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和歌山駅 - Wikipedia

和歌山わかやまえき

和歌山わかやまけん和歌山わかやまにある西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう和歌山わかやま電鐵でんてつえき

和歌山わかやまえき(わかやまえき)は、和歌山わかやまけん和歌山わかやま美園みそのまち丁目ちょうめにある、西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう(JR西日本にしにほん)・和歌山わかやま電鐵でんてつえきである。

和歌山わかやまえき[* 1]
中央ちゅうおうこう駅舎えきしゃ和歌山わかやまMIO」(2022ねん11月)
わかやま
Wakayama
地図
所在地しょざいち 和歌山わかやまけん和歌山わかやま美園みそのまち丁目ちょうめ61
北緯ほくい3413ふん55.55びょう 東経とうけい13511ふん28.29びょう / 北緯ほくい34.2320972 東経とうけい135.1911917 / 34.2320972; 135.1911917座標ざひょう: 北緯ほくい3413ふん55.55びょう 東経とうけい13511ふん28.29びょう / 北緯ほくい34.2320972 東経とうけい135.1911917 / 34.2320972; 135.1911917
所属しょぞく事業じぎょうしゃ
電報でんぽう略号りゃくごう ワカ
えき構造こうぞう 地上ちじょうえき
ホーム 5めん8せん
乗車じょうしゃ人員じんいん
-統計とうけい年度ねんど-
(JR西日本にしにほん)18,258にん/降車こうしゃきゃくふくまず)
-2019ねん-
乗降じょうこう人員じんいん
-統計とうけい年度ねんど-
和歌山わかやま電鐵でんてつ)4,346にん/にち
-2019ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ 1924ねん大正たいしょう13ねん2がつ28にち[1]
乗入のりいれ路線ろせん 4 路線ろせん
所属しょぞく路線ろせん W 紀勢本線きせいほんせん(JR西日本にしにほん
とうえきより新宮しんぐうかたはきのくにせん
キロほど 380.9 km(亀山かめやま起点きてん
新宮しんぐうから200.7 km
宮前みやまえ (2.1 km)
(1.8 km) 紀和きわ
所属しょぞく路線ろせん R 阪和線はんわせん(JR西日本にしにほん
えき番号ばんごう JR-R54
キロほど 61.3 km(天王寺てんのうじ起点きてん
所属しょぞく路線ろせん T 和歌山線わかやません(JR西日本にしにほん
キロほど 87.5 km(王寺おうじ起点きてん
所属しょぞく路線ろせん 和歌山わかやま電鐵でんてつ貴志川線きしがわせん
えき番号ばんごう 01
キロほど 0.0 km(和歌山わかやま起点きてん
(0.6 km) 田中たなかくち 02
備考びこう
  1. ^ 1968ねんひがし和歌山わかやまえきから改称かいしょう
  2. ^ 貴志川線きしがわせんホームに中間ちゅうかん改札かいさつゆう
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東口ひがしぐち(2007ねん10がつ

概要がいよう

編集へんしゅう

和歌山わかやまけん県庁けんちょう所在地しょざいちである和歌山わかやまのJR・和歌山わかやま電鐵でんてつがわにおける玄関げんかんこうであり、東西とうざい南北なんぼく路線ろせんびるターミナルえきとなっている。

阪和はんわせん和歌山わかやません紀勢本線きせいほんせん(きのくにせん方面ほうめん和歌山わかやま方面ほうめんとも)は「ICOCA」の利用りようエリアにふくまれている。

路線ろせん

編集へんしゅう

JR西日本にしにほん紀勢本線きせいほんせんきのくにせん)・阪和線はんわせん和歌山線わかやません大阪環状線おおさかかんじょうせんと、和歌山わかやま電鐵でんてつ貴志川線きしがわせん南海電鉄なんかいでんてつけい7路線ろせんれている。えき番号ばんごう阪和はんわせんえきJR-R54和歌山わかやま電鐵でんてつえき01あたえられる。

