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クイズ番組 - Wikipedia

クイズ番組ばんぐみ

クイズが出題しゅつだいされ、出演しゅつえんしゃ解答かいとうするという内容ないよう主体しゅたいとした番組ばんぐみ

クイズ番組ばんぐみ(クイズばんぐみ)とは、問題もんだいクイズ)が出題しゅつだいされ、出演しゅつえんしゃ解答かいとうするという内容ないよう主体しゅたいとした番組ばんぐみテレビ番組ばんぐみラジオ番組ばんぐみなど)のこと。ゲーム番組ばんぐみ一種いっしゅ

概要がいよう

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クイズというと一般いっぱんには広範こうはん知識ちしきうものとされる。しかし、広義こうぎにはQ&A形式けいしきっていれば「クイズ番組ばんぐみ」としてあつかわれることがおおく、クイズのなかゲームせいれたり、司会しかいしゃ解答かいとうしゃがクイズをおこないながらのトーク番組ばんぐみもある。

出演しゅつえんしゃでは、タレント[ちゅう 1]出演しゅつえんがた視聴しちょうしゃ参加さんかがたけられる。前者ぜんしゃは、比較的ひかくてきゲームせいつよ番組ばんぐみおおく、後者こうしゃ純粋じゅんすい知識ちしきあらそ番組ばんぐみおおい。最近さいきん視聴しちょうしゃ出演しゅつえんする番組ばんぐみ一方いっぽう地上ちじょうデジタル放送ほうそうBSデジタル放送ほうそう双方向そうほうこうサービスにより、自宅じたくにいながら参加さんかできるクイズ番組ばんぐみ登場とうじょうしている。

解答かいとう方式ほうしきは、はや形式けいしき解答かいとうけんあらそって口答こうとうするもの、フリップやモニター画面がめん使つかった筆記ひっきこたえるものがおもである。参加さんかしゃおお番組ばんぐみにおいては、コンピュータ操作そうさ場所ばしょ移動いどうなどによって解答かいとうあらわ方式ほうしきなどがある。

欧米おうべいのクイズ番組ばんぐみ

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アメリカぐんひとホイール・オブ・フォーチュン出場しゅつじょうしたとき。中央ちゅうおう司会しかいパット・セイジャック

英語えいごけんでは、日本にっぽんにおける「クイズ番組ばんぐみ」は「Quiz Show(クイズショウ)」や「Game Show(ゲームショウ)」(ゲーム番組ばんぐみ)とばれている。両者りょうしゃちがいについては、イギリスにおけるカルチュラル・スタディーズ研究けんきゅうしゃであるスー・ホームズ著書ちょしょ『THE QUIZ SHOW』にくわしく記載きさいされている。

クイズショウやゲームショウでは、一般いっぱん視聴しちょうしゃ出場しゅつじょうする番組ばんぐみ多数たすうめるが、特番とくばんとして、有名人ゆうめいじん出演しゅつえんするセレブリティバージョンが制作せいさくされることがある。なお、セレブリティバージョンでの獲得かくとく賞金しょうきんは、日本にっぽんことなり[よう出典しゅってん]使途しとあきらかにしたうえ寄付きふされるのが通例つうれいである(ギャラはべつ支払しはらわれる)。

1930年代ねんだいアメリカラジオ番組ばんぐみにはクイズ番組ばんぐみがいくつかあったが、とく人気にんきはくしていたのがNBCのラジオ番組ばんぐみ『Information Please』(1938ねん - 1948ねん)で、この番組ばんぐみは1952ねんからはテレビばん登場とうじょうした[1]一般いっぱん聴取ちょうしゅしゃ投稿とうこうした難問なんもん文化ぶんかじん著名ちょめいじん解答かいとうしゃとなってこたえるものである[1]。このフォーマットはのちに日本にっぽんで『はなしいずみ』で番組ばんぐみされた[1][2]

1940年代ねんだい、イギリスやアメリカではTwenty Questionsとばれる形式けいしきのクイズ番組ばんぐみ人気にんきはくしていた[1]。この形式けいしき出題しゅつだいしゃたいして回答かいとうしゃが「それは植物しょくぶつですか」「それは鉱物こうぶつですか」といった質問しつもんおこない、出題しゅつだいしゃが「はい」または「いいえ」のみでこたえて、合計ごうけい20もん質問しつもんからおだいとなった著名ちょめい人物じんぶつもの名前なまえてるものである[1]。このフォーマットはのちに日本にっぽんでも『じゅうとびら』で番組ばんぐみされた[1][2]

おもなクイズ番組ばんぐみ

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代表だいひょうてきなクイズ番組ばんぐみには下記かきのようなものがある。

日本にっぽんのクイズ番組ばんぐみ

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1940年代ねんだいから1990年代ねんだい後半こうはん

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黎明れいめい

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日本にっぽんはつのクイズ番組ばんぐみは、1946ねん12月3にちNHKラジオ放送ほうそう開始かいしした『はなしいずみ』であった(1946ねん12月-1964ねん3がつ[1])。内容ないよう現代げんだいのクイズ番組ばんぐみというよりは、むしろ蘊蓄うんちくかた物知ものし番組ばんぐみてきなものであった。これ以前いぜん、つまりだい世界せかい大戦たいせんまえ戦中せんちゅうにはNHKラジオ(当時とうじ唯一ゆいいつ放送ほうそうきょく)はクイズ番組ばんぐみはなく、「クイズ」という言葉ことば自体じたい日本にっぽんにはなかった[3]

民放みんぽうでのクイズ番組ばんぐみだいいちごうCBCラジオストップ・ザ・ミュージック』であった。そのおおくのラジオのクイズ番組ばんぐみ登場とうじょうしたが、テレビ普及ふきゅうとともにラジオのワイド番組ばんぐみの1コーナーとなるなど、縮小しゅくしょうしていった。

