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ダイズ - Wikipedia

大豆だいず学名がくめい: Glycine max)は、マメいちねんくさ完熟かんじゅく種子しゅしおも搾油さくゆ原料げんりょうとなり、脱脂だっししぼかすだい豆粕まめかす)は飼料しりょうとして利用りようされている。食用しょくようにもなりとくひがしアジアでは様々さまざま利用りよう形態けいたい発達はったつしている。成熟せいじゅく種子しゅし枝豆えだまめぶ。

大豆だいず
ダイズ
分類ぶんるいAPG III
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうそう子葉しようるい eudicots
階級かいきゅうなし : バラるい rosids
階級かいきゅうなし : マメるい fabids
: マメ Fabales
: マメ Fabaceae
: マメ Faboideae
ぞく : ダイズぞく Glycine
たね : ダイズ G. max
学名がくめい
Glycine max
和名わみょう
ダイズ
英名えいめい
べい: Soybeanえい: Soya bean
大豆だいずはな

ひがしアジア原産げんさんツルマメ原種げんしゅかんがえられる。ツルマメはとく日本にっぽん中国ちゅうごく韓国かんこくひろ分布ぶんぷしており、歴史れきしてき複数ふくすう地域ちいき栽培さいばいはじまった[1]

特徴とくちょう

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農作物のうさくもつとして世界中せかいじゅうひろ栽培さいばいされている。日本にっぽんには縄文じょうもん時代じだい存在そんざいしたとおもわれる大豆だいず出土しゅつどれいがあり、『古事記こじき』にも大豆だいず記録きろく記載きさいされている。

植物しょくぶつなかでもタンパク質たんぱくしつおお含有がんゆうする[2]ことから日本にっぽんドイツでは「はたけの(うしにく[3]アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは「大地だいち黄金おうごん」ともばれている[よう出典しゅってん]。また、日本にっぽん料理りょうりやその調味ちょうみりょう原材料げんざいりょうとして中心ちゅうしんてき役割やくわりたしている(後述こうじゅつ)。菜食さいしょく主義しゅぎ殺生せっしょうきんじた宗教しゅうきょうにおいては植物しょくぶつせいのタンパクげんとして利用りようされ、精進しょうじん料理りょうりにおいても重用じゅうようされたことおおくの加工かこう食品しょくひんされた。加工かこう食品しょくひん技術ぎじゅつがるにつれて、にくした代替だいたい食品しょくひんとしても注目ちゅうもくされている。

連作れんさく障害しょうがい

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生育せいいく不良ふりょう収穫しゅうかく減少げんしょうなどの生育せいいく障害しょうがい原因げんいんになっているとかんがえられているダイズシストセンチュウ[4]

ふるくからの在来ざいらいしゅ固定こていしゅおお現存げんそんしている。両性りょうせいはななので自家じか受粉じゅふん可能かのうであり、自家じか採種さいしゅのしやすい植物しょくぶつである。その反面はんめん生育せいいく不良ふりょう収穫しゅうかく減少げんしょうなどの連作れんさく障害しょうがいこしやすいため、隔年かくねんまたは2ねんごと[5]輪作りんさくおこない、ちが作物さくもつ作付さくづけし、連作れんさくけるか、連作れんさくおこなうために土壌どじょう消毒しょうどく土壌どじょう改善かいぜんおこなとう対策たいさくらねばならない。日本にっぽん国内こくないにおいては、このことが栽培さいばい規模きぼ拡大かくだいへの障害しょうがいのひとつとなっている。連作れんさく障害しょうがいにはダイズシストセンチュウ英語えいごばん関与かんよしているとかんがえられている[4]

それほどたい湿性しっせいたか作物さくもつではないため、稲作いなさくとの輪作りんさくでは水田すいでん地形ちけい特有とくゆう過剰かじょう水分すいぶん冠水かんすいなどがダイズの生育せいいく影響えいきょうあたえることがある。おおくの場合ばあいうねたかることで対応たいおうするが、アメリカのミシシッピがわデルタ英語えいごばん地帯ちたいなどのだい規模きぼ湿地しっちたい農家のうかでは対応たいおうむずかしく死活しかつ問題もんだいとなる。このため、たい湿性しっせいつよさに着目ちゃくもくした品種ひんしゅ導入どうにゅう改良かいりょうこころみられている[6]

根粒こんりゅうきんとの共生きょうせい

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ダイズをふく一部いちぶマメ植物しょくぶつ根粒こんりゅうもしくはくきくきつぶち、根粒こんりゅうきんという細菌さいきん共生きょうせいしている。根粒こんりゅうきん植物しょくぶつからリンゴさんなどの効率こうりつ栄養分えいようぶんをもらって生活せいかつ提供ていきょうしてもらうわりに、大気たいきなか窒素ちっそ植物しょくぶつにとって使つかいやすいアンモニア転換てんかん窒素ちっそ固定こてい)する。窒素ちっそ植物しょくぶつにとって必須ひっす元素げんそであり、肥料ひりょうとしてれる成分せいぶんひとつであるが、自然しぜんかいでは一部いちぶ細菌さいきんかみなりなどでしか使用しよう可能かのう形態けいたい転換てんかんできない。根粒こんりゅうきんはその能力のうりょくたかいため、それを植物しょくぶつみずか窒素肥料ちっそひりょうつくることができることになり、やせている土地とちでもよくそだつものがおお[7]

大豆だいずはかつては、地力じりき涵養かんよう作物さくもつだとおもわれてきた。だが、実際じっさい大豆だいず地力じりき消耗しょうもう作物さくもつであり、じつタンパク質たんぱくしつおおふくむため、多量たりょう窒素ちっそ必要ひつようとするので、大豆だいず作付さくづけは土壌どじょうちゅう窒素ちっそ消耗しょうもう地力じりき低下ていかまねく。いねわらのみのすきみの場合ばあい大豆だいず1さく窒素ちっそ消耗しょうもうりょう水稲すいとう6さくぶん窒素ちっそ消耗しょうもうりょう匹敵ひってきする。地力じりき窒素ちっそ維持いじのためには、水稲すいとうさくとの輪作りんさく必要ひつようである。大豆だいず生育せいいく使つかわれる窒素ちっそは、その3わり地力じりき由来ゆらい、6わり根粒こんりゅうきん由来ゆらい、1わり施肥せひ由来ゆらいわれている[8]

大豆だいず肥料ひりょうがいらない作物さくもつだとおもわれがちだが、じつ肥沃ひよく栽培さいばいしないと収量しゅうりょうがらない。とく根粒こんりゅうきん固定こていした窒素ちっそ供給きょうきゅうさかんになるのは発芽はつが4週間しゅうかんからなので、それまでの栄養分えいようぶんおぎなってやる必要ひつようがある。共生きょうせい成立せいりつまでの過程かていいて、Nodファクターと受容じゅようたいによる経路けいろ[9][10]IIIがた分泌ぶんぴつけいによる経路けいろ[11]複数ふくすう経路けいろがあることが解明かいめいされている。