JR西日本にしにほんえき紀勢本線きせいほんせん所属しょぞくせんとしており[3]阪和はんわせん和歌山わかやませんとうえき終点しゅうてんである。また紀勢本線きせいほんせんは、とうえきからJR西日本にしにほん管轄かんかつ区間くかんひがしはしである新宮しんぐうえきまでの区間くかんに「きのくにせん」の愛称あいしょう設定せっていされている。また、大阪おおさか近郊きんこう区間くかん南限なんげんにあたり、阪和はんわせん和歌山わかやません該当がいとうするが、紀勢本線きせいほんせん新宮しんぐう方面ほうめん和歌山わかやま方面ほうめんともに該当がいとうしない。

JR和歌山わかやまえき事務じむかんコードは▲622091である[4]

最初さいしょにできた和歌山わかやま玄関げんかんえきは、1898ねん船戸ふなとかりえきとのあいだ開業かいぎょうさせた紀和きわ鉄道てつどう建設けんせつした和歌山わかやまえき現在げんざい紀和きわえき)である[5]。しかしそのわずか5ねん1903ねんには紀ノ川きのかわえきからびてきた南海なんかい鉄道てつどう現在げんざい南海本線なんかいほんせん)が和歌山わかやまえき開業かいぎょうさせる。和歌山わかやまえきほう大阪おおさかへの便びんがよかったということもあり、こちらがあたらしい和歌山わかやま玄関げんかんとなった。

現在げんざい和歌山わかやまえきは、1924ねん2がつ国鉄こくてつ紀勢西線きせいさいせん最初さいしょ開通かいつう区間くかんとして、和歌山わかやまえき現在げんざい紀和きわえき)からとうえき箕島みしまえきまでが開通かいつうしたのと同時どうじひがし和歌山わかやまえき(ひがしわかやまえき)として開業かいぎょうした[1]。このとき山東さんとう軽便鉄道けいべんてつどう現在げんざい和歌山わかやま電鐵でんてつ貴志川線きしがわせん)も従来じゅうらい路線ろせんのうち秋月あきづきえき現在げんざい日前宮にちぜんぐうえき)から中ノ島なかのしまえきまでを廃止はいしし、また秋月あきづきえきからとうえきまで路線ろせんばしてこのえきれたので、このえき開業かいぎょう当初とうしょから2路線ろせん接続せつぞくえきであった。

1930ねん6がつには、阪和はんわ電気でんき鉄道てつどう現在げんざいのJR阪和線はんわせん)が和泉いずみ府中ふちゅうえきから阪和はんわひがし和歌山わかやまえき(はんわひがしわかやまえき、ひがし和歌山わかやまえきどう位置いち)までを開業かいぎょうさせ、このえきあたらしいターミナルえきとしての性格せいかくびていくようになる[6]阪和はんわ電気でんき鉄道てつどう1940ねん南海なんかい鉄道てつどう吸収きゅうしゅう合併がっぺいされて同社どうしゃ山手やまてせんとなったので、阪和はんわひがし和歌山わかやまえき南海東みなみかいとう和歌山わかやまえき(なんかいひがしわかやまえき)と改称かいしょうされた[6]

このえき国鉄こくてつのターミナルえきとして重要じゅうようせいたかめたのは1944ねんであった。このとし5がつ南海なんかい鉄道てつどう山手やまてせん国有こくゆうにより国鉄こくてつ阪和はんわせんとなったため、南海東みなみかいとう和歌山わかやまえき国鉄こくてつひがし和歌山わかやまえき統合とうごうされたのである[6]。このことによって大阪おおさかから和歌山わかやままでが国鉄こくてつのみでつながることとなったため、和歌山わかやまえき南海本線なんかいほんせん[注釈ちゅうしゃく 1]のターミナルであるのにたいして、このえき国鉄こくてつのターミナルとぶことができるほどにもなった。

1959ねんには、三木里みきさとえき - 新鹿あたしかえきあいだ開通かいつうをもって和歌山わかやまえき現在げんざい紀和きわえき)からとうえき亀山かめやまえきまでが全通ぜんつうしたため、この区間くかん紀勢本線きせいほんせんとなった。また、和歌山わかやま鉄道てつどう(1931ねん山東さんとう軽便鉄道けいべんてつどうから社名しゃめい変更へんこう)はすう合併がっぺいて、1961ねんには南海電気鉄道なんかいでんきてつどう貴志川線きしがわせんとなった。

