稲荷いなり町まち停留ていりゅう場じょう

稲荷いなり町まち停留ていりゅう場じょう
	広島ひろしま駅えき方面ほうめんのホーム
	いなりまち; Inari-machi;
	◄M3 的場まとば町まち (0.3 km) (0.4 km) 銀山かなやま町まち M5►
所在地しょざいち	広島ひろしま市し南みなみ区く稲荷いなり町まち・的場まとば町まち一いち丁目ちょうめ北緯ほくい34度ど23分ふん33.59秒びょう東経とうけい132度ど28分ふん16.38秒びょう / 北緯ほくい34.3926639度ど東経とうけい132.4712167度ど座標ざひょう: 北緯ほくい34度ど23分ふん33.59秒びょう東経とうけい132度ど28分ふん16.38秒びょう / 北緯ほくい34.3926639度ど東経とうけい132.4712167度ど
駅えき番号ばんごう	●M4
所属しょぞく事業じぎょう者しゃ	広島電鉄ひろしまでんてつ
所属しょぞく路線ろせん	■本線ほんせん
キロ程ほど	0.8 km（広島ひろしま駅えき起点きてん）
駅えき構造こうぞう	地上ちじょう駅えき
ホーム	2面めん2線せん
乗降じょうこう人員じんいん; -統計とうけい年度ねんど-	2,109人ひと/日にち; -2019年ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ	1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）11月23日にち
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稲荷いなり町まち停留ていりゅう場じょう（いなりまちていりゅうじょう、稲荷町いなりちょう電でん停とま）は、広島ひろしま県けん広島ひろしま市し南みなみ区く稲荷いなり町まちおよび的場まとば町まち一いち丁目ちょうめにある広島電鉄ひろしまでんてつ本線ほんせんの路面ろめん電車でんしゃ停留ていりゅう場じょうである。駅えき番号ばんごうはM4。

2025年ねん（令れい和わ7年ねん）頃ごろに、本線ほんせんは当とう停留ていりゅう場じょうから駅前えきまえ大橋おおはしを通とおって広島ひろしま駅えきに直線ちょくせん的てきに結むすぶルートに変更へんこうされる予定よていである。また、その際さいに当とう停留ていりゅう場じょうで比治山下ひじやました方面ほうめんへの系統けいとうが分岐ぶんきすることになる予定よていである。

歴史れきし

稲荷いなり町まち停留ていりゅう場じょうは1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）、本線ほんせんが広島ひろしま駅えき前まえから紙屋かみや町まちまでの区間くかんが開通かいつう^[4]したのと同日どうじつに開設かいせつされた^[5]。ただし停留ていりゅう場じょうの位置いちは今いまより100メートルほど西方せいほう^[6]、京橋きょうばし川がわを渡わたる軌道きどう専用せんよう橋きょう（当時とうじ）の東ひがし詰つめに置おかれていて、現在げんざい稲荷いなり町まち停留ていりゅう場じょうが置おかれている場所ばしょには金屋かなや町まち停留ていりゅう場じょう（きんやちょうていりゅうじょう^[7]）という別べつの停留ていりゅう場じょうが置おかれていた^[8]。この金屋かなや町まち停留ていりゅう場じょうは戦時せんじ中ちゅうの1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）に廃止はいしされている^[8]。

1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）8月がつ6日にち、広島電鉄ひろしまでんてつの市内しない線せんは原爆げんばく投下とうかで被害ひがいを受うけたものの、当とう停留ていりゅう場じょうを含ふくむ本線ほんせんの広島ひろしま駅前えきまえから山口やまぐち町まちまでの区間くかんは同年どうねん10月がつに復旧ふっきゅうを果はたした^[9]。その後ごも都市とし整備せいびは進すすみ、1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）には軌道きどう専用せんよう橋きょうに代かわって道路どうろと軌道きどうの併用へいよう橋きょうである稲荷いなり大橋おおはしが完成かんせい、大橋おおはし上じょうに軌道きどうが移うつされた^[8]。このころに稲荷いなり町まち停留ていりゅう場じょうは現在げんざいの位置いち、つまり金屋かなや町まち停留ていりゅう場じょうがかつて存在そんざいした場所ばしょへと移設いせつされている^[8]。

