ホンダ・フィットアリア

ホンダ・フィットアリア; GD6/7/8/9型がた
	前期ぜんき型がた（東南とうなんアジア向むけCity）
	後期こうき型がた
概要がいよう
別名べつめい	東南とうなんアジア:ホンダ・シティ（4代目だいめ）; 中国ちゅうごく:ホンダ・フィットサルーン; 中国ちゅうごく:理念りねん・S1
製造せいぞう国こく	タイ
販売はんばい期間きかん	2002年ねん - 2009年ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	5人にん
ボディタイプ	4ドアノッチバックセダン
駆動くどう方式ほうしき	FF/4WD
プラットフォーム	ホンダ・グローバルスモールプラットフォーム
パワートレイン
エンジン	2002年ねん12月-2005年ねん10月がつ; L13A型かた:1.3L 直ちょく4 i-DSI; L15A型がた:1.5L 直ちょく4 i-DSI; 2005年ねん10月がつ-2007年ねん5月がつ; L15A型がた:1.5L 直ちょく4 i-DSI; L15A型がた:1.5L 直ちょく4 VTEC; 2007年ねん5月がつ-2009年ねん1月がつ; L15A型がた:1.5L 直ちょく4 VTEC
変速へんそく機き	CVT（マルチマチックS）
サスペンション
前まえ	マクファーソンストラット
後のち	FF:車軸しゃじく式しき; 4WD:ド・ディオン式しき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,450mm
全長ぜんちょう	前期ぜんき型がた:4,310mm; 後期こうき型がた:4,390mm
全幅ぜんぷく	1,690mm
全ぜん高こう	FF:1,485mm; 4WD:1,510mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう	前期ぜんき型がた:1,040-1,120kg; 後期こうき型がた:1,060-1,130kg
その他た
新車しんしゃ登録とうろく台数だいすうの累計るいけい	4万まん600台だい
系譜けいふ
後継こうけい	ホンダ・グレイス（ガソリン車しゃ）; ※ただし約やく6年間ねんかんの空白くうはく期間きかんあり
	テンプレートを表示ひょうじ

ホンダ・フィット > ホンダ・フィットアリア

ホンダ・シティ > ホンダ・フィットアリア

フィットアリア（FIT ARIA）は、本田技研工業ほんだぎけんこうぎょうがかつて生産せいさん・発売はつばいしていたセダン型かたの小型こがた乗用車じょうようしゃである。

概要がいよう

フィットのプラットフォームを用もちいた派生はせい車しゃで、東南とうなんアジア地域ちいき向むけに開発かいはつされた4代目だいめシティを、日本にっぽん国内こくないへ輸入ゆにゅうし販売はんばいしたものである。2005年ねん 9月にシビックがフルモデルチェンジによって3ナンバーサイズに大型おおがた化かしたため、2009年ねん1月がつに輸入ゆにゅう販売はんばいを終了しゅうりょうするまでの間あいだ、日本にっぽん国内こくないで販売はんばいされていたホンダの車くるまでは、新車しんしゃとして購入こうにゅうできる唯一ゆいいつの5ナンバーサイズのセダンであった。

2006年ねんのホンダ系けいディーラー統合とうごう前まえも、ベルノ店てん、クリオ店てん、プリモ店てん全すべてで販売はんばいされる車種しゃしゅであり、ベルノ店てんではインテグラ SJ、クリオ店てんではドマーニが廃止はいしされた以後いごは小型こがたセダンのラインナップがなく、シビックの5ナンバーセダン（かつてのフェリオ）を統合とうごうした後継こうけい車しゃ的てきな意味合いみあいもあった。

先進せんしん的てきなスモールセダンとして導入どうにゅうされたが、セダン人気にんきが低迷ていめいしていた日本にっぽんでは地味じみな存在そんざいとなった^[1]。中国ちゅうごくでは、本田技研工業ほんだぎけんこうぎょうの合併がっぺい会社かいしゃである広州こうしゅう本田ほんだ汽車きしゃ有限ゆうげん公司こうしがフィットサルーン（Fit Saloon）として製造せいぞう・販売はんばいしていた。

