白島しらしま停留ていりゅう場じょう

白島しらしま停留ていりゅう場じょう*
	停留ていりゅう場じょう全景ぜんけい（2013年ねん2月がつ）
	はくしま; Hakushima;
	◄W4 家庭かてい裁判所さいばんしょ前まえ (0.2 km)
所在地しょざいち	広島ひろしま市し中ちゅう区く東白島ひがしはくしま町まち北緯ほくい34度ど24分ふん15.2秒びょう東経とうけい132度ど27分ふん55.88秒びょう / 北緯ほくい34.404222度ど東経とうけい132.4655222度ど座標ざひょう: 北緯ほくい34度ど24分ふん15.2秒びょう東経とうけい132度ど27分ふん55.88秒びょう / 北緯ほくい34.404222度ど東経とうけい132.4655222度ど
駅えき番号ばんごう	●W5
所属しょぞく事業じぎょう者しゃ	広島電鉄ひろしまでんてつ
所属しょぞく路線ろせん	■白島線はくしません
キロ程ほど	1.2 km（八丁堀はっちょうぼり起点きてん）
駅えき構造こうぞう	地上ちじょう駅えき
ホーム	1面めん1線せん
乗降じょうこう人員じんいん; -統計とうけい年度ねんど-	1,347人ひと/日にち; -2022年ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ	1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）11月23日にち
	* 1952年ねん - 1960年ねんは白島しらしま終点しゅうてん停留ていりゅう場じょうとして営業えいぎょう
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白島しらしま停留ていりゅう場じょう（はくしまていりゅうじょう、白島しらしま電でん停とま）は、広島ひろしま県けん広島ひろしま市し中ちゅう区く東白島ひがしはくしま町まちにある広島電鉄ひろしまでんてつ白島線はくしませんの路面ろめん電車でんしゃ停留ていりゅう場じょうである。駅えき番号ばんごうはW5。同線どうせんの終点しゅうてんである。

歴史れきし

白島しらしま停留ていりゅう場じょうは1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）の白島線はくしません開通かいつう当初とうしょから路線ろせんの終点しゅうてんとして存在そんざいする。当時とうじの白島線はくしませんは広島ひろしま城じょうの外堀そとぼりを埋うめ立たてて造成ぞうせいされた道路どうろ上じょうに軌道きどうが敷しかれており、その終点しゅうてんは中国ちゅうごく郵政ゆうせい局きょく前まえの交差点こうさてんに置おかれていた^[2]。1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）8月がつ6日にちには原爆げんばく投下とうかにより被災ひさい、白島線はくしませんをはじめ広島電鉄ひろしまでんてつの市内しない電車でんしゃは全線ぜんせんが不通ふつうとなった^[3]。

戦後せんご白島線はくしませんが運転うんてんを再開さいかいしたのは、被爆ひばくから7年ねん経たった1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）のことである^[3]。運転うんてん再開さいかいまでに7年ねんを要ようしたのは、戦後せんごの都市とし計画けいかくの中なかで新あらたな幹線かんせん道路どうろ（白島はくしま通どおり）が建設けんせつされ、白島線はくしませんの軌道きどうをその上うえに移設いせつすることになったからである^[2]。このとき軌道きどうは城北しろきた通どおりとの交差点こうさてんまで北きたに100メートル延伸えんしん、当とう停留ていりゅう場じょうも移設いせつのうえ白島しらしま終点しゅうてん停留ていりゅう場じょう（はくしましゅうてんていりゅうじょう）へと改称かいしょうされた^[2]^[4]。この停留ていりゅう場じょう名めいについては、1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）に再ふたたび白島しらしま停留ていりゅう場じょうへと戻もどされている^[4]。また1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）から白島線はくしませんで広島電鉄ひろしまでんてつ初はつのワンマン運転うんてんが行おこなわれることになると、交差点こうさてん内ないに伸のびていた終端しゅうたん部ぶの軌道きどうを9メートル短縮たんしゅくし、停留ていりゅう場じょう内ないの配線はいせんも変更へんこうされた^[2]^[5]。

年表ねんぴょう

1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）11月23日にち：白島線はくしませんが開業かいぎょう、同時どうじに白島しらしま停留ていりゅう場じょうを設置せっち^[3]。
1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）8月がつ6日にち：原爆げんばく投下とうかにより被災ひさい、運行うんこう不能ふのうになる^[6]。
1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）6月がつ10日とおか：白島はくしま通どおりが完成かんせいし、白島線はくしませんは城北しろきた通どおりまで100メートル路線ろせんが延長えんちょうされ営業えいぎょう再開さいかい^[2]。停留ていりゅう場じょうも移設いせつされ、白島しらしま終点しゅうてん停留ていりゅう場じょうに改称かいしょう^[3]。
1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）3月30日にち：白島しらしま停留ていりゅう場じょうに再さい改称かいしょう^[3]。
1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）12月1日にち：白島線はくしませんがワンマンを運転うんてん開始かいし^[2]。それに合あわせて、交差点こうさてん内ないにあった軌道きどうを9メートル短縮たんしゅくし、ホームの位置いちを変更へんこうする^[5]。