そして、1898ねん以来いらい和歌山わかやまえき名乗なのっていた現在げんざい紀和きわえき1968ねん2がつ1にちげん改称かいしょうされる[7]。さらにこのえきについても同時どうじ変更へんこうによる混乱こんらんけた1かげつ3月1にち現在げんざい名称めいしょうたる和歌山わかやまえき(わかやまえき)に改称かいしょうとなる[8]。これによって名実めいじつともに和歌山わかやま玄関げんかんえきとなったのである。

和歌山わかやませんは、かつて田井ノ瀬たいのせえきからとうえき経由けいゆせず、そのまま紀伊きい中ノ島なかのしまえき和歌山わかやまえき現在げんざい紀和きわえき)にれていたが、1961ねん開通かいつうした田井ノ瀬たいのせえきからとうえきまでの貨物かもつ支線しせん利用りようして1972ねん3がつにはぜん列車れっしゃとうえきへのれをたし[7]正式せいしき営業えいぎょうキロが設定せっていされた(それ以前いぜんから紀勢本線きせいほんせん箕島みしま方面ほうめんへの直通ちょくつう列車れっしゃ中心ちゅうしんとした一部いちぶ旅客りょかく列車れっしゃれていたが、貨物かもつせんあつかいで正式せいしき営業えいぎょうキロがなかったため、運賃うんちん紀伊きい中ノ島なかのしま経由けいゆ計算けいさんしていた。)。一方いっぽう田井ノ瀬たいのせえきから紀和きわえきまでの線路せんろは、1962ねん12月の貨物かもつ営業えいぎょう廃止はいし当時とうじ紀和きわえきはまだ和歌山わかやまえき名乗なのっていた)をて、1974ねん10月1にち廃止はいしとなっている[7]

その国鉄こくてつ紀勢本線きせいほんせん阪和はんわせん和歌山わかやません分割ぶんかつ民営みんえいにより西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう(JR西日本にしにほん)の路線ろせんとなった[8][7]。そして2006ねんには南海なんかい貴志川線きしがわせん和歌山わかやま電鐵でんてつ継承けいしょうされ、現在げんざいいたっている。

年表ねんぴょう

編集へんしゅう
 
和歌山わかやまえき周辺しゅうへん空中くうちゅう写真しゃしん(1979ねん10がつ撮影さつえい
国土こくど交通省こうつうしょう 国土こくど地理ちりいん 地図ちず空中くうちゅう写真しゃしん閲覧えつらんサービス空中くうちゅう写真しゃしんもと作成さくせい

えき構造こうぞう

編集へんしゅう

5めん8せん単式たんしきホーム2めんしましきホーム3めん)のホーム地上ちじょうえきで、かくホームは地下道ちかどう跨線橋こせんきょうむすばれている。ただし、貴志川線きしがわせんホームは地下道ちかどうのみでむすばれている。

みどりの窓口まどぐちみどりの券売けんばい中央ちゅうおうこうみどりの券売けんばいプラス東口ひがしぐち設置せっちされている[2]。すべての改札かいさつこう自動じどう改札かいさつ設置せっちされており、7・8ばんのりばにのりかえ改札かいさつ(2018ねん3がつ17にちより利用りよう開始かいし[21])、貴志川線きしがわせんこうにも簡易かんいがた自動じどう改札かいさつ設置せっちされている。なお、貴志川線きしがわせんとのえには中間ちゅうかん改札かいさつこうとお必要ひつようがある。

2ばんのりばは配線はいせん関係かんけいじょう、きのくにせんへの入線にゅうせんはできない。

構内こうない紀三井寺きみいでら方面ほうめんには、留置とめおきせんが2せんとその南側みなみがわ踏切ふみきりはさんだところに1せんある。貴志川線きしがわせんのぞけば、とうえき構内こうない案内あんない放送ほうそうはどのホームもすべて阪和はんわせん使用しようされているものとおなじものに統一とういつされている(貴志川線きしがわせん南海なんかい時代じだいのものをそのまま使つかっている)。

