広島電鉄ひろしまでんてつ

広島電鉄ひろしまでんてつ株式会社かぶしきがいしゃ（ひろしまでんてつ、英えい: Hiroshima Electric Railway Co.,Ltd.）は、広島ひろしま県けんを主しゅたる事業じぎょう対象たいしょう地域ちいきとしている鉄道てつどう・軌道きどう事業じぎょう、バス事業じぎょう、不動産ふどうさん事業じぎょうを行おこなう会社かいしゃ。略称りゃくしょう・愛称あいしょうは広ひろ電でん（ひろでん）。前記ぜんき3事業じぎょう以外いがいにレジャー、建築けんちくなどを営いとなむ企業きぎょう群ぐんを擁ようする広ひろ電でんグループの中核ちゅうかく企業きぎょうである。

広島電鉄ひろしまでんてつ株式会社かぶしきがいしゃ
Hiroshima Electric Railway Co.,Ltd.

広島電鉄ひろしまでんてつ本社ほんしゃと5100形かたち電車でんしゃ
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
機関きかん設計せっけい	監査かんさ役やく会かい設置せっち会社かいしゃ
市場いちば情報じょうほう	東証とうしょうスタンダード 9033 2000年ねん3月がつ1日にち上場じょうじょう
略称りゃくしょう	広ひろ電でん（ひろでん）
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒730-8610 広島ひろしま県けん広島ひろしま市し中ちゅう区く東千田ひがしせんだ町まち二に丁目ちょうめ9番ばん29号ごう 北緯ほくい34度ど22分ふん38.2秒びょう 東経とうけい132度ど27分ふん30.8秒びょう
設立せつりつ	1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ10日とおか （創業そうぎょう：1910年ねん〈明治めいじ43年ねん〉6月がつ18日にち）
業種ぎょうしゅ	陸運りくうん業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	9240001009470
事業じぎょう内容ないよう	鉄てつ軌道きどう事業じぎょう、バス事業じぎょう、不動産ふどうさん事業じぎょう
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 椋むく田でん昌夫まさお
資本しほん金きん	23億おく3500万まん円えん （2021年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
発行済はっこうずみ株式かぶしき総数そうすう	3044万まん5500株かぶ （2021年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
売上うりあげ高だか	連結れんけつ: 274億おく5000万まん円えん 単独たんどく: 174億おく070万まん円えん （2023年ねん3月がつ期き）
営業えいぎょう利益りえき	連結れんけつ: △32億おく1200万まん円えん 単独たんどく: △24億おく1200万まん円えん （2023年ねん3月がつ期き）
経常けいじょう利益りえき	連結れんけつ: △30億おく2700万まん円えん 単独たんどく: △21億おく8200万まん円えん （2023年ねん3月がつ期き）
純じゅん利益りえき	連結れんけつ: 9億おく2700万まん円えん 単独たんどく: 7億おく5200万まん円えん （2023年ねん3月がつ期き）
純資産じゅんしさん	連結れんけつ: 392億おく2000万まん円えん 単独たんどく: 317億おく5600万まん円えん （2023年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
総そう資産しさん	連結れんけつ: 941億おく0600万まん円えん 単独たんどく: 806億おく4400万まん円えん （2023年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
従業じゅうぎょう員数いんずう	連結れんけつ: 2,165人にん 単独たんどく: 1,577人にん （2023年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
決算けっさん期き	3月31日にち
会計かいけい監査かんさ人じん	有限ゆうげん責任せきにんあずさ監査かんさ法人ほうじん
主要しゅよう株主かぶぬし	広島ひろしま日野自動車ひのじどうしゃ 3.85% 広島銀行ひろしまぎんこう 3.44% 三菱みつびしUFJ銀行ぎんこう 2.89% みずほ信託しんたく銀行ぎんこう 退職たいしょく給付きゅうふ信託しんたく 五洋建設ごようけんせつ口くち 2.49% 鴻おおとり治ち組ぐみ 2.31% 出光興産いでみつこうさん 2.25% 広島ひろしまガス 2.03% 野村のむら信託しんたく銀行ぎんこう 退職たいしょく給付きゅうふ信託しんたく・三菱みつびしUFJ信託しんたく銀行ぎんこう口くち 1.23% 三井みつい住友海上火災保険すみともかいじょうかさいほけん 1.20% いすゞ自動車ずじどうしゃ 0.99% （2023年ねん9月がつ30日にち現在げんざい）
主要しゅよう子会社こがいしゃ	#関連かんれん会社かいしゃ参照さんしょう
関係かんけいする人物じんぶつ	大田おおた哲哉てつや（元もと社長しゃちょう）
外部がいぶリンク	https://www.hiroden.co.jp/

概要がいよう

本社ほんしゃは広島ひろしま県けん広島ひろしま市し中ちゅう区く東千田ひがしせんだ町まち二に丁目ちょうめ9番ばん29号ごう。現在げんざいの会社かいしゃは1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ10日とおかに広島ひろしま瓦斯がす電でん軌より分離ぶんり設立せつりつされた（詳細しょうさいは「企業きぎょうの歴史れきし」を確認かくにんのこと）。日本にっぽん最大さいだいの路面ろめん電車でんしゃ事業じぎょう者しゃおよび中ちゅう四国しこく地方ちほう最大さいだいのバス事業じぎょう者しゃで、2012年ねん（平成へいせい24年ねん）時点じてんでは電車でんしゃ、バス、不動産ふどうさんの3事業じぎょうが広ひろ電でんの三さん本ほん柱ばしらになっている。広ひろ電でんバスは青あおバスとも呼よばれる。

電子でんしマネー（交通こうつう系けいICカード）は、広島ひろしま県けんバス協会きょうかいが発行はっこうするPASPYの利用りようができ、系列けいれつ会社かいしゃのエイチ・ディー西広にしひろ島とう、芸陽げいようバス、備北交通こうつう、宮みや島松しままつ大だい汽船きせん、宮島みやじまロープウエーでも利用りようできる。また、PASPYエリアでは、西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）のICOCAが利用りようできる。その他たのSuicaやPASMO等ひとしの交通こうつう系けいICカードも利用りようできる。

社是しゃぜは「協力きょうりょく一致いっち 心しんからのサービス みんなで無事故むじこ」であり、『無事故むじこの誓ちかい』と『広島電鉄ひろしまでんてつ社員しゃいん行動こうどう規範きはん』も制定せいていしている。また、「広島ひろしまのワクワクを創造そうぞうする」を広ひろ電でんグループの旗印はたじるし（パーパス）としている。

企業きぎょうの歴史れきし

1925年ねん頃ごろの本社ほんしゃ
（広島ひろしま瓦斯がす電でん軌株式会社かぶしきがいしゃ経営けいえい電車でんしゃ沿線えんせん案内あんないより）

現在げんざいの広島電鉄ひろしまでんてつ本社ほんしゃ

現在げんざいの会社かいしゃは、1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ10日とおかに「広島ひろしま瓦斯がす電でん軌株式会社かぶしきがいしゃ」（現在げんざいの広島ひろしまガス）から運輸うんゆ事業じぎょうを分離ぶんりして設立せつりつされた。前身ぜんしんの会社かいしゃを含ふくめると、「広島ひろしま電気でんき軌道きどう株式会社かぶしきがいしゃ」として1910年ねん（明治めいじ43年ねん）6月18日にちに設立せつりつされた。

広島ひろしま電気でんき軌道きどう株式会社かぶしきがいしゃとして創立そうりつした当初とうしょは、大林組おおばやしぐみ傘下さんかの企業きぎょうで同様どうようの経緯けいいによって作つくられた会社かいしゃに広島ひろしまガスがある。また、その2社しゃは「広島ひろしま瓦斯がす電でん軌株式会社かぶしきがいしゃ」として1つの会社かいしゃだった時期じきもある。大林組おおばやしぐみ社主しゃしゅの大林おおばやし芳かおる五郎ごろうが北浜きたはま銀行ぎんこうの破綻はたんと、その資金しきん支援しえんのため広島ひろしま瓦斯がす株式かぶしきを1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）から1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）に放出ほうしゅつ。広島ひろしま電気でんき軌道きどうも1916年ねん（大正たいしょう6年ねん）、大林おおばやし芳かおる五郎ごろうの没後ぼつご、後継こうけい者しゃの大林おおばやし義雄よしおが株かぶを継承けいしょうしたものの社長しゃちょうは空位くういで、その後ご、大林組おおばやしぐみ傘下さんかを離脱りだつ。両社りょうしゃとも、鈴木すずき商店しょうてんの支援しえんを得えて、実業じつぎょう家かの藤田ふじた謙一けんいちに株式かぶしきが売却ばいきゃくされて、同どう時期じきに、同どう一人物いちじんぶつが社長しゃちょうだったこと、需要じゅようのピークがガスと路面ろめん電車でんしゃで異ことなることにより、広島ひろしま瓦斯がすと合併がっぺいした。

• 
  広島ひろしま電気でんき軌道きどう
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  広島ひろしま瓦斯がす電でん軌
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  広島電鉄ひろしまでんてつ

本社ほんしゃ所在地しょざいちは開業かいぎょう時じおよび広島電鉄ひろしまでんてつ設立せつりつより当地とうちに置おかれているが、太平洋戦争たいへいようせんそう末期まっきの1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）の広島ひろしま市しへの原子げんし爆ばく弾だん投下とうかから翌年よくねんの8月がつ30日にちまで現在げんざいの広島ひろしま市し佐伯さいき区く楽々園らくらくえんに本社ほんしゃが置おかれていた。また広島ひろしま瓦斯がす電でん軌時代だいは、現在げんざいの広島ひろしま市し中なか区く大手町おおてまちに本社ほんしゃを置おいていた時期じきもある。

広島ひろしまガス統合とうごう時代じだいに設立せつりつされた財団ざいだん法人ほうじん広島ひろしま瓦斯がす電でん軌学園えんは、太平洋戦争たいへいようせんそう後ごは学校がっこう法人ほうじん鈴すず峯みね学園がくえん（鈴すず峯みね女子じょし短期大学たんきだいがく、鈴すず峯みね女子じょし中学校ちゅうがっこう・高等こうとう学校がっこう〈現げん・広島修道大学ひろしましゅうどうだいがくひろしま協きょう創そう中学校ちゅうがっこう・高等こうとう学校がっこう〉を設置せっち）に改組かいそ・改称かいしょうし、2012年ねん3月がつ31日にち時点じてんでは学園がくえんの理事りじ・監事かんじ9人にんのうち、5人にんが広ひろ電でんおよび広島ひろしまガス関係かんけい者しゃが占しめていたが、2015年ねん4月がつに学校がっこう法人ほうじん修道しゅうどう学園がくえんに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた。他たに広島ひろしまガス統合とうごう時代じだいの名残なごりとして、現在げんざいも広島電鉄ひろしまでんてつの健康けんこう保険ほけん組合くみあいは「広島ひろしまガス電鉄でんてつ健康けんこう保険ほけん組合くみあい」として、広島ひろしまガスと共同きょうどうで運営うんえいしている。

1955年ねん末まつから1967年ねんまで、プロ野球やきゅう球団きゅうだんの広島ひろしまカープ（現げん・広島東洋ひろしまとうようカープ）に共同きょうどう出資しゅっし企業きぎょうの一ひとつとして関与かんよし、当時とうじの広ひろ電でんの社長しゃちょうが球団きゅうだん社長しゃちょうを兼務けんむしたこともあった。

1998年ねん時点じてんでは電車でんしゃ事業じぎょうで約やく6億おく円えんの黒字くろじがあったものの、バス事業じぎょうでそれ以上いじょうの赤字あかじが出でていたため、相殺そうさいされて会社かいしゃ全体ぜんたいでの黒字くろじはほぼ不動産ふどうさん事業じぎょうによるもののみとなっていた。これを改革かいかくするため、バス事業じぎょうの改革かいかくを念頭ねんとうに1998年ねん12月より社内しゃないカンパニー制せいが施行しこうされた。鉄道てつどう・軌道きどう事業じぎょうは電車でんしゃカンパニー、バス事業じぎょうはバスカンパニー、不動産ふどうさん事業じぎょうは不動産ふどうさんカンパニーが、総務そうむや経理けいりなどをM・Sカンパニーがそれぞれ担当たんとう、2012年ねん4月がつには呉ご市営しえいバスの路線ろせんを継承けいしょうしたがこれを担当たんとうするカンパニーとして呉ごバスカンパニーが設置せっちされた。社内しゃないカンパニー制せいは2014年ねん1月がつの機構きこう改正かいせいで廃止はいしされて本部ほんぶ制せいに移行いこうし、鉄道てつどう・軌道きどう事業じぎょうは電車でんしゃ事業じぎょう本部ほんぶ、バス事業じぎょうはバス事業じぎょう本部ほんぶ、不動産ふどうさん事業じぎょうは不動産ふどうさん事業じぎょう本部ほんぶが担当たんとうしている。

年表ねんぴょう

各かく事業じぎょうの詳細しょうさいな歴史れきしについては「鉄てつ軌道きどう事業じぎょうの歴史れきし」「バス事業じぎょうの歴史れきし」の節ふし、各社かくしゃの記事きじを参照さんしょう。

• 1909年ねん（明治めいじ42年ねん）秋あき - 広島ひろしま電気でんき軌道きどうが軌道きどう敷設ふせつ申請しんせいを広島ひろしま県けんに提出ていしゅつ。
• 1910年ねん（明治めいじ43年ねん）6月がつ18日にち - 広島電鉄ひろしまでんてつの前身ぜんしんである広島ひろしま電気でんき軌道きどうが設立せつりつ。
• 1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）11月23日にち - 電車でんしゃ開業かいぎょう。
• 1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）8月がつ2日にち - 広島ひろしま瓦斯がす（現在げんざいの広島ひろしまガス）と合併がっぺい、広島ひろしま瓦斯がす電でん軌となる。
• 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）8月がつ22日にち -宮島線みやじません（己斐こい駅えき - 草津くさつ駅えき間あいだ）開業かいぎょう。
• 1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）7月がつ - 汽船きせんによる宮島みやじま連絡れんらく開始かいし。
• 1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）
  • 4月がつ - 広島ひろしま乗合のりあい自動車じどうしゃの株式かぶしきを取得しゅとくの上うえ、経営けいえいに参画さんかく（バス事業じぎょうの始はじまり）。
  • 10月 - 直営ちょくえいによる己斐こい-宮島みやじま間あいだのバス事業じぎょう開始かいし 。
• 1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）2月がつ - 宮島みやじま連絡れんらく廃止はいし。
• 1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）9月がつ8日にち - 楽々園らくらくえん遊ゆう園地えんち開園かいえん。
• 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）2月がつ1日にち - 広島ひろしま乗合のりあい自動車じどうしゃを合併がっぺい。自動車じどうしゃ部ぶを設置せっちする。
• 1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）4月がつ1日にち - 広島ひろしま商業しょうぎょう実践じっせん女学校じょがっこう（現げん・広島修道大学ひろしましゅうどうだいがくひろしま協きょう創そう中学校ちゅうがっこう・高等こうとう学校がっこう）開校かいこう。
• 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ10日とおか - 広島ひろしま瓦斯がす電でん軌から運輸うんゆ事業じぎょうを分離ぶんりして広島電鉄ひろしまでんてつ設立せつりつ。ガス部門ぶもんは旧きゅう社名しゃめいの広島ひろしま瓦斯がすに社名しゃめいを戻もどす。
• 1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）4月がつ - 従業じゅうぎょう員いん出征しゅっせいによる人手ひとで不足ふそくを補おぎなうため、広島電鉄ひろしまでんてつ家政かせい女学校じょがっこうを設立せつりつ。
• 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）
  • 8月がつ6日にち - 広島ひろしま市しへの原爆げんばく投下とうかで市内しない線せん全線ぜんせんが不通ふつうとなる。本社ほんしゃを楽々園らくらくえんに移動いどう。
  • 8月がつ9日にち - 6日にちの原爆げんばく投下とうかによる被害ひがいでの運行うんこう停止ていしから一部いちぶ区間くかんで市内しない電車でんしゃ運行うんこう再開さいかい。
• 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）8月がつ30日にち - 本社ほんしゃが千田せんだ町まちに復帰ふっき。
• 1949年ねん（昭和しょうわ23年ねん）6月がつ - 広島ひろしま証券しょうけん取引とりひき所しょに株式かぶしきを上場じょうじょう。
• 1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）6月がつ10日とおか - 広ひろ電でん観光かんこう設立せつりつ。
• 1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）8月がつ1日にち - 広島ひろしま観光かんこう開発かいはつ設立せつりつ。中国ちゅうごく観光かんこうを買収ばいしゅう。
• 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）
  • 6月がつ - 広島ひろしま観光かんこう汽船きせんを設立せつりつ。
  • 7月がつ10日とおか - 広島ひろしま交通こうつう（タクシー会社かいしゃ、現在げんざいのバス会社かいしゃとは別べつ）を買収ばいしゅう。
  • 10月13日にち - 楽々園らくらくえんスパー開業かいぎょう。
• 1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）
  • 3月16日にち - 宮みや島松しままつ大だい観光かんこう船せんに出資しゅっし。
  • 4月がつ1日にち - 市内しない電車でんしゃと宮島線みやじませんの直通ちょくつう運転うんてん開始かいし。
• 1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）3月がつ1日にち - 広ひろ電でん興産こうさん（現在げんざいの広電ひろでんストア、現在げんざいの広ひろ電でん興産こうさんとは別べつ）設立せつりつ。
• 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）
  • 2月がつ1日にち - 広ひろ電でん不動産ふどうさん設立せつりつ。
  • 6月1日にち - やまとタクシーに資本しほん参加さんか。
• 1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）11月28日にち - 備北交通こうつうに資本しほん参加さんか。
• 1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）
  • 4月がつ1日にち - 広島ひろしま交通こうつうと銀鱗ぎんりんタクシーが合併がっぺいして広ひろ電でんタクシーが発足ほっそく。
  • 9月1日にち - 軌道きどう内ないへの車両しゃりょう乗のり入いれが許可きょかされる。
• 1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）3月がつ28日にち - 芸陽げいようバスに資本しほん参加さんか。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）10月がつ12日にち - 広ひろ電でん宮島みやじまガーデンを設立せつりつ。
• 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）7月がつ16日にち - 不動産ふどうさん部ぶを創設そうせつし、不動産ふどうさん事業じぎょうに本格ほんかく参入さんにゅう。
• 1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）広ひろ電でんプラザ（現げん・ヒロデンプラザ）設立せつりつ。
• 1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）
  • 4月がつ - 広ひろ電でん住宅じゅうたく産業さんぎょう（現げん・広ひろ電でん建設けんせつ）を設立せつりつ。
  • 8月がつ31日にち - 楽々園らくらくえん遊ゆう園地えんち閉園へいえん。
  • 9月がつ10日とおか - 広島ひろしまバスに資本しほん参加さんか}。
  • 12月1日にち - 公安こうあん委員いいん会かいにより軌道きどう敷じき内ない自動車じどうしゃ乗のり入いれ禁止きんし実施じっし。
• 1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん） - 傘下さんかの広島ひろしまバスの独占どくせん禁止きんし法ほう抵触ていしょく問題もんだいが、同意どうい議決ぎけつにより解決かいけつ。後日ごじつ、合意ごうい内容ないように基もとづき株式かぶしきを増岡組ますおかぐみに譲渡じょうと。
• 1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）6月がつ22日にち - 広ひろ電でん興産こうさんが広電ひろでんストアに社名しゃめい変更へんこう。
• 1991年ねん（平成へいせい3年ねん）4月がつ - グリーンバーズ・ヒロデン設立せつりつ。
• 1994年ねん（平成へいせい6年ねん）8月がつ1日にち - 現げん本社ほんしゃビル竣工しゅんこう。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）10月がつ - 広ひろ電でんプラザがヒロデンプラザに社名しゃめい変更へんこうする。
• 1997年ねん（平成へいせい9年ねん）
  • 4月がつ - 貸切かしきり自動車じどうしゃ部ぶを廃止はいしし、事業じぎょうを広ひろ電でん観光かんこうに譲渡じょうと。
  • 12月 - 広ひろ電でんタクシーが運輸うんゆ事業じぎょうを第だい一いち交通こうつう産業さんぎょうに売却ばいきゃくし（現在げんざいの広島ひろしま第だい一いち交通こうつう）、広ひろ電でん興産こうさんに社名しゃめい変更へんこうする。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）12月 - 社内しゃないカンパニー制せいの導入どうにゅう。
• 1999年ねん（平成へいせい11年ねん）
  • 1月がつ - エイチ・ディー西広にしひろ島とうを設立せつりつ。
  • 3月 - 交通こうつう会館かいかんを設立せつりつ。
• 2000年ねん（平成へいせい12年ねん）3月がつ - 東京とうきょう証券しょうけん取引とりひき所しょ第だい二に部ぶに上場じょうじょう。
• 2002年ねん（平成へいせい14年ねん）12月24日にち - ひろでん中国ちゅうごく新聞しんぶん旅行りょこうを設立せつりつ。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん）10月がつ1日にち - ひろでん中国ちゅうごく新聞しんぶん旅行りょこうに広ひろ電でん観光かんこうの旅行りょこう部門ぶもんと中国ちゅうごく新聞しんぶんトラベル・サービスを合併がっぺい・統合とうごう。
• 2004年ねん（平成へいせい16年ねん）6月がつ - 宮みや島松しままつ大だい観光かんこう船せんが宮みや島松しままつ大だい汽船きせんに社名しゃめい変更へんこう。
• 2012年ねん（平成へいせい24年ねん）
  • 3月9日にち - 広島ひろしまバスの保有ほゆうする芸陽げいようバス株かぶの株式かぶしき譲渡じょうとにより芸陽げいようバスを連結れんけつ子会社こがいしゃ化か。
  • 4月がつ1日にち - 呉ご市営しえいバスから全ぜん路線ろせんを移管いかん（呉ご市営しえいバスは3月がつ31日にち限かぎりで事業じぎょう廃止はいし）。
• 2014年ねん（平成へいせい26年ねん）1月がつ16日にち - 社内しゃないカンパニー制せいを廃止はいし。
• 2015年ねん（平成へいせい27年ねん）7月がつ13日にち - ミャンマーの国鉄こくてつへ路面ろめん電車でんしゃを3台だい譲渡じょうと。
• 2020年ねん（令れい和わ2年ねん）
  • 1月がつ22日にち - 電車でんしゃ運転うんてん士しに対たいするスマートフォン試験しけん用ようアプリを使つかった運行うんこう支援しえん・勤怠きんたい管理かんりの実証じっしょう実験じっけんを発表はっぴょう。
  • 2月がつ29日にち - 宮島みやじま対岸たいがんの宮島口みやじまぐちに新あたらしい旅客りょかくターミナル開業かいぎょう。4月2日にちには併設へいせつの商業しょうぎょう施設しせつ「etto」（エット）オープン。