日本にっぽんにおけるテレビのオリジナルのクイズ番組ばんぐみだいいちごうは、1953ねん2がつ5にちスタートのNHK『わたし仕事しごとはなんでしょう[4]である(ちなみに、1953ねん2がつ3にちには、当時とうじラジオで圧倒的あっとうてき人気にんきほこったクイズ番組ばんぐみみっつのうた』のテレビばん放送ほうそうされており、これが日本にっぽんはじめてテレビで放送ほうそうされたクイズ番組ばんぐみとなる[5])。その民放みんぽうテレビが開始かいしされ、娯楽ごらくせい強調きょうちょうしたクイズ番組ばんぐみ次々つぎつぎ登場とうじょうすることになる。

クイズ番組ばんぐみ大掛おおがかりなセットを用意よういする必要ひつようせいがなく、出演しゅつえんしゃ比較的ひかくてきてい予算よさんそろえやすいことから、改編かいへん特別とくべつ番組ばんぐみべつ番組ばんぐみつなぎ番組ばんぐみとしてもちいられることがおおい。

欧米おうべい番組ばんぐみのフォーマット輸入ゆにゅう

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1980年代ねんだいまでは、欧米おうべい有名ゆうめいクイズ番組ばんぐみフォーマット利用りようした翻案ほんあん番組ばんぐみ[ちゅう 2]数多かずおおられた。

NHK『わたし秘密ひみつ』←アメリカ『I've Got a Secret』、フジ系列けいれつクイズグランプリ』←アメリカ『ジェパディ!Jeopardy!)』、TBS系列けいれつクイズ100にんきました』←アメリカ『ファミリー・フュード』、TBS系列けいれつザ・チャンス!』←アメリカ『ザ・プライス・イズ・ライトThe Price Is Right)』、TBS系列けいれつクイズダービー』←アメリカ『Celebrity Sweepstakes』がその代表だいひょうである。

視聴しちょうしゃ参加さんかがた全盛期ぜんせいきとクイズ番組ばんぐみ賞金しょうきん上限じょうげん制限せいげん

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視聴しちょうしゃ参加さんかがた番組ばんぐみでは、たとえば「ベルトクイズQ&Q」(初期しょき最高さいこう賞金しょうきん270まんえん)や「クイズタイムショック」(初期しょき全問ぜんもん正解せいかいしゃたいしての賞金しょうきん賞品しょうひん上限じょうげんなし。賞金しょうきん100まんえんくわえ、副賞ふくしょう自動車じどうしゃもあった)などのように高額こうがく賞金しょうきん賞品しょうひん獲得かくとくした視聴しちょうしゃ芸能人げいのうじん文化ぶんかじんもいたほか、「アップダウンクイズ」(初期しょきハワイ旅行りょこう副賞ふくしょう賞金しょうきん20まんえん)や、「オリンピックショウ 地上ちじょう最大さいだいのクイズ」(「オリンピック…」時代じだい賞金しょうきん100まんえん後期こうきシリーズの「ジェットショー・地上ちじょう最大さいだいのクイズ」では賞金しょうきん100まんえん世界せかい一周いっしゅう旅行りょこう)、「ズバリ!てましょう」(3しゅうきの場合ばあいナショナル家電かでん製品せいひん一式いっしき世界せかい一周いっしゅう旅行りょこう)などがあった。

当初とうしょ賞金しょうきん賞品しょうひん規制きせい無制限むせいげんだったが、1971ねんにフジテレビで放送ほうそうされた「クイズ・キングにまかせろ!」でトップしょう賞品しょうひんに「1しつ1000まんえん相当そうとう東京とうきょう用賀ようがマンション」がかけられたことで、公正こうせい取引とりひき委員いいんかいから「あまりにも高額こうがく賞金しょうきん賞品しょうひんだと視聴しちょうしゃ射幸しゃこうこころをあおる」として、厳重げんじゅう注意ちゅういけた[6]。これがきっかけで公取委こうとりいは「クイズ番組ばんぐみ歌合戦うたがっせん番組ばんぐみ・ゲーム番組ばんぐみ・さらにはテレビ・ラジオ番組ばんぐみのプレゼント・商品しょうひん雑誌ざっしふくむオープン懸賞けんしょう企画きかくにおける賞金しょうきん賞品しょうひん総額そうがくは100まんえんまでを上限じょうげんとする」というめをもうけた。ただし、紳士しんし協定きょうていうえ製薬せいやく会社かいしゃいちしゃ提供ていきょう番組ばんぐみかんしては、最大さいだい10まんえんまでであり、それ以上いじょう獲得かくとく賞金しょうきんは、番組ばんぐみ制作せいさくきょく募金ぼきんキャンペーン[ちゅう 3]寄付きふするなどをしていた。

また、『史上しじょう最大さいだい!だい1かいアメリカ横断おうだんウルトラクイズ』(1977ねん)では優勝ゆうしょうしゃ副賞ふくしょうとして、当初とうしょは「アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにある土地とち・2000つぼ」(のち1エーカー・1226つぼ変更へんこう)をおくるとしていたが、上述じょうじゅつの100まんえん上限じょうげんえてしまっていたため、やむなく砂漠さばくのどなかにある土地とち副賞ふくしょう変更へんこうされたという経緯けいいがあり、それ以後いご実用じつようせいとはおおきくかけはなれた賞品しょうひんアメリカ横断おうだんウルトラクイズ#大会たいかい一覧いちらん参照さんしょう)が優勝ゆうしょう副賞ふくしょうとされるようになった。(ただ、それでもだい5かい=1981ねん油田ゆでん採掘さいくつ権利けんりだい6かい1982ねん優勝ゆうしょう決定けっていただちにニューヨークはつ世界せかい一周いっしゅう旅行りょこうといったまともなものはまれにあった)

それでもクイズ人気にんきめやらず、最盛さいせいは1980年代ねんだいごろであった。その時期じきすうおおくのクイズ番組ばんぐみ放送ほうそうゴールデンタイムでは毎晩まいばんどこかのきょくかならずといっていいほど放送ほうそうされ、とくに『史上しじょう最大さいだい!アメリカ横断おうだんウルトラクイズ』にいたってはとしいち大型おおがた特番とくばんとして君臨くんりんし、全国ぜんこく大学だいがくサークルに「クイズ研究けんきゅうかい」ができるきっかけとなった。

