ベネッセアートサイト直島なおしま

ベネッセアートサイト直島なおしま（ベネッセアートサイトなおしま、英文えいぶん名称めいしょう：Benesse Art Site Naoshima）は、岡山おかやま市しに本拠ほんきょを置おく出版しゅっぱん・教育きょういく関連かんれん企業きぎょうベネッセコーポレーションが、瀬戸内海せとないかいに浮うかぶ離島りとう・直島なおしま、豊島としま、犬島いぬじまで展開てんかいする、現代げんだい美術びじゅつに関かかわるさまざまな活動かつどうの総称そうしょう。地中ちちゅう美術館びじゅつかん、ベネッセハウス、家いえプロジェクト、南瓜かぼちゃに代表だいひょうされる屋外おくがい作品さくひん（島内とうないの海岸かいがんや集落しゅうらくを使つかったアート作品さくひんのインスタレーション）、その他た刊行かんこう物ぶつやシンポジウムなどを含ふくんでいる。

ベネッセハウス「ミュージアム」屋上おくじょう庭園ていえんから瀬戸内海せとないかいを望のぞむ

概要がいよう

福武ふくたけ總一郎そういちろうの主導しゅどうの下しもベネッセコーポレーションが1980年代ねんだい後半こうはんより美術館びじゅつかん・ホテル・キャンプ場じょうの複ふく合体がったい「直島なおしま文化ぶんか村むら」で行おこなってきたアート活動かつどうが、直島なおしま島内とうないの海岸かいがんや古こ民家みんかや路地ろじなども舞台ぶたいとなるようになり、もはや美術館びじゅつかん内部ないぶに納おさまらない規模きぼになってきたため、2004年ねん（平成へいせい16年ねん）7月がつより「直島なおしま文化ぶんか村むら」ほか島内とうないのアート活動かつどうの総称そうしょうを「ベネッセアートサイト直島なおしま」に改称かいしょうした。以前いぜんからの企業きぎょうコレクションであった美術びじゅつ品ひんも多おおいが、ベネッセハウスの構造こうぞうや瀬戸内せとうちの景観けいかん、集落しゅうらくの歴史れきしなどを踏ふまえて、直島なおしまだけのために構想こうそうし制作せいさく・設置せっちされ、直島なおしま以外いがいでは見みられない場所ばしょ限定げんてい的てきな（サイトスペシフィックな）インスタレーション作品さくひんが増ふえてきたのが特徴とくちょう。

近年きんねんの作品さくひん新規しんき購入こうにゅう（設置せっち）の方法ほうほうとしては、「サイトスペシフィック・ワークス（特定とくていの場所ばしょでつくられ成立せいりつする作品さくひん）」、つまり、アーティストを招まねき、直島なおしまや美術館びじゅつかんを見みて場所ばしょを選えらんでもらい、その場所ばしょのためにプランを立たて、制作せいさくするという手法しゅほうをとっている。海外かいがいなどから来きた作家さっかが安藤あんどう忠雄ただおの美術館びじゅつかん建築けんちくや直島なおしまという場所ばしょをどうとらえたかが作品さくひんの成立せいりつの鍵かぎとなっている。癖くせの強つよいベネッセハウスの建築けんちくや、既すでにある島しまの風景ふうけいや歴史れきしに対たいし、対峙たいじしてそれでも負まけない強つよさを持もった作品さくひんがそろい、しかもそれを見みているうちに直島なおしまの風景ふうけいや暮くらしやベネッセハウスの建築けんちくなどの隠かくれた魅力みりょくに気きづくようになり、それらと自分じぶん自身じしんの関係かんけいを考かんがえ始はじめるようなきっかけとなる優すぐれた作品さくひんが多おおい。

また安藤あんどう忠雄ただお設計せっけいのベネッセハウスへの宿泊しゅくはく、島内とうないの集落しゅうらくでのアート作品さくひん鑑賞かんしょうなどのコースが、国内こくないの旅行りょこう雑誌ざっしよりむしろ欧米おうべいの高級こうきゅうリゾートホテル誌しに取とり上あげられることが多おおく、徐々じょじょに外国がいこく人じん観光かんこう客きゃくが増ふえている。

