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照明 - Wikipedia

照明しょうめい

ひかりらしてあかるくすることなどの多義たぎ

照明しょうめい(しょうめい、えい: lighting)とは、

夜間やかん学校がっこう照明しょうめい。1660ねん

概説がいせつ

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照明しょうめいは、ランプク灯くとう白熱はくねつ電球でんきゅう蛍光けいこうとうLEDなど、多種たしゅ多様たよう照明しょうめい器具きぐはっするひかり人工じんこうこう)によるものをす。カーテンブラインドによってそとこうさえぎったり、照明しょうめい器具きぐによってはっせられるひかりつよさや方向ほうこう調節ちょうせつすることを調しらべこうという。広義こうぎには自然しぜんこう太陽光たいようあきら月光げっこう)の利用りようふくめて照明しょうめいぶ。

照明しょうめいというのは、場面ばめんごとにことなるが、おおむね、適切てきせつ照度しょうど輝度きどあかるすぎず、くらすぎず)、適度てきどあかるさの対比たいひ適切てきせつ色彩しきさいえんじしょくせいいろ温度おんど)、ひと視野しやあかるすぎる光源こうげんはいらないこと(グレア)、ひと視野しやなか不愉快ふゆかい反射はんしゃいことなどの条件じょうけんげられる。

照明しょうめいおこな場所ばしょによって、屋外おくがい照明しょうめい屋内おくない照明しょうめい施設しせつ照明しょうめい店舗てんぽ照明しょうめい舞台ぶたい照明しょうめい水中すいちゅう照明しょうめいなどと分類ぶんるいすることがある。 また、照明しょうめいおこな目的もくてきによって、作業さぎょう照明しょうめい展示てんじ照明しょうめい、ムード照明しょうめい防犯ぼうはん照明しょうめい景観けいかん照明しょうめいなどと分類ぶんるいすることもある。

照明しょうめいをデザインする職業しょくぎょうとしては照明しょうめいデザイナーライティングデザイナー撮影さつえい監督かんとく)がある。

 
Nouveau Larousse Illustré, tome 4(『図解ずかい しんラルース、だいよんかん』、1900ねんころ出版しゅっぱん。)のEclairage(照明しょうめい)の記事きじ図解ずかい先史せんし時代じだいからきん現代げんだいいた照明しょうめい歴史れきし。 1. 先史せんし時代じだい  2-3. 古代こだいエジプト  4-5. アッシリア  6-13. 古代こだいローマ...
石器せっき時代じだい先史せんし時代じだい
たき松明たいまつ(たいまつ)など。
古代こだい
古代こだいでは、屋外おくがいではかがり松明たいまつなど、屋内おくないではオイルランプによる照明しょうめい主流しゅりゅうだった。植物しょくぶつをランプにれて、とがったくちから「こより」や「ひもじょうしんんで点灯てんとうする。しんふとさでほのおおおきさ、あかるさがわる。消灯しょうとうしん先端せんたん単純たんじゅんす。植物しょくぶつは、植物しょくぶつしぼってることができ調達ちょうたつ比較的ひかくてき容易よういであり、においもあまりにならず、あつかいやすい。地中海ちちゅうかい世界せかいではオリーブ栽培さいばいがさかんであったのでオリーブオイル調達ちょうたつ容易よういであった。
現代げんだいでも使つかわれている地域ちいきがある。
 
松明たいまつからろうそくへの歴史れきしてき進化しんか変化へんか)や工夫くふうがわかる。4-7あたりが、いわゆる植物しょくぶつ素材そざいの「たいまつ」のバリエーション。8 - 14あたりが、たいまつからロウソクへの過渡かと試行錯誤しこうさくご。15以降いこう はろうそくの仲間なかま

ろうそく古代こだいにも存在そんざいしたが、コストがオイルランプにくらべてたかくなりがちであった。

中世ちゅうせい - ルネサンス

ひきつづき屋外おくがいでは松明たいまつ屋内おくないではオイルランプなど。ヨーロッパでは中世ちゅうせいあたりからろうそく普及ふきゅうした。

日本にっぽん中世ちゅうせい江戸えど時代じだい

日本にっぽんでは野外やがいでは松明たいまつ灯籠とうろう提灯ちょうちん(ちょうちん)庭園ていえんでも玄関げんかんでも屋外おくがい移動いどうするときでも使つかわれた。屋内おくないでは行灯あんどんろうそくなど。

