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火力発電 - Wikipedia

火力かりょく発電はつでん

化石かせき燃料ねんりょう反応はんのうねつエネルギーを電力でんりょく変換へんかんする発電はつでん
発電はつでん > 火力かりょく発電はつでん

火力かりょく発電はつでん(かりょくはつでん)は、化石かせき燃料ねんりょう石油せきゆ石炭せきたん天然てんねんガス)やバイオマス(木質もくしつ燃料ねんりょう廃棄はいきぶつ)などのはんおうからられるねつエネルギー電力でんりょく変換へんかんする発電はつでん方法ほうほうひとつである。火力かりょく発電はつでんおこな施設しせつ火力かりょく発電はつでんしょという。

火力かりょく発電はつでんしょ
ポーランドベウハトゥフ発電はつでんしょ英語えいごばん欧州おうしゅう最大さいだい石炭せきたん火力かりょく発電はつでんしょである。

水力すいりょく発電はつでんくらべて建設けんせつやすい、電源でんげん立地りっち自然しぜんてき条件じょうけん制約せいやくすくない、だい容量ようりょう設置せっちができる、だい消費しょうひ近接きんせつした地点ちてん建設けんせつできるので電力でんりょく輸送ゆそうさい損失そんしつすくなくてすむのが利点りてん一方いっぽうで、温暖おんだんガスである二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)ほか、大気たいき汚染おせん原因げんいんになる。燃料ねんりょう種類しゅるいにより、窒素ちっそ酸化さんかぶつ(NOx)や硫黄いおう酸化さんかぶつ(SOx)といった有害ゆうがい物質ぶっしつ多量たりょう排出はいしゅつする。運転うんてんおおきいという欠点けってんもある[1]

CO2大気たいき汚染おせん物質ぶっしつ排出はいしゅつりょうおさえるため、化石かせき燃料ねんりょう燃料ねんりょうぜて燃焼ねんしょうさせる技術ぎじゅつ開発かいはつされている(アンモニア[2]木質もくしつペレット[3])。

分類ぶんるい

編集へんしゅう

現在げんざいひろ利用りようされている火力かりょく発電はつでん方式ほうしきには、おおきくけて汽力発電はつでん、ガスタービン発電はつでん、コンバインドサイクル発電はつでん内燃ないねんりょく発電はつでんの4種類しゅるいがある[4]