世界せかいへの伝播でんぱ

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大豆だいず20世紀せいき初頭しょとうまでは、ひがしアジアかぎられたおも食用しょくよう作物さくもつであった。20世紀せいきはいまんてつ満州まんしゅうにおいて「満州まんしゅう大豆だいず」など大豆だいず品種ひんしゅ改良かいりょう新種しんしゅ開発かいはつしてから、あぶらかて作物さくもつおよび飼料しりょう作物さくもつとして世界せかい生産せいさんひろまり、世紀せいき後半こうはんには生産せいさんりょうきゅう拡大かくだいした。21世紀せいきには、大豆だいず脱脂だっし大豆だいずわせた交易こうえき重量じゅうりょうながらく世界せかい最大さいだい交易こうえき作物さくもつである小麦こむぎならりょうとなった[12]

原産地げんさんち

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原産地げんさんちひがしアジアである。日本にっぽんにも自生じせいしているツルマメ原種げんしゅかんがえられている。

遺伝いでんがくてき研究けんきゅうによれば、ひがしアジアの複数ふくすう地域ちいき野生やせいツルマメからの栽培さいばい進行しんこうし、日本にっぽん起源きげんのひとつである[13][1]。2010年代ねんだい考古学こうこがくてき研究けんきゅうでは、アジアでも地域ちいき先駆さきがけてダイズの栽培さいばい進行しんこうした可能かのうせい判明はんめいしておりほか起源きげん中国ちゅうごく朝鮮ちょうせん半島はんとうである[14]縄文じょうもん時代じだい中期ちゅうき紀元前きげんぜん4000ねん後半こうはんより日本にっぽん列島れっとうでの栽培さいばいられることが2015ねん研究けんきゅう判明はんめいし、この時期じき以降いこう野生やせいしゅからの人為じんいてき栽培さいばい特徴とくちょうてき種子しゅし大型おおがたがみられる[13]。2007ねんには、縄文じょうもん時代じだい後期こうき中頃なかごろ[15]日本にっぽん列島れっとうにおいては縄文じょうもん時代じだいにおいてアズキリョクトウなどの炭化たんか種実たねざね検出けんしゅつされているためマメるい利用りようおこなわれていたことが判明はんめいしていた。山梨やまなしけんさけ呑場遺跡いせきから出土しゅつどした土器どきのダイズあつこん蛇体じゃたい装飾そうしょく把手とって部分ぶぶんから検出けんしゅつされており、これは偶然ぐうぜん混入こんにゅうしたものではなく意図いとてきりこまれた可能かのうせい想定そうていされており、その祭祀さいしてき意図いとをめぐっても注目ちゅうもくされている。

中国ちゅうごく日本にっぽんなどではべいむぎあわひえ(ひえ)・まめ大豆だいず)が五穀ごこくとして重用じゅうようされている。

世界せかいへの伝播でんぱ

編集へんしゅう
 
大豆だいず、『成形せいけい図説ずせつ』の挿絵さしえ(1804)

ヨーロッパつたわったのは18世紀せいき、アメリカには19世紀せいきのことである。ヨーロッパにダイズの存在そんざいつたえたのはエンゲルベルト・ケンペルだといわれており、かれ長崎ながさきから帰国きこくしたのち1712ねん出版しゅっぱんした『廻国かいこく奇観きかん』において、ダイズ種子しゅし醬油原料げんりょうとして紹介しょうかいした。ヨーロッパでは1739ねんフランスでの試作しさく、アメリカでは1804ねんペンシルベニアしゅうでの試作しさく最初さいしょ栽培さいばいとされている。ベンジャミン・フランクリン手紙てがみなかに、1770ねんイギリスにダイズ種子しゅしおくむねしるしてある。[よう出典しゅってん]ヨーロッパでそれ以前いぜんにダイズの存在そんざいられていなかった理由りゆうとして、すで豆類まめるい栽培さいばいされていたことや、土壌どじょうわなかったこと、根粒こんりゅうきん土壌どじょうにない場合ばあいがあったことなどがげられている。 このようにダイズの伝搬でんぱんおくれたため、英語えいごめいの「Soy」は醤油じょうゆ語源ごげんわれる。

ダイズが伝播でんぱ19世紀せいきにかけては、アジアけん以外いがいでは重要じゅうよう作物さくもつとはみなされておらず、緑肥りょくひ飼料しりょう作物さくもつとしての生産せいさんとどまっていた。20世紀せいきはい搾油さくゆよう需要じゅよう拡大かくだいしていった。ヘンリー・フォードは、油脂ゆし採取さいしゅ繊維せんい・プラスチックの開発かいはつ目的もくてき大豆だいず農園のうえん経営けいえいしていた。作物さくもつあぶらかて作物さくもつ)として注目ちゅうもくされるようになったのは1920年代ねんだい以降いこうであり、ヨーロッパで食料しょくりょうとしてはじめて収穫しゅうかくされたのは1929ねんとされる。アメリカで本格ほんかくてきにダイズが栽培さいばいされるようになったのは、1915ねんワタミハナゾウムシ英語えいごばん侵入しんにゅうによってアメリカ南部なんぶ綿花めんかだい打撃だげきけ、それまでアメリカの製油せいゆぎょう中心ちゅうしんであった綿実油めんじつゆ不足ふそくしてからである。ワタにわるあらたな製油せいゆ材料ざいりょうとして、それまでも徐々じょじょ栽培さいばい拡大かくだいさせてきたダイズは一気いっき脚光きゃっこうびることとなった。1920年代ねんだいには製油せいゆよう飼料しりょうようとしての需要じゅようたかまりにより、さらにだい規模きぼ栽培さいばいされるようになった[16]だい世界せかい大戦たいせん、アメリカは世界せかい最大さいだい大豆だいず生産せいさんこくとなったが、1973ねん大豆だいず輸出ゆしゅつ規制きせい実施じっし大豆だいず消費しょうひおおくをアメリカからの輸入ゆにゅうひんたよっていた日本にっぽんは、輸入ゆにゅうこく多様たようはか必要ひつようせいせまられた。当時とうじ田中たなか角栄かくえい政権せいけんは、ブラジル放棄ほうきされてきた内陸ないりくサバンナ地帯ちたいセラード)に着目ちゃくもく大豆だいず生産せいさんはたらきかけたところ軌道きどうり、2010年代ねんだいのブラジルはアメリカに匹敵ひってきする規模きぼ大豆だいず生産せいさんこくとなった[17]

タンパク質たんぱくしつ含有がんゆうりょうたかいダイズ種子しゅし用途ようとひろく、様々さまざま食品しょくひん製造せいぞう加工かこうされている。そのタンパク質たんぱくしつ以外いがい成分せいぶんである脂質ししつからは食用しょくよう以外いがいにもレシチンなどが抽出ちゅうしゅつされ、利用りようされている。

呼称こしょう

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原産地げんさんちであるひがしアジアでは、大豆だいず中国ちゅうごく日本にっぽん)、まめ広東かんとん贛語)とばれている。そのおおくの地域ちいきでは、ひがしアジアにおける名称めいしょうとはことなった Soy / Soya、もしくはそれに類似るいじした呼称こしょう使つかわれている。この Soy起源きげん日本語にほんご醤油じょうゆであるとかんがえられている。その経緯けいいは、17世紀せいきにオランダが日本にっぽんとの通商つうしょうをとおして醤油じょうゆsoya としてヨーロッパへ紹介しょうかいしたことにさかのぼ[18]

