別院べついん前ぜん停留ていりゅう場じょう

別院べついん前ぜん停留ていりゅう場じょう
別院べついん前ぜん停留ていりゅう場じょう
	停留ていりゅう場じょう全景ぜんけい
	べついんまえ; Betsuin-mae;
	◄Y2 寺町てらまち (0.4 km) (0.3 km) 横川一丁目よこがわいっちょうめ Y4►
所在地しょざいち	広島ひろしま市し中ちゅう区く寺町てらまち北緯ほくい34度ど24分ふん15.43秒びょう東経とうけい132度ど26分ふん57.44秒びょう / 北緯ほくい34.4042861度ど東経とうけい132.4492889度ど座標ざひょう: 北緯ほくい34度ど24分ふん15.43秒びょう東経とうけい132度ど26分ふん57.44秒びょう / 北緯ほくい34.4042861度ど東経とうけい132.4492889度ど
駅えき番号ばんごう	●Y3
所属しょぞく事業じぎょう者しゃ	広島電鉄ひろしまでんてつ
所属しょぞく路線ろせん	■横川線よこがわせん
キロ程ほど	0.8 km（十日市町とおかいちまち起点きてん）
駅えき構造こうぞう	地上ちじょう駅えき
ホーム	2面めん2線せん
乗降じょうこう人員じんいん; -統計とうけい年度ねんど-	380人ひと/日にち; -2019年ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ	1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）11月1日にち
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別院べついん前ぜん停留ていりゅう場じょう（べついんまえていりゅうじょう、別院べついん前まえ電でん停とま）は、広島ひろしま県けん広島ひろしま市し中ちゅう区く寺町てらまちにある広島電鉄ひろしまでんてつ横川線よこがわせんの路面ろめん電車でんしゃ停留ていりゅう場じょうである。駅えき番号ばんごうはY3。

歴史れきし

当とう停留ていりゅう場じょうは1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）、横川線よこがわせんの開通かいつうと同時どうじに開設かいせつされた^[2]。当時とうじの停留ていりゅう場じょう名めいは横川よこがわ橋きょう停留ていりゅう場じょう（よこがわばしていりゅうじょう）であり、別院べついん前ぜん停留ていりゅう場じょうと称しょうするようになったのは大正たいしょう末期まっきのことである^[3]^[4]。「別院べついん前まえ」の名なは当とう停留ていりゅう場じょうが最寄もよりである本願寺ほんがんじ広島ひろしま別院べついんに由来ゆらいする^[5]。

停留ていりゅう場じょうの旧称きゅうしょうに見みられるように、開業かいぎょう以来いらい当とう停留ていりゅう場じょうと隣となりの横川一丁目よこがわいっちょうめ停留ていりゅう場じょう（開業かいぎょう当時とうじは光隆みつたか寺前てらまえ停留ていりゅう場じょう）との間あいだには天満てんま川がわを渡わたるための橋はしが架かかっている^[3]。開業かいぎょう当時とうじの横川線よこがわせんは軌道きどう敷じきが道路どうろから独立どくりつした専用せんよう軌道きどうであり、この橋はしも軌道きどう専用せんようであった^[3]。都市とし計画けいかく道路どうろの建設けんせつにより1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）からは併用へいよう軌道きどうとなったものの、橋はしは依然いぜんとして軌道きどう専用せんようであり、道路どうろ橋きょうはその両側りょうがわに架かけられた^[3]。

1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）8月がつ6日にちには原爆げんばくが投下とうかされ、横川線よこがわせんをはじめ広島電鉄ひろしまでんてつの市内しない電車でんしゃは全線ぜんせんが不通ふつうとなる^[2]。軌道きどう橋きょうは原爆げんばくによる被害ひがいはなかったが直後ちょくごの9月がつに襲来しゅうらいした枕崎まくらざき台風たいふうにより流失りゅうしつ^[3]、横川線よこがわせんは同年どうねん末まつに十日市町とおかいちまちから運転うんてんを再開さいかいしたものの、その区間くかんは橋はしの手前てまえの当とう停留ていりゅう場じょうまでだった^[2]。橋はしが復旧ふっきゅうし当とう停留ていりゅう場じょうから先さきの横川よこがわ駅えきまで運転うんてんを再開さいかいしたのはその3年ねん後ごの1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）のことで^[2]、その後ご1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）には道路どうろとの併用へいよう橋きょうに架かけ替かえられて^[3]現在げんざいの横川新よこかわしん橋きょうとなっている。

年表ねんぴょう

1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）11月1日にち - 横川よこがわ線せんが開通かいつう、同時どうじに横川よこがわ橋きょう停留ていりゅう場じょうとして開業かいぎょう^[2]。
1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）以前いぜん - 別院べついん前ぜん停留ていりゅう場じょうに改称かいしょう^[4]。
1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）
- 8月がつ6日にち - 原爆げんばく投下とうかにより休止きゅうし^[2]。
- 9月17日にち - 枕崎まくらざき台風たいふうにより軌道きどう専用せんよう橋きょうが流失りゅうしつ^[2]。
- 12月26日にち - 横川よこがわ線せんの十じゅう日にち市町しちょうから当とう停留ていりゅう場じょうまでが運転うんてん再開さいかい^[2]。
1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）12月18日にち - 軌道きどう専用せんよう橋きょうの復旧ふっきゅうにより当とう停留ていりゅう場じょうから横川よこがわまでが運転うんてんを再開さいかい、横川線よこがわせんが全線ぜんせん復旧ふっきゅう^[2]。