停留ていりゅう場じょう構造こうぞう

白島線はくしませんの軌道きどうは道路どうろ上じょうに敷しかれた併用へいよう軌道きどうであり、当とう停留ていりゅう場じょうも道路どうろ上じょうにホームが設もうけられている。白島線はくしませんの軌道きどうは起点きてんから複線ふくせんで北きたへと伸のびているが、当とう停留ていりゅう場じょうの手前てまえで下くだり線せんが上のぼり線せんへと合流ごうりゅうし、単線たんせんとなって停留ていりゅう場じょうに差さし掛かかる^[7]。ホームは低てい床ゆか式しきで線路せんろの西側にしがわ、ちょうど下くだり線せんの延長えんちょう上じょうに置おかれている^[7]^[8]。ホーム1面めん、そしてその片側かたがわのみに1本ほんの線路せんろが接せっするという1面めん1線せんの単式たんしきホームは広島電鉄ひろしまでんてつの他ほかの路線ろせんの終点しゅうてんに比くらべると簡素かんそであり、ホームには2両りょう以上いじょう電車でんしゃが停車ていしゃすることはできない^[7]。線路せんろはこの先さき、白島しらしま交差点こうさてんの横断おうだん歩道ほどうの手前てまえで途切とぎれている。

ホームはかつて線路せんろの東側ひがしがわ（停留ていりゅう場じょうに到着とうちゃくした電車でんしゃから見みて右側みぎがわ）に置おかれていたが、1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）に西側にしがわ（左側ひだりがわ）へと移うつされている^[2]^[5]。これは同年どうねんから始はじまった白島線はくしませんでのワンマン運転うんてんに際さいして、ワンマン運転うんてん時じには電車でんしゃの左側ひだりがわからしか下車げしゃができないことを受うけての措置そちであった^[5]。

停留所ていりゅうじょ全景ぜんけい（2013年ねん2月がつ。別べつの角度かくどより）
停留ていりゅう場じょうを発車はっしゃする車両しゃりょう（2016年ねん1月がつ）

運行うんこう系統けいとう

「広島電鉄ひろしまでんてつ#運行うんこう系統けいとう」も参照さんしょう

当とう停留ていりゅう場じょうには広島電鉄ひろしまでんてつで運行うんこうされている系統けいとうのうち、9号線ごうせんのみが乗のり入いれる。9号線ごうせんは従来じゅうらい八丁堀はっちょうぼりまでの運行うんこうで、白島線はくしません内ないで完結かんけつしていたが^[2]、2013年ねんに八丁堀はっちょうぼりから本線ほんせんへ直通ちょくつうするようになり、江波線えばせんの江波えば停留ていりゅう場じょうまで運行うんこうが延長えんちょうされた^[9]。

		八丁堀はっちょうぼりゆき・江こう波なみゆき

停留ていりゅう場じょう周辺しゅうへん

白島しらしま地区ちくの南東なんとうに位置いちする。南側みなみがわにはオフィスビルなども点在てんざいするが、周辺しゅうへんはほとんど住宅じゅうたく街がいである。東側ひがしがわには京橋きょうばし川がわが流ながれ、対岸たいがんは東ひがし区くと南みなみ区くの境界きょうかいとなる。

アストラムラインの白島はくしま駅えきとは1キロメートルほど離はなれている^[7]。当とう停留ていりゅう場じょうからは白島はくしま駅えきよりも南側みなみがわの城北しろきた駅えきもしくは新しん白島はくしま駅えきの方ほうが近ちかい。

日本にっぽん郵政ゆうせいグループ広島ひろしまビル（旧きゅう日本にっぽん郵政ゆうせい公社こうしゃ中国ちゅうごく支社ししゃ、中国ちゅうごく郵政ゆうせい局きょく）
- 日本にっぽん郵便ゆうびん株式会社かぶしきがいしゃ中国ちゅうごく支社ししゃ・広島ひろしま監査かんさ室しつ・広島ひろしま共通きょうつう事務じむ集約しゅうやくセンター・広島ひろしま白島はくしま郵便ゆうびん局きょく
- ゆうちょ銀行ぎんこう中国ちゅうごくエリア本部ほんぶ・広島ひろしま地域ちいきセンター
- かんぽ生命せいめい保険ほけん中国ちゅうごくエリア本部ほんぶ・広島ひろしま支店してん
- 日本にっぽん郵政ゆうせい株式会社かぶしきがいしゃ中ちゅう・四国しこくファシリティセンター
広島ひろしまはくしま病院びょういん
- 広島逓信病院ひろしまていしんびょういん旧きゅう外来がいらい棟とう被爆ひばく資料しりょう室しつ
中国ちゅうごく総合そうごう通信つうしん局きょく
白島しらしまキューガーデン（NTTクレド白島しらしまビル）
広島信用金庫ひろしましんようきんこ白島しらしま支店してん

