ハザードシンボル

ハザードシンボル（英語えいご: Hazard symbol）とは、危険きけん物ぶつまたは危険きけんな場所ばしょについて警告けいこくするために設計せっけいされた、容易よういに認識にんしきできる標識ひょうしきである。ハザードシンボルは標準ひょうじゅん組織そしきによって制定せいていされ、使用しようは法律ほうりつによって管理かんりされる。ハザードシンボルでは、異ことなる色いろ・背景はいけい・境界きょうかい・補足ほそく情報じょうほうを用もちいて危険きけんのタイプを識別しきべつさせる。

標準ひょうじゅん的てきなハザードシンボル

Name	Symbol	Unicode	Image
毒性どくせい	☠	U+2620
注意ちゅうい	☡	U+2621
放射ほうしゃ性せい	☢	U+2622
電離でんり放射線ほうしゃせん	N/A	N/A
非ひ電離でんり放射線ほうしゃせん	N/A	N/A
バイオハザード	☣	U+2623
警告けいこく	⚠	U+26A0
高こう電圧でんあつ	⚡	U+26A1
磁場じば	N/A	N/A
化学かがく兵器へいき （米べい軍ぐん）	N/A	N/A
レーザー	N/A	N/A
光線こうせん	N/A	N/A
津波つなみ	N/A	N/A

放射能ほうしゃのう標識ひょうしき

Radioactivity

The early Radioactive trefoil. (1946)

国際こくさい的てきな放射能ほうしゃのう標識ひょうしきは、1946年ねんにカリフォルニア大学だいがくバークレー校こうのバークレー放射線ほうしゃせん研究所けんきゅうじょ（現げんローレンス・バークレー国立こくりつ研究所けんきゅうじょ）で発明はつめいされた。当時とうじは、青あおの背景はいけいにマゼンタの配色はいしょくが採用さいようされるはずだった（右みぎの図ずを参照さんしょう）。現在げんざいのバージョンでは、黄色おうしょくの背景はいけいに黒くろの配色はいしょくが採用さいようされている。そして、半径はんけいRの中心ちゅうしん円えんと、内部ないぶが半径はんけい1.5Rと外部がいぶが半径はんけい5Rの60°ずつに区切くぎられた葉はが描えがかれている。

Radioactivity

IAEAとISOは、2007年ねん2月がつ15日にちに従来じゅうらいの三みつ葉ばのシンボルを補おぎなうために新あたらしい電離でんり放射線ほうしゃせんのシンボルを発表はっぴょうした。新あたらしいシンボルは、将来しょうらい、電離でんり放射線ほうしゃせんおよび従来じゅうらいの警告けいこく標識ひょうしきに関かんする知識ちしきが失うしなわれた場合ばあいを想定そうていし、電離でんり放射線ほうしゃせんの多量たりょうな発生はっせい源げんに近ちかいことの潜在せんざい的てきな危険きけん性せいを警告けいこくすることを目的もくてきとしている。

欧州おうしゅう連合れんごうのハザードシンボル

欧州おうしゅう連合れんごう加盟かめい国こくに輸出ゆしゅつする物ものにはDirective 67/548/EECで定さだめられたハザードシンボルを表示ひょうじする義務ぎむがある。

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  爆発ばくはつ性せい　Explosive (E)
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  酸化さんか剤ざい　Oxidizing agent (O)
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  強つよい可燃かねん性せい　Highly flammable (F)
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  非常ひじょうに強つよい可燃かねん性せい　Extremely flammable (F+)
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  有毒ゆうどく　Toxic (T)
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  猛毒もうどく　Very toxic (T+)
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  有害ゆうがい　Harmful (Xn)
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  刺激しげき性せい　Irritant (Xi)
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  腐食ふしょく性せい　Corrosive (C)
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  環境かんきょうへの危険きけん性せい　Dangerous for the environment (N)

関連かんれん項目こうもく

• ISO 7010
• 標識ひょうしき - 安全あんぜん標識ひょうしき
• ピクトグラム
• JIS安全あんぜん色しょく (JIS Z 9103) - 警告けいこく色しょく
• 化学かがく品ひんの分類ぶんるいおよび表示ひょうじに関かんする世界せかい調和ちょうわシステム