果物 くだもの (くだもの、英 えい : fruits フルーツ)は、食用 しょくよう になる果実 かじつ 。水菓子 みずがし [注釈 ちゅうしゃく 1] 、木 き 菓子 かし ともいう。
樹木 じゅもく になっている状態 じょうたい の果物 くだもの の一 いち 例 れい (リンゴ )
樹木 じゅもく にならないイチゴ などは「果実 かじつ 的 てき 野菜 やさい 」に分類 ぶんるい される。
英語 えいご でfruitと言 い えば果実 かじつ 全般 ぜんぱん である(日本語 にほんご の「果実 かじつ 」よりもさらに広 ひろ い範囲 はんい を指 さ す)。日本語 にほんご の「果物 くだもの 」は、食用 しょくよう になる果実 かじつ 及 およ び果実 かじつ 的 てき 野菜 やさい (後述 こうじゅつ )のうち、強 つよ い甘味 あまみ を有 ゆう し、調理 ちょうり せずそのまま食 しょく することが一般 いっぱん 的 てき であるものを「果物 くだもの 」と呼 よ ぶ傾向 けいこう がある。狭義 きょうぎ には樹木 じゅもく になるもののみを指 さ す。農林水産省 のうりんすいさんしょう では、統計 とうけい 上 じょう 、果実 かじつ は果樹 かじゅ (木本 もくほん 性 せい などの永年 えいねん 作物 さくもつ )になるものとしつつ、野菜 やさい に分類 ぶんるい されるもののうちイチゴ 、メロン 、スイカ など果実 かじつ 的 てき な利用 りよう をするものを「果実 かじつ 的 てき 野菜 やさい 」として扱 あつか っている[1] 。
果物 くだもの とは、食用 しょくよう になる果実 かじつ のことである。
果物 くだもの はさまざまな栄養素 えいようそ を含 ふく んでいる。人体 じんたい に必要 ひつよう な糖分 とうぶん やカリウム やビタミン が豊富 ほうふ なものも多 おお い。→#栄養 えいよう 面 めん や効能 こうのう
果実 かじつ を乾燥 かんそう させ、ドライフルーツ とする例 れい も多 おお い。乾燥 かんそう させた場合 ばあい 、糖分 とうぶん の濃度 のうど が高 たか くなり、保存 ほぞん に適 てき する。中東 ちゅうとう ではデーツ (ナツメヤシ の果実 かじつ を乾燥 かんそう させたもの)が古 ふる くから広 ひろ く親 した しまれており、聖書 せいしょ にも登場 とうじょう する。「砂漠 さばく の旅 たび で食料 しょくりょう が尽 つ きてもデーツの実 じつ ひとつぶ食 た べれば数日 すうじつ 生 い き延 の びられる」などといわれている。なお乾燥 かんそう した国 くに では、生 せい のみずみずしい果物 くだもの は水 みず 分 ぶん の補給 ほきゅう 源 げん としても重要 じゅうよう な役割 やくわり を果 は たしている。日本 にっぽん では果物 くだもの は、糖分 とうぶん 補給 ほきゅう のため(甘 あま み を楽 たの しむため)や、ビタミン 源 みなもと として摂 と られてきた歴史 れきし がある。
料理 りょうり に利用 りよう したり、パン やクッキー に入 い れられることもある。その甘 あま みや酸味 さんみ や香 こう ばしさなどを利用 りよう する。種 たね によってはタンパク質 たんぱくしつ 分解 ぶんかい 酵素 こうそ を含 ふく む(パイナップル ・パパイヤ など)ため、肉類 にくるい を柔 やわ らかくする効果 こうか のために利用 りよう される場合 ばあい もある。砂糖 さとう を加 くわ えて煮込 にこ みジャム (やコンポート 類 るい )にして保存 ほぞん している。それをパン やクラッカー に合 あ わせたり、あるいはヨーグルト やチーズ などの乳製品 にゅうせいひん と合 あ わせて朝食 ちょうしょく 時 とき に食 た べることもある。また午後 ごご の「お茶 ちゃ 」や「おやつ」の時間 じかん に、イギリス では「午後 ごご の紅茶 こうちゃ 」の場 ば でジャムやコンポート類 るい を味 あじ わったり、北欧 ほくおう のお茶 ちゃ の時間 じかん 「フィーカ 」ではさまざまな形 かたち で果物 くだもの を取 と っている。日本 にっぽん の「おやつ時 じ 」などに生 なま の果物 くだもの を食 た べたり、あるいはパンにジャムを塗 ぬ って食 た べたり、ヨーグルトにジャムを加 くわ えたもの食 た べる、なども広 ひろ く行 おこな われている。
中東 ちゅうとう で
昔 むかし から
親 した しまれている
デーツ (ナツメヤシの
実 み を
乾燥 かんそう させたもの)
ジャム (
果物 くだもの に
砂糖 さとう を
加 くわ えて
煮込 にこ んだもの)