JRのえきとしては駅長えきちょう配置はいちされた直営ちょくえいえきであり、管理かんりえきとして、紀勢本線きせいほんせん下津しもつえき - 紀和きわえきあいだ各駅かくえき阪和はんわせん紀伊きい中ノ島なかのしまえき和歌山わかやません大和やまと二見ふたみえき - 田井ノ瀬たいのせえきあいだ各駅かくえき管理かんりしている。ICカード「ICOCA」を利用りようすることができる(相互そうご利用りよう可能かのうICカードはICOCAのこう参照さんしょう)。「こども110ばんえき」に指定していされている[22]

以下いか路線ろせんめい旅客りょかく案内あんないじょう名称めいしょう愛称あいしょう)で表記ひょうきする。

のりば 事業じぎょうしゃ 路線ろせん 行先ゆくさき 備考びこう
1 JR西日本にしにほん   大阪環状線おおさかかんじょうせん
  阪和線はんわせん
天王寺てんのうじ新大阪しんおおさか京都きょうと方面ほうめん[23] おも特急とっきゅうくろしお
2・3 おおとり天王寺てんのうじ大阪おおさか方面ほうめん[23]  
4・5   阪和線はんわせん  
  きのくにせん 御坊ごぼう白浜しらはま新宮しんぐう方面ほうめん[23]  
7   和歌山線わかやません 粉河こかわ橋本はしもと方面ほうめん[23]  
8 紀勢本線きせいほんせん 紀和きわ和歌山わかやま方面ほうめん[23]  
9 わかやま電鉄でんてつ 貴志川線きしがわせん 貴志たかし方面ほうめん[24]  

6ばんのりばは存在そんざいしない。かつては5・7番線ばんせんあいだにホームなしの線路せんろとして存在そんざいしたが、撤去てっきょされて線路せんろ番号ばんごう変更へんこうされた。そのさいきゅう7番線ばんせんが6番線ばんせんきゅう8番線ばんせんが7番線ばんせんとなったが、そのまま7ばんのりば、8ばんのりばと案内あんないされ、線路せんろとホームの番号ばんごう相違そういしている。

貴志川線きしがわせんとのなかあいだ改札かいさつについて

編集へんしゅう
 
貴志川線きしがわせんちゅうあいだ改札かいさつ(2022ねん11月)

貴志川線きしがわせんえには中間ちゅうかん改札かいさつとお必要ひつようがある。

貴志川きしがわせんからJRせんえる場合ばあい、すでに乗車じょうしゃけんるい(ICOCAをふくむ)を所持しょじしているときは、自動じどう改札かいさつ乗車じょうしゃけんるいとおす。所持しょじしていないときは、中間ちゅうかん改札かいさつ精算せいさんずみしょうをもらってから(そのとき貴志川線きしがわせん切符きっぷ回収かいしゅうされる)いったんそと切符きっぷなおすか、えた列車れっしゃ車掌しゃしょうもしくは降車こうしゃえき精算せいさんずみしょうわたしたうえ乗車じょうしゃけん購入こうにゅうする必要ひつようがある。

JRせんから貴志川線きしがわせんえる場合ばあい乗車じょうしゃけんるい所持しょじしていないときは、おなじくいったんそとなおすか、9番線ばんせん入口いりくちにある窓口まどぐち和歌山わかやまえきまでの乗車じょうしゃけんるい提示ていじうえう。この場合ばあい、カード利用りようしゃのぞいてホームない自動じどう改札かいさつ使用しようできない。なお、貴志川線きしがわせんではPiTaPa使つかえない。

正式せいしきには紀勢本線きせいほんせん中間なかまえきだが、運行うんこう系統けいとうとしては、阪和はんわせん紀勢本線きせいほんせん新宮しんぐう方面ほうめん(きのくにせん)で直通ちょくつう運転うんてんしており、とうえき - 和歌山わかやまあいだ区間くかん運転うんてん列車れっしゃのみである。よって、和歌山わかやま方面ほうめん御坊ごぼう新宮しんぐう方面ほうめんあいだ利用りようではとうえきでのえが必要ひつようである。各線かくせんについても、阪和はんわせんときのくにせん直通ちょくつうする一部いちぶ列車れっしゃ以外いがいとうえき発着はっちゃくとなっている。各線かくせんとも、特急とっきゅうくろしお」や快速かいそくふくめてすべての列車れっしゃ停車ていしゃする。