年表ねんぴょう

1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）11月23日にち：本線ほんせんの開通かいつうと同時どうじに開業かいぎょう^[5]。今いまより西にしにあり、現在げんざいの位置いちには金屋かなや町まち停留ていりゅう場じょうが開業かいぎょうした^[8]。
1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）5月がつ：金屋かなや町まち停留ていりゅう場じょうが廃止はいし^[5]。
1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）
- 8月がつ6日にち：原爆げんばく投下とうかにより休止きゅうし^[10]。
- 10月11日にち：本線ほんせんの広島ひろしま駅前えきまえ - 山口やまぐち町まち間あいだが運行うんこう再開さいかい^[5]。
1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）ごろ：現在地げんざいちに移設いせつ^[8]。

停留ていりゅう場じょう構造こうぞう

本線ほんせんはほぼすべての区間くかんで道路どうろ上じょうに軌道きどうが敷しかれた併用へいよう軌道きどうであり、当とう停留ていりゅう場じょうも道路どうろ上じょうにホームが置おかれている。

ホームは低てい床ゆか式しきで上下じょうげ2面めんあり、東西とうざい方向ほうこうに伸のびる2本ほんの線路せんろを挟はさみこむように配置はいちされている^[6]^[11]。また上下じょうげホームどうしは稲荷町いなりちょう交差点こうさてんを挟はさんで斜はす向むかいに100メートルほど離はなれていて、交差点こうさてんの東ひがしに広ひろ電でん西にし広島ひろしま駅えき方面ほうめんの下くだりホームが、西にしに広島ひろしま駅えき方面ほうめんの上のぼりホームがある^[6]^[11]。

運行うんこう系統けいとう

「広島電鉄ひろしまでんてつ#運行うんこう系統けいとう」も参照さんしょう

本線ほんせんは広島電鉄ひろしまでんてつが運行うんこうするすべての系統けいとうが乗のり入いれているが、このうち当とう停留ていりゅう場じょうには1号線ごうせん、2号線ごうせん、6号線ごうせん、それに0号線ごうせんが乗のり入いれる。

下くだりホーム		広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえゆき、日赤にっせき病院びょういん前まえゆき
		広島ひろしま港こうゆき
		広ひろ電でん宮島口みやじまぐちゆき、広ひろ電でん西広にしひろ島とうゆき
		江こう波なみゆき
上のぼりホーム		広島ひろしま駅えきゆき

停留ていりゅう場じょう周辺しゅうへん

停留ていりゅう場じょうが置おかれている稲荷いなり町まち交差点こうさてんの北西ほくせいには稲生いのう神社じんじゃが鎮座ちんざしている^[8]。隣となりの銀山かなやま町まち停留ていりゅう場じょうとの間あいだには京橋きょうばし川がわが流ながれ、本線ほんせんは稲荷いなり大橋おおはしにて渡河とかする^[6]。

広島ひろしまファッションビジネス専門せんもん学校がっこう
立体りったい駐車ちゅうしゃ場じょうマイ・パーク京橋きょうばし
ワークピア広島ひろしま（広島ひろしま労働ろうどう会館かいかん） - 連合れんごう広島ひろしまなど労働ろうどう組合くみあい関係かんけい団体だんたいが入居にゅうきょする
中国ちゅうごく労働ろうどう金庫きんこ本店ほんてん
金屋かなや町まち郵便ゆうびん局きょく
広島ひろしまインテリジェントホテルアネックス
かめや旅館りょかん
新見にいみ旅館りょかん
ウインズ広島ひろしま

バス路線ろせん

稲荷町いなりちょう電でん停とまとバス停ばすてい

稲荷町いなりちょう電でん停とまの周辺しゅうへんには相生あいおい通どおり沿そいと駅前通えきまえどおり沿そいに「稲荷いなり町まち」バス停ばすていがあり、広ひろ電でんバス^[12]・広島ひろしまバス^[13]が停車ていしゃする。