果物 くだもの の中 なか には、糖分 とうぶん だけでなく酵素 こうそ まで含 ふく み、(さほど手間 てま をかけずとも、つぶして放置 ほうち するだけで)それ自体 じたい で発酵 はっこう し酒 しゅ となるものもあり、酒 さけ の原料 げんりょう としても用 もち いられてきた。代表 だいひょう 的 てき なものとしてブドウ の実 み がある。もともと糖分 とうぶん と酵素 こうそ の両方 りょうほう を含 ふく み、潰 つぶ して放置 ほうち しておくだけで勝手 かって に発酵 はっこう して酒 さけ (ワイン )になる。ワインは「最 もっと も古 ふる くから存在 そんざい する酒 さけ 」や「最初 さいしょ の酒 さけ 」と推定 すいてい されており、地中海 ちちゅうかい 周辺 しゅうへん やヨーロッパ (の大陸 たいりく 側 がわ )で太古 たいこ から最 もっと も飲 の まれている酒 さけ であり、そして欧米 おうべい 諸国 しょこく (南米 なんべい 、オーストラリア も含 ふく む)でも非常 ひじょう に広 ひろ まっていった。日本 にっぽん でも中世 ちゅうせい に宣教師 せんきょうし が持 も ち込 こ み、さらに1870年 ねん にワイン醸造 じょうぞう 所 しょ が作 つく られそれ以降 いこう 醸造 じょうぞう もはじまり、現在 げんざい では世界中 せかいじゅう で飲 の まれている。リンゴ の実 み の発酵 はっこう 酒 しゅ (シードル )も同様 どうよう である。果実 かじつ から作 つく る酒 さけ を(ブドウの実 み のワインは別格 べっかく として、それ以外 いがい の果物 くだもの から作 つく る酒 さけ を)フルーツワイン と言 い う。
ワイン
農園 のうえん (
シャトー )で、ワイン
造 づく りのために
栽培 さいばい されているブドウの
樹 き 々
赤 あか ワイン
用 よう のブドウ
品種 ひんしゅ の
実 み (
カベルネ・ソーヴィニヨン )
フルーツワインの
一 いち 例 れい 。リンゴの
実 み と
果汁 かじゅう から
作 つく る
シードル (
リンゴ酒 しゅ )
果物 くだもの は欧州 おうしゅう でも日本 にっぽん でも、昔 むかし から、贈答 ぞうとう 品 ひん や、入院 にゅういん した人 ひと などへのお見舞 みま いの品 しな として利用 りよう されることも多 おお い。
熱帯 ねったい 果樹 かじゅ では「三 さん 大 だい 果物 くだもの 」と呼 よ ばれるのがマンゴー ・チェリモヤ ・マンゴスチン である。ドリアン は「果物 くだもの の王 おう 」、マンゴスチン は「果物 くだもの の女王 じょおう 」とも言 い われる。
食 た べられる果実 かじつ がなる樹木 じゅもく を果樹 かじゅ と言 い う。
日本 にっぽん では古代 こだい から中世 ちゅうせい の時代 じだい には果物 くだもの は菓子 かし の中 なか に包摂 ほうせつ されていたが、江戸 えど 時代 じだい 中期 ちゅうき に加工 かこう 品 ひん については「菓子 かし 」、果実 かじつ は「水菓子 みずがし 」と記 しる すようになり菓子 かし とは別種 べっしゅ のものとして理解 りかい されるようになっていった。さらに幕末 ばくまつ 期 き の京 きょう 坂 ざか で果実 かじつ を「クダモノ」と言 い うようになり果物 くだもの の名称 めいしょう が成立 せいりつ した[2] 。
以下 いか の分類 ぶんるい は『農学 のうがく 基礎 きそ シリーズ 果樹 かじゅ 園芸 えんげい 学 がく の基礎 きそ 』を参照 さんしょう している[3] 。
花 はな 床 ゆか (花 はな 托 たく とも)という花 はな 柄 がら の先端 せんたん にある部分 ぶぶん が発達 はったつ して果実 かじつ になる、即 すなわ ち偽 にせ 果 はて と呼 よ ばれるタイプの果実 かじつ をつける。英語 えいご ではPome fruitと呼 よ ばれる。
子房 しぼう 壁 かべ が発達 はったつ して果実 かじつ になるタイプの果実 かじつ (真 ま 果 はて )をつけるもののうち、内 うち 果皮 かひ が硬化 こうか し種子 しゅし に殻 から が形成 けいせい され、核 かく と呼 よ ばれる状態 じょうたい になる。バラ科 か サクラ属 ぞく に見 み られる。英語 えいご ではStone fruit(ストーンフルーツ)と呼 よ ばれる。
アンズの実 み
サクランボの実 み
スピノサスモモの実 み
スモモの実 み
種実 たねざね 類 るい 、または堅 けん 果 はて 類 るい とも呼 よ ばれる。果皮 かひ が乾燥 かんそう して硬 かた くなっており、主 おも に種子 しゅし を食用 しょくよう として用 もち いる果樹 かじゅ 。アーモンドは果実 かじつ の構造 こうぞう としては核果 かっか 類 るい と同様 どうよう であるが、種子 しゅし を食用 しょくよう とするため、堅 けん 果 はて 類 るい に分類 ぶんるい される。英語 えいご ではNut(ナッツ )と呼 よ ばれる。
なお、これはあくまでも上記 じょうき 農学 のうがく 書 しょ にしたがって掲載 けいさい するものであって、通常 つうじょう の日本語 にほんご でアーモンドや胡桃 くるみ 、カシューナッツなどの可 か 食 しょく 部 ぶ を指 さ して「果物 くだもの 」と呼 よ ぶことはほぼない(意味 いみ が通 つう じるかという観点 かんてん から言 い えば「果物 くだもの 」と呼 よ ぶのは語彙 ごい の誤用 ごよう であるといって差 さ し支 つか えない)。これらを包括 ほうかつ 的 てき に指 さ す名称 めいしょう は通常 つうじょう 「ナッツ 」である。
