特殊 空挺 部隊
この
|
概説
モットーは「Who Dares Wins(
沿革
SASの
1972
年表
- 1941
年 11月 -陸軍 将校 デイヴィッド・スターリングの提案 により、北 アフリカ戦線 の砂漠 にて創設 される。 - 1942
年 10月 -正式 にSAS連隊 となる。 - 1945
年 10月 -第 二 次 世界 大戦 終結 に伴 い、一時 解体 する。 - 1947
年 1月 -国防 義勇軍 に第 21SAS連隊 が創立 される。 - 1951
年 - マラヤ斥候 隊 が創立 される。 - 1952
年 - マラヤ斥候 隊 、第 22SAS連隊 となる。 - 1965
年 〜1966年 - インドネシア・ボルネオ紛争 に投入 。 - 1967
年 -旧 イエメン・アデン暴動 に投入 。 - 1969
年 -北 アイルランドでの治安 維持 任務 に投入 。 - 1971
年 〜1976年 - オマーン内戦 に投入 。ミルバートの戦 い等 。 - 1980
年 - CRW wing(対 革命 戦 中隊 )が駐 英 イラン大使館 占拠 事件 を解決 。 - 1982
年 - フォークランド紛争 に投入 。パラケット作戦 等 。 - 1987
年 - イギリス特殊 部隊 (UKSF)の指揮 下 となる。 不明 〜1989年 - クメールルージュへ軍事 顧問 として関与 。- 1991
年 -湾岸 戦争 に投入 され各種 作戦 に従事 。例 :ブラボー・ツー・ゼロ - 1992
年 - ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争 に投入 。 - 1993
年 - コロンビアで麻薬 王 パブロ・エスコバルの殺害 作戦 に元 SASが参加 したとされる(コロンビア麻薬 戦争 )。 - 2000
年 9月 10日 - シエラレオネで捕虜 となった英国 と現地 の友軍 兵士 を救出 。(バラス作戦 ) - 2001
年 〜2021年 - アフガニスタン紛争
- 2003
年 〜2009年 - イラク戦争 の各種 作戦 に投入 。 - 2011
年 - リビア上空 に飛行 禁止 空域 を設定 する作戦 に投入 。 - 2011〜2014
年 、シリア内戦 に関与 。 - 2014
年 以降 、生来 の決意 作戦 。ISIL掃討 に伴 う作戦 。 - 2019
年 - ケニアホテル襲撃 事件 。ナイロビにて交換 訓練 プログラムに参加 していた隊員 (氏名 :クリスチャン・クレイグヘッド)が戦闘 及 び救出 に関与 。 - 2021
年 - ピッティング作戦 。アフガニスタンでのタリバーン攻勢 における在留 米 英軍 撤退 作戦 に関与 。
同年 8月 13日 、タリバーン攻勢 により第 二 の都市 カンダハールが陥落 。カンダハール空港 で任務 中 の1個 小隊 が孤立 無援 になり、独力 で都市 部 を脱出 し砂漠 地帯 へと避難 。本国 の軍 本部 に暗号 通信 を用 い、救出 を要請 。夜間 にC-130輸送 機 で国外 へ脱出 。
- 2022
年 - ウクライナ侵攻 にてウォロディミル・ゼレンスキー大統領 の身辺 警護 やウクライナ軍 への軍事 訓練 に関与 していると報道 [6][7]。他 にも、ボリス・ジョンソン首相 のキーウ訪問 時 にも身辺 警護 を実施 している[8]。 - 2023
年 4月 - スーダン共和 国 からの英 大使館 職員 退避 作戦 に成功 。
部隊 編制
イギリス陸軍 (正規 軍 )
- SASは、
特殊 部隊 指揮 官 (DSF、少将 ポスト)の指揮 下 に配置 され、第 22SAS連隊 と国防 義勇軍 2個 連隊 より構成 される。第 22SAS連隊 - A
中隊 - B
中隊 - C
中隊 はローデシア軍 SASとなり実質 的 には現存 しないが、マラヤ動乱 とローデシアでの活躍 を称 え部隊 名 のみ残 されている。 - D
中隊 - G
中隊 - ORU(
作戦 調査 班 ) 第 264通信 中隊 訓練 中隊 付属 専門 部隊 特別 プロジェクトチーム(正式 名称 SAS対 ハイジャック・対 テロ部隊 )通称 CRW wing(対 革命 戦 中隊 )と呼 ばれる -各 戦闘 中隊 が6ヶ月 ごとに交代 する輪番 制 の対 テロ・人質 救出 専門 部隊 。キリングハウスや演習 場 の旅客機 ・鉄道 ・バス等 で徹底的 にCQB、人質 救出 作戦 等 の訓練 を行 っている。上番 中 の戦闘 中隊 では2個 小隊 が即時 待機 、残 る2個 小隊 が訓練 および待機 となる。- R
中隊 (予備 役 )各 専門 小隊 - それぞれの戦闘 中隊 には、4つの専門 分野 に特 化 した小隊 があり、それぞれの小隊 には、4名 編成 のパトロール隊 がある。
- A
国防 義勇軍 (予備 役 )
第 21SAS連隊 - A
中隊 - C
中隊 - E
中隊
- A
第 23SAS連隊 - B
中隊 - D
中隊 - G
中隊
- B
第 63SAS通信 中隊 -第 21SAS連隊 、第 23SAS連隊 を支援 する。
隊員 の選抜
SASは
イギリス
キリング・ハウス