ボディ・シャーシ

フィット同様どうよう、燃料ねんりょうタンクをフロントシートの下したに配置はいちしたセンタータンクレイアウトを採用さいようしている。フィットが5ドアハッチバックであるのに対たいし、フィットアリアはコンサバティブな4ドアノッチバックセダンであり、ボディラインは基本きほん的てきにフィットに準じゅんずるが、開発かいはつ者しゃの「セダンに見みえるようにするのに苦心くしんした」という言葉ことばどおり、巧たくみに細部さいぶが調整ちょうせいされているのが分わかる。ボンネットが長ながく見みえるようにヘッドライトはフィットに比くらべて薄型うすがたになり、全ぜん高こうもわずかに低ひくめられている。

パワートレイン

デビュー当初とうしょは1.3LのL13A型がた(86PS)搭載とうさいモデルと、1.5LのL15A型がた(90PS)搭載とうさいモデルがラインナップされ、フィットと異ことなり、VTECエンジン搭載とうさいモデルは設定せっていされていなかった。
2005年ねん10月がつのマイナーチェンジで、L13A型がたが廃止はいしになりL15A型がたに統一とういつされ、最さい廉価れんかグレード以外いがいはVTEC仕様しよう(110PS)が新あらたに搭載とうさいされた。
2007年ねん5月のマイナーチェンジでは、i-DSIエンジンが廃止はいしになりVTECエンジンに統一とういつされた。
トランスミッションは、CVTのホンダマルチマチックS（HMM-S）のみで、変速へんそくパターンを変更へんこうできるS（スポーツ）モードが設定せっていされている他ほか、上級じょうきゅうグレードの「1.5W」には手動しゅどうで7速そく変速へんそくが可能かのうな7スピードモードが設定せってい（2007年ねんモデルでは標準ひょうじゅん仕様しようからメーカーオプションに変更へんこう）されている。
駆動くどう方式ほうしきは、FFの他ほかスタンバイ4WDのリアルタイム4WD（デュアルポンプ方式ほうしき）仕様しようも用意よういされている。4WDはフィットアリア専用せんようで、シティには生産せいさん国こくであるタイ本国ほんごくも含ふくめて全まったく設定せっていされていない。

搭載とうさいエンジン

L13A型がた

エンジン種類しゅるい：水冷すいれい直列ちょくれつ4気筒きとう横よこ置おき
弁べん機構きこう：SOHCチェーン駆動くどう吸気きゅうき1 排気はいき1 i-DSI
総そう排気はいき量りょう：1,339cc
内径ないけい×行程こうてい：73.0mm × 80.0mm
圧縮あっしゅく比ひ：10.8
最高さいこう出力しゅつりょく：63kW(86PS) / 5,700rpm
最大さいだいトルク：119N·m(12.1kgf·m) / 2,800rpm
燃料ねんりょう供給きょうきゅう装置そうち形式けいしき：電子でんし制御せいぎょ燃料ねんりょう噴射ふんしゃ式しき（ホンダPGM-FI）
使用しよう燃料ねんりょう種類しゅるい：無鉛むえんレギュラーガソリン
燃料ねんりょうタンク容量ようりょう：42L

L15A型がた

エンジン種類しゅるい：水冷すいれい直列ちょくれつ4気筒きとう横よこ置おき
弁べん機構きこう：SOHCチェーン駆動くどう吸気きゅうき1 排気はいき1 i-DSI / SOHCチェーン駆動くどう吸気きゅうき2 排気はいき2 VTEC
総そう排気はいき量りょう：1,496cc
内径ないけい×行程こうてい：73.0mm × 89.4mm
圧縮あっしゅく比ひ：10.8（i-DSI）、10.4（VTEC）
最高さいこう出力しゅつりょく：66kW(90PS)/5,500rpm（i-DSI）、81kW(110PS)/5,800rpm（VTEC）
最大さいだいトルク：131N·m(13.4kgf·m)/2,700rpm（i-DSI）、143N·m(14.6kgf·m)/4,800rpm（VTEC）
燃料ねんりょう供給きょうきゅう装置そうち形式けいしき：電子でんし制御せいぎょ燃料ねんりょう噴射ふんしゃ式しき（ホンダPGM-FI）
使用しよう燃料ねんりょう種類しゅるい：無鉛むえんレギュラーガソリン
燃料ねんりょうタンク容量ようりょう：L13A型がたを参照さんしょう