鉄道てつどう・軌道きどう事業じぎょう

鉄道てつどう・軌道きどう事業じぎょうは、2014年ねん1月がつより電車でんしゃ事業じぎょう本部ほんぶが担当たんとうしており、その下したに電車でんしゃ企画きかく部ぶ、電車でんしゃ営業えいぎょう部ぶ、電車でんしゃ技術ぎじゅつ部ぶを置おいている。軌道きどう線せん6路線ろせん19.0kmと、鉄道てつどう線せん1路線ろせん16.1kmの総そう延長えんちょう35.1kmの路線ろせんを持もつ。どちらも軌間きかん1435mm、直流ちょくりゅう600V電化でんか。年間ねんかん輸送ゆそう人員じんいんは約やく5500万まん人にん（市内しない線せん : 3780万まん8000人にん、宮島線みやじません : 1719万まん3000人にん）で、軌道きどう線せんと鉄道てつどう線せんを合あわせた輸送ゆそう人員じんいんと路線ろせん延長えんちょうは、路面ろめん電車でんしゃとしては日本一にっぽんいちである。2016年ねん3月がつ末まつ時点じてんの一いち日にち平均へいきん利用りよう者しゃ数すうは市内しない線せん10.6万まん人にん、宮島線みやじません4.8万まん人にんである。

路線ろせんの概要がいよう

路線ろせん名めい		延長えんちょう	運行うんこう系統けいとう								区間くかん	電でん停とま数かず
軌道線きどうせん	本線ほんせん	5.5km									広島ひろしま駅えき(M1) - 広ひろ電でん西広にしひろ島とう(M19)	19
	宇品線うじなせん	5.7km									紙屋かみや町まち(M9) - 広島ひろしま港こう(U18)	19
	江波線えばせん	2.6km									土橋どばし(M13) - 江こう波なみ(E6)	7
	横川線よこがわせん	1.4km									十日市町とおかいちまち(Y1/M12) - 横川よこがわ駅えき(Y5)	5
	皆みな実線じっせん	2.5km									的場まとば町まち(H3/M3) - 皆実町六丁目みなみまちろくちょうめ(H9/U9)	7
	白島線はくしません	1.2km									白島しらしま(W5) - 八丁堀はっちょうぼり(W1/M7)	5
鉄道てつどう線せん	宮島線みやじません	16.1km									広ひろ電でん西広にしひろ島とう(M19) - 広ひろ電でん宮島口みやじまぐち(M39)	21

• 電でん停とま数かずには臨時りんじ駅えきを含ふくむ。また紙屋町かみやちょう電でん停とまは紙屋かみや町東まちひがし・紙屋かみや町まち西にしをあわせて1電でん停とまと数かぞえる。

軌道線きどうせん

市内しない線せんと総称そうしょうされる。ほぼ全線ぜんせんが併用へいよう軌道きどう。各かく路線ろせん間あいだで直通ちょくつう運転うんてんが行おこなわれており、合計ごうけい8つの運行うんこう系統けいとう（0号線ごうせんは除外じょがい）を持もつ。広島電鉄ひろしまでんてつの電車でんしゃは運行うんこう系統けいとうを1号線ごうせん、2号線ごうせん…というように「○号線ごうせん」と呼よんでいる（広島電鉄ひろしまでんてつのバスや広島ひろしまバスも同様どうよう）。

2号線ごうせん（広ひろ電でん西にし広島ひろしま駅えき - 紙屋かみや町まち東ひがし/西にし - 広島ひろしま駅えき）は全すべて連接れんせつ車しゃで運行うんこうされている（ダイヤが乱みだれた際さいなどは例外れいがいあり）。また、日にち中ちゅうの1号線ごうせん（広島ひろしま港こう - 紙屋かみや町まち東ひがし - 広島ひろしま駅えき）は連接れんせつ車しゃと単行たんこう車しゃが混まざって運行うんこう、通勤つうきん・通学つうがく時間じかん帯たいには5・8号線ごうせんでも一部いちぶが連接れんせつ車しゃで運行うんこうされている。

毎年まいとし8月がつ6日にちの原爆げんばく忌きには8時じ15分ふんに乗務じょうむ員いんや乗客じょうきゃくが1分間ふんかんの黙祷もくとうを行おこなう。原爆げんばくドーム付近ふきんを走行そうこうしている電車でんしゃは8時じ15分ふん近ちかくになると近ちかくの電でん停とまに臨時りんじ停車ていしゃする。

日本にっぽんの路面ろめん電車でんしゃではもっとも早はやく初はつ電でんが発車はっしゃする。

鉄道てつどう線せん

宮島線みやじませんのことで、西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）山陽本線さんようほんせんとほぼ並行へいこうする。全線ぜんせんが専用せんよう軌道きどう。軌道きどう線せんと広ひろ電でん西にし広島ひろしま駅えきでつながっており、直通ちょくつう運転うんてんを行おこなっている。詳くわしくは「広島電鉄ひろしまでんてつ宮島線みやじません」の項目こうもくを参照さんしょう。宮島線みやじませんで運行うんこうされる2号線ごうせんは原爆げんばくドーム前ぜん停留ていりゅう場じょうの目めの前まえにある原爆げんばくドームと、広ひろ電でん宮島口みやじまぐち駅えきを最寄もより駅えきとする厳島いつくしま神社じんじゃとの2つの世界せかい遺産いさんを結むすんでいる。

運行うんこう系統けいとう

広島電鉄ひろしまでんてつ電車でんしゃ系統けいとう図ず

2024年ねん3月がつ25日にち改正かいせい。それぞれの系統けいとうは「○号線ごうせん」と称しょうしている。

系統けいとう	運行うんこう区間くかん	電でん停とま数かず	所要しょよう時間じかん	運行うんこう間隔かんかく	備考びこう
	広島ひろしま駅えき -（紙屋かみや町東まちひがし）- 広島ひろしま港こう	27	49分ふん	12分ふん	一部いちぶ便びんは宇品二丁目うじなにちょうめ行いき。連接れんせつ車しゃ及および単行たんこう車しゃで運転うんてん。千田せんだ車庫しゃこ管轄かんかつ。 2023年ねん8月がつ28日にちより、広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ - 広島ひろしま港こう間あいだで一部いちぶ連接れんせつ車しゃでのワンマン運転うんてんを開始かいし。2024年ねん3月がつ25日にち改正かいせいより全すべての連接れんせつ車しゃのワンマン運転うんてんを開始かいし。
	広島ひろしま駅えき -（八丁堀はっちょうぼり・広ひろ電でん西広にしひろ島とう）- 広ひろ電でん宮島口みやじまぐち	39	68分ふん	10分ふん	連接れんせつ車しゃで運転うんてん。荒手あらて車庫しゃこ管轄かんかつ。 単行たんこう車しゃにも「広島ひろしま駅えき」「西広にしひろ島とう（己斐こい）」の行先いきさき表示ひょうじは用意よういされているが、定期ていき運行うんこうはない。 過去かこに運行うんこうされた広島ひろしま港こう・広ひろ電でん本社ほんしゃ前ぜん発着はっちゃくの宮島線みやじません直通ちょくつう列車れっしゃのために「西広にしひろ島とう（己斐こい）」「商工センタしょうこうせんたー入口いりぐち」「宮島口みやじまぐち」には黒文字くろもじの0号線ごうせんの行先いきさき表示ひょうじも用意よういされているが、2号線ごうせんの行先いきさき表示ひょうじを流用りゅうようすることがあった。
	広ひろ電でん西広にしひろ島とう -（紙屋かみや町西まちにし）- 広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ	29	53分ふん	15分ふん	2023年ねん7月がつ24日にちの改正かいせいで広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ - 広島ひろしま港こう間あいだの定期ていき運行うんこうが廃止はいしされた。 日赤にっせき病院びょういん前まえ・広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ行いきは、当分とうぶんの間あいだLED式しき装備そうび車しゃの一部いちぶを除のぞいての方向ほうこう幕まくで運行うんこう。 千田せんだ車庫しゃこ管轄かんかつ。
	広島ひろしま駅えき -（比治山下ひじやました・皆実町六丁目みなみまちろくちょうめ）- 広島ひろしま港こう	18	32分ふん	12分ふん	「比治山下ひじやました経由けいゆ」と案内あんないされる。千田せんだ車庫しゃこ管轄かんかつ。 終電しゅうでんの1本ほん前まえは宇品二丁目うじなにちょうめ行いき、終電しゅうでんは皆実町六丁目みなみまちろくちょうめ行いきになっている。
	広島ひろしま駅えき -（八丁堀はっちょうぼり・土橋どばし）- 江こう波なみ	19	38分ふん	15分ふん	江波えば車庫しゃこ管轄かんかつ。
	横川よこがわ駅えき -（十日市町とおかいちまち・紙屋かみや町まち西にし）- 広島ひろしま港こう	15	27分ふん	12分ふん	一部いちぶ便びんは広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ行いき。行先いきさき表示ひょうじは「宇品二丁目うじなにちょうめ」も用意よういされているが、定期ていき運行うんこうはない。 2023年ねん7月がつ24日にちの改正かいせいで広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ - 広島ひろしま港こう間あいだが延長えんちょうされた。 （過去かこにイベント時じの臨時りんじ延長えんちょうあり） 千田せんだ車庫しゃこ管轄かんかつ（2019年ねん3月がつまでは江波えば車庫しゃこ管轄かんかつ）。
	横川よこがわ駅えき -（十日市町とおかいちまち・土橋どばし）- 江波えば	12	24分ふん	15分ふん	江波えば車庫しゃこ管轄かんかつ。
	【江こう波なみ -（土橋どばし）-】八丁堀はっちょうぼり - 白島しらしま	5 (18)	8分ふん（37分ふん）	10分ふん	江こう波なみ - 八丁堀はっちょうぼり間あいだは平日へいじつ3往復おうふく、休日きゅうじつ2往復おうふくのみ運転うんてん。江波えば車庫しゃこ管轄かんかつ。
	広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ行いき（横川よこがわ駅えき・広ひろ電でん西にし広島ひろしま発はつを除のぞく）・日赤にっせき病院びょういん前まえ行いき・臨時りんじ系統けいとう・訓練くんれん車しゃなど。 日赤にっせき病院びょういん前まえ、広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ、紙屋かみや町まち・市役所しやくしょ経由けいゆ宇品二丁目うじなにちょうめと回送かいそう、試運転しうんてん、貸切かしきり、競艇きょうてい貸切かしきりは赤あか文字もじで、的場まとば町まち、八丁堀はっちょうぼり、紙屋かみや町まち、原爆げんばくドーム前まえ、土橋どばし、十日とおか市し、海岸かいがん通どおり、西広にしひろ島とう（己斐こい）、商工センタしょうこうせんたー入口いりぐち、宮島口みやじまぐちは黒文字くろもじで表示ひょうじ。

• 4号線ごうせんは忌いみ番号ばんごうのため欠番けつばん。
• いずれの系統けいとうも、一部いちぶの区間くかんのみを運行うんこうする便びんがある。
• 電でん停とま数かずには臨時りんじ駅えきを含ふくまない。また紙屋町かみやちょう電でん停とまは紙屋かみや町東まちひがし・紙屋かみや町まち西にしをあわせて1電でん停とまと数かぞえる。
• 運行うんこう間隔かんかくは日にち中ちゅうのもの。

なお、「7号線ごうせん」は1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）5月がつ6日にちまでは広島ひろしま駅えきと横川よこがわ駅えきを結むすぶ系統けいとうであった。2003年ねん4月がつ20日はつかに横川よこがわ駅えき - 広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえの系統けいとうとして復活ふっかつした（2023年ねん7月がつ24日にちの改正かいせいで広島ひろしま港こうまで延長えんちょう）。

幻まぼろしになった路線ろせん

広島ひろしま瓦斯がす電気でんき時代じだいに、広島ひろしま市しから呉くれ市しを結むすぶ鉄道てつどう路線ろせん敷設ふせつを計画けいかくした。1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）12月がつ20日はつかに申請しんせい。計画けいかくでは、呉くれ側がわの終点しゅうてんは三津みつづ田橋たばせ周辺しゅうへんを計画けいかく。さらに、本通ほんどおりまで軌道きどう路線ろせん敷設ふせつの特許とっきょ申請しんせいを行おこなっていた。その時ときは、省線しょうせん（呉線くれせん）との競合きょうごう路線ろせんになることより却下きゃっかされた。その後ご、路線ろせん短縮たんしゅくを行おこない広島ひろしまから船越ふなこし間あいだに変更へんこうし、1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）2月がつ18日にちに免許めんきょを取得しゅとくした。日本製鋼所にほんせいこうしょ広島ひろしま製作所せいさくしょへの通勤つうきん輸送ゆそうを目的もくてきにしたが、当初とうしょの南側みなみがわの路線ろせん計画けいかくでは、川船かわぶねの往来おうらい妨害ぼうがいになることより断念だんねん。その後ごに計画けいかくされた北側きたがわの路線ろせん計画けいかくでは、省線しょうせんと競合きょうごう路線ろせんになることで、度々たびたび申請しんせいされていた工事こうじ着工ちゃっこう延期えんき申請しんせいを却下きゃっか。1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）8月がつ5日にちに免許めんきょは失効しっこうした。電車でんしゃ宮島みやじま駅えき（現げん・広ひろ電でん宮島口みやじまぐち駅えき）から山口やまぐち県けん岩国いわくに市しへの路線ろせん敷設ふせつ申請しんせいも行おこなわれたが免許めんきょ取得しゅとくはできなかった。また、横川よこかわから甲田こうた町まち（現げん・安芸あき高田たかだ市し）の甲立こうたちまでの路線ろせん計画けいかくも存在そんざいした。

また、広島ひろしま商工しょうこう会議かいぎ所しょが1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）に発刊はっかんした『大だい広島ひろしまの建設けんせつ』で、横川線よこがわせんを延伸えんしんして江波えばに至いたる路線ろせん（後のちに江波線えばせんとして実現じつげん）、的場まとば町まちから段原だんばら町まちを経由けいゆして鷹野橋たかのばしに至いたる路線ろせん（後のちに皆みな実線じっせんとして実現じつげん）、己斐こいから観音かんのん橋きょう・住吉橋すみよしばし・鷹野たかの橋きょうを経由けいゆして段原だんばら町まちに至いたる路線ろせん、横川よこがわから白島しらしまを経由けいゆして広島ひろしま駅えきに至いたる路線ろせん、猿猴橋えんこうばしから尾長おなが町まちを経由けいゆして府中ふちゅうに至いたる路線ろせんが提案ていあんされ、それを受うけて広島ひろしま瓦斯がす電でん軌は青写真あおじゃしんを作成さくせいし検討けんとうされたが、大半たいはんは実現じつげんしなかった。

戦時せんじ中ちゅうの1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）7月がつに、三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう広島ひろしま機械きかい製作所せいさくしょへの工員こういん輸送ゆそうのため、天満てんま町まちから昭和しょうわ新開しんかい（現げん・観音新かんおんしん町まち）間あいだ（約やく3km）の特許とっきょを得えた。資材しざいは、三菱重工業みつびしじゅうこうぎょうからの提供ていきょうおよび白島線はくしませんの単線たんせん化かで賄まかなうとされた。しかし、同年どうねん8月がつの広島ひろしま市しへの原爆げんばく投下とうかで市内しない線せんは壊滅かいめつ的てきな被害ひがいを受うけ工事こうじに着手ちゃくしゅできず、1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）に起業きぎょう廃止はいし申請しんせいを行おこない特許とっきょは失効しっこうした。

沿線えんせん風景ふうけい

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  広ひろ電でん本社ほんしゃ行ぎょう 原爆げんばくドーム前ぜん付近ふきん
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  八丁堀はっちょうぼり電でん停とま 白島線はくしません側がわ
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  広島ひろしま港こう周辺しゅうへん
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  荒手あらて車庫しゃこ周辺しゅうへん
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  白島線はくしません車内しゃないより眺ながめた路線ろせん
• ビデオ

運賃うんちん・乗車じょうしゃ方法ほうほう

運賃うんちんは2022年ねん11月1日にちに改訂かいていされ、市内しない線せんが大人おとな220円えん・小児しょうに110円えん（白島線はくしませんのみ乗車じょうしゃの場合ばあいは大人おとな160円えん・小児しょうに80円えん）の均一きんいつ制せい、宮島線みやじませんは区間くかん制せいである。ICカード「PASPY」の利用りよう時じは乗車じょうしゃごとに運賃うんちんに対たいして最大さいだい10%を割引わりびきしているが、運賃うんちん額がくの端はし数すうは10円えん単位たんいへ切きり上あげで計算けいさんされる。大人おとなあるいは小児しょうに1人にんにつき同伴どうはんの幼児ようじを3人にんまで無賃むちん、障害しょうがい者しゃの介助かいじょ者しゃ2人にんまでを無賃むちんにしている。

運賃うんちん後払あとばらい方式ほうしきを採用さいようしており、電車でんしゃ降車こうしゃ時じに現金げんきんやICカード等とうで運賃うんちん箱ばこへ直接ちょくせつ支払しはらう。切符きっぷの販売はんばいはない（多客たきゃく時じの臨時りんじ販売はんばいを除のぞく）。単行たんこう車しゃ（単車たんしゃ）は、車体しゃたい中央ちゅうおう扉とびらから乗車じょうしゃし、前方ぜんぽう扉とびらから降車こうしゃする。連接れんせつ車しゃは、車体しゃたい中央ちゅうおう2か所しょの扉とびらから乗車じょうしゃし、両りょう端はしの扉とびらから降車こうしゃする。2018年ねん5月がつ10日とおかからは、ICカードで複数ふくすう人じんで利用りようしない利用りよう者しゃに限かぎり、通常つうじょうは乗車じょうしゃ専用せんようとなる中なか扉とびらからも降車こうしゃが可能かのうとなる「ICカード全ぜん扉とびら降車こうしゃサービス」（信用しんよう乗車じょうしゃ方式ほうしき）が1000形かたち限定げんていで開始かいしされた。なお、広島ひろしま駅えきや広ひろ電でん西にし広島ひろしま等とうの主要しゅよう電でん停とまおよびイベント開催かいさい時じの一部いちぶ電でん停とま（フラワーフェスティバルやとうかさん開催かいさい時じの八丁堀はっちょうぼり電でん停とま、広島ひろしま平和へいわ記念きねん式典しきてん開催かいさい時じの原爆げんばくドーム前まえ電でん停とまなど）には、ホームで移動いどう式しき運賃うんちん箱ばこを押おした係員かかりいんが待機たいきしているため、乗車じょうしゃ口こうでも降車こうしゃができ、運賃うんちん収受しゅうじゅが行おこなわれる。日にち中ちゅうの広ひろ電でん宮島口みやじまぐち駅えきでは改札かいさつ口こうで運賃うんちんを支払しはらう。ICカード「PASPY」利用りよう可能かのう車両しゃりょうでは、運賃うんちん箱ばこを使用しようした車内しゃないでのICカードへのチャージができる。

回数かいすう券けんは2009年ねん10月がついっぱいで販売はんばいを終了しゅうりょうした後のちも、引ひき続つづき利用りよう可能かのうであったが、2019年ねん12月31日にちで利用りようを終了しゅうりょうし、払はらい戻もどしも2020年ねん3月がつ31日にちで終了しゅうりょうした。

運賃うんちんの変遷へんせん

軌道線きどうせん

年月日ねんがっぴ	運賃うんちん体系たいけい	運賃うんちん	運賃うんちん （白島線はくしません）	備考びこう
1912年ねん11月23日にち（開業かいぎょう）	区間くかん制せい運賃うんちん	2銭ぜに	-	1区間くかんの場合ばあい、2区間くかん以上いじょう1区間くかんごとに2銭ぜに加算かさん
1918年ねん11月29日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	3銭ぜに	-
1919年ねん11月20日にち	均一きんいつ制せい	4銭ぜに	-
1922年ねん4月がつ12日にち	区間くかん制せい運賃うんちん	3銭ぜに	-	1区間くかんの場合ばあい、2区間くかん以上いじょう1区間くかんごとに1銭ぜに加算かさん
1926年ねん11月11日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	5銭ぜに	-
1942年ねん4月がつ10日とおか	均一きんいつ制せい運賃うんちん	7銭ぜに	-
1944年ねん4月がつ22日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	10銭ぜに	-
1946年ねん2月がつ1日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	20銭ぜに	-
1946年ねん7月がつ1日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	30銭ぜに	-
1947年ねん3月がつ1日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	40銭ぜに	-
1947年ねん8月がつ7日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	1円えん	-
1948年ねん2月がつ4日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	2円えん	-
1948年ねん5月がつ18日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	3円えん50銭ぜに	-
1948年ねん8月がつ10日とおか	均一きんいつ制せい運賃うんちん	6円えん	-
1950年ねん5月がつ15日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	8円えん	-
1951年ねん11月15日にち	均一きんいつ制せい運賃うんちん	10円えん	-
1954年ねん11月がつ10日とおか	均一きんいつ制せい運賃うんちん	13円えん	-	往復おうふく25円えん
1962年ねん3月がつ20日はつか	均一きんいつ制せい運賃うんちん	15円えん	-
1965年ねん8月がつ28日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	15円えん	-	乗切のりき制せい導入どうにゅう
1968年ねん1月がつ16日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	20円えん	15円えん	白島線はくしません別べつ運賃うんちん導入どうにゅう
1970年ねん6月がつ25日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	30円えん	20円えん
1973年ねん1月がつ15日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	40円えん	30円えん
1974年ねん10月がつ17日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	60円えん	40円えん
1976年ねん11月14日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	70円えん	50円えん
1978年ねん11月24日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	80円えん	60円えん	暫定ざんてい運賃うんちん（本線ほんせんのみ）
1979年ねん11月1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	90円えん	60円えん	暫定ざんてい運賃うんちん解除かいじょ
1981年ねん4月がつ1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	100円えん	70円えん	暫定ざんてい運賃うんちん（本線ほんせんのみ）
1982年ねん2月がつ1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	110円えん	70円えん	暫定ざんてい運賃うんちん解除かいじょ
1983年ねん12月1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	120円えん	80円えん
1989年ねん12月9日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	130円えん	90円えん	乗継のりつぎ時じ50円えん加算かさん 消費しょうひ税ぜい導入どうにゅうによる改定かいてい
1997年ねん11月1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	150円えん	100円えん	乗継のりつぎ時じ0円えん加算かさん 2001年ねん4月がつ10日とおかから2002年ねん4月がつ9日にちまで社会しゃかい実験じっけんで120円えん
2014年ねん4月がつ1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	160円えん	110円えん	乗継のりつぎ時じ0円えん加算かさん 消費しょうひ税ぜい増税ぞうぜいによる改定かいてい。
2017年ねん8月がつ1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	180円えん	130円えん
2019年ねん10月がつ1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	190円えん	130円えん	消費しょうひ税ぜい増税ぞうぜいによる改定かいてい
2022年ねん11月1日にち	乗切のりき制せい運賃うんちん	220円えん	160円えん	広島ひろしま市し地域ちいき公共こうきょう交通こうつう利便りべん増進ぞうしん実施じっし計画けいかくの認可にんかによる改定かいてい

