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造語 - Wikipedia

造語ぞうご

あたらしくつくられた言葉ことば

造語ぞうご(ぞうご、えい: 動詞どうし coin a phrase、名詞めいし neologism; coined wordまたはphrase)とは、あらたにかたり単語たんご)をつくることや、既存きそんかたりわせてあらたな意味いみかたりつくること、また、そうしてつくられたかたりである。あらたにつくられたかたりについては、新語しんごまたはしん造語ぞうごともばれる。

現在げんざいつたわっているすべてのかたりは、いずれかの時代じだいなんらかの意図いと必要ひつようせいによって造語ぞうごされたものである。したがって、「そのかたり造語ぞうご(されたもの)であるかどうか」という分類ぶんるい意味いみさない。しかし、そのかたりがいつ、だれに、どうしてつくられたのかといった情報じょうほうは、そのかたりもちいられる分野ぶんや歴史れきしてきとらえるうえでのおおきながかりとなる。

造語ぞうごおこなわれるのは、おもつぎのような場合ばあいである。

  1. それまでにかったあたらしいもの(発明はつめいひん製品せいひん思想しそうなど)に命名めいめいする場合ばあい
  2. 言語げんご言葉ことばやものをしめそうとするさいに、対応たいおうする適当てきとうかたり存在そんざいしない場合ばあい
    • 野球やきゅう」など。
  3. 既存きそん言葉ことばあらわすと冗長じょうちょうとなるものを短縮たんしゅくしようとする場合ばあい
    • ネチケット(インターネットじょうのエチケット)」、「ブログ(ウェブじょうのログ)」など。
  4. 文学ぶんがく美術びじゅつなどの芸術げいじゅつ作品さくひんにおいて、作者さくしゃがその意図いと既存きそん言葉ことば表現ひょうげんできない場合ばあい
  5. 既存きそん言葉ことば使用しようすることによってしょうじる法的ほうてき責任せきにん道義どうぎてき責任せきにん回避かいひ曖昧あいまいしようとする場合ばあい

著名ちょめいじんによってつくられた造語ぞうご

編集へんしゅう
  • 夏目なつめ漱石そうせき造語ぞうごとして「新陳代謝しんちんたいしゃ」、「反射はんしゃ」、「無意識むいしき」、「価値かち」、「電力でんりょく」、「かたこごる」とう漱石そうせき造語ぞうごであるとわれているが、実際じっさいには漱石そうせきよりもふる用例ようれいがある。いちれいとしては、漱石そうせきが「かたこごる」という言葉ことばつくったとするせつがあるが、18世紀せいきまつごろからの歌舞伎かぶき滑稽本こっけいぼん用例ようれいられる。
  • 藤子とうこ・F・不二雄ふじおが「SF」を「すこし・ふしぎ」としょうしたように既存きそん言葉ことばあらたな意味いみたせる場合ばあいもある。

関連かんれん項目こうもく

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