汽力発電はつでん
燃料ねんりょうボイラー直接ちょくせつ燃焼ねんしょうし、高温こうおんこうあつ蒸気じょうき発生はっせいさせ、蒸気じょうきタービンをまわして発電はつでんする方式ほうしき[4]
石油せきゆ天然てんねんガス、高炉こうろガス、石炭せきたんコークス木質もくしつチップなど多種たしゅ多様たよう燃料ねんりょう使用しようすることができる。直接ちょくせつ燃焼ねんしょうしきバイオマス発電はつでん廃棄はいきぶつ発電はつでんもこの発電はつでん方式ほうしきである
しゅ蒸気じょうき温度おんどあつりょくによりわるが、発電はつでんはしねつ効率こうりつは35-45%程度ていど(LHV)である
狭義きょうぎの汽力発電はつでん燃料ねんりょう燃焼ねんしょうによる火力かりょく発電はつでんのみをすが、広義こうぎには原子力げんしりょく発電はつでん地熱じねつ発電はつでん太陽熱たいようねつ発電はつでんふくまれる
ガスタービン発電はつでん
空気くうき圧縮あっしゅく圧縮あっしゅく空気くうきつくり、燃焼ねんしょう燃料ねんりょう燃焼ねんしょうさせ、発生はっせいした高温こうおんこうあつ燃焼ねんしょうガスを直接ちょくせつガスタービンにけて発電はつでんする方式ほうしき[4]
高速こうそく回転かいてんするガスタービンに直接ちょくせつ燃焼ねんしょうガスをけるため、天然てんねんガスや不純物ふじゅんぶつすくない軽質けいしつ燃料ねんりょう軽油けいゆ灯油とうゆなど)しか使用しようすることが出来できない[4]
ガスタービン単独たんどくでの発電はつでんはし効率こうりつは40%未満みまんであることから[5]単独たんどく常用じょうようされることはすくなく、汽力発電はつでんわせたコンバインドサイクル発電はつでんや、常用じょうよう発電はつでんとして使用しようされることがおおい。
コンバインドサイクル発電はつでん(CC:Combined Cycle)
内燃ないねん機関きかんはいねつで汽力発電はつでんおこなふくあい発電はつでん方式ほうしき内燃ないねん機関きかんとしてはおもにガスタービンが使用しようされ、この場合ばあいガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC:Gas Turbine Combined Cycle)ばれる[6]。 
ガスタービンをまわしたのち排気はいきは500~600程度ていど高温こうおんであることから、ガスタービン排気はいきねつ回収かいしゅうするはいねつ回収かいしゅうボイラ(HRSG:Heat Recovery Steam Generator)を下流かりゅう設置せっちし、蒸気じょうきつくって蒸気じょうきタービンを駆動くどうさせる。ガスタービンと蒸気じょうきタービンをわせることにより、発電はつでんはしねつ効率こうりつを50-60%程度ていど(LHV)にまでたかめており、日本にっぽん西にし名古屋なごや火力かりょく発電はつでんしょ世界せかい最高さいこう効率こうりつである63%(LHV)を達成たっせいしている[7]。また、2023ねん現在げんざい三菱重工みつびしじゅうこうさい新鋭しんえいJかたちガスタービンを適用てきようしたプラントの発電はつでん効率こうりつは、世界せかい最高さいこう水準すいじゅん更新こうしんして64%以上いじょう達成たっせいしている[8]
内燃ないねんりょく発電はつでん
内燃ないねん機関きかん燃料ねんりょう燃焼ねんしょうさせて発電はつでん駆動くどうさせる方式ほうしき[9]ガスタービンエンジンしきレシプロエンジンしき大別たいべつされるが、内燃ないねんりょく発電はつでんしょといった場合ばあいには後者こうしゃすことが一般いっぱんてきである。
レシプロエンジンとしてはディーゼルエンジンやガスエンジン、ガソリンエンジンなどがもちいられている。軽油けいゆ重油じゅうゆ液化えきか石油せきゆガス(LPガス)、天然てんねんガスなど種類しゅるい燃料ねんりょうもちいることが出来できる。島嶼とうしょよう発電はつでん設備せつびとしてひろ使用しようされており、出力しゅつりょくすうじゅうkW小規模しょうきぼなものから1まんkW程度ていどなか容量ようりょうのものまで様々さまざまある[9]
汽力発電はつでんしき
ボイラの燃焼ねんしょうねつ給水きゅうすい蒸気じょうきえ、蒸気じょうきタービンをまわして発電はつでんおこな
ガスタービン発電はつでんしき
燃料ねんりょうガスを燃焼ねんしょう燃焼ねんしょうさせ、燃焼ねんしょうガスでガスタービンをまわして発電はつでんおこな
コンバインドサイクル発電はつでん(GTCC)しき
ガスタービン排気はいきはいねつ回収かいしゅうボイラ(HRSG)にとおし、給水きゅうすい蒸気じょうきえて蒸気じょうきタービンもまわして発電はつでんおこな
内燃ないねんりょく発電はつでん(レシプロエンジン)しき
燃料ねんりょう燃焼ねんしょうピストン上下じょうげ運動うんどうさせ、クランクシャフトかいして発電はつでんまわ

また、次世代じせだいがた火力かりょく発電はつでん補助ほじょ発電はつでんとしてつぎのようなものが研究けんきゅう開発かいはつされており、実証じっしょう試験しけんおこなわれているものもある。