だが1985ねんあきに『アップダウンクイズ』『クイズ天国てんごく地獄じごく』が終了しゅうりょうしたのを皮切かわきりに、よく1986ねん3がつには『クイズタイムショック』『三枝さえぐさくにりゲーム』『世界せかい一周いっしゅうそうろくゲーム』も相次あいついで終了しゅうりょう視聴しちょうしゃ参加さんかがたクイズ番組ばんぐみ全盛期ぜんせいきわりをげた。

スポーツがた・ショーがた・クイズおう

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ただ純粋じゅんすいにルールがめられたうえきそうという形式けいしきるスポーツがたは、1980年代ねんだい後半こうはんまれたとされる。『アメリカ横断おうだんウルトラクイズ』をけておおつくられた大学だいがくのクイズ研究けんきゅうかいが、番組ばんぐみ研究けんきゅうふかめることによりクイズのノウハウが蓄積ちくせきされ、長戸ながと勇人はやと能勢のせ一幸かずゆき田中たなか健一けんいちらの活躍かつやく、『史上しじょう最強さいきょうのクイズおう決定けっていせん』での西村にしむら顕治けんじによる伝説でんせつてきはやしの数々かずかず、『FNS1おく2,000まんにんのクイズおう決定けっていせん!』における布川ふかわ尚之なおゆき永田ながたあきららのキャラクターへのフォーカスなど、ガチンコした番組ばんぐみとそこで活躍かつやくするクイズアスリートへの注目ちゅうもく、というかたちで「スポーツがた」の時代じだいおとずれた。

1990年代ねんだい前半ぜんはんには「クイズおうブーム」がこった。『カルトQ』『TVチャンピオン』などのマニアックな知識ちしき番組ばんぐみ登場とうじょうした。

しかし問題もんだいのレベルがたかくなりすぎたために視聴しちょうしゃばなれをこし、このながれは1990年代ねんだいなかばまででで[7]、『TVチャンピオン』がしばらくつづいた程度ていどとなり退潮たいちょうした。1992ねんには『史上しじょう最大さいだい!アメリカ横断おうだんウルトラクイズ』がレギュラー開催かいさい終了しゅうりょうし『クイズ100にんきました』も終了しゅうりょうしている。テレビでの活躍かつやくうしなったプレーヤーは、クイズサークルや有志ゆうしによっておこなわれるオープン大会たいかいなどに参加さんかするなどしてクイズをつづけた。

タレント出演しゅつえんがた席巻せっけん

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タレント出演しゅつえんがたのクイズ番組ばんぐみ先駆さきがけとして、1980年代ねんだいの『ヒントでピント』『クイズダービー』『世界せかいまるごとHOWマッチ!!』などがある。わらいタレントをはじめとするタレント同士どうし、タレントと司会しかいしゃとのいが魅力みりょくとなり人気にんきとなったこのジャンルは、1990年代ねんだい黄金おうごんむかえ、とく日本にほんテレビ系列けいれつの『クイズ世界せかいはSHOW by ショーバイ!!』『マジカル頭脳ずのうパワー!!』『どちらさまも!!わらってヨロシク』、フジテレビ系列けいれつの『なるほど!ザ・ワールド』『平成へいせい教育きょういく委員いいんかい』『クイズ!としなんて』が驚異きょういてき視聴しちょうりつ記録きろくする。

1990年代ねんだい後半こうはんから2000年代ねんだい

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視聴しちょうしゃ参加さんかがた激減げきげん

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1996ねん4がつ賞金しょうきん規制きせい緩和かんわされ、1000まんえん上限じょうげんげられた。だいいちごう番組ばんぐみテレビ東京てれびとうきょう決戦けっせん!クイズの帝王ていおう」だった。のちにクイズ番組ばんぐみではないが、TBS「しあわせ家族かぞく計画けいかく」は賞品しょうひん総額そうがく300まんえんであった。このほか1000まんえんへのげにさいして、さきほどの「クイズ$ミリオネア」などの高額こうがく賞金しょうきん番組ばんぐみ登場とうじょうするようになった。しかし、日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめいでは、この規制きせい緩和かんわ逆行ぎゃっこうするかたちで、参加さんかしゃ1にんたりの賞金しょうきん上限じょうげんを200まんえんとする自主じしゅ規制きせいもうけた[ちゅう 4]。なお、「クイズ$ミリオネア」などの高額こうがく賞金しょうきんすクイズ番組ばんぐみでは参加さんかしゃふくめて複数ふくすうじん名義めいぎたとえば、最高さいこう賞金しょうきんがくが1000まんえん場合ばあいは5にん)とすることでこの限度げんど回避かいひした事例じれいもある。2006ねんからは規制きせいがさらに緩和かんわされ、36ねんぶりに「上限じょうげん撤廃てっぱい」となり現在げんざいいたる。

規制きせい緩和かんわにあわせて高額こうがく賞金しょうきんものにした番組ばんぐみえる気配けはいせたものの、『クイズ$ミリオネア以外いがい定着ていちゃくせず、ミリオネア自体じたい末期まっきにはタレント出演しゅつえん路線ろせんわったのち終了しゅうりょうした。

BSデジタル放送ほうそうでは、スタートした2002ねん12月1にちには放送ほうそう開始かいしした午前ごぜん11から3あいだ午後ごご2に、『NEWSアカデミー』(BS-i)で双方向そうほうこうのクイズ番組ばんぐみがスタートした。これらは番組ばんぐみ視聴しちょうしゃがリモコンを使つかってはやしクイズなどに参加さんかできるシステムを、多彩たさい演出えんしゅつやプログラムによるゲーム参加さんかたのしめるようにしたものだった。