稲荷町いなりちょうバス停ばすてい（相生あいおい通どおり西にし行いき紙屋かみや町まち・八丁堀はっちょうぼり方面ほうめん）

2（広ひろ電でんバス）県庁けんちょう前まえ方面ほうめん
3（広ひろ電でんバス）舟入本ふないりほん町まち・観音かんのんマリーナホップ方面ほうめん
4（広ひろ電でんバス）県庁けんちょう前ぜん方面ほうめん
21 宇品線うじなせん（広島ひろしまバス）広島ひろしま港こう / エディオンピースウイング広島ひろしま方面ほうめん
22 横川線よこがわせん（広島ひろしまバス）三滝みたき観音かんのん方面ほうめん
24 吉島よしま線せん（広島ひろしまバス）平和へいわ記念きねん公園こうえん・吉島よしじま方面ほうめん
25 草津線くさつせん（広島ひろしまバス）平和へいわ記念きねん公園こうえん・アルパーク方面ほうめん
27 中山ちゅうざん線せん（広島ひろしまバス）県庁けんちょう前ぜん方面ほうめん
40（芸陽げいようバス・広ひろ電でんバス）八丁堀はっちょうぼり方面ほうめん

稲荷町いなりちょうバス停ばすてい（相生あいおい通どおり東ひがし行いき広島ひろしま駅えき方面ほうめん）

2（広ひろ電でんバス）府中ふちゅう町まち方面ほうめん
3（広ひろ電でんバス）広島ひろしま駅えき方面ほうめん
4（広ひろ電でんバス）仁保にほ車庫しゃこ前まえ・向洋新むかいなだしん町まち車庫しゃこ方面ほうめん
21 宇品線うじなせん（広島ひろしまバス）向洋大原むかいなだおおはら・洋光台ようこうだい団地だんち方面ほうめん
22 横川線よこがわせん（広島ひろしまバス）広島ひろしま駅えき方面ほうめん
24 吉島よしま線せん（広島ひろしまバス）広島ひろしま駅えき方面ほうめん
25 草津線くさつせん（広島ひろしまバス）広島ひろしま駅えき方面ほうめん
27 中山ちゅうざん線せん（広島ひろしまバス）中山なかやま踏切ふみきり・戸と坂東ばんどう浄きよし団地だんち方面ほうめん
40（芸陽げいようバス・広ひろ電でんバス）大州おおず・向洋こうよう方面ほうめん

稲荷町いなりちょうバス停ばすてい（駅前通えきまえどおり南みなみ行いき平塚ひらつか町まち方面ほうめん）

102 エキまちループ右みぎ回まわり（広ひろ電でんバス・広島ひろしまバス）田中たなか町まち方面ほうめん
103 エキまちループ（広ひろ電でんバス・広島ひろしまバス）市役所前しやくしょまえ方面ほうめん平日へいじつ朝あさのみ
50 東西とうざい線せん（広島ひろしまバス）御幸橋みゆきばし・舟入南ふないりみなみ方面ほうめん

稲荷町いなりちょうバス停ばすてい（駅前通えきまえどおり北きた行いき広島ひろしま駅えき方面ほうめん）

101 エキまちループ左ひだり回まわり（広ひろ電でんバス・広島ひろしまバス）広島ひろしま駅えき方面ほうめん
50 東西とうざい線せん（広島ひろしまバス）広島ひろしま駅えき方面ほうめん

隣となりの停留ていりゅう場じょう

広島電鉄ひろしまでんてつ

■本線ほんせん

的場まとば町まち停留ていりゅう場じょう (M3) - 稲荷いなり町まち停留ていりゅう場じょう (M4) - 銀山かなやま町まち停留ていりゅう場じょう (M5)