構造こうぞう

横川線よこがわせんの軌道きどうは道路どうろ上じょうに敷しかれた併用へいよう軌道きどうであり、当とう停留ていりゅう場じょうも道路どうろ上じょうにホームを有ゆうする。ホームは低てい床ゆか式しきで^[6]2面めんあり、南北なんぼく方向ほうこうに伸のびる2本ほんの線路せんろを挟はさみ込こむように向むかい合あって配はいされている^[5]（相対そうたい式しきホーム）。線路せんろの東ひがしに十日市町とおかいちまち方面ほうめんへ向むかう上のぼりホーム、西にしに横川よこがわ駅えき方面ほうめんへ向むかう下くだりホームがある^[5]。

ホーム全体ぜんたいには屋根やねが架かけられ、ベンチやスロープ、手てすりも備そなわる。

運行うんこう系統けいとう

「広島電鉄ひろしまでんてつ#運行うんこう系統けいとう」も参照さんしょう

当とう停留ていりゅう場じょうには広島電鉄ひろしまでんてつで運行うんこうされている系統けいとうのうち、7号線ごうせんと8号線ごうせんが乗のり入いれている。

下くだりホーム		横川よこがわ駅えきゆき
上のぼりホーム		広島ひろしま港こうゆき
		広ひろ電でん本社ほんしゃ前まえゆき
		江こう波なみゆき

周辺しゅうへん

付近ふきんは主おもに住宅じゅうたく街がいである。北側きたがわから西側にしがわにかけては、しばらく歩あるいたところに天満てんま川がわが流ながれている。東側ひがしがわに少すこし歩あるくと本川ほんがわに至いたり、北東ほくとうに歩あるくと2つの川かわの分流ぶんりゅう点てんに出でる。

南隣みなみどなりの寺町てらまち停留ていりゅう場じょうから当とう停留ていりゅう場じょうまでの東側ひがしがわ一帯いったいは数すう多おおくの寺院じいんが立たち並ならぶ。

本願寺ほんがんじ広島ひろしま別院べついん - 浄土真宗じょうどしんしゅう本願寺ほんがんじ派はに属ぞくする別院べついん
横川新よこかわしん橋きょう
広島ひろしま国際こくさい交流こうりゅう会館かいかん
広島ひろしま県けん看護かんご協会きょうかい会館かいかん
広島ひろしま県けん公衆こうしゅう衛生えいせい会館かいかん
広島ひろしま県けん環境かんきょう保健ほけん協会きょうかい
別院べついん前ぜんバス停ばすてい - 広島ひろしまバス 22号線ごうせんとJRバス広浜ひろはま線せんが停車ていしゃする。

隣となりの停留ていりゅう場じょう

広島電鉄ひろしまでんてつ

■横川線よこがわせん

寺町てらまち停留ていりゅう場じょう (Y2) - 別院べついん前ぜん停留ていりゅう場じょう (Y3) - 横川一丁目よこがわいっちょうめ停留ていりゅう場じょう (Y4)

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ “広島ひろしま県けん駅えき乗降じょうこう客数きゃくすう”. 2021年ねん3月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』150-157頁ぺーじ
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』106-108頁ぺーじ
^ ^a ^b 今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう』 11 中国ちゅうごく四国しこく、新潮社しんちょうしゃ、2009年ねん、38頁ぺーじ。ISBN 978-4-10-790029-6。
^ ^a ^b ^c 川島かわしま令三けいぞう『山陽さんよう・山陰さんいんライン全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全ぜん配線はいせん』第だい7巻かん広島ひろしまエリア、講談社こうだんしゃ〈【図説ずせつ】日本にっぽんの鉄道てつどう〉、2012年ねん、13,83頁ぺーじ。ISBN 978-4-06-295157-9。
^ 川島かわしま令三けいぞう『全国ぜんこく鉄道てつどう事情じじょう大だい研究けんきゅう』中国ちゅうごく篇へん 2、草くさ思おもえ社しゃ、2009年ねん、103,107頁ぺーじ。ISBN 978-4-7942-1711-0。

参考さんこう文献ぶんけん

長船おさふね友則とものり『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年ねん。ISBN 4-533-05986-4。

外部がいぶリンク

別院べついん前まえ | 電車でんしゃ情報じょうほう：電でん停とまガイド - 広島電鉄ひろしまでんてつ

[1] “広島ひろしま県けん駅えき乗降じょうこう客数きゃくすう”. 2021年ねん3月がつ11日にち閲覧えつらん。

[osafune2-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』150-157頁ぺーじ

[osafune-3] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』106-108頁ぺーじ

[chizu38-4] 今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう』 11 中国ちゅうごく四国しこく、新潮社しんちょうしゃ、2009年ねん、38頁ぺーじ。ISBN 978-4-10-790029-6。

[line-5] 川島かわしま令三けいぞう『山陽さんよう・山陰さんいんライン全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全ぜん配線はいせん』第だい7巻かん広島ひろしまエリア、講談社こうだんしゃ〈【図説ずせつ】日本にっぽんの鉄道てつどう〉、2012年ねん、13,83頁ぺーじ。ISBN 978-4-06-295157-9。

[jijo-6] 川島かわしま令三けいぞう『全国ぜんこく鉄道てつどう事情じじょう大だい研究けんきゅう』中国ちゅうごく篇へん 2、草くさ思おもえ社しゃ、2009年ねん、103,107頁ぺーじ。ISBN 978-4-7942-1711-0。

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