2000ねんBSデジタル放送ほうそう開始かいしからすう年間ねんかんは「タッチアンサーズ」や「TIME OVER」など賞金しょうきん賞品しょうひん双方向そうほうこうクイズ番組ばんぐみがBSデジタル民放みんぽう各局かくきょく存在そんざいしたが、マンネリ化まんねりかすすみ、人気にんき番組ばんぐみだった『TIME OVER』などの終了しゅうりょう、また個人こじん情報じょうほう保護ほごほうによる視聴しちょうしゃ情報じょうほう管理かんり変化へんかや、視聴しちょうしゃ個人こじん情報じょうほうたいする意識いしき変化へんかなどにより衰退すいたいしている[ちゅう 5]

地上波ちじょうはでは、バラエティ番組ばんぐみ優勝ゆうしょうしゃてクイズ[ちゅう 6]や、情報じょうほう番組ばんぐみのクイズコーナー[ちゅう 7]などにデータ放送ほうそうもちいられている程度ていどである。

こうして、2000年代ねんだいから2010年代ねんだいにかけて視聴しちょうしゃ参加さんかがた番組ばんぐみ減少げんしょうかい、かぞえるほどしかのこらない状況じょうきょうとなった。

タレント出演しゅつえんがた流行りゅうこう

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20世紀せいきまつになると、タレント出演しゅつえんがたクイズもマンネリぎたゲーム路線ろせん次第しだい視聴しちょうしゃからきられ、逸見いつみ政孝まさたか急死きゅうしなどめい司会しかいしゃ引退いんたい逝去せいきょといった不運ふうんかさなり、1999ねんの『マジカル頭脳ずのうパワー!!』終了しゅうりょう以降いこう減少げんしょう一途いっとをたどっていたが、そんななか、2003ねんに『クイズ!ヘキサゴン』がはじまり、タレント出演しゅつえんがたクイズブーム復活ふっかつきざしがはじめた。

『クイズ!ヘキサゴン』を筆頭ひっとうに、2004ねんのうないエステ IQサプリ』や当時とうじ深夜しんや番組ばんぐみだった『サルヂエ』の好調こうちょうにより、タレント参加さんかがたクイズはブームが再燃さいねんした。2005ねん10がつからゴールデンタイムにおおくのクイズ番組ばんぐみ誕生たんじょうとくにフジテレビは2006ねん10がつから2007ねん3がつまでは火曜日かようび金曜日きんようびのぞく、19:00だいすべてクイズ番組ばんぐみ構成こうせいされていた(ベルトクイズF&F)。一時期いちじき、クイズブームは下火したびになっていたが、2007ねんから『ネプリーグ』(フジテレビ)、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!プレッシャーSTUDY)』(テレビ朝日てれびあさひ)など知識ちしきけいクイズ番組ばんぐみくわえ、視聴しちょうりつ低下ていかくるしんでいたヘキサゴンはルールを一新いっしんし『クイズ!ヘキサゴンII』とまれわり、「おバカタレント」の予想よそうもつかないめずらし解答かいとう視聴しちょうしゃたのしませるというあたらしいクイズ番組ばんぐみ誕生たんじょうした。

2008ねんはいり、テレビ朝日てれびあさひ深夜しんや時代じだい好調こうちょうだった『いますぐ使つかえるまめ知識ちしき クイズ雑学ざつがくおう』、『勉強べんきょうしてきましたクイズ ガリベン』がゴールデンタイム参入さんにゅうし、好調こうちょうの『Qさま!!』にくわえ、4がつから『ザ・クイズマン!』をゴールデンに昇格しょうかくさせるなど積極せっきょくてきにクイズ番組ばんぐみやしていた。これに対抗たいこうしてフジテレビは2007ねんまでに放送ほうそうしている『平成へいせい教育きょういく予備校よびこう』『ネプリーグ』『クイズヘキサゴンII』『のうないエステ IQサプリ』にくわえ4がつから『全国ぜんこく一斉いっせい 日本人にっぽんじんテスト』『検定けんていジャポン』を新設しんせつ火曜かようのぞく6日間にちかんの19だいをすべてクイズ番組ばんぐみする“ベルトクイズF&F”とし勝負しょうぶるなど"クイズブーム再燃さいねん"となりつつあった。

日本にほんテレビでは、『週刊しゅうかんオリラジ経済けいざい白書はくしょ』(『世界一せかいいちけたい授業じゅぎょう』はクイズをすこともあるが「クイズ番組ばんぐみ」にはカウントしない)の終了しゅうりょうにより形式けいしきじょう消滅しょうめつしたが、『オジサンズ11』がテコ入てこいとしてクイズ企画きかく中心ちゅうしんにリニューアルしたため、事実じじつじょうクイズ番組ばんぐみとなっていた。密室みっしつなぞきバラエティー 脱出だっしゅつゲームDERO!脱出だっしゅつゲーム番組ばんぐみにクイズ番組ばんぐみ要素ようそれた。

テレビ東京てれびとうきょうも、『クイズ赤恥あかはじあおはじ以降いこう長続ながつづきせず、近年きんねんプライムタイムでのクイズ番組ばんぐみがほとんどなかったが、2008ねん4がつに『和風わふうそう本家ほんけ』が開始かいしされた。

TBSは長年ながねんつづいている『世界せかい・ふしぎ発見はっけん!』『さんまのSUPERからくりTV』『どうぶつ奇想天外きそうてんがい!』(『ぴったんこカン・カン』はグルメ番組ばんぐみしょくつよい)の3ほんだった。ところが、2009ねんはいると23だいで『クイズ!とびら』、『クイズのとびら』、系列けいれつ毎日放送まいにちほうそうが22だいで『クイズなんでもNo.1決定けっていせん』を期間きかん限定げんてい放映ほうえい、10月から『THE 1おくぶんの8』(MBS)、『オレたち!クイズMAN』(日曜にちよう20だい)、『クイズ ALL FOR ONE』(深夜しんや)などをスタートさせた。