にちちゅうは1ばんのりばに阪和線はんわせん方面ほうめん特急とっきゅう、2・3ばんのりばに阪和はんわせん紀州きしゅう快速かいそく、4ばんのりばにきのくにせん特急とっきゅうと5ばんのりばにきのくにせん普通ふつう発着はっちゃくする。阪和はんわせんの「はんわライナー」はすべて5ばんのりばから発車はっしゃしていた。

2008ねん3月15にちのダイヤ改正かいせい以降いこう紀州きしゅう快速かいそくのうち、きのくにせんからの普通ふつう接続せつぞくをとる列車れっしゃは、利便りべんせい観点かんてんもあり、4ばんのりばから発車はっしゃするケースがおおくなった。また、どう時期じき天王寺てんのうじりで配線はいせん変更へんこうおこなわれ、和歌山わかやません紀勢本線きせいほんせん和歌山わかやま方面ほうめん単線たんせんわっている。

2011ねん3月12にちのダイヤ改正かいせいとうえき - 日根野ひねのえきあいだ快速かいそく普通ふつう列車れっしゃ本数ほんすう見直みなおされ、にちちゅう従来じゅうらいの1あいだあたり快速かいそく普通ふつうそれぞれ3ほんから「紀州きしゅう快速かいそく」のみの1あいだあたり4ほん変更へんこうとなった。これにともない「紀州きしゅう快速かいそく」はとうえき - 日根野ひねのえきあいだ各駅かくえき停車ていしゃ変更へんこうとなり、大阪おおさかえき - 和歌山わかやまえきあいだ標準ひょうじゅん所要しょよう時間じかんは82ふんから90ふん増加ぞうかした。

2018ねん3月17にちのダイヤ改正かいせい新幹線しんかんせん接続せつぞく新大阪しんおおさかえきまで直通ちょくつうする列車れっしゃ特急とっきゅうのみとなり、前述ぜんじゅつとおり「紀州きしゅう快速かいそく」の所要しょよう時間じかんながいこともあり大阪おおさか方面ほうめんへは特急とっきゅう「くろしお」の利用りようきゃくおおい。このため、早朝そうちょうにはとうえき始発しはつ2ほん夜間やかんにはとうえき終着しゅうちゃく2ほん特急とっきゅう「くろしお」がそれぞれ設定せっていされている[注釈ちゅうしゃく 2]

なお、阪和はんわせんときのくにせん直通ちょくつう運転うんてん最適さいてきされた構内こうない配線はいせんあらためられてはいるものの、えき路線ろせんちの関係かんけいから、きのくにせん新宮しんぐう方面ほうめんから紀勢本線きせいほんせん和歌山わかやま方面ほうめんかう線路せんろ自然しぜんながれとなる線形せんけいになっている。

駅弁えきべん

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おも駅弁えきべん下記かきとお[25]

  • しょうたい寿
  • しょうたいすずめ寿
  • かき寿
  • 熊野くまのうしまき寿
  • めはり寿

利用りようじょうきょう

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和歌山わかやません、きのくにせんなどから阪和はんわせんへのきゃくなどもおおい。

和歌山わかやまけん統計とうけい年鑑ねんかん[26]和歌山わかやまけん公共こうきょう交通こうつう機関きかんとう資料集しりょうしゅう[27]によると、1にち平均へいきん乗降じょうこう人員じんいん乗車じょうしゃ人員じんいん以下いかとおりである。

年度ねんど JR西日本にしにほん 和歌山わかやま電鐵でんてつ
1にち平均へいきん
乗車じょうしゃ人員じんいん
定期ていき利用りよう 1にち平均へいきん
乗降じょうこう人員じんいん
1998ねん 21,982 13,108
1999ねん 21,203 12,696
2000ねん 20,976 12,588 6,006
2001ねん 20,726 12,581 5,761
2002ねん 20,387 12,457 4,983
2003ねん 20,391 12,584 4,953
2004ねん 20,346 12,810 4,769
2005ねん 20,145 12,803 4,701
2006ねん 20,214 12,892 4,946
2007ねん 20,026 12,827 4,950
2008ねん 20,013 12,885 5,064
2009ねん 19,733 12,902 5,010
2010ねん 19,905 13,105 5,010
2011ねん 19,624 5,016
2012ねん 19,179 12,525 4,977
2013ねん 19,656 12,917 5,289
2014ねん 18,982 12,319 5,251
2015ねん 19,392 12,552 5,071
2016ねん 19,149 12,361 4,811
2017ねん 19,067 12,119 4,742
2018ねん 18,672 11,852 4,562
2019ねん 18,258 11,633 4,346
2020ねん 13,620 10,016 3,137
2021ねん 13,980 9,991 3,190
2022ねん 15,020 10,020