近代きんだい
ランプ風除かざよけにガラスもちいられるようになった。また、ガスを利用りようしたガス灯がすとうなども利用りようされるようになった。
19世紀せいき
  • 白熱はくねつ電球でんきゅう1860ねんジョゼフ・スワンにより発明はつめいされた。ただしスワンの電球でんきゅうはフィラメントのけいが4mmもあり様々さまざまなんがあり、普及ふきゅうするものではなかった。から電球でんきゅう研究けんきゅう参入さんにゅうしたトーマス・エジソンは、さまざまな素材そざいのフィラメントをためし、連続れんぞく1,000あいだえる点灯てんとうにも成功せいこうし、1879ねんや1880ねん特許とっきょ取得しゅとくし、本格ほんかくてき商用しょうよう大量たいりょう生産せいさんとを実現じつげんし、世界中せかいじゅうひろまっていった。
20世紀せいき
1980年代ねんだい以降いこう
蛍光けいこうとうほか施設しせつ店舗てんぽようでは発光はっこう効率こうりつたかHIDランプなどが使用しようされるようになった。
2010年代ねんだい以降いこう
あらたな照明しょうめいとして、施設しせつ家庭かていなどで白熱はくねつ電球でんきゅうくらべて環境かんきょう負荷ふかすくなく発光はっこう効率こうりつたかLED照明しょうめい使用しようされるようになり、蛍光けいこうとう一般いっぱん照明しょうめいとしての使用しようはかなりひかえられるようになっている。

照明しょうめい世代せだい

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照明しょうめい業界ぎょうかいでは、歴史れきしじょう主流しゅりゅうとなった照明しょうめい種類しゅるいつぎのように世代せだいという言葉ことばあらわしている。

  • だい1世代せだい - 松明たいまつ・オイルランプ・ろうそく・ガス灯がすとうなど)
  • だい2世代せだい - 白熱はくねつ電球でんきゅう
  • だい3世代せだい - 蛍光けいこうとう
  • だい4世代せだい - LED

やく60ねんごとにおおきな発明はつめいがあった。1879ねんには白熱はくねつ電球でんきゅうが、1938ねんには蛍光けいこうとうが、そして1996ねんには現在げんざいのLED照明しょうめい原型げんけいとなる白色はくしょくLEDが誕生たんじょうしている。ほかにも電気でんき照明しょうめいとして、ク灯くとう水銀すいぎんとうナトリウムランプ電極でんきょくランプなど様々さまざまなものがある。

照明しょうめい方式ほうしき分類ぶんるい

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光源こうげん作業さぎょうめんとの関係かんけいで、つぎの3つに分類ぶんるいされる。

直接ちょくせつ照明しょうめい
光源こうげんからの直接ちょくせつこう作業さぎょうめんらすもの。一番いちばん効率こうりついが、照度しょうど均一きんいつになりやすく、まぶしさをかんじてつかれやすい場合ばあいがある。
間接かんせつ照明しょうめい
光源こうげんからの直接ちょくせつひかり使用しようせず、壁面へきめん天井てんじょうめんなどで反射はんしゃバウンス)させてから作業さぎょうめんらすもの。効率こうりつわるくなるが、めん光源こうげんのようになるため照度しょうど均一きんいつにしやすく、雰囲気ふんいきのある照明しょうめい可能かのうである。かげ輪郭りんかくがはっきりせず、かげ自体じたいうすくなる。
はん間接かんせつ照明しょうめい
直接ちょくせつひかり反射はんしゃこうわせて作業さぎょうめんらすもの。