英国えいこくにおいても、17世紀せいき文献ぶんけん醤油じょうゆSaio[ちゅう 1]Soy とした記述きじゅつられる。その20世紀せいきはいるまで Soy とは醤油じょうゆ意味いみする単語たんごであった。20世紀せいきはいり、ひがしアジア以外いがいくに大豆だいずおもあぶらかて作物さくもつ飼料しりょう作物さくもつとして栽培さいばい利用りようされるようになり、醤油じょうゆ原料げんりょうであることから英語えいごでは soybean または soya beanくにでも同様どうようばれるようになった[19]

ぞくめい Glycineリンネウスによる命名めいめいである。本属ほんぞく命名めいめい、リンネウスはこのぞくないたねひとつがあまつことに気付きづいた。この甘味あまみもとづいて、ギリシアで「あまい」を意味いみする γλυκός (glykós) をラテン語らてんごした[20]本属ほんぞくめいアミノ酸あみのさんグリシン (Glycine) とは直接ちょくせつ関係かんけいはない。

リンネウスは著者ちょしゃ植物しょくぶつたね』においてダイズを Phaseolus max という学名がくめい記載きさいした。1917ねんエルマー・ドリュー・メリル国際こくさい植物しょくぶつ命名めいめい規則きそくしたがって、ダイズのただしい学名がくめいGlycine max となるべきだ、と主張しゅちょうした。

生産せいさん

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大豆だいず生産せいさん推移すいい (1961 - 2016)単位たんいひゃくまんトン[21]
くにコード; ISO_3166-1_alpha-3, oth 86; 86かこく
2016ねん上位じょうい8かこくで94.82%の生産せいさん

大豆だいず生産せいさんは20世紀せいき初頭しょとうだい世界せかい大戦たいせんまえまでは中国ちゅうごくとく東北とうほく地方ちほう満州まんしゅうこく)が世界せかい最大さいだい生産せいさんこくであり、輸出ゆしゅつこくであった[22]大豆だいず輸入ゆにゅう途絶とだえた米国べいこくでは国内こくないでの生産せいさんへシフトし、まんしゅう品種ひんしゅ改良かいりょう新種しんしゅ開発かいはつつちかってきた日本にっぽん占領せんりょうおさめた戦後せんごから20世紀せいき後半こうはんにかけて世界せかい最大さいだい生産せいさん輸出ゆしゅつこくとなった。21世紀せいきはい増加ぞうかつづける需要じゅよう呼応こおうし、ブラジル・アルゼンチン南米なんべい各国かっこく生産せいさん拡大かくだいしていった。

大豆だいず生産せいさん輸出ゆしゅつトン数とんすうではトウモロコシや小麦こむぎにはおよばないが、輸出ゆしゅつ金額きんがくではトウモロコシや小麦こむぎいて世界せかい最大さいだい交易こうえき作物さくもつとなっている。米国べいこくの2017ねん作物さくもつ輸出ゆしゅつ金額きんがくいち大豆だいずで216おくドル、はトウモロコシの91おくドルであった[23]。ブラジルは世界せかい最大さいだいのコーヒーまめ砂糖さとうキビの生産せいさんこくであるが、輸出ゆしゅつ金額きんがくトップは大豆だいずで190おくドル、砂糖さとうは104おくドル、コーヒーまめは48おくドルであった[24]。アルゼンチンでも大豆だいず製品せいひん輸出ゆしゅつ金額きんがく脱脂だっし大豆だいず100おくドル、だい豆油41おくドル、まる大豆だいず32おくドルのけい173おくドルで2のトウモロコシ42おくドルをおおきくはなしている[25]

大豆だいずおも生産せいさんこく生産せいさんりょうせんトン)[26]
- 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2019
世界せかい 31705 43697 64249 81040 101157 108456 126924 161308 214543 265088 323308 333672
ブラジル 523 1509 9893 15156 18279 19898 25683 32821 51182 68756 97465 114269
アメリカ 23014 30675 42140 48922 57128 52416 59174 75055 83507 90663 106954 96793
アルゼンチン 17 27 485 3500 6500 10700 12133 20136 38290 52675 61447 55264
中国ちゅうごく 6206 8775 7302 7966 10512 11008 13511 15409 16348 15084 11788 15729
インド 10 14 91 442 1024 2602 5096 5276 8274 12736 8570 13268
パラグアイ 22 41 220 537 1172 1795 2212 2980 3988 7460 8856 8520
カナダ 219 283 367 690 1012 1262 2298 2703 3156 4445 6456 6045
大豆だいずおも輸入ゆにゅうこく輸入ゆにゅうりょうせんトン)[26]
- 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2019
中国ちゅうごく 0 0 27 576 0.5 0.9 294 10419 26590 54798 81690 88586
メキシコ 3 102 22 522 1494 897 2232 3985 3714 3772 3890 4851
アルゼンチン 0 0 0 1.8 0.04 0.04 0.1 238 748 1.8 0.5 4548
エジプト 0 0.003 0.002 1 5 25 55 243 574 1752 1764 4257
オランダ 391 1105 1282 3495 2960 4122 5372 5381 4870 3553 3467 4113
ドイツ 1332 2134 3502 3935 2900 2718 2907 3840 3884 3383 3787 3666
日本にっぽん 1847 3244 3334 4401 4910 4681 4813 4829 4181 3456 3243 3392
大豆だいずおも輸出ゆしゅつこく輸出ゆしゅつりょうせんトン)[26]
- 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2019
ブラジル 75 290 3333 1549 3491 4077 3493 11517 22435 29073 54324 74073
アメリカ 6196 11839 12496 21786 17566 15467 22840 27192 25658 42351 48216 52388
アルゼンチン 0 0 0 2700 2963 3214 2550 4123 9962 13616 11650 10054
パラグアイ 1 0 102 235 710 1411 1270 1796 2972 4659 4576 4901
カナダ 83 29 10 96 105 166 654 771 1181 2776 4247 4013
ウルグアイ 0 0 0 9 6 27 0 0 477 1968 3035 2971
ウクライナ - - - - - - 5 8 175 196 2199 2953

日本にっぽん現在げんざいだい部分ぶぶん輸入ゆにゅうたよっているため、2003ねん世界せかいてき不作ふさくから価格かかく高騰こうとうしたときにはおおきな影響えいきょうけた。最大さいだい生産せいさんこくアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくいでブラジルアルゼンチン中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくつづく。アメリカの大豆だいず生産せいさんりょう増減ぞうげんはげしいが、近年きんねんアルゼンチンとブラジルの大豆だいず生産せいさんりょうおおきなびをしめしている。輸出ゆしゅつこくは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイカナダじゅんである。日本にっぽん輸入ゆにゅうりょうは、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく、EU 27カ国かこく世界せかいだい3である。中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくでは経済けいざい成長せいちょうともな食生活しょくせいかつ変化へんかにより消費しょうひりょう増加ぞうかしており、これからもつづけるとられている[27]