燃料ねんりょう電池でんち発電はつでん
燃料ねんりょう化学かがくエネルギー直接ちょくせつ電気でんきエネルギー変換へんかんする発電はつでんである。使用しよう温度おんどにより固体こたい高分子こうぶんしがた(PEFC)、リンさんがた(PAFC)などの低温ていおんがた燃料ねんりょう電池でんち溶融ようゆう炭酸たんさんしおがた(MCFC)、固体こたい酸化さんかぶつがた(SOFC)などの高温こうおんがた燃料ねんりょう電池でんち分類ぶんるいされる。このうち高温こうおんがた固体こたい酸化さんかぶつ燃料ねんりょう電池でんち(SOFC)をガスタービン・コンバインドサイクル発電はつでんむトリプルふくあい発電はつでん実証じっしょう試験しけん検討けんとうされている。
石炭せきたんガスふくあい発電はつでん(IGCC : Integrated coal Gasification Combined Cycle)
石炭せきたんをガスし、ガスタービン・コンバインドサイクルで発電はつでんおこな方式ほうしき天然てんねんガスより埋蔵まいぞうりょうおお石炭せきたんで、従来じゅうらいがたの汽力発電はつでん方式ほうしきくらべてさらなる発電はつでん効率こうりつ向上こうじょう目指めざしたシステムである。実証じっしょう試験しけんプラントでの試験しけん成功せいこうし、国内こくないでは2013ねんより勿来なこそ発電はつでんしょ10号機ごうき商用しょうようプラントの運転うんてんはじまった[10]ほか、大崎おおさき発電はつでんしょにおいても、2017ねんより酸素さんそ吹IGCC実証じっしょう稼働かどうしている。
トリプルふくあい発電はつでん
ガスタービン・コンバインドサイクル発電はつでん固体こたい酸化さんかぶつ燃料ねんりょう電池でんち(SOFC)をわせたふくあい発電はつでん方式ほうしきである。天然てんねんガスを燃料ねんりょうとした場合ばあい発電はつでんはしねつ効率こうりつは66%(HHV)にたっする。石炭せきたんガスふくあい発電はつでん(IGCC)とわせたものはとく石炭せきたんガス燃料ねんりょう電池でんちふくあい発電はつでん(IGFC:Integrated coal Gasification Fuel Cell combined cycle)とばれる。IGFCは究極きゅうきょくこう効率こうりつ石炭せきたん火力かりょく発電はつでん方式ほうしきわれ、現状げんじょう石炭せきたん火力かりょく発電はつでん(汽力発電はつでん方式ほうしき)をおおきく上回うわまわ発電はつでんはしねつ効率こうりつ(HHVで55%程度ていど)が期待きたいでき[11]石炭せきたん資源しげんのより効率こうりつてき利用りよう可能かのうとなる。2021年度ねんどより大崎おおさき発電はつでんしょにて実証じっしょう試験しけんプラントでの試験しけん計画けいかくされている[12]
バイオマス発電はつでん
バイオマスを利用りようする発電はつでんである。利用りよう形態けいたいとして直接ちょくせつ燃焼ねんしょうする汽力発電はつでん方式ほうしきと、バイオマスをガスしてからガスタービン・コンバインドサイクル発電はつでん利用りようする方式ほうしきがある。現在げんざい主流しゅりゅう方式ほうしき前者ぜんしゃであるが、後者こうしゃ徐々じょじょ利用りようひろがっている。
水素すいそタービン発電はつでん
燃料ねんりょう水素すいそ ガスを利用りようしたガスタービン発電はつでんまたはガスタービン・コンバインドサイクル発電はつでんである。水素すいそガスと天然てんねんガスを混合こんごう燃焼ねんしょうさせる方式ほうしき水素すいそガス100%の方式ほうしきがある。
ねつでん発電はつでん
金属きんぞくちゅう温度おんどにより起電きでんりょくしょうじるゼーベック効果こうか利用りようした発電はつでんである。燃焼ねんしょうガスの最終さいしゅう排気はいきふくすい冷却れいきゃくすいなど低温ていおん利用りようしにくいはいねつ回収かいしゅう方法ほうほうとして、火力かりょく発電はつでん補助ほじょ発電はつでんへのみがかんがえられている。
MHD発電はつでん
高温こうおんプラズマ発生はっせいさせ、ファラデーの電磁でんじ誘導ゆうどう法則ほうそく利用りようして発電はつでんする。
石炭せきたんガスふくあい発電はつでん(IGCC)のしき
固形こけい燃料ねんりょうである石炭せきたんをガスでガスし、その燃料ねんりょうガスを使つかってガスタービン・コンバインドサイクルで発電はつでんおこなう。ガス下流かりゅうねつ交換こうかんにもはいねつ回収かいしゅうボイラ(HRSG)の給水きゅうすいとおしてねつ効率こうりつたかめている。
石炭せきたんガス燃料ねんりょう電池でんちふくあい発電はつでん(IGFC)のしき
IGCCと燃料ねんりょう電池でんちわせた方式ほうしき。ガスした燃料ねんりょうガスを燃料ねんりょう電池でんちとおして発電はつでんおこない、さらにガスタービン・コンバインドサイクルで発電はつでんおこなう。

