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電流の比較 - Wikipedia

電流でんりゅう比較ひかく

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電流でんりゅう比較ひかく(でんりゅうのひかく)では、電流でんりゅう比較ひかくができるよう、昇順しょうじゅんひょうにする。

電流でんりゅうには正負せいふがあるが、ここではその絶対ぜったいあつかう。また、電流でんりゅうには直流ちょくりゅう交流こうりゅうがあるが、交流こうりゅう場合ばあいおも実効じっこうである。

因数いんすう 単位たんい (指数しすう) 説明せつめい
10−21 ゼプトアンペア (zA) 160 zA 1.6×10−19 A 1秒間びょうかん電子でんし1個いっこながれるとき電流でんりゅう[1]
10−18 アトアンペア (aA)
10−15 フェムトアンペア (fA) 10 fA 1×10−14 A 代表だいひょうてきピコアンメータ電流でんりゅう計測けいそく分解能ぶんかいのう[2]
100 fA 1×10−13 A あるしゅちょうてい入力にゅうりょくバイアス電流でんりゅうオペアンプバイアス電流でんりゅう[3]
10−12 ピコアンペア (pA) 10–50 pA (1–5)×10−11 A 代表だいひょうてきなSiフォトダイオード(受光じゅこうめん かずmm2程度ていど)のくら電流でんりゅう[4]
130 pA 1.3×10−10 A 温度おんど 300 K で 1 kΩおめが電気でんき抵抗ていこうしょうじる帯域たいいきはば 1 kHzきろへるつ あたりのねつ雑音ざつおん(rms)[5]
10−9 ナノアンペア (nA) 4 nA 4×10−9 A 温度おんど 300 K で 1 Ωおーむ電気でんき抵抗ていこうしょうじる帯域たいいきはば 1 kHzきろへるつ あたりのねつ雑音ざつおん(rms)
10−6 マイクロアンペア (µA) 500 μみゅーA 5×10−4 A 商用しょうよう周波数しゅうはすう人体じんたいかんじる最小さいしょう電流でんりゅう(感電かんでん参照さんしょう)[6]
10−3 ミリアンペア (mA) 3 mA 3×10−3 A 代表だいひょうてきスタンガン放電ほうでん電流でんりゅう
10 mA 1×10−2 A ひと筋肉きんにく随意ずいい運動うんどうができなくなる感電かんでん電流でんりゅう[6]
かず-50 mA 〜5×10−2 A 一般いっぱんてきLED素子そし発光はっこう必要ひつよう駆動くどう電流でんりゅう[7]
100 mA 1×10−1 A SPring-8蓄積ちくせきリングの蓄積ちくせき電流でんりゅう(代表だいひょう)[8]
300 mA 3×10−1 A 九州きゅうしゅうシンクロトロンこう研究けんきゅうセンターの蓄積ちくせきリングの蓄積ちくせき電流でんりゅう(代表だいひょう)[9]
450 mA 4.5×10−1 A こうエネけんPFリング蓄積ちくせき電流でんりゅう(代表だいひょう[10]。1996ねん12月には773mAを記録きろく[11])
500 mA 5×10−1 A USB2.0規格きかくにおいて供給きょうきゅうできる電流でんりゅう上限じょうげん[12]
999.85 mA (0.99985 A) 9.9985×10−1 A 硝酸銀しょうさんぎん水溶液すいようえき電気でんき分解ぶんかいしたとき、毎秒まいびょう0.001 118 000gのぎん析出せきしゅつする定常ていじょう電流でんりゅう(=1948ねん以前いぜんの1国際こくさいアンペアの定義ていぎ)[13]
100 アンペア (A) 1 A 真空しんくうなかに1m(メートル)の間隔かんかく平行へいこうかれた無限むげんちいさい円形えんけい断面だんめんゆうする無限むげんながい2ほん直線ちょくせんじょう導体どうたいのそれぞれをながれ、これらの導体どうたいの1mにつき2×10−7 Nちからおよぼし直流ちょくりゅう電流でんりゅうアンペア定義ていぎ[14]
上記じょうき定義ていぎしたアンペアあらわした瞬間しゅんかんじょうの1周期しゅうき平均へいきん平方根へいほうこんが1である交流こうりゅう電流でんりゅう計量けいりょう単位たんいれい交流こうりゅう電流でんりゅう規定きてい[15]
毎秒まいびょう 1C(クーロン)の電荷でんかながれるときの電流でんりゅう
1Ωおーむ(オーム)の電気でんき抵抗ていこうに 1V(ボルト)の電圧でんあつけたときにながれる電流でんりゅう
ていかく100V、100W(ワット)の電球でんきゅうながれる電流でんりゅう
2.36 A 1あいだに1リットル(標準ひょうじゅん状態じょうたい,STP)の水素すいそガスを供給きょうきゅうする燃料ねんりょう電池でんちつくせる理論りろんじょう電流でんりゅう[16]
10〜60 A 1〜6×101 A 東京電力とうきょうでんりょくしたがえりょう電灯でんとうB契約けいやく使用しよう上限じょうげん電流でんりゅう[17]
30〜50 A 3〜5×101 A AED放電ほうでん電流でんりゅう[18]
103 キロアンペア (kA) 1 kA 1×103 A 代表だいひょうてき通勤つうきん電車でんしゃ力行りっこうどき電流でんりゅうのオーダー[19]
すう10〜すう100 kA 104〜105 A 1かいかみなり放電ほうでん電流でんりゅうのおよそのおおきさ[20]
106 メガアンペア (MA) 5.5 MA 5.5×106 A かく融合ゆうごう実験じっけん装置そうち JT-60生成せいせいされるプラズマ電流でんりゅう[21]
かずすう10 MA 106〜107 オーロラジェット電流でんりゅう[22]
109 ギガアンペア (GA) 3 GA 3×109 A 太陽たいようけん電流でんりゅうシートながれる電流でんりゅうのおよそのおおきさ[23]
かず GA 109〜1010 A 地磁気ちじき双極そうきょくモーメントから予想よそうされる地球ちきゅうコアながれる電流でんりゅうつよ[24]
1012 テラアンペア (TA) 1 TA 1012 A 太陽たいよう黒点こくてん
1015 ペタアンペア (PA) 1 PA 1015 A PSR J0537-6910
1018 エクサアンペア (EA) 0.1〜10 EA 1017〜1019 A 銀河ぎんが対称たいしょうめんながれていると予測よそくされている銀河ぎんが電流でんりゅうシートの電流でんりゅうおおきさ(予測よそく)[23]
1021 ゼタアンペア (ZA)
1024 ヨタアンペア (YA) 34.79 YA 3.479×1025 A プランク電流でんりゅう

