(Translated by https://www.hiragana.jp/)
生きる (映画) - Wikipedia
Wikipedia

生いきる (映画えいが)

日本にっぽんの映画えいが作品さくひん

『生いきる』（いきる）は、1952年ねんに公開こうかいされた日本にっぽん映画えいがである。監督かんとくは黒澤くろさわ明あきら、主演しゅえんは志村しむら喬たかし。モノクロ、スタンダード、143分ふん。東宝とうほう創立そうりつ20周年しゅうねん記念きねん映画えいが。無為むいに日々ひびを過すごしていた市役所しやくしょの課長かちょうが、胃癌いがんで余命よめい幾いくばくもないことを知しり、己おのれの「生いきる」意味いみを求もとめ、市民しみん公園こうえんの整備せいびに注そそぐ姿すがたが描えがかれている。

生いきる
監督かんとく 黒澤くろさわ明あきら
脚本きゃくほん 黒澤くろさわ明あきら
橋本はしもと忍しのぶ
小國おぐに英雄ひでお
製作せいさく 本木もとぎ莊そう二郎じろう
出演しゅつえん者しゃ 志村しむら喬たかし
小田切おだぎりみき
藤原ふじわら釜がま足あし
日守ひもり新一しんいち
金子かねこ信雄のぶお
音楽おんがく 早坂はやさか文雄ふみお
撮影さつえい 中井なかい朝一あさいち
編集へんしゅう 岩下いわした広一ひろかず
製作せいさく会社かいしゃ 東宝とうほう
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗 1952年ねん10月9日にち
西ドイツの旗 1954年ねん6月 (BIFF)
アメリカ合衆国の旗 1956年ねん5月
上映じょうえい時間じかん 143分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
テンプレートを表示ひょうじ

黒澤くろさわ作品さくひんの中なかでもそのヒューマニズムが頂点ちょうてんに達たっしたと評価ひょうかされる作品さくひんで、題名だいめい通どおり「生いきる」という普遍ふへん的てきなテーマを描えがくとともに、お役所やくしょ仕事しごとに代表だいひょうされる官僚かんりょう主義しゅぎを批判ひはんした。劇げき中ちゅうで志村しむら演えんじる主人公しゅじんこうが『ゴンドラの唄うた』を口くちずさみながらブランコをこぐシーンが有名ゆうめいである。国内こくないではヒットし、第だい26回かいキネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テンで1位いに選えらばれた。海外かいがいでも黒澤くろさわの代表だいひょう作さくの一ひとつとして高たかく評価ひょうかされており、第だい4回かいベルリン国際こくさい映画えいが祭さいでベルリン市し政府せいふ特別とくべつ賞しょう[注釈ちゅうしゃく 1]を受賞じゅしょうした[注釈ちゅうしゃく 2]。

ストーリー

編集へんしゅう
 
志村しむら喬たかし

市役所しやくしょで市民しみん課長かちょうを務つとめる渡辺わたなべ勘かん治ちは、かつて持もっていた仕事しごとへの熱情ねつじょうを忘わすれ去さり、毎日まいにち書類しょるいの山やまを相手あいてに黙々もくもくと判子はんこを押おすだけの無気力むきりょくな日々ひびを送おくっていた。市役所しやくしょ内部ないぶは縄張なわばり意識いしきで縛しばられ、住民じゅうみんの陳情ちんじょうは市役所しやくしょや市議会しぎかいの中なかでたらい回まわしにされるなど、形式けいしき主義しゅぎがはびこっていた。