NHKはクイズ番組ばんぐみには消極しょうきょくてきともいえ、2009ねん4がつ以降いこうプライムタイム放送ほうそうされているものは、『クイズモンスター』の終了しゅうりょうと『アートエンターテインメント 迷宮めいきゅう美術館びじゅつかん』の放送ほうそう時間じかん変更へんこうでプライムタイムからのクイズ番組ばんぐみ消滅しょうめつしたが、2010ねん4がつ1にちから、『しん感覚かんかくゲーム クエスタ』を開始かいしした。

クイズ番組ばんぐみ乱立らんりつ状況じょうきょう短命たんめいわったものもおおく、上記じょうきの『ザ・クイズマン!』、『検定けんていジャポン』、『オジサンズ11』は半年はんとし終了しゅうりょうした。「間抜まぬけな回答かいとうわらいのネタにするのはいじめ一種いっしゅではないか」、「クイズ番組ばんぐみでなくたんなるバラエティ番組ばんぐみ」という批判ひはんもあった[8]

またクイズの設問せつもん重複じゅうふく発生はっせいし、クイズ番組ばんぐみ増加ぞうかにより出題しゅつだいされる問題もんだいのネタがべつのクイズ番組ばんぐみ雑学ざつがく番組ばんぐみこうむることがあり、伊集院いじゅういんひかり以前いぜんおな番組ばんぐみ間違まちがえた問題もんだい学習がくしゅうし、数ヵ月すうかげつ再度さいど出題しゅつだいされ、正解せいかいしたちんれいもある。

2000年代ねんだいのクイズ番組ばんぐみ視聴しちょうりつは、レギュラー放送ほうそう圧倒的あっとうてき人気にんきがあったのが『クイズヘキサゴンII』(フジ)、次点じてんが『ネプリーグ』(フジ)だった。

2010年代ねんだい

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おバカタレントから学歴がくれき主義しゅぎ

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2008ねんから2012ねんにかけて、『高校生こうこうせいクイズ』では「知力ちりょく甲子園こうしえん」として学歴がくれき主義しゅぎ路線ろせんこころみられた(のちに『頭脳ずのうおう』として復活ふっかつ[7])。

2011ねんに『クイズヘキサゴンII』司会しかい島田しまだ紳助しんすけ電撃でんげき引退いんたい番組ばんぐみ終了しゅうりょうとなると、クイズ番組ばんぐみ業界ぎょうかい再編さいへんすすんだ。「クイズヘキサゴンII」の終了しゅうりょう以降いこう、2010年代ねんだい以降いこう傾向けいこうとしては、クイズ番組ばんぐみにおける「おバカタレント」の出演しゅつえん減少げんしょうし、それにわって東京大学とうきょうだいがくなどの有名ゆうめい大学だいがくクイズ研究けんきゅうかいのメンバーやOBのタレント・有名ゆうめい進学校しんがくこう生徒せいと過去かこにクイズ番組ばんぐみ活躍かつやくした社会しゃかいじんなど、芸能人げいのうじん以外いがい文化ぶんかじん出演しゅつえんするようになった。

一方いっぽう有名ゆうめい大学だいがく学生がくせい主体しゅたいとしたクイズ番組ばんぐみたいしては「過度かど学歴がくれき信仰しんこうあおる」という批判ひはんもなされた。たとえば池上いけがみあきらは、2022ねん発生はっせいした東京大学とうきょうだいがくぜん刺傷ししょう事件じけんけ、「東大とうだいせいがいかに物知ものしりかを強調きょうちょうした番組ばんぐみだったり。そんな番組ばんぐみえてきたことにあきれていたのですが、こんな事件じけんきてしまうのをると、だまってはいられなくなりました」とべ、民放みんぽう各局かくきょく番組ばんぐみ制作せいさく姿勢しせい非難ひなんした[9]Twitterうえでは曽我部そがべしんひろし小田嶋おだじまたかしなどが池上いけがみ同意どういし、とく小田島おだじまは『東大とうだいおう』(TBSテレビ)を名指なざしして批判ひはんした[10][11]

2020年代ねんだい現在げんざい状況じょうきょう

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2022ねん現在げんざい高額こうがく賞金しょうきん賞品しょうひんのないタレント出演しゅつえんがたのクイズ番組ばんぐみ主流しゅりゅうである。いっぽう、視聴しちょうしゃ参加さんかがたクイズ番組ばんぐみとしては、『パネルクイズ アタック25』、『アメリカ横断おうだんウルトラクイズ』からの派生はせいである『全国ぜんこく高等こうとう学校がっこうクイズ選手権せんしゅけん("高校生こうこうせいクイズ")』が現在げんざい放送ほうそうちゅうである。

フォーマットを正規せいき輸入ゆにゅうして制作せいさくされた現存げんそんするクイズ番組ばんぐみは、日本にほんテレビ『クイズ!あなたは小学しょうがく5年生ねんせいよりかしこいの?』←アメリカ『Are you smarter than a 5th grader?』のみとなっている。

傾向けいこう

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出題しゅつだい傾向けいこう

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視聴しちょうしゃ参加さんかがたのタイプと、タレント出演しゅつえんがたのタイプとでは出題しゅつだいする傾向けいこうおおむまっていることおおい。

視聴しちょうしゃ参加さんかがた番組ばんぐみでは、知識ちしきわれる内容ないようたとえば過去かこ歴史れきしヒットきょく最近さいきん時事じじ問題もんだいなどがげられることがおおい。

一方いっぽうタレント出演しゅつえんがたは、近年きんねんは『サルヂエ』や『のうないエステ IQサプリ』、『島田しまだ検定けんてい!! 国民こくみんてき潜在せんざい能力のうりょくテスト』など知識ちしきよりも思考しこうりょくためすクイズ(なぞなぞあるなしクイズ間違まちがさが、モノてなど)がおおい。