おも設備せつび

編集へんしゅう

石炭せきたん石油せきゆ天然てんねんガス(LNG)を燃焼ねんしょうさせてねつみずつたえ、水蒸気すいじょうきえる。純度じゅんどたかみず必要ひつようであるため、みず処理しょり装置そうちイオン交換こうかん樹脂じゅしぎゃく浸透しんとうまく装置そうちおよ付帯ふたい設備せつび)で硬度こうどぶん場合ばあいによっては、シリカやそののイオン、溶存ようぞんガスなど除去じょきょしている。水蒸気すいじょうき蒸気じょうきタービンおくられるほか、付近ふきん工場こうじょうなどに蒸気じょうき供給きょうきゅうしている発電はつでんしょもある。

発電はつでんようボイラーはつてねつみずかんになっているみずかんボイラーであり、循環じゅんかん方法ほうほうにより貫流かんりゅうボイラー、強制きょうせい循環じゅんかんボイラー、自然しぜん循環じゅんかんボイラーがある。ねつ効率こうりつ向上こうじょうのためさいねつしきがほとんどである。また、貫流かんりゅうボイラーは定圧ていあつボイラーと変圧へんあつボイラーがあり、近年きんねん発電はつでん出力しゅつりょくおうじて給水きゅうすい圧力あつりょく調整ちょうせいできる変圧へんあつボイラーが採用さいようされているほか、定圧ていあつボイラーのべんえて、過熱かねつでの変圧へんあつ運転うんてんおこない、てい出力しゅつりょく運転うんてん発電はつでん効率こうりつ向上こうじょうさせている発電はつでんしょもある。

日本にっぽんでは、臨界りんかいあつ(Sub-C、蒸気じょうき圧力あつりょく22.1MPaまん)とちょう臨界りんかいあつ(SC、蒸気じょうき温度おんど566℃以下いか蒸気じょうき圧力あつりょく22.1MPa以上いじょう)を「効率こうりつ」、ちょう臨界りんかいあつ(USC、蒸気じょうき温度おんど593℃以上いじょう蒸気じょうき圧力あつりょく24.1MPa以上いじょう)を「こう効率こうりつ」と分類ぶんるいしている。なお、SCとUSCでは、かなら貫流かんりゅうボイラーが採用さいようされる。

なお、はいねつ回収かいしゅうがたコンバインドサイクル発電はつでん方式ほうしきでは、ガスタービンからの高温こうおん排気はいきれる、はいねつ回収かいしゅうボイラー使用しようされる。こちらは自然しぜん循環じゅんかんボイラーである。

ガスタービン

編集へんしゅう

原動機げんどうき一種いっしゅであり、燃料ねんりょう燃焼ねんしょうとう生成せいせいされた高温こうおんのガスでタービンまわして回転かいてん運動うんどうエネルギーを内燃ないねん機関きかんである。

ガスタービン発電はつでん方式ほうしきや、コンバインドサイクル発電はつでん方式ほうしき発電はつでんしょ設置せっちされている。燃料ねんりょうおも天然てんねんガス(LNG)であるが、小型こがたのものは重油じゅうゆ軽油けいゆ使用しようされる。蒸気じょうきタービンくらべて起動きどう時間じかんみじかいため、ピークよう内燃ないねんりょく発電はつでんとして1950年代ねんだいからもちいられていた。また、ディーゼルエンジン比較ひかくして、小型こがた軽量けいりょう冷却れいきゃくすい不要ふようなため、常用じょうよう発電はつでんもちいられる。