アーモンドの実 み
クリの実 み
クルミの実 み
ペカンの実 み
ブドウ、キウイフルーツ、カキなどのように成熟 せいじゅく すると果肉 かにく 細胞 さいぼう がほぼ液 えき 胞で占 し められ多 た 汁 しる で軟 やわ らかくなる果実 かじつ を液 えき 果 はて (berry、ベリー )と呼 よ ぶこともある。
ミカン科 か のミカン属 ぞく 、キンカン属 ぞく 、カラタチ属 ぞく などに属 ぞく する植物 しょくぶつ の総称 そうしょう 。カラタチ以外 いがい は常緑 じょうりょく 性 せい 。
トロピカルフルーツ。亜熱帯 あねったい から熱帯 ねったい に分布 ぶんぷ する常緑 じょうりょく 性 せい の果樹 かじゅ 。
英語 えいご 圏 けん ではプラム、アンズ(アプリコット)、モモのように種 たね の部分 ぶぶん が石 いし のようにかたい果物 くだもの をストーンフルーツ という[4] 。また、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、スグリ のように、かたい皮 かわ や大 おお きな種 たね のない果物 くだもの をソフトフルーツ という[4] 。
果物 くだもの は、栄養 えいよう 的 まと には(植物 しょくぶつ の組織 そしき 全般 ぜんぱん に比 くら べて)果糖 かとう を含 ふく み、糖 とう 質 しつ (糖分 とうぶん )が多 おお く、カロリー が高 たか く、ビタミン類 るい を多 おお く含 ふく み、消化 しょうか しやすい、という性質 せいしつ があり、味 あじ としては甘味 あまみ と酸味 さんみ を持 も つ。
保存 ほぞん 食 しょく
果物 くだもの には収穫 しゅうかく 期 き があり年間 ねんかん を通 とお して収穫 しゅうかく できるわけではないため、ジャム やコンポート 、シロップ などの果物 くだもの の加工 かこう 食品 しょくひん がある[4] 。
昔 むかし から病人 びょうにん に果物 くだもの をあてがうことが行 おこな われており、病人 びょうにん のお見舞 みま いには果物 くだもの 詰 つ め合 あ わせが定番 ていばん である。
メロンやリンゴなどの水分 すいぶん 量 りょう が多 おお い果物 くだもの は、生水 なまみず の摂取 せっしゅ が難 むずか しい時代 じだい や地域 ちいき で飲料 いんりょう 水 すい の供給 きょうきゅう 源 げん となっている[9] 。
植物 しょくぶつ の繁殖 はんしょく 戦略 せんりゃく と果物 くだもの
編集 へんしゅう
鳥 とり は果実 かじつ を食 た べ、種子 しゅし を遠 とお くへ運 はこ ぶ役割 やくわり を担 にな う。
「果物 くだもの 」は動物 どうぶつ が食 た べたがる果実 かじつ である。「果物 くだもの 」と言 い われる果実 かじつ は、生物 せいぶつ 学 がく 的 てき な果実 かじつ の分類 ぶんるい の上 うえ ではいくつかの類型 るいけい にまたがるが、いずれにしても、一般 いっぱん 的 てき な植物 しょくぶつ 組織 そしき よりも柔 やわ らかく、糖分 とうぶん 、ビタミンCなどを多 おお く含 ふく む部分 ぶぶん を持 も つ。また赤 あか や黄色 きいろ に着色 ちゃくしょく する例 れい が多 おお い。
これは植物 しょくぶつ の繁殖 はんしょく に関 かん する戦略 せんりゃく として、動物 どうぶつ に食 た べさせ、それによって種子 しゅし 散布 さんぷ を動物 どうぶつ に担 にな わせる、と言 い う方針 ほうしん によっている。植物 しょくぶつ は移動 いどう できないため、種子 しゅし 形成 けいせい の際 さい にこれが移動 いどう することは、花粉 かふん 媒介 ばいかい と並 なら んでその分布 ぶんぷ 拡大 かくだい や個体 こたい 群 ぐん の維持 いじ において極 きわ めて重要 じゅうよう である。そのために様々 さまざま な戦略 せんりゃく をとる植物 しょくぶつ が存在 そんざい するが、動物 どうぶつ に運 はこ ばせるのはその代表 だいひょう 的 てき な方法 ほうほう の一 ひと つである。そのための具体 ぐたい 的 てき な方法 ほうほう の一 ひと つが種子 しゅし およびその周辺 しゅうへん に動物 どうぶつ の食料 しょくりょう として魅力 みりょく 的 てき な性質 せいしつ を与 あた えることで、動物 どうぶつ がそれを食 た べ、あるいは食 た べる目的 もくてき で輸送 ゆそう を担 にな う、と言 い うものである。種子 しゅし そのものを食料 しょくりょう とする例 れい (ドングリ など)もあるが、それよりは周辺 しゅうへん 部 ぶ を可 か 食 しょく としたほうが種子 しゅし の犠牲 ぎせい は少 すく ない。これが果物 くだもの というあり方 かた である。