えき周辺しゅうへん

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和歌山わかやま玄関げんかんえきとして、バスターミナルとタクシー両側りょうがわにある。西口にしぐちがわ近鉄百貨店きんてつひゃっかてんなど商業しょうぎょう中心ちゅうしんとして発展はってんしている。一方いっぽう東口ひがしぐちがわふるくからの住宅じゅうたく建物たてもの集積しゅうせきすくないが、学習がくしゅうじゅく予備校よびこう専門せんもん学校がっこうなどの教育きょういく施設しせつ集中しゅうちゅうしているのが特徴とくちょうである。行政ぎょうせい機関きかん金融きんゆう機関きかんおおあつまる和歌山わかやまじょう本町ほんまち周辺しゅうへんへはバスでやく7ぶん距離きょりがある。

バス路線ろせん

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一般いっぱん路線ろせんバス

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のりば 停留所ていりゅうじょめい 運行うんこう事業じぎょうしゃ 路線ろせんめい 系統けいとう行先ゆくさき 備考びこう
1 JR和歌山わかやまえき 和歌山わかやまバス 紀三井寺きみいでらせん 40海南かいなんえきまえ
42マリーナシティ
44紀三井寺きみいでらえき医大いだい病院びょういん
 
塩屋しおやせん 52医大いだい病院びょういん
55和歌浦わかうらこう
 
くすのきせん 8687急行きゅうこう鳴滝なるたき団地だんち
88南海なんかい和歌山わかやまえき
「87急行きゅうこう」は休日きゅうじつ運休うんきゅう
2 和歌山わかやま市内しないせん 20海南かいなん駅前えきまえ
23医大いだい病院びょういん
24新和歌浦しんわかうら
25和歌浦わかうらこう
27急行きゅうこう県庁けんちょうまえ
121:マリーナシティ・海南かいなん駅前えきまえ
122:マリーナシティ
「23」「27急行きゅうこう」は休日きゅうじつ運休うんきゅう
「122」は平日へいじつ運休うんきゅう
市内しない雑賀崎さいかざき循環じゅんかんせん 30南海なんかい和歌山わかやまえき
33新和歌浦しんわかうらとめ
 
3 本町線ほんちょうせん 0南海なんかい和歌山わかやまえき  
紀三井寺きみいでらせん 404244南海なんかい和歌山わかやまえき  
塩屋しおやせん 5255南海なんかい和歌山わかやまえき  
4 湊線みなとせん 60160南海なんかい和歌山わかやまえき
62急行きゅうこう三木みきまち屋形やかたまち方面ほうめん
161和歌山港わかやまこうえき
「62急行きゅうこう」は休日きゅうじつ運休うんきゅう
紀和きわせん 65南海なんかい和歌山わかやま 土日どにちしゅく運休うんきゅう
和歌山大学わかやまだいがくせん 172和歌山わかやま大学前だいがくまええき東口ひがしぐちふじとだい
272273和歌山わかやま大学前だいがくまええき東口ひがしぐち
 
藤戸ふじとせん 372:ふじとだい  
5 JR和歌山わかやまえき東口ひがしぐち 鳴神なるかみせん 90・94紀伊きい風土記ふどきおか
94南海なんかい和歌山わかやまえき
 

高速こうそくバス

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  • 和歌山わかやま電鐵でんてつ貴志川線きしがわせん列車れっしゃは、とうえき到着とうちゃく直前ちょくぜん直後ちょくごに「紀州きしゅうぶんだらふし」をアレンジした車内しゃないチャイムながれる。
  • コンコースには、和歌山わかやま県内けんないダイハツディーラー和歌山わかやまダイハツ販売はんばいにより、ダイハツの車種しゃしゅ常時じょうじ1だい展示てんじされている。