ある日ひ、渡辺わたなべは体調たいちょう不良ふりょうのため休暇きゅうかを取とり、医師いしの診察しんさつを受うける。医師いしからは軽かるい胃潰瘍いかいようだと告つげられるが、実際じっさいには胃癌いがんにかかっていると悟さとり、余命よめいいくばくもないと考かんがえる。不意ふいに訪おとずれた死しへの不安ふあんなどから、これまでの自分じぶんの人生じんせいの意味いみを見失みうしなった渡辺わたなべは、貯金ちょきんから5万まん円えんをおろして夜よるの街まちへ出でかける。飲のみ屋やで偶然ぐうぜん知しり合あった小説しょうせつ家かの案内あんないでパチンコやダンスホール、キャバレー、ストリップショーなどを巡めぐる。しかし、一時いちじの放蕩ほうとうも虚むなしさだけが残のこり、帰宅きたくすると事情じじょうを知しらない家族かぞくから白しろい目めで見みられる。

その翌日よくじつ、渡辺わたなべは市役所しやくしょを辞やめるつもりの部下ぶかの小田切おだぎりとよと偶然ぐうぜんに行いき合あう。市役所しやくしょを無断むだん欠勤けっきんし、とよと何なん度どか食事しょくじをともにするようになる。渡辺わたなべは若わかい彼女かのじょの奔放ほんぽうな生いき方かた、その生命せいめい力りょくに惹ひかれる。とよは玩具おもちゃ会社かいしゃの工場こうじょう内ない作業さぎょう員いんに転職てんしょくした。自分じぶんが胃癌いがんであることを伝つたえると、とよは自分じぶんが工場こうじょうで作つくっている玩具おもちゃを見みせて「あなたも何なにか作つくってみたら」と勧すすめた。その言葉ことばに心しんを動うごかされた渡辺わたなべは「まだ出来できることがある」と気きづき、次つぎの日ひ市役所しやくしょに復帰ふっきする。

それから5か月げつが経たち、渡辺わたなべは死しんだ。渡辺わたなべの通夜つやの席せきで、同僚どうりょうたちが、役所やくしょに復帰ふっきしたあとの渡辺わたなべの様子ようすを語かたり始はじめる。渡辺わたなべは復帰ふっき後ご、頭あたまの固かたい役所やくしょの幹部かんぶらを相手あいてに粘ねばり強づよく働はたらきかけ、ヤクザ者しゃからの脅迫きょうはくにも屈こごめせず、ついに住民じゅうみんの要望ようぼうだった公園こうえんを完成かんせいさせ、雪ゆきの降ふる夜よる、完成かんせいした公園こうえんのブランコに揺ゆられて息いきを引ひき取とった。市しの助役じょやくら幹部かんぶが渡辺わたなべの功績こうせきを低ひくく貶おとしめる話はなしをしている中なか、新しん公園こうえんの周辺しゅうへんに住すむ住民じゅうみんが焼香しょうこうに訪おとずれ、渡辺わたなべの遺影いえいに泣ないて感謝かんしゃした。いたたまれなくなった幹部かんぶたちが退出たいしゅつすると、同僚どうりょうたちは実じつは常つね日頃ひごろから感かんじていた「お役所やくしょ仕事しごと」への疑問ぎもんを吐はき出だし、口々くちぐちに渡辺わたなべの功績こうせきを讃たたえ、これまでの自分じぶんたちが行おこなってきたやり方かたの批判ひはんを始はじめた。

通夜つやの翌日よくじつ。市役所しやくしょでは、通夜つやの席せきで渡辺わたなべを讃たたえていた同僚どうりょうたちが新あたらしい課長かちょうの下した、相変あいかわらずの「お役所やくしょ仕事しごと」を続つづけている。しかし、渡辺わたなべの造つくった新あたらしい公園こうえんは、子供こどもたちの笑わらい声ごえで溢あふれていた。

キャスト

編集へんしゅう

クレジット順じゅん。一部いちぶの役名やくめい表記ひょうきは国立こくりつ映画えいがアーカイブ[3]および龍谷大りゅうこくだい学がく古こ典籍てんせきデジタルアーカイブ研究けんきゅうセンター「黒澤くろさわ明あきらデジタルアーカイブ」に所蔵しょぞうの台本だいほん[4]によった。

