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国家の資格要件 - Wikipedia

国家こっか資格しかく要件ようけん

国家こっかたる要件ようけん

国家こっか資格しかく要件ようけん(こっかのしかくようけん)は、国際こくさいほううえ国家こっかであるために必要ひつようとされる要件ようけんである[1]国家こっか成立せいりつ要件ようけん(こっかのせいりつようけん)[2]、あるいはたん国家こっか要件ようけん[3]ともいわれる。モンテビデオ条約じょうやくだい1じょうには国家こっか資格しかく要件ようけんとなる要素ようそとして「永続えいぞくてき住民じゅうみん」、「明確めいかく領域りょういき」、「政府せいふ」、「他国たこく関係かんけいむす能力のうりょく」があげられた[1]現代げんだいにおいてはこの4つの要件ようけん諸国しょこく一般いっぱんてきけいれられたものとみなされている[4]。19世紀せいきにおいては、あたらしく国家こっかとなろうとする存在そんざいたいして既存きそん他国たこくおこな国家こっか承認しょうにん要件ようけんのひとつにふくまれるとかんがえられていたが、現代げんだいにおいては基本きほんてき国家こっか承認しょうにん国家こっか資格しかく要件ようけんふくまれないとされている[4]

モンテビデオ条約じょうやくだい1じょうの4つの要件ようけん

編集へんしゅう

国際こくさいほううえ国家こっかであるというためには一定いってい要件ようけん必要ひつようとされるが、その要件ようけんろんじるにあたって国際こくさい法学ほうがくにおいてしばしば引用いんようされるのが「国家こっか権利けんり義務ぎむかんするモンテビデオ条約じょうやく」(以下いかモンテビデオ条約じょうやく)だい1じょうである[2]どう条約じょうやくだい1じょうにより、国家こっかであるためには国際こくさいほうじょう一定いってい領域りょういき一定いってい住民じゅうみんたいして、対内たいないてきには実効じっこうてき支配しはい確立かくりつし、対外たいがいてきには他国たこくから独立どくりつしていることがもとめられることとなる[5]。この条約じょうやく米州べいしゅう諸国しょこくによって締結ていけつされたものであったが、そのだい1じょう規定きていされた国家こっか資格しかく要件ようけんかんする規定きていひろ一般いっぱんてき適用てきようされるものとかんがえられている[5]以下いかどう条約じょうやくだい1じょう引用いんようする。

日本語にほんごやく:国際こくさいほうじょう人格じんかくとしてのくにはその要件ようけんとして、(a)永続えいぞくてき住民じゅうみん、(b)明確めいかく領域りょういき、(c)政府せいふおよび、(d)他国たこく関係かんけいむす能力のうりょくそなえなければならない[6]
英語えいご原文げんぶん:The state as a person of international law should possess the following qualifications: a ) a permanent population; b ) a defined territory; c ) government; and d) capacity to enter into relations with the other states.[7] — モンテビデオ条約じょうやくだい1じょう

本節ほんぶしでは上記じょうき列挙れっきょされた、「永続えいぞくてき住民じゅうみん」、「明確めいかく領域りょういき」、「政府せいふ」、「他国たこく関係かんけいむす能力のうりょく」、という4つの要件ようけんごとに以下いかべる。

永続えいぞくてき住民じゅうみん

編集へんしゅう

永続えいぞくてき住民じゅうみん」について、かつては人種じんしゅ言語げんご宗教しゅうきょう習俗しゅうぞく文化ぶんかなどといった要因よういんにより永続えいぞくてき住民じゅうみんえるかどうかを判別はんべつしようとする立場たちばがあり、これを客観きゃっかんせつという[8]。こうしたかんがかたは、どういち民族みんぞくによる国家こっか統合とうごう目的もくてきとした一方いっぽうてき国境こっきょう変更へんこうや、他国たこく居住きょじゅうする国民こくみんおな民族みんぞくたいする少数しょうすう民族みんぞく保護ほご口実こうじつとした他国たこく領土りょうどへの侵入しんにゅうナチス・ドイツひろしゲルマン主義しゅぎられるような特定とくてい民族みんぞく優位ゆういせい主張しゅちょうといったように、政治せいじてき危険きけんともなうものであった[8]。そこでこうした客観きゃっかんせつ非難ひなんあたいするものとみなされ、現代げんだいにおいては人種じんしゅ差別さべつ撤廃てっぱい条約じょうやく全文ぜんぶんだい6こうだい4じょうにより各国かっこくたいして人種じんしゅてき優位ゆうい主義しゅぎもとづく差別さべつ扇動せんどうきんじる国内こくない措置そち義務付ぎむづけられることとなった[8]。これにたいして現代げんだいにおいては、そのくに国籍こくせき取得しゅとくられるように集団しゅうだん構成こうせいいん主観しゅかんてき合意ごうい基準きじゅんにして決定けっていされるものとされており、こうした立場たちば主観しゅかんせつという[8]。そのくに領域りょういき居住きょじゅうしているかどうかは問題もんだいとされず、外国がいこくじんとして一定いってい期間きかんそのくに領域りょういきないにいたとしても永続えいぞくてき住民じゅうみんとはえない[8]各国かっこく国民こくみんであることを認定にんていして国籍こくせき付与ふよすることは国内こくない管轄かんかつ事項じこうであるが、この国籍こくせき付与ふよ他国たこくたいして対抗たいこうするためにはノッテボーム事件じけん国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょ判決はんけつしめされた「真正しんせい結合けつごう」がもとめられる[9]。これによると、国籍こくせきゆうしていてもそのくに居所きょしょもなく、家族かぞくもなく、ほとんど他国たこく活動かつどうしているものは「真正しんせい結合けつごう」があるとはいえない[9]。そのためこうしたものは「永続えいぞくてき住民じゅうみん」ではないこととなる[9]永続えいぞくてき住民じゅうみん存在そんざいするということは、かれらが居住きょじゅうする一定いってい領域りょういき存在そんざいすることの証明しょうめいともなるため、後述こうじゅつする領域りょういき基準きじゅん(#明確めいかく領域りょういき参照さんしょう)とも密接みっせつ関連かんれんするものである[9]

