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Poser - Wikipedia

Poser(ポーザー)は、3次元じげんコンピュータグラフィックス (3DCG) ソフトウェアである。3DCGソフトでありながらモデリング機能きのうたず、人体じんたいモデルや動物どうぶつモデルなどのポーズけやコンピュータアニメーション制作せいさくとくした特殊とくしゅなソフトで、比較的ひかくてき安価あんかで、簡単かんたん人物じんぶつあつかった3DCGを制作せいさくできることから、映像えいぞう制作せいさく現場げんばでもしばしば利用りようされている。

Poser
開発元かいはつもと Bondwareしゃ
初版しょはん 1995ねん (29ねんまえ) (1995)
最新さいしんばん
13 / 2023ねん5がつ (1ねんまえ) (2023-05)[1]
対応たいおうOS Windows / OS X
種別しゅべつ 3DCGソフトウェアキャラクタージェネレーター
ライセンス プロプライエタリ
公式こうしきサイト BondwareしゃPoser公式こうしきサイト
ソースネクストしゃ
テンプレートを表示ひょうじ

2023ねん現在げんざい、3Dコンテンツのオンラインマーケット「Renderosity」を運営うんえいするBondwareしゃ版権はんけん所有しょゆうしており、日本にっぽん代理だいりてんソースネクストしゃ担当たんとうしている。2023ねんリリースのPoser13が最新さいしんばんである。

特徴とくちょう

編集へんしゅう

あらかじめ複数ふくすう人体じんたい動物どうぶつのモデル(フィギュアばれる)が用意よういされており、これに適宜てきぎポーズをつけてわせることで、静止せいし動画どうが制作せいさくする。ポーズがつけられるように、フィギュアにはあらかじめボーン(骨組ほねぐみ)がまれており、かお造作ぞうさく人種じんしゅてき特徴とくちょう表情ひょうじょうモーフィングによって標準ひょうじゅんのモデルを変形へんけいすることで表現ひょうげんする。モデルには多数たすうモーフィングパラメータがうめまれている。衣服いふくのモデルも複数ふくすう用意よういされており、裸体らたいのモデルに衣服いふくかみ、プロップ(小道具こどうぐ)をけて、服装ふくそうもの表現ひょうげんする。また、Poser自体じたいにはモデリングの機能きのうはない。

標準ひょうじゅんのボーンとモデルが提供ていきょうされたことで、ふくめたポーズや表情ひょうじょう衣服いふくをユーザあいだ共通きょうつうすることができるようになり、サードパーティーやユーザーにより多数たすうのデータが作成さくせいされ、世界せかいてき流通りゅうつうするようになった。標準ひょうじゅん装備そうびされているモデルを使用しようするだけでも、モーフィングさせることでのぞみの造形ぞうけい人物じんぶつ手軽てがるつくりあげることができ、データの差分さぶんだけをして簡単かんたん流通りゅうつうさせることができるので、おおくのユーザが改造かいぞうモデルをつくって配布はいふした。モデルやプロップ、ポーズなどは販売はんばいされているものもあるが、ユーザーによって無償むしょう公開こうかいされているものもおおい。こうしたユーザーたちのコミュニティが、とく英語えいごけんにおいてさかんである。

あらかじめ用意よういされたモデルや小道具こどうぐのほかに、外部がいぶのモデリングソフトで制作せいさくしたモデルをAlias Wavefront ObJect形式けいしきLightWave形式けいしきのフォーマットでんでボーンをむことにより、ユーザ独自どくじのフィギュアや小道具こどうぐつくることができる。

3ds MaxLightWaveなどにプラグインんで連携れんけいさせることも出来できる。ShadeCarraraVueのように標準ひょうじゅんでPoserと連携れんけいできる3DCGソフトウェアもある。

難点なんてんとしては、KPT由来ゆらい独特どくとくインタフェースれが必要ひつようこと、データファイルにセーブされるのはパラメータ情報じょうほうのみでフィギュア形状けいじょうなどは毎回まいかいライブラリからまれる仕様しようであり、しかもライブラリファイルの場所ばしょ固定こていであるため、のマシンでの作業さぎょうソフトへのエクスポートに制限せいげんしょうじることなどがある。