施設しせつと活動かつどう

ベネッセハウス「オーバル」

ベネッセハウス「パーク」

家いえプロジェクト「南寺みなみてら」

家いえプロジェクト「護まもる王おう神社じんじゃ」

• ベネッセハウス - 美術館びじゅつかんとホテルの複ふく合あい施設しせつ。安藤あんどう忠雄ただお設計せっけい。
  • ミュージアム - 1992年ねんオープン
    • 美術館びじゅつかん（旧称きゅうしょう・直島なおしまコンテンポラリーアートミュージアム）
  • オーバル - 1995年ねんオープン。ミュージアムからケーブルカーで登のぼる山頂さんちょうの施設しせつ
  • パーク - 2006年ねん5月がつ20日はつかオープン
  • ビーチ - 2006年ねん5月がつ20日はつかオープン
  • テラス - 2006年ねん5月がつ20日はつかオープン。レストラン棟とう
  • その他た周辺しゅうへんの海岸かいがん　…ベネッセハウスとシーサイドパークの間あいだや、専用せんよう桟橋さんばしに続つづく海岸かいがん沿ぞいの山林さんりんや道端みちばた、海辺うみべにも野外やがい設置せっち作品さくひんがある。
  • シーサイドパーク（旧称きゅうしょう・直島なおしま国際こくさいキャンプ場じょう）琴きん弾だん地ち浜はまに面めんする。2005年ねん（平成へいせい17年ねん）9月がつ1日にちから新しんホテル（ビーチ、パーク2006年ねん5月がつ20日はつかオープン）建設けんせつのため廃止はいし。但ただし、パオ型がた宿泊しゅくはく施設しせつはつつじ荘そう横よこのキャンプ場じょうに移転いてんして2006年ねん4月がつ1日にちから復活ふっかつ。
• 家いえプロジェクト - 島内とうないの集落しゅうらく・本村もとむら（ほんむら）の、今いまは使つかわれていない古こ民家みんかの修復しゅうふく・町並まちなみ保存ほぞんと同時どうじに、現代げんだい美術びじゅつのインスタレーションを組くみ合あわせて恒久こうきゅう展示てんじ場じょうとしたもの。中なかには新築しんちくの建物たてものもある。名前なまえは屋号やごうやかつてあった寺社じしゃに由来ゆらい。4件けんでプロジェクトは完結かんけつしていたが、2006年ねんの「スタンダード展てん2」（後述こうじゅつ）の際さいに家屋かおくに展示てんじされた作品さくひんが3件けん恒久こうきゅう展示てんじされることになり、2007年ねん9月がつ末まつから公開こうかいされた。
  • 角屋かくや（1998年ねん。築ちく200年ねんの屋敷やしきに宮島みやじま達男たつお作品さくひんを展示てんじ、ヴェネツィア・ビエンナーレの作品さくひんの直島なおしまバージョン。建物たてもの修復しゅうふく監修かんしゅうは香川かがわ県けん高松たかまつ市し牟礼むれ町まち牟礼むれのイサム・ノグチのアトリエの修復しゅうふくを手てがけた建築けんちく家か・山本やまもと忠司ただし）
  • 南寺みなみてら（1999年ねん。明治めいじ時代じだいまで寺てらのあった場所ばしょに周囲しゅういや歴史れきし的てき文脈ぶんみゃくと調和ちょうわした建物たてものを新築しんちくし、内部ないぶにジェームズ・タレルのインスタレーションを展示てんじ。安藤あんどう忠雄ただお設計せっけい）
  • きんざ（2001年ねん。築ちく200年ねんの小ちいさな民家みんかに内藤ないとう礼あや作品さくひんを展示てんじ、ヴェネツィア・ビエンナーレの作品さくひんの直島なおしまバージョン。建物たてもの修復しゅうふくは内藤ないとう礼あや、木村きむら優ゆう、永田ながた直ただし）
  • 護まもる王おう神社じんじゃ（2002年ねん。写真しゃしんを使つかった美術家びじゅつか、杉本すぎもと博司ひろしの構想こうそうによる作品さくひん。老朽ろうきゅう化かした江戸えど時代じだいからの神社じんじゃの本殿ほんでん・拝殿はいでんを建たて直なおし、地下ちかに石室いしむろを作つくってガラスの階段かいだんで本殿ほんでんとつなぎ、光ひかりを採とり入いれるもの。設計せっけいは杉本すぎもと博司ひろし、木村きむら優ゆう、設楽したら敏生としお）
  • 石橋いしばし（2006年ねん。製塩せいえん業ぎょうを営いとなんでいた石橋いしばし家かに、千住せんじゅ博ひろしによる「ザ・フォールズ」など19点てんを展示てんじ）
  • はいしゃ（2006年ねん。歯医者はいしゃだった建物たてものの内うち外装がいそうに大竹おおたけ伸しん朗ろうが廃物はいぶつを設置せっちしペインティングを施ほどこした「舌した上じょう夢ゆめ/ボッコン覗」）
  • 碁ご会かい所しょ（2006年ねん。碁ご会所かいしょのあった空あき地ちに建物たてものを新築しんちくし、須田すだ悦えつ弘ひろしによる彫刻ちょうこく「椿つばき」を展示てんじ）
• 広報こうほう誌し「直島なおしま通信つうしん」 - アートサイト直島なおしまの関係かんけい作家さっかインタビューや、今後こんごの直島なおしまの活動かつどう方針ほうしんなど。
• シンポジウム「直島なおしま会議かいぎ」 - 美術びじゅつ・建築けんちくと地域ちいき社会しゃかいなどをテーマに世界せかいからゲストを呼よび開催かいさい。