ガスタービンは高温こうおん動作どうさするため、その排気はいきもまた十分じゅうぶん高温こうおんであり、はいねつ回収かいしゅうボイラー、蒸気じょうきタービンとわせたこう効率こうりつコンバインドサイクル発電はつでん方式ほうしき普及ふきゅうすすんでいる。また、電気でんきおよび蒸気じょうき付近ふきん工場こうじょうなどに供給きょうきゅうするねつでん併給へいきゅうシステム(コジェネレーション)を導入どうにゅうしている発電はつでんしょもある。

コンバインドサイクル発電はつでん使用しようされるガスタービンは、導入どうにゅう当初とうしょ1,100℃きゅうであったが、ねつ効率こうりつ向上こうじょうのため高温こうおんすすみ、改良かいりょうがたでは1,300℃きゅう採用さいようされ、近年きんねんでは1,500℃きゅう、1,600℃きゅう採用さいようされてきている。ねつ効率こうりつ低位ていい発熱はつねつりょう基準きじゅん)は、ガスタービン発電はつでんでは38%前後ぜんご汽力発電はつでん蒸気じょうきタービン)では44%前後ぜんご限度げんどであったが、1,600℃きゅうガスタービンと蒸気じょうきタービンのわせでは60%以上いじょう可能かのうとなった。

蒸気じょうきタービン

編集へんしゅう
 
電気でんき史料しりょうかん展示てんじ保存ほぞんされている東京電力とうきょうでんりょく千葉ちば火力かりょく発電はつでんしょきゅう1ごうタービン発電はつでん

水蒸気すいじょうきのもつエネルギーを、タービン羽根車はねぐるま)とじくかいして回転かいてん運動うんどうへと変換へんかんする。

発電はつでんしょ使用しようされる蒸気じょうきタービンは、こうあつちゅうあつ低圧ていあつの3つのタービンから構成こうせいされており、蒸気じょうきしゅ蒸気じょうき)は、こうあつタービンをまわしたのちさいねつふたたねっせられ(さいねつサイクル)、さいねつ蒸気じょうきとしてちゅうあつタービンへおくられ、最後さいご低圧ていあつタービンをまわふくすいおくられる。このタービンの構成こうせいにより、一軸いちじくがた(タンデム・コンパウンド)、じくがた(クロス・コンパウンド)がある。70まんkW以上いじょうだい出力しゅつりょくではベースロード発電はつでんけの運用うんようおおねつ効率こうりつ重視じゅうしされていたことや、高速こうそく回転かいてんともな低圧ていあつタービン最終さいしゅうだんどうつばさ遠心えんしんりょく制約せいやくなどによりじくがた使用しようされることがおおいが、建設けんせつコストの低減ていげん運用うんようせい向上こうじょう重視じゅうしされるようになったため、軽量けいりょうのチタンどうつばさによる遠心えんしんりょく緩和かんわ材料ざいりょう強度きょうど改善かいぜんなどにより一軸いちじくがた採用さいようした発電はつでんしょもある。

日本にっぽんでは近年きんねんねつ効率こうりつ向上こうじょうのため、蒸気じょうき条件じょうけんおも蒸気じょうき温度おんどさいねつ蒸気じょうき温度おんどともに600℃前後ぜんこうまで向上こうじょうさせている。

なお、日本にっぽん火力かりょく発電はつでんようタービンの回転かいてん速度そくどは、50Hzでは3000min-1、60Hzへるつでは3600min-1である。

ふくすい

編集へんしゅう

蒸気じょうきタービンで使用しようされた蒸気じょうき冷却れいきゃくしてみずもど装置そうち。これによりタービン出口でぐちがわ低圧ていあつ状態じょうたい慣習かんしゅうてき真空しんくうんでいる)となり、ねつ機関きかんとして動作どうさ完結かんけつする(ランキンサイクル)。もどされたみず給水きゅうすいポンプおくられ、ふたたびボイラーへおくられる