競合きょうごうソフトとしてDAZ Studio存在そんざいする。DAZ Studioは元々もともとはPoserの互換ごかんソフトとして登場とうじょうしたが、2013ねんよりPoserとの互換ごかんせいって独自どくじ路線ろせんはじめた。

日本にっぽん代理だいりてんは、Poser11まではイーフロンティアしゃおこなっており、Poser12以降いこうはソースネクストしゃおこなっている。

アーティストが使つかうデッサン人形にんぎょうをデジタルで代替だいたいするものとしてラリー・ワインバーグが開発かいはつし、PainterBryceなどでられるFractal Designしゃから1995ねん初代しょだいPoserが発売はつばいされた。

1997ねんにFractal DesignしゃMetaCreationsしゃ買収ばいしゅうされたことにより、MetaCreationsしゃによってデザインがさい設計せっけいされ、1998ねんに「Poser3」がリリース。このバージョンでインターフェースがかたまる。

その、Curious Labsしゃて、2003ねんにPoserの日本にっぽん代理だいりてんであるイーフロンティアがCurious Labsのぜん株式かぶしき取得しゅとくして完全かんぜん子会社こがいしゃし、Curious Labsしゃ社名しゃめいをe frontier Americaしゃへと変更へんこう。イーフロンティアは同年どうねん破綻はたんしたエクス・ツールスより営業えいぎょう譲渡じょうとけ、Shade関連かんれん事業じぎょう権利けんり取得しゅとくしたことにより、ShadeとPoserが姉妹しまいソフトとなり、ShadeとPoserあいだでのデータの完全かんぜん互換ごかん実現じつげんした。

2007ねん、「Anime Studio (げんMoho)」の展開てんかいもとであり「Manga Studio (げんCLIP STUDIO PAINT)」の米国べいこく代理だいりてんでもあるSmith Micro Softwareしゃがe frontier AmericaしゃからPoserの版権はんけんふくむグラフィック関連かんれん事業じぎょう買収ばいしゅう。2009ねん7がつ、Smith MicroしゃはPoserようアセット販売はんばいサイト「contentparadise(コンテンツパラダイス)」を開設かいせつした。

この当時とうじ、Poser公式こうしきしんモデルの展開てんかい積極せっきょくてきではなく、そのためDAZやRenderosityなどのサードパーティによるアセット販売はんばいサイトでリリースされたモデルが人気にんきはくしていた。とくに、DAZを展開てんかいするDAZ 3Dしゃが2011ねんにリリースした「Victoria4」などのDAZだい4世代せだいフィギュアは定番ていばんとなった。しかし、 DAZ 3Dしゃ自社じしゃ展開てんかいするPoserの互換ごかんソフト「DAZ Studio」に重点じゅうてんはじめ、2013ねんにリリースしたDAZだい5世代せだいフィギュア「Genesis」よりPoserとの互換ごかんせいり、「DAZ Studio」はPoserの競合きょうごうソフトとして独自どくじ路線ろせんあゆはじめた。それにともない、アセット販売はんばいサイト「DAZ」もDAZ Studioけに偏重へんちょうはじめた。そのため、Poserけのアセット販売はんばいはRenderosityがメインとなった。

2018ねん11月、Smith Microしゃは「コンテンツパラダイス」を閉鎖へいさし、すべてのデータをRenderosityに移譲いじょうした。

2019ねん、Renderosityを運営うんえいするBondwareしゃがSmith MicroしゃよりPoserを買収ばいしゅう。これによりRenderosityがPoserの公式こうしきストアとなった。

1995ねん発売はつばいされたバージョン1では、美術びじゅつもちいる人体じんたい模型もけいをシミュレートすることが目的もくてきであったが、バージョンがあがるごとに、モデルが精細せいさいしてより人間にんげんちかくなった。

バージョン3、バージョン4で、衣服いふく頭髪とうはつ着脱ちゃくだつ、モーフィングによる変形へんけい機能きのう、テクスチャマッピングによる質感しつかん透明とうめい反射はんしゃなどのレンダリング機能きのう向上こうじょうはかられた。

Poser Pro Pack (Poser 4.2)

