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誤嚥 - Wikipedia

あやまえん(ごえん)とは、もの異物いぶつ気管きかんうちんでしまうこと。異物いぶつ消化しょうか管内かんないんでしまうことをふくめることもあるが、その場合ばあいあやまいんとして区別くべつすることもある。

概要がいよう

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あやまえんせい肺炎はいえん右側みぎがわ

窒息ちっそくすることがあり、適切てきせつ方法ほうほうですみやかに除去じょきょする必要ひつようがある。のど周辺しゅうへん筋肉きんにく嚥下えんか中枢ちゅうすう延髄えんずい)の機能きのうおとろえた高齢こうれいしゃによる事故じこおおく、のちあやまえんせい肺炎はいえんまねくこともある[1]日本にっぽんでは今後こんご高齢こうれいすすむことから、嚥下えんかしやすい機能きのうせい食品しょくひん病院びょういんしょく普通ふつうしょくあいだめる位置いちづけの食品しょくひん)の開発かいはつすすめられている。また声門せいもんける局所きょくしょてき神経しんけい支配しはい障害しょうがい物理ぶつりてき閉鎖へいさ障害しょうがいにより閉鎖へいさ不全ふぜんがおこり、あやまえんこることがある。

また、若年じゃくねんしゃ中高年ちゅうこうねんしゃであっても認識にんしきがい高温こうおん気候きこう個人こじん嚥下えんか能力のうりょくにもよるがおおよそ40〜42℃以上いじょう)および低温ていおん気候きこう個人こじん嚥下えんか能力のうりょくにもよるがおおよそ12〜13℃以下いか)のおおよび冷水れいすいあるいは含嗽がんそうやくあらいこうえき口内こうない洗浄せんじょうざい)で含嗽がんそうをするとき、または同様どうよう高温こうおんおよび低温ていおんのおおよび冷水れいすいあるいは飲料いんりょう服用ふくようするときにも気管きかん自律じりつ神経しんけいけいのフィードバックにより無意識むいしき収縮しゅうしゅくいちてき喘息ぜんそく状態じょうたいとなり、少量しょうりょうみずやそれら液体えきたい気管きかんまれあやまえんこされる場合ばあいがある。とくに、意識いしき低下ていかみずじょうではおぼれすい溺死できしこす要因よういんとなるので要注意ようちゅういである。

ほかにも、年齢ねんれいそうかぎらず嘔吐おうとものあやまって吸引きゅういんあやまえんするケースもある。この場合ばあい上記じょうき食物しょくもつあやまえん同様どうようあやまえんせい肺炎はいえんこす原因げんいんになるので注意ちゅうい必要ひつようである。

歯科しか治療ちりょうちゅうあやまえん

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あやまえん特別とくべつれいとして歯科しか治療ちりょう途中とちゅう器具きぐ材料ざいりょうあやまってとし、気管きかんないあるいは消化しょうか管内かんないませた場合ばあいにもこのかたり使つかう。とく高齢こうれいしゃ嘔吐おうと反射はんしゃ低下ていかした患者かんじゃ治療ちりょうとき注意ちゅうい必要ひつようである。あやまえんこした材料ざいりょうとして、ためし適時てきじのインレー、クラウン、ブリッヂ、義歯ぎしなど。治療ちりょう器具きぐとして、リーマー、ファイルるい、バーるいなどがある。とくにリーマー、ファイルるいあやまえん防止ぼうしには、ラバーダム防湿ぼうしつほう必須ひっすである。

終末しゅうまつ高齢こうれいしゃあやまえん

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介護かいご施設しせつでは高齢こうれいしゃ患者かんじゃではなく施設しせつらす生活せいかつしゃとしてかんがえるため、たとえ終末しゅうまつ高齢こうれいしゃであってもなるべく食事しょくじをさせることが原則げんそくである。

脚注きゃくちゅう

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • イノウ『世界一せかいいちわかりやすい 介護かいご業界ぎょうかいのしくみとながれ だい4はん』(2015ねん、ソシム)ISBN 978-4-883-37986-6

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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