関連かんれんする施設しせつ

• 地中ちちゅう美術館びじゅつかん（安藤あんどう忠雄ただお設計せっけい、2004年ねん）

クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人にんの作品さくひんを、本人ほんにんたちの構想こうそうを最大限さいだいげん生いかしながら設置せっちするために、山やまの上うえの塩田えんでん跡あとの地下ちかに建設けんせつされた。2004年ねんオープン。地下ちかにありながら自然しぜん光こうを採とり入いれ1日にちのうちでも時間じかんによって作品さくひんの見みえ方かたが変化へんかするのも魅力みりょくのひとつである。

• 李り禹煥美術館びじゅつかん（安藤あんどう忠雄ただお設計せっけい、2010年ねん）

2010年ねん6月がつ15日にちに開館かいかんしたするもの派はの代表だいひょう的てきな作家さっかである李り禹煥の個人こじん美術館びじゅつかん。地中ちちゅう美術館びじゅつかんを運営うんえいする福武ふくたけ財団ざいだんが運営うんえいする。

従前じゅうぜんは来館らいかん者しゃの多おおい繁忙はんぼう期きの土日どにち・祝日しゅくじつにベネッセハウス、地中ちちゅう美術館びじゅつかん、つつじ荘そうの間あいだを運行うんこうしていたベネッセアートサイト直島なおしまのシャトルバスが、2006年ねん5月がつ20日はつかのベネッセハウス新館しんかんオープンに伴ともない毎日まいにちの運行うんこうになった。ビジター向むけのシャトル（ボディカラー青あお系けい）は宮浦みやうら港こうまで運行うんこうしないが、宿泊しゅくはく者しゃ向むけのシャトル（ボディカラーあずき色しょく）は宮浦みやうら港こうまで送迎そうげいもする。

活動かつどうの沿革えんかく

直島なおしま文化ぶんか村むら建設けんせつの経緯けいい

ベネッセハウスの桟橋さんばし

直島なおしま町まちは、島しまの南端なんたんの風光ふうこう明媚めいびな地区ちくを秩序ちつじょだった文化ぶんか的てきな観光かんこう地ちにしようと藤田観光ふじたかんこうを誘致ゆうちし、キャンプ場じょうを1960年代ねんだい後半こうはんの観光かんこうブームの時期じきにオープンさせたが、瀬戸内海せとないかい国立こくりつ公園こうえん内うちのため大だい規模きぼレジャー施設しせつにするには制約せいやくがあり、石油せきゆショック後こうは業績ぎょうせきが低迷ていめいし撤退てったいした。その後ごに福武書店ふくたけしょてん（現げん・ベネッセコーポレーション）創業そうぎょう者しゃの福武ふくたけ哲彦てつひこと当時とうじの町長ちょうちょう・三宅みやけ親ちかし連れんが「直島なおしま文化ぶんか村むら」づくりで意気投合いきとうごう、1989年ねんに研修けんしゅう所しょ・キャンプ場じょうが安藤あんどう忠雄ただおのマスタープランでオープン。さらにホテル・美術館びじゅつかん建設けんせつが1992年ねんに完成かんせいするなど拡大かくだいする。