2007ねん以降いこうスザンヌ上地うえち雄輔ゆうすけなどのちん解答かいとうけ、クイズ番組ばんぐみ自体じたいはもちろんのこと、本人ほんにん知名度ちめいどおおきくひろめた芸能人げいのうじんの「おバカタレント」(『クイズ!ヘキサゴンII』からPabo羞恥心しゅうちしんという音楽おんがくユニットまで結成けっせいされた)と、「雑学ざつがくおう」とばれたり「高学歴こうがくれき」である知性ちせいタレント、さらに平均へいきんてき成績せいせきの3タイプのタレントがおり番組ばんぐみによって需要じゅようちがう。知識ちしきけい番組ばんぐみには知性ちせいタレントがおおく、『ヘキサゴンII』のようなめずらし解答かいとう期待きたいされる番組ばんぐみではおバカタレントがだい活躍かつやくする傾向けいこうつよい。勝負しょうぶ関係かんけいいクイズ番組ばんぐみでは平均へいきんてき知識ちしきのタレントがおお出演しゅつえんする。また、2010年代ねんだい以降いこう知識ちしきけい番組ばんぐみには、現役げんえき東京とうきょう大学生だいがくせい知性ちせいタレントが対戦たいせんする番組ばんぐみ登場とうじょうしている。

ゆえに、クイズ以外いがい番組ばんぐみではほとんど出演しゅつえんしないタレントが出演しゅつえんすることおおい。最近さいきんでは、芸歴げいれきあさくネタ番組ばんぐみなどにはほとんどていないが高学歴こうがくれきてんばれる若手わかて芸人げいにんや、普段ふだんはクイズ以外いがいのバラエティ番組ばんぐみにあまりない俳優はいゆう歌手かしゅ一度いちど出演しゅつえんしたさいちん回答かいとう連発れんぱつおバカタレントとして認知にんちされ度々たびたびばれるようになるれいなどがある。

問題もんだいそのものはむずかしくないが、「制限せいげん時間じかんない規定きてい問題もんだいすう以上いじょうこたえなければならない」「参加さんかしゃ全員ぜんいん正解せいかいしないとポイントとならない」など解答かいとうしゃプレッシャーをかけることによって、解答かいとうむずかしくしているものもある。

クイズ番組ばんぐみのセット

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かつては1990年代ねんだい後半こうはんまでは『マジカル頭脳ずのうパワー!!』『世界せかい・ふしぎ発見はっけん!(ただし一時期いちじきひなだんがた円形えんけいだった)』などよこいちれつ「■■■■■かたち」に解答かいとうしゃせきがあり、1わく2わくといういいかたしょうされることがおおかった。ただし、『クイズ!としなんて』の末期まっき1994ねん)など、ひなだんじょう解答かいとうしゃせきすでにごく一部いちぶのクイズ番組ばんぐみ使用しようされていた。

2000年代ねんだい以降いこうのクイズ番組ばんぐみでは、トーク番組ばんぐみのようなセットのクイズ番組ばんぐみや、前後ぜんごに2だんもしくはひなだんじょうになっている解答かいとうしゃせきがあるクイズ番組ばんぐみえている。『ぴったし カン・カン』『ヒントでピント』などのV字形じけい解答かいとうしゃせき配置はいちは2チーム対抗たいこう場合ばあいおおもちいられる。また、『クイズ!ヘキサゴン』の六角形ろっかっけいのセットのように一風いっぷうわったセットのクイズ番組ばんぐみもある。『クイズ!ヘキサゴン』がリニューアルした『クイズ!ヘキサゴンII』の「行列ぎょうれつはやけ!リレークイズ」や『クイズ!ドレミファドン(レギュラー放送ほうそう終了しゅうりょう特番とくばん)』のかくチームがたて1れつにならぶという、こちらもまた一風いっぷうわったセットである。

種類しゅるい

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視聴しちょうしゃ参加さんかがたクイズ番組ばんぐみ

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視聴しちょうしゃ参加さんかがたのクイズ番組ばんぐみ古今ここん東西とうざい、あらゆる知識ちしきもとめられる問題もんだいされたり、ゲームしき得点とくてん賞金しょうきんなどのポイントをめていくといった形式けいしき一般いっぱんてきだった。また、そこから優勝ゆうしょうした出場しゅつじょうしゃのみ挑戦ちょうせんできる、海外かいがい旅行りょこうをはじめとする豪華ごうか商品しょうひん、および賞金しょうきん獲得かくとくできるステージをもうける2だんかまえとする番組ばんぐみおおい。また、ほとんどの番組ばんぐみで、参加さんかしょうとして、それとはべつ優勝ゆうしょう副賞ふくしょうとして番組ばんぐみスポンサーから記念きねんひん番組ばんぐみ特製とくせいグッズおくられた。

1980年代ねんだいまでは民放みんぽう各局かくきょくがこのタイプのクイズ番組ばんぐみおお放送ほうそうしており、人気にんきたかかった。その時代じだいには、おおくの番組ばんぐみ出演しゅつえんしタイトルをきそう「クイズらし」とばれるものしょうじ、とく人気にんきたかいクイズ番組ばんぐみでは1かい出場しゅつじょうするとそれをふせぐという名目めいもくすう年間ねんかんさい出場しゅつじょうできないというルールがもうけられるほどであった。しかし、平成へいせい以降いこう日本にっぽんでは個人こじん情報じょうほうプライバシーにまつわる意識いしき変化へんか制作せいさくがわとしても出演しゅつえんしゃ募集ぼしゅう選考せんこうから出演しゅつえん手間てまをかけるよりも、知名度ちめいどのある芸能人げいのうじん使つかほう手軽てがるかつ視聴しちょうしゃみやすいなどの理由りゆうから、減少げんしょう傾向けいこうにある。

2020ねん4がつ現在げんざい全国ぜんこくネットで放送ほうそうちゅう番組ばんぐみは『パネルクイズ アタック25』や『全国ぜんこく高等こうとう学校がっこうクイズ選手権せんしゅけん("高校生こうこうせいクイズ")とし1かい特番とくばん、『ちょう逆境ぎゃっきょうクイズバトル!! 99にんかべ』などかぞえる程度ていどであるが、ローカル番組ばんぐみではこのタイプのクイズ企画きかく放送ほうそうされることがある。