日本にっぽん国内こくないのダイズ生産せいさんりょう平成へいせい22年度ねんどで222,800トンであり、けんべつでは北海道ほっかいどうが57,100トンで最大さいだい産地さんちとなっており、以下いか宮城みやぎけんの18,100トン、佐賀さがけんの17,700トン、福岡ふくおかけんの16,100トンとつづく。日本にっぽんでダイズ生産せいさんりょうが1まんトンをえるのはこの4道県どうけんのみである[28]平成へいせい26ねんでは231,800トンであり、けんべつでは北海道ほっかいどうが73,600、以下いか宮城みやぎけん19,300, 佐賀さがけん15,300、福岡ふくおかけん14,300となっている。平均へいきん収量しゅうりょうは、北海道ほっかいどう(233kg/10a)・佐賀さが(229kg/10a)・福岡ふくおか(198kg/10a)のじゅんで、収穫しゅうかくりょう上位じょうい収量しゅうりょうおお[29]

戦略せんりゃく物資ぶっしとしての大豆だいず

編集へんしゅう

中国ちゅうごく世界せかい大豆だいず生産せいさんりょうの6わり輸入ゆにゅうするだい消費しょうひであるが、その輸入ゆにゅうもとの3わりアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくとなっていた。2018ねん両国りょうこくあいだ貿易ぼうえき摩擦まさつ問題もんだい深刻しんこくし、アメリカが中国ちゅうごく産品さんぴん追加ついか関税かんぜいけることを予告よこくすると、中国ちゅうごくもアメリカさん大豆だいずふく報復ほうふく関税かんぜい対象たいしょうリストを発表はっぴょう春先はるさきには大豆だいず市場いちば価格かかくが2わりちか下落げらくするうごきがられた[30]結果けっかてき同年どうねん7がつには、アメリカと中国ちゅうごく追加ついか関税かんぜい報復ほうふく関税かんぜいけあうべいちゅう貿易ぼうえき戦争せんそう (2018ねん)発展はってんし、大豆だいず経済けいざい戦争せんそうじょう戦略せんりゃく物資ぶっしひとつとして注目ちゅうもくびた。なお、中国ちゅうごく大豆だいずふく報復ほうふく関税かんぜい対象たいしょうリストを発表はっぴょうした時点じてんでは、すでにアメリカの農家のうか大豆だいず作付さくづ準備じゅんびわっており、今後こんご中国ちゅうごく需要じゅよう見込みこんだアメリカさん大豆だいず在庫ざいこがり価格かかく下落げらく圧力あつりょくとなる可能かのうせいがあること、また中国ちゅうごく需要じゅようたすため各国かっこく作付さくづ面積めんせきやすなど、国際こくさいてき大豆だいず生産せいさん消費しょうひおおきな変化へんかしょうじることが予想よそうされている[31]

2007ねんのダイズ(まる大豆だいず)の世界せかい消費しょうひは、だい豆油脱脂だっし大豆だいず(ミール)への分離ぶんり加工かこうようが87%と圧倒的あっとうてき多数たすうめ、ついで飼料しりょうようが7%、食用しょくようが6%であった[32]。また、油分ゆぶん分離ぶんり脱脂だっし大豆だいずは、こうタンパクの飼料しりょうとして価値かちたかく、世界せかい穀物こくもつ取引とりひき中心ちゅうしんであるシカゴ商品しょうひん取引とりひきしょにはダイズとだい豆粕まめかす大豆だいずミール)がともに上場じょうじょうされ、さかんにきされている。

以下いかは2013年度ねんどぜん世界せかい大豆だいず需要じゅよう供給きょうきゅう収支しゅうしひょうである。大豆だいずそう生産せいさんりょうは2おく7836まんトンで、その38.4%の1おく692まんトンが輸出ゆしゅつされた。輸入ゆにゅうりょうが1おく209まんトン、在庫ざいこ変動へんどうがプラス608まんトンであった[26]

大豆だいず需供バランス 2018ねん[26] (単位たんいひゃくまんトン) そう供給きょうきゅうりょう 備考びこう
大豆だいず
供給きょうきゅうりょう

345.54

加工かこうよう
299.49

(86.67%)

あぶら生産せいさん
55.60
(16.09%)
供給きょうきゅうりょう
54.76
飼料しりょう 0.01 0.004%
食用しょくよう 22.60 6.54%
その 25.67 7.43% バイオ燃料ねんりょうほか
損失そんしつ 0.005 0.001%
ミール
生産せいさん
179.27
(2013ねん)
供給きょうきゅうりょう
178.91
飼料しりょう 175.87 65.76%

(2013ねん)

その 3.04 1.14%

(2013ねん)

飼料しりょう 22.94 6.64%
食用しょくよう 10.35 2.99%
種子しゅし 9.21 2.66% 栽培さいばいよう
その 1.49 0.43%
損失そんしつ 5.25 1.52%

以上いじょうのように大豆だいずだいいち用途ようと最大さいだいのものは加工かこうよう大豆だいずの85%であり、加工かこう大豆だいず食用しょくようは4%にたっしない。加工かこうよう大豆だいずから生成せいせいされるダイズ食用しょくようぶん9.1%、醸造じょうぞうようなどに使つかわれるだい豆粕まめかす1.14%を加味かみしてもヒトの食用しょくようそう生産せいさん重量じゅうりょうやく14%となっている。一方いっぽう飼料しりょう用途ようとでは加工かこう大豆だいずが6.53%、加工かこうよう大豆だいずから搾油さくゆされたのち副産物ふくさんぶつ飼料しりょうようだい豆粕まめかすが65.76%で合計ごうけい72.29%が使つかわれており、重量じゅうりょう観点かんてんから大豆だいず重要じゅうよう飼料しりょう作物さくもつのひとつといえる。一方いっぽう大豆だいずだい部分ぶぶん家畜かちく飼料しりょう使用しようされることから、中国ちゅうごくのように、食料しょくりょう安全あんぜん保障ほしょう確保かくほするために家畜かちく飼料しりょうちゅう大豆だいずのシェアを削減さくげんするようもとめるうごきもある[33]

ダイズのその利用りようは6.53%で、これはバイオマス燃料ねんりょう化学かがく工業こうぎょうようなどである。近年きんねん加工かこうよう大豆だいず需要じゅよう拡大かくだいつづけており、食用しょくよう比率ひりつ年々ねんねん低下ていかしている[34]

日本にっぽん国内こくないのダイズ消費しょうひりょうは2005年度ねんどに534まん8000トンであり、このうちだい豆油ようが429まん6000トン、食用しょくようが105まん2000トンである。ダイズが基幹きかん食料しょくりょうとなっている日本にっぽんでは食用しょくよう消費しょうひめる割合わりあい世界せかい消費しょうひくらべかなりおおくなっているが、それでも20%じゃくぎない。日本にっぽん国内こくない食用しょくよう消費しょうひ内訳うちわけは、豆腐とうふが49まん6000トンで半数はんすうちかくをめ、ついで味噌みそ・醬油ようが17まん1000トン、納豆なっとうようが13まん6000トン、煮豆にまめ惣菜そうざいようが3まん3000トン、そのが21まん5000トンとなっている。国産こくさん大豆だいず食用しょくよう消費しょうひの21%をめている[35]