鉄道てつどう線せん

年月日ねんがっぴ	運賃うんちん体系たいけい	運賃うんちん	備考びこう
1922年ねん8月がつ22日にち（開業かいぎょう）	区間くかん制せい運賃うんちん	2区間くかんまで1区間くかんごとに4銭ぜに加算かさん 3区間くかん以上いじょう1区間くかんごとに3銭ぜに加算かさん
1942年ねん4月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ2.16銭ぜに	対たいキロ運賃うんちん導入どうにゅう
1944年ねん4月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ2.50銭ぜに
1945年ねん4月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ3.00銭ぜに
1946年ねん4月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ7.50銭ぜに
1947年ねん3月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ9.50銭ぜに
1947年ねん7月がつ7日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ35銭ぜに
1948年ねん5月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ1円えん45銭ぜに	国鉄こくてつ運賃うんちん改定かいていに伴ともなう運賃うんちん改定かいてい
1951年ねん11月15日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ1円えん90銭ぜに	遠距離えんきょり逓減ていげん制せい運賃うんちん導入どうにゅう
1952年ねん12月1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ2円えん20銭ぜに
1953年ねん3月がつ20日はつか	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ2円えん25銭ぜに	国鉄こくてつ運賃うんちん改定かいていに伴ともなう運賃うんちん改定かいてい
1954年ねん11月がつ10日とおか	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ2円えん70銭ぜに
1957年ねん7月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	対たいキロ3円えん05銭ぜに
1962年ねん3月がつ20日はつか	区間くかん制せい運賃うんちん	10-50円えん5区間くかん	区間くかん制せい運賃うんちん導入どうにゅう
1965年ねん8月がつ28日にち	区間くかん制せい運賃うんちん	15円えん、1区間くかんごとに10円えん加算かさん（6区間くかん）
1968年ねん1月がつ16日にち	区間くかん制せい運賃うんちん	20円えん、1区間くかんごとに10円えん加算かさん（6区間くかん）
1970年ねん6月がつ25日にち	区間くかん制せい運賃うんちん	20円えん、1区間くかんごとに10円えん加算かさん（7区間くかん）
1973年ねん1月がつ15日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで30円えん、4-6kmまで40円えん、 7-17kmまで2km毎ごと10円えん加算かさん
1974年ねん10月がつ17日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで40円えん、 4-17kmまで3km毎ごと20円えん加算かさん
1976年ねん11月4日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで60円えん、 4-17kmまで3km毎ごと20円えん加算かさん
1978年ねん11月24日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで70円えん、 4-17kmまで3km毎ごと20円えん加算かさん
1981年ねん4月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで80円えん、 4-17kmまで3km毎ごと20円えん加算かさん
1983年ねん12月1日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで90円えん、4-6kmまで110円えん、 7-10kmまで140円えん、11-14kmまで160円えん、 15-17kmまで180円えん
1989年ねん12月9日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで100円えん、4-6kmまで120円えん、 7-10kmまで150円えん、11-14kmまで170円えん、 15-17kmまで190円えん	消費しょうひ税ぜい導入どうにゅうによる改訂かいてい
1997年ねん11月1日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで120円えん、4-6kmまで140円えん、 7-10kmまで170円えん、11-14kmまで190円えん、 15-17kmまで210円えん	消費しょうひ税ぜい増税ぞうぜいによる改訂かいてい 2014年ねん4月がつ1日にちの消費しょうひ税ぜい増税ぞうぜい時じは運賃うんちん据すえ置おき
2017年ねん8月がつ1日にち	対たいキロ運賃うんちん	1-3kmまで140円えん、4-6kmまで160円えん、 7-10kmまで190円えん、11-14kmまで210円えん、 15-17kmまで230円えん

直通ちょくつう割引わりびき

年月日ねんがっぴ	割引わりびき額がく	備考びこう
1978年ねん11月24日にち	鉄道てつどう10円えん+軌道きどう10円えん	鉄てつ軌道きどう連絡れんらく割引わりびき導入どうにゅう、軌道きどう側がわの運賃うんちんは暫定ざんてい
1979年ねん11月1日にち	鉄道てつどう10円えん+軌道きどう20円えん	軌道きどう側がわの運賃うんちんの暫定ざんてい解除かいじょ
1981年ねん4月がつ1日にち	鉄道てつどう15円えん+軌道きどう35円えん
1983年ねん12月1日にち	鉄道てつどう30円えん+軌道きどう30円えん
1989年ねん12月9日にち	鉄道てつどう30円えん+軌道きどう40円えん
1997年ねん11月1日にち	鉄道てつどう50円えん+軌道きどう40円えん
2014年ねん4月がつ1日にち	鉄道てつどう70円えん+軌道きどう40円えん
2019年ねん10月がつ1日にち	鉄道てつどう線せん1-3kmまで鉄道てつどう40円えん+軌道きどう100円えん、 4-17kmまで鉄道てつどう50円えん+軌道きどう100円えん
2022年ねん11月1日にち	鉄道てつどう線せん1-3kmまで鉄道てつどう40円えん+軌道きどう100円えん、 4-6kmまで鉄道てつどう60円えん+軌道きどう100円えん、 7-17kmまで鉄道てつどう80円えん+軌道きどう100円えん

乗換のりかえ制度せいど・乗換のりかえ券けん

広島電鉄ひろしまでんてつでは、乗車じょうしゃ中ちゅうの電車でんしゃで目的もくてき地ちまで直通ちょくつうできない場合ばあいに、各かく路線ろせんの接続せつぞく電でん停とまである広ひろ電でん西広にしひろ島とう、土橋どばし、十日市とおかいち町まち、紙屋かみや町まち（紙屋町かみやちょう東ひがし・紙屋かみや町まち西にし・本通ほんどおり）、八丁堀はっちょうぼり、的場まとば町まち、皆実みなみ町まち六ろく丁目ちょうめおよび系統けいとうの起おこり終点しゅうてんとなる日赤にっせき病院びょういん前まえ（下くだりのみ）、広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ、宇品二丁目うじなにちょうめの各かく電でん停とまにて以下いかの条件じょうけんで当日とうじつ中ちゅうに乗のり換かえる場合ばあいに限かぎり、通とおしの運賃うんちんで乗車じょうしゃ可能かのうな制度せいどがある。

• 乗車じょうしゃ電でん停とまから目的もくてき地ちまでの直通ちょくつう運行うんこう系統けいとうがない場合ばあい
• 乗換のりかえ指定してい電でん停とままで行いけば、目的もくてき地ちまでの電車でんしゃの運行うんこう本数ほんすうが増ふえる場合ばあい

乗のり換かえの際さいには、現金げんきん決済けっさいの場合ばあいは最初さいしょの電車でんしゃ下車げしゃ時じに運賃うんちん精算せいさんと同時どうじに「乗換のりかえ券けん」を受うけ取とり、次つぎの電車でんしゃの下車げしゃ時じに「乗換のりかえ券けん」と共ともに必要ひつように応おうじて差額さがくを支払しはらう。ICカードの場合ばあいは乗のり換かえ時間じかんが30分ふん以内いないなら通常つうじょうの決済けっさい方法ほうほうで自動的じどうてきに乗換のりかえ制度せいどを適用てきようしていた。

2019年ねん10月がつ1日にちから「市内しない線せんICカード再さい乗車じょうしゃサービス」として、ICカードで乗車じょうしゃする場合ばあいに限かぎり、市内しない線せんの全ぜん電でん停とまで降車こうしゃした電でん停とまから60分ふん以内いないに再さい乗車じょうしゃする電車でんしゃでは、後戻あともどり乗車じょうしゃになっていない限かぎり運賃うんちんを引ひき去さらないサービスを開始かいしした。

フリー乗車じょうしゃ券けん

2020年ねん3月がつ10日とおかに改訂かいていされ、次つぎの3種類しゅるいのフリー乗車じょうしゃ券けんを紙かみ式しきスクラッチ方式ほうしき及および、広島電鉄ひろしまでんてつが運営うんえいするデジタルチケットサービス「MOBIRY」においてスマートフォンで購入こうにゅう・利用りようできるデジタルチケットとして販売はんばいしている。紙かみ式しきスクラッチ方式ほうしきのフリー乗車じょうしゃ券けんは電車でんしゃ内ない（広島ひろしまたびパスを除のぞく）や広島ひろしま駅えき電車でんしゃ案内あんない所しょ・電車でんしゃ定期ていき券売けんばい場じょうなどで、デジタルチケットはクレジットカードで購入こうにゅうできる。

電車でんしゃ一いち日にち乗車じょうしゃ券けん (1Day Streetcar Pass)（紙かみ）・広こう電電でんでん車しゃ乗車じょうしゃ券けん（デジタルチケット）

路面ろめん電車でんしゃ（市内しない線せん・宮島線みやじません）全線ぜんせんに乗車じょうしゃ可能かのうなフリー乗車じょうしゃ券けん。紙かみは1日にち券けんの1種類しゅるい、デジタルチケットは8時じ間あいだ券けん、24時じ間あいだ券けんの2種類しゅるいがあり、有効ゆうこう期間きかんは1日にち（紙かみ）、8時じ間あいだまたは24時間じかん（デジタルチケット）。販売はんばい価格かかくは広こう電電でんでん車しゃ乗車じょうしゃ券けん（8時じ間あいだ）（デジタルチケット）大人おとな600円えん、小児しょうに300円えん、電車でんしゃ一いち日にち乗車じょうしゃ券けん（紙かみ）・広こう電電でんでん車しゃ乗車じょうしゃ券けん（24時じ間あいだ）（デジタルチケット）大人おとな700円えん、小児しょうに350円えん。

一いち日にち乗車じょうしゃ乗船じょうせん券けん (1Day Streetcar & Ferry Pass) ・広こう電電でんでん車しゃ乗車じょうしゃ乗船じょうせん券けん（デジタルチケット）

路面ろめん電車でんしゃ全線ぜんせんと宮みや島松しままつ大だい汽船きせん（宮島口みやじまぐち桟橋さんばし - 宮島みやじま桟橋さんばし）に乗車じょうしゃ可能かのうなフリー乗車じょうしゃ券けん。有効ゆうこう期間きかんは1日にち（紙かみ）または24時間じかん（デジタルチケット）。宮島みやじまロープウエー（紅葉谷もみじだに - 獅子しし岩いわ）の割引わりびき特典とくてんがある。大人おとな900円えん、小児しょうに450円えん。

広島ひろしまたびパス (Visit Hiroshima Tourist Pass)

2019年ねん4月がつ15日にちから販売はんばいされているフリー乗車じょうしゃ券けん。紙かみは1dayパス、2dayパス、3dayパスの3種類しゅるい、デジタルチケットは24時じ間あいだ券けん、48時じ間あいだ券けん、72時じ間あいだ券けんの3種類しゅるいがあり、路面ろめん電車でんしゃ全線ぜんせん・宮みや島松しままつ大だい汽船きせんと、指定してい区間くかん内ないの路線ろせんバス（他社たしゃも含ふくむ）が乗車じょうしゃ可能かのうである。販売はんばい価格かかくは1dayパス（紙かみ）・24時じ間あいだ券けん（デジタルチケット）1,000円えん、2dayパス（紙かみ）・48時じ間あいだ券けん（デジタルチケット）1,500円えん、3dayパス（紙かみ）・72時じ間あいだ券けん（デジタルチケット）2,000円えん。広島ひろしま県けんバス協会きょうかいが企画きかくしたフリー乗車じょうしゃ券けんのため、広ひろ電でんのほか広島ひろしまバスの窓口まどぐちでも販売はんばいしている。

なお、2020年ねん3月がつ9日にちまでは路面ろめん電車でんしゃ全線ぜんせん・宮みや島松しままつ大だい汽船きせんと、指定してい区間くかん内ないの路線ろせんバス（他社たしゃも含ふくむ）、一部いちぶの高速こうそくバス（1dayパスを除のぞく）が乗車じょうしゃ可能かのうで、販売はんばい価格かかくは1dayパス1,000円えん、2dayパス4,000円えん、3dayパス8,000円えんであった。広ひろ電でんのほか広島ひろしまバス、芸陽げいようバス、おのみちバス、中国ちゅうごくバス、備北交通こうつう、いわくにバスの窓口まどぐちでも販売はんばいしていた。

貸切かしきり

平日へいじつ10:00-16:00の間あいだで、1行程こうてい15,000円えん（市内しない線せん）で電車でんしゃ一いち両りょうを貸かし切きることができる。鉄てつ軌道きどう直通ちょくつう・宮島線みやじません内ないも別べつ料金りょうきんで連接れんせつ車しゃを貸切かしきり可能かのう。基本きほん的てきには車両しゃりょうの指定していはできないが、平和へいわ学習がくしゅうに用もちいる場合ばあいは被爆ひばく電車でんしゃ650形かたちを指定していできる。

今後こんごの予定よてい

駅前えきまえ大橋おおはし線せんおよび環状かんじょう線せんの建設けんせつ

広島電鉄ひろしまでんてつ駅前えきまえ大橋おおはし線せんの建設けんせつ過程かてい。（2023年ねん3月がつ）

「駅前えきまえ大橋おおはし (広島ひろしま市し)」、「ひろしま駅えきビル ASSE#改築かいちく計画けいかく」、および「広島ひろしま駅えき#改良かいりょう工事こうじ」も参照さんしょう

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）6月がつ29日にちの広島電鉄ひろしまでんてつの取締役とりしまりやく会かいで社長しゃちょうに就任しゅうにんした越智おち秀信ひでのぶは就任しゅうにん前まえの5月がつ12日にち、JR広島ひろしま駅えきと広島ひろしま市し南みなみ区く稲荷いなり町まちを結むすぶ路面ろめん電車でんしゃの新しん路線ろせん「駅前えきまえ大橋おおはし線せん」の、2016 - 17年ねんの運行うんこう開始かいしを目指めざす考かんがえを明あきらかにした。

その後ご、乗のり入いれ方法ほうほうについてJR側がわは広島ひろしま駅えき建たて替かえを含ふくめた高架こうか乗のり入いれ、広ひろ電でん側がわは地下ちか乗のり入いれを希望きぼうしているとされた。その後ご、2013年ねん1月がつの越智おち社長しゃちょうの解任かいにんで、方針ほうしんを見直みなおすとされ、同月どうげつ18日にちに高架こうか式しきに方針ほうしん転換てんかんすると社長しゃちょうが明あきらかにした。

広島ひろしま市しは学識がくしき経験けいけん者しゃ等とうで構成こうせいする「広島ひろしま駅えき南口みなみぐち広場ひろば再さい整備せいびに係かかる基本きほん方針ほうしん検討けんとう委員いいん会かい」を設置せっちし、2010年ねん（平成へいせい22年ねん）8月がつ31日にちに第だい1回かい会合かいごうが開催かいさいされ、路面ろめん電車でんしゃの駅前えきまえ大橋おおはしルートを含ふくめて、検討けんとうが行おこなわれた。2013年ねん6月がつ、検討けんとう委員いいん会かいとしては「高架こうか式しき」で見解けんかいが一致いっち。2013年ねん（平成へいせい25年ねん）8月がつから2014年ねん（平成へいせい26年ねん）5月がつにかけて4回かいの住民じゅうみん説明せつめい会かいを実施じっしした。当初とうしょの案あんでは、駅前えきまえを東ひがし寄よりに迂回うかいしていた本線ほんせんの広島ひろしま駅えき - 稲荷町いなりちょう間あいだの現げんルートを廃止はいしし、稲荷いなり町まちから駅前えきまえ大橋おおはしを通とおる軌道きどうを新設しんせつ。駅前えきまえ大橋おおはしで高架こうかに上あがり広島ひろしま駅えきビルに乗のり入いれる方針ほうしんとなった。また、皆みな実線じっせんも駅前えきまえ大橋おおはしルートへの接続せつぞくが的場まとば町まち経由けいゆ（すなわちこの場合ばあい皆みな実線じっせんのルートは比治山下ひじやました→段原だんばら一いち丁目ちょうめ→的場まとば町まち→広島ひろしま駅えきとなる）では困難こんなんなため、皆みな実線じっせんの比治山ひじやま町まち交差点こうさてん（比治山下ひじやました - 段原だんばら一いち丁目ちょうめ間あいだ）から松川まつかわ町まち交差点こうさてん経由けいゆで稲荷いなり町まちに接続せつぞくし、駅前えきまえ大橋おおはし方面ほうめんに向むかうルートに変更へんこうされることとなった。このルート変更へんこうに合あわせて本線ほんせんの稲荷いなり町まち - 広島ひろしま駅えき間あいだ・皆みな実線じっせんの比治山ひじやま町まち交差点こうさてん - 的場まとば町まち間あいだを廃はい線せんとし、両りょう区間くかん上じょうの猿猴橋えんこうばし町まち・的場まとば町まち・段原だんばら一いち丁目ちょうめの三みっつの電でん停とまを廃止はいし、的場まとば町まち・段原だんばら一丁目両電停の代かわりに松川まつかわ町まち地区ちくに電でん停とまを新設しんせつする計画けいかくとなった。さらに、廃止はいしされる各かく電でん停とまの周辺しゅうへん住民じゅうみんへの救済きゅうさい措置そちとして、広島ひろしま駅えきを起点きてんとして広ひろ電でんバス等とうによる代行だいこうバス運行うんこうが予定よていされていた。しかし、周辺しゅうへん住民じゅうみんからは電でん停とまの廃止はいしや代替だいたいバスの運用うんよう形態けいたい（広島ひろしま駅えきが起点きてんとなるバスルートの場合ばあい、繁華はんか街がいの八丁堀はっちょうぼり・紙屋かみや町まち方面ほうめんへは乗のり継つぎが必至ひっしとなる）などに対たいする反対はんたい意見いけんが多おおく、広島ひろしま市し側がわも引ひき続つづき検討けんとうを重かさねることとなった。しかし、2014年ねん1月がつの第だい3回かい地元じもと説明せつめい会かいの段階だんかいでは、反対はんたい意見いけんへの対応たいおうとして検討けんとうを重かさねたものの、既存きそんの皆みな実線じっせんを的場町まとばちょう電でん停とままで残のこす場合ばあいにおいて、駅前えきまえ大橋おおはし線せんとの交差点こうさてんとなる駅前えきまえ大橋南おおはしみなみ詰つめ交差点こうさてんに分岐ぶんき点てんを設もうけることは、電車でんしゃ・自動車じどうしゃの走行そうこう安全あんぜん性せいや信号しんごう運用うんようの都合つごう上じょう厳きびしいことには変かわりないことが確認かくにんされた。この他ほか、稲荷町いなりちょう交差点こうさてんに的場まとば町まち方面ほうめんから広島ひろしま駅えき方面ほうめんに曲まがる軌道きどうを設置せっちする（すなわち、比治山下ひじやました→段原だんばら一いち丁目ちょうめ→的場まとば町まち→稲荷いなり町まち→広島ひろしま駅えき）も提案ていあんされたが、稲荷町いなりちょう交差点こうさてんの通過つうか距離きょりの都合つごう上じょう厳きびしいと判断はんだんされた。

2014年ねん3月がつになって、的場まとば町まちと段原だんばら一いち丁目ちょうめの電でん停とま廃止はいしに反対はんたいしていた沿線えんせん町内ちょうない会かいから、その両りょう電でん停とまを含ふくむ環状かんじょう線せん新設しんせつの要望ようぼう書しょが提出ていしゅつされた。検証けんしょうの結果けっか、この場合ばあいに本線ほんせん稲荷いなり町まち方面ほうめんから皆みな実線じっせん段原だんばら一いち丁目ちょうめ方面ほうめんへ新あらたに軌道きどうを整備せいびすることになる的場まとば交差点こうさてんには信号しんごう上じょう、走行そうこう安全あんぜん性せい上じょう支障ししょうがないことから実現じつげん可能かのうだと判断はんだんされた。

また環状かんじょう線せんとなれば、両りょう電でん停とまは存続そんぞくし、広島ひろしま駅えきには直行ちょっこうできなくなるものの、八丁堀はっちょうぼり・紙屋かみや町まち方面ほうめんへは直行ちょっこうできることから、住民じゅうみんの感触かんしょくも概おおむね好意こうい的てきで、また、広島ひろしま市しとしても検討けんとう当時とうじ、市街しがい中心ちゅうしん部ぶを循環じゅんかんする交通こうつう機関きかんは、主おもに観光かんこう客きゃくの利用りようを想定そうていしたバス「めいぷる〜ぷ」しかなかったことから、電車でんしゃの環状かんじょう線せん開設かいせつによって回遊かいゆう性せいが増加ぞうかするということが市内しないの活性かっせい化かに寄与きよすると判断はんだん。一方いっぽうで猿猴橋町えんこうばしちょう電でん停とまは廃止はいしとなるものの、周辺しゅうへんにあるバス停ばすていが猿猴橋町えんこうばしちょう電でん停とまからすぐのところに集約しゅうやくされることから、関係かんけい各かく電でん停とま周辺しゅうへんの利便りべん性せいは確保かくほされるとして、代行だいこうバス運行うんこう案あんは廃案はいあんの方向ほうこうとなった。

その後ご、JR西日本にしにほんや広島電鉄ひろしまでんてつとの協議きょうぎ、検討けんとう委員いいん会かいなどを経へて、2014年ねん9月2日にちに『広島ひろしま駅えき南口みなみぐち広場ひろばの再さい整備せいび等とうに係かかる基本きほん方針ほうしん』を発表はっぴょうした。ここには、循環じゅんかんルート便びんの提案ていあんや、元々もともとは廃止はいし予定よていの電でん停とまの代かわりだった松川まつかわ町まちへの電でん停とまの新設しんせつ・稲荷いなり町まちのホーム増設ぞうせつもそのまま盛もり込こまれた。