バス路線ろせん

白島しらしま電でん停とまとバス停ばすてい

白島しらしま通どおり沿ぞいに「白島はくしま町まち」バス停ばすていがあり、広ひろ電でんバス^[10]が発着はっちゃくしている。

白島はくしま町まちバス停ばすてい（北きた行いき牛田本うしたほん町まち方面ほうめん）

6 牛田うしだ方面ほうめん
12 不動院ふどういん・戸坂とさか方面ほうめん

白島はくしま町まちバス停ばすてい（南みなみ行いき八丁堀はっちょうぼり方面ほうめん）

6 市役所前しやくしょまえ・江こう波なみ方面ほうめん
12-1,12-2 県けん病院びょういん前まえ・仁保沖にほおき町まち方面ほうめん
12-4 段原だんばら中央ちゅうおう・旭あさひ町まち方面ほうめん平日へいじつの1便びんのみ

隣となりの停留ていりゅう場じょう

広島電鉄ひろしまでんてつ

■白島線はくしません

家庭かてい裁判所さいばんしょ前ぜん停留ていりゅう場じょう (W4) - 白島しらしま停留ていりゅう場じょう (W5)

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ “2022年度ねんど移動いどう等とう円滑えんかつ化か取組とりくめ報告ほうこく書しょ（軌道きどう停留ていりゅう場じょう）” (PDF). 広島電鉄ひろしまでんてつ. 2023年ねん12月21日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』98-103頁ぺーじ
^ ^a ^b ^c ^d ^e 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』150-157頁ぺーじ
^ ^a ^b 今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう』 11 中国ちゅうごく四国しこく、新潮社しんちょうしゃ、2009年ねん、38頁ぺーじ。ISBN 978-4-10-790029-6。
^ ^a ^b ^c ^d 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』194頁ぺーじ
^ 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』431頁ぺーじ
^ ^a ^b ^c ^d 川島かわしま令三けいぞう『山陽さんよう・山陰さんいんライン全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全ぜん配線はいせん』第だい7巻かん広島ひろしまエリア、講談社こうだんしゃ〈【図説ずせつ】日本にっぽんの鉄道てつどう〉、2012年ねん、8,85頁ぺーじ。ISBN 978-4-06-295157-9。
^ 川島かわしま令三けいぞう『全国ぜんこく鉄道てつどう事情じじょう大だい研究けんきゅう』中国ちゅうごく篇へん 2、草くさ思おもえ社しゃ、2009年ねん、103,107頁ぺーじ。ISBN 978-4-7942-1711-0。
^ 『新型しんがた超ちょう低てい床ゆか車両しゃりょう1000形がたの営業えいぎょう運行うんこう開始かいしについて』（プレスリリース）広島電鉄ひろしまでんてつ、2013年ねん2月がつ6日にち。オリジナルの2015年ねん3月がつ17日にち時点じてんにおけるアーカイブ。2016年ねん9月がつ27日にち閲覧えつらん。
^ バス情報じょうほう路線ろせんバス広ひろ電でんバス

参考さんこう文献ぶんけん

長船おさふね友則とものり『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年ねん。ISBN 4-533-05986-4。
『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』広島電鉄ひろしまでんてつ、2012年ねん。

外部がいぶリンク

白島しらしま | 電車でんしゃ情報じょうほう：電でん停とまガイド - 広島電鉄ひろしまでんてつ

[1] “2022年度ねんど移動いどう等とう円滑えんかつ化か取組とりくめ報告ほうこく書しょ（軌道きどう停留ていりゅう場じょう）” (PDF). 広島電鉄ひろしまでんてつ. 2023年ねん12月21日にち閲覧えつらん。

[osafune-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』98-103頁ぺーじ

[osafune2-3] 『広ひろ電でんが走はしる街まち今昔こんじゃく』150-157頁ぺーじ

[chizu38-4] 今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう』 11 中国ちゅうごく四国しこく、新潮社しんちょうしゃ、2009年ねん、38頁ぺーじ。ISBN 978-4-10-790029-6。

[HIRODEN10070_194-5] 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』194頁ぺーじ

[6] 『広島電鉄ひろしまでんてつ開業かいぎょう100年ねん・創立そうりつ70年ねん史し』431頁ぺーじ

[line-7] 川島かわしま令三けいぞう『山陽さんよう・山陰さんいんライン全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全ぜん配線はいせん』第だい7巻かん広島ひろしまエリア、講談社こうだんしゃ〈【図説ずせつ】日本にっぽんの鉄道てつどう〉、2012年ねん、8,85頁ぺーじ。ISBN 978-4-06-295157-9。

[jijo-8] 川島かわしま令三けいぞう『全国ぜんこく鉄道てつどう事情じじょう大だい研究けんきゅう』中国ちゅうごく篇へん 2、草くさ思おもえ社しゃ、2009年ねん、103,107頁ぺーじ。ISBN 978-4-7942-1711-0。

[9] 『新型しんがた超ちょう低てい床ゆか車両しゃりょう1000形がたの営業えいぎょう運行うんこう開始かいしについて』（プレスリリース）広島電鉄ひろしまでんてつ、2013年ねん2月がつ6日にち。オリジナルの2015年ねん3月がつ17日にち時点じてんにおけるアーカイブ。2016年ねん9月がつ27日にち閲覧えつらん。

[10] バス情報じょうほう路線ろせんバス広ひろ電でんバス

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