(Translated by https://www.hiragana.jp/)
セロビオース - Wikipedia

セロビオース(D-Cellobiose)は、グルコース2分子ぶんしβべーた1、4結合けつごうでつながったとうで、化学かがくしきはC12H22O11セルロースセルラーゼ分解ぶんかいするとしょうじる。CAS登録とうろく番号ばんごうは528-50-7。

セロビオース
識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう 16462-44-5
PubChem 294
KEGG C00185
特性とくせい
化学かがくしき C12H22O11
モル質量しつりょう 342.30
みずへの溶解ようかい 12 g/100mL
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

みずけにくい結晶けっしょうせい粉末ふんまつで、わずかにあまみをていする。オリゴとう一種いっしゅであり、せいちょう作用さようゆうする。

従来じゅうらいの、セルロースを分解ぶんかいする方法ほうほうではコストがかさんでいたが、最近さいきん[いつ?]ではスクロースから合成ごうせいする方法ほうほう開発かいはつされている[1]

アミロースの合成ごうせい

編集へんしゅう

2005ねん3月17にち江崎えざきグリコはセロビオースに5種類しゅるい酵素こうそ作用さようさせることによりアミロース生産せいさんすることに成功せいこうしたと発表はっぴょうした[2]

セロビオースおよ酵素こうそ量産りょうさん技術ぎじゅつがまだ確立かくりつしておらず、アミロースの生産せいさん効率こうりつも35%とまだひくいなど課題かだいおお[3]が、実用じつようできれば将来しょうらい食料しょくりょう危機きき解消かいしょうふだとなる可能かのうせいがある。