那賀川なかがわ

那賀川なかがわ
	那賀川なかがわ（徳島とくしま県けん阿南あなん市し）
水系すいけい	一級いっきゅう水系すいけい那賀川なかがわ
種別しゅべつ	一級いっきゅう河川かせん
延長えんちょう	125 km
平均へいきん流量りゅうりょう	62.88 m³/s; （古庄ふるしょう観測かんそく所しょ）
流域りゅういき面積めんせき	874 km²
水源すいげん	ジロウギュウ（徳島とくしま県けん）
水源すいげんの標高ひょうこう	1929 m
河口かこう・合流ごうりゅう先さき	紀伊きい水道すいどう（徳島とくしま県けん）
流域りゅういき	日本にっぽん徳島とくしま県けん
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那賀川なかがわ（なかがわ）は、徳島とくしま県けんを流ながれる那賀川なかがわ水系すいけいの本流ほんりゅうで、一級いっきゅう河川かせん。幹みき川かわ流りゅう路ろ延長えんちょう125kmと徳島とくしま県内けんないで最もっとも長ながい河川かせんである。「最もっとも良好りょうこうな水質すいしつ」として清流せいりゅう四国しこく一いち（四国しこく地方ちほう整備せいび局きょく2006年ねん河川かせん水質すいしつ調査ちょうさ）に選えらばれた。

名称めいしょう編集へんしゅう

昔むかしは「長川ながかわ」（ながかわ）と呼よばれ、地域ちいき名めいの「長ちょうの国くに」（ながのくに）に由来ゆらいすると思おもわれる。「長ちょうの国くに」の名称めいしょうは、『日本書紀にほんしょき』に「奈我」「長ちょう」などと書かかれた。奈良なら時代じだいに阿波あわ国こく那賀なか郡ぐんと改名かいめいされたが、この名なが定着ていちゃくしたのは平安へいあん時代じだい頃ころだと言いわれる。河川かせんは江戸えど時代じだいまで、「長川ながかわ」「長ちょう河かわ」などとも書かかれていた^[1]。

地理ちり編集へんしゅう

徳島とくしま県けん那賀なか郡ぐん那賀なか町まち木頭きとう北川きたがわの剣山けんざん山系さんけいジロウギュウに源みなもとを発はっし、高こうの瀬せ峡かいを経へて南みなみ流りゅうののち東ひがし流りゅう。北東ほくとう流りゅうに転てんじる中なか流域りゅういきでは著いちじるしく蛇行だこうする。平野へいやに出でる下した流域りゅういきで再ふたたび東ひがしに向むきを変かえ、阿南あなん市し辰己たつみ町まちと阿南あなん市し那賀川なかがわ町まち中島なかじまの境界きょうかいから紀伊きい水道すいどうに注そそぐ。徳島とくしま県けん唯一ゆいいつの県内けんないに源流げんりゅうがあり流域りゅういきが県内けんないのみで県内けんないだけを流ながれる一いち級きゅう河川かせんである。

那賀川なかがわの紹介しょうかいとして「吉野川よしのがわに次ついで県下けんか第だい二にの大河たいが」といった類るいの河川かせん紹介しょうかいがしばしば見みられるが、吉野川よしのがわは高知こうち県けん分ぶん85km（出典しゅってん：高知こうち県けん海洋かいよう部ぶHP）を除のぞくと幹みき川かわ流りゅう路ろ延長えんちょうは109kmであり、県内けんないの長ながさの順位じゅんいとしては125kmの那賀川なかがわが第だい一いちである。

流域りゅういきの自治体じちたい編集へんしゅう

那賀なか郡ぐん那賀なか町まち、阿南あなん市し

海部かいふ郡ぐん美波みなみ町まち、勝浦かちうら郡ぐん勝浦かちうら町まち、小松島こまつしま市しは、本流ほんりゅうは流ながれていないが、一部いちぶが集しゅう水域すいいきに含ふくまれている。

那賀なか郡ぐん木頭きとう村むら、上那賀かみなか町まち、鷲敷わじき町まち、相生あいおい町まち、および、本流ほんりゅうは流ながれていなかったが支流しりゅうが流ながれていた那賀なか郡ぐん木沢きさわ村むらは、2005年ねん3月がつ1日にちより合併がっぺいして那賀なか郡ぐん那賀なか町まちとなった。