当初とうしょ美術館びじゅつかんは浮うわき気味ぎみで町民ちょうみんの関心かんしんも薄うすかったが、町民ちょうみんの招待しょうたい、島しま全体ぜんたいを使つかった現代げんだい美術びじゅつ展てん、本村もとむら「家いえプロジェクト」などを重かさねることで、徐々じょじょに活動かつどうが町内ちょうないの理解りかいを得えられるようになった。現在げんざいは、ベネッセハウスは町民ちょうみんの宴会えんかいや結婚式けっこんしき場じょうの二に次じ会場かいじょうともなっている（家いえプロジェクト第だい1弾だんの「角屋かくや（かどや）」を創つくる時とき、アーティストの宮島みやじま達男たつおは町民ちょうみん125人にんを公募こうぼして、作品さくひんを構成こうせいする125個このデジタル・カウンターの点滅てんめつ速度そくどを一人ひとり一いち人にんにセッティングしてもらい、地域ちいき住民じゅうみん参加さんかという手法しゅほうを取とることで現代げんだいアートという異質いしつなものが保守ほしゅ的てきな土地とちに入はいって来くることに対たいする町民ちょうみんの反感はんかん、抵抗ていこうを払拭ふっしょくした）。

ベネッセハウス活動かつどうの推移すいい

1992年ねんの開館かいかん当初とうしょは、ベネッセハウス内ないの直島なおしまコンテンポラリーアートミュージアムにおいてベネッセコーポレーションが以前いぜんから集あつめていた企業きぎょうコレクションの美術びじゅつ品ひんを常設じょうせつ展示てんじし、同時どうじに館内かんないで企画きかく展てんも行おこなうという、各地かくちの美術館びじゅつかんと同様どうようのスタイルであった。

その後ご、福武ふくたけ總一郎そういちろうが当時とうじのベネッセハウスのキュレーター秋元あきもと雄つよし史しと共ともに美術館びじゅつかん外がいの海辺うみべを舞台ぶたいにした美術びじゅつ展てん（「Open Air '94 Out of Bounds ―海うみ景けいの中なかの現代げんだい美術びじゅつ展てん―」、1994年ねん）などを機縁きえんに、安藤あんどう忠雄ただお設計せっけいの個性こせいの強つよいミュージアム建築けんちく（中立ちゅうりつ的てきなホワイトキューブではないため、コンクリート打うち放はなしの壁面へきめんの強烈きょうれつな印象いんしょうに作品さくひんが負まけてしまう）や直島なおしまの海岸かいがんの風光ふうこうにあわせて選定せんていした美術家びじゅつかを招まねき、建物たてものや周囲しゅういの海岸かいがんを見みて設置せっち場所ばしょを選えらんでもらい、その場所ばしょのためにプランを立たて制作せいさくし、完成かんせい後ごは永久えいきゅう展示てんじするという手法しゅほうをとりはじめた。

1998年ねんから2002年ねんまでの間あいだに本村もとむら集落しゅうらくの古ふるい民家みんかなどを舞台ぶたいに「家いえプロジェクト」を行おこなう。歴史れきしのある集落しゅうらくの中なかで、永年えいねん人じんが暮くらしていた家いえを舞台ぶたいに、建物たてものの中なかの展示てんじ物ぶつだけでなく、建物たてものそのものを作品さくひんとするような空間くうかん作づくりを行おこない、集落しゅうらくの景観けいかんを整ととのえ、集落しゅうらくの中なかまでアート活動かつどうを広ひろげることになった。同時どうじに2001年ねんには宮みやノ浦うら集落しゅうらく、三菱みつびしマテリアル関連かんれん施設しせつまでを舞台ぶたいにした野外やがい展てん「スタンダード展てん」を開催かいさい、国内外こくないがい、島内外しまないがいの多おおくの人ひとに直島なおしまの魅力みりょくと直島なおしまのアート活動かつどうの10年ねんの積つみ重かさねを紹介しょうかいした。

そのほか、ベネッセコーポレーションはヴェネツィア・ビエンナーレで若手わかて美術家びじゅつかを対象たいしょうにした「ベネッセ賞しょう」を1995年ねんより主催しゅさい、賞金しょうきん授与じゅよとともに直島なおしま訪問ほうもん・作品さくひん恒久こうきゅう展示てんじの特典とくてんを与あたえている。各かく作家さっかのプロジェクトが進すすんでおり、すでに第だい1回かい受賞じゅしょう作家さっかの蔡國強きょうの作品さくひん「文化ぶんか大だい混浴こんよく」が島しまの海岸かいがんに設置せっちされ、予約よやくすれば入浴にゅうよく可能かのうである。