明確めいかく領域りょういき

編集へんしゅう

国家こっか資格しかく要件ようけんの2つ要素ようそである「明確めいかく領域りょういき」とは、国家こっかのもっとも本質ほんしつてき要素ようそである[10]領域りょういきとは領土りょうど領海りょうかい領空りょうくうからなり、国家こっかはこれらにたいして排他はいたてき領域りょういき主権しゅけん行使こうしする[11]。ただしこの要件ようけんは、住民じゅうみん組織そしきする政治せいじてき団体だんたい実効じっこうてき継続けいぞくてき支配しはいしている一定いってい地域ちいきがあれば十分じゅうぶんであり、領域りょういきのすべてが定住ていじゅう可能かのうであるとか、国境こっきょう厳密げんみつ確定かくていしていることは必要ひつようとされていない[10]たとえば北海ほっかい大陸棚たいりくだな事件じけん国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょ判決はんけつにおいては、「1つのまとまりとみなされる、一定いってい区域くいき付属ふぞくすることが、その区域くいき境界きょうかい明確めいかく画定かくてい支配しはいすることになるということはけっしてないのであって、それは、国境こっきょうについて明確めいかくであることが領域りょういきけん影響えいきょうあたえることがありえないのとおなじである。」という判断はんだんしめされている[12]。このことから領土りょうど問題もんだいにより各国かっこく主張しゅちょう錯綜さくそうしている場合ばあいであっても大枠おおわく国境こっきょうせん画定かくていをすることができていれば十分じゅうぶんであり、一定いってい領域りょういきのいち部分ぶぶん一貫いっかんして支配しはいつづけることが必要ひつようとされる[11]

3つ要素ようそである「政府せいふ」とは、自主じしゅてき国内こくないほう制定せいていすることができ、国内こくない秩序ちつじょ維持いじのための国家こっか管轄かんかつけんゆうした統治とうち組織そしき事実じじつじょう確立かくりつしていることをいう[13]。ある地域ちいき住民じゅうみんがいるだけでは国家こっかとはえず、これを実効じっこうてき統治とうちする政府せいふ必要ひつようとされる[11]実効じっこうてき統治とうちする政府せいふいうるためには、対内たいないてきには自律じりつてきほう秩序ちつじょ確立かくりつ維持いじすること、対外たいがいてきには他国たこく従属じゅうぞくすることなく自立じりつてき活動かつどうすることをいう[3]後述こうじゅつする「他国たこく関係かんけいむす能力のうりょく」(#他国たこく関係かんけいむす能力のうりょく)をこの「政府せいふ」の要件ようけんくわえる論者ろんしゃ存在そんざいするが、これは議論ぎろんするにあたって国家こっかであることの内容ないようを3つにわけるか4つにわけるかという手段しゅだんてき相違そういでしかなく、議論ぎろん内容ないよう実質じっしつてき相違そういがあるわけではない[3]。かつては西欧せいおうてき体制たいせいそなえている「政府せいふ」であることがもとめられたが、現代げんだいにおいてはこうしたかんがかた否定ひていされている[13]民主みんしゅ主義しゅぎ共産きょうさん主義しゅぎ君主くんしゅせい共和きょうわせいなど、いずれの体制たいせいであってもかまわない[14]。「政府せいふ」が実効じっこうせいいているとき、それがもともと国家こっかであった存在そんざいの「政府せいふ」が実効じっこうせい場合ばあいと、分離ぶんり独立どくりつなどによりあらたに国家こっかとなろうとする場合ばあいとでかんがかたことなる[15]既存きそん国家こっか場合ばあいには実効じっこうせいうしなっていることが一時いちじてきである可能かのうせいもあるため、もとめられる実効じっこうせい程度ていど緩和かんわされるのである[15]しん国家こっか場合ばあいには、既存きそん国家こっかによる国際こくさい秩序ちつじょこわして国家こっかとなろうとするものであり、そうした秩序ちつじょ維持いじ観点かんてんから簡単かんたんには国家こっかであることをみとめられるものではなく、既存きそん国家こっか場合ばあいちが要求ようきゅうされる実効じっこうせい程度ていど厳格げんかくなものとなる[15]。ただし分離ぶんり独立どくりつも、分離ぶんり独立どくりつたいする本国ほんごく鎮圧ちんあつ行為こういも、双方そうほうともにきんじる国際こくさい規則きそくはない[15]