初代しょだい GD6/7/8/9型がた（2002年ねん-2009年ねん）

2002年ねん 11月29日にちに発表はっぴょうした（発売はつばいは12月20日にち）。
2004年ねん 3月18日にちにマイナーチェンジがおこなわれ、平成へいせい17年ねん基準きじゅん排出はいしゅつガス75%低減ていげんレベル（★★★★）」認定にんていを取得しゅとくすると共ともに、「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+5%」を達成たっせいした｡
2005年ねん10月28日にちマイナーモデルチェンジをおこない、前後ぜんごデザインが変更へんこうされた。1.3L車くるまを廃止はいしし、1.5L車くるまのみに整理せいりされた。
2007年ねん5月17日にちマイナーモデルチェンジをおこなった。「1.5C」を廃止はいしし、「1.5W」と「1.5A」の2モデルに整理せいりされた。車体しゃたいは、リアシートバックの隔壁かくへき強度きょうどを向上こうじょうさせた。
2007年ねん10月26日にちのフィット及および2008年ねん 9月がつ10日とおかのシティのフルモデルチェンジ後ごも、当とう車くるまを継続けいぞく販売はんばいしていた。
2008年ねん12月がつを以ってタイからの輸入ゆにゅうを終了しゅうりょう。以後いご、在庫ざいこのみの販売はんばいとなる。
2009年ねん1月がつに販売はんばいを終了しゅうりょうした。これにより、同年どうねん2月がつの2代目だいめインサイトの販売はんばいまでホンダの日本にっぽん向むけラインナップから5ナンバーサイズのセダンが消滅しょうめつした^[2]。

前期ぜんき型がた 1.5W
前期ぜんき型がた 1.5W
中国ちゅうごく仕様しようフィットサルーン

生産せいさん工場こうじょう

タイの現地げんち生産せいさん拠点きょてん「ホンダ・オートモービル・タイランド」のアユタヤ工場こうじょうで生産せいさんされ輸入ゆにゅう車しゃ扱あつかいとなる。

車くるま名めいの由来ゆらい

Fit：「ぴったりの」という意味いみの英語えいご。健康けんこう、運動うんどう能力のうりょくが高たかいという意いもあり。
Aria：オペラの中なかで歌うたわれる、叙情じょじょう的てきあるいは旋律せんりつ的てきな独唱どくしょう曲きょく。

注釈ちゅうしゃく

^ ^a ^b デアゴスティーニジャパン週刊しゅうかん日本にっぽんの名車めいしゃ第だい78号ごう11ページより。
^ ただし、2代目だいめインサイトは厳密げんみつにいえば5ドアハッチバックセダンであり、純粋じゅんすいな5ナンバーサイズの4ドアノッチバックセダンに限定げんていした場合ばあいだと2014年ねん12月1日にちに販売はんばいを開始かいししたグレイスの登場とうじょうまで約やく6年間ねんかん空白くうはくとなる。

外部がいぶリンク

[#1-1] デアゴスティーニジャパン週刊しゅうかん日本にっぽんの名車めいしゃ第だい78号ごう11ページより。

[2] ただし、2代目だいめインサイトは厳密げんみつにいえば5ドアハッチバックセダンであり、純粋じゅんすいな5ナンバーサイズの4ドアノッチバックセダンに限定げんていした場合ばあいだと2014年ねん12月1日にちに販売はんばいを開始かいししたグレイスの登場とうじょうまで約やく6年間ねんかん空白くうはくとなる。

[1]

[2]