スタンダード展てん

2001年ねん9月4日にち～12月がつ16日にちに直島なおしまほぼ全域ぜんいきを会場かいじょうにして開催かいさいされた、直島なおしまコンテンポラリーアートミュージアム開館かいかん10周年しゅうねん記念きねん企画きかく。人々ひとびとが何なん百ひゃく年ねんも暮くらしてきた家屋かおくの一いち間あいだ、空家あきや、路地ろじ、かつて三菱みつびしマテリアル社員しゃいんの床屋とこやや診療しんりょう所しょ、卓球たっきゅう場じょうに使用しようされていた建物たてものなどが舞台ぶたいとなり、各かく会場かいじょうで13名めいのアーティストが現代げんだいの日常にちじょうをとらえた作品さくひんを展示てんじした。タイトルの「スタンダード」は、「基準きじゅん・規範きはん」という意味いみであり、それぞれのアーティストが現代げんだいの日常にちじょう的てきな問題もんだいをとらえ、形かたちで示しめしたものである。彼かれらが示しめす「スタンダード」に対たいし、見みる側がわも、今いまという時代じだいに何なにをとらえ、自分じぶんの位置いちをどう測はかっていくかを考かんがえるというコンセプトであった。

出品しゅっぴん作家さっか

• 金村かなむら修おさむ「DON'T LOOK JAPAN」「MADAME MATERIAL MADAME」
• 中村なかむら政人まさと「QSC+mV」
• 野口のぐち里佳さとか「新あたらしい島しま」
• 宮島みやじま達男たつお「時じの浮遊ふゆう」
• 緑川みどりかわ洋一よういち「灼熱しゃくねつに挑いどむ-島しまの製せい錬ね所しょ」「白しろい村むら-ある石灰せっかい工場こうじょうの記録きろく」
• 鷹取たかとり雅一まさいち「日記にっき・21さい（男おとこ）」
• 村瀬むらせ恭子きょうこ「Forest」「Shade」「Bikini」「Where you won't it's not endless」「Drop」「Surfboard」「I don't know where I am」
• 大竹おおたけ伸しん朗ろう「落合おちあい商店しょうてん」
• 折元おりもと立身りっしん「アートママ」シリーズ
• 木下きのした晋すすむ「100年ねんの闇やみ」「100年ねんの視力しりょく」「100歳さいの手て」「101歳さいの沈黙ちんもく」
• 杉本すぎもと博司ひろし「豊ゆたか稔みのり池ちダム　佐野さの藤次郎とうじろう　2001」
• 須田すだ悦えつ弘ひろし「直島なおしまインスタレイシヨン」
• 加納かのう容子ようこ「のれん2001」

スタンダード展てん2

2006年ねん10月7日にち～12月がつ24日にち、2007年ねん2月がつ24日にち～4月がつ15日にちに渡わたって開催かいさいされた「スタンダード展てん」の第だい2弾だん。「日常にちじょう生活せいかつを支ささえる生活せいかつ基盤きばんを『文化ぶんか』の視点してんから見直みなおし、芸術げいじゅつ活動かつどうによって再さい構築こうちくしていく」を基本きほんテーマに11人にんのアーティストと1組くみの建築けんちく家かが作品さくひんを展示てんじした。

出品しゅっぴん作家さっか

• 上原うえはら三千代みちよ　「直島なおしまの局きょく」「八幡やはたさんへの抜ぬけ道みち」「いつかは眠ねむり猫ねこ」
• 大竹おおたけ伸しん朗ろう　「舌した上じょう夢ゆめ/ボッコン覗」
• 小沢おざわ剛つよし　「スラグブッダ88－豊島としまの産業さんぎょう廃棄はいき物ぶつ処理しょり後ごのスラグで作つくられた88体たいの仏ほとけ」
• 川俣かわまた正ただし　「向島むこうじまプロジェクト」
• 草間くさま彌生やよい　「赤あかかぼちゃ」
• 妹島いもうとじま和世かずよ+西沢にしざわ立たて衛まもる／SANAA　「空そら」
• デイヴィッド・シルヴィアン　「when loud weather buffeted Naoshima」
• 杉本すぎもと博司ひろし　「ミルトア海かい、スーニオン」「南太平洋みなみたいへいよう、テアライ」「イオニア海かい、サンタ・チェザーレア」
• 須田すだ悦えつ弘ひろし　「椿つばき」
• 千住せんじゅ博ひろし　「ザ・フォールズ」「フォーリング・カラーズ」「グラス・フォールズ」「ウォーター・フォール」
• 三宅みやけ信太郎しんたろう　「魚島うおしま潮うしお坂ざか蛸だこ峠とうげ」
• 宮本みやもと隆司たかし　「ピンホール　直島なおしま」