2019年ねん3月がつ27日にち、広島電鉄ひろしまでんてつは駅前えきまえ大橋おおはしルート及および循環じゅんかんルートを整備せいびする方針ほうしんについて公式こうしき発表はっぴょうした。2014年ねんの広島ひろしま市しの公表こうひょう案あんに沿そって、「広島ひろしま駅えき -（駅前えきまえ大橋おおはし）- 稲荷いなり町まち - （仮称かしょう）松川まつかわ町まち - 比治山下ひじやました」間あいだのルートを新設しんせつし、本線ほんせんを駅前えきまえ大橋おおはし経由けいゆとして「広島ひろしま駅えき - 猿猴橋えんこうばし町まち - 的場まとば町まち」間あいだを廃止はいし、さらに「紙屋かみや町まち - 八丁堀はっちょうぼり - 的場まとば町まち - 段原だんばら一いち丁目ちょうめ - 皆実みなみ町まち六ろく丁目ちょうめ - 市役所前しやくしょまえ - 紙屋かみや町まち」の循環じゅんかんルートの新設しんせつとそれに伴ともなう的場まとば町まち付近ふきんの軌道きどう新設しんせつ（稲荷いなり町まち⇔段原だんばら一いち丁目ちょうめ方向ほうこう）・電でん停とま集約しゅうやくが盛もり込こまれた。広島電鉄ひろしまでんてつは2019年ねん4月がつに軌道きどう法ほうに基もとづく特許とっきょ申請しんせいを行おこない、以降いこうは2020年度ねんどの工事こうじ着手ちゃくしゅ、2025年ねん春はるの供用きょうよう開始かいしを目指めざしている。

出島でじま地区ちくへの延伸えんしん

2019年ねん4月がつ、広島ひろしま市し南みなみ区く出島でじま地区ちくで造成ぞうせい中ちゅうの埋うめ立たて地ちへの路線ろせん延伸えんしん計画けいかくが報道ほうどうされた。現在げんざいの宇品線うじなせんの終点しゅうてんである広島ひろしま港こう駅えきから広島ひろしま市立しりつ広島ひろしま特別とくべつ支援しえん学校がっこう南側みなみがわに広ひろがる埋うめ立たて地ちまで1.2kmの区間くかんを延長えんちょうし、新あらたな終点しゅうてんには車両しゃりょう基地きちが建設けんせつされる予定よていである。造成ぞうせいの完了かんりょうする2024年度ねんど以降いこうの着工ちゃっこうを見込みこんでいる。

本線ほんせんクランク解消かいしょう

広島電鉄ひろしまでんてつは、1997年ねん（平成へいせい9年ねん）9月がつに広島ひろしま駅えきと広ひろ電でん西にし広島ひろしま駅えきの間あいだを平和へいわ大通おおどおり・駅前通えきまえどおり・駅前えきまえ大橋おおはしを介かいして結むすぶ路線ろせんを新設しんせつする計画けいかくを発表はっぴょうして免許めんきょを申請しんせいした。広島ひろしま駅えきと広ひろ電でん西にし広島ひろしま駅えきの間あいだは2号線ごうせんで結むすばれているが、途中とちゅうに交差点こうさてんを抱かかえて路線ろせんはクランク状じょうに折おれ曲まがるため、長大ちょうだい列車れっしゃを運行うんこうする上うえの課題かだいとなっている。平和へいわ大通おおどおりは幅はばが大変たいへん広ひろく、複線ふくせん軌道きどうを敷設ふせつするには十分じゅうぶんである。これにより、クランクを回避かいひできると長大ちょうだい編成へんせいによる拠点きょてん間あいだの高速こうそく運行うんこうが可能かのうとなり、利便りべん性せいが格段かくだんに向上こうじょうするとされる。

発表はっぴょう直後ちょくごから広島ひろしま市しや市民しみん、運輸うんゆ審議しんぎ会かいを交まじえた折衝せっしょうが数すう度どにわたって行おこなわれたが、当時とうじの広島ひろしま市しは、アストラムラインによる東西線とうざいせん建設けんせつを希望きぼうしていた。しかし、広島ひろしま市しは巨額きょがくの財政ざいせい赤字あかじを抱かかえ、新しん球場きゅうじょう建設けんせつ等とうの大型おおがた事業じぎょうに着手ちゃくしゅ、既存きそんのアストラムラインの大幅おおはばな赤字あかじ、国くにによる路面ろめん電車でんしゃのLRT化かの推進すいしん方針ほうしんも重かさなり、既存きそんの路面ろめん電車でんしゃやバスを改善かいぜんしていく方向ほうこうに公共こうきょう交通こうつう機関きかんの整備せいび計画けいかくが見直みなおされた。さらに広島電鉄ひろしまでんてつは、2002年ねん（平成へいせい14年ねん）頃ごろまでに数すう度どにわたって修正しゅうせいした計画けいかく案あん（最終さいしゅう案あんでは、平和へいわ大通おおどおり西端せいたんの西観音町にしかんのんまち電でん停とま - 江波線えばせんまでのみ敷設ふせつ）を発表はっぴょうしたが、広島ひろしま市しによる緑みどり大橋おおはしの架かけ替かえ費用ひよう等とうの資金しきん面めんで目途もくとが立たたず、同どう計画けいかくは棚上たなあげ状態じょうたいにある。

鉄てつ軌道きどう事業じぎょうの歴史れきし

広島ひろしま電気でんき軌道きどう時代じだい

開業かいぎょう当時とうじの電車でんしゃを復元ふくげんした100形かたち

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1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）創業そうぎょう当初とうしょから稼働かどうしていた「広島ひろしま電気でんき軌道きどう千田せんだ町まち火力かりょく発電はつでん所しょ」。
［絵葉書えはがき写真しゃしん複製ふくせい］（千田町火力発電所外景） - 広島ひろしま県立けんりつ文書ぶんしょ館かん所有しょゆうの戦前せんぜんの絵葉書えはがき。写真しゃしんは1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）頃ごろ。現在げんざいの千田せんだ車庫しゃこ事務所じむしょ棟とうおよび変電へんでん所しょ棟とうにあたる。

住民じゅうみんの増加ぞうかによる、広島ひろしま城じょうの堀ほりの汚水おすいによる伝染でんせん病びょう問題もんだいを解決かいけつするため、1908年ねん（明治めいじ41年ねん）に埋うめ立たてを決定けってい。埋うめ立たてを契機けいきに4件けんの軌道きどう建設けんせつ申請しんせいが出だされた。最終さいしゅう的てきに、四宮しのみや廣こう二に、福澤ふくさわ桃もも介かい、松永まつなが安やすし左ひだりエ門もんらによる東京とうきょう系けい資本しほんの「広島ひろしま電気でんき鉄道てつどう」との2社しゃ競きおい願ねがいとなったが、事前じぜんに話はなし合あいにより解決かいけつしていたことで、大林おおばやし芳かおる五郎ごろうや片岡かたおか直輝なおきらにより設立せつりつされた大阪おおさか系けい資本しほんの「広島ひろしま電気でんき軌道きどう」が、1910年ねん（明治めいじ43年ねん）2月がつ7日にちに、広島ひろしま駅えき-己斐こい間あいだ（現在げんざいの本線ほんせん）、土橋どばし-中島なかじま新橋しんばし-鷹野橋たかのばし-御幸橋みゆきばし間あいだ（現在げんざいの宇品線うじなせんの一部いちぶ）、八丁堀はっちょうぼり-竹屋たけや町まち-御幸橋みゆきばし間あいだ（実現じつげんせず）、十日とおか市し-横川よこかわ間あいだ（現在げんざいの横川線よこがわせん）の路線ろせん敷設ふせつの特許とっきょを取得しゅとく。同年どうねん6月がつ18日にちに資本しほん金きん300万まん円えんで設立せつりつされた。その後ご、八丁堀はっちょうぼり-竹屋たけや町まち-御幸橋みゆきばし間あいだを紙屋かみや町まちを経由けいゆする案あんに変更へんこう、新あらたに八丁堀はっちょうぼり-白島しらしま（現在げんざいの白島線はくしません）の特許とっきょを取得しゅとくした。1911年ねん（明治めいじ44年ねん）7月がつに軌道きどう敷設ふせつの第だい一いち期き工事こうじが開始かいしされる。なお1911年ねん11月には城しろの外堀そとぼり埋立うめたてが、翌よく1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）に運河うんがとして使つかわれていた西にし塔とう川がわの埋立うめたてが終おわり、のちに電車でんしゃ通どおりとなる相生あいおい通どおりや鯉こい城じょう通どおりが整備せいびされる。

宮島線みやじませんは、広島ひろしま電気でんき軌道きどうによる申請しんせい以前いぜんより、己斐こいから魚市場うおいちばがあった草津くさつまでの路線ろせん計画けいかくは存在そんざいした。1910年ねん（明治めいじ43年ねん）には、広島ひろしま電気でんき軌道きどうのほか草津くさつ電気でんき軌道きどうや佐伯さえき軽便鉄道けいべんてつどうが軌道きどう条例じょうれいに基もとづき申請しんせいしたが、省線しょうせん（山陽本線さんようほんせん）と競合きょうごうすることより却下きゃっか。1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）12月8日にちに、宮島みやじま電気でんき軌道きどうにより特許とっきょ申請しんせいされ受理じゅりしたが、関係かんけい町村ちょうそんとの調整ちょうせいが不調ふちょうに終おわり計画けいかく中止ちゅうしになった。

1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）11月に、現在げんざいの宇品線うじなせんの一部いちぶとなる広島ひろしま駅前えきまえから紙屋かみや町まちを経由けいゆして御幸橋みゆきばしに至いたる区間くかんと、現在げんざいの白島線はくしませんになる八丁堀はっちょうぼりから白島しらしまに至いたる区間くかんで開業かいぎょうした。開業かいぎょうのために後のちに100形がた（A形かたち）になる車両しゃりょう（101-150号ごう）を50両りょう用意よういした。翌月よくげつには現在げんざいの本線ほんせんとなる紙屋かみや町まち - 己斐こい間あいだが開通かいつう。1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）4月がつに御幸みゆき橋東詰はしひがしづめから宇品うじな間あいだが開通かいつうした。ただ、当時とうじは単線たんせんでかつ御幸みゆき橋きょうから御幸みゆき橋東詰はしひがしづめまで徒歩とほ連絡れんらくを行おこなっていた。

広島ひろしま瓦斯がす電でん軌時代じだい

1930年ねん頃ごろ（昭和しょうわ初頭しょとう）の廣島ひろしま市しの地図ちず。

1925年ねんに導入どうにゅうされた、広島電鉄ひろしまでんてつ生はえ抜ぬきの150形かたち（営業えいぎょう運転うんてんには使つかわれず江波えば車庫しゃこで保管ほかん）

1945年ねんアメリカ軍ぐん作成さくせいの廣島ひろしま市し地図ちず。

広島ひろしま電気でんき軌道きどうは、1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）8月がつに広島ひろしま瓦斯がす（現在げんざいの広島ひろしまガス）と合併がっぺい、資本しほん金きん600万まん円えんで広島ひろしま瓦斯がす電でん軌になった。これは、夏季かきに売うり上あげの多おおい電車でんしゃ部門ぶもんと、冬季とうきに売うり上あげの多おおいガス部門ぶもんを統合とうごうさせることにより、経営けいえい体質たいしつを安定あんていさせるためである。

市内しない線せんは、1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）の11月に現在げんざいの横川線よこがわせんの一部いちぶとなる左官さかん町まち - 三篠みささ間あいだが開通かいつう。1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）5月がつに御幸みゆき橋きょうの軌道きどう専用せんよう橋きょうが完成かんせいし、宇品線うじなせんが1本ほんにつながった。1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）に大阪おおさか市電しでんより後のちにB形かたちになる車両しゃりょう（2代目だいめ101-110号ごう）を10両りょう購入こうにゅう。それに伴ともない、元々もともとの101-150号車ごうしゃを1-50号ごうに改あらため番ばんした。1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）4月がつに2013年ねん現在げんざい広ひろ電でん最さい古参こさんとなる後のちに150形がた（E形かたち）になる車両しゃりょう（151-160号ごう）を導入どうにゅう。同年どうねん6月がつ頃ごろより、宮島線みやじませんの車両しゃりょうに倣ならう形かたちで、車体しゃたい左ひだり下部かぶに0形かたちには「A」、100形がた（2代だい）には「B」、150形かたちには「E」の文字もじが付記ふきされた。1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）に大阪おおさか市電しでんよりB形かたち（2代目だいめ100形かたち）を20両りょう追加ついか購入こうにゅう。1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）にG形かたち（後ごの初代しょだい200形かたち）を10両りょう導入どうにゅう。1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）12月に御幸みゆき橋東詰はしひがしづめ - 宇品うじな間あいだが複線ふくせんになった新しん線せんに移動いどうした。1933年ねんから1934年ねん頃ころにかけてポールが2本ほんから1本ほんに変更へんこうされた。1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）に千田せんだ車庫しゃこで火災かさいが発生はっせい。被害ひがい車両しゃりょうの復旧ふっきゅうで100形がた（初代しょだい）11両りょうが450形かたちになった。1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）に大阪おおさか市電しでんより市内しない線せん初はつのボギぼぎー車しゃになる300形かたちを5両りょう、京王けいおう電気でんき軌道きどう（現在げんざいの京王けいおう電鉄でんてつ）より23形かたちを10両りょう購入こうにゅうし500形がた（初代しょだい）とした。またB形かたちを全車ぜんしゃ更新こうしんし400形かたちになった。

これに前後ぜんごして、1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）都市とし計画けいかく法ほう（旧法きゅうほう）施行しこうに伴ともない広島ひろしま県けんによる市し中心ちゅうしん部ぶの道路どうろ整備せいび計画けいかくが建たてられ昭和しょうわ期きに入はいり電車でんしゃ道どうの幅員ふくいんを13間あいだ半はん（約やく24.5m）まで拡幅かくふくし橋梁きょうりょうも道路どうろ・軌道きどう併用へいよう橋きょうとして架かけ替かえられ、広ひろ電でんも軌道きどうの複線ふくせん化かを行おこなうなど随時ずいじ更新こうしんしていった。なおこれらの財源ざいげんは県けん債さいだけではなく、一部いちぶは広ひろ電でんからの出資しゅっしで賄まかなわれている。

宮島線みやじませんは、1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）3月がつ7日にちに広島ひろしま軽便鉄道けいべんてつどうが、己斐こい - 草津くさつ間あいだの免許めんきょを取得しゅとく。同年どうねん4月がつ18日にちに、広島ひろしま瓦斯がす電でん軌に免許めんきょは譲渡ゆずりわたされた。同年どうねん6月がつに鉄道てつどう院いんに対たいし、敷設ふせつ権けんの継承けいしょう、草津くさつ町まち-大野おおの村むら間あいだの免許めんきょ申請しんせい、動力どうりょくを蒸気じょうき機関きかんから電気でんきへの変更へんこう申請しんせいを行おこない、同年どうねん9月がつ25日にちに許可きょかされ同年どうねん11月16日にちに宮島線みやじませんの建設けんせつが始はじまった。1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）8月がつに宮島線みやじませんの第だい一いち期き工事こうじ区間くかんである己斐こい町まち - 草津くさつ町まち間あいだが開通かいつう。それに併あわせて同年どうねん6月がつにC形かたち（後ごの1000形かたち）を導入どうにゅうした。1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）4月がつに第だい二に期き工事こうじ区間くかんである草津くさつ町まち - 廿日市はつかいち町まち間あいだが延長えんちょう。それに併あわせて1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）12月にD形かたち（後ごの1010形かたち）を導入どうにゅうした。1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）7月がつに廿日市はつかいち町まち - 地御前じごぜん間あいだが開通かいつう。それに併あわせて同月どうげつF形かたち（後ごの1020形かたち）を導入どうにゅう。それと同時どうじに宮島みやじまに向むかう連絡れんらく船せんが開業かいぎょうした。1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）7月がつに地御前じごぜん - 新宮しんぐう島とう間あいだが開通かいつうし、連絡れんらく船せんに接続せつぞくした。1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）2月がつに新宮しんぐう島とう - 電車でんしゃ宮島みやじま（現在げんざいの広ひろ電でん宮島口みやじまぐち）間あいだが開業かいぎょうし、宮島線みやじませんが全通ぜんつうした。同日どうじつ連絡れんらく船せん事業じぎょうは廃止はいし。それに併あわせて1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）にはH形かたち（後ごの1030形かたち）を導入どうにゅうした。1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）の火災かさいでは、C形かたち・D形かたち1両りょうずつ、計けい2両りょうが被災ひさい。足あし回まわりなどを流用りゅうようし、1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）に半はん鋼はがね製せいの1040形かたちとして復旧ふっきゅうした。

1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）にアルファベットだった形式けいしき名めいを、車くるま番ばんと同様どうようの数字すうじによる形式けいしき名めいに変更へんこうした。

広島電鉄ひろしまでんてつ時代じだい

会社かいしゃ成立せいりつから原爆げんばく投下とうか

1942年ねんに導入どうにゅうされた、広島電鉄ひろしまでんてつ生はえ抜ぬきの650形かたち

（左ひだり・被爆ひばく前まえ、右みぎ・被爆ひばく後ご）被爆ひばく前後ぜんこうの八丁堀はっちょうぼり周辺しゅうへん。横断おうだんする道路どうろが本線ほんせんが通とおる相生あいおい通どおり。左ひだりから2番目ばんめの道みちに当時とうじ白島線はくしませんが通かよっていた。戦後せんごその一ひとつ右側みぎがわの道みちが白島しらしま通どおりとして整備せいびされる。

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アメリカ国立こくりつ公文こうぶん書記しょき録ろく管理かんり局きょくが所有しょゆうする1945年ねん被爆ひばく後ごの本社ほんしゃ写真しゃしん。
Hiroshima aerial A3400 9月5日にち撮影さつえい。北西ほくせいから南東なんとう方向ほうこうを撮影さつえいしたもの。
Hiroshima aerial A3374 右みぎ上じょうから左下ひだりしたに伸のびる路線ろせんが宇品線うじなせんで、左下ひだりしたに本社ほんしゃが見みえる。

当時とうじの国くにの政策せいさくにより、1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）1月がつ30日にちに 臨時りんじ株主かぶぬし総会そうかいで、運輸うんゆ部門ぶもんの分離ぶんりを可決かけつ。同年どうねん2月がつ2日にちに、内務省ないむしょうおよび鉄道てつどう省しょうに軌道きどう譲渡じょうと許可きょか申請しんせいを、鉄道てつどう省しょうに地方ちほう鉄道てつどう譲渡じょうと許可きょか申請しんせい・旅客りょかく自動車じどうしゃ運輸うんゆ事業じぎょう譲渡じょうと許可きょか申請しんせいを各かく省庁しょうちょうに申請しんせいした。同年どうねん4月がつ4日にちに、各かく運輸うんゆ事業じぎょうに関かんする、譲渡じょうと許可きょかが下くだり、1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ10日とおか、広島ひろしま瓦斯がす電でん軌の交通こうつう事業じぎょう部門ぶもんが分離ぶんりして広島電鉄ひろしまでんてつとなった。この年とし、600形がた（初代しょだい）、650形かたちが導入どうにゅうされた。1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）12月に現在げんざいの江波線えばせんの一部いちぶとなる土橋どばし - 舟入本ふないりほん町まち間あいだが開通かいつう。1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）6月がつに舟入本ふないりほん町まち - 舟入南ふないりみなみ町まち間あいだが単線たんせんで開通かいつう。翌よく7月がつに宮島線みやじませんの廿日市はつかいち - 電車でんしゃ宮島みやじま間あいだが単線たんせん化か。その線路せんろを使つかい、12月に皆みな実線じっせんが開通かいつう。1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）3月がつに舟入本ふないりほん町まち - 舟入南ふないりみなみ町まち間あいだが複線ふくせん化かされた。この頃ころには、現在げんざいの路線ろせん網もうがほぼでき上あがった。

その頃ころ集しゅう電でん装置そうちも技術ぎじゅつ的てきな進歩しんぽがあり、市内しない線せんに関かんして1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）4月がつより白島線はくしませんで、100形かたち4両りょうにビューゲルを、200形かたち1両りょうにパンタグラフを装着そうちゃくし、試験しけん開始かいし。1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）8月がつまでに全ぜん車両しゃりょうに取とり付つけ、火花ひばなが飛とびやすく敵てきの標的ひょうてきになりやすいトロリーポールを置おき換かえ、日本にっぽん国内こくない初はつのビューゲルの本格ほんかく的てき実用じつよう化かに成功せいこうした。宮島線みやじませんについても、1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）3月がつに、集あつまり電でん装置そうちをトロリーポールからパンタグラフに交換こうかんした。また、ビューゲルの金具かなぐの実用じつよう新案しんあん権けん（実用じつよう新案しんあん登録とうろく第だい355463号ごう）も取得しゅとくした。

1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）6月がつには、電車でんしゃの疎開そかいのため桜さくら土手どて引込線ひきこみせんが整備せいびされ、戦災せんさいを防ふせぐために宮島みやじまなどを含ふくめ分散ぶんさん留置りゅうちされた。

そして、1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）8月がつ6日にち午前ごぜん8時じ15分ふん、人類じんるい史上しじょう初はつの原子げんし爆ばく弾だんが広島ひろしま市しに投下とうかされた。人類じんるいが経験けいけんしたことのない未曾有みぞうの被害ひがいであった。原爆げんばく投下とうかで本社ほんしゃは半壊はんかい。広島ひろしま市内しないにあった広ひろ電でんの建物たてものは1棟むねを除のぞき50棟むねすべて損壊そんかいした。当時とうじは1,241人にん在籍ざいせきしていたが、185人にんが死亡しぼう、266人にんが負傷ふしょうした。路面ろめん電車でんしゃ車両しゃりょうも、在籍ざいせきしていた123両りょうのうち108両りょう被災ひさいした（全焼ぜんしょう22・半焼はんしょう3・大中おおなか小破しょうは83）。軌道きどうの被害ひがいは28,150mに及およんだ。

原爆げんばく投下とうかからの復興ふっこう

1945年ねん8月がつ9日にちの運行うんこう再開さいかい時じには廿日市はつかいち変電へんでん所しょから送電そうでん。建物たてもの自体じたいは現存げんそんしない。

被爆ひばく後ごの千田せんだ町まち変電へんでん所しょ		現在げんざいも現役げんえきの千田せんだ町まち変電へんでん所しょ

1945年ねん8月がつ（とされる）米国べいこく戦略せんりゃく爆ばく撃げき調査ちょうさ団だん撮影さつえいの空中くうちゅう写真しゃしん。中央ちゅうおうやや右みぎを縦断じゅうだんする道みちが相生あいおい通どおり。手前てまえの稲荷町いなりちょう電車でんしゃ専用せんよう橋きょうは被害ひがいはなく通行つうこう可能かのうだった。