それ以外いがい視聴しちょうしゃ参加さんかがたクイズ番組ばんぐみ
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2000年代ねんだいはい番組ばんぐみない出題しゅつだいされる問題もんだい地上波ちじょうはデジタル放送ほうそう双方向そうほうこう番組ばんぐみくわしくは双方向そうほうこう番組ばんぐみこう参照さんしょう)や、携帯けいたい電話でんわパソコンから番組ばんぐみ公式こうしきサイトで、視聴しちょうしゃ回答かいとうや、正解せいかいしゃ予想よそうつの番組ばんぐみ放送ほうそうされてきている。この形式けいしきでクイズをおこなっている全国ぜんこくネットの番組ばんぐみおもに『オールスター感謝かんしゃさい(とし2かい程度ていど放送ほうそう特番とくばん)などがある。

教養きょうようけいクイズ番組ばんぐみ

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おも世界せかい歴史れきし文化ぶんかなどかく分野ぶんやでの専門せんもん知識ちしきにまつわるものをメインにあつかうクイズ番組ばんぐみのことをす。解答かいとうしゃ比較的ひかくてきインテリけいひとおおい。また、PTAなどの調査ちょうさで「子供こどもせたい番組ばんぐみ[12]上位じょういにこれらに該当がいとうする番組ばんぐみかおすこともおおい。

2020ねん4がつ現在げんざい放送ほうそうちゅう番組ばんぐみでは『世界せかい・ふしぎ発見はっけん!』などがある。

教育きょういくけいクイズ番組ばんぐみ

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おもニュース番組ばんぐみなどであつかわれる流行りゅうこう一般いっぱん常識じょうしき義務ぎむ教育きょういくなら事柄ことがらから大学だいがく専門せんもん学科がっかレベルまでの学問がくもんをメインにあつかうクイズ番組ばんぐみす。 2020ねん4がつ現在げんざい放送ほうそうちゅう番組ばんぐみでは『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』、『ネプリーグ』、『くりぃむクイズ ミラクル9』、『東大とうだいおう』、『クイズ!あなたは小学しょうがく5年生ねんせいよりかしこいの?』、『平成へいせい教育きょういく委員いいんかい現在げんざいとしすうかい特番とくばんのみ)などがある。これらの番組ばんぐみ司会しかいしゃ解答かいとうしゃとのトークをまじえることもおおく、トークショーバラエティー番組ばんぐみ要素ようそつよい。

雑学ざつがくけいクイズ番組ばんぐみ

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教育きょういくけいにもちかいが、一般いっぱん生活せいかつ役立やくだまめ知識ちしきはなしのネタになる逸話いつわなどをメインにあつかうクイズ番組ばんぐみす。

代表だいひょうてきなものに『クイズ雑学ざつがくおう』などがあった。2020ねん4がつ現在げんざい放送ほうそうちゅう番組ばんぐみではクイズ番組ばんぐみとはおもむきがややことなるものの、『チコちゃんにしかられる!』が人気にんき番組ばんぐみとなっている。また『はやし先生せんせい初耳はつみみがく』もあるが、こちらは情報じょうほうバラエティー番組ばんぐみ要素ようそふくまれている。

発想はっそうけいクイズ番組ばんぐみ

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おもなぞなぞIQテストちか形式けいしき問題もんだいをメインにあつかうクイズ番組ばんぐみす。このたね番組ばんぐみ時事じじネタ使つかいづらいことやジャンルがかぎられるせいかマンネリやネタれになりやすく、テコ入てこいなどで徐々じょじょにコンセプトがわっていくなど、長続ながつづきしにくい傾向けいこうにある。

2020ねん4がつ現在げんざいでは『今夜こんやはナゾトレ』、『潜在せんざい能力のうりょくテスト』などが、代表だいひょうてきなものでは『マジカル頭脳ずのうパワー!!』、『のうないエステ IQサプリ』などがある。

娯楽ごらくけいクイズ番組ばんぐみ

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おもにバラエティしょくつよいクイズ番組ばんぐみのことをす。どちらかとえば「バラエティ番組ばんぐみ」のるいはいる。解答かいとうしゃ比較的ひかくてきわらいタレントグラビアアイドルなどがおおい。

2020ねん4がつ現在げんざい放送ほうそうちゅう番組ばんぐみは『ぴったんこカン・カン』が、代表だいひょうてきなものでは2014ねん終了しゅうりょうした『さんまのSUPERからくりTV』があった。

音楽おんがくけいクイズ番組ばんぐみ

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音楽おんがく主体しゅたいとしたクイズ番組ばんぐみす。楽曲がっきょくのイントロのみながして、そのきょくはやしでてる「イントロクイズ」が主体しゅたい

代表だいひょうてき番組ばんぐみは2020ねん4がつ現在げんざい特番とくばん放送ほうそうちゅうの『クイズ・ドレミファドン!』が、終了しゅうりょうした番組ばんぐみでは『タモリの音楽おんがく世界せかい』がある。

戦闘せんとうけいクイズ番組ばんぐみ

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解答かいとうしゃ同士どうしでクイズの成績せいせききそ形式けいしきではなく、おもにクイズをまじえた心理しんりてきサバイバルせんのようなたたかいをひろげるクイズ番組ばんぐみのことをす。日本にっぽん国外こくがいでは『ザ・ウィーケスト・リンク』や『ザ・チーター』などがあり、日本にっぽんでもかつてこれらの番組ばんぐみ放送ほうそうされていたが、解答かいとうしゃ同士どうしあしろうとしたり相手あいて蹴落けおとしてのころうとする形式けいしき場合ばあい普通ふつうのQ&A(問題もんだいこたえ)形式けいしきことなる複雑ふくざつなルール設定せってい視聴しちょうしゃにわかりづらいなどの問題もんだいてんから、ゴールデンタイムでは短命たんめいわることがおおい(『クイズ!ヘキサゴン』は好調こうちょうであったが、徐々じょじょ苦戦くせんするようになったため、上記じょうきのバラエティしょくつよ内容ないようテコ入てこいれがなされた)。