植物 しょくぶつ の一般 いっぱん 的 てき な組織 そしき 、例 たと えば葉 は や茎 くき は、生 い きた原 はら 形質 けいしつ を含 ふく むから、それなりにバランスの取 と れた食料 しょくりょう であり得 え る。しかし細胞 さいぼう 壁 かべ がセルロース という丈夫 じょうぶ な成分 せいぶん で作 つく られていること、セルロースそれ自体 じたい もカロリーは高 たか いものの消化 しょうか の困難 こんなん なものであることなど、植物 しょくぶつ を餌 えさ とするのは難 なん 度 ど が高 たか く、専門 せんもん 的 てき な食 しょく 植 うえ 者 しゃ は様々 さまざま な特異 とくい な適応 てきおう 的 てき な形質 けいしつ を持 も つのが普通 ふつう である(すりつぶす歯 は 、複数 ふくすう に分 わ かれた複雑 ふくざつ な消化 しょうか 管 かん など)。それに対 たい して果物 くだもの の可 か 食 しょく 部 ぶ は一般 いっぱん 的 てき な植物 しょくぶつ 組織 そしき より、遙 はる かに動物 どうぶつ に利用 りよう されやすくなっている。
(やや目的 もくてき 論 ろん 的 てき な説明 せつめい としては)「果物 くだもの に糖分 とうぶん が多 おお いのも、消化 しょうか 酵素 こうそ が含 ふく まれるのも、動物 どうぶつ がそれを利用 りよう する場合 ばあい の利便 りべん を図 はか っている(=目的 もくてき としている)ものであり、それによってより多 おお くの動物 どうぶつ を引 ひ き寄 よ せることを目指 めざ している」と説明 せつめい してもよい。また(目的 もくてき 論 ろん 的 てき な説明 せつめい を避 さ けて)「さまざまな性質 せいしつ の果実 かじつ をもつ植物 しょくぶつ が(突然変異 とつぜんへんい や さまざまな交配 こうはい によって)生 う まれたが、自然 しぜん 選択 せんたく の結果 けっか 、動物 どうぶつ が利用 りよう しやすい果実 かじつ をもつ植物 しょくぶつ が、結果 けっか として、より多 おお く生 い き残 のこ り、その形質 けいしつ が/も 残 のこ った。」などと説明 せつめい してもよい。「植物 しょくぶつ にとってはそのような果実 かじつ を持 も つことはコストがかかり損失 そんしつ も生 しょう じるが、動物 どうぶつ を誘引 ゆういん することで種子 しゅし 散布 さんぷ をより効率 こうりつ よく行 おこな うための投資 とうし である」と説明 せつめい してもよい。果実 かじつ が熟 じゅく するに連 つ れて赤 あか や黄色 おうしょく などに着色 ちゃくしょく するのも、動物 どうぶつ にとって目立 めだ つようになり、食 た べ頃 ごろ を知 し らせる信号 しんごう の効果 こうか を持 も っている。
果物 くだもの が「美味 おい しい」と動物 どうぶつ にとって感 かん じられるのは、その味 あじ が動物 どうぶつ 全般 ぜんぱん の好 この みに合致 がっち していることによる。人類 じんるい が果実 かじつ を好 この むのも、植物 しょくぶつ のこの戦略 せんりゃく に 乗 の せられたもの/乗 の ったもの と考 かんが えてもよい。
ビタミンC合成 ごうせい 能 のう を失 うしな った動物 どうぶつ 種 しゅ との共生 きょうせい
編集 へんしゅう
L-グロノラクトンオキシダーゼ (ビタミンC合成 ごうせい 酵素 こうそ )遺伝子 いでんし の活性 かっせい は、いくつかの種 たね の進化 しんか 史 し のなかでそれぞれ独立 どくりつ に失 うしな われている。哺乳類 ほにゅうるい ではテンジクネズミや霊長 れいちょう 目 め の直 ちょく 鼻 はな 亜 あ 目 め がこの遺伝子 いでんし の活性 かっせい を失 うしな っており、そのためにビタミンCを合成 ごうせい できないが、その原因 げんいん となった突然変異 とつぜんへんい は別 べつ のものである。どちらの系統 けいとう でも、活性 かっせい を失 うしな った遺伝子 いでんし は多数 たすう の変異 へんい を蓄積 ちくせき しつつ、偽 にせ 遺伝子 いでんし として残 のこ っている[10] 。スズメ目 め の鳥類 ちょうるい では、活性 かっせい の喪失 そうしつ が何 なん 度 ど か起 お こっており、またおそらくは再 さい 獲得 かくとく も起 お こったために、種 たね によってビタミンC合成 ごうせい 能力 のうりょく が異 こと なる。他 た に、コウモリ 類 るい もこの遺伝子 いでんし の活性 かっせい を失 うしな っている[11] 。これらの動物 どうぶつ が遺伝子 いでんし 変異 へんい によるビタミンC合成 ごうせい 能力 のうりょく を失 うしな ったにもかかわらず継続 けいぞく 的 てき に生存 せいぞん し得 え た最大 さいだい の理由 りゆう は、これらの動物 どうぶつ が果物 くだもの 等 とう のビタミンCを豊富 ほうふ に含 ふく む食餌 しょくじ を日常 にちじょう 的 てき に得 え られる共生 きょうせい 環境 かんきょう にあったためである。