しかし、宮島線みやじませんは被爆ひばく翌日よくじつの7日にちには草津くさつ町まち（現げん草津くさつ）から電車でんしゃ宮島みやじま（現げん広ひろ電でん宮島口みやじまぐち）で運行うんこう再開さいかい。翌よく8日にちには全線ぜんせんで運行うんこう再開さいかいした。

市内しない線せんも、広ひろ電でん社員しゃいんと軍ぐん（東京とうきょう電信でんしん隊たいなど40名めい）の協力きょうりょくにより、電柱でんちゅうをトラックとロープを使つかい立たて直なおし、暁あかつき部隊ぶたいが所有しょゆうしていたマスト300本ほんも活用かつよう、さらに電線でんせんを引ひき直なおすなど行おこない、廿日市はつかいち変電へんでん所しょから送電そうでんを行おこなうことで、8月がつ9日にちには己斐こいから西天満にしてんま町まち（現在げんざいの天満てんま町まち）までの間あいだで折おり返かえし運転うんてんを再開さいかいした。復旧ふっきゅうは単線たんせんで行おこなわれた。男性だんせい乗務じょうむ員いんが多数たすう兵役へいえきに出でていたため、広島電鉄ひろしまでんてつ家政かせい女学校じょがっこうの女子じょし学生がくせいが終戦しゅうせんまで運転うんてん士しとしての業務ぎょうむを行おこなった。その時とき使つかわれた車両しゃりょうは、2両りょうまたは3両りょうであった。運行うんこう再開さいかい時じに運賃うんちんが払はらえない乗客じょうきゃくには無理むりに請求せいきゅうを行おこなわず、運行うんこう再開さいかいは途方とほうにくれる市民しみんを大おおいに勇気付ゆうきづけたとされている。終戦しゅうせん直前ちょくぜんの14日にちには小網こあみ町まちまで復旧ふっきゅうした。

8月がつ9日にちに使用しようされた車両しゃりょうは、一番いちばん電車でんしゃに車掌しゃしょうとして乗車じょうしゃした女学生じょがくせいの証言しょうげんでは400形かたちとされ、中国ちゅうごく新聞しんぶんが8月がつ9日にちの運行うんこう再開さいかい時じに撮影さつえいした写真しゃしんで413号ごうが写うつっている、『電車でんしゃを走はしらせた女学生じょがくせいたち』の女学生じょがくせいの記録きろくでは600形かたち。『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』や『鉄道てつどうピクトリアル2011年ねん8月がつ増刊ぞうかん号ごう』では500形かたち501号ごう・503号ごうとなっている。

戦後せんごも復旧ふっきゅうは進すすみ、吉田よしだ営業えいぎょう所しょに避難ひなんさせていた整流せいりゅう器きと300kWの電動でんどう発電はつでん機き1機きを使つかい8月がつ18日にちには千田せんだ町まち変電へんでん所しょを復旧ふっきゅうさせた。復旧ふっきゅう当初とうしょは己斐こいを起点きてんに復旧ふっきゅうが行おこなわれ、8月がつ19日にちには土橋どばしまで、21日にちに十日市町とおかいちまちまで、23日にちに左官さかん町まち（現げん・本川ほんかわ町まち）まで、9月7日にちには八丁堀はっちょうぼりまで復旧ふっきゅうした。広ひろ電でん本社ほんしゃからも復旧ふっきゅうが行おこなわれ、8月がつ18日にちには電鉄でんてつ前まえ（現げん・広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ）から宇品うじな（現げん・広島ひろしま港こう）まで復旧ふっきゅう。9月12日にちには紙屋かみや町まちまで復旧ふっきゅうし宇品線うじなせんは全線ぜんせん復旧ふっきゅうした。1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）12月には本線ほんせんが全線ぜんせん復旧ふっきゅう。続つづいて1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）11月に江波線えばせんが、1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）7月がつには皆みな実線じっせんと宇品線うじなせんが、12月26日にちには横川線よこがわせん十日とおか市し‐横川よこがわ橋きょう（現げん・別院べついん前まえ）がそれぞれ復旧ふっきゅうした。1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）7月がつには宮島線みやじませんが複線ふくせんに戻もどった。1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）3月がつには、道路どうろの付つけ替がえで復旧ふっきゅうが遅おくれていた白島線はくしませんが復旧ふっきゅうした。

千田せんだ町まち変電へんでん所しょは1945年ねん8月がつ18日にちから電気でんきの供給きょうきゅうを再開さいかいしたが、爆ばく心地ごこちに非常ひじょうに近ちかかった櫓下やぐらした変電へんでん所しょは壊滅かいめつ的てきな被害ひがいを受うけたため、代かわりに1947年ねん11月に本川町ほんかわちょう電でん停とま前まえに中央ちゅうおう変電へんでん所しょが開設かいせつされた。

車両しゃりょうについても、1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）より残存ざんそんしていた100形がたの内うち4両りょうを450形かたちに、500形かたち全車ぜんしゃを700形がた（初代しょだい）に改造かいぞうが始はじまる。終戦しゅうせん後ご、復旧ふっきゅうされる事こと無なく1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）3月がつに300形かたちは廃車はいしゃになった。

当時とうじ、被爆ひばくした車両しゃりょうの一部いちぶは被爆ひばく電車でんしゃとして現在げんざいも保存ほぞんを兼かねて運行うんこうされている。

区画くかく整理せいりによる線路せんろ付つけ替かえ

1946年ねん春はる、相生あいおい橋上はしがみ

2013年ねん冬ふゆ、相生あいおい橋上はしがみ

1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）8月がつ6日にちには広島ひろしま平和へいわ記念きねん都市とし建設けんせつ法ほうが成立せいりつ。それに基もとづき、建設省けんせつしょう・広島ひろしま市し復興ふっこう局きょくと協議きょうぎを行おこない計画けいかくを策定さくてい。道路どうろ拡幅かくふくおよび軌道きどうの道路どうろ中央ちゅうおう部ぶに移動いどうすることになり、当時とうじの市内しない線せん18.4kmのうち半分はんぶん強きょうの9.4kmを移動いどうさせることになった。

線路せんろ付つけ替かえの費用ひよう分担ぶんたんは、当初とうしょ予定よていでは3分ぶんの1とされたが、査定さていの見直みなおしなどで1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）時点じてんで、平均へいきん約やく48%、最高さいこう57%の負担ふたんになった。広ひろ電でん側がわの負担ふたん減額げんがくの陳情ちんじょうで、その後ごは電車でんしゃ施設しせつのみの負担ふたんになり、1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）の稲荷いなり大橋おおはし-広島ひろしま駅えき間あいだは22.4%の負担ふたんになっている。

道路どうろ中央ちゅうおう部ぶへの移設いせつのほか線路せんろの付つけ替かえも行おこなわれ、1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）には左官さかん町まち（現げん・本川ほんかわ町まち）周辺しゅうへんの線路せんろの付つけ替かえ、1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）には太田おおた川がわ放水ほうすい路ろおよび福島ふくしま川がわの廃はい川がわによる観音かんおん町まち - 己斐こい間あいだの付つけ替がえが行おこなわれた。

建設けんせつ法ほうに先さきがけ、広島ひろしま市しの事業じぎょうとして1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）より線路せんろ付づけ替がえを開始かいし。広島ひろしま市内しないにある広島電鉄ひろしまでんてつの線路せんろがある7橋きょう（荒神橋こうじんばし、稲荷いなり大橋おおはし、相生橋あいおいばし、広ひろ電でん天満橋てんまばし、新しん己斐こい橋きょう、御幸橋みゆきばし、横川新よこかわしん橋きょう）のうち、都市とし計画けいかく道路どうろ上じょうにない広ひろ電でん天満橋てんまばしと、第だい二に次じ大戦たいせん前まえより併用へいよう橋きょうだった荒神橋こうじんばし以外いがいの5橋きょうは橋はしの架かけ替かえ、または橋はしの新設しんせつが必要ひつようになった。1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）に稲荷いなり大橋おおはしが、1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）に横川新よこかわしん橋きょうが、1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）には太田おおた川がわ放水ほうすい路ろの完成かんせいに合あわせて新しん己斐こい橋きょうが、1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）に相生あいおい橋きょうが、1990年ねん（平成へいせい2年ねん）には御幸みゆき橋きょうが完成かんせいした。

線路せんろの付つけ替がえは長期ちょうきにわたり、最後さいごに行おこなわれた小網こあみ町まち-舟入本ふないりほん町まち間あいだ、十日市町とおかいちまち-寺町てらまち間あいだは1995年ねん（平成へいせい7年ねん）に完成かんせい。完成かんせいまでに40年ねん以上いじょうかかった。

宮島線みやじませんとの直通ちょくつう運転うんてん開始かいし

宮島線みやじません専用せんよう高床たかゆか車しゃとして運転うんてんされた、阪急電鉄はんきゅうでんてつから移籍いせきした1070形がた。1988年ねんまでに全車ぜんしゃ廃車はいしゃ。

1958年ねんに導入どうにゅうされた、広島電鉄ひろしまでんてつ生はえ抜ぬきの350形かたち

1980年ねんに導入どうにゅうされた、西日本鉄道にしにっぽんてつどうから移籍いせき・改造かいぞうされた3000形かたち。現在げんざいも3003号ごうのみが直通ちょくつう色しょくで稼働かどうしている。

市内しない線せん車両しゃりょうは、1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）3月がつには800形がた（初代しょだい）を10両りょう導入どうにゅうTemplate:Konjaku 153。同おなじ年ねんに150形がたの車体しゃたい更新こうしんが始はじまった。1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）9月がつには500形がた（2代だい）を5両りょう導入どうにゅう。その年としに更新こうしんを受うけなかった100形がた（初代しょだい）は全車ぜんしゃ廃車はいしゃになった。1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）3月がつには550形かたちを5両りょう導入どうにゅう。551のみ製造せいぞう当初とうしょは間接かんせつ制御せいぎょを採用さいようし、宮島線みやじませんとの直通ちょくつう許可きょかを受うけていた。

宮島線みやじません車両しゃりょうは、京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつ（現在げんざいの阪急電鉄はんきゅうでんてつ）より、1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）2月がつに1050形かたちを購入こうにゅう。1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）に全ぜん鋼はがね製せい車両しゃりょうに更新こうしんした。1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）に1060形かたちを導入どうにゅう。最後さいごの新しん製せい高床たかゆか車しゃになり、直通ちょくつう形がたの増ぞう備つぶさに移行いこうした。

1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）頃ごろ、国鉄こくてつ山陽本線さんようほんせんや路線ろせんバスとの競合きょうごうにより、宮島線みやじませんの利用りよう者しゃ数すうは伸のび悩なやんでいたため、当時とうじバス事業じぎょうが郊外こうがい路線ろせん延長えんちょうで利用りよう者しゃ数すうが伸のびていたこと、以前いぜんより千田せんだ車庫しゃこでの整備せいびのために連絡れんらく線せんがもうけられていたが、1957年ねん3月がつの太田おおた川がわ放水ほうすい路ろの整備せいびによる区画くかく整理せいりにより、己斐こい駅えき・西にし広島ひろしま駅えきの移転いてんの必要ひつようがあったことより、市内しない線せんと宮島線みやじませんを直通ちょくつうさせることを計画けいかく。市内しない線せん用ようの低てい床ゆか車両しゃりょうを乗のり入いれる方式ほうしきを採用さいようした。それに併あわせて、宮島線みやじませんの各駅かくえきに低てい床ゆか用ようのホームの整備せいびを行おこない、1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）5月がつに己斐こい電でん停とま・西にし広島ひろしま駅えきの移転いてんが完了かんりょう。1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）4月がつより団体だんたい貸かし切きり列車れっしゃとして直通ちょくつう運転うんてんを開始かいしした。1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）1月がつに広島ひろしま駅えきから広ひろ電でん廿日市はつかいち駅えきまで15分ふん間隔かんかくの定期ていき運転うんてんを開始かいし。定期ていき運転うんてん開始かいしに併あわせて、オリエントピーチの車体しゃたい色しょくにベネチアンレッドの帯おびを配はいした「直通ちょくつう色しょく」が登場とうじょうした。1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）5月がつには広ひろ電でん宮島口みやじまぐち駅えきまで延長えんちょうされた。

直通ちょくつう形がた車両しゃりょうも増ふえ備され、550形かたち551をはじめ、1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）3月がつには850形かたちを3両りょう導入どうにゅう。1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）より2000形かたち、1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）より2500形かたちの導入どうにゅうを開始かいしした。2004号ごうについては、経費けいひ削減さくげんや広ひろ電でんのチャレンジ精神せいしんより、日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞうが製造せいぞうしたフレームに、自社じしゃで鋼はがね製せい車体しゃたいを組くみ立たてて、1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）11月に竣工しゅんこうした。2000形がたについては同年どうねん末まつまでに合計ごうけい6両りょうを製造せいぞう。その後ご、2500形かたちにも同様どうように製造せいぞうした車両しゃりょうがある。

また沿線えんせん整備せいびも進すすめられ、楽々園らくらくえん遊ゆう園地えんちの施設しせつの整備せいびおよび別べつ会社かいしゃへの移管いかん。宮島みやじま方面ほうめんは、1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）3月がつに宮みや島松しままつ大だい観光かんこう船せん（現げん・宮みや島松しままつ大だい汽船きせん）に出資しゅっし。1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）4月がつに、広島電鉄ひろしまでんてつが大だい株主かぶぬしの広島ひろしま観光かんこう開発かいはつが、『宮島みやじまロープウエー』を開通かいつう。1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）には、現在げんざい『etto』を運営うんえいしている『広ひろ電でん宮島みやじまガーデン』を設立せつりつした

動うごく電車でんしゃの博物館はくぶつかん

1978年ねんに導入どうにゅうされた元もと京都きょうと市電しでんの1900形かたち

1982年ねんに導入どうにゅうされ塗装とそう変更へんこう後ご、保存ほぞん中ちゅうの元もとドイツ・ドルトムント市電しでんの70形かたち

1988年ねんに導入どうにゅうされた元もとドイツ・ハノーバー市電しでんの200形かたち

昭和しょうわ30 - 40年代ねんだいには広島電鉄ひろしまでんてつも他たの都市としの路面ろめん電車でんしゃと同様どうようにモータリゼーションの進展しんてんに伴ともなう渋滞じゅうたいの増加ぞうかで定時ていじ運行うんこうができなくなったことから利用りよう客きゃくの減少げんしょうにより売うり上あげが減へり、存廃そんぱい問題もんだいに立たたされた。一旦いったんは1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）6月がつに、軌道きどう敷じき内ないへの車両しゃりょう乗のり入いれが許可きょかされた。その頃ころ、広島ひろしま市しに地下鉄ちかてつ計画けいかくがあり、移行いこうしようとしていた節ふしもあった。しかしこの時とき、広島電鉄ひろしまでんてつの関係かんけい者しゃが市しや警察けいさつ局きょくなどに説得せっとくを続つづけ、同時どうじに広島ひろしま県警けんけいも独自どくじに調査ちょうさ団だんを当時とうじ路面ろめん電車でんしゃが多数たすう残のこっていたヨーロッパに派遣はけん・調査ちょうさを行おこなう。そこで見みたものは、中心ちゅうしん地ちの渋滞じゅうたい緩和かんわのための方法ほうほうとしての新あらたな役割やくわりを任まかされ、進化しんかした路面ろめん電車でんしゃの姿すがただった。1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）2月がつに広ひろ電でんは『電車でんしゃを守まもる』宣言せんげんを行おこない、路面ろめん電車でんしゃ存続そんぞくへ方針ほうしん転換てんかん。この結果けっか、代替だいたい交通こうつう機関きかんが決きまらないまま軌道きどうを廃止はいししたら、中心ちゅうしん街がいのさらなる交通こうつう環境かんきょうの悪化あっかを引ひき起おこすという結論けつろんに至いたり、一時いちじ解除かいじょされていた軌道きどう内ないへの自動車じどうしゃ進入しんにゅう禁止きんしを1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）12月に再開さいかいさせることに成功せいこうし、市内しないの全面ぜんめん駐車ちゅうしゃ禁止きんし、電車でんしゃ優先ゆうせん信号しんごう設置せっち、右折うせつレーン設置せっちなどの施策しさくを実行じっこうさせた。廃止はいしされた事業じぎょう者しゃから車両しゃりょうの譲渡じょうとを受うけ、二に軸じく単車たんしゃをボギぼぎー車しゃに置おき換かえることで車両しゃりょうの大型おおがた化かおよびワンマンカー化か。さらなる高速こうそく化かも図はかられ、1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）3月がつに、海岸かいがん通どおり付近ふきんに初はじめて電車でんしゃ優先ゆうせん信号しんごうを導入どうにゅう、1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）2月がつには、皆実町六丁目みなみまちろくちょうめから宇品五丁目うじなごちょうめ間あいだに延長えんちょうされた。機構きこう改正かいせいや合理ごうり化かなどを行おこない、1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）には白島線はくしませんでワンマン運転うんてんを開始かいし。1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）に市内しない線せんは、ラッシュ時じを除のぞきワンマン運転うんてん化かした。それらの努力どりょくで、辛かろうじて残のこすことができた。その中なか、1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）に、広島ひろしま駅えきから紙屋かみや町まちを経由けいゆして横川よこがわ駅えきに向むかう、旧きゅう7号線ごうせんが廃止はいしになった。また、広島ひろしま市し中心ちゅうしん部ぶは太田おおた川がわ河口かこう部ぶの三角州さんかくすにあるため、地下水ちかすい脈みゃくや地質ちしつなどの問題もんだいから当時とうじの技術ぎじゅつでは大だい規模きぼな地下鉄ちかてつ建設けんせつが難むずかしかったことも廃止はいしを免まぬかれた一因いちいんである。

市内しない線せんには、1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）より大阪おおさか市電しでんから750形かたちおよび900形かたちを、1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）に神戸こうべ市電しでんより570形かたちおよび1100形かたち・1150形かたちを購入こうにゅうした。それにより広ひろ電でんに残のこっていた二に軸じく単車たんしゃを置おき換かえ、1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）に200形がた（初代しょだい）、1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）に400形かたち・450形かたち、1971年ねんに150形かたちが全車ぜんしゃ廃車はいしゃになり、二に軸じく単車たんしゃが全車ぜんしゃ廃車はいしゃになり、車両しゃりょうの大型おおがた化かを完了かんりょうした。またボギぼぎー車しゃも、1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）に600形がた（初代しょだい）が全車ぜんしゃ廃車はいしゃ。700形がた（初代しょだい）が1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）までに4両りょう廃車はいしゃ、800形がた（初代しょだい）が1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）までに9両りょう廃車はいしゃになった。

宮島線みやじませんには、1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）には、1070形かたちを京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつから購入こうにゅう。1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）1080形かたちを京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつから購入こうにゅう。1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）には、1050形かたちを改造かいぞうし1090形かたちとした。また、木造もくぞう車しゃの廃車はいしゃも進すすみ、1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）に1020形かたちが全車ぜんしゃ廃車はいしゃ、1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）に1010形かたちがすべて廃車はいしゃになり木造もくぞう車しゃは全車ぜんしゃ廃車はいしゃになった。

直通ちょくつう車しゃの大型おおがた化かも進行しんこう。2000形かたちが1973年ねんから1974年ねんにかけて、端はし数すうになる1両りょうを除のぞき8両りょうが2両りょう連結れんけつ車しゃに改造かいぞうを行おこなった。

1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）に千田せんだ車庫しゃこで火災かさいが発生はっせいして一部いちぶ車両しゃりょうが廃車はいしゃとなり、その補充ほじゅうのために西鉄にしてつ北九州きたきゅうしゅう線せんより600形かたちを購入こうにゅうし、ほとんど廃車はいしゃになっていた800形がた（初代しょだい）も1両りょうがワンマン化か改造かいぞうを受うけた。1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）より京都きょうと市電しでんから1900形かたちを購入こうにゅう開始かいしするとともに700形がた（初代しょだい）、800形がた（初代しょだい）は全廃ぜんぱい、750形かたちも一部いちぶが廃車はいしゃされた。

1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）には、3両りょう連接れんせつ車しゃ3000形かたちの運用うんようを開始かいし。3000形かたちは広ひろ電でん初はつの3両りょう連接れんせつ車しゃで従来じゅうらい型がたと比くらべ7m長ながく、定員ていいんも180人にんと従来じゅうらい型がたと比較ひかくして50人にん増加ぞうかした。1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）に廃止はいしになった西鉄にしてつ福岡ふくおか市内しない線せんより2両りょう連接れんせつ車しゃ1101・1201・1301形かたちを購入こうにゅう・改造かいぞうしたもので、また1301形かたちは一部いちぶ小しょう改造かいぞうの上うえ、1976年ねんより1300形がたとして運用うんようしていた。

その後ご、直通ちょくつう車しゃの増ぞう備のため、当時とうじは市内しない線せんで主おもに使つかわれていた2両りょう連接れんせつ車しゃの2500形かたちを1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）より3両りょう連接れんせつ車しゃに改造かいぞう、3100形かたちとした。また広ひろ電でん西にし広島ひろしま駅えきの宮島線みやじません用ようホーム2本ほんの内うち1本ほんを直通ちょくつう車しゃ用ように改良かいりょうし、直通ちょくつう車しゃ用ようホームを3本ほんにした。

当初とうしょ750形かたちが移籍いせきした時ときは広ひろ電でん色しょくに塗ぬり直なおされたが、900形かたち等とうの移籍いせきの時ときより、経費けいひ節減せつげんのために移籍いせき前まえの塗装とそうを塗ぬり替かえずに運行うんこう。また、大阪おおさか市しや神戸こうべ市しからは安価あんかに外装がいそう用ようの塗料とりょうなど入手にゅうしゅできたことより、以前いぜんの塗装とそうを維持いじした。そこから「動うごく電車でんしゃの博物館はくぶつかん」や「路面ろめん電車でんしゃの博物館はくぶつかん」などの異名いみょうでファンから呼よばれるようになった。呼よばれた当初とうしょは広ひろ電でんはこの名称めいしょうを嫌きらい、塗ぬり替かえ色しょくの公募こうぼを行おこなったが、地元じもとデザイン会議かいぎのメンバーの反対はんたいにより塗ぬり替かえを断念だんねんしている。その反面はんめん、乗客じょうきゃくへのサービスとして方向ほうこう幕まくの大型おおがた化か、冷房れいぼう改造かいぞうなどを積極せっきょく的てきに行おこない、原型げんけいには必かならずしもこだわっていない。

