標準 状態
標準 圧力
であり、もう
である。105 Paは、
1960
IUPACによるSSPの
温度 と圧力 の標準 条件
- SATP
基準 の温度 を25 °C(298.15 K)、標準 圧力 を 105 Pa とするものがSATP(標準 環境 温度 と圧力 、英 : standard ambient temperature and pressure)と定義 される[7]。- STP(1990
年 頃 以降 ) 基準 の温度 を0 °C(273.15 K)、標準 圧力 を 105 Pa とするものがSTP(標準 温度 と圧力 、英 : standard temperature and pressure)と定義 される[8]。1990年 頃 [注 1]より前 のSTPはNTPと同 じである。- NTP
基準 の温度 を0 °C(273.15 K)、標準 圧力 を 101 325 Pa とするものがNTP(標準 温度 と圧力 、英 : normal temperature and pressure)と定義 される[9][注 2]。NTPは1990年 頃 より前 のSTPと同 じである。
気体 の体積
1モルの
物質 の標準 状態
液体 と固体 の標準 状態
T / K | S°T/J K−1mol−1 | H°T − H°298/kJ mol−1 | |
---|---|---|---|
0 | 0.00 | -1.05 | 0.00 |
298 | 5.69 | 0.00 | 0.00 |
500 | 11.65 | 2.38 | 0.00 |
1000 | 24.45 | 11.82 | 0.00 |
2000 | 40.63 | 35.32 | 0.00 |
3000 | 50.75 | 60.30 | 0.00 |
グラファイトの
および
と
気体 の標準 状態
H° − H(p°)/kJ mol−1 | Cp°/J K−1mol−1 | Cp(p°)/J K−1mol−1 | |
---|---|---|---|
0.00 | 28.8 | 28.8 | |
0.01 | 29.1 | 29.2 | |
0.04 | 37.1 | 37.4 | |
アンモニア NH3 | 0.10 | 35.6 | 36.8 |
ブタン C4H10 | 0.25 | 98.5 | 100.6 |
SSPの
psat / 105 Pa | Cp°(gas)/J K−1mol−1 | Cp(gas; psat)/J K−1mol−1 | |||
---|---|---|---|---|---|
0.032 | 44.0 | 44.0 | 33.6 | 34.4 | |
メタノール CH3OH | 0.170 | 38.1 | 37.5 | 44.0 | 116.0 |
ペンタン C5H12 | 0.683 | 26.7 | 26.4 | 120.0 | 123.0 |
溶液 の標準 状態
ここで p° はSSP、mi は i
と
脚注
注釈
出典
- ^
日本 熱 測定 学会 ICCT2008で発表 したポスター - ^ a b 『グリーンブック』 p. 74.
- ^ a b CODATA Value
- ^ Cox 1982, p. 1247.
- ^ a b
長野 (2004) - ^
長野 “標準 状態 圧力 の成立 過程 ” - ^ a b 『アトキンス
物理 化学 要 論 』 p. 21. - ^ a b Calvert 1990, pp. 2216, 2217.
- ^ JIS K 0211:2013 p. 5.
- ^ 『ボール
物理 化学 』 p. 8. - ^ コトバンク『
標準 状態 』 - ^ 『グリーンブック』 pp. 73-74.
- ^ a b バーロー『
物理 化学 』 p. 128. - ^ バーロー『
物理 化学 』表 B・3. - ^ a b NIST Chemistry WebBook
- ^ 『ルイス=ランドル
熱 力学 』 p. 554. - ^ 『
化学 便覧 』表 10.118. - ^ 『アトキンス
物理 化学 小 辞典 』 pp. 269-270.
参考 文献
書籍
- G. M. Barrow
著 、大門 寛 ・堂 免 一成 訳 『物理 化学 』上巻 (第 6版 )、東京 化学 同人 、1999年 3月 。ASIN 4807905023。ISBN 4-8079-0502-3。 NCID BA41014520。OCLC 676361134。全国 書誌 番号 :99087263。 - J.G. Frey、H.L. Strauss『
物理 化学 で用 いられる量 ・単位 ・記号 』産業 技術 総合 研究所 計量 標準 総合 センター訳 (第 3版 )、講談社 、2009年 。ISBN 978-406154359-1 。 - Peter Atkins、Julio de Paula『アトキンス
物理 化学 要 論 』千原 秀昭 、稲葉 章 訳 (第 6版 )、東京 化学 同人 、2016年 。ISBN 9784807908912。 - David W. Ball『ボール
物理 化学 』上 、田中 一義 、阿 竹 徹 監訳 (第 2版 )、化学 同人 、2015年 。ISBN 9784759817898。 - JIS K 0211:2013「
分析 化学 用語 (基礎 部門 )」(日本 産業 標準 調査 会 、経済 産業 省 ) - G.N. ルイス、M. ランドル『
熱 力学 』ピッツアー、ブルワー改訂 三宅 彰 、田所 佑 士 訳 (第 2版 )、岩波書店 、1971年 。 NCID BN00733007。OCLC 47497925。 加藤 直 「10.9.中和 エンタルピー」『化学 便覧 基礎 編 』 II、日本 化 学会 編 (改訂 5版 )、丸善 出版 、2014年 。ISBN 978-4621073414。- Peter Atkins『アトキンス
物理 化学 小 辞典 』千原 秀昭 訳 、東京 化学 同人 、1998年 。ISBN 4-8079-0479-5。
雑誌
長野 八 久 「標準 状態 圧力 の成立 過程 」(PDF)『Netsu Sokutei』第 31巻 第 3号 、日本 熱 測定 学会 、2004年 5月 16日 、146-150頁 。- J. D. Cox (1982). “Notation for states and processes, significance of the word standard in chemical thermodynamics, and remarks on commonly tabulated forms of thermodynamic functions” (PDF). Pure and Applied Chemistry 54 (6): 1239-1250. doi:10.1351/pac198254061239 .
- J. G. Calvert (1990). “Glossary of atmospheric chemistry terms (Recommendations 1990)” (PDF). Pure and Applied Chemistry 62 (11): 2167–2219. doi:10.1351/pac199062112167 .
関連 文献
田中 一義 、田中 庸 裕 『物理 化学 』丸善 〈化学 マスター講座 〉、2010年 12月25日 、98頁 。ASIN 4621083023。ISBN 978-4-621-08302-4。 NCID BB04408193。OCLC 744241296。全国 書誌 番号 :21876451。環境 保全 対策 研究 会 編 編 『二 訂 ・大気 汚染 対策 の基礎 知識 』(第 3版 )一般 社団 法人 産業 環境 管理 協会 、2005年 2月 (原著 2001年 10月 )、49頁 。ASIN 4914953692。ISBN 4-914953-69-2。 NCID BA5412140X。OCLC 123028817。全国 書誌 番号 :20226028。
関連 項目
外部 リンク
- “CODATA Value: standard-state pressure”. NIST. 2017
年 3月 27日 閲覧 。 - “Borderless Science Seeks for Seamless Standards: Standard State Pressure Should Be 101.325 kPa” (PDF). ICCT2008で
発表 したポスター.日本 熱 測定 学会 (2008年 ). 2015年 8月 2日 閲覧 。 長野 八 久 (2004年 ). “標準 状態 圧力 の成立 過程 ”.大阪大学 . 2015年 10月 5日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2015年 8月 2日 閲覧 。- “
標準 状態 ”. コトバンク. 2017年 3月 27日 閲覧 。 - “standard pressure”. IUPAC. 2017
年 3月 27日 閲覧 。 - “Thermophysical Properties of Fluid Systems”. NIST. 2017
年 3月 27日 閲覧 。