霊長 れいちょう 目 め でこの酵素 こうそ の活性 かっせい が失 うしな われたのは約 やく 6300万 まん 年 ねん 前 まえ であり、直 ちょく 鼻 はな 亜 あ 目 め (酵素 こうそ 活性 かっせい なし)と曲 きょく 鼻 はな 亜 あ 目 め (酵素 こうそ 活性 かっせい あり)の分岐 ぶんき が起 お こったのとほぼ同時 どうじ である。ビタミンC合成 ごうせい 能力 のうりょく を失 うしな った直 ちょく 鼻 はな 亜 あ 目 め にはメガネザル下目 しため や真猿 しんえん 下目 しため (サル、類人猿 るいじんえん 、ヒト)が含 ふく まれている[12] 。果物 くだもの との共生 きょうせい 関係 かんけい はヒトの直系 ちょっけい 祖先 そせん を含 ふく め少 すく なくとも6300万 まん 年 ねん 以上 いじょう の共生 きょうせい 関係 かんけい にあったと考 かんが えられる。
果樹 かじゅ を栽培 さいばい する時 とき の樹 き の形 かたち 。主幹 しゅかん 及 およ び骨格 こっかく 枝 えだ の配置 はいち で樹 き 形 がた が決 き まる。
主幹 しゅかん 形 がた (しゅかんけい)
主幹 しゅかん が中央 ちゅうおう にまっすぐ伸 の びた樹 き 形 がた 。幼 よう 木 き 時 じ に主幹 しゅかん 形 がた でも、樹齢 じゅれい が進 すす むにつれ、変則 へんそく 主幹 しゅかん 形 がた に移行 いこう する。ハウスミカンなどの超 ちょう 密植 みっしょく 栽培 さいばい 時 じ に用 もち いられる。
変則 へんそく 主幹 しゅかん 形 がた (へんそくしゅかんけい)
主幹 しゅかん を2~3mで切 き り、主 しゅ 枝 えだ を3~4本 ほん 配置 はいち する樹 き 形 がた 。カキやクリ
開 ひらく 心 こころ 自然 しぜん 形 がた (かいしんしぜんけい)
主幹 しゅかん を60cm程度 ていど 設 もう け、主 しゅ 枝 えだ を立 た て気味 ぎみ に3~4本 ほん 設置 せっち する樹 き 形 がた 。カンキツやウメ
開 ひらき 心 しん 形 がた (かいしんけい)
盃 さかずき 状 じょう 形 がた (はいじょうけい)とも呼 よ ぶ。主 しゅ 枝 えだ を開帳 かいちょう させ3~4本 ほん 設置 せっち する樹 き 形 がた
たな仕立 したて て
棚 たな を使用 しよう して、枝 えだ を棚 たな に誘引 ゆういん する。ブドウ・キウイフルーツ・ナシで用 もち いられる。
枝 えだ の名称 めいしょう は、主 しゅ として剪定 せんてい 作業 さぎょう をする際 さい にそれぞれの枝 えだ の役割 やくわり を明確 めいかく 化 か させるために使用 しよう される。この名称 めいしょう により剪定 せんてい 作業 さぎょう を説明 せつめい することができる。また、摘果 てきか や摘蕾作業 さぎょう 時 じ にも使用 しよう される。
主幹 しゅかん (しゅかん)
地面 じめん から最 さい 上位 じょうい の主 しゅ 枝 えだ の分岐 ぶんき 点 てん まで幹 みき を指 さ す。
主 しゅ 枝 えだ (しゅし)
主幹 しゅかん から直接 ちょくせつ 分 わ かれた出 で た枝 えだ で亜 あ 主 ぬし 枝 えだ 、側 がわ 枝 えだ 、結果 けっか 母 はは 枝 えだ 、結果 けっか 枝 えだ を着 つ ける枝 えだ で樹 き 形 がた の基本 きほん となる枝 えだ 。剪定 せんてい する際 さい には、主 しゅ 枝 えだ の本数 ほんすう を最初 さいしょ に確認 かくにん する。
亜 あ 主 ぬし 枝 えだ (あしゅし)
主 しゅ 枝 えだ から分 わ かれた出 で た枝 えだ で側 がわ 枝 えだ 、結果 けっか 母 はは 枝 えだ 、結果 けっか 枝 えだ を着 つ ける枝 えだ 。主 しゅ 枝 えだ が埋 う められない空間 くうかん に亜 あ 主 ぬし 枝 えだ を配置 はいち する。主 しゅ 枝 えだ とともに骨格 こっかく 枝 えだ と呼 よ ばれ、樹 き 形 がた を構成 こうせい する。
骨格 こっかく 枝 えだ (こっかくし)
樹 き の骨組 ほねぐ みとなる枝 えだ で、主 しゅ 枝 えだ と亜 あ 主 ぬし 枝 えだ をさす。
側 がわ 枝 えだ (そくし)
結果 けっか 母 はは 枝 えだ や結果 けっか 枝 えだ をつける枝 えだ 。
発育 はついく 枝 えだ (はついくし)
葉 は 芽 め だけをつけた一 いち 年 ねん 枝 えだ 。
結果 けっか 母 はは 枝 えだ (けっかぼし)
結果 けっか 枝 えだ が伸 の びて着 き 花 はな する昨年 さくねん 生長 せいちょう した枝 えだ 。この結果 けっか 枝 えだ を出 だ す枝 えだ の事 こと 。カンキツ、カキ等 とう は結果 けっか 母 はは 枝 えだ 性 せい 。
結果 けっか 枝 えだ (けっかし)
