ (2012). “なが種子しゅし & 果実かじつたち”. 草木くさき種子しゅし果実かじつ. まことぶんどう新光しんこうしゃ. pp. 252–257. ISBN 978-4-416-71219-1 
  87. ^ 澤田さわだ佳宏よしひろ & 津田つださとし (2005). “日本にっぽんだん温帯おんたい生育せいいくする海浜かいひん植物しょくぶつ14しゅ海流かいりゅう散布さんぷ可能かのうせい”. 植生しょくせい学会がっかい 22 (1): 53-61. doi:10.15031/vegsci.22.53. 
  88. ^ a b c 小林こばやし正明まさあき (2007). “かぎで動物どうぶつにくっいて、粘液ねんえき動物どうぶつにくっいて”. はなからたねへ 種子しゅし散布さんぷ科学かがくする. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 172–194. ISBN 978-4881371251 
  89. ^ a b c d 多田ただ多恵子たえこ (2010). “動物どうぶつ散布さんぷ 付着ふちゃく”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 70–84. ISBN 978-4829910757 
  90. ^ a b c d 福原ふくはら達人たつひと. “8-3. 動物どうぶつ付着ふちゃく散布さんぷ”. 植物しょくぶつ形態けいたいがく. 福岡教育大学ふくおかきょういくだいがく. 2023ねん5がつ20日はつか閲覧えつらん
  91. ^ a b c d e 多田ただ多恵子たえこ (2010). “動物どうぶつ散布さんぷ しょく”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 85–149. ISBN 978-4829910757 
  92. ^ a b c d e f 福原ふくはら達人たつひと. “8-4. 動物どうぶつしょく散布さんぷ”. 植物しょくぶつ形態けいたいがく. 福岡教育大学ふくおかきょういくだいがく. 2023ねん5がつ20日はつか閲覧えつらん
  93. ^ ピーター・トーマス (2001). 樹木ききまなぶ. 築地つきじしょかん. p. 131. ISBN 978-4806712244 
  94. ^ 日本にっぽん森林しんりん学会がっかい (2003). 森林しんりん百科ひゃっか. 朝倉書店あさくらしょてん. p. 217. ISBN 978-4254470338 
  95. ^ a b 小林こばやし正明まさあき (2007). “のこ散布さんぷ”. はなからたねへ 種子しゅし散布さんぷ科学かがくする. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 159–167. ISBN 978-4881371251 
  96. ^ a b 多田ただ多恵子たえこ (2010). “動物どうぶつ散布さんぷ 貯食”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 150–161. ISBN 978-4829910757 
  97. ^ a b Lengyel, S., Gove, A. D., Latimer, A. M., Majer, J. D. & Dunn, R. R. (2010). “Convergent evolution of seed dispersal by ants, and phylogeny and biogeography in flowering plants: a global survey”. Perspectives in Plant Ecology, Evolution and Systematics 12 (1): 43-55. doi:10.1016/j.ppees.2009.08.001. 
  98. ^ a b 中西なかにし弘樹ひろき (1988). “日本にっぽんだん温帯おんたい分布ぶんぷするアリ散布さんぷ植物しょくぶつ”. 日本にっぽん生態せいたい学会がっかい 38 (2): 169-176. doi:10.18960/seitai.38.2_169. 
  99. ^ a b 小林こばやし正明まさあき (2007). “アリにはこばせる(アリ散布さんぷ)”. はなからたねへ 種子しゅし散布さんぷ科学かがくする. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 167–171. ISBN 978-4881371251 
  100. ^ a b 多田ただ多恵子たえこ (2010). “アリ散布さんぷ”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 162–165. ISBN 978-4829910757 
  101. ^ 岩瀬いわせとおる大野おおの啓一けいいち (2004). “種子しゅし果実かじつ)の散布さんぷ”. 写真しゃしん植物しょくぶつ用語ようご. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 127–133. ISBN 978-4881371077 
  102. ^ いわおいさお, 倉谷くらたにしげる, 斎藤さいとうしげる也 & 塚谷つかたに裕一ひろいち (へん) (2013). “種子しゅし分散ぶんさん”. 岩波いわなみ 生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん. 岩波書店いわなみしょてん. p. 635. ISBN 978-4000803144 
  103. ^ a b c 多田ただ多恵子たえこ (2010). “自動じどう散布さんぷ”. 身近みぢかくさとタネハンドブック. ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん. pp. 60–69. ISBN 978-4829910757 
  104. ^ a b 小林こばやし正明まさあき (2007). “はじきばす”. はなからたねへ 種子しゅし散布さんぷ科学かがくする. 全国ぜんこく農村のうそん教育きょういく協会きょうかい. pp. 217–238. ISBN 978-4881371251 
  105. ^ a b 穀物こくもつhttps://kotobank.jp/word/%E7%A9%80%E7%89%A9コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  106. ^ 飼料しりょう」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E9%A3%BC%E6%96%99コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  107. ^ a b 梶浦かじうら一郎いちろう (2009). “果物くだものとして利用りようする栽培さいばい植物しょくぶつ”. In 石井いしい龍一りゅういち岩槻いわつき邦男くにお竹中たけなか明夫あきお土橋どばしゆたか長谷部はせべひかりやすし矢原やばらてっいち和田わだ正三しょうさん. 植物しょくぶつ百科ひゃっか事典じてん. 朝倉書店あさくらしょてん. pp. 347–349. ISBN 978-4-254-17137-2 