※以下いかノンクレジット出演しゅつえん者しゃ

スタッフ

編集へんしゅう

製作せいさく

編集へんしゅう
 
脚本きゃくほんを担当たんとうした橋本はしもと忍しのぶ
 
脚本きゃくほんを担当たんとうした小國おぐに英雄ひでお
 
撮影さつえい現場げんば

脚本きゃくほんは黒澤くろさわ明あきら、橋本はしもと忍しのぶ、小國おぐに英雄ひでおの共同きょうどう執筆しっぴつである。物語ものがたりの骨子こっしは黒澤くろさわが決きめたが、黒澤くろさわは小國しょうこくに死しを宣告せんこくされた人間にんげんがどのように生いきるかを、トルストイの小説しょうせつ『イワン・イリッチの死し』を元もとにして描えがきたいと話はなしたという[7]。黒澤くろさわは橋本はしもとに「後ご、75日にちしか生いきられない男おとこ」というテーマを提示ていじし、橋本はしもとが先行せんこうして第だい1稿こうを書かき上あげた[8]。1952年ねん1月がつ初旬しょじゅん、黒澤くろさわと橋本はしもとは箱根はこね仙石原せんごくはらの旅館りょかん「仙郷せんきょう楼ろう」で決定けってい稿こうの執筆しっぴつ作業さぎょうを開始かいしし、小國しょうこくは4日にち目めに遅おくれて合流ごうりゅうした[9]。脚本きゃくほん執筆しっぴつは黒澤くろさわと橋本はしもとが同おなじシーンを書かき、それを小國しょうこくが取捨選択しゅしゃせんたくするという方法ほうほうで進すすめられた[10]。当初とうしょのタイトルは『渡辺わたなべ勘かん治ちの生涯しょうがい』だったが、黒澤くろさわの提案ていあんで『生いきる』に変更へんこうした[11]。2月5日にちに脚本きゃくほんは完成かんせいした[12]。

3月14日にちに撮影さつえい開始かいしした[13]。6月2日にちにお盆ぼん用よう映画えいがにスタジオを明あけ渡わたし、6月16日にちまで撮影さつえいを一時いちじ中止ちゅうしにした[13]。9月中旬ちゅうじゅんに撮影さつえい終了しゅうりょうした[13]。主おもなロケ地ちは東京とうきょう都内とないで、野球やきゅう場じょうが新宿しんじゅくの東京とうきょう生命せいめい球場きゅうじょう、プラットホームが両国りょうごく駅えき、アイススケート場じょうが後楽園こうらくえん、遊ゆう園地えんちが豊島園としまえんである[13][14]。歓楽街かんらくがいは東宝とうほうスタジオにある銀座ぎんざ街がいのオープンセットを利用りようして撮影さつえいされた[14]。キャバレーのシーンでは、スタジオ内ないに新橋しんばしのキャバレー「ショウボート」を参考さんこうにしたセットを作つくり、本物ほんもののホステス250人にんを自前じまえの衣装いしょうで出演しゅつえんさせた[15][16]。

主演しゅえんの志村しむら喬たかしは、撮影さつえいに入はいる前まえに盲腸もうちょうの手術しゅじゅつをして痩やせていたが、黒澤くろさわに役柄やくがらとしてそれくらい痩やせていた方ほうがよいから太ふとらないように求もとめられたため、志村しむらはサウナに行いって減量げんりょうしたという[17][18]。志村しむらが『ゴンドラの唄うた』を歌うたうシーンでは、黒澤くろさわから「この世よのものとは思おもえないような声こえで歌うたってほしい」と注文ちゅうもんされ、早坂はやさか文雄ふみおのピアノでレッスンを重かさねた[19][20]。