トーク番組ばんぐみねたクイズ番組ばんぐみ

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クイズ番組ばんぐみ、バラエティ番組ばんぐみではあるものの、司会しかいしゃ解答かいとうしゃまた司会しかいしゃ解答かいとうしゃではないゲストが、クイズにかんするトークで番組ばんぐみまじえてげながら解答かいとうしゃ問題もんだいこたえていく。トークに問題もんだいくヒントがじっているなどのトークでのきがおこなわれるなどそこが見所みどころひとつになっている場合ばあいもあり、どちらかとえばトーク主体しゅたいのものである。

現在げんざいではほとんどのクイズ番組ばんぐみでおかしな回答かいとう問題もんだいかんする逸話いつわなどでトークをおこなうことがおおい。このフォーマットは『クイズダービー』、『ぴったし カン・カン』の2しゃ先駆せんくしゃといわれている。

おもなクイズ番組ばんぐみ

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クイズ番組ばんぐみ一覧いちらん

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ アナウンサーなどの放送ほうそうきょく社員しゃいん参加さんかすることがあるが、放送ほうそうきょく社員しゃいん賞品しょうひん賞金しょうきん授受じゅじゅ就業しゅうぎょう規則きそくなどで禁止きんししているきょくおおく、獲得かくとくした賞金しょうきんについては、募金ぼきん活動かつどう寄付きふされることがほとんどである。そのこともあり、とく賞金しょうきん番組ばんぐみにおいて局員きょくいんがクイズ番組ばんぐみ解答かいとうしゃとなること特別とくべつ企画きかくなどにかぎられる。
  2. ^ これらの番組ばんぐみにおける本国ほんごくばん日本にっぽんばん類似るいじせい比較ひかく視聴しちょうすると一目瞭然いちもくりょうぜんであるが、正式せいしき契約けいやくもと導入どうにゅうされたのか、たんなる模倣もほうなのかは、おおやけにされた記録きろく当事とうじしゃ証言しょうげんがほとんど存在そんざいしないためおおくが不明ふめいである。
  3. ^ クイズダービー」における、10まんえん超過ちょうかした賞金しょうきん相当そうとうTBSカンガルー募金ぼきん寄贈きぞうなど
  4. ^ 根拠こんきょ条文じょうぶん日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい 放送ほうそう基準きじゅん」83じょうであり、「民放連みんぽうれん放送ほうそう基準きじゅん解説かいせつしょ[1]では1996(平成へいせい8)ねん3がつ14にちおこなわれた日本にっぽん民間みんかん放送ほうそう連盟れんめい放送ほうそう基準きじゅん審議しんぎかい審議しんぎ概要がいよう参考さんこう資料しりょうとしている。これにはその現金げんきん限度げんどがく目安めやすしめされており、社会しゃかい通念つうねんじょう妥当だとう経済けいざいてき利益りえき上限じょうげんがくは300まんえん程度ていどとしている。現金げんきんのみの場合ばあいは200まんえん程度ていどとしている。
  5. ^ 双方向そうほうこう番組ばんぐみ#双方向そうほうこうクイズ番組ばんぐみ減少げんしょう原因げんいん参照さんしょう
  6. ^ 日本にほんテレビ「ぐるナイ」など。
  7. ^ テレビ朝日てれびあさひグッド!モーニング」など。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g 谷川たにがわ建司けんじ占領せんりょうのキーワード100 1945-1952』2011ねん 
  2. ^ a b 三木みきさとしたかし石野いしのすすむじゅ徳久とくひさりんやすし (ちょ)、田中たなか健一けんいち (監修かんしゅう)、荒井あらいまき(イラスト)『史上しじょうはつ! これ1さつでクイズのことがまるっとわかる クイズ用語ようご辞典じてん』(2023ねん朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん
  3. ^ 「quiz」は戦前せんぜん英和えいわ辞書じしょ項目こうもくには存在そんざいしたが、一般いっぱんてきもちいられることはなく「知識ちしき問題もんだい」としてのクイズは戦後せんごになってからである。
  4. ^ NHKアーカイブスブログ・アカイさんノート
  5. ^ 『Quiz Japan』vol.3掲載けいさい日本にっぽんのクイズ文化ぶんか源流げんりゅうさぐる」 p.220
  6. ^ 日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい へん放送ほうそうじゅうねん日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい、1977ねん、710ぺーじ 
  7. ^ a b 分裂ぶんれつ」する現代げんだいクイズ番組ばんぐみと、『高校生こうこうせいクイズ』35ねんへの挑戦ちょうせん ~『国民こくみんクイズ2.01』としての現代げんだいクイズ概論がいろん ネットラボ
  8. ^ 週刊しゅうかんプレイボーイ 2008ねん4がつ7にちごうより(どう誌面しめんでは『世界一せかいいちけたい授業じゅぎょう』などの雑学ざつがく番組ばんぐみもクイズ番組ばんぐみとしてカウントされている)
  9. ^ (292)受験じゅけんむかえて: 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん電子でんしばん (2022ねん1がつ24にち). 2022ねん4がつ6にち閲覧えつらん
  10. ^ 東大とうだいおう』にも影響えいきょう?「クイズ番組ばんぐみ学歴がくれき信仰しんこう助長じょちょう」の批判ひはん番組ばんぐみ制作せいさく逆風ぎゃくふうに(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース”. 2022ねん2がつ3にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん4がつ6にち閲覧えつらん
  11. ^ 小田島おだじまたかし [@tako_ashi] (2022ねん1がつ24にち). "ほんと「東大とうだいおう」とか、つくっててずかしくないのだろうかね。". X(きゅうTwitter)より2022ねん4がつ6にち閲覧えつらん
  12. ^ 資料しりょうDATA | 社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんPTA全国ぜんこく協議きょうぎかい

関連かんれん項目こうもく

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