編集へんしゅう

Poser 4けに発売はつばいされた機能きのう追加ついかソフト「Poser Pro Pack」はバージョン4.2に相当そうとうし、Pythonスクリプトの実行じっこう機能きのうモーションブラー、ボーン構築こうちく容易よういにするためのセットアップ・ルームなどの追加ついか、バンプマップ画像がぞう(BUM→JPEGとう)やサムネイル画像がぞう(RSR→PNG)の形式けいしき変更へんこうがおこなわれた。

バージョン5では大幅おおはば機能きのう強化きょうかはかられ、かみ布地ぬのじシミュレーションおこな機能きのうレイトレーシングマイクロポリゴンうつしかい深度しんど表現ひょうげん外部がいぶから顔写真かおじゃしん入力にゅうりょくしてモデルのかお自動的じどうてきにマッピングする機能きのう追加ついかされた。 このPoser 5において基本きほんてきなデータ構造こうぞう一応いちおう完成かんせいし、無料むりょう有料ゆうりょうわず世間せけん流通りゅうつうしているPoserけデータのほとんどは、Poser 5 で読込よみこみ・実行じっこう出来できることが基準きじゅんとなっている。

しんバージョン発売はつばいに、短期間たんきかんだけであるが無料むりょうダウンロードがおこなわれていたことがある。(現在げんざいはおこなわれていない)

OpenGLへの対応たいおう、より自然しぜんせるためのレンダリング機能きのう強化きょうか環境かんきょう閉塞へいそくサブサーフェイス・スキャタリング)、トゥーンレンダリングにおける輪郭りんかくせん描画びょうが改良かいりょうなどがおこなわれた。

2007ねん2がつ発売はつばい。 セリフにわせてフィギュアのくちくちびるうごかすリップシンク、レンダリングにおけるマルチコアプロセッサおよびHigh Dynamic Range Images(HDRI) への対応たいおう、ほかマルチアンドゥ・リドゥ、ペンタブレットによる操作そうさ対応たいおう、クレイツール(粘土ねんどをこねるようなモデリング機能きのう)がモーフパテに追加ついか、など機能きのう向上こうじょうはかられている。

2008ねん発売はつばい英語えいごばんのみ。日本語にほんごばん発売はつばい基本きほん機能きのうはPoser 7とほぼおなじ。 プロユースけの機能きのう追加ついかおこなったもの。(Maya,3ds,Lightwaveなどソフトとの連携れんけいプラグイン、COLLADAフォーマットサポート、レンダラの64ビットCPU対応たいおう、ネットワークレンダリング機能きのうなど)

2009ねん8がつ発売はつばい(英語えいごばん)。日本語にほんごばんは2010ねん4がつまつ発売はつばい。 Poser7からインタフェースがおおきく変更へんこうされユーザビリティの向上こうじょうがはかられたが、基本きほん機能きのう変更へんこうてん間接かんせつ照明しょうめいなど限定げんていてきである。その変更へんこうてんは、パーツの境界きょうかいえて編集へんしゅうできるようになったモーフパテのモデリング機能きのうことなるパラメータを連動れんどうさせるパラメータ依存いぞん編集へんしゅう機能きのう、レンダリングエンジンの品質ひんしつ向上こうじょう、OpenGLプレビューの改善かいぜんしんフィギュアの追加ついかなど。

Poser7の後継こうけいばんであり、Poser Proで追加ついかされたプロユース上位じょうい機能きのう搭載とうさいされていない。なおこのバージョンから、Internet Explorer 7と Adobe Flash Player 9が動作どうさ環境かんきょうとして必須ひっすとなった(両者りょうしゃ活用かつようしたFlexという表示ひょうじ技術ぎじゅつ使つかわれているため)。また、Poser Pro Pack(Poser 4.2)以前いぜんのバージョンようのサムネイル画像がぞう形式けいしき(RSR)への対応たいおう・PNG形式けいしきへの自動じどう変換へんかんは、このバージョンで廃止はいしされた。

2010ねん3がつ発売はつばい(英語えいごばん)。 Poser8をベースに、Poser Proに搭載とうさいされたプロユース上位じょうい機能きのうなど拡張かくちょうほどこしたもの。 Poser Proはレンダラだけが64ビットアプリで、本体ほんたいは32ビットのままだったが、今回こんかい本体ほんたいふくめ64ビットはかられている。