栄養えいよう

編集へんしゅう
ダイズの栄養えいよう代表だいひょう
だいず(ぜんつぶ国産こくさん大豆だいずいぬい[36]
100 gあたりの栄養えいよう
エネルギー 1,765 kJ (422 kcal)
29.5 g
食物しょくもつ繊維せんい 17.9 g
19.7 g
飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん 2.59 g
一価いっか飽和ほうわ 4.80 g
あたい飽和ほうわ 10.39 g
33.8 g
ビタミン
ビタミンA相当そうとうりょう
(0%)
1 µg
(0%)
7 µg
チアミン (B1)
(62%)
0.71 mg
リボフラビン (B2)
(22%)
0.26 mg
ナイアシン (B3)
(13%)
2.0 mg
パントテンさん (B5)
(27%)
1.36 mg
ビタミンB6
(39%)
0.51 mg
葉酸ようさん (B9)
(65%)
260 µg
ビタミンC
(4%)
3 mg
ビタミンE
(15%)
2.3 mg
ビタミンK
(17%)
18 µg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
1 mg
カリウム
(40%)
1900 mg
カルシウム
(18%)
180 mg
マグネシウム
(62%)
220 mg
リン
(70%)
490 mg
鉄分てつぶん
(52%)
6.8 mg
亜鉛あえん
(33%)
3.1 mg
どう
(54%)
1.07 mg
マンガン
(120%)
2.51 mg
セレン
(7%)
5 µg
成分せいぶん
水分すいぶん 12.4 g
水溶すいようせい食物しょくもつ繊維せんい 1.5 g
不溶性ふようせい食物しょくもつ繊維せんい 16.4 g
ビオチン(B7 27.5 µg

ビタミンEはαあるふぁ─トコフェロールのみをしめした[37]
%はアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける
成人せいじん栄養えいよう摂取せっしゅ目標もくひょう (RDI割合わりあい
大豆だいず100 gちゅうおも脂肪酸しぼうさん種類しゅるい[38]
項目こうもく 分量ぶんりょう(g)
脂肪しぼう 19.94
飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん 2.884
14:0(ミリスチンさん 0.055
16:0(パルミチンさん 2.116
18:0(ステアリンさん 0.712
一価いっか飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん 4.404
16:1(パルミトレインさん 0.055
18:1(オレインさん 4.348
あたい飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん 11.255
18:2(リノールさん 9.925
18:3(αあるふぁ-リノレンさん 1.33
 
ダイズアミノ酸あみのさんスコア[39][40]

大豆だいず種子しゅしタンパク質たんぱくしつ脂質ししつおよび炭水化物たんすいかぶつ豊富ほうふふくんでおり、おもにその脂質ししつタンパク質たんぱくしつ食用しょくようおよび飼料しりょうよう利用りようするためにだい規模きぼ生産せいさんされ利用りようされている。サポニンやイソフラボンもふくまれている[41]

ダイズ種子しゅし貯蔵ちょぞうタンパク質たんぱくしつアミノ酸あみのさんざんもと組成そせいにおいて、含硫アミノ酸あみのさんであるメチオニンシステインざんもとすくなく、それらは制限せいげんアミノ酸あみのさんとなっているとわれたことがある。そのため、タンパク質たんぱくしつ有効ゆうこう利用りよう効率こうりつしめアミノ酸あみのさんスコアプロテインスコアげているとわれていた。

しかし、これらは成長せいちょうのラットにもとづく数値すうちであり、その、ヒトにもとづく数値すうちえられ、具体ぐたいてきには、大豆だいずアミノ酸あみのさんスコアが1973ねんには86てんだったものが、1985ねんには100てん変更へんこうされた。大豆だいずは、牛乳ぎゅうにゅうたまご同等どうとう良質りょうしつタンパク質たんぱくしつであるとの評価ひょうかている[42]

だい豆油

編集へんしゅう

ダイズからられるだい豆油は、パーム代表だいひょうてき食用しょくようであり、大豆だいず需要じゅようの87%をめている。主要しゅよう生産せいさんこくは、中国ちゅうごく、アメリカ、ブラジル、アルゼンチンで、上位じょうい5カ国かこくで8わりめる。日本にっぽんでは菜種油なたねあぶらこのまれるため、だい豆油生産せいさんりょうは40まんトン前後ぜんこう菜種油なたねあぶら半分はんぶん以下いかまる。 近年きんねんでは環境かんきょう配慮はいりょがた素材そざいとされる大豆だいずインキ原料げんりょうとしての需要じゅよう拡大かくだいしている。

ざん渣のだい豆粕まめかす醤油じょうゆ原料げんりょう家畜かちく飼料しりょう大豆だいずミールとしてあらタンパク質たんぱくしつみなもと利用りようされていたが、最近さいきんは『ヘルシー』をりにした小麦粉こむぎこ代替だいたい食品しょくひんとしても拡販かくはんすすんでいる。

大豆だいずレシチン
大豆だいずレシチンは、だい豆油副産物ふくさんぶつで、しぼったばかりの大豆だいずあぶらをろし、おぜ、成分せいぶんみずがわうつ遠心分離機えんしんぶんりきで2そうになったあぶら分離ぶんりすみやかに水分すいぶん乾燥かんそうさせたものである。利用りよう用途ようととしては、化粧けしょうひん食品しょくひん乳化剤にゅうかざい利用りようされる[43][44]

飼料しりょう

編集へんしゅう

飼料しりょうようとしてはおも大豆だいずミール(だい豆粕まめかす)が利用りようされる。大豆だいずタンパク質たんぱくしつげんとして良質りょうしつで、肉牛にくぎゅうえさせたり、とり産卵さんらんりつ上昇じょうしょうさせるのにおおきく寄与きよしている。ただし、含有がんゆうタンパク質たんぱくしつちゅうのメチオニンやシステインざんもと含量がすくないため、タンパク質たんぱくしつ有効ゆうこう利用りよう効率こうりつげるために、メチオニンやシステインをおおふくほか飼料しりょう混合こんごうして利用りようされている。飼料しりょうとしての需要じゅようは1960ねんごろから増加ぞうかした、理由りゆうとして、飼料しりょうとして大豆だいずミールとトウモロコシを1:4の割合わりあい配合はいごうすると家畜かちくタンパク質たんぱくしつ変換へんかん効率こうりつ大幅おおはば向上こうじょうすることが発見はっけんされたことと[45]BSE問題もんだいによって飼料しりょうタンパク質たんぱくしつげんとしてにく骨粉こっぷん利用りよう規制きせいされたため、にく骨粉こっぷんわるタンパク質たんぱくしつげんとしてダイズ種子しゅし需要じゅようしたためである[46]