花芽 かが を着 つ けて、開花 かいか 結実 けつじつ する枝 えだ の総称 そうしょう である。長 なが さにより短 たん 果 はて 枝 えだ (たんかし)・中 ちゅう 果 はて 枝 えだ (ちゅうかし)・長 ちょう 果 はて 枝 えだ (ちょうかし)と呼 よ ばれる。この際 さい 、区分 くわ けする長 なが さには諸説 しょせつ あり一定 いってい ではない。短 たん 果 はて 枝 えだ で花芽 かが が密 みつ についた枝 えだ を花束 はなたば 状 じょう (かそくじょう)短 たん 果 はて 枝 えだ という。
徒長 とちょう 枝 えだ (とちょうし)
新 しん 梢 こずえ (しんしょう)
新 あたら しく生長 せいちょう した枝 えだ 。樹 き 種 しゅ の習性 しゅうせい や伸 の び方 かた により、結果 けっか 枝 えだ 、結果 けっか 母 はは 枝 えだ 、発育 はついく 枝 えだ 、徒長 とちょう 枝 えだ になる。
花芽 かが (はなめ)
翌 よく 春 はる に咲 さ く花 はな を持 も っている芽 め 。枝 えだ ・葉 は を一緒 いっしょ に持 も っている場合 ばあい もある。
葉 は 芽 め (はめ)
翌 よく 春 はる に生長 せいちょう する葉 は と枝 えだ だけを持 も っている芽 め 。
果樹 かじゅ 栽培 さいばい の基本 きほん は栄養 えいよう 生長 せいちょう と生殖 せいしょく 生長 せいちょう を調整 ちょうせい させ、安定 あんてい 生産 せいさん を目的 もくてき とするため、この両方 りょうほう の生長 せいちょう の均衡 きんこう の維持 いじ 基本 きほん となる。
果樹 かじゅ は形質 けいしつ が固定 こてい していないため、種子 しゅし から育成 いくせい した場合 ばあい 、親 おや と異 こと なる形質 けいしつ の苗木 なえぎ ができてしまう。したがって、種子 しゅし による繁殖 はんしょく (実生 みしょう 法 ほう )は、台木 だいぎ の生産 せいさん に利用 りよう させる。よって、果樹 かじゅ の苗木 なえぎ 生産 せいさん は栄養 えいよう 生殖 せいしょく によって行 おこな われる。方法 ほうほう は、接 つ ぎ木 き ・挿 さ し木 き ・取 と り木 き ・株分 かぶわ け ・ひこばい 利用 りよう である。苗木 なえぎ 生産 せいさん ではないが、高 こう 接 は ぎ による成木 なりき の品種 ひんしゅ 更新 こうしん 法 ほう もある。
樹 き 種 しゅ により、雌雄 しゆう 異 い 株 かぶ (キウイフルーツ)や自家 じか 不 ふ 和合 わごう 性 せい (植物 しょくぶつ ) (リンゴ・ナシ・オウトウなど)や他家 たけ 不 ふ 和合 わごう 性 せい 等 ひとし の場合 ばあい 、受粉 じゅふん せず果実 かじつ が結果 けっか しない場合 ばあい があるため、授粉樹 じゅ の設置 せっち や人 ひと の手 て により授粉させる必要 ひつよう がある。
温州 うんしゅう ミカンや一部 いちぶ カキ等 とう では受粉 じゅふん せずとも、結果 けっか をする。このような性質 せいしつ を単 たん 為 ため 結果 けっか 性 せい という。また、ジベレリン を用 もち いてブドウや日向 ひなた 夏 なつ は、単 たん 為 ため 結果 けっか をさせ、種 たね なし果実 かじつ を作 つく れる。
肥料 ひりょう を与 あた えること。根 ね 群 ぐん の水平 すいへい 分布 ぶんぷ は樹冠 じゅかん と同等 どうとう かそれよりも広 ひろ がっている。そのため、幹 みき 回 まわ りには養分 ようぶん を吸収 きゅうしゅう できる細 ほそ 根 ね が少 すく ないため幹 みき 回 まわ りに施肥 せひ をしない。
元肥 もとごえ (春 はる 肥 こえ )
初期 しょき の生長 せいちょう に間 ま に合 あ うように休眠 きゅうみん 期 き に与 あた える。
追肥 ついひ (夏 なつ 肥 こえ )
果実 かじつ の肥大 ひだい を促進 そくしん するために与 あた える。温州 うんしゅう ミカンでは夏 なつ 肥 こえ 重視 じゅうし の施肥 せひ 体系 たいけい が近年 きんねん 多 おお い。
礼 れい 肥 こえ (秋 あき 肥 こえ )
秋 あき に貯蔵 ちょぞう 養分 ようぶん の蓄積 ちくせき を目的 もくてき とする。
人類 じんるい が最初 さいしょ に栽培 さいばい した果物 くだもの の一 ひと つはイチジク で、ヨルダン渓谷 けいこく にある村 むら の遺跡 いせき (Gilgal I (英語 えいご 版 ばん ) )から新 しん 石器 せっき 時代 じだい (11,300年 ねん 前 まえ )には栽培 さいばい が始 はじ まったと示唆 しさ されている[13] [14] (詳細 しょうさい は、イチジクの栽培 さいばい (英語 えいご 版 ばん ) )。
7000‐1万 まん 年 ねん 前 まえ には、クックの初期 しょき 農業 のうぎょう 遺跡 いせき からバナナ栽培 さいばい が確認 かくにん された[15] [16] 。