  108. ^ a b 飛騨ひだ健一けんいち (2009). “野菜やさいとして利用りようする栽培さいばい植物しょくぶつ”. In 石井いしい龍一りゅういち岩槻いわつき邦男くにお竹中たけなか明夫あきお土橋どばしゆたか長谷部はせべひかりやすし矢原やばらてっいち和田わだ正三しょうさん. 植物しょくぶつ百科ひゃっか事典じてん. 朝倉書店あさくらしょてん. pp. 341–346. ISBN 978-4-254-17137-2 
  109. ^ 果菜かさいるいhttps://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E8%8F%9C%E9%A1%9Eコトバンクより2022ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん 
  110. ^ 果物くだものhttps://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E7%89%A9コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  111. ^ 果菜かさい」『デジタル大辞泉だいじせんhttps://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E8%8F%9Cコトバンクより2022ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん 
  112. ^ 青葉あおばだか (2000). “果菜かさいるい”. 日本にっぽん野菜やさい. 八坂やさか書房しょぼう. pp. 23–117. ISBN 978-4-89694-457-0 
  113. ^ 果実かじつ」『デジタル大辞泉だいじせんhttps://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E5%AE%9Fコトバンクより2023ねん5がつ5にち閲覧えつらん 
  114. ^ 食品しょくひん成分せいぶんデータベース”. 文部もんぶ科学かがくしょう. 2023ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  115. ^ だい2しょう 部門ぶもんべつ概念がいねん定義ていぎ範囲はんい. 総務そうむしょう. p. 168. https://www.soumu.go.jp/main_content/000291351.pdf 
  116. ^ 野菜やさいるい区分くぶんはどのようになっているのかおしえてください。”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. 2022ねん12月22にち閲覧えつらん
  117. ^ 果実かじつしゅhttps://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E5%AE%9F%E9%85%92コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  118. ^ オリおりブ油ぶゆhttps://kotobank.jp/word/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%96%E6%B2%B9コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  119. ^ パーム」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%B2%B9コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  120. ^ 木蝋もくろうhttps://kotobank.jp/word/%E6%9C%A8%E8%9D%8Bコトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  121. ^ 生薬きぐすり一覧いちらん”. 日本にっぽん漢方かんぽう生薬きぐすり製剤せいざい協会きょうかい. 2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん
  122. ^ ケシ」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%82%B1%E3%82%B7コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  123. ^ カボチャ」『本大もとだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%83%81%E3%83%A3コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  124. ^ ヒョウタン」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%83%92%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%BF%E3%83%B3コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  125. ^ a b ココヤシ」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%A4%E3%82%B7コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  126. ^ ヘチマ」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%83%98%E3%83%81%E3%83%9Eコトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  127. ^ クチナシ」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%8A%E3%82%B7コトバンクより2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん 
  128. ^ 実物じつぶつ」『デジタル大辞泉だいじせんhttps://kotobank.jp/word/%E5%AE%9F%E7%89%A9コトバンクより2023ねん5がつ7にち閲覧えつらん 

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう

外部がいぶリンク

編集へんしゅう