食用しょくよう

編集へんしゅう

ダイズ種子しゅし(大豆だいず)はタンパク質たんぱくしつ脂肪しぼう鉄分てつぶんカルシウムなど、ミネラルおおふくむ。はたけにくしょうされるほどタンパク質たんぱくしつ豊富ほうふで、調理ちょうりほうによってはにくのようなしょくかんられるため、戒律かいりつによって食肉しょくにくあつかいに慎重しんちょうなイスラム教徒きょうとなどに人気にんき食材しょくざいとなっている。

日本にっぽんでは色々いろいろかたち加工かこうされ、利用りようされている。まず、大豆だいずくらところ発芽はつがさせるとモヤシ未熟みじゅく大豆だいずえだごと収穫しゅうかくでると枝豆えだまめ、さらにそだてて完熟かんじゅくしたら大豆だいずとなる。大豆だいずしぼるとだい豆油あぶらしぼったかすだい豆粕まめかすとして食用しょくよう醤油じょうゆ製造せいぞう飼料しりょうへ、ってこなにするときなした大豆だいず麹菌こうじきんたい塩性えんせい酵母こうぼ発酵はっこうさせると醬油味噌みそ、またした大豆だいず納豆なっとうきん発酵はっこうさせると納豆なっとうとなる。じゅくした大豆だいず加水かすい浸漬しんせき破砕はさい加熱かねつしたものをしぼると液体えきたい豆乳とうにゅう、そののこりはおから豆乳とうにゅうあたためてラムスデン現象げんしょうによってえきめん形成けいせいされるまく湯葉ゆばにがりれてしおタンパク質たんぱくしつかためると豆腐とうふ豆腐とうふげると「油揚あぶらあ」「あつ」、くと「豆腐どうふ」、こおらせて「み(高野たかの豆腐とうふ」となる。代替だいたいにくタンパク質たんぱくしつげんとしても利用りようされ食肉しょくにく食味しょくみ製品せいひんつくられる。大豆だいずにはサポニンとう水溶すいようせいてい分子ぶんし化合かごうぶつタンパク質たんぱくしつせいのプロテアーゼ・インヒビターやアミラーゼ・インヒビターやレクチンなどもふくまれており、これらの加工かこうにはそれらの除去じょきょ意味いみもある。

食用しょくよう大豆だいず用途ようとべつ使用しようりょう/1000 t (食料しょくりょう産業さんぎょうきょく食品しょくひん製造せいぞう卸売おろしうり推計すいけい[47])
とし みそ 醤油じょうゆ 豆腐とうふ油揚あぶらあ 納豆なっとう 凍豆腐こおりどうふ 豆乳とうにゅう 煮豆にまめ惣菜そうざい きなこ その 合計ごうけい
1997 165 26 494 122 30 3 33 14 132 1,019
1998 162 26 495 128 30 4 33 16 152 1,046
1999 166 30 492 127 29 6 33 17 117 1,017
2000 166 30 492 122 29 7 33 17 114 1,010
2001 149 32 492 129 29 9 33 17 125 1,015
2002 149 35 494 141 29 11 33 17 126 1,035
2003 138 38 494 137 30 19 33 17 128 1,034
2004 139 37 496 139 33 29 33 18 129 1,053
2005 141 40 494 131 33 32 33 18 130 1,052
2006 140 40 492 130 33 30 33 18 130 1,046
2007 139 40 497 130 30 25 33 19 132 1,045
2008 137 39 496 129 29 25 33 19 130 1,037
2009 131 39 490 125 27 29 33 19 100 993
2010 127 39 480 123 26 32 33 19 97 976
2011 126 35 465 122 24 34 31 18 95 950
2012 124 33 450 123 22 40 30 17 93 932

生薬きぐすり

編集へんしゅう

した黒豆くろまめくろ大豆だいず)を発酵はっこうさせてから乾燥かんそうさせたものは、こう豉(こうし、別名べつめいまめ(ずし))という生薬きぐすりであり[48][49]とうひろしけいこうじょうによる『名医めいいべつろく』には「豉」として収載しゅうさいされている[48]こう豉には発汗はっかん作用さようけん作用さようがあるとされ、こう豉を含有がんゆうする漢方薬かんぽうやくにはくちなし豉湯、ふりへたなどがある[48][49]本来ほんらい黒豆くろまめ発酵はっこう乾燥かんそうひんもちいるが、現在げんざいでは納豆なっとう乾燥かんそうさせたものを代用だいようする[49]

消化しょうか

編集へんしゅう

おおくのマメ植物しょくぶつ種子しゅし同様どうように、ダイズ種子しゅしちゅうには、微量びりょうタンパク質たんぱくしつふく多様たよう機能きのう発揮はっきする。プロテアーゼインヒビター(プロテアーゼ阻害そがいざい) (トリプシン・インヒビターセリンプロテアーゼ・インヒビター(セルピン))やアミラーゼ・インヒビター(Αあるふぁ-グルコシダーゼ阻害そがいざい)やレクチンふくまれて消化しょうかわるくする。

なま大豆だいずべると、トリプシン・インヒビターなどにより消化しょうか不良ふりょう下痢げりこすことがある。加熱かねつ処理しょりをすることで変性へんせいしつかつさせて消化しょうか吸収きゅうしゅう効率こうりつげている[50]

だい豆乳とうにゅう加熱かねつ処理しょりについて、100℃10分間ふんかん加熱かねつ処理しょりしただい豆乳とうにゅうには加熱かねつ処理しょり試料しりょうのトリプシン・インヒビター活性かっせいやく34%が残存ざんそんし、また100℃20分間ふんかんではやく30%、120℃10分間ふんかんではやく10%、120℃20分間ふんかんでもやく5%のトリプシン・インヒビター活性かっせい残存ざんそんした[51]

くろ大豆だいずを95℃で加熱かねつした場合ばあいのトリプシン・インヒビターの活性かっせい変化へんかについて、1%のNaCl(食塩しょくえん溶液ようえきちゅう、16%のショとう溶液ようえきちゅうでは、いずれも60ぶん加熱かねつでトリプシン・インヒビターの70%の活性かっせい残存ざんそんしていたが、0.1%の重曹じゅうそう溶液ようえきちゅうの45ぶん加熱かねつでトリプシン・インヒビターの活性かっせい完全かんぜんうしなわれた[52]

納豆なっとうきんはトリプシン・インヒビターを分解ぶんかいするプロテアーゼをつくることができ、それにより消化しょうか酵素こうそであるトリプシンが正常せいじょう機能きのうして、タンパク質たんぱくしつ消化しょうか吸収きゅうしゅう効率こうりつ増大ぞうだいする。