また、移籍いせき車両しゃりょうの側面そくめんに1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）2月がつ20日はつかより、旧きゅう在籍ざいせき事業じぎょう者しゃ・移籍いせき年ねんを記載きさいした「移籍いせきプレート」を取とり付つけている。

また、日本にっぽん国外こくがいからも車両しゃりょうの導入どうにゅうが行おこなわれ、1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）の開業かいぎょう65年ねん時じに日本にっぽん国外こくがいから車両しゃりょうを導入どうにゅうする話はなしが上あがり、軌間きかんが1435mmで同一どういつでかつ両方向りょうほうこうに運転うんてん台だいが付ついていること、さらには路線ろせんの地下ちか化かで余剰よじょう車しゃになったことより、ドイツのドルトムント市しの中古ちゅうこ車両しゃりょうを導入どうにゅうすることになり、1編成へんせいに付つき車両しゃりょう購入こうにゅう費ひ500万まん円えん・輸送ゆそう費ひ1500万まん円えん・改造かいぞう費ひ2500万まん円えんをかけて、1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）に同市どうしから70形かたちが移籍いせきしてきた。その他た、広島ひろしま市しとドイツのハノーバー市しとの姉妹しまい都市とし提携ていけいを記念きねんし、広島ひろしま市しが茶室ちゃしつを送おくった返礼へんれいとして、1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）に200形がた（2代だい）（通称つうしょう:ハノーバー電車でんしゃ）が贈おくられた。広島電鉄ひろしまでんてつから日本にっぽん国外こくがいへの車両しゃりょうの寄贈きぞうも行おこなわれ、1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）には、578号ごうがサンフランシスコ市しに寄贈きぞうされている。

1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）には、3103号ごうが西にしドイツの画家がかジョー・ブロッケルホフによりスプレー画がが描えがかれ、「ピースバーン号ごう」になった。1992年ねん（平成へいせい4年ねん）に塗装とそうの劣化れっかのため全面ぜんめん塗ぬり替かえも検討けんとうされたが、8月がつ頃ごろに車体しゃたいの補修ほしゅうのため腰部ようぶのみ塗装とそうを残のこして他たの部分ぶぶんはぐりーんらいなー色いろに変更へんこうされ、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）8月がつに全面ぜんめん的てきに塗ぬり替かえされた。

また1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）より、「電車でんしゃ接近せっきん装置そうち」を電でん停とまに順次じゅんじ設置せっちを開始かいし。これを発展はってんさせる形かたちで、1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）に広島ひろしま駅えき-己斐こい間あいだに「電車でんしゃロケーションシステム」を試験しけん的てきに採用さいよう。1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）3月がつまでに全ぜん電でん停とまに整備せいびされた。また電車でんしゃ運行うんこう状じょう況きょうを放送ほうそうする電でん停とま案内あんない放送ほうそう装置そうちや、電でん停とまでの利用りよう者しゃの安全あんぜんを確保かくほするため電でん停とまに安全あんぜん柵しがらみ、屋根やね、平面へいめん安全あんぜん地帯ちたいを島しま状じょうにするなどの整備せいびなどを行おこなった。

軽快けいかい電車でんしゃの導入どうにゅう

1980年ねんに導入どうにゅうされた3500形かたち。現在げんざいは事実じじつ上じょう休きゅう車中しゃちゅうで営業えいぎょう運転うんてんには使用しようされていない。

1983年ねんに導入どうにゅうされた800形かたち

1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）に久方ひさかたぶりの新車しんしゃになる3500形かたちを導入どうにゅう。軽快けいかい電車でんしゃのはしりになった。当初とうしょは開発かいはつ委員いいん会かいが所有しょゆうしていたが、1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）に広ひろ電でんが購入こうにゅうした。1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）より、廃車はいしゃになった車両しゃりょうの中古ちゅうこモーターを利用りようしたセミ軽快けいかい電車でんしゃ700形がた（2代だい）。1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）より800形がた（2代だい）、1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）より3700形かたち、1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）より3800形かたち、1990年ねん（平成へいせい2年ねん）より3900形かたち、1997年ねん（平成へいせい9年ねん）より3950形かたちが導入どうにゅうされた。3800形かたちは当時とうじとしては珍めずらしいVVVFインバーター制御せいぎょを採用さいようしている。

宮島線みやじませんの車両しゃりょうは、1050形かたちを永久えいきゅう連結れんけつ化か・台車だいしゃの換かわ装そう・大型おおがた方向ほうこう幕まくの装着そうちゃくなど更新こうしんを行おこない、1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）に1090形かたちに改あらため番ばん。1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）には、宮島線みやじません専用せんよう車しゃで唯一ゆいいつの冷房れいぼう化か改造かいぞうも行おこなわれた。しかし直通ちょくつう形がたの増加ぞうかにより廃車はいしゃが進すすみ、1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）に1040形かたちが全車ぜんしゃ廃車はいしゃ、1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）に1030形かたちが全車ぜんしゃ廃車はいしゃ、1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）に1070形かたちが全車ぜんしゃ廃車はいしゃ、1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）に1060形かたちと1080形かたちが全車ぜんしゃ廃車はいしゃ、1991年ねん（平成へいせい3年ねん）に1090形かたちが全車ぜんしゃ廃車はいしゃになり、いわゆる「高床たかゆか車しゃ」と呼よばれる宮島線みやじません専用せんよう車しゃが全廃ぜんぱいされた。

また、1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）に全車ぜんしゃ廃車はいしゃになった二に軸じく単車たんしゃの復活ふっかつも行おこなわれ、1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）には地域ちいきイベント『Sun Sunひろしま』にあわせて、開業かいぎょう時じの電車でんしゃを復元ふくげんした100形かたちが登場とうじょう。1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）には被爆ひばく電車でんしゃとして150形かたちが車くるま籍せきを復活ふっかつさせた。

軽快けいかい電車でんしゃの導入どうにゅうで、老朽ろうきゅう化かの進すすんでいた570形かたちや750形かたちの多おおくに廃車はいしゃが発生はっせい。冷房れいぼう改造かいぞうされていなかった900形かたちにも廃車はいしゃが出でた。1990年代ねんだい後半こうはんまでに一部いちぶ保存ほぞんされている単車たんしゃを除のぞいて冷房れいぼう化かを完了かんりょうした。

1994年ねん（平成へいせい6年ねん）には、ラッシュ時じに70形かたちを導入どうにゅう。直通ちょくつう列車れっしゃを除のぞき市内しない線せんでは初はつの連接れんせつ車しゃ導入どうにゅうになった。その後ご、連接れんせつ車しゃの運行うんこう範囲はんいは拡大かくだいされていった。

超ちょう低てい床ゆか車両しゃりょう (LRV) の導入どうにゅうと従来じゅうらい車両しゃりょうの廃車はいしゃ

1999年ねんにドイツで製造せいぞうのうえ導入どうにゅうされた5000形かたち

2004年ねんに導入どうにゅうされた5100形かたち

1990年ねん（平成へいせい2年ねん）に欧州おうしゅう視察しさつを行おこなうなど、路面ろめん電車でんしゃが急速きゅうそくに見直みなおされる中なかで新しん時代じだいの公共こうきょう交通こうつう機関きかんを目指めざしてLRT化かに積極せっきょく的てきに取とり組くんでいる。

軽快けいかい電車でんしゃをさらに進化しんかさせた、バリアフリー対応たいおうの超ちょう低てい床ゆか電車でんしゃの導入どうにゅうも1990年代ねんだいから検討けんとうされ、先行せんこうするヨーロッパの主要しゅよう車両しゃりょうメーカへ日本にっぽんの気候きこうに合あった100%低てい床ゆか車両しゃりょうの可能かのう性せいを問とい合あわせていた。3950形かたち増ぞう備の前年ぜんねん時点じてんで、アルナ工機あるなこうき・住友金属工業すみともきんぞくこうぎょう・東洋電機製造とうようでんきせいぞうで検討けんとうしたが、日本にっぽんの国産こくさん部品ぶひんを使つかって、床ゆか高だかを79cmから75cmにするのが限界げんかいで、コストの関係かんけいで一旦いったんは国産こくさん低てい床ゆか車しゃの導入どうにゅうは断念だんねんした。そのことで、先行せんこうして実用じつよう化かしていた日本にっぽん国外こくがいのメーカーから輸入ゆにゅうする方針ほうしんに転換てんかん。アドトランツ・シーメンス・アルストムなどが検討けんとうされ、1999年ねん（平成へいせい11年ねん）よりドイツシーメンス製せいのGREEN MOVER5000形かたちを導入どうにゅうした。5000形かたちは完成かんせいが遅おくれ船便せんびんで送おくった場合ばあいに、到着とうちゃく時期じきが政府せいふの補助ほじょ金きん給付きゅうふ期限きげんを過すぎてしまうため、大型おおがた輸送ゆそう機き(An-124)で空輸くうゆ。広島空港ひろしまくうこうには鉄道てつどうファンと航空こうくうファンが集あつまり、マスコミに多おおく報道ほうどうされた。この車両しゃりょうは、バリアフリー化か推進すいしん功労こうろう者しゃ表彰ひょうしょう・内閣ないかく官房かんぼう長官ちょうかん賞しょうを受賞じゅしょうしている。

その後ご、日本にっぽん国外こくがいの車両しゃりょうを使つかうことで、車両しゃりょうを輸入ゆにゅうすることでの輸送ゆそう費ひの増大ぞうだい、部品ぶひんを輸入ゆにゅうすることでコストが高たかく時間じかんがかかること、そして車両しゃりょう構造こうぞうが日本にっぽんでの運用うんようを考慮こうりょしていないことなどの問題もんだいで、2001年ねん（平成へいせい13年ねん）に『U3プロジェクト』を立たち上あげ、日本にっぽん国産こくさんの低てい床ゆか車両しゃりょうの開発かいはつを開始かいし。2004年ねん（平成へいせい16年ねん）より国産こくさん初はつの100%超ちょう低てい床ゆか電車でんしゃGreen mover max5100形かたちを導入どうにゅうし、同年どうねん12月19日にちには江波えば車庫しゃこ（広島ひろしま市し中なか区く江こう波なみ）に搬入はんにゅうされた。また、既存きそんの車両しゃりょうも出入口でいりぐちに補助ほじょステップ（踏ふみ台だい）を設置せっちするなど、高齢こうれい社会しゃかいに相応ふさわしい公共こうきょう交通こうつう機関きかんを目指めざしている。

それらの超ちょう低てい床ゆか車両しゃりょうに入いれ替かわるように、老朽ろうきゅうした自社じしゃオリジナルおよび他た都市としからの移籍いせき車両しゃりょうの廃止はいしが進すすみ、オリジナルの500形かたち・550形かたち、旧きゅう神戸こうべの1100形かたちは形式けいしき消滅しょうめつ。2000形かたち（自社じしゃ）は全ぜん車両しゃりょうが営業えいぎょう運行うんこうを離脱りだつ、570形かたち（旧きゅう神戸こうべ）、600形かたち（旧きゅう北九州きたきゅうしゅう）、1150形かたち（旧きゅう神戸こうべ）は残のこり1両りょうに。これまで事故じこ廃車はいしゃしか出でていなかった650形かたち（自社じしゃ、被爆ひばく車両しゃりょう）にも2両りょうが運用うんようを離脱りだつし（653号ごうは休きゅう車しゃ・江波えば車庫しゃこ保管ほかん、654号ごうは廃車はいしゃ・広島ひろしま市し交通こうつう科学かがく館かんに保存ほぞん）、世代せだい交代こうたいが進すすむことになった。650形がたのようにメディアに取とり上あげられ、引退いんたい式典しきてんを行おこなう車両しゃりょうは例外れいがい的てきで、ほとんどの車両しゃりょうは置おき換かえた車両しゃりょうに問題もんだいがないことを確認かくにんの上うえで休きゅう車しゃ・廃車はいしゃ・解体かいたいを行おこなっている。

2000年ねん（平成へいせい12年ねん）3月がつに鷹野たかの橋きょうのバリアフリー化かを実施じっし。順次じゅんじ、他たの電でん停とまでも同様どうようの工事こうじを行おこなっている。2003年ねん（平成へいせい15年ねん）には、横川よこがわ駅えきを改良かいりょう。それに合あわせて、十日とおか市しの連絡れんらく線せんを整備せいびし、広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえ行いきとして7号線ごうせんが復活ふっかつした。同年どうねんには、広島ひろしま港こう停留ていりゅう場じょうを新しん旅客りょかくターミナル完成かんせいに合あわせて、100m路線ろせん延長えんちょうし、駅えきを移設いせつした。

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  582号ごうの1両りょうのみが残のこる570形かたち
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  602号ごうの1両りょうのみが残のこる600形かたち
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  被爆ひばく電車でんしゃとして3両りょうが残のこる650形かたち
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  1156号ごうの1両りょうのみが残のこる1150形かたち
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  2009年ねん10月がつ17日にち以降いこう、1編成へんせいのみ休きゅう車しゃとして残のこる2000形かたち
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  2006年ねん6月がつ以降いこう、営業えいぎょう運用うんようから離脱りだつして廃車はいしゃされた550形かたち
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  2003年ねん3月がつに形式けいしき消滅しょうめつした1100形かたち

2010年ねん以降いこう

2013年ねんから導入どうにゅうされている1000形がた（2代目だいめ） 標準ひょうじゅん塗装とそうの車両しゃりょう

2011年ねん（平成へいせい23年ねん）4月がつ11日にちの市内しない線せんダイヤ改正かいせいにより、3号線ごうせんは朝あさラッシュまでは 広ひろ電でん西広にしひろ島とう - 広島ひろしま港こう間あいだで運行うんこうし、その後ごの時間じかん帯たいは 広ひろ電でん西広にしひろ島とう - 宇品二丁目うじなにちょうめ間あいだに区間くかんを短縮たんしゅくして運行うんこうした（3号線ごうせんは、2018年ねん4月がつ2日にちのダイヤ改正かいせいで、夜よる間あいだを除のぞく大だい部分ぶぶんの便びんが広ひろ電でん西広にしひろ島とう - 広島ひろしま港こう間あいだの運行うんこうとなった）。2011年ねん7月がつ11日にちの市内しない線せんダイヤ改正かいせいにより、5号線ごうせんは原則げんそく、広島ひろしま駅えき - 広島ひろしま港こう間あいだで運行うんこうして、日にち中ちゅう12分ふん間隔かんかくとなった。

2011年ねん（平成へいせい23年ねん）には、2013年ねん（平成へいせい25年ねん）度ど以降いこうの本格ほんかく導入どうにゅうを目指めざして信用しんよう乗車じょうしゃ方式ほうしきの社会しゃかい実験じっけんを始はじめると報道ほうどうされた。2012年ねん（平成へいせい24年ねん）2月がつ15日にちから3月がつ31日にちまでの間あいだ、3両りょう連接れんせつ車しゃ（3703号ごう・3906号ごう）の中なか扉とびらにも降車こうしゃ用ようのICリーダー機きを設置せっちし、ICカード（PASPY・ICOCA）の利用りよう者しゃに限かぎり全ぜん扉とびらから乗降じょうこうできるようにして社会しゃかい実験じっけんが行おこなわれた。

2012年ねん（平成へいせい24年ねん）8月がつには、低てい床ゆか車両しゃりょう更新こうしんや電でん停とま改修かいしゅうのため20円えんから30円えんほどの値上ねあげを検討けんとうしていることを明あきらかにし、同年どうねん11月がつの時点じてんでは2013年ねんに値上ねあげする方針ほうしんであると明あきらかにした。

中国ちゅうごく新聞しんぶん2012年ねん11月23日にち付づけの報道ほうどうで、3両りょう編成へんせいの新あたらしい超ちょう低てい床ゆか車両しゃりょうを2013年ねん（平成へいせい25年ねん）2月がつから白島線はくしませんに導入どうにゅうし、白島線はくしませんと江波線えばせんを直通ちょくつうする系統けいとうとして運行うんこうする計画けいかくがあることが報ほうじられた。2012年ねん12月18日にち付づけの広ひろ電でんのプレスリリースで、2013年ねん2月がつ14日にちに3車体しゃたい2台だい車しゃの2編成へんせい（1001号ごう・1002号ごう）が登場とうじょうし、うち1編成へんせいはタイアップラッピングが施ほどこされることが発表はっぴょうされ、2013年ねん2月がつ15日にちからこの超ちょう低てい床ゆか車両しゃりょう1000形がた（2代目だいめ）の営業えいぎょう運行うんこうが開始かいしされた。

その後ごも2012年ねん（平成へいせい24年ねん）5月がつに策定さくていした「広ひろ電でんサービス向上こうじょう計画けいかく」に基もとづき、超ちょう低てい床ゆか車両しゃりょう1000形がたの導入どうにゅう、電でん停とまのバリアフリー化か、ロケーションシステムの高度こうど化かなどを継続けいぞく的てきに行いっている。

2013年ねん（平成へいせい25年ねん）1月がつ8日にちに、独断どくだん的てきな業務ぎょうむ遂行すいこうで正当せいとうな業務ぎょうむに支障ししょうをきたしているとして、前ぜん社長しゃちょうを解任かいにん。新しん社長しゃちょうは、地下ちか方式ほうしきによる駅前えきまえ大橋おおはし線せん整備せいび計画けいかくや（2012年ねん11月に表明ひょうめいした）運賃うんちん値上ねあげなど、これまでの一部いちぶ事業じぎょうについて、白紙はくしにするとしている。

その後ご2013年ねん（平成へいせい25年ねん）12月13日にちに、2014年ねん（平成へいせい26年ねん）4月がつの消費しょうひ税ぜい増税ぞうぜいに伴ともなう運賃うんちん改訂かいていを申請しんせいした。市内しない線せん運賃うんちんは10円えんの値上ねあげ、鉄道てつどう線せん運賃うんちんは据すえ置おき、鉄てつ軌道きどう連絡れんらく運賃うんちんは軌道きどう部分ぶぶんを20円えん値引ねびき額がくを上あげるとして申請しんせい。2014年ねん（平成へいせい26年ねん）3月がつ4日にちに認可にんかされ、同年どうねん4月がつ1日にちより改訂かいていされた。

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  1000形がたの導入どうにゅうで廃車はいしゃが発生はっせいした3000形かたち
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  1000形がたの導入どうにゅうで廃車はいしゃが発生はっせいした750形かたち

鉄てつ軌道きどう車両しゃりょう

現用げんよう車両しゃりょう（『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん 2023』に基もとづく）

2022年ねん12月時点じてんでの在籍ざいせき車両しゃりょう数すうは、136両りょう（編成へんせい）。それとは別べつに貨車かしゃが1両りょう在籍ざいせきしている。在籍ざいせき状じょう況きょうは『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん 2023』（2022年ねん12月がつ現在げんざい）を元もとにしており、現状げんじょうと異ことなる部分ぶぶんがある。

単行たんこう車しゃ

貨50形かたちは事業じぎょう用よう。350形かたちのみ市内しない線せん・宮島線みやじません直通ちょくつう許可きょかを受うけているが、現在げんざいの運用うんようはすべて市内しない線せんのみの運用うんようとなっている。

なお一般いっぱん的てきに路面ろめん電車でんしゃにおいて「単車たんしゃ」と言いった場合ばあいいわゆる二に軸じく単車たんしゃを指さすことが多おおいが、広島電鉄ひろしまでんてつではボギぼぎー車しゃを含ふくめ1両りょうで走はしる単行たんこう車しゃのことを「単車たんしゃ」と呼称こしょうしている。

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう車しゃ番ばん	在籍ざいせき車両しゃりょう数すう	在籍ざいせき車しゃ番ばん	備考びこう・『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん 2023』発行はっこう後ごの動うごき
貨50形かたち	1979年ねん	2	51,52	1	51	750形かたち、51（759）52（758）が種たね車しゃ。 52は登場とうじょう時じは51だった。 2013年ねん4月がつに52は廃車はいしゃ・解体かいたい。
3代目だいめ100形かたち	1984年ねん	1	101	1{	101	開業かいぎょう時じ車両しゃりょうの復元ふくげん車しゃ。
2代目だいめ200形かたち	1988年ねん	1	238	1	238	元もとハノーバー市電しでん。
350形かたち	1958年ねん	3	851-853→ 351-353	3	351-353	旧きゅう形式けいしき名めい850形かたち、旧きゅう直通ちょくつう車しゃ。、2023年ねんに351・353廃車はいしゃ解体かいたい
570形かたち	1971年ねん	17	571-587	1	582	元もと神戸こうべ市電しでん500形かたち。
2代目だいめ600形かたち	1976年ねん	3	601-603	1	602	元もと西日本鉄道にしにっぽんてつどう500形かたち。
650形かたち	1942年ねん	5	651-655	3	651-653	被爆ひばく電車でんしゃ。
2代目だいめ700形かたち	1982年ねん	11	701-707,711-714	11	701-707,711-714	701-707は750形がたの廃車はいしゃモーターを利用りよう。
750形かたち	1965年ねん	22	751-772	2	762,768	元もと大阪おおさか市電しでん1601形かたち・1651形かたち・1801形かたち。 768はイベント車両しゃりょう「TRAIN ROUGE」。
2代目だいめ800形かたち	1983年ねん	14	801-814	14	801-814
900形かたち	1969年ねん	14	901-914	1	913	元もと大阪おおさか市電しでん2601形かたち。
1150形かたち	1971年ねん	7	1151-1154,1156-1158	1	1156	元もと神戸こうべ市電しでん1150形かたち。1158は1155に改あらため番ばん。
1900形かたち	1977年ねん	15	1901-1915	15	1901-1915	元もと京都きょうと市電しでん1900形かたち。

連接れんせつ車しゃ

全車ぜんしゃが市内しない線せん・宮島線みやじませんの直通ちょくつう許可きょかを受うけている。ほとんどの車両しゃりょうが、市内しない線せん・宮島線みやじません直通ちょくつう運用うんようされているが、現在げんざい3000形かたちと2代目だいめ1000形かたちは市内しない線せんのみとなっている。