公開こうかい

編集へんしゅう

1952年ねん10月9日にちに日本にっぽん国内こくないで劇場げきじょう公開こうかいされた[12]。1954年ねん6月がつには第だい4回かいベルリン国際こくさい映画えいが祭さいのコンペティション部門ぶもんで上映じょうえいされた[21]。米国べいこくでは、1956年ねん5月にカリフォルニア州しゅうの劇場げきじょうで『Doomed』というタイトルで短期間たんきかん上映じょうえいされたあと、1960年ねん2月がつに初はじめて正式せいしき上映じょうえいされた[22][23]。配給はいきゅう会社かいしゃのブランドン・フィルムズが「日本にっぽん映画えいがシーズン」企画きかくの一環いっかんとして公開こうかいしたが、宣伝せんでんポスターには志村しむらではなく、劇げき中ちゅうに登場とうじょうするストリッパーのラサ・サヤが描えがかれ、「今いま行いこう! あとで後悔こうかいしないために!」という惹句を付つける悪あく趣味しゅみな方法ほうほうで宣伝せんでんされた[22]。

評価ひょうか

編集へんしゅう

映画えいが批評ひひょう集積しゅうせきサイトのRotten Tomatoesには42件けんのレビューがあり、批評ひひょう家か支持しじ率りつは100%、平均へいきん点てんは8.79/10となっている[24]。 米国べいこくの『ロサンゼルス・タイムズ』紙しは「『生いきる』は、生なまと死しと、最後さいごにその両方りょうほうに意味いみを持もたせようとする必死ひっしの努力どりょくを、深ふかく追求ついきゅうした感動かんどう的てきな物語ものがたりだ」と評ひょうした[25]。米べい誌し『タイム』は「黒澤くろさわは厳きびしい現実げんじつを、優すぐれた人間にんげん性せいを、人ひととして生いきることの崇高すうこうさを、明あきらかにしている」と評ひょうし[25]、2005年ねん発表はっぴょうの「史上しじょう最高さいこうの映画えいが100本ほん」に選出せんしゅつした[26]。米国べいこくの映画えいが批評ひひょう家かロジャー・イーバートは本ほん作さくに最高さいこう評価ひょうかの星ほし4つを与あたえ、自身じしんが選えらぶ最高さいこうの映画えいがのリストに加くわえている[27]。

受賞じゅしょうとノミネートの一覧いちらん

編集へんしゅう
賞しょう 部門ぶもん 対象たいしょう 結果けっか 出典しゅってん
ベルリン国際こくさい映画えいが祭さい 金きむ熊くま賞しょう 黒澤くろさわ明あきら ノミネート [21]
ベルリン市し政府せいふ特別とくべつ賞しょう 受賞じゅしょう [22]
英国えいこくアカデミー賞しょう 外国がいこく男優だんゆう賞しょう 志村しむら喬たかし ノミネート [28]
キネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テン 日本にっぽん映画えいがベスト・テン 1位い [29]
毎日まいにち映画えいがコンクール 日本にっぽん映画えいが大賞たいしょう 受賞じゅしょう [30]
脚本きゃくほん賞しょう 黒澤くろさわ明あきら
小國おぐに英雄ひでお
橋本はしもと忍しのぶ		 受賞じゅしょう
録音ろくおん賞しょう 矢野口やのくち文雄ふみお 受賞じゅしょう
日本にっぽん映画えいが技術ぎじゅつ賞しょう 撮影さつえい 中井なかい朝一あさいち 受賞じゅしょう [31]
録音ろくおん 三縄みなわ一郎いちろう
東宝とうほう音響おんきょう技術ぎじゅつ課か		 受賞じゅしょう
芸術げいじゅつ祭さい 芸術げいじゅつ祭さい賞しょう (映画えいが部門ぶもん) 受賞じゅしょう [32]