用途ようとべつ
  • 蛋白たんぱく大豆だいず食用しょくよう
  • あぶら大豆だいずあぶらよう
  • 枝豆えだまめよう

おも品種ひんしゅ・ブランド

編集へんしゅう
 
様々さまざま大豆だいず

さまざまな大豆だいず加工かこう食品しょくひん

編集へんしゅう
 
豆腐とうふ味噌汁みそしる豆腐とうふ味噌みそはともに大豆だいずからつくられ、日本にっぽん食生活しょくせいかつ根幹こんかんしている
 
インスタント味噌汁みそしる味噌みそ豆腐とうふ油揚あぶらあげは、すべ大豆だいずからつくられている
 
納豆なっとう
 
枝豆えだまめ

現在げんざい日本にっぽんでよくられている大豆だいず加工かこう食品しょくひんには以下いかのようなものがある。

大豆だいず原形げんけいをとどめるもの
  • 乾燥かんそう大豆だいず - 大豆だいず保存ほぞんするさい基本形きほんけいであり、数時間すうじかん以上いじょうみずにもどしてから調理ちょうりもちいる。また節分せつぶんどきのようにそのまま「まめ」にすることも。
  • 煮豆にまめ - あじをつけずにた「みず」は調理ちょうりもちいられる。保存ほぞんのきく缶詰かんづめレトルトパックそうされて市販しはんもされている。枝豆えだまめ参照さんしょう
  • 甘納豆あまなっとう
大豆だいず粉砕ふんさいしたりしぼったりしたもの
大豆だいず発酵はっこうさせた加工かこう食品しょくひん
おも大豆だいず食品しょくひん
(ダイズの若芽わかめモヤシ
成熟せいじゅくのもの)枝豆えだまめ
乾燥かんそう乾燥かんそう大豆だいず
粉砕ふんさいせず加熱かねつ る)まめ 製粉せいふんきな
る)煮豆にまめ
甘煮うまに甘納豆あまなっとう
粉砕ふんさい乾燥かんそう まめ
圧搾あっさく抽出ちゅうしゅつ だい豆油
脱脂だっし加工かこう大豆だいず 発酵はっこう醤油じょうゆ味噌みそ
みずとともに砕) 圧搾あっさくした液体えきたい豆乳とうにゅう 加熱かねつしょうじた皮膜ひまく湯葉ゆば
(にがりで凝固ぎょうこ豆腐とうふ げる) 油揚あぶらあ
生揚なまあげ、あつ
がんもどき
豆腐とうふ
凍結とうけつ乾燥かんそう高野たかの豆腐とうふ
発酵はっこう豆腐とうふくさちちにおい豆腐とうふ
脱水だっすい豆腐とうふ
葛粉くずこ凝固ぎょうこごどうふ
発酵はっこう豆汁
圧搾あっさくしたのこり)おから
発酵はっこう 醤油じょうゆ
もろみ
ケチャップマニス
味噌みそ
納豆なっとう
テンペ

健康けんこうへの影響えいきょう

編集へんしゅう

ダイズは大豆だいずオリゴとうふくせいちょう作用さようがある。大豆だいずオリゴとう関与かんよ成分せいぶんとした特定とくてい保健ほけんよう食品しょくひん許可きょかされている[55]

大豆だいずをよくべる女性じょせいグループでのう梗塞こうそく心筋梗塞しんきんこうそくのリスクが低下ていかした[56]疫学えきがく調査ちょうさでは、大豆だいず摂取せっしゅ肥満ひまんおよび閉経へいけい女性じょせい糖尿とうにょうびょう発症はっしょうのリスクが低下ていかするものの、全体ぜんたいとしては糖尿とうにょうびょう発症はっしょうとの関連かんれんなしとされた[57]

かつて、デザイナーフーズ計画けいかくのピラミッドの1ぐんぞくし、ショウガとともに、がん予防よぼう効果こうかのある食材しょくざいだい3として位置いちづけられていた[58]。2006ねん3がつ27にちアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく健康けんこう専門せんもん月刊げっかんヘルス』による世界せかいの5だい健康けんこう食品しょくひん発表はっぴょうされ、スペインオリおりブ油ぶゆ日本にっぽん大豆だいずギリシャヨーグルトインドダールまめ料理りょうり)、大韓民国だいかんみんこくキムチの5品目ひんもく選出せんしゅつされた。

順天堂大学じゅんてんどうだいがく研究けんきゅうによれば、納豆なっとう摂食せっしょく頻度ひんど月経げっけい状態じょうたい月経げっけい随伴ずいはん症状しょうじょう有意ゆうい関係かんけいがみられ、摂食せっしょく頻度ひんど増加ぞうか症状しょうじょう軽減けいげんさせている可能かのうせいがあるとしている[59]

ゆうの2がた糖尿とうにょうびょうマウスに大豆だいずサポニンAグループと大豆だいずサポニンBグループを別々べつべつ投与とうよしたところ大豆だいずサポニンBグループに血糖けっとう上昇じょうしょう抑制よくせい作用さようみとめられたが大豆だいずサポニンAグループにはその作用さようみとめられなかった[60]

発酵はっこうせい大豆だいず食品しょくひん摂取せっしゅりょうおおいほどそう死亡しぼうリスクがひくいとの指摘してきがある[61]

大豆だいずはアレルゲンの1つであり、日本にっぽんのアレルギー原因げんいん食物しょくもつぜん年齢ねんれい対象たいしょうとした調査ちょうさ分析ぶんせきでは、大豆だいず割合わりあいは2008ねんには全体ぜんたいの1.5%で11[62]、2017ねんの1.6%で10となっている[63][64][ちゅう 2]特定とくてい原材料げんざいりょうじゅんずるアレルゲンとされ、原材料げんざいりょう表示ひょうじ可能かのうかぎ表示ひょうじするようつとめることとなっている[65]アナフィラキシーショックこす可能かのうせいがあるため、アトピー喘息ぜんそくなどアレルギー素因そいんのあるもの注意ちゅうい必要ひつようである[66][67]

イソフラボン

編集へんしゅう

大豆だいずイソフラボンとは、大豆だいずふくまれるゲニステインダイゼイングリシテインなどのイソフラボンの総称そうしょうで、よわ女性じょせいホルモン作用さようしめすことから骨粗鬆症こつそしょうしょう更年期こうねんき障害しょうがい軽減けいげん期待きたいできる[68][69][70]

イソフラボンはヒトにたいする悪影響あくえいきょう懸念けねんされており(くわしくはイソフラボン参照さんしょう)、内閣ないかく食品しょくひん安全あんぜん委員いいんかいは、食品しょくひんとサプリメントをわせたいちにち摂取せっしゅ許容きょようりょうを、いちにちあたり70 - 75mgに設定せっていしている[71]。なお日本人にっぽんじん食品しょくひん由来ゆらい大豆だいずイソフラボン摂取せっしゅりょうは15 - 22mg、おおひとでも40 - 45mg程度ていどである。

