モリフクロウ

モリフクロウ（森もり梟ふくろう、学名がくめい：Strix aluco）は、フクロウ目めフクロウ科かに分類ぶんるいされる鳥類ちょうるいの一種いっしゅ。

モリフクロウ
モリフクロウ
保全ほぜん状じょう況きょう評価ひょうか
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
界さかい : 動物界どうぶつかい Animalia 門もん : 脊索せきさく動物どうぶつ門もん Chordata 亜あ門もん : 脊椎動物せきついどうぶつ亜あ門もん Vertebrata 綱つな : 鳥とり綱つな Aves 目め : フクロウ目め Strigiformes 科か : フクロウ科か Strigidae 属ぞく : フクロウ属ぞく Strix 種たね : モリフクロウ S. aluco
学名がくめい
Strix aluco Linnaeus, 1758
和名わみょう
モリフクロウ
英名えいめい
Tawny Owl

人ひとと遊あそぶモリフクロウ

分布ぶんぷ

形態けいたい

羽毛うもう

全長ぜんちょう37-43cm。日本にっぽんに生息せいそくするフクロウ（ウラルアウル）に似にているが別種べっしゅであり、本ほん種しゅの方ほうが小型こがたで目めが大おおきい。タカや多おおくのミミズクと違ちがい、黄色おうしょくと黒くろの2層そうでは無なく全体ぜんたいが黒くろい（正確せいかくには黒くろと濃こい茶ちゃの2層そう）。全体ぜんたいの形状けいじょうは同おなじだが、灰色はいいろ系統けいとうと茶色ちゃいろ系統けいとうが存在そんざいする。

生態せいたい

森林しんりんに生息せいそくする。夜行やこう性せい。1年ねんを通とおしてつがいで行動こうどうする。

食しょく性せいは動物どうぶつ食しょくで、ネズミ、カエル、鳥類ちょうるいなどを捕食ほしょくする。鳥類ちょうるいは寝込ねこみか抱だき卵たまご中ちゅうを襲おそい、その他たの獲物えものは枝えだから急降下きゅうこうかして地上ちじょうで捕とらえる。

モリフクロウの卵たまご
（ドイツのヴィースバーデンのヴィースバーデン博物館はくぶつかんの展示てんじ品ひん）

3匹ひきの幼おさないモリフクロウ

産卵さんらん期きは2-6月がつで、樹き洞ほら、古ふるい建物たてものや崖がけなどの穴あなに営巣えいそうし、2-5卵たまごを産うむ。

性格せいかくはおっとり。じっくり見定みさだめてから行動こうどうする性格せいかくである。

ギャラリー

• 
  獲物えものを捕とらえて飛とぶ成鳥せいちょう
• 
  幼おさないモリフクロウ
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  昼間ひるま木きに停とままって過すごす３羽わの若わかいモリフクロウ
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  側面そくめん
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  Strix aluco, juv
• 
  モリフクロウの卵たまご

参考さんこう文献ぶんけん

• バードライフ・インターナショナル総そう監修かんしゅう 山岸やまぎし哲あきら日本語にほんご版ばん総そう監修かんしゅう　『世界せかい鳥類ちょうるい大だい図鑑ずかん』　ネコ・パブリッシング、2009年ねん、282頁ぺーじ。