2011ねん9がつ発売はつばい(英語えいごばん)。 独自どくじの3じくウェイトマッピング機能きのう搭載とうさいした。 内蔵ないぞうのFireFlyレンダラーにサブサーフェイス・スキャタリング機能きのう追加ついかされたことで、人肌ひとはだ表現ひょうげん飛躍ひやくてき向上こうじょうした。

2011ねん9がつ発売はつばい(英語えいごばん)。 しん技術ぎじゅつの3じくウェイトマッピングによるフィギュアを作成さくせいするための機能きのうはProばんにのみ搭載とうさいされる機能きのうとなった。

2013ねん5がつ発売はつばい(英語えいごばん)。 PixarしゃのOpenSubdivによるテッセレーション技術ぎじゅつと、Bullet Physicsによる物理ぶつりシミュレーション機能きのう追加ついかされた。 モーフブラシ機能きのう強化きょうかされ、ふく破綻はたん部分ぶぶん修正しゅうせいなどに活用かつようしやすくなった。 コミックプレビューモードが追加ついかされた。

2013ねん5がつ発売はつばい(英語えいごばん)。 Poser 10の機能きのうくわえ、フィギュアようふく移植いしょくするための「フィットルーム」と、フィギュアあいだのモーフ転送てんそう機能きのう追加ついかされた。

2015ねん11月発売はつばい(英語えいごばん)。 Blenderの「Cycles」レンダーエンジンをカスタマイズした「Superfly」を搭載とうさいした。「Smooth Translations」機能きのうで、からだのジョイント部分ぶぶん変換へんかんがスムーズでリアルになった。

2015ねん11月発売はつばい(英語えいごばん)。 Poser 11の機能きのうくわえ、64ビット対応たいおうCUDA活用かつようしたレンダラー、ネットワークレンダリング、ハイエンド3DCGツールとの連携れんけい機能きのうフィギュアようふく移植いしょくするための「フィットルーム」などが搭載とうさいされる。

2020ねん12月発売はつばい。コンテンツの添付てんぷやSuperFlyレンダリングのCyclesエンジンの最適さいてきによるGPUレンダリングの高速こうそく一部いちぶ既存きそん機能きのうやコンテンツをオミットしたり、バージョンもproばん統廃合とうはいごうするなどした。

2022ねん5がつにはバージョン12の最終さいしゅうマイナーバージョンアップのリリースがあった。

POSERは、一般いっぱんてきなモデリング機能きのうゆうしていない。既存きそんのモデルデータを変形へんけいする機能きのういくつかち、それによって人物じんぶつとう造形ぞうけいおこなことはできるが、かお造形ぞうけいやヘアデザイン・洋服ようふくなどの製作せいさくなどには、あるレベルの技術ぎじゅつ知識ちしき必要ひつようなので、結果けっかてきにはDAZRenderosityなどでフィギュアやかみふくなどといったパーツを購入こうにゅうし、キャラクターをつくげることがおおい。衣類いるい髪型かみがたなどのパーツやテクスチャとうは、VictoriaやAikoといった人体じんたいのモデルにわせて販売はんばい配布はいふがされる。このため、パーツを購入こうにゅうするさいには、規格きかく自分じぶん保有ほゆうしているフィギュアにうかどうかをたしかめる必要ひつようがある。

なお、Poserの製品せいひんパッケージないにもすうしゅ個性こせいてき男性だんせい女性じょせいフィギュアモデルが標準ひょうじゅんふくまれているが、これらプリセットデータを使用しようしたレンダリング画像がぞうは、近年きんねん後述こうじゅつするDAZせいのフィギュアにされて少数しょうすうなのも実情じつじょうである。

DAZしゃせいフィギュア

編集へんしゅう

DAZしゃ販売はんばいしている人体じんたいフィギュアは2010年代ねんだいにおいて普及ふきゅうりつてん事実じじつじょう標準ひょうじゅんとなっていた。他社たしゃ販売はんばいしているデータや個人こじん無料むりょう配布はいふしているデータのおおくも、DAZせいフィギュアの規格きかくわせてつくられていることがおおかった。