他国たこく関係かんけいむす能力のうりょく

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4つ要件ようけんは「他国たこく関係かんけいむす能力のうりょく」である[16]。そのくに外交がいこう政策せいさくぞくする事項じこうについて、他国たこく支配しはいふくすることなく自主じしゅてき外交がいこう関係かんけい処理しょりすることができる能力のうりょくである[16]。「外交がいこう能力のうりょく[16]、「独立どくりつ[17]、「主権しゅけん[17]われることもある。国家こっか外交がいこう能力のうりょくつことで国内こくないてき権力けんりょく機関きかん集中しゅうちゅうおこなうことができ、また他国たこくから独立どくりつして国家こっか管轄かんかつけん行使こうしすることができる[16]。もしかり他国たこく国際こくさい機関きかんからの干渉かんしょうける場合ばあいには国際こくさいほうもとづく干渉かんしょうでなければならず、たとえば満州まんしゅうこくのような傀儡かいらい国家こっかである場合ばあいには独立どくりつしたものとはみとめられない[17]。また、国際こくさいほう順守じゅんしゅする意思いし能力のうりょくそなえた政府せいふでなければならず、たとえばISILのように国際こくさいほう順守じゅんしゅする意思いしまったしめさずに完全かんぜん無視むししているために既存きそん国家こっか一切いっさい外交がいこう関係かんけい存在そんざいしていない場合ばあいは「他国たこく関係かんけいむす能力のうりょく」をゆうしないものとみなされる[18]

国家こっか承認しょうにんとの関係かんけい

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国家こっか承認しょうにんとは、既存きそん国家こっかあたらしく成立せいりつした国家こっかたいして国家こっかとしての国際こくさいほうじょう主体性しゅたいせいみとめることをいう[19]分離ぶんり独立どくりつ連邦れんぽう国家こっか解体かいたい既存きそん国家こっか同士どうし合併がっぺいなどにより、あたらしく国家こっかとなろうとする存在そんざいたいして既存きそん他国たこく国家こっか承認しょうにんおこなうことがある[4]。19世紀せいきにおいては、あらたに国家こっかとなろうとする存在そんざい住民じゅうみん領域りょういき政府せいふ外交がいこう能力のうりょくの4つの要件ようけんたしたとしても、他国たこくからの国家こっか承認しょうにんられなければ国家こっかとはみなされず、4つの要件ようけんくわえて国家こっか承認しょうにん要件ようけんのひとつにくわえられていた[4]国家こっか承認しょうにん国家こっか創設そうせつする法的ほうてき効果こうかがあるとするかんがかたであり[20]、こうしたかんがかた創設そうせつてき効果こうかせつという[4]。これは国際こくさいほうじょう権利けんり義務ぎむ付与ふよするかどうかは既存きそん国家こっか自由じゆう裁量さいりょう行為こういとみなすかんがかた由来ゆらいする[21]。これにたいして国家こっか承認しょうにん国家こっか資格しかく要件ようけんとはしない立場たちば宣言せんげんてき効果こうかせつ[4]。この立場たちばによれば、国家こっか承認しょうにん前記ぜんきの4つの要件ようけん確認かくにんし、承認しょうにんけたくに承認しょうにんあたえたくににそのむね対抗たいこうする効果こうか発生はっせいさせるものとかんがえる[21]前記ぜんき4つの要件ようけんたした存在そんざい他国たこくによる国家こっか承認しょうにんることなくしてすでに国家こっかであり、これにたいする国家こっか承認しょうにんは4つの要件ようけん存在そんざい確認かくにんするものにしかすぎないものと宣言せんげんてき効果こうかせつかんがえる[19]国家こっか承認しょうにん創設そうせつてき効果こうかみとめず、国家こっか承認しょうにんたんあたらしい国家こっか実効じっこうてき支配しはい確立かくりつしたことを宣言せんげんするものにしかすぎないものという[20]現代げんだいにおいてはこの宣言せんげんてき効果こうかせつがほぼ通説つうせつかんがえられている[4][21]。しかし現代げんだいにおいても、支配しはいのためにもちいられた手段しゅだん国際こくさいほう違反いはんする占領せんりょう征服せいふくであった場合ばあいにはその地域ちいきたいする領域りょういき権原けんげん取得しゅとくみとめられることはなく、このてんにおいて創設そうせつてき効果こうかせつにもとづく判断はんだん部分ぶぶんてき妥当だとうすることがありうる[21]。また、あらたに独立どくりつ宣言せんげんした存在そんざいおおくの国々くにぐにによる国家こっか承認しょうにんたり、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのような大国たいこくから国家こっか承認しょうにん場合ばあいには、独立どくりつ宣言せんげんした存在そんざい対内たいないてき政治せいじてき基盤きばん事実じじつじょう強化きょうかされることは間違まちがいない[22]法的ほうてきには国家こっか承認しょうにんしん国家こっか創設そうせつする効果こうかみとめられないが、事実じじつじょう創設そうせつてき要素ようそがあることも事実じじつえる[22]