また、作業さぎょうめん室内しつないほか部分ぶぶんとの関係かんけいつぎの3つに分類ぶんるいされる。

全般ぜんぱん照明しょうめい
室内しつない全体ぜんたい均一きんいつ照度しょうどになるように、一定いってい間隔かんかく照明しょうめい器具きぐ配置はいちするもの。
局部きょくぶ照明しょうめい
作業さぎょう必要ひつよう部分ぶぶんのみ照明しょうめいおこなうもの。しょうエネルギー効果こうかがあるが、照度しょうど均一きんいつになるためつかれやすくなる。
全般ぜんぱん局部きょくぶ併用へいよう照明しょうめい
全般ぜんぱん照明しょうめい局部きょくぶ照明しょうめい併用へいようするもの。

に「バックライト」とび、透過とうかしきメーター液晶えきしょうディスプレイのように、空間くうかんあかるくするのではない使つかかたもある。

場所ばしょ目的もくてきによる分類ぶんるい

編集へんしゅう

建築けんちく照明しょうめい英語えいごばん

家庭かていよう室内しつない照明しょうめい

くににより、夜間やかん照明しょうめいかんがかたことなる。欧米おうべいでは「ひるあかるいのがく、よるくらめがい。それが自然しぜんだ。」とかんがえ、よる基本きほんすこくらめの部屋へやごす。

日本にっぽん大衆たいしゅう家庭かていでは、よるでもしろっぽいこう照度しょうど照明しょうめいこのまれる。

  • 浴室よくしつよう照明しょうめい - 湯気ゆげにさらされても大丈夫だいじょうぶなように防湿ぼうしつ設計せっけいになっている。
 
街路がいろ照明しょうめい。(フランスリールにて。
街路がいろ照明しょうめい道路どうろ照明しょうめい
街路がいろ照明しょうめいは、歩行ほこう安全あんぜん必要ひつようとされ、また防犯ぼうはん効果こうかもある。
道路どうろ照明しょうめい車道しゃどう歩道ほどうあかるくする。適度てきど道路どうろ照明しょうめい事故じこらす。ランニングコスト重視じゅうしで、えんじしょくせいはあまり重視じゅうしされない。ヨーロッパでは黄色おうしょくやオレンジしょくひかり照明しょうめい主流しゅりゅう日本にっぽんでは白色はくしょくけい主流しゅりゅうであるが高速こうそく道路どうろやトンネルないではオレンジしょく多用たようする。照明しょうめい器具きぐ意匠いしょう環境かんきょうにマッチしたものを使つかうことがおおい。ランプは寿命じゅみょうなが高圧こうあつ放電ほうでんとう使つかうことがおおい。
庭園ていえん照明しょうめい
夜間やかんにも観賞かんしょうしゃがいる場合ばあいうえ栽がうつくしくえるように照明しょうめいてる。器具きぐはスポットライトや庭園ていえんとうなど。ぼう設計せっけいのものをもちいる。
店舗てんぽ照明しょうめい
商品しょうひんごとにてきした照明しょうめいがあり、たとえば、生鮮せいせん食料しょくりょうひんてんでは、肉類にくるい野菜やさいるいなどの種類しゅるいごとに、あかみがうつくしく強調きょうちょうされる照明しょうめい緑色みどりいろ強調きょうちょうされる照明しょうめいなどをささやかに使つかいわける手法しゅほうがここすうじゅうねん普及ふきゅうした。器具きぐ店舗てんぽ空間くうかん演出えんしゅつする意匠いしょうはいこうになっている。
工場こうじょうない照明しょうめい
工場こうじょうない作業さぎょう安全あんぜんおこなえることや、作業さぎょう効率こうりつがることが重視じゅうしされる。器具きぐは、こう天井てんじょうやランプ交換こうかんがしにくい天井てんじょうなどにりつけるので、ランプは寿命じゅみょう重視じゅうしし、寿命じゅみょうなが高圧こうあつ放電ほうでんとう使つかうことがおおい。えんじしょくせい重視じゅうしされないことおおい。
展示てんじ照明しょうめい

博物館はくぶつかん美術館びじゅつかん展示てんじしつおこなわれる照明しょうめい展示てんじ照明しょうめいう。展示てんじ照明しょうめいでは、あかるさの均一きんいつさ、グレア(まぶしさ)の低減ていげんえんじしょくせい紫外線しがいせん赤外線せきがいせん除去じょきょによる展示てんじひん劣化れっか防止ぼうしなどがおこなわれる。展示てんじひんひかり劣化れっかしやすい場合ばあいは、展示てんじしつ全体ぜんたい照度しょうど極端きょくたんとし、うすくらくする場合ばあいもある。