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう編成へんせい数すう	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう編成へんせい番ばん	在籍ざいせき編成へんせい数すう	在籍ざいせき車両しゃりょう数すう	在籍ざいせき編成へんせい番ばん	愛称あいしょう	備考びこう・『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん2023』発行はっこう後ごの動うごき
3000形かたち	1979年ねん	8	24	3001-3008	3	9	3003	-	元もと西日本鉄道にしにっぽんてつどう福岡ふくおか市内しない線せん1101形かたち・1201形かたち・1301形かたちより改造かいぞう。 2015年ねんに3005,3006号ごうはミャンマーに譲渡じょうと。
3700形かたち	1984年ねん	5	15	3701-3705	5	15	3701-3705	ぐりーんらいなー
3100形かたち	1985年ねん	3	9	3101-3103	3	9	3101-3103	ぐりーんらいなー	2500形かたち（新しん製せい車しゃグループ）より改造かいぞう。 3103号ごうはかつてピースバーン号ごうとしてフルラッピングされていた。
3800形かたち	1986年ねん	9	27	3801-3809	9	27	3801-380	ぐりーんらいなー
3900形かたち	1990年ねん	8	24	3901-3908	8	24	3901-3908	ぐりーんらいなー
3950形かたち	1997年ねん	6	18	3951-3956	6	18	3951-3956	GREEN LINER	全ぜん編成へんせい行先いきさき表示ひょうじのLED化か改修かいしゅう実施じっし済ずみ
5000形かたち	1999年ねん	12	60	5001-5012	12	60	5001-5012	GREEN MOVER	超ちょう低てい床ゆか電車でんしゃ。 全ぜん編成へんせい行先いきさき表示ひょうじのLED化か改修かいしゅう実施じっし済ずみ。
5100形かたち	2005年ねん	10	50	5101-5110	10	50	5101-5110	Green mover max	超ちょう低てい床ゆか電車でんしゃ。
2代目だいめ1000形かたち	2013年ねん	18	54	1001-1018	18	18	1001-1018	PICCOLO（1001） PICCOLA（1002） GREEN MOVER LEX（1003-）	超ちょう低てい床ゆか電車でんしゃ。 ICカード全ぜん扉とびら降車こうしゃサービス対象たいしょう車両しゃりょう。 1001,1002号ごうの愛称あいしょうは、ラッピング広告こうこくを経へて2019年ねん現在げんざい不ふ使用しよう。
5200形かたち	2019年ねん	7	35	5201-5207	7	35	5201-5207	Greenmover APEX	超ちょう低てい床ゆか電車でんしゃ。『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん2023』販売はんばい以降いこう、5208編成へんせい増ぞう備

休きゅう車しゃ・保存ほぞん車しゃ

単行たんこう車しゃ

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう車しゃ番ばん	在籍ざいせき車両しゃりょう数すう	在籍ざいせき車しゃ番ばん	備考びこう・『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん2023』発行はっこう後ごの動うごき
150形がた（E形かたち）	1925年ねん	10	151-160	1	156	被爆ひばく電車でんしゃ、保存ほぞん車しゃ。 E形かたちとして登場とうじょう。

連結れんけつ・連接れんせつ車しゃ

2000形かたちのみ連結れんけつ車しゃ。

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう編成へんせい数すう	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう編成へんせい番ばん	在籍ざいせき編成へんせい数すう	在籍ざいせき車両しゃりょう数すう	在籍ざいせき編成へんせい番ばん	備考びこう・『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん2023』発行はっこう後ごの動うごき
2000形かたち	1960年ねん	4（1両りょう余剰よじょう）	9	2001,2002=2003,2004=2005, 2006=2007,2008=2009	1	2	2004=2005	1974年ねんに連結れんけつ化か。 『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん2023』発行はっこう時点じてんでも車くるま籍せきは抹消まっしょうされていない。
3500形かたち	1980年ねん	1	3	3501	1	3	3501	ぐりーんらいなー。 軽快けいかい電車でんしゃ第だい一いち号ごう。

過去かこの保有ほゆう車両しゃりょう

単行たんこう車しゃ

550形かたちは551号ごうのみ市内しない線せん・宮島線みやじませんの直通ちょくつう許可きょかを受うけていた。

2軸じく車しゃ

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう車しゃ番ばん	備考びこう
初代しょだい100形がた（A形かたち）	1912年ねん	50	101-150	開業かいぎょう時じの車両しゃりょう。 導入どうにゅう後ごに車くるま番ばんを1-50 → 101-139（11両りょうは450形かたちに改造かいぞう）に改あらため番ばん、A形かたち → 100形かたちに形式けいしき変更へんこう。
2代目だいめ100形がた（B形かたち）	1921年ねん	30	101-130	導入どうにゅう後ごにB形かたちに形式けいしき変更へんこう。 全車ぜんしゃ400形かたちに改造かいぞう。
初代しょだい200形がた（G形かたち）	1930年ねん	10	201-210	G形かたちとして導入どうにゅう。
400形かたち	1938年ねん	30	401-430	2代目だいめ100形かたちを元もとに車体しゃたい更新こうしん。
450形かたち	1939年ねん	15	451-465	初代しょだい100形かたちを元もとに車体しゃたい更新こうしん。

ボギぼぎー車しゃ

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう車しゃ番ばん	備考びこう
300形かたち	1938年ねん	5	300-304	元もと大阪おおさか市電しでん500形かたち。 300は305に改あらため番ばん。
初代しょだい500形かたち	1938年ねん	10	500-509	元もと京王けいおう電気でんき軌道きどう23形かたち。 500は510に改あらため番ばん。 全車ぜんしゃ、初代しょだい700形かたちに改造かいぞう。
2代目だいめ500形かたち	1953年ねん	5	501-505
550形かたち	1955年ねん	5	551-555	551は旧きゅう直通ちょくつう車しゃ・間接かんせつ制御せいぎょ車しゃ。
初代しょだい600形かたち	1942年ねん	3	601-603
初代しょだい700形かたち	1948年ねん	10	701-710	初代しょだい500形がたの車体しゃたい更新こうしん車しゃ。
初代しょだい800形かたち	1951年ねん	10	801-810	803は801に改あらため番ばん・ワンマン改造かいぞう。
1100形かたち	1971年ねん	5	1101-1105	元もと神戸こうべ市電しでん1100形かたち。

連接れんせつ車しゃ

全車ぜんしゃが市内しない線せん・宮島線みやじませんの直通ちょくつう許可きょかを受うけていた。

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう編成へんせい数すう	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう編成へんせい番ばん	備考びこう
70形かたち	1981年ねん	2	6	76, 77	元もとドルトムント都市とし事業じぎょう Dortmunder Stadtwerke AG。
1300形かたち	1976年ねん	2	4	1305, 1306	元もと西日本鉄道にしにっぽんてつどう1301形かたち。 後日ごじつ、3000形かたちに改造かいぞう。
2500形かたち	1961年ねん	7	14	2501=2502, 2503=2504, 2505=2506, 2507=2508, 2509=2510, 2511=2512, 2513=2514	2501-2510は自社じしゃ発注はっちゅう。 2511-2514は元もと大阪おおさか市電しでん1601形かたちを改造かいぞう。 自社じしゃ発注はっちゅう車しゃは3100形かたちに改造かいぞう。

宮島線みやじません専用せんよう車しゃ

単行たんこう車しゃ

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう車しゃ番ばん	備考びこう
初代しょだい1000形がた（C形かたち）	1922年ねん	2	C1, C2 → 1000	C形かたちとして導入どうにゅう。 後日ごじつ1000形かたちに形式けいしき変更へんこう。 1両りょうは1040形かたちに改造かいぞう。
1010形がた（D形かたち）	1923年ねん	8	D3-D10 → 1011-1016	D形かたちとして導入どうにゅう。 後日ごじつ1010形かたちに形式けいしき変更へんこう。 1両りょうは1040形かたちに改造かいぞう。
1020形がた（F形かたち）	1925年ねん	5	F11-F15 → 1020-1024	F形かたちとして導入どうにゅう。 後日ごじつ1020形かたちに形式けいしき変更へんこう。 1020は1025に改あらため番ばん。
1030形がた（H形かたち）	1930年ねん	5	H16-20 → 1030-1034	H形かたちとして導入どうにゅう。 後日ごじつ1030形かたちに形式けいしき変更へんこう。 1030は1035に改あらため番ばん。
1060形かたち	1954年ねん	1	1061	最後さいごの新しん製せい高床たかゆか車しゃ。

連結れんけつ・連接れんせつ車しゃ

形式けいしき名めい	導入どうにゅう初年しょねん	導入どうにゅう編成へんせい数すう	導入どうにゅう車両しゃりょう数すう	導入どうにゅう編成へんせい番ばん	備考びこう
1040形かたち	1939年ねん	1	2	1041=1042	千田せんだ車庫しゃこ火災かさいで被災ひさいしたC2, D8を車体しゃたい更新こうしん。 1957年ねんに連接れんせつ車しゃ化か。
1090形かたち ←1050形かたち	1947年ねん	2	4	1051=1052,1053=1054 → 1091=1092, 1093=1094	元もと京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつ（現げん:阪急電鉄はんきゅうでんてつ・京阪電気鉄道けいはんでんきてつどう）100形かたち・200形かたち。 1954年ねんに車体しゃたい更新こうしん。 1980年ねんに連結れんけつ車しゃ化か。 1982年ねんに1090形かたちに改あらため形式けいしき。
1070形かたち	1967年ねん	4	8	1071=1072, 1073=1074, 1075=1076, 1077=1078	元もと阪急電鉄はんきゅうでんてつ500形かたち。
1080形かたち	1977年ねん	1	2	1081=1082	元もと阪急電鉄はんきゅうでんてつ210系けい。

車庫しゃこ

現在げんざい

現在げんざいは、千田せんだ車庫しゃこ・江波えば車庫しゃこ・荒手あらて車庫しゃこがある。

• 千田せんだ車庫しゃこ - 1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）11月23日にちの開業かいぎょう時じに設置せっち
  • 広島ひろしま県けん広島ひろしま市し中なか区く東千田ひがしせんだ町まち二に丁目ちょうめ9-29
• 江波えば車庫しゃこ - 1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）10月がつ1日にちに設置せっち
  • 広島ひろしま県けん広島ひろしま市し中ちゅう区く江こう波なみ西にし一いち丁目ちょうめ24-29
• 荒手あらて車庫しゃこ - 1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）10月がつ25日にちに設置せっち
  • 広島ひろしま県けん広島ひろしま市し西にし区く草津南くさつみなみ三さん丁目ちょうめ6-3

過去かこ

以前いぜんは、宮島口みやじまぐち車庫しゃこ・己斐こい車庫しゃこがあった。また、戦時せんじ中ちゅうには桜さくら土手どて引込線ひきこみせんが存在そんざいした。

• 己斐こい車庫しゃこ
  • 太田おおた川がわ放水ほうすい路ろの整備せいびで1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）10月がつ25日にちに廃止はいし。代替だいたいとして荒手あらて車庫しゃこが整備せいびされた。
• 宮島口みやじまぐち車庫しゃこ
  • 広ひろ電でん宮島口みやじまぐち駅えきから宮島みやじまボートレース場じょうまでの本線ほんせんに並行へいこうする留置とめおき線せんは宮島口みやじまぐち車庫しゃこの名残なごりである。
• 桜さくら土手どて引込線ひきこみせん
  • 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）6月がつに、広陵こうりょう中学ちゅうがく前まえ電でん停とま（現在げんざいの県けん病院びょういん前まえ電でん停とま）付近ふきんに整備せいびされた。

バス事業じぎょう

詳細しょうさいは「広ひろ電でんバス」を参照さんしょう

広ひろ電でんバスの例れい

広島電鉄ひろしまでんてつのバス事業じぎょうは、2014年ねん1月がつよりバス事業じぎょう本部ほんぶが担当たんとうし、その下したに都市とし圏けん輸送ゆそう営業えいぎょう部ぶ、地域ちいき輸送ゆそう営業えいぎょう部ぶ、呉ご輸送ゆそう営業えいぎょう部ぶ、バス企画きかく部ぶを置おいている。広島ひろしま市しを中心ちゅうしんに広島ひろしま県けん西部せいぶや呉くれ市しで一般いっぱん路線ろせんバスを運行うんこうしているほか、広島空港ひろしまくうこうや山陰さんいん地方ちほう各地かくち（鳥取とっとり県けん鳥取とっとり市し・米子よなご市しや島根しまね県けん松江まつえ市し・浜田はまだ市し・益田ますだ市し）への高速こうそくバスも運行うんこうしている。青あおバスとも呼よばれている。

営業えいぎょうキロは1,404.6km（2016年ねん3月がつ31日にち時点じてん）で、呉くれ市し交通こうつう局きょく統合とうごう前まえの2011年ねん（平成へいせい23年ねん）度どの営業えいぎょうキロ1,191.9kmと比較ひかくし、約やく200km増加ぞうかしている。

バス事業じぎょうを行おこなう系列けいれつ会社かいしゃに、エイチ・ディー西広にしひろ島とう（ボン・バス）、備北交通こうつう、芸陽げいようバスがある。

広こう電電でんでん車しゃの路線ろせんとの競合きょうごうするバス路線ろせんの調整ちょうせい目的もくてきに、1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）に発足ほっそくした広島ひろしま乗合のりあい自動車じどうしゃの株式かぶしきの大だい部分ぶぶんを、1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）に取得しゅとくし子会社こがいしゃ化かし経営けいえいに参画さんかく。電車でんしゃと競合きょうごうする路線ろせんを調整ちょうせい。また、宮島線みやじません沿線えんせんの他社たしゃの参入さんにゅうを防ふせぐために、広ひろ電でん直営ちょくえいで始はじめたものが、バス事業じぎょうの始はじまりで、1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）に広島ひろしま乗合のりあい自動車じどうしゃと合併がっぺいし、自動車じどうしゃ部ぶを設置せっちし事業じぎょう統合とうごうを行おこなった。戦時せんじ中ちゅうの1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）11月5日にちまでに、7事業じぎょう者しゃ（三段峡さんだんきょう自動車じどうしゃ・太田おおた自動車じどうしゃ・平和へいわ自動車じどうしゃ・丸三まるさん自動車じどうしゃ・水内みずうち自動車じどうしゃ商会しょうかい・熊野くまの胡えびす子こ自動車じどうしゃ・広島ひろしま郊外こうがい自動車じどうしゃ）および1個人こじんとバス事業じぎょうの事業じぎょう統合とうごうを行おこなった。

その後ご、芸陽げいようバスや備北交通こうつうの子会社こがいしゃ化か、広島ひろしまバスの子会社こがいしゃ化か（その後ご、公正こうせい取引とりひき委員いいん会かいからの勧告かんこくを受うけ株式かぶしきの過半かはんを売却ばいきゃく）、エイチ・ディー西広にしひろ島とう（ボンバス）の分社ぶんしゃ化か、貸かし切きりバスからの撤退てったい、中ちゅう四国しこく地方ちほう初はつのグリーン経営けいえい認証にんしょう、呉くれ市し交通こうつう局きょくのバス事業じぎょうの譲受じょうじゅを経へて、2013年ねん（平成へいせい25年ねん）時点じてんで中国ちゅうごく地方ちほう最大さいだいのバス事業じぎょう者しゃになっている。

バス車両しゃりょうについては、2018年ねん3月がつ時点じてんで564両りょうを保有ほゆうする。統合とうごう前まえの2011年ねん3月がつ時点じてんで広ひろ電でん410台だい・呉くれ市し交通こうつう局きょく163台だい所有しょゆうで、移籍いせき車しゃ両分りょうぶん程度ていどが増加ぞうかしている。

2018年ねん3月がつ末まつ現在げんざい、564両りょうのうち、ハイブリッドバスが26両りょう、CNGバスが42両りょう、最新さいしんの排はいガス規制きせいに適合てきごうした車両しゃりょうが247両りょう、アイドリングストップ機能きのう装着そうちゃく車しゃが432両りょうである。また「広ひろ電でんサービス向上こうじょう計画けいかく」と称しょうして、座席ざせきの「ひろでんオリジナルシート」への置おき換かえや、ノンステップバスの導入どうにゅうなどのサービスの向上こうじょうを図はかっている。

不動産ふどうさん事業じぎょう

不動産ふどうさん事業じぎょうは、不動産ふどうさん事業じぎょう本部ほんぶおよび連結れんけつ子会社こがいしゃの交通こうつう会館かいかんによって行おこなわれている。広ひろ電でん不動産ふどうさんは2013年ねん（平成へいせい25年ねん）4月がつ1日にちに、広ひろ電でん興産こうさんは2016年ねん（平成へいせい28年ねん）4月がつ1日にちに、それぞれ広島電鉄ひろしまでんてつ本体ほんたいに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた。

事務所じむしょ

• 不動産ふどうさん事業じぎょう本部ほんぶ
  • 広島ひろしま市し中なか区く東千田ひがしせんだ町まち二に丁目ちょうめ9番ばん29号ごう 広島電鉄ひろしまでんてつ本社ほんしゃビル
• 交通こうつう会館かいかん
  • 広島ひろしま市し東ひがし区く上大須賀かみおおすが町まち1-16 交通こうつう会館かいかんビル

概要がいよう

広島ひろしまトランヴェールビルディング

不動産ふどうさん事業じぎょうに本格ほんかく参入さんにゅうする以前いぜんより宮島線みやじません沿線えんせんの開発かいはつの一環いっかんとして、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん前まえには楽々園らくらくえん、1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）に藤垂園とうすいえんの開発かいはつを行おこなっていた。

1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）10月がつ28日にち、子会社こがいしゃとして銀鱗ぎんりん不動産ふどうさんを設立せつりつ。1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）10月がつ31日にちには紙屋かみや町まちに『広ひろ電でんビル』が完成かんせいし、オフィスビル賃貸ちんたい事業じぎょうに参入さんにゅうした。1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）2月がつ1日にちに広ひろ電でん不動産ふどうさんを設しつらえ。八丁堀はっちょうぼりに「第だい二に広こう電でんビル」を建設けんせつした。銀鱗ぎんりん不動産ふどうさん・広ひろ電でん不動産ふどうさんは、1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）10月がつ1日にちに、広ひろ電でん不動産ふどうさんを存続そんぞく会社かいしゃにして合併がっぺいした。

1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）の経済けいざい政策せいさく所得しょとく倍増ばいぞう計画けいかくに伴ともない、住宅じゅうたくの販売はんばいが増加ぞうか。1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）に事業じぎょう部ぶ内ないに開発かいはつ課かを設置せっち。不動産ふどうさん事業じぎょうに本格ほんかく参入さんにゅうした。1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）7月がつ16日にち、開発かいはつ部ぶを拡充かくじゅうし、不動産ふどうさん事業じぎょう本部ほんぶの前身ぜんしんとなる「不動産ふどうさん部ぶ」を新設しんせつした。1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）度どより、鉄てつ軌道きどう部門ぶもん・バス部門ぶもんでの赤字あかじを補おぎなうようになった。

まずは小規模しょうきぼな住宅じゅうたく開発かいはつから行おこない、1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）に中地なかじ（現げん・佐伯さいき区く八幡東やはたひがし）に8棟むね開発かいはつしたのを皮切かわきりに、1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）に城内きうち（現げん・廿日市はつかいち市し城内きうち）に5棟むね、原はら（現げん・廿日市はつかいち市原いちはら）を開発かいはつした。

その後ご、住宅じゅうたく団地だんち開発かいはつに本格ほんかく参入さんにゅうし、1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）に553区画くかくの「観音台かんのんだい」、1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）に188区画くかくの「月見台つきみだい」、1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）に956区画くかくの「陽光台ようこうだい」、1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）より63戸この翠みどり光台ひかりだい団地だんち（現げん・口田くちた五ご丁目ちょうめ）、1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）より最終さいしゅう的てきには2,500区画くかく以上いじょうになる「毘沙門台びしゃもんだい」の販売はんばいを開始かいし。1979年ねんには357区画くかくの広ひろ電でん己斐こい団地だんち1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）に224区画くかく購入こうにゅうし土地とち区画くかく整理せいり事業じぎょう団地だんちである「東観音ひがしかんおん台だい団地だんち」、1991年ねん（平成へいせい3年ねん）に127区画くかくを購入こうにゅうし同おなじく土地とち区画くかく整理せいり事業じぎょう団地だんちである「アメニティタウン仁保南にほみなみ」、2010年ねんには63戸この「宇品御幸うじなみゆき」を販売はんばいした。

マンション開発かいはつも行おこない、1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）に「楽々園らくらくえんマンション」、1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）に『ビューハイツ己斐上こいうえ』、1999年ねん（平成へいせい11年ねん）に「グランソシエ五ご日にち市し」を販売はんばいした。また2004年ねんにはエレンシーレ宮島みやじま、2008年ねんにはアライヴコート西条さいじょう駅前えきまえの分譲ぶんじょうを行おこなった。

それらの開発かいはつは、鉄てつ軌道きどう沿線えんせんに限定げんていせず、バス路線ろせん沿線えんせんも開発かいはつを行おこなった。

その後ご、鉄てつ軌道きどう部門ぶもん・バス部門ぶもんの収益しゅうえきは改善かいぜんし赤字あかじではなくなったが、紙屋かみや町まちなどのオフィスビルの賃貸ちんたい、一般いっぱん向むけに宅地たくち・マンションの販売はんばい・仲介ちゅうかいを行おこなっている。

2012年ねん（平成へいせい24年ねん）には、広ひろ電でんビルなどの建たて替かえで『広島ひろしまトランヴェールビルディング』（「トランヴェール」はフランス語ふらんすごで「緑色みどりいろの電車でんしゃ」を意味いみする）が開業かいぎょうした。

会社かいしゃの各種かくしゅデータ

資本しほん金きんの変遷へんせん

年月日ねんがっぴ	金額きんがく	備考びこう
1910年ねん（明治めいじ43年ねん）6月がつ18日にち	3,000,000	広島ひろしま電気でんき軌道きどう成立せいりつ日び
1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）12月27日にち	6,000,000	広島ひろしま瓦斯がすと合併がっぺい。広島ひろしま瓦斯がす電でん軌成立せいりつ日び
1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）8月がつ2日にち	10,000,000
1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ10日とおか	7,500,000	広島電鉄ひろしまでんてつ成立せいりつ日び
1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）11月15日にち	7,850,000
1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）6月がつ5日にち	16,000,000
1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）11月26日にち	32,000,000
1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）7月がつ26日にち	65,000,000
1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）10月がつ10日とおか	135,000,000
1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）4月がつ3日にち	220,000,000
1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）4月がつ1日にち	360,000,000
1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）10月がつ1日にち	450,000,000
1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）2月がつ1日にち	900,000,000
2005年ねん（平成へいせい17年ねん）9月がつ7日にち	2,150,000,000
2005年ねん（平成へいせい17年ねん）9月がつ25日にち	2,335,625,000