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ 電子でんし1電荷でんか(電気でんきもとりょう)1.602×10−19Cより。
  2. ^ たとえば、KEITHLEYしゃピコアンメータ ひとし
  3. ^ たとえば、Analog Devicesしゃオペアンプ ひとし
  4. ^ たとえば、浜松はままつホトニクス ひとし
  5. ^ ねつ雑音ざつおんこう参照さんしょう
  6. ^ a b 感電かんでんこう参照さんしょう
  7. ^ 発光はっこうダイオードこう参照さんしょう
  8. ^ SPring-8 大型おおがた放射光ほうしゃこう施設しせつ 蓄積ちくせきリング緒言しょげん
  9. ^ 佐賀さが県立けんりつ九州きゅうしゅうシンクロトロンこう研究けんきゅうセンター 光源こうげん装置そうち概要がいよう
  10. ^ T. Obina, 『KEK PFおよびPF-ARの現状げんじょう(Proc. of the 7th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan, 2010). 2009ねんより2.5GeV運転うんてんでは450mAのトップアップ運転うんてん
  11. ^ 高エネルギこうえねるぎ加速器研究機構かそくきけんきゅうきこう フォトンファクトリー概要がいよう
  12. ^ ユニバーサル・シリアル・バスこう参照さんしょう
  13. ^ 英語えいごばんアンペアこうおよその参照さんしょう文献ぶんけん
  14. ^ アンペアこう参照さんしょう
  15. ^ 計量けいりょう単位たんいれい平成へいせいよんねん政令せいれいだいさんひゃくじゅうななごう別表べっぴょうだいいちだいじょう関係かんけいよん”. 2019ねん12月24にち閲覧えつらん
  16. ^ 毎時まいじ1リットル=毎秒まいびょう2.778×10−4リットル、標準ひょうじゅん状態じょうたい(STP)で1molの気体きたいは22.7リットルより毎秒まいびょう1.224×10−5molの水素すいそガスを消費しょうひ水素すいそガス1molあたり電子でんし2mol発生はっせいするので、毎秒まいびょう2.448×10−5mol=2.36クーロンの電子でんしせる。
  17. ^ アンペアブレーカーこう参照さんしょう
  18. ^ 江南えな消防署しょうぼうしょ
  19. ^ たとえば、E501けい直流ちょくりゅう1,500V、編成へんせい出力しゅつりょく1,920kW(4M6T)。
  20. ^ かみなりこう参照さんしょう
  21. ^ JT-60こう参照さんしょう
  22. ^ 名古屋大学なごやだいがく太陽たいよう地球ちきゅう環境かんきょう研究所けんきゅうじょりくべつ宇宙うちゅう地球ちきゅう科学かがくかん『オーロラの50のなぜ』P.21
  23. ^ a b 太陽たいようけん電流でんりゅうシートこう参照さんしょう
  24. ^ 地磁気ちじきこう参照さんしょう

関連かんれん項目こうもく

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