「キリング・ハウス」は、SASの
登場 作品
映画
- 『ガルフ・ウォー/スカッドミサイル
爆破 指令 』 - 『ブラヴォー・ツー・ゼロ』の
関連 作品 。クリス・ライアンのノンフィクションをポール・グリーングラスが映画 化 したもの。 - 『キラー・エリート』
実際 の事件 を基 に、元 SAS隊員 への報復 テロを依頼 された殺 し屋 を題材 とした映画 。- 『ファイナル・オプション』
- 1980
年 のイラン大使館 占拠 事件 をモデルとした映画 。 - 『ブラヴォー・ツー・ゼロ』
- SASの「ブラヴォー・ツー・ゼロ」
部隊 でイラク正規 軍 に捕 らえられた後 に生還 したアンディ・マクナブによる1993年 のノンフィクション映画 。 - 『エンド・オブ・キングダム』
- テロリストに
捕獲 されたアメリカ大統領 を救出 するために主人公 "マイク"と共 に協力 する。 - 『6
日間 』 - 1980
年 の駐 英 イラン大使館 占拠 事件 を描 いた映画 。 - 『007/リビング・デイライツ』
冒頭 、SASが守備 するレーダー施設 に00メンバーが侵入 を試 みるという軍事 演習 の場面 があり、徽章 付 きベレー帽 と軍用 セーターを着用 したSAS隊員 たちが登場 する。
TV番組
- 『S.A.S.
英国 特殊 部隊 シリーズ』 - 2002
年 に放送 を開始 したイギリスのテレビドラマ。 - 『シエラレオネ
人質 救出 作戦 』 - ディスカバリーチャンネル
製作 のドキュメント番組 。
ゲーム
- 『HIDDEN & DANGEROUSシリーズ』
第 二 次 世界 大戦 時 のSASをモチーフとしたタクティカル・シューティングアクション。- 『The Regiment』
- konami of europeから
発売 されたPCゲーム。 - 『カウンターストライク』
- カウンターテロリストのキャラクターとしてガスマスクやフード
付 きスーツを装着 したSASを選択 する事 が可能 。 - 『クロスファイア』
- プレイヤーのキャラクターとしてSASを
購入 、使用 する事 が可能 。 - 『コール オブ デューティ』シリーズ
-
- 『CoD』
- イギリス
軍 キャンペーンでエバンス軍曹 とプライス大尉 が第 6空挺 師団 から転属 してくる。 - 『CoD4』
- プレイヤーキャラクターであるソープとその
仲間 が所属 している。 - 『CoD:MW2』
国際 特殊 部隊 タスクフォース141にソープのほか、数々 のSAS隊員 が所属 している(イギリス海兵 隊 のSBSやオーストラリアのSAS(SASR)、ニュージーランドのSAS(NZSAS)から来 た隊員 も所属 している)。- 『CoD:MW3』
前作 に引 き続 き、ソープらSAS隊員 が登場 する。マカロフ率 いる超 国家 主義 派 が化学 兵器 を用 いたテロを行 うとの情報 を入手 し、化学 兵器 を搭載 しているトラックの追跡 を行 うほか、タスクフォース141に所属 していたメンバーはロシア軍 に占領 されたチェコでレジスタンス運動 を行 う。- 『CoD:MW』
- プレイヤーキャラクターであるカイル・ギャリック
軍曹 がCT-SFOに出向 したSAS隊員 である。また、ロシアの大量 破壊 兵器 を破壊 するため、CIAやロンドン警視庁 の警察官 などとともにSASのプライス大尉 も登場 する。
- 『コンフリクト・デルタ
湾岸 戦争 1991』『コンフリクト・デルタII湾岸 戦争 1991』 湾岸 戦争 を舞台 に、プレイヤーは最大 4名 で編成 された第 22SAS連隊 かアメリカ陸軍 特殊 部隊 デルタフォースのどちらかの部隊 を選択 する。- 『スペシャルフォース2』
- プレイヤーのキャラクターとしてSASを
購入 、使用 する事 が可能 。 - 『メタルギア』シリーズ
登場 人物 であるザ・ボスとゼロ少佐 ことデイビット・オウは、かつて第 22SAS連隊 の立 ち上 げに関 わっていたという設定 。また『メタルギアソリッド2』では、アメリカ海軍 特殊 部隊 のネイビーシールズ隊員 を装 って潜入 したソリッド・スネークがSASのモットーを引用 してしまい、正体 を見破 られる描写 がある。- 『レインボーシックス シージ』
操作 可能 なレインボー隊員 の内 4名 がSAS所属 。
漫画
- 『Cat Shit One'80』
主人公 のパッキーが交換 将校 としてSASに所属 。駐 英 イラン大使館 占拠 事件 とフォークランド紛争 に参戦 した。- 『MASTERキートン』
主人公 の平賀 ・キートン・太一 は、数々 の戦果 を上 げた元 SASの兵曹 長 で、サバイバル教官 としても勤務 したという設定 。- 『バランサー』
- SAS
隊長 としてローランド・ブリックス中佐 が登場 。ハイジャック事件 の対応 を行 う。 - 『
攻殻機動隊 』 主人公 の草薙 素子 がSASの訓練 に参加 している。
同名 部隊
オーストラリアとニュージーランドに
脚注
注釈
出典
- ^ a b Ryan, Stillwell & Mann 2004, pp. 20–29.