DAZしゃからはきわめて多数たすうのフィギュアが販売はんばいされているが、おおまかに6世代せだい分類ぶんるいできる。だい4世代せだいまではPoserけ、だい5・だい6世代せだいのフィギュアはDAZ StudioけだがPoserに流用りゅうよう可能かのうだい7世代せだい以降いこうのフィギュアは完全かんぜんにDAZ StudioけでPoserに流用りゅうようできない。おな世代せだい分類ぶんるいされるフィギュアあいだには、ある程度ていど互換ごかんせい確保かくほされており、パーツやテクスチャとう流用りゅうようすることができる場合ばあいおおい。たとえばVictoria3とAiko3のあいだではテクスチャを流用りゅうようできる。しかし、だい1世代せだいだい2世代せだいあいだのぞき、世代せだいことなるフィギュアあいだには互換ごかんせいい。たとえばVictoria3とVictoria4のあいだには互換ごかんせいい。

2013ねんリリースのDAZだい5世代せだいフィギュア(Genesisシリーズ)以降いこう、DAZしゃのフィギュアはPoserの競合きょうごうソフトであるDAZ Studioけとして独自どくじ路線ろせんあゆむことになった。Poserようとして開発かいはつされていたのはDAZだい4世代せだいフィギュアまでである。

DAZだい1世代せだいフィギュア

編集へんしゅう
Victoria1 (V1) ・ Michael1 (M1)
DAZせいのフィギュアにおいて、かつてはメインだったフィギュア。名称めいしょうこそ現行げんこうのフィギュアと関連かんれんしているが、データてきには互換ごかんせいく、現在げんざいではほとんど使つかわれることはない。
Stephanie (S1)
DAZせいフィギュア。Victoria1ようふく着用ちゃくようできるが、あまり人気にんきずにわった。

DAZだい2世代せだいフィギュア

編集へんしゅう
Victoria2 (V2) ・ Michael2 (M2)
DAZせいのフィギュアにおいて、かつてはメインだったフィギュア。名称めいしょうこそ現行げんこうのフィギュアと関連かんれんしているが、データてきには互換ごかんせいく、現在げんざいではほとんど使つかわれることはない。
だい2世代せだいは、だい1世代せだいのフィギュアにモーフターゲットやパラメータをやしたもの。テクスチャーやふくなどのパーツは、相互そうご互換ごかん(V1とV2・M1とM2)である。
Millennium Girls (Preschool, PS, Preteen, PT)
幼稚園ようちえんから小学生しょうがくせいくらいのおんなのフィギュア。テクスチャはV1・V2と流用りゅうようできる。
Millennium Boys (Preschool Boys, Preteen Boys)
幼稚園ようちえんから小学生しょうがくせいくらいのおとこのフィギュア。テクスチャはV1・V2と流用りゅうようできる。