 
ステージ照明しょうめい
舞台ぶたい照明しょうめい
トップライト、バックライト、フットライト、スポットライトなど様々さまざま照明しょうめい技術ぎじゅつ駆使くしして、舞台ぶたいじょう俳優はいゆうえんずる人物じんぶつ性格せいかく視覚しかくてき印象いんしょうづけたり、舞台ぶたい空間くうかんのムードづくりや意味いみづけ等々とうとうおこなう。器具きぐとしては、スポットライト、ホリゾントライトライト、カラーフィルムを使用しようした特殊とくしゅ器具きぐなどがある。
 
ロサンゼルス・エンゼルスのホーム球場きゅうじょうエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム照明しょうめい
スポーツ施設しせつ照明しょうめい
施設しせつおこなわれるスポーツがしやすいように配慮はいりょした照明しょうめい野球やきゅうじょう場合ばあい空中くうちゅうぶボールも複数ふくすうのライトがらすように、あらかじめ綿密めんみつ照明しょうめい設計せっけいおこなっている。設置せっち、グランドないかく場所ばしょでの視認しにんせいのチェックをおこなう。ランプは寿命じゅみょうながこう輝度きど放電ほうでんとうおもメタルハライドランプ)を使つかうことがおおく、えんじしょくせいもある程度ていど考慮こうりょされる。競技きょうぎちゅうまぶしくなりにくいよう設置せっちされる。
手術しゅじゅつしつよう照明しょうめい
施術しじゅつしゃ手術しゅじゅつ道具どうぐるいが、患者かんじゃ患部かんぶなどにかげとさないように「手術しゅじゅつよう照明しょうめいとう」(かげとう)がもちいられる。

など

照明しょうめい器具きぐ

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器具きぐ種類しゅるい

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キャンドル
ランプ
 
きゅういぬいていシャンデリアとステンドグラス
街灯がいとう
ふるくはガス灯がすとうク灯くとうのち水銀すいぎんとう蛍光けいこうとう近年きんねんではLED照明しょうめいなどといった種類しゅるいがある。
投光器とうこうき(en)
スポーツスタジアム、工事こうじ現場げんば戦車せんしゃなどで、広範囲こうはんいあかるくらす装置そうち
ダウンライト
天井てんじょうんで真下ましたらす照明しょうめい天井てんじょうめんから壁面へきめんななめにらすウォールウォッシャーがたのタイプもある。
ペンダントライト
部屋へや天井てんじょうからぶらげるタイプの照明しょうめい
ブラケットライト
壁面へきめんけるタイプの照明しょうめい
シーリングライト
天井てんじょうめん直接ちょくせつけるタイプの照明しょうめい
安全灯あんぜんとう英語えいごばん
炭鉱たんこうなどで燃焼ねんしょうガスに引火いんかしないように空気くうき流入りゅうにゅうりょう調整ちょうせいされた照明しょうめい
舞台ぶたいよう照明しょうめい
 
スポットライト
スポットライト - 一部分いちぶぶん集中しゅうちゅうしてらす照明しょうめい
ホリゾントライトフットライトなどくわしくは舞台ぶたい照明しょうめいこう参照さんしょう
レーザー - 発振はっしんげん高速こうそくうごかして、スクリーンやスモークちゅうにパターンをえがく。
映像えいぞう照明しょうめい
映像えいぞう業界ぎょうかいおも使つかわれる照明しょうめい
サーチライト
特定とくていものいかけながら集中しゅうちゅうしてらす照明しょうめい遠方えんぽうとど強力きょうりょく指向しこうせいたかもの
電気でんきスタンド
懐中かいちゅう電灯でんとう
バリライト