日本 にっぽん における果物 くだもの の伝来 でんらい ・栽培 さいばい 開始 かいし 年代 ねんだい
編集 へんしゅう
日本 にっぽん に伝来 でんらい ・栽培 さいばい の開始 かいし は以下 いか のものとなる[17] 。
縄文 じょうもん 時代 じだい :カキ、ブドウ、ヤマモモ、キイチゴ、クリ、クルミ、シイ、ハシバミ、カヤ
弥生 やよい 時代 じだい :ナシ、ビワ、ウメ、モモ、スモモ、グミ
奈良 なら 時代 じだい :コウジ、タチバナ、ユズ、ナツメ、クワ、ムベ
鎌倉 かまくら ‐安土 あづち 桃山 ももやま :クネンボ、コミカン、ブドウ(甲州 こうしゅう ブドウ)、ザクロ、イチョウ
江戸 えど 時代 じだい :ウンシュウミカン、キンカン、ブンタン、ビワ[唐 から ビワ]、マルメロ、チュウゴクオウトウ、ユスラウメ、イチジク、サンショウ、バナナ、パイナップル、パパイヤ、レイシ、スターフルーツ、リュウガン、クルミ[テウチグルミ]
明治 めいじ 時代 じだい :オレンジ、レモン、ポンカン、メドラー、リンゴ[栽培 さいばい リンゴ]、セイヨウナシ、モモ[水蜜 すいみつ 桃 もも ]、オウトウ[甘 あま 果 はて オウトウ、酸 さん 果 はて オウトウ]、オリーブ、ストロベリー、ブドウ[ヨーロッパ系 けい 、アメリカ系 けい ]、キイチゴ[ブラックベリー、ラズベリー]、スグリ、アボカド、グアバ、パッションフルーツ、マンゴー、クルミ[ペルシャグルミ]、アーモンド、ピスタチオ
大正 たいしょう 時代 ときよ :グレープフルーツ、キウイフルーツ、ブルーベリー、アセロラ、ペカン
果物 くだもの ができるためには、原則 げんそく 的 てき に受粉 じゅふん が必要 ひつよう であり、受粉 じゅふん が無 な ければ果物 くだもの はできない。受粉 じゅふん は昆虫 こんちゅう に依存 いぞん しているが、現代 げんだい の農業 のうぎょう においては、特 とく に養蜂 ようほう 家 か が飼 か っているミツバチ に依存 いぞん している割合 わりあい が大 おお きい。近年 きんねん 、北米 ほくべい やヨーロッパにおいて蜂 はち 群 ぐん 崩壊 ほうかい 症候群 しょうこうぐん (CCD)という、ミツバチが大量 たいりょう に失踪 しっそう したり死 し んでしまう現象 げんしょう が頻発 ひんぱつ しており、北米 ほくべい のミツバチは数 すう 分 ぶん の1が死 し んでしまった。もしもこれ放置 ほうち しさらに拡大 かくだい するとミツバチの全滅 ぜんめつ の可能 かのう 性 せい すらあり、果物 くだもの の収穫 しゅうかく 高 だか など農業 のうぎょう 全般 ぜんぱん に大 おお きな悪影響 あくえいきょう を及 およ ぼす可能 かのう 性 せい があると予見 よけん され、社会 しゃかい 問題 もんだい 化 か した。そのリスクの大 おお きさを考慮 こうりょ して、ヨーロッパの各国 かっこく ではすでにネオニコチノイド 系 けい 殺虫 さっちゅう 剤 ざい の使用 しよう 禁止 きんし などの対策 たいさく を行 おこな っている。米国 べいこく ではネオニコチノイド 系 けい 殺虫 さっちゅう 剤 ざい を製造 せいぞう している大手 おおて 化学 かがく メーカーの政治 せいじ 的 てき 圧力 あつりょく のためか調査 ちょうさ 結果 けっか が隠蔽 いんぺい されたり、対策 たいさく が後手 ごて にまわったり、不完全 ふかんぜん な対策 たいさく にとどまる、などのことが起 お きている[要 よう 出典 しゅってん ] 。
輸入 ゆにゅう される果物 くだもの は、植物 しょくぶつ 防疫 ぼうえき 所 しょ で防疫 ぼうえき を行 おこな う。また、熱帯 ねったい 生 せい 果物 くだもの の多 おお くは輸入 ゆにゅう 禁止 きんし 品 ひん であるが、輸出 ゆしゅつ 国 こく で取 と り決 き めされた消毒 しょうどく 法 ほう によって「条件 じょうけん 付 つ き輸入 ゆにゅう 解禁 かいきん 植物 しょくぶつ 」とされる。消毒 しょうどく 方法 ほうほう は、薬剤 やくざい の燻蒸 くんじょう のほか、飽和 ほうわ 蒸気 じょうき で温 あたた める蒸 ふけ 熱処理 ねつしょり 、温湯 ぬるゆ 処理 しょり 、低温 ていおん 処理 しょり などがあり、蒸 ふけ 熱処理 ねつしょり での消毒 しょうどく が多 おお い[18] 。
日本 にっぽん の神話 しんわ
日本 にっぽん の『古事記 こじき 』や『日本書紀 にほんしょき 』では「タヂマモリ が11代 だい 垂 たれ 仁 じん 天皇 てんのう の命 いのち により、非時 ひじ 香 が 菓(ときじくのかぐのこのみ)を求 もと めて常世 とこよ の国 くに に渡 わた った」と記述 きじゅつ されている。10年 ねん かかって葉 は 附 つ きの枝 えだ と果実 かじつ 附 つ きの枝 えだ を日本 にっぽん に持 も ち帰 かえ ってきたが、垂 たれ 仁 じん 天皇 てんのう はすでに亡 な くなっていた。柑橘類 かんきつるい で、これが水菓子 みずがし (果実 かじつ )の基 もと になった、などと語 かた られる。タヂマモリは「(水 みず )菓子 かし の神 かみ 」として祀 まつ られている。