日本にっぽん火力かりょく発電はつでんしょでは、ほとんどが海水かいすい冷却れいきゃくすいとして利用りようしているため、表面ひょうめんふくすい使用しようされる。これは、冷却れいきゃくすいふくすい冷却れいきゃく管内かんないとおり、タービン蒸気じょうきとは直接ちょくせつ接触せっしょくしない方式ほうしきである。海水かいすい取水しゅすいには深層しんそう取水しゅすい方式ほうしきおも採用さいようされ、放水ほうすいには表層ひょうそう放水ほうすい方式ほうしきおも採用さいようされる。放水ほうすい温度おんどは、日本にっぽんでは環境かんきょう負荷ふか低減ていげんのため7 - 9℃としている。

発電はつでん

編集へんしゅう

電磁でんじ誘導ゆうどう法則ほうそく利用りようして、機械きかいてきエネルギーから電気でんきエネルギーを機械きかいである。現在げんざい発電はつでんようではさんそう交流こうりゅう同期どうき発電はつでん使用しようされ、日本にっぽんでは商用しょうよう電源でんげんとして50Hzへるつようと60Hzへるつようけて採用さいようされている。

しゅ変圧へんあつ

編集へんしゅう

発電はつでん発生はっせいした電力でんりょく送電そうでんするにあたり、送電そうでんロスをすくなくするために電圧でんあつ昇圧しょうあつする変圧へんあつ日本にっぽんではおもに275kVや500kVまで昇圧しょうあつしている。

煤煙ばいえん処理しょり設備せつび

編集へんしゅう

とく石炭せきたん火力かりょくなどは煙突えんとつより煤煙ばいえん噴出ふんしゅつ公害こうがいをイメージするものとしてえがかれることおおい。環境かんきょう負荷ふか低減ていげんさせるため、様々さまざま処理しょり設備せつびもうけている。

なお、LNG(液化えきか天然てんねんガス)はガスを液化えきかするさいにガスちゅうの「ちり」、燃焼ねんしょう硫黄いおうぶんなどの不純物ふじゅんぶつのぞいているため、硫黄いおう酸化さんかぶつ煤塵ばいじん発生はっせいがない。

また、近年きんねんでは電子でんしビームを使用しようして脱硝だつしょう脱硫だつりゅうする装置そうちもある[13][14][15]

煙突えんとつ

編集へんしゅう
 
JERA横浜よこはま火力かりょく発電はつでんしょ煙突えんとつ

高熱こうねつによる上昇じょうしょう気流きりゅう原理げんり排気はいき上方かみがたみちび上空じょうくう排出はいしゅつさせる。煙突えんとつたかさがたかいほど、排出はいしゅつガスなかふくまれる大気たいき汚染おせん物質ぶっしつ濃度のうどは、地表ちひょう到達とうたつするまでに拡散かくさんされることから、排出はいしゅつガス濃度のうどそのものの低減ていげん対策たいさく脱硫だつりゅう脱硝だつしょうあつまりちりなど)にくわえて煙突えんとつたかさをたかくする対策たいさくひろ推奨すいしょうされてきた。ただし、煙突えんとつたかさをたかくしても大気たいき汚染おせん物質ぶっしつ削減さくげん効果こうかはない。

発電はつでんしょでは、60 m - 200 mきゅうおも採用さいようされる。航空こうくうほうによって60 mをえる建造けんぞうぶつは、航空機こうくうきからの視認しにんのため外観がいかん目立めだたせるよう(あかしろなど)義務付ぎむづけられている。発電はつでんしょによっては展望てんぼうだいもうけたとうのような構造こうぞうにしたり、ライトアップ可能かのうにしたりするなど、発電はつでんしょのシンボルてき存在そんざいとなっている。

