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五條新町 - Wikipedia

五條ごじょう新町しんまち

奈良ならけん五條ごじょうにある重要じゅうよう伝統でんとうてき建造けんぞうぶつぐん保存ほぞん地区ちく

五條ごじょう新町しんまち(ごじょうしんまち)は、奈良ならけん五條ごじょう五條ごじょう新町しんまちどおり(伊勢いせ街道かいどう界隈かいわい位置いちする重要じゅうよう伝統でんとうてき建造けんぞうぶつぐん保存ほぞん地区ちく名称めいしょうである。 慶長けいちょう13ねん1608ねん)に筒井つつい家臣かしんであった松倉まつくら重政しげまさ二見ふたみしろ城主じょうしゅふうじられてじょう須恵すえりょうし、五條ごじょう二見ふたみあいだ形成けいせいされたしん町村ちょうそん町場ちょうばとして発展はってんさせた城下町じょうかまち起源きげんとする地区ちくで、しん町村ちょうそんひがしなか西町にしまちからなり、元和がんわ9ねん1623ねん)にはやく95けんいえがあり、現状げんじょうやく110けん大差たいさがない町並まちなみが形成けいせいされていた。現在げんざいとう地区ちくない建造けんぞうぶつ330むねのうち143むね伝統でんとうてき建築けんちくぶつとして特定とくていされている。

新町しんまちどおり(紀州きしゅう街道かいどう)、左手ひだりて栗山くりやまてい栗山くりやま本家ほんけ

沿革えんかく

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南大和みなみやまと中心ちゅうしん都市とし五條ごじょう吉野川よしのがわ北岸ほくがん位置いちする五條ごじょう新町しんまちは「五條ごじょう」と「新町しんまち」からる。五條ごじょう中世ちゅうせいまつ町場ちょうば形成けいせいされた地区ちくであり、その西にし新町しんまち近世きんせい初頭しょとう城下町じょうかまちとしてあらたに形成けいせいされた地区ちくである。伊勢いせ大和やまと紀伊きいむす街道かいどう交差こうさし、吉野川よしのがわかわ)がながれるじょうは、ふるくから交通こうつう要衝ようしょうであり、近世きんせいには伊勢いせ街道かいどう宿駅しゅくえきとしてさかえた。慶長けいちょう13ねん(1608ねん)、松倉まつくら重政しげまさがこのいちまんせき入部にゅうぶし、二見ふたみしろきずいた。五條ごじょう二見ふたみ5丁目ちょうめみょうじゅうてらがその城跡じょうせきである。しろ五條ごじょう町場ちょうばとははなれており、このあいだむすみち沿いに発達はったつしたのがしんまちである。松倉まつくら重政しげまさ元和がんわ2ねん(1616ねん)にこえ前日ぜんじつこうじょうてんふうとなり、二見ふたみじょうはいされた。以後いご五條ごじょう新町しんまち天領てんりょうとなり、商家しょうかまちとして発展はってんする。寛政かんせい7ねん(1795ねん)には五條ごじょう代官だいかんしょかれた。