出典しゅってん

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  1. ^ a b 山本やまもと(2003)、123-124ぺーじ
  2. ^ a b 戸田とだ(2016)、23-24ぺーじ
  3. ^ a b c 戸田とだ(2016)、25-26ぺーじ
  4. ^ a b c d e f g 戸田とだ(2016)、24ぺーじ
  5. ^ a b 森川もりかわ(2015)、53-54ぺーじ
  6. ^ 戸田とだ(2016)、23ぺーじ、24ぺーじにおけるモンテビデオ条約じょうやくだい1じょう日本語にほんごやく引用いんよう
  7. ^ s:en:Montevideo Convention#Article 1
  8. ^ a b c d e 山本やまもと(2003)、124-125ぺーじ
  9. ^ a b c d 戸田とだ(2016)、24-25ぺーじ
  10. ^ a b 山本やまもと(2003)、125ぺーじ
  11. ^ a b c 戸田とだ(2016)、25ぺーじ
  12. ^ 戸田とだ(2016)、25ぺーじにおける北海ほっかい大陸棚たいりくだな事件じけん国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょ判決はんけつ日本語にほんごやく引用いんよう“North Sea Continental Shelf, Judgment”. ICJ Reports 1969: p.33. para.46. https://www.icj-cij.org/files/case-related/51/051-19690220-JUD-01-00-EN.pdf.  "The appurtenance of a given area, considered as an entity, in no way governs the precise delimitation of its boundaries, any more than uncertainty as to boundaries can affect territorial rights"
  13. ^ a b 山本やまもと(2003)、125-126ぺーじ
  14. ^ 戸田とだ(2016)、27-28ぺーじ
  15. ^ a b c d 戸田とだ(2016)、26-27ぺーじ
  16. ^ a b c d 山本やまもと(2003)、126ぺーじ
  17. ^ a b c 戸田とだ(2016)、28ぺーじ
  18. ^ 戸田とだ(2016)、28-29ぺーじ
  19. ^ a b 承認しょうにん」、国際こくさいほう辞典じてん、183-186ぺーじ
  20. ^ a b 森川もりかわ(2015)、54-55ぺーじ
  21. ^ a b c d 山本やまもと(2003)、174-176ぺーじ
  22. ^ a b 小寺こでら(2006)、126-127ぺーじ

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 小寺こでらあきら岩沢いわさわ雄司ゆうじ森田もりた章夫あきお講義こうぎ国際こくさいほう有斐閣ゆうひかく、2006ねんISBN 4-641-04620-4 
  • 筒井つつい若水じゃくすい国際こくさいほう辞典じてん有斐閣ゆうひかく、2002ねんISBN 4-641-00012-3 
  • 戸田とだ博也ひろや「イスラムこく」(IS)と国家こっか成立せいりつ要件ようけん-ISは国際こくさいほうじょうの「国家こっか」か?-」『千葉ちば科学かがく大学だいがく紀要きようだい9かん千葉ちば科学かがく大学だいがく、2016ねん2がつ、23-34ぺーじISSN 1882-3505 
  • 森川もりかわ幸一こういち国際こくさいほうじょう国家こっか資格しかく要件ようけん分離ぶんり独立どくりつ合法ごうほうせい」『専修大学せんしゅうだいがく法学ほうがく研究所けんきゅうじょしょほうだい50かん専修大学せんしゅうだいがく法学ほうがく研究所けんきゅうじょ、2015ねん、53-64ぺーじISSN 0913-7165 
  • 山本やまもとくさ国際こくさいほう新版しんぱん】』有斐閣ゆうひかく、2003ねんISBN 4-641-04593-3