にゅうがん抑制よくせいとして大豆だいずこうじ注目ちゅうもくされている。にゅうがんの原因げんいんとしてエストロゲン過多かたがある。女性じょせいホルモンのエストロゲンはおおすぎるとDNAを損傷そんしょうさせがん原因げんいんとなる変異へんいばらせいとなるが、それを抑制よくせいするこう変異へんいばらせいこうじ大豆だいずとく大豆だいずこうじ発酵はっこう食品しょくひんにあることがわかった。にゅうがん発生はっせいりつ西洋せいよう諸国しょこくよりも東洋とうよう諸国しょこくのほうがひくい、これは大豆だいず摂取せっしゅりょう関係かんけいしている。東洋とうようじん菜食さいしょく主義しゅぎしゃなど大豆だいずおおべる人々ひとびと尿にょうちゅうのエストロゲンの排出はいしゅつりょうおおい。大豆だいずイソフラボノイド化合かごうぶつがエストロゲンと構造こうぞうゆうするために同様どうよう生理せいり作用さようをもたらすためだとかんがえられる。しかし、大豆だいず製品せいひんなかでも作用さようちがいがあり、発酵はっこう大豆だいずや、発酵はっこう大豆だいずでも納豆なっとう醤油じょうゆこう変異へんいばらせいひくく、味噌みそテンペこう変異へんいばらせいたかい。これはこうじ生産せいさんするβべーた-グルコシターゼの活性かっせいにより、イソフラボンのはいとうたいアグリコン変化へんかすることが関係かんけいしているとかんがえられる。その効果こうか大豆だいずこうじ味噌みそでは効果こうかつよく、なかでもベータグルコシターゼの活性かっせいつよ麹菌こうじきんは「アグリコン」として流通りゅうつうしている。一方いっぽう発酵はっこう大豆だいずでも納豆なっとうではβべーた-グルコシターゼの作用さようよわく、醤油じょうゆでは変化へんかしたアグリコンがさらに変化へんかしてしまいこう変異へんいばらせいひくくなるとかんがえられる[72]

イソフラボン摂取せっしゅおお対象たいしょうしゃでは、認知にんち機能きのう障害しょうがいのリスクがたかかった。一方いっぽうで、大豆だいず製品せいひん摂取せっしゅりょう豆腐とうふ、みそ、納豆なっとう発酵はっこう大豆だいず食品しょくひん摂取せっしゅりょうは、認知にんち機能きのう障害しょうがいとの統計とうけいがくてき有意ゆうい関連かんれんみとめられなかった[73]。さらに、大豆だいずちょうない細菌さいきん代謝たいしゃぶつであるエクオール認知にんちしょうリスクを低下ていかさせる可能かのうせい報告ほうこくされている[74]

微量びりょうタンパク質たんぱくしつ

編集へんしゅう

なま大豆だいずには微量びりょうふくまれるタンパク質たんぱくしつがいくつか存在そんざいする。その1つにトリプシン・インヒビターがあり、せい大豆だいず活性かっせいがある。せい大豆だいず飼料しりょうとしてラットに大量たいりょう摂取せっしゅさせると成長せいちょう阻害そがい膵臓すいぞう肥大ひだいこることが報告ほうこくされている[75]。この膵臓すいぞう肥大ひだいは、ちょうない阻害そがいされるトリプシンおぎなうための膵臓すいぞう機能きのう亢進こうしん結果けっかとしてしょうじるとかんがえられる[76]せい大豆だいずはラットの膵臓すいぞうがん相関そうかんするという報告ほうこくがあるが[77]加熱かねつ調理ちょうりみの大豆だいずはつガンせいみとめられていない[78][79]。ラットにあたえられている大豆だいずりょうは、人間にんげん通常つうじょう摂食せっしょくするりょうくらべてはるかにおおきく[80]、また人間にんげんなま大豆だいずべず、調理ちょうりすることで微量びりょうタンパク質たんぱくしつ活性かっせいきわめてちいさくなる。べつ研究けんきゅうにおいて大豆だいずトリプシンインヒビターをラットとマウスにあたえると、短期間たんきかん(28日間にちかん)の実験じっけんにおいて膵臓すいぞう肥大ひだいこしたが、長期間ちょうきかん(95週間しゅうかん)での実験じっけんでは、マウスでは病変びょうへん観察かんさつされず、ラットでは膵臓すいぞう病理びょうり観察かんさつされ、短期間たんきかん実験じっけんでの膵臓すいぞう肥大ひだいから長期間ちょうきかん病変びょうへん形成けいせい予測よそくできないことが報告ほうこくされている[81]ぶた大豆だいずトリプシン・インヒビターをふくえさあたえた研究けんきゅうでは、6しゅうよわいと39しゅうよわいのどちらも膵臓すいぞう細胞さいぼう影響えいきょうがなく、血漿けっしょうちゅうのコレシストキニン、血清けっせいアミラーゼ活性かっせいなどにも影響えいきょうがなかった[82]。またサルについてトリプシン・インヒビターによる膵臓すいぞう肥大ひだい観察かんさつされず、ラット、ぶた、サルにおいて加熱かねつした大豆だいず分離ぶんり大豆だいずタンパクによる悪影響あくえいきょうがなかったことが報告ほうこくされている。2020ねん公表こうひょうされた多目的たもくてきコホート研究けんきゅうで、ヒトの発酵はっこうせい大豆だいず食品しょくひん摂取せっしゅりょうと膵がん罹患りかんリスクが関連かんれんしていることが指摘してきされたが、発酵はっこうせい大豆だいず食品しょくひん摂取せっしゅりょうとは関連かんれんしていないことが指摘してきされている[83]。トリプシン・インヒビターには、マウスにおいてがんのはい転移てんいかん転移てんい抑制よくせいしたり、がん抑制よくせい遺伝子いでんし発現はつげんたかめたり、がんの増殖ぞうしょく抑制よくせいすることが報告ほうこくされており、がんの発生はっせい予防よぼう治療ちりょうにその効果こうか期待きたいされている[84]

環境かんきょうへの影響えいきょう

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BSE問題もんだい顕在けんざいした結果けっか、それまで畜産ちくさん飼料しりょうとして利用りようされていたにく骨粉こっぷん利用りよう規制きせいされ、それにともない、にく骨粉こっぷんわるタンパク質たんぱくしつげんとしてダイズ種子しゅし利用りよう急激きゅうげきえた[46]需要じゅよう急増きゅうぞうしたため、南米なんべい諸国しょこくとくにブラジルやアルゼンチンでの栽培さいばいえた。その結果けっか、アマゾンの熱帯ねったい雨林うりんにおいて、大豆だいず生産せいさんのためのプランテーションのだい規模きぼ開発かいはつおこなわれており、それによる森林しんりん消失しょうしつ問題もんだいになっている[85]

日本にっぽん文化ぶんか

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日本にっぽんにおいては、節分せつぶんった大豆だいずをまく「豆撒まめまき」の風習ふうしゅうがある。

大豆だいずなままめみつぶし、それを子供こどもあたまうえるとかんのむしれるという風習ふうしゅう長野ながのけん秋山あきやまさと地方ちほう伝承でんしょうされている[86]

参考さんこう文献ぶんけん

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 広東かんとん: shi-yau 起源きげんか?
  2. ^ 2018ねんほかのアレルゲンは割合わりあいおおじゅんに、鶏卵けいらん34.7%、牛乳ぎゅうにゅう22%、小麦こむぎ10.6%、8.2%、落花生らっかせい5.1%、果物くだものるい4.5%、さかなたまごるい4%、甲殻こうかくるい2.9%、ソバ1.8%となっている[63]

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関連かんれん文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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