ランキング入いり

編集へんしゅう
年とし 媒体ばいたい・団体だんたい 部門ぶもん 順位じゅんい 出典しゅってん
1959年ねん キネマ旬報きねまじゅんぽう 日本にっぽん映画えいが60年ねんを代表だいひょうする最高さいこう作品さくひんベスト・テン 7位い [33]
1979年ねん 日本にっぽん映画えいが史上しじょうベスト・テン 2位い
1989年ねん 日本にっぽん映画えいが史上しじょうベスト・テン 3位い
1995年ねん 日本にっぽん映画えいがオールタイム・ベストテン 8位い
世界せかい映画えいがオールタイム・ベストテン 34位い
1999年ねん オールタイム・ベスト100 日本にっぽん映画えいが編へん 11位い [34]
2009年ねん オールタイム・ベスト映画えいが遺産いさん200 日本にっぽん映画えいが篇へん 13位い [35]
1962年ねん 英国えいこく映画えいが協会きょうかい Sight&Sound 批評ひひょう家かが選えらぶ史上しじょう最高さいこうの映画えいがベストテン 20位い [36]
1972年ねん 批評ひひょう家かが選えらぶ史上しじょう最高さいこうの映画えいがベストテン 12位い [37]
1982年ねん 批評ひひょう家かが選えらぶ史上しじょう最高さいこうの映画えいがベストテン 21位い
1992年ねん 批評ひひょう家かが選えらぶ史上しじょう最高さいこうの映画えいがベストテン 43位い
1989年ねん 文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 大だいアンケートによる日本にっぽん映画えいがベスト150 3位い
2010年ねん エンパイア 史上しじょう最高さいこうの外国がいこく語ご映画えいが100本ほん 44位い [38]
2018年ねん BBC 史上しじょう最高さいこうの外国がいこく語ご映画えいがベスト100 72位い [39]
— TSPDT 最高さいこうの映画えいが1000本ほん 112位い [40]
— IMDb IMDbユーザーが選えらぶ最高さいこうの映画えいがベスト250 110位い [41]

備考びこう

編集へんしゅう

リメイク

編集へんしゅう

テレビドラマ

編集へんしゅう

映画えいが

編集へんしゅう

このほかハリウッドでは、ドリームワークスがリメイク権けんを獲得かくとくしており、2000年代ねんだい前半ぜんはんに監督かんとくジム・シェリダン、主演しゅえんトム・ハンクスなどのキャストでリメイクが行おこなわれると何なん度どか報道ほうどうされたことがあったが[45][46][47]、その後ごの続報ぞくほうはない。

ミュージカル

編集へんしゅう

ミュージカル『生いきる』は、黒澤くろさわ明あきら没ぼつ後ご20年ねん記念きねん作品さくひんとして2018年ねん10月8日にちから10月がつ28日にちまでTBS赤坂あかさかACTシアターで上演じょうえんされた。主催しゅさいはホリプロ、TBS、東宝とうほう、WOWOW[48]。主演しゅえんは市村いちむら正親まさちかと鹿賀かが丈史たけしのダブルキャスト[49]、

2019年ねんには市村いちむら・鹿賀かが両りょうバージョンがWOWOWで有料ゆうりょう放送ほうそうされ、音声おんせいを収録しゅうろくしたライブ盤ばんCDが発売はつばいされた。

2020年ねんには再演さいえんが決定けってい。日生劇場にっせいげきじょうでの公演こうえんに加くわえ、全国ぜんこく4都市としでの地方ちほう公演こうえんも行おこなわれる[50]。

2023年ねんに3度目どめの上演じょうえんが決定けってい。東京とうきょうと大阪おおさかで公演こうえんされた[51]。

  • 東京とうきょう公演こうえん 9月がつ7日にち - 24日にち 新しん国立こくりつ劇場げきじょう 中ちゅう劇場げきじょう
    • 主催しゅさい：ミュージカル『生いきる』製作せいさく委員いいん会かい
    • 企画きかく協力きょうりょく：黒澤くろさわプロダクション
    • 企画きかく制作せいさく：ホリプロ
  • 大阪おおさか公演こうえん 9月がつ29日にち - 10月1日にち 梅田うめだ芸術げいじゅつ劇場げきじょうメインホール
    • 主催しゅさい：梅田うめだ芸術げいじゅつ劇場げきじょう

