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食塩水 - Wikipedia

しょく塩水えんすい

食塩しょくえん水溶液すいようえき

しょく塩水えんすい(しょくえんすい、えい: saline water)または塩化えんかナトリウム水溶液すいようえき(えんかナトリウムすいようえき、えい: sodium chloride aqueous solution)はみず食塩しょくえん塩化えんかナトリウム)をかした溶液ようえきのこと。塩水えんすい(えんすい、しおみず)とばれることもある。生理せいりしょく塩水えんすい(せいりしょくえんすい)として適当てきとう濃度のうどにして生物せいぶつかすためにもちいるほか、調理ちょうり比重ひじゅう利用りようした選別せんべつなどにももちいられる。化学かがく実験じっけんにおいては、反応はんのう溶液ようえきからさんしお除去じょきょするためにもちいられる。

食塩しょくえん(NaCl)をみずかしてしょく塩水えんすい溶液ようえきつくります。しお溶質ようしつみず溶媒ようばいです。

塩化えんかナトリウム(NaCl)は我々われわれ周辺しゅうへんみずにおけるもっとも主要しゅよう溶質ようしつである。海水かいすいけている成分せいぶんでもっともりょうおおく、我々われわれ海水かいすいからける負担ふたんだい部分ぶぶんはこの成分せいぶんもとづく。他方たほう生物せいぶつうみまれたとされるように、塩化えんかナトリウムは生物せいぶつ体内たいないにおいてもつね一定いってい濃度のうどたもっている。また、体外たいがい水域すいいきとのその濃度のうどちがいは、浸透しんとうあつ調節ちょうせつにおいてもっとも影響えいきょうおおきい成分せいぶんでもある。そのため、食塩しょくえん水溶液すいようえきは、生活せいかつにおいては食品しょくひん処理しょり海水かいすい代用だいよう医学いがくまとには浸透しんとうあつ調節ちょうせつ、その様々さまざま用途ようともちいられる。

利用りようほう

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生理せいりしょく塩水えんすい

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生物せいぶつたい浸透しんとうあつおなじになるように調節ちょうせつされた食塩しょくえんすいは、生理せいりしょく塩水えんすいわれる。生物せいぶつによってそのことなるので、対象たいしょうとする生物せいぶつにあわせたものを利用りようしなければならない。

日常にちじょうでは、医療いりょうてき処理しょりをするさい使つかう。とくに、傷口きずぐち粘膜ねんまくなどをあらような用途ようとには生理せいりしょく塩水えんすい使つかう。

味付あじつ

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スパゲティなど、パスタるいをゆでる場合ばあいいめの塩水えんすい使つかう。これは、これらが塩味しおあじふくんでいないので、ゆでるさい味付あじつけをするためである。他方たほううどんそうめん真水まみずでゆで、元々もともとふくまれる塩分えんぶんながす。 野菜やさいでるさいなどにもしょく塩水えんすい使つかう。これには、沸点ふってん上昇じょうしょうによってよりたか温度おんど加熱かねつできる効果こうかがあるなどのせつがあるが間違まちがいであり、うす塩味しおあじをつけることが実質じっしつてき目的もくてきである。みず沸点ふってん上昇じょうしょうは1リットルみずたいして1モル溶質ようしつあたりやく0.515 K とちいさいため、概算がいさんで1リットルのみずたいしておおさじ4はい食塩しょくえんくわえるごとに沸点ふってんやく1ずつがる計算けいさんになり「たか温度おんど」が期待きたいできるほど食塩しょくえんくわえたら、ほとんどの料理りょうり塩辛しおからくなりすぎる。したがって、通常つうじょう料理りょうり使つか食塩しょくえん濃度のうどでは、沸点ふってん上昇じょうしょうによる調理ちょうりへの影響えいきょうはないとかんがえてい。

調理ちょうり

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  • カキなどは水洗みずあらいでなく食塩しょくえんすいあらう。
  • 野菜やさい湯通ゆどおするさいにはしおをひとつまみれる。
  • 潮干狩しおひがってきたアサリなどは海水かいすいちか濃度のうど塩水えんすいいちばんつけ、すなかせる。これは簡易かんいてき海水かいすい代用だいようとしての用途ようとである。

関連かんれん項目こうもく

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