燃料ねんりょう

編集へんしゅう

長所ちょうしょ短所たんしょ

編集へんしゅう

長所ちょうしょ

編集へんしゅう
  • 安定あんていした電力でんりょく供給きょうきゅう可能かのうである。太陽光たいようこう発電はつでん風力ふうりょく発電はつでん変動へんどうおおいため、発電はつでんりょうすくない場合ばあいのバックアップとして補完ほかんすることができる[21]再生さいせいエネルギーでみずから生成せいせいした水素すいそ活用かつようできれば[18]、デメリットである環境かんきょう負荷ふかおさえられる。
  • 電力でんりょく需要じゅよう変化へんか対応たいおうできる[21]原子力げんしりょく発電はつでん太陽光たいようこう発電はつでん風力ふうりょく発電はつでんちがい、刻々こくこく変化へんかする需要じゅようおうじて発電はつでんりょう柔軟じゅうなん調整ちょうせいでき[22]水力すいりょく発電はつでんくらべてもなが調整ちょうせいができる[21]。ただし、揚水ようすい発電はつでんや、みなみオーストラリアしゅうではだい規模きぼのエネルギー蓄電ちくでん施設しせつにより75%電気でんきだい値下ねさげされやく45おくえん節約せつやくにつながるひとし蓄電ちくでん技術ぎじゅつ向上こうじょうとうにより出力しゅつりょく需要じゅよう変動へんどう問題もんだい解決かいけつできる可能かのうせいがある[23]
  • まんいち事故じここしても、被害ひがい局所きょくしょてきなものにとどまることがおおい。ただ台風たいふうなどがオイルタンク破壊はかいむすびつく場合ばあい生態せいたい破壊はかい土壌どじょう汚染おせんなどは発電はつでんくらべて、おおきく長期ちょうきてきなものになる(その災害さいがい規模きぼ依存いぞんする)。石油せきゆ火力かりょく発電はつでんしょは1979ねん以降いこう新規しんき建設けんせつ禁止きんしされている。