地区ちく概要がいよう

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新町しんまちどおり(伊勢いせ街道かいどう)に沿った東西とうざいやく750メートル、面積めんせき7.0ヘクタールが保存ほぞん地区ちくとなっている。地区ちくないには江戸えど時代じだいから昭和しょうわせん前期ぜんきてられた伝統でんとうてき建造けんぞうぶつ良好りょうこうのこそんする。街道かいどう沿いの民家みんかおおくが切妻きりづまづくりたいらり、瓦葺かわらぶきで、江戸えど時代じだいのものは「つし2かいて」(天井てんじょうだかひくい2かいもうける)、明治めいじ以降いこうのものは2かいてとするものがおおく、2かい部分ぶぶん大壁おおかべづくりはしらめる)とするものがおおい。吉野川よしのがわ氾濫はんらんからまちまもった石垣いしがきのこっている。1958ねん建築けんちく浅野あさのきよしらの調査ちょうさにより、新町しんまち栗山くりやま住宅じゅうたくが、慶長けいちょう12ねん(1607ねん)のむねさつゆうし、建立こんりゅう年代ねんだい判明はんめいするものとしては日本にっぽん最古さいこ民家みんかであることが判明はんめいした。1975ねんには奈良なら国立こくりつ文化財ぶんかざい研究所けんきゅうじょげん奈良なら文化財ぶんかざい研究所けんきゅうじょ)による伝統でんとうてき建造けんぞうぶつぐん保存ほぞん対策たいさく調査ちょうさ実施じっしされ、とう地区ちくにはしつたか伝統でんとうてき建造けんぞうぶつ多数たすうのこそんし、江戸えど時代じだい建立こんりゅう民家みんか数多かずおおのこることがあらためて確認かくにんされた。その行政ぎょうせい地区ちく住民じゅうみん連携れんけいして町並まちな保存ほぞん活動かつどうみ、2010ねん12月24にちけで[1]「五條市五條新町伝統的建造物群保存地区」の名称めいしょうで、くに重要じゅうよう伝統でんとうてき建造けんぞうぶつぐん保存ほぞん地区ちくとして選定せんていされた。[2]

おも施設しせつ

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重要じゅうよう伝統でんとうてき建造けんぞうぶつぐん保存ほぞん地区ちくデータ

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  • 所在地しょざいち - 五條ごじょう五條ごじょう1丁目ちょうめ本町ほんちょう2丁目ちょうめ新町しんまち1・2丁目ちょうめ二見ふたみ1丁目ちょうめどう4丁目ちょうめかく一部いちぶ
  • 面積めんせき - やく7.0ヘクタール
  • .家屋かおくすう - 160
  • .世帯せたいすう - 153 世帯せたい
  • 建物たてものとうすう - 330けん うち建築けんちくぶつ143けんおも87、土蔵どぞう31、はなれ9、寺社じしゃ12、くすりもんとう4)と工作こうさくぶつ18けん石垣いしがき)が伝統でんとうてき建造けんぞうぶつ特定とくていされ、樹木じゅもく1けん環境かんきょう物件ぶっけん特定とくていされている。建築けんちくぶつにはくに重要じゅうよう文化財ぶんかざい1けん奈良ならけん指定してい有形ゆうけい文化財ぶんかざい1けん五條ごじょう指定してい文化財ぶんかざい1けんふくむ。[3]
  • 都市とし計画けいかくじょう地域ちいき地区ちくとう
    • だい1しゅ住居じゅうきょ地域ちいきけんぺいりつ60%、容積ようせきりつ200%)
    • 商業しょうぎょう地域ちいきけんぺいりつ60%、容積ようせきりつ400%)
    • じゅん工業こうぎょう地域ちいきけんぺいりつ60%、容積ようせきりつ200%)

祭事さいじ・イベント

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  • 大和やまとてまり街道かいどうまつり(3がつ
  • 「かわっまつり」吉野川よしのがわ手作てづくいかだくだりコンテスト(7がつ
  • 吉野川よしのがわまつり(8がつ
  • あかねLive(10がつ野外やがいライブイベント。
  • やなりょう(9がつ中旬ちゅうじゅん~10がつ下旬げじゅん河川敷かせんしきではあゆ塩焼しおやきなども販売はんばいされている。

交通こうつうアクセス

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周辺しゅうへん

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 平成へいせい22ねん文部もんぶ科学かがくしょう告示こくじだい172ごう
  2. ^ 本節ほんぶし記述きじゅつは『月刊げっかん文化財ぶんかざい』567ごうだいいち法規ほうき、2010)、pp.2, 34 - 35, 38 - 40による。
  3. ^ 建築けんちくぶつとう員数いんずうは『月刊げっかん文化財ぶんかざい』567ごうだいいち法規ほうき、2010)、p.40およびでんけん台帳だいちょう全国ぜんこく伝統でんとうてき建造けんぞうぶつぐん保存ほぞん地区ちく協議きょうぎかいサイト)による。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • しん指定してい文化財ぶんかざい」『月刊げっかん文化財ぶんかざい』567ごうだいいち法規ほうき、2010

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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