歴代れきだいの社長しゃちょう

広島ひろしま電気でんき軌道きどう時代じだい

世代せだい	氏名しめい	在任ざいにん期間きかん	備考びこう
1代目だいめ	大林おおばやし芳かおる五郎ごろう	1910年ねん（明治めいじ43年ねん）6月18日にち - 1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）1月がつ24日にち	大林組おおばやしぐみ店主てんしゅ、広島ひろしま瓦斯がす取締役とりしまりやくなど兼任けんにん 死亡しぼうにより退任たいにん
不明ふめい	藤田ふじた謙一けんいち	1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）8月がつ8日にち - 1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）8月がつ2日にち	同どう時期じきに広島ひろしま瓦斯がすの代表だいひょうも兼任けんにん 広島ひろしま瓦斯がす代表だいひょう就任しゅうにんは1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）7月がつ28日にち

広島ひろしま瓦斯がす電でん軌時代じだい

世代せだい	氏名しめい	在任ざいにん期間きかん	備考びこう
（1代目だいめ）	藤田ふじた謙一けんいち	1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）8月がつ2日にち - 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）1月がつ25日にち	広島ひろしまガス代表だいひょうとしては3代目だいめ
（2代目だいめ）	松浦まつうら泰次郎たいじろう	1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）1月がつ25日にち - 1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）3月16日にち	広島ひろしまガス代表だいひょうとしては4代目だいめ
（3代目だいめ）	松本まつもと勝太郎かつたろう	1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）3月がつ16日にち - 1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）3月31日にち	広島ひろしまガス代表だいひょうとしては5代目だいめ
（4代目だいめ）	三宅みやけ兼一けんいち	1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）4月がつ30日にち - 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）2月がつ14日にち	広島ひろしまガス代表だいひょうとしては6代目だいめ
（5代目だいめ）	倉田くらた信太郎しんたろう	1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）2月がつ14日にち - 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）3月27日にち	広島ひろしまガス代表だいひょうとしては7代目だいめ 死亡しぼうにより退任たいにん
（6代目だいめ）	多た山やま恒次郎つねじろう	1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）4月がつ1日にち - 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）3月がつ27日にち	広島ひろしまガス代表だいひょうとしては8代目だいめ
（7代目だいめ）	山口やまぐち吾われ一いち	1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）3月がつ27日にち - 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ9日にち	広島ひろしまガス代表だいひょうとしては9代目だいめ

広島電鉄ひろしまでんてつ時代じだい

世代せだい	氏名しめい	在任ざいにん期間きかん	備考びこう
1代目だいめ	山口やまぐち吾われ一いち	1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）4月がつ10日とおか - 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）3月15日にち	分社ぶんしゃ後ごも続投ぞくとう 広島ひろしまガスは1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）8月がつ6日にちまで代表だいひょうを務つとめた
2代目だいめ	多た山やま恒次郎つねじろう	1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）3月がつ15日にち - 1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）4月がつ26日にち
3代目だいめ	伊藤いとう信之のぶゆき	1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）4月がつ26日にち - 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）5月27日にち
4代目だいめ	堀江ほりえ明あきら	1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）5月がつ27日にち - 1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）6月28日にち
5代目だいめ	石松いしまつ正二しょうじ	1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）6月がつ28日にち - 1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）6月29日にち	広島ひろしまバスと資本しほん提携ていけいしていた1971年ねんから1973年ねんまで、広島ひろしまバスの社長しゃちょうに就任しゅうにんしていた
6代目だいめ	奥おく窪くぼ央ひさし雄ゆう	1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）6月がつ29日にち - 1996年ねん（平成へいせい8年ねん）4月がつ1日にち
7代目だいめ	大田おおた哲哉てつや	1996年ねん（平成へいせい8年ねん）4月がつ1日にち - 2010年ねん（平成へいせい22年ねん）6月がつ29日にち	広島ひろしま商工しょうこう会議かいぎ所しょ前ぜん会頭かいとう、広島ひろしまガス取締役とりしまりやくなど兼任けんにん
8代目だいめ	越智おち秀信ひでのぶ	2010年ねん（平成へいせい22年ねん）6月がつ29日にち - 2013年ねん（平成へいせい25年ねん）1月がつ8日にち	2013年ねんの臨時りんじ取締役とりしまりやく会かいで解任かいにんされた
9代目だいめ	椋むく田でん昌夫まさお	2013年ねん（平成へいせい25年ねん）1月がつ8日にち - 現任げんにん

その他た

イベント

毎年まいとし、6月がつ10日とおかの路面ろめん電車でんしゃの日ひ前後ぜんごに「路面ろめん電車でんしゃまつり」を開催かいさい。また、七夕たなばた電車でんしゃやクリスマス電車でんしゃの運行うんこうなどの各種かくしゅイベントを開催かいさいしている。

鉄道てつどうむすめ

トミーテックが主体しゅたいで展開てんかいする鉄道てつどうむすめには、広島電鉄ひろしまでんてつのキャラクターとして、「鷹野たかのみゆき」（レギュラーシリーズvol.3初はつ登場とうじょう）と、「的場まとばまりな」（ステーションポスターシリーズvol.5初はつ登場とうじょう）の2人ふたりのキャラクターが存在そんざいする。鉄道てつどうむすめステーションポスターvol.5（鷹野たかのみゆき・的場まとばまりな）は、バリアフリー化かと車内しゃない事故じこ防止ぼうしを掲かかげたポスターを電でん停とまや駅えきに掲示けいじしている。

テレビドラマ『西部せいぶ警察けいさつ』ロケ

1982年ねん放送ほうそうのテレビドラマ『西部せいぶ警察けいさつ PART-II』第だい18話わ「広島ひろしま市街しがいパニック!!」のロケでは広島電鉄ひろしまでんてつが撮影さつえい協力きょうりょくを行おこなっており、ロケ期間きかん中ちゅう、市内しない中心ちゅうしん部ぶで各かく電車でんしゃの運転うんてんを一時いちじ取とり止とめ、付近ふきんの道路どうろを一時いちじ通行止つうこうどめにして撮影さつえいが行おこなわれた。クライマックスシーンの撮影さつえいでは自社じしゃの750形かたち766号ごうが広ひろ電でん宮島みやじま駅えき（現げん・広ひろ電でん宮島口みやじまぐち駅えき）まで運転うんてんされ、同どう駅えき構内こうない（当時とうじ）で爆破ばくはシーンが撮影さつえいされた。爆破ばくは時じには周まわりが一瞬いっしゅんにして停電ていでんになるほどであった。このシーンの映像えいぞうはのちに『西部せいぶ警察けいさつ PART-III』のオープニングにも流用りゅうようされている。同車どうしゃは廃車はいしゃを前提ぜんていとしていた車両しゃりょうで、撮影さつえいのため、営業えいぎょう運転うんてん終了しゅうりょう時じの「パールライス号ごう」から塗ぬり色しょく・広告こうこくを変更へんこうし、同どう番組ばんぐみ同どうロケのスポンサーにちなみ「にしき堂どう号ごう」とされ、爆破ばくは後ご正式せいしきに廃車はいしゃされた。この回かいでは当時とうじの運転うんてん指令しれい室しつや本社ほんしゃ社屋しゃおくの模様もようも映うつし出だされている。また雑誌ざっし『鉄道てつどうファン』の読者どくしゃ投稿とうこう欄らんでも撮影さつえいトピックが掲載けいさいされていた。

ドイツ連邦れんぽう共和きょうわ国こく名誉めいよ領事りょうじ

2001年ねん5月28日にちに、奥おく窪くぼ央ひさし雄ゆう・代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう（当時とうじ）が「在ざい広島ひろしまドイツ連邦れんぽう共和きょうわ国こく名誉めいよ領事りょうじ」に就任しゅうにんした。2007年ねん2月がつ14日にちに、大田おおた哲哉てつや・代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう（当時とうじ）が引ひき継ついだ。少すくなくとも大田おおたが存命ぞんめい中ちゅうの2011年ねん9月がつ14日にちの時点じてんでドイツ大使館たいしかんのリストに掲載けいさいされていたが、大田おおた死去しきょ後ごの2011年ねん11月18日にちの時点じてんでドイツ大使館たいしかんのリストから削除さくじょされ、同年どうねん12月がつ19日にちまでに外務省がいむしょうの「駐ちゅう日にち外国がいこく公館こうかんリスト」からも削除さくじょされた。以前いぜんは広島電鉄ひろしまでんてつ本社ほんしゃ内ないに名誉めいよ領事りょうじ事務所じむしょが設置せっちされており、管轄かんかつ地域ちいきは広島ひろしま県けんであった。

越智おち社長しゃちょうの解任かいにん

2013年ねん（平成へいせい25年ねん）1月がつ8日にち、越智おち秀信ひでのぶを代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうから取締役とりしまりやくに降格こうかく。椋むく田でん昌夫まさお専務せんむが社長しゃちょうに就任しゅうにんした。事実じじつ上じょうの解任かいにんとされ、理由りゆうは「代表だいひょう取締役とりしまりやくの独断どくだん的てき業務ぎょうむ執行しっこうによる、会社かいしゃ組織そしきとして業務ぎょうむに支障ししょうが出でているため」とし、詳細しょうさいな理由りゆう説明せつめいはされなかった。臨時りんじ取締役とりしまりやく会かいは、越智おちと社外しゃがい取締役とりしまりやくが欠席けっせきで、常勤じょうきん役員やくいん全員ぜんいん出席しゅっせきで行おこなわれた。その後ご、社長しゃちょうに就任しゅうにんした椋むく田でんは、越智おちが運賃うんちん値上ねあげや広島ひろしま駅前新えきまえしん線せんなどの計画けいかくを取締役とりしまりやく会かいにかけずに公表こうひょうしたことを解任かいにん理由りゆうとし、それらの計画けいかくについて白紙はくしに戻もどすなど見直みなおすことを明あきらかにした。

女性じょせい運転うんてん士し・運転うんてん手しゅの採用さいよう

電車でんしゃ運転うんてん士し・バス運転うんてん手しゅともに女性じょせいの採用さいようが増加ぞうかしつつあり、その中なかには貸切かしきりバス事業じぎょうから撤退てったいした元もと広ひろ電でん観光かんこうのバスガイド出身しゅっしん者しゃも見受みうけられる。

スポーツ選手せんしゅの支援しえん活動かつどう

2011年ねんシーズンより、広島ひろしまガス所属しょぞくのスノーボードアルペン選手せんしゅ竹内たけうち智香ともかのスポンサーに名なを連つらねている。

栃木とちぎ県内けんないのライトレール構想こうそうへの支援しえん

2023年ねん3月がつの開業かいぎょうを目指めざして栃木とちぎ県けんの宇都宮うつのみや市しなどが事業じぎょうを進すすめているライトレール構想こうそうについて、2015年ねんに宇都宮うつのみや市長しちょうなどの支援しえん要請ようせいに対たいし広ひろ電でん社長しゃちょうの椋むく田でんは「全面ぜんめん的てきに協力きょうりょくしたい」と回答かいとう、技術ぎじゅつ面めんや乗務じょうむ員いん養成ようせい等とうの支援しえんは可能かのうという意向いこうを示しめした。運営うんえい主体しゅたいとなる宇都宮うつのみやライトレールの取締役とりしまりやくには、同年どうねん11月がつに元もと広ひろ電でん常務じょうむの中尾なかお正俊まさとしが就任しゅうにんした。2021年ねん1月がつより、宇都宮うつのみやライトレールから乗務じょうむ員いん候補者こうほしゃ4名めいが広ひろ電でんに出向しゅっこうし、訓練くんれんが実施じっしされている。

関連かんれん作品さくひん

• 『被爆ひばく70年ねん 一番いちばん電車でんしゃが走はしった』（2015年ねん8月がつ10日とおか、NHK）

関連かんれん会社かいしゃ

連結れんけつ子会社こがいしゃ

• エイチ・ディー西広にしひろ島とう（ボン・バス）
• 芸陽げいようバス
• 備北交通こうつう
• 宮みや島松しままつ大だい汽船きせん
• 広島ひろしま観光かんこう開発かいはつ（宮島みやじまロープウエー）
• 広電ひろでんストア - スーパーマーケット「マダムジョイ」を展開てんかい。2018年ねん、マックスバリュ西日本にしにほんへの事業じぎょう譲渡じょうとを経へて会社かいしゃ解散かいさんを決議けつぎ。
• ホテルニューヒロデン - 客室きゃくしつ数すう256室しつ、収容しゅうよう人数にんずう392人にん。1974年ねん9月がつ開業かいぎょう、2021年ねん1月がつ営業えいぎょう終了しゅうりょう。
• 広ひろ電でん宮島みやじまガーデン - 広ひろ電でん宮島口みやじまぐち駅えき隣接りんせつの商業しょうぎょう施設しせつ「etto」、山陽さんよう道どう宮島みやじまSA下くだり線せん、下松くだまつSA下くだり線せんを運営うんえいしている。
• 広ひろ電でんエアサポート - 旧きゅう社名しゃめい「広ひろ電でん観光かんこう」。貸切かしきりバス事業じぎょう撤退てったい、旅行りょこう代理だいり店てん事業じぎょうのひろでん中国ちゅうごく新聞しんぶん旅行りょこうへの移管いかんを経へて、広ひろ電でんエアサポートに社名しゃめい変更へんこうした。
• 広ひろ電でん建設けんせつ
• グリーンバーズ・ヒロデン（グリーンバーズゴルフ倶楽部くらぶ）
• ヒロデンプラザ（ヒロデンボウル、広ひろ電でんゴルフガーデン）
• 広ひろ電でん興産こうさん - 1997年ねんまで「広ひろ電でんタクシー」として広島ひろしま市内しないおよび近郊きんこうでタクシー事業じぎょうを営いとなんでいたが、同年どうねんタクシー事業じぎょうを業界ぎょうかい大手おおての第だい一いち交通こうつう産業さんぎょうに譲渡じょうとし（現げん・広島ひろしま第だい一いち交通こうつう）、広ひろ電でん興産こうさんに社名しゃめいを変更へんこうした。2016年ねん4月がつ1日にち、広島電鉄ひろしまでんてつに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた。
• 交通こうつう会館かいかん
• ひろでんモビリティサービス - 都市とし型がたハイヤー専門せんもん事業じぎょう者しゃ。

持分もちぶん法ほう適用てきよう関連かんれん会社かいしゃ

• たびまちゲート広島ひろしま（2002年ねんに広ひろ電でん観光かんこうの旅行りょこう部門ぶもんと中国ちゅうごく新聞しんぶんトラベルサービスを統合とうごうし設立せつりつ。2021年ねん4月がつにひろでん中国ちゅうごく新聞しんぶん旅行りょこうから社名しゃめい変更へんこう）
• 加計かけ開発かいはつ（ホテル&リゾート 温井ぬくいスプリングス）
• 大だい亜あ工業こうぎょう

その他たの関連かんれん会社かいしゃ・団体だんたい等とう

• 学校がっこう法人ほうじん鈴すず峯みね学園がくえん（鈴すず峯みね女子じょし短期大学たんきだいがく・鈴すず峯みね女子じょし中学校ちゅうがっこう・高等こうとう学校がっこう）

  財団ざいだん法人ほうじん広島ひろしま瓦斯がす電でん軌学園えんとして1940年ねんに設立せつりつされ、戦後せんごも永ながらく学園がくえん理事りじと評議ひょうぎ員いんの多おおくを当社とうしゃおよび広島ひろしまガス関係かんけい者しゃが占しめていた。しかしながら少子化しょうしかに伴ともない学校がっこう経営けいえいの将来しょうらい性せいに展望てんぼうが開あけないことから、自みずからも修道しゅうどう高校こうこうの卒業生そつぎょうせいであり修道しゅうどう学園がくえん・鈴すず峯みね学園がくえんの両方りょうほうの理事りじも兼務けんむしていた当時とうじの当社とうしゃ代表だいひょう取締役とりしまりやくである大田おおた哲哉てつやが中心ちゅうしんとなり両りょう学校がっこう法人ほうじんの合併がっぺいの検討けんとうに着手ちゃくしゅし、2013年ねんに法人ほうじん合併がっぺいに合意ごうい。2015年ねん4月がつに学校がっこう法人ほうじん修道しゅうどう学園がくえんに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた。ちなみに修道しゅうどう学園がくえんの理事りじ会かいは当社とうしゃや広島ひろしまガスを含ふくむ広島ひろしまの財界ざいかいグループ「二葉ふたば会かい」の主要しゅようメンバーを中心ちゅうしんに構成こうせいされている。

  また、鈴すず峯みね学園がくえんと直接ちょくせつの関係かんけいはないが、戦時せんじ中ちゅうは電車でんしゃ運行うんこう要員よういん確保かくほを目的もくてきとした実業じつぎょう学校がっこう広島電鉄ひろしまでんてつ家政かせい女学校じょがっこうも別べつに設立せつりつしていた。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

社しゃ史し

• 『広島ひろしまの路面ろめん電車でんしゃ65年ねん』毎日新聞まいにちしんぶんニュースサービス社しゃ（編集へんしゅう協力きょうりょく）、広島電鉄ひろしまでんてつ、1977年ねん10月がつ。doi:10.11501/12060779。 
• 広島電鉄ひろしまでんてつ株式会社かぶしきがいしゃ社しゃ史し編纂へんさん委員いいん会かい 編へん『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう80創立そうりつ50年ねん史し』広島電鉄ひろしまでんてつ、1992年ねん10月がつ。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:93028869。 
• 広島電鉄ひろしまでんてつ株式会社かぶしきがいしゃ社しゃ史し編纂へんさん委員いいん会かい 編へん『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』広島電鉄ひろしまでんてつ、2012年ねん11月。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:22183974。 
• 広島ひろしまバス60年ねん史し編集へんしゅう委員いいん会かい 編へん『広島ひろしまバス60年ねん史し』広島ひろしまバス、2010年ねん8月がつ。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:22845020。 
• 広島ひろしまガス株式会社かぶしきがいしゃ100年ねん史し編集へんしゅう事務じむ局きょく 編へん『広島ひろしまガス100年ねん史し』広島ひろしまガス、2010年ねん3月がつ。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:21732556。 
• 大林組おおばやしぐみ社しゃ史し編集へんしゅう委員いいん会かい 編へん『大林おおばやし組ぐみ八はち十じゅう年ねん史し』大林組おおばやしぐみ、1982年ねん10月がつ、85, 88頁ぺーじ。doi:10.11501/11954828。 

組合くみあい史し

• 〔私鉄してつ中国地方ちゅうごくちほう労働ろうどう組合くみあい広島電鉄ひろしまでんてつ支部しぶ〕組合くみあい史し編へんさん委員いいん会かい 編へん『私鉄してつ広ひろ電でん 闘たたかい抜ぬいた四よん十じゅう二に年ねん』私鉄してつ中国地方ちゅうごくちほう労働ろうどう組合くみあい広島電鉄ひろしまでんてつ支部しぶ、1989年ねん。 

愛蔵あいぞう書しょ

• 『広島ひろしまのチンチン電車でんしゃ 市内しない線せんと宮島線みやじません波乱はらんに富とんだ86年ねんのドラマ』郷土きょうど出版しゅっぱん社しゃ、1998年ねん10月がつ。ISBN 4-87670-110-5。 
• 弘前ひろさき商工しょうこう会議かいぎ所しょ 編へん『藤田ふじた謙一けんいち -初代しょだい日本にっぽん商工しょうこう会議かいぎ所しょ会頭かいとう-』弘前ひろさき商工しょうこう会議かいぎ所しょ、1988年ねん3月がつ。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:89019874。 
• 『広島ひろしま原爆げんばく戦災せんさい誌し』 3巻かん、広島ひろしま市し、1971年ねん。doi:10.11501/12398945。 

広報こうほう資料しりょう

• 『広島電鉄ひろしまでんてつ '87会社かいしゃ要覧ようらん』、広島電鉄ひろしまでんてつ株式会社かぶしきがいしゃ総務そうむ部ぶ、1987年ねん。 
• 『電車でんしゃを走はしらせた女学生じょがくせいたち 広島電鉄ひろしまでんてつ家政かせい女学校じょがっこうの記録きろく』広島電鉄ひろしまでんてつ、2005年ねん8月がつ。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:21136819。 

一般いっぱん書しょ

• 飯島いいじま巌いわお、青野あおの邦明くにあき、荒川あらかわ好夫よしお『私鉄してつの車両しゃりょう3 広島電鉄ひろしまでんてつ』保育ほいく社しゃ、1985年ねん4月がつ25日にち。doi:10.11501/12066181。ISBN 4-586-53203-3。 
• 長船おさふね友則とものり『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく LRTに脱皮だっぴする電車でんしゃと街並まちなみ定点ていてん対比たいひ』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス 鉄道てつどう〉、2005年ねん6月がつ。ISBN 978-4-533-05986-5。 
• 堀川ほりかわ惠子けいこ、小笠原おがさわら信之のぶゆき『チンチン電車でんしゃと女学生じょがくせい 1945年ねん8月がつ6日にち・ヒロシマ』日本にっぽん評論ひょうろん社しゃ、2005年ねん7月がつ。 
• 吉川よしかわ文夫ふみお『路面ろめん電車でんしゃの技術ぎじゅつと歩あゆみ』グランプリ出版しゅっぱん、2003年ねん9月がつ。ISBN 978-4-87-687250-3。 
• 『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう』 11号ごう 中国ちゅうごく 四国しこく、今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）、新潮社しんちょうしゃ〈新潮しんちょう「旅たび」ムック〉、2009年ねん3月がつ。ISBN 978-4-10-790029-6。 
• 『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん 2013』イカロス出版いかろすしゅっぱん〈イカロスMOOK〉、2013年ねん1月がつ。ISBN 978-4-86320-669-4。 
• 『路面ろめん電車でんしゃ年鑑ねんかん 2023』イカロス出版いかろすしゅっぱん〈イカロスMOOK〉、2023年ねん2月がつ。ISBN 978-4-8022-1235-9。 

雑誌ざっし

• 『鉄道てつどうファン』（交友こうゆう社しゃ）各かくバックナンバー
• 『鉄道てつどうピクトリアル』（電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい）各かくバックナンバー

新聞しんぶん

• 『中国ちゅうごく新聞しんぶん』（中国新聞社ちゅうごくしんぶんしゃ）各かくバックナンバー

関連かんれん項目こうもく

• 宇都宮うつのみやライトレール - 技術ぎじゅつ面めんや乗務じょうむ員いん養成ようせいで支援しえん。広ひろ電でん出身しゅっしん者しゃが安全あんぜん統括とうかつ管理かんり者しゃを務つとめる。

外部がいぶリンク

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