所蔵しょぞう作品さくひん（屋内おくない展示てんじ・野外やがい展示てんじ）

ベネッセハウス付近ふきんの砂浜すなはまにある大竹おおたけ伸しん朗ろうの作品さくひん「シップヤードワークス」

詳細しょうさいは「ベネッセハウス」を参照さんしょう

ベネッセハウス館内かんない（抜粋ばっすい）

• ブルース・ナウマン 「100生いきて死しね」
• ジャクソン・ポロック「黒くろと白しろの連続れんぞく」
• フランク・ステラ「グランド・アルマダ」「シャーク・マサカ」
• ジョナサン・ボロフスキー「3人にんのおしゃべりする人ひと」
• ジャン・ミッシェル・バスキア「グア・グア」
• 大竹おおたけ伸しん朗ろう 「シップヤードワークス 船底ふなそこと穴あな」
• 須田すだ悦えつ弘ひろし 「雑草ざっそう」
• ヤニス・クネリス「無題むだい」
• リチャード・ロング「瀬戸内海せとないかいのエイヴォン川がわの泥どろの環たまき」ほか
• 蔡國強きょう「文化ぶんか大だい混浴こんよく　直島なおしまのためのプロジェクト　瓦かわらのドローイング」
• 宮島みやじま達男たつお「カウンター・サークル No.18」
• 杉本すぎもと博司ひろし「タイム・エクスポーズド」
• 柳やなぎ幸典ゆきのり「ザ・フォービドゥン・ボックス」「バンザイ・コーナー'96」
• 安田やすだ侃ただし 「天てん秘ひ」

屋外おくがい（抜粋ばっすい）

• 草間くさま彌生やよい「南瓜かぼちゃ」
• 蔡國強きょう「文化ぶんか大だい混浴こんよく 直島なおしまのためのプロジェクト」
• ウォルター・デ・マリア「Seen/Unseen Known/Unknown」
• 三島みしま喜美代きみよ「もうひとつの再生さいせい　2005-N」
• ジョージ・リッキー「三さん枚まいの正方形せいほうけい」
• 大竹おおたけ伸しん朗ろう 「シップヤード・ワークス」

家いえプロジェクト

• 宮島みやじま達男たつお「時じの海うみ'98」「ナオシマ・カウンター・ウインドウ」「チェンジング・ランドスケープ」
• ジェームズ・タレル「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」
• 内藤ないとう礼あや「このことを」
• 杉本すぎもと博司ひろし「アプロプリエイト・プロポーション」
• 千住せんじゅ博ひろし「ザ・フォールズ」など19点てん
• 大竹おおたけ伸しん朗ろう「舌した上じょう夢ゆめ/ボッコン覗」
• 須田すだ悦えつ弘ひろし「椿つばき」

関連かんれん項目こうもく

• ベネッセコーポレーション
• 地中ちちゅう美術館びじゅつかん
• 李り禹煥美術館びじゅつかん
• 犬島いぬじまアートプロジェクト
• 豊島としま美術館びじゅつかん
• 瀬戸内せとうち国際こくさい芸術げいじゅつ祭さい
• 香川かがわ県けんの観光かんこう地ち

交通こうつうアクセス

• 高松たかまつ駅えきから徒歩とほ5分ぶんの高松たかまつ港こうから船ふね（四国しこく汽船きせんフェリー）で50分ふん、宮浦みやうら港こうからバス20分ふん
• 宇野うの駅えきから徒歩とほ5分ぶんの宇野うの港こうから船ふね（四国しこく汽船きせんフェリー）で20分ふん、宮浦みやうら港こうからバス20分ふん

外部がいぶリンク

• ベネッセアートサイト直島なおしま