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ “広島ひろしま県けん駅えき乗降じょうこう客数きゃくすう”. 2021年ねん3月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』45頁ぺーじ
^ 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』43頁ぺーじ
^ 路線ろせん自体じたいは紙屋かみや町まちより先さきの櫓下やぐらしたまで竣工しゅんこうしていたが、トラブルのため実際じっさいに紙屋かみや町まちより先さきの区間くかんが開業かいぎょうしたのは2週間しゅうかん後ごのことである^[2]^[3]。
^ ^a ^b ^c ^d 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』150-157頁ぺーじ
^ ^a ^b ^c ^d 川島かわしま令三けいぞう『山陽さんよう・山陰さんいんライン全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全ぜん配線はいせん』第だい7巻かん広島ひろしまエリア、講談社こうだんしゃ〈【図説ずせつ】日本にっぽんの鉄道てつどう〉、2012年ねん、9,75頁ぺーじ。ISBN 978-4-06-295157-9。
^ 今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう』 11 中国ちゅうごく四国しこく、新潮社しんちょうしゃ、2009年ねん、37頁ぺーじ。ISBN 978-4-10-790029-6。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』26-28頁ぺーじ
^ 『広島ひろしまのチンチン電車でんしゃ市内しない線せんと宮島線みやじません波乱はらんに富とんだ86年ねんのドラマ』郷土きょうど出版しゅっぱん社しゃ、1998年ねん、227-236頁ぺーじ。ISBN 4-87670-110-5。
^ 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』431頁ぺーじ
^ ^a ^b 川島かわしま令三けいぞう『全国ぜんこく鉄道てつどう事情じじょう大だい研究けんきゅう』中国ちゅうごく篇へん 2、草くさ思おもえ社しゃ、2009年ねん、103頁ぺーじ。ISBN 978-4-7942-1711-0。
^ バス情報じょうほう路線ろせんバス広ひろ電でんバス
^ 路線ろせんバス広島ひろしまバス株式会社かぶしきがいしゃ

参考さんこう文献ぶんけん

長船おさふね友則とものり『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年ねん。ISBN 4-533-05986-4。
『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』広島電鉄ひろしまでんてつ、2012年ねん。

外部がいぶリンク

稲荷町いなりちょう - 広島電鉄ひろしまでんてつ

[1] “広島ひろしま県けん駅えき乗降じょうこう客数きゃくすう”. 2021年ねん3月がつ11日にち閲覧えつらん。

[2] 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』45頁ぺーじ

[3] 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』43頁ぺーじ

[4] 路線ろせん自体じたいは紙屋かみや町まちより先さきの櫓下やぐらしたまで竣工しゅんこうしていたが、トラブルのため実際じっさいに紙屋かみや町まちより先さきの区間くかんが開業かいぎょうしたのは2週間しゅうかん後ごのことである^[2]^[3]。

[osafune2-5] 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』150-157頁ぺーじ

[line-6] 川島かわしま令三けいぞう『山陽さんよう・山陰さんいんライン全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全ぜん配線はいせん』第だい7巻かん広島ひろしまエリア、講談社こうだんしゃ〈【図説ずせつ】日本にっぽんの鉄道てつどう〉、2012年ねん、9,75頁ぺーじ。ISBN 978-4-06-295157-9。

[7] 今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう』 11 中国ちゅうごく四国しこく、新潮社しんちょうしゃ、2009年ねん、37頁ぺーじ。ISBN 978-4-10-790029-6。

[osafune-8] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』26-28頁ぺーじ

[kyodo227-9] 『広島ひろしまのチンチン電車でんしゃ市内しない線せんと宮島線みやじません波乱はらんに富とんだ86年ねんのドラマ』郷土きょうど出版しゅっぱん社しゃ、1998年ねん、227-236頁ぺーじ。ISBN 4-87670-110-5。

[10] 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』431頁ぺーじ

[jijo-11] 川島かわしま令三けいぞう『全国ぜんこく鉄道てつどう事情じじょう大だい研究けんきゅう』中国ちゅうごく篇へん 2、草くさ思おもえ社しゃ、2009年ねん、103頁ぺーじ。ISBN 978-4-7942-1711-0。

[12] バス情報じょうほう路線ろせんバス広ひろ電でんバス

[13] 路線ろせんバス広島ひろしまバス株式会社かぶしきがいしゃ

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