- ^ Molinari 2007, p. 22.
- ^ Haskew 2007, p. 39.
- ^ Shortt & McBride 1981, p. 16.
- ^ Ryan, Stillwell & Mann 2004, pp. 119–126.
- ^
英 米 が大統領 脱出 準備 亡命 政権 樹立 を支援 ウクライナ 2022年 3月 8日 時事通信 - ^ すでに
十 数 回 の大統領 暗殺 を阻止 …プーチンをイラつかせるイギリス特殊 部隊 「SAS」の仕事 ぶり ゼレンスキー大統領 の生死 は戦争 の行方 を左右 する | PRESIDENT Online - ^ ボリス・ジョンソン
英 首相 ウクライナを電撃 訪問 。キーウでゼレンスキー大統領 と会談 しTwitterに動画 を投稿 | AppBank - ^ https://www.secret-bases.co.uk/secret2.htm
参考 文献
- アンディ・マクナブ『ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS
兵士 が語 る壮絶 な湾岸 戦記 』伏見 威 蕃 訳 、早川書房 、1995年 、ISBN 4-15-207919-3(文庫 版 :2000年 、ISBN 4-15-050242-0) - アンディ・マクナブ『SAS
戦闘 員 ―最強 の対 テロ・特殊 部隊 の極秘 記録 』伏見 威 蕃 訳 、早川書房 、1997年 、ISBN 4-15-208070-1(文庫 版 :2000年 、ISBN 4-15-050239-0(初版 )、ISBN 4-15-050240-4(第 2版 )) - クリス・マクナブ『SAS・
特殊 部隊 知的 戦闘 マニュアル―勝 つためのメンタルトレーニング』小路 浩史 訳 、原 書房 、2002年 、ISBN 4-562-03474-2 - クリス・ライアン『ブラヴォー・ツー・ゼロ
孤独 の脱出 行 』関根 一彦 訳 、原 書房 、1996年 、ISBN 4-562-02883-1 - Haskew, Michael E (2007). Encyclopaedia of Elite Forces in the Second World War. Pen and Sword. ISBN 978-1-84415-577-4
- Shortt, James; McBride, Angus (1981). The Special Air Service. Osprey Publishing. ISBN 0-85045-396-8
- Neville, Leigh『SAS
英 陸軍 特殊 部隊 』床 井 雅美 (監修 ),茂木 作太郎 (翻訳 )、並木 書房 、2019年 (原著 2016年 )。ISBN 978-4890633937。 - Neville, Leigh『ヴィジュアル
版 世界 特殊 部隊 大全 :部隊 ・装備 ・戦術 』村上 和久 (訳 )、原 書房 、2020年 (原著 2019年 )。ISBN 978-4562057986。 - Molinari, Andrea (2007). Desert Raiders: Axis and Allied Special Forces 1940–43. Osprey Publishing. ISBN 978-1-84603-006-2
- Ryan, Mike、Stillwell, Alexander、Mann, Chris
著 、小林 朋 則 訳 『ヴィジュアル版 世界 の特殊 部隊 ―戦術 ・歴史 ・戦略 ・武器 』原 書房 、2004年 (原著 2003年 )。ISBN 978-4562037278。
関連 項目
- SDU
第 1海兵 歩兵 落下傘 連隊 (フランス軍 )特殊 急襲 部隊 (SAT) -日本 の警察 特殊 部隊 。創設 に際 しては、当 部隊 にも留学生 を送 ったと言 われている。
ウィキメディア・コモンズには、