となりえき

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西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう(JR西日本にしにほん
  • 特急とっきゅうくろしお停車駅ていしゃえき
  きのくにせん紀勢本線きせいほんせん宮前みやまえ御坊ごぼう方面ほうめん
快速かいそく
紀三井寺きみいでらえき - 和歌山わかやまえき (- 六十谷むそたえき
普通ふつう[注釈ちゅうしゃく 3]
宮前みやまええき - 和歌山わかやまえき (- 紀伊きい中ノ島なかのしまえき六十谷むそたえき
紀勢本線きせいほんせん和歌山わかやま方面ほうめん
和歌山わかやまえき - 紀和きわえき
  阪和線はんわせん
快速かいそく直通ちょくつう快速かいそく紀州きしゅう快速かいそくあさくだりの一部いちぶ
六十谷むそたえき (JR-R52) - 和歌山わかやまえき (JR-R54)
紀州きしゅう快速かいそく上記じょうき以外いがい列車れっしゃ)・区間くかん快速かいそく平日へいじつのみ)・普通ふつう
紀伊きい中ノ島なかのしまえき (JR-R53) - 和歌山わかやまえき (JR-R54)
  和歌山線わかやません
快速かいそく
岩出いわでえき - 和歌山わかやまえき
普通ふつう
田井ノ瀬たいのせえき - 和歌山わかやまえき
和歌山わかやま電鐵でんてつ
貴志川線きしがわせん
和歌山わかやまえき (01) - 田中たなかくちえき (02)
  • 括弧かっこない数字すうじえき番号ばんごうしめす。

かつて存在そんざいしていた路線ろせん

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南海電気鉄道なんかいでんきてつどう
和歌山わかやま軌道線きどうせん
国鉄こくてつ和歌山わかやまえき - 新内しんない(あろち)えき

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 南海なんかい鉄道てつどうは1944ねん6がつ近畿日本鉄道きんきにほんてつどう合併がっぺいされたが、1947ねん6がつより南海電気鉄道なんかいでんきてつどうとしてさい発足ほっそくした。
  2. ^ 所要しょよう時間じかんやく68ふん程度ていど。このうち上下じょうげ1ほん283けいにより運転うんてんされる。
  3. ^ 阪和線はんわせんない快速かいそくまたは紀州きしゅう快速かいそくとなる列車れっしゃふく

出典しゅってん

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  1. ^ a b c 歴史れきしでめぐる鉄道てつどうぜん路線ろせん 国鉄こくてつ・JR』25ごう 18ぺーじ
  2. ^ a b c d 和歌山わかやまえきえき情報じょうほう:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう. 2023ねん5がつ2にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん5がつ2にち閲覧えつらん
  3. ^ 停車場ていしゃじょう変遷へんせんだい事典じてん 国鉄こくてつ・JRへん』JTB 1998ねん
  4. ^ 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう旅客りょかくきょく(1984)『鉄道てつどう航路こうろ旅客りょかく運賃うんちん料金りょうきん算出さんしゅつひょう 昭和しょうわ59ねんがつ20日はつか現行げんこう』。
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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 曽根そねさとる監修かんしゅう しる朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん分冊ぶんさつ百科ひゃっか編集へんしゅう へん週刊しゅうかん 歴史れきしでめぐる鉄道てつどうぜん路線ろせん 国鉄こくてつ・JR』 25ごう 紀勢本線きせいほんせん参宮さんぐうせん名松線めいしょうせん朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか〉、2010ねん1がつ10日とおか 
  • 曽根そねさとる監修かんしゅう しる朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん分冊ぶんさつ百科ひゃっか編集へんしゅう へん週刊しゅうかん 歴史れきしでめぐる鉄道てつどうぜん路線ろせん 国鉄こくてつ・JR』 42ごう 阪和はんわせん和歌山わかやません桜井さくらいせん湖西線こせいせん関西かんさい空港線くうこうせん朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか〉、2010ねん5がつ16にち 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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