DAZだい3世代せだいフィギュア

編集へんしゅう
Victoria3 (V3)
一世いっせい風靡ふうびし、DAZせいフィギュアが業界ぎょうかい標準ひょうじゅんとしてひろまるいしずえきずいた人気にんきフィギュア。
20だいから30だい洋風ようふう美人びじんのフィギュアで、対応たいおうするパーツが非常ひじょうおおい。
基本きほんセットは無料むりょうだが最低限さいていげん機能きのうしか実装じっそうされておらず、モーフターゲットやテクスチャーなどは有料ゆうりょうになる。
Victoria4が普及ふきゅうした現在げんざいでは、あまり使つかわれなくなった。
Aiko3 (A3)
10代後半こうはん少女しょうじょのフィギュアで、日本にっぽんのアニメキャラを意識いしきしたデザインをしている。Victoria3にいで対応たいおうパーツがおおい。2009ねん現在げんざい、Victoria3はほとんど使つかわれなくなったが、Aiko3はいまだに人気にんき継続けいぞくしており派生はせいパーツの発表はっぴょうつづいている。
派生はせいひんとして日本人にっぽんじん製作せいさくによる、頭部とうぶ部分ぶぶんをよりアニメキャラにちかづけたBelbelや、あたまげたChibibelなどがある。
基本きほんセットは一時期いちじき無料むりょうだった(現在げんざい有料ゆうりょう)。モーフターゲットなど追加ついかパーツが別売べつうりというのはVictoria3とおなじ。
Stephanie 3 Petit (S3P,SP3,S3)
10代後半こうはんから20だい洋風ようふう美人びじんのフィギュア。
The Girl
Aiko3は日本にっぽんのアニメふうであるが、こちらはアメコミにちかく、きわめてデフォルメしてデザインされたフィギュア。
Michael3 (M3)
20だいから30だい西洋せいようふう男性だんせい意識いしきしたフィギュア。
男性だんせいフィギュアのなかではもっと人気にんきはくしたフィギュア。ただし男性だんせいフィギュア自体じたい女性じょせいフィギュアにくらべるとどうしてもユーザ人気にんきよわいため、ふくなどのパーツが(女性じょせいフィギュアにくらべると)そうじてすくない傾向けいこういなめない。
基本きほんフィギュアは無料むりょう・モーフターゲットは有料ゆうりょうという配布はいふ方法ほうほう
Hiro3 (H3)
Aiko3とたいになる男性だんせいフィギュア。10代後半こうはん少年しょうねんのフィギュアで、Aikoとおなじく日本にっぽんのアニメキャラを意識いしきしたデザインをしている。モーフターゲットは基本きほんセットに付属ふぞく衣服いふくをDavidようのものと一部いちぶ融通ゆうずうさせることができる。
これも男性だんせいフィギュアの人気にんきさのため、Aiko3ほどは普及ふきゅうしていない。
David (D3)
10代から20だいわか西洋せいよう男性だんせいをモチーフにしたフィギュア。女性じょせいフィギュアにくらべてふくなどの外部がいぶ付加ふかパーツがすくないのは、Michaelなどとおなじ。
The Freak
筋肉質きんにくしつあらくれものという印象いんしょうのフィギュア。モンスターとう変形へんけいして使つかわれることもおおい。
Millennium Kids Young Teen (Laura, Luke)
中学生ちゅうがくせいから高校生こうこうせいくらいの男女だんじょフィギュア。
Millennium Kids Preschoolers
幼稚園ようちえんから小学生しょうがくせいくらいの子供こども男女だんじょフィギュア。普及ふきゅうりつはかなりひくく、ほとんど使つかわれていない。
Millennium Baby
あかぼうのフィギュア。
なお、だい3世代せだいフィギュア同士どうしは、基本きほんてきはだテクスチャのテンプレート(UV展開てんかい)が同一どういつであるため、使つかまわしが出来できる。

DAZだい4世代せだいフィギュア

編集へんしゅう
Victoria4 (V4)
20だいから30だい洋風ようふう美人びじんのフィギュアで、対応たいおうするパーツが非常ひじょうおおい。Victoria3よりも年齢ねんれい若干じゃっかんがった印象いんしょう。2009ねん現在げんざい新規しんき作成さくせいされるパーツはVictoria3けよりもVictoria4 けのもの圧倒的あっとうてきおおく、世代せだい交代こうたいがほぼ完了かんりょうした。
基本きほんセットは無料むりょうだが最低限さいていげん機能きのうしか実装じっそうされておらず、モーフターゲットやテクスチャーなどは有料ゆうりょうになる。
2かいマイナーチェンジがおこなわれ、現在げんざい最新さいしんばんはVictoria4.2である。
だい4世代せだいぞくする女性じょせいフィギュア(Aiko4,The Girl4)は、Victoria4にたいするモーフターゲットというかたち提供ていきょうされている。このため、Victoria4のパーツとう流用りゅうようだい3世代せだいくら容易よういになっている。また、モーフパラメータを適当てきとう配分はいぶんしブレンドすることにより、たとえば、Victoria4とAiko4のなかあいだてきなフィギュアを簡単かんたんつくすことができる。
Aiko4 (A4)
10代後半こうはん少女しょうじょのフィギュアで、日本にっぽんのアニメキャラを意識いしきしたデザイン。
The Girl4 (G4)
欧米おうべい漫画まんがふうにデフォルメされた女性じょせいフィギュア。
Michael4 (M4)
20だいから30だい西洋せいようふう男性だんせい意識いしきしたフィギュア。
だい4世代せだいぞくする男性だんせいフィギュア(Hiro4,The Freak4)は、Michael4にたいするモーフターゲットというかたち提供ていきょうされている。これによるメリットはVictoria4のこう記述きじゅつしたものとおなじ。
Hiro4 (H4)
10代後半こうはん少年しょうねんのフィギュアで、日本にっぽんのアニメキャラを意識いしきしたデザイン。
The Freak 4
あらくれもの男性だんせいをイメージしたフィギュア。
The Kids 4
10さい未満みまん子供こどもをイメージしたフィギュア。別売べつうりモーフターゲットであるThe Kids 4 Morphs++ を導入どうにゅうすることで、性別せいべつ体形たいけいなどの変化へんかをつけられる。