日本にっぽん

編集へんしゅう
灯台とうだい(とうだい)
室内しつないらす照明しょうめい器具きぐで、支柱しちゅううえさらせ、灯油とうゆたしてひもじょう灯心とうしんをつける。
灯籠とうろう(とうろう)
外部がいぶあかるくするため照明しょうめい内部ないぶ蝋燭ろうそく障子しょうじえないように工夫くふうしている。蝋燭ろうそくひかり障子しょうじとおしてそとらす。むかし外灯がいとう材質ざいしつまたいし
行灯あんどん(あんどん)
灯明とうみょう周囲しゅういわくかこみ、障子しょうじったもの。おも室内しつない使用しようされるが看板かんばんとしてみせ軒先のきさきけたものもある。
提灯ちょうちん(ちょうちん)
たけひごをつつじょうみその周囲しゅうい障子しょうじったものちゅう蝋燭ろうそくはいっている。ちながらあるいて道中どうちゅうかりに、いえまえにかけて外灯がいとうにもなる。発展形はってんけいとして龕灯がんどうがある。
国民こくみんソケット
電球でんきゅう直接ちょくせつけるためのソケット。
その
目明めあかし・強盗ごうとう忍者にんじゃなどが使つかった龕灯がんどう強盗ごうとう提灯ぢょうちん)、入子いれこなどが使つかわれた。忍者にんじゃは、これらの照明しょうめい通信つうしんおこなった[2]

など

近年きんねん動向どうこう

編集へんしゅう

近年きんねん白熱はくねつ電球でんきゅうおよ蛍光けいこうとうより消費しょうひ電力でんりょくすくなく、かつ長寿ちょうじゅいのちでランプ交換こうかん不要ふようLED照明しょうめい急速きゅうそく普及ふきゅうしている。こうしたことから照明しょうめい器具きぐメーカー各社かくしゃ従来じゅうらいがた照明しょうめい器具きぐ生産せいさん大幅おおはば縮小しゅくしょうしてLED器具きぐへの移行いこうすすめており、なかでも照明しょうめい器具きぐ国内こくないシェアトップのパナソニック業界ぎょうかい先陣せんじんって「蛍光けいこうとうおよ白熱はくねつ電球でんきゅうもちいる一般いっぱん住宅じゅうたく従来じゅうらいがた照明しょうめい器具きぐ生産せいさん2015ねんかぎりで終了しゅうりょうし、今後こんごはLEDへ完全かんぜん移行いこうする」むね公式こうしき発表はっぴょうした(卓上たくじょうがた電球でんきゅうおよ蛍光けいこうとう器具きぐについては2011ねんかぎりで生産せいさん終了しゅうりょうしLEDへの移行いこう完了かんりょう。なお蛍光けいこうランプ・電球でんきゅうがた蛍光けいこうランプ・ミニクリプトンだま特殊とくしゅ用途ようと電球でんきゅうなどの一部いちぶ白熱はくねつだまについては今後こんご交換こうかん用途ようとしぼって生産せいさん継続けいぞく2014ねん3月4にちづけ朝日新聞あさひしんぶんおよ日本経済新聞にほんけいざいしんぶん経済けいざいめん記事きじにて報道ほうどう)。こうした「だつ蛍光けいこうとう」のうごきは今後こんご国内こくない他社たしゃにもひろがる可能かのうせいがある。なお白熱はくねつ電球でんきゅう生産せいさんは(一部いちぶ特殊とくしゅ用途ようとのぞき)2012ねんもっ国内こくないメーカー全社ぜんしゃ完全かんぜん終了しゅうりょうした。 また、インターネット発達はったつにより、IoT活用かつようしてスマートフォンスマートスピーカー照明しょうめいあかるさやいろ操作そうさすることも可能かのうになっている。

照明しょうめい関連かんれんしょく表彰ひょうしょう資格しかく組織そしき・イベント

編集へんしゅう
 
グルメ番組ばんぐみ撮影さつえい照明しょうめい
組織そしき
資格しかく
表彰ひょうしょう
イベント
  • 照明しょうめいまつり - 日本にっぽん映画えいがテレビ照明しょうめい協会きょうかい開催かいさいし、表彰ひょうしょう機材きざい展示てんじおこなわれる。
  • イルミネーション
  • ひかりのページェント