豊作 ほうさく の儀式 ぎしき
成 な り木 き 責 ぜ め と呼 よ ばれる豊作 ほうさく を祈 いの る儀式 ぎしき が世界 せかい 的 てき に行 おこな われる。鉈などで果樹 かじゅ を脅 おど し、果樹 かじゅ 役 やく の人間 にんげん が豊作 ほうさく を約束 やくそく する。さらに、鉈で果樹 かじゅ に傷 きず をつけた後 のち に傷口 きずぐち に粥 かゆ を塗 ぬ る場合 ばあい もある。
くだものの日 ひ
日本 にっぽん 果物 くだもの 商業 しょうぎょう 協同 きょうどう 組合 くみあい 連合 れんごう 会 かい (日 にち 果 はて 連 れん )は、果物 くだもの を食 た べる習慣 しゅうかん を広 ひろ めるために1998年 ねん より毎月 まいつき 8日 にち を「くだものの日 ひ 」と制定 せいてい している[19] 。
^ 青木 あおき 直己 なおき 『図説 ずせつ 和菓子 わがし の今昔 こんじゃく 』(2版 はん )淡 あわ 交社、19-21頁 ぺーじ 。 によれば、「水菓子 みずがし 」は、果物 くだもの が菓子 かし を意味 いみ していたことの名残 なご り。果物 くだもの や木 こ の実 み は弥生 やよい 時代 じだい 以降 いこう の食料 しょくりょう 環境 かんきょう の変化 へんか に伴 ともな って食料 しょくりょう から徐々 じょじょ に嗜好 しこう 品 ひん としての側面 そくめん が強 つよ くなり、長 なが い年月 としつき をかけて「菓子 かし 」の一 いち 分野 ぶんや となった。「菓子 かし 」の字義 じぎ からも果物 くだもの などが菓子 かし をさしていたことが解 ほどけ る。
^ 野菜 やさい と果物 くだもの の違 ちが いを教 おし えてください。また、すいか、メロンは野菜 やさい 、果物 くだもの のどちらですか。:農林水産省 のうりんすいさんしょう - ウェイバックマシン (2019年 ねん 9月 がつ 16日 にち アーカイブ分 ぶん )
^ 並松 なみまつ 信久 のぶひさ 、2021年 ねん 、「和菓子 わがし の変遷 へんせん と菓子 かし 屋 や の展開 てんかい 」、『京都産業大学 きょうとさんぎょうだいがく 日本 にっぽん 文化 ぶんか 研究所 けんきゅうじょ 紀要 きよう 』26巻 かん 、京都産業大学 きょうとさんぎょうだいがく 日本 にっぽん 文化 ぶんか 研究所 けんきゅうじょ 、ISSN 1341-7207 、NCID AN10537878 p. 303
^ 『農学 のうがく 基礎 きそ シリーズ 果樹 かじゅ 園芸 えんげい 学 がく の基礎 きそ 』一般 いっぱん 社団 しゃだん 法人 ほうじん 農 のう 山 やま 漁村 ぎょそん 文化 ぶんか 協会 きょうかい 、2013年 ねん 10月 がつ 25日 にち 、21頁 ぺーじ 。ISBN 978-4-540-42204-1 。
^ a b c 羽根 はね 則子 のりこ 『増補 ぞうほ 改訂 かいてい イギリス菓子 かし 図鑑 ずかん お菓子 かし の由来 ゆらい と作 つく り方 かた 』誠 まこと 文 ぶん 堂 どう 新光 しんこう 社 しゃ 、2019年 ねん 、207頁 ぺーじ 。
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^ 植物 しょくぶつ 防疫 ぼうえき 情報 じょうほう No.24 サイト:農林水産省 のうりんすいさんしょう 発行 はっこう 所 しょ :農林水産省 のうりんすいさんしょう 横浜 よこはま 植物 しょくぶつ 防疫 ぼうえき 所 しょ
^ 毎月 まいつき 8日 にち は果物 くだもの の日 ひ - 日 にち 果 はて 連 れん ホームページ 2010年 ねん 4月 がつ 9日 にち 閲覧 えつらん
新版 しんぱん 図 ず 集 しゅう 果樹 かじゅ 栽培 さいばい の基礎 きそ 発行 はっこう :1994年 ねん 2月 がつ 25日 にち (著者 ちょしゃ :熊 くま 代 だい 克己 こっき 、鈴木 すずき 鐡男 てつお 発行 はっこう 元 もと :農文協 のうぶんきょう )
最新 さいしん 果樹 かじゅ の剪定 せんてい 発行 はっこう :1993年 ねん 12月30日 にち (編者 へんしゃ :農文協 のうぶんきょう 発行 はっこう 元 もと :農文協 のうぶんきょう )
果樹 かじゅ 園芸 えんげい 学 がく 関連 かんれん の参考 さんこう
編集 へんしゅう
農学 のうがく 基礎 きそ シリーズ 果樹 かじゅ 園芸 えんげい 学 がく の基礎 きそ 発行 はっこう :2013年 ねん 10月 がつ 25日 にち (著者 ちょしゃ :伴野 ともの 潔 きよし 、山田 やまだ 寿 ひさし 、平 たいら 智 さとし 発行 はっこう 元 もと :農文協 のうぶんきょう )
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