キャスト

編集へんしゅう

他た

スタッフ

編集へんしゅう

いずれも、演出えんしゅつは宮本みやもと亜あ門もん、脚本きゃくほんと歌詞かしは高橋たかはし知とも伽とぎ江こう、作曲さっきょく・編曲へんきょくはジェイソン・ハウランド。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく

編集へんしゅう
  1. ^ Sonderpreis des Senats von Berlin（英えい: Special Prize of the Senate of Berlin）。特別とくべつ賞しょうの名なにある Senats von Berlin は、ベルリン市し（州しゅうと同格どうかくの連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたいである）の行政ぎょうせい機関きかんである[1]（ベルリン#政治せいじ、ドイツの地方ちほう行政ぎょうせい区分くぶんも参照さんしょう）。この機関きかんの日本語にほんご訳やくには「ベルリン市し参事さんじ会かい」「ベルリン参事さんじ会かい」「ベルリン州しゅう政府せいふ」等とうがあり、この賞しょうの名称めいしょうの日本語にほんご訳やくにも揺ゆれがある。
  2. ^ 日本にっぽんでは「銀ぎん熊ぐま賞しょう」を受賞じゅしょうしたとされることがあるが誤あやまり[2]。
  3. ^ あだ名なは小田切おだぎりとよが同僚どうりょうに付つけたもの。以下いか同おなじ。
  4. ^ 作中さくちゅうのセリフに基もとづく。脚本きゃくほん段階だんかいでの坂井さかいのあだ名なは「にわとり」。
  5. ^ 国立こくりつ映画えいがアーカイブでは登山とざん・安やす雙そうの役柄やくがらを「焼香しょうこうの客きゃく」としているが誤あやまり。