照明しょうめいかんする短編たんぺん映画えいが

編集へんしゅう

照明しょうめいかんする短編たんぺん映画えいがが、1960年代ねんだいおよ1970年代ねんだいに1ほんずつ製作せいさくされている。

このうち、1960年代ねんだい製作せいさくされたのは『ひかり技術ぎじゅつ』とだいされたやく18分間ふんかん短編たんぺん映画えいがで、松下電器産業まつしたでんきさんぎょうげんパナソニック)の企画きかくした東京とうきょうシネマ(げん東京とうきょうシネマしんしゃ)により1961ねん製作せいさくされている。

とう映画えいが作品さくひんでは、光源こうげんとなる白熱はくねつ電球でんきゅう蛍光けいこうとう製造せいぞう過程かてい克明こくめいうとともに、蝋燭ろうそくから電球でんきゅうそして蛍光けいこうとういた光源こうげん自体じたい進化しんかのステップをいかけ、さらあらたな光源こうげん追求ついきゅうすべく研究けんきゅう開発かいはつあゆみをすすめる姿すがたもとらえている。

なお、とう映画えいが作品さくひん企画きかくした松下まつした、つまり現在げんざいのパナソニックは、る2012ねん10がつ末日まつじつもっ白熱はくねつ電球でんきゅう製造せいぞう終了しゅうりょうしている[3]

他方たほう、1970年代ねんだい製作せいさくされたのは『あかり』とだいされたやく30分間ふんかん短編たんぺん映画えいがで、科学技術庁かがくぎじゅつちょうげん文部もんぶ科学かがくしょうほか)の企画きかくした、ヨネ・プロダクションにより1976ねん製作せいさくされている。

この映画えいがでは日本にっぽんける照明しょうめい歴史れきし辿たどることにほぼ終始しゅうしした内容ないようとなっているが、弥生やよい時代じだい発祥はっしょうしたとされる錐揉きりもしき発火はっかほう摩擦まさつから手法しゅほう)や『古事記こじき』にも記録きろくとしてのこ火打石ひうちいし使つかった発火はっかほうについて実演じつえんまじえて紹介しょうかいしたり、飛鳥あすか時代ときよ仏教ぶっきょう伝来でんらいともにもたらされた灯籠とうろうからはじまりしつ内用ないよう灯台とうだい行灯あんどん石油せきゆランプ───というふうに現代げんだいいたるまでに進化しんかしていった照明しょうめい紹介しょうかい実物じつぶつなどをまじえてされたりしている。

以上いじょう照明しょうめい関連かんれんした2ほん短編たんぺん映画えいがは、現在げんざいいずれも科学かがく映像えいぞうかん(NPO法人ほうじん科学かがく映像えいぞうかんささえるかい)Webサイトないいて無料むりょう公開こうかいされている。

照明しょうめい学習がくしゅう

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学習がくしゅうには、照明しょうめい重要じゅうよう役割やくわりになっている。たか天井てんじょう創造そうぞうせいたかめ、あかるい照明しょうめいのう活性かっせいにつながる[4][5]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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出典しゅってん

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  1. ^ 怪獣かいじゅうアイテムまめ辞典じてん」『東宝とうほうへん 日本にっぽん特撮とくさつ映画えいが図鑑ずかん BEST54』特別とくべつ監修かんしゅう 川北かわきた紘一こういち成美せいびどう出版しゅっぱん〈SEIBIDO MOOK〉、1999ねん2がつ20日はつか、152ぺーじISBN 4-415-09405-8 
  2. ^ 図解ずかい 忍者にんじゃ 著者ちょしゃ: 山北やまきたあつし福地ふくち貴子たかこ ページ:No.42 あか
  3. ^ パナソニック、白熱はくねつ電球でんきゅう生産せいさんを10月31にち前倒まえだおしして終了しゅうりょう』(2012ねん7がつ12にちけ)・『ついに白熱はくねつ電球でんきゅう生産せいさん終了しゅうりょう、パナソニックの白熱はくねつ電球でんきゅう76ねん歴史れきしかえ』(2012ねん12月27にちけ)── いずれも『家電かでんWatch』(インプレス)より
  4. ^ Mindshift: Break Through Obstacles to Learning and Discover Your Hidden Potential”. Coursera. 2022ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ Blue light has a dark side” (英語えいご). Harvard Health (2012ねん5がつ1にち). 2022ねん6がつ8にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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