DAZだい5・だい6世代せだいフィギュア

編集へんしゅう
Genesis/Genesis2(かなめ:DSON Importer for Poser)
この世代せだい以降いこうのフィギュアはDAZ Studioよう作成さくせいされたものであり、Poserとの互換ごかんせいはない。DSON Importerプラグインを別途べっとインストールすることで、Poserじょうんで使つかうことは可能かのうであるが、機能きのう制限せいげんがある。また、PoserじょうでGenesisようコンテンツを作成さくせいすることはできない。
Genesisは男性だんせい女性じょせい子供こどもなどすべてのキャラを共通きょうつうのベースモデルの変形へんけい対応たいおうする仕様しようであり、Genesis2は男女だんじょでそれぞれ専用せんようのベースモデル(メッシュトポロジは共通きょうつう)を利用りようしている。
これ以前いぜんのフィギュアはPoserの仕様しようしたが身体しんたいかくパーツが分離ぶんりした状態じょうたいでデータされていたが、この世代せだいにおいては、身体しんたいすべてのパーツが一体化いったいかされた。関節かんせつなどの変形へんけいはウェイトマップによって実現じつげんする。
また、JCMをんだGenesisにふくせた場合ばあいふくほう一切いっさいいじくらなくてもほとん破綻はたんしないなど、PoserじょうでもDAZ Studioと同様どうようにリアルタイムかつ臨機応変りんきおうへん機能きのう利用りようできる。

DAZだい7世代せだいフィギュア

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Genesis3
この世代せだい以降いこう、DAZしゃのフィギュアはPoserでは利用りようできない。

イーフロンティアしゃせいフィギュア

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Miki
イーフロンティアから販売はんばいされているフィギュア。20だい前半ぜんはんのリアル調ちょう日本人にっぽんじん女性じょせい再現さいげんしている。なおMikiには、時期じきによってデータ修正しゅうせいによる形状けいじょうデータとう多少たしょう差異さいがある。(後期こうきばんはMiki2などと呼称こしょうされる)
Koji
イーフロンティアから販売はんばいされているフィギュア。20だい前半ぜんはんのリアル調ちょうかつアウトロー風味ふうみな、日本人にっぽんじん男性だんせい再現さいげんしている。
Terai Yuki
イーフロンティアから販売はんばいされているフィギュア。20だい前半ぜんはん女性じょせいで、リアルとアニメのなかあいだけいなデザインをしている。もとはShadeよう発表はっぴょうされたバーチャルアイドルであるテライユキで、原作げんさくしゃである漫画まんがくつぎけんいちが、Poserようにいくつかのデータ修正しゅうせいおこなったもの。のちに、ポリゴンメッシュの密度みつどこう精細せいさいしたTeraiYuki2(TY2とりゃくする)が発表はっぴょうになった。
にあ☆みぃ
Poserからアニメーション作成さくせい機能きのう省略しょうりゃくした簡易かんいばん・『iPoser』のリリースにわせて登場とうじょうしたフィギュア。7さいから10代前半ぜんはん想定そうていした少女しょうじょで、非常ひじょうにアニメてきなデザインをしている。にあ☆みぃの規格きかくで、もえたんのキャラクタデータがリリースされた。作者さくしゃは、かこみき。
MayaDoll / AnimeDoll
Renderosityなどで販売はんばいされている、個人こじん作成さくせいのフィギュア。頭部とうぶ以外いがいのパーツは双方そうほう互換ごかんで、AnimeDollはアニメキャラふう有料ゆうりょうフィギュア。トゥーンレンダリング使つかうと、さらにアニメ調ちょうりの表現ひょうげんができる。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ [1]

外部がいぶリンク

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