出典しゅってん

編集へんしゅう
  1. ^ “欧州おうしゅう諸しょ都市としの国際こくさい業務ぎょうむと執行しっこう体制たいせい等とうについて” (pdf). 自治体じちたい国際こくさい化か協会きょうかいロンドン事務所じむしょ (2014年ねん2月がつ). 2019年ねん12月29日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 山本やまもと英司えいじ「徒然つれづれ映画えいが日記にっき　考かんがえるネコ」第だい61回かい「生いきる」
  3. ^ 生いきる - 国立こくりつ映画えいがアーカイブ
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『生いきる』台本だいほん(02) - 龍谷大りゅうこくだい学がく古こ典籍てんせきデジタルアーカイブ研究けんきゅうセンター「黒澤くろさわ明あきらデジタルアーカイブ」
  5. ^ 都築つづき政昭まさあき『黒澤くろさわ明あきらと『生いきる』 ドキュメント・心しんに響ひびく人間にんげんの尊厳そんげん』朝日あさひソノラマ、2003年ねん2月がつ、211-213頁ぺーじ。ISBN 9784257036708。 
  6. ^ 藤川ふじかわ黎はじむ一いち『黒澤くろさわ明あきらvs.本木もとき荘そう二郎じろう それは春はるの日ひの花はなと輝かがやく』論ろん創そう社しゃ、2012年ねん4月がつ、240頁ぺーじ。ISBN 9784846011321。 
  7. ^ 研究けんきゅう会かい 2004, p. 36.
  8. ^ 橋本はしもと 2006, p. 81.
  9. ^ 橋本はしもと 2006, pp. 90–91.
  10. ^ 浜野はまの保たもつ樹じゅ「解説かいせつ・世界せかいのクロサワと挫折ざせつ―『生いきる』」（大系たいけい2 2009, pp. 674–677）
  11. ^ 橋本はしもと 2006, p. 101.
  12. ^ a b 浜野はまの保たもつ樹じゅ「黒澤くろさわ明あきら 関連かんれん年表ねんぴょう」『大系たいけい黒澤くろさわ明あきら』第だい4巻かん、講談社こうだんしゃ、2009年ねん4月がつ、812頁ぺーじ、ISBN 9784062155786。 
  13. ^ a b c d 「製作せいさくメモランダ」『全集ぜんしゅう黒澤くろさわ明あきら』第だい3巻かん、岩波書店いわなみしょてん、1988年ねん1月がつ、370頁ぺーじ、ISBN 9784000913232。 
  14. ^ a b 丹野たんの 1998, pp. 50–51.
  15. ^ 丹野たんの 1998, p. 47.
  16. ^ 堀川ほりかわ 2000, p. 156.
  17. ^ 都築つづき政昭まさあき『日本にっぽん映画えいがの黄金おうごん時代じだい』小学館しょうがくかん、1995年ねん7月がつ、498頁ぺーじ。ISBN 9784093871396。 
  18. ^ 野上のかみ照代てるよ『天気てんき待まち 監督かんとく・黒澤くろさわ明あきらとともに』文春ぶんしゅん文庫ぶんこ、2004年ねん3月がつ、56頁ぺーじ。ISBN 9784167679019。 
  19. ^ 堀川ほりかわ 2000, pp. 60–62.
  20. ^ 研究けんきゅう会かい 2004, pp. 15–16.
  21. ^ a b “PROGRAMME 1954” (ドイツ語ご). berlinale. 2020年ねん8月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  22. ^ a b c ガルブレイス4世せい 2015, pp. 216–217.
  23. ^ Scott, McGee. “IKIRU” (英語えいご). Turner Classic Movies. 2020年ねん8月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  24. ^ “IKIRU (1952)”. Rotten Tomatoes. 2020年ねん8月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  25. ^ a b ガルブレイス4世せい 2015, pp. 219–220.
  26. ^ “All-Time 100 Best Movies by Time Magazine” (英語えいご). Filmsite.org. 2020年ねん3月がつ2日にち閲覧えつらん。
  27. ^ “Review:Ikiru (1952)”. rogerebert.com. 2020年ねん8月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  28. ^ “Film in 1960” (英語えいご). BAFTA Awards. 2020年ねん8月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  29. ^ 85回かい史し 2012, p. 96.
  30. ^ “毎日まいにち映画えいがコンクール 第だい7回かい（1952年ねん）”. 毎日新聞まいにちしんぶん. 2020年ねん8月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  31. ^ “日本にっぽん映画えいが技術ぎじゅつ賞しょう 受賞じゅしょう一覧いちらん”. 日本にっぽん映画えいがテレビ技術ぎじゅつ協会きょうかい. 2015年ねん5月がつ31日にち閲覧えつらん。
