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Well-to-Wheel - Wikipedia

Well-to-Wheel(ウェル・トゥ・ホイール、油井ゆせいから車輪しゃりんまで)とは自動車じどうしゃ総合そうごうてきなエネルギー効率こうりつしめ指標しひょう

概要がいよう

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ガソリン軽油けいゆ以外いがい燃料ねんりょう自動車じどうしゃ使用しようする場合ばあい単体たんたいでは一見いっけん効率こうりつすぐれているようにえても、電気でんき水素すいそのようなエネルギーの場合ばあい、それらを生成せいせいするために必要ひつようなエネルギーもふくめて評価ひょうかする必要ひつようがある。同様どうよう再生さいせい可能かのうエネルギー使用しようする場合ばあいにもそれらの製造せいぞう必要ひつようなエネルギーもふくんで客観きゃっかんてき評価ひょうかする必要ひつようがある[1]。(ライフサイクルアセスメント) 類似るいじ指標しひょうにTank to Wheel(タンクから車輪しゃりんまで)という指標しひょうもある。

電池でんちしき電気でんき自動車じどうしゃでは、火力かりょく発電はつでん発電はつでんされた電力でんりょく充電じゅうでんする場合ばあい二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)の削減さくげん効果こうかにおいて議論ぎろん対象たいしょうとなるが、その場合ばあいでもWell-to-Wheelの観点かんてんから内燃ないねん機関きかん自動車じどうしゃ(ICEV)よりもすぐれている[2]


一方いっぽう燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ場合ばあい現時点げんじてんでは天然てんねんガスあらためしつによって水素すいそ製造せいぞうしており、運搬うんぱんにはこうあつタンクそなえた専用せんよう車両しゃりょう補給ほきゅうステーションまで運搬うんぱんするため、Well-to-Wheelの観点かんてんからすぐれているとはいえない。


ゼロエミッションしゃだい部分ぶぶんはTank to Wheelの観点かんてんからは真実しんじつであるが、Well-to-Wheelの観点かんてんから純粋じゅんすいゼロ・エミッションであるためには再生さいせい可能かのうエネルギー発電はつでんした電力でんりょくとうのみを使用しようしなければならない。同様どうようバイオ燃料ねんりょうのようにカーボンニュートラルうた燃料ねんりょうであっても実際じっさいにはカーボンニュートラルではない事例じれいおおい。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ “Well to WheelとLife Cycle Assessmentの意味いみするところ”. 日本にっぽん機械きかい学会がっかい (日本にっぽん機械きかい学会がっかい) 120. (2017ねん11がつごう). https://www.jsme.or.jp/kaisi/1188-47/ 2019ねん1がつ31にち閲覧えつらん. 
  2. ^ “Well to Wheelでも優位ゆうい、EVは環境かんきょう規制きせい対応たいおうのカギ”. 日経にっけいXTECH (日経にっけい). (2018-02-13). https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/mag/15/00187/00002/ 2019ねん1がつ31にち閲覧えつらん. 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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