  32. ^ “文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう受賞じゅしょう一覧いちらん 昭和しょうわ22年度ねんど（第だい2回かい）～昭和しょうわ30年度ねんど（第だい10回かい）” (PDF). 文化庁ぶんかちょう. 2020年ねん8月がつ21日にち閲覧えつらん。
  33. ^ “キネマ旬報きねまじゅんぽう日本にっぽん映画えいが60年ねんを代表だいひょうする最高さいこう作品さくひんベストテン”. 2020年ねん8月がつ21日にち閲覧えつらん。
  34. ^ 85回かい史し 2012, p. 588.
  35. ^ “「オールタイム・ベスト　映画えいが遺産いさん200」全ぜんランキング公開こうかい”. キネマ旬報きねまじゅんぽう映画えいがデータベース. 2009年ねん12月15日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020年ねん3月がつ2日にち閲覧えつらん。
  36. ^ “The Greatest Films of All Time… in 1962” (英語えいご). BFI. 2020年ねん8月がつ21日にち閲覧えつらん。
  37. ^ “Sight and Sound Poll 1972: Critics” (英語えいご). 2009年ねん7月がつ5日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020年ねん8月がつ21日にち閲覧えつらん。
  38. ^ “英えいエンパイア誌しの「史上しじょう最高さいこうの外国がいこく語ご映画えいが100本ほん」　第だい1位いに「七人しちにんの侍さむらい」”. 映画えいが.com. 2020年ねん3月がつ2日にち閲覧えつらん。
  39. ^ “英えいBBCが選えらぶ史上しじょう最高さいこうの外国がいこく語ご映画えいが1位いに「七人しちにんの侍さむらい」”. 映画えいが.com. 2020年ねん3月がつ2日にち閲覧えつらん。
  40. ^ “THE 1,000 GREATEST FILMS (FULL LIST)” (英語えいご). TSPDT. 2020年ねん8月がつ21日にち閲覧えつらん。
  41. ^ “Top Rated Movies” (英語えいご). IMDb. 2020年ねん8月がつ21日にち閲覧えつらん。
  42. ^ “平和へいわ大橋おおはし・西にし平和へいわ大橋おおはしの欄干らんかんについて”. 広島ひろしま市し. 2020年ねん8月がつ21日にち閲覧えつらん。
  43. ^ 黒沢くろさわ「生いきる」リメイク上映じょうえい カズオ・イシグロ脚本きゃくほん ベネチア映画えいが祭さい『読売新聞よみうりしんぶん』朝刊ちょうかん2022年ねん9月がつ2日にち（社会しゃかい面めん）
  44. ^ Living 2022 インターネット・ムービー・データベース（2022年ねん9月がつ4日にち閲覧えつらん）
  45. ^ シネマトゥデイ (2003年ねん3月がつ27日にち). “T・ハンクス、ハリウッドリメイク『生いきる』へ出演しゅつえん？”. 2009年ねん7月がつ23日にち閲覧えつらん。
  46. ^ シネマトゥデイ (2004年ねん9月がつ15日にち). “ジム・シェリダン、『生いきる』リメイクへ”. 2009年ねん7月がつ23日にち閲覧えつらん。
  47. ^ ZAKZAK (2004年ねん9月がつ13日にち). “黒澤くろさわ「生いきる」ハリウッド版ばんリメーク”. 2009年ねん7月がつ23日にち閲覧えつらん。[リンク切きれ]
  48. ^ 黒澤くろさわ明あきら 没ぼつ後ご20年ねん記念きねん作品さくひん ダイワハウス presents ミュージカル「生いきる」 TBS赤坂あかさかACTシアター
  49. ^ 黒澤くろさわ映画えいが「生いきる」ミュージカル化か、市村いちむら正親まさちか・鹿賀かが丈史たけしがWキャスト主演しゅえん ステージ･ナタリー
  50. ^ 市村いちむら正親まさちか、鹿賀かが丈史たけし主演しゅえんミュージカル『生いきる』再演さいえんが開幕かいまく！今いまだからこそ響ひびく“どんな時ときでも生いき抜ぬく力ちから” エンタ・ステージ（2020年ねん10月がつ12日にち）
  51. ^ “今秋こんしゅう9月がつ上演じょうえん ミュージカル『生いきる』メインビジュアル＆チケット・公演こうえん情報じょうほう・イベントスケジュール解禁かいきん！【出演しゅつえん：市村いちむら正親まさちか／鹿賀かが丈史たけし　演出えんしゅつ：宮本みやもと亞あ門もん】” (2023年ねん4月がつ20日はつか). 2024年ねん2月がつ29日にち閲覧えつらん。

参考さんこう文献ぶんけん

編集へんしゅう

外部がいぶリンク

編集へんしゅう
 
ウィキメディア・コモンズには、生いきる (映画えいが)に関連かんれんするカテゴリがあります。
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=生いきる_(映画えいが)&oldid=102163802」から取得しゅとく