短所たんしょ

編集へんしゅう
  • 大気たいき汚染おせん環境かんきょう破壊はかい
火力かりょく発電はつでんは、大気たいき汚染おせん原因げんいんとなる二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)や、燃料ねんりょう種類しゅるいにより、はつがんせい物質ぶっしつである窒素ちっそ酸化さんかぶつ(NOx)や、硫黄いおう酸化さんかぶつ(SOxとう有害ゆうがい物質ぶっしつ多量たりょう排出はいしゅつする。
日本にっぽんしょうエネがすすみ、経済けいざい協力きょうりょく開発かいはつ機構きこう(OECD)平均へいきんよりもエネルギーの消費しょうひ効率こうりつたかいにもかかわらず、国民こくみんいちにんあたりのCO2(2016ねん)を比較ひかくしたところ、9.0トンとOECD35カ国かこくちゅう27平均へいきん(7.6トン)よりもおおく、政府せいふ火力かりょく発電はつでんたよ供給きょうきゅうがわよわみがあると分析ぶんせきしている[24]
とく石炭せきたん火力かりょく発電はつでん二酸化炭素にさんかたんそ排出はいしゅつりょうが、天然てんねんガスを使つかどう規模きぼ火力かりょく発電はつでんやく2ばいおおく、欧州おうしゅう諸国しょこくカナダ廃止はいししていく方針ほうしんすなど、「だつ石炭せきたん」のながれが世界せかいつよまっている[25]地球ちきゅう温暖おんだんパリ協定きょうてい目標もくひょうである1.5°Cまたは2°C未満みまんたもつには、すうひゃくからすうせん石炭せきたん火力かりょく発電はつでんしょ早期そうき廃止はいしする必要ひつようがある[26]国連こくれん事務じむ総長そうちょうアントニオ・グテーレス各国かっこく化石かせき燃料ねんりょうへの補助ほじょきん削減さくげんし、新規しんき石炭せきたん火力かりょく発電はつでんしょ建設けんせつ中止ちゅうしをくりがえもとめているが、環境かんきょうNGO気候きこうネットワークの調査ちょうさによると、日本にっぽんでは2019ねん時点じてんやく100石炭せきたん火力かりょく発電はつでんしょ稼働かどうちゅうで、計画けいかくちゅう建設けんせつちゅうふくむ)の22稼働かどうすればさらにとし7474まんトンが排出はいしゅつされる。この石炭せきたん火力かりょく発電はつでんをめぐり、日本にっぽん安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうオーストラリアスコット・モリソン首相しゅしょうは、べいニューヨークで2019ねん9がつ23にちひらかれた国連こくれん気候きこう行動こうどうサミットで演説えんぜつ要望ようぼうしたが、みとめられなかった。サミットにわせて、石炭せきたん使つかった発電はつでんつづける日本にっぽんたいする抗議こうぎデモもひらかれた[27][28][29]
  • 経済けいざいてきリスク
英国えいこくのシンクタンクOverseas Development Institute英語えいごばんおよびその11のNGOは、人口じんこうのかなりの割合わりあい電力でんりょくにアクセスできないくにでのあたらしい石炭せきたん火力かりょく発電はつでんしょ建設けんせつ影響えいきょうかんするレポートを2016ねん10がつ発表はっぴょうしている。報告ほうこくしょは、石炭せきたん火力かりょく発電はつでんしょ建設けんせつ貧困ひんこんそうをほとんどたすけず、むしろよりまずしくする可能かのうせいがあると結論けつろんけている[30][31]
2019ねん10がつ6にち東京大学とうきょうだいがくえいシンクタンクのカーボントラッカー、機関きかん投資とうし運営うんえいするカーボン・ディスクロージャー・プロジェクトは、日本にっぽんでは再生さいせい可能かのうエネルギーのコスト低下ていかによって、洋上ようじょう風力ふうりょく発電はつでん太陽光たいようこう発電はつでん陸上りくじょう風力ふうりょく発電はつでんのコストはそれぞれ2022ねん、23ねん、25ねんまでに新規しんき計画けいかくちゅう石炭せきたん火力かりょく発電はつでんよりもやすくなり、石炭せきたん火力かりょく発電はつでん関連かんれん施設しせつには最大さいだい710おくドル相当そうとうの「座礁ざしょう資産しさんリスク」があるとの調査ちょうさ報告ほうこくしょ公表こうひょうした[32]
二酸化炭素にさんかたんそ回収かいしゅう貯蔵ちょぞう技術ぎじゅつ各国かっこく開発かいはつすすめられており技術ぎじゅつてき実現じつげん可能かのうであるが、太陽光たいようこう発電はつでん技術ぎじゅつのコストが低下ていかしているため、石炭せきたんとの併用へいよう経済けいざいてき実行じっこう可能かのうではないことの試算しさんもある[33]
火力かりょく発電はつでんには大量たいりょう化石かせき燃料ねんりょう必要ひつようとするが、日本にっぽんの2018ねん化石かせき燃料ねんりょう海外かいがい依存いぞんは、石油せきゆ99.7%、LNG(液化えきか天然てんねんガス)97.5%、石炭せきたん99.3%となっており、そのほとんどを海外かいがいからの輸入ゆにゅうたよっている[34]。そのため、エネルギーコストがかかり、国際こくさいてき燃料ねんりょう価格かかく影響えいきょうけやすく、化石かせき燃料ねんりょう値上ねあがりすると、貿易ぼうえき赤字あかじ電気でんきだい値上ねあがりで膨大ぼうだい国民こくみん損失そんしつ発生はっせいさせる[35]
国内こくない投資とうし雇用こよう誘発ゆうはつ効果こうかひくい。ただし、六本木ろっぽんぎエネルギーサービスのようにまち全体ぜんたいさい開発かいはつなかで、都市としガスから電気でんきねつ供給きょうきゅうしておおくの雇用こようんでいるれいもある[36]
  • 事故死じこし
発電はつでんかかわる事故じこで1969~2000ねんあいだにOECD加盟かめいこく加盟かめいこくわせて火力かりょく発電はつでんで44,553にん水力すいりょく29,938にん原子力げんしりょくが31にん死亡しぼうしている[ちゅう 1]死者ししゃすう火力かりょく発電はつでんもっとおおくなっている。理由りゆうとしては石炭せきたん採掘さいくつ坑道こうどうないでの火災かさい落盤らくばんなどでの事故じこおおいことである。2000ねん以降いこうでは中国ちゅうごくで2002ねん~2009ねんあいだとし平均へいきんやく5000にん死亡しぼうしている。つぎおおいのが交通こうつう事故じこやタンカー事故じこなどである[37]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 水力すいりょくおよ原子力げんしりょくについては、すべ発電はつでん過程かていでの事故じこによる死亡しぼうしゃすう発電はつでん所外しょがい死亡しぼうふくまれない

出典しゅってん

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  1. ^ 火力かりょく発電はつでん コトバンク
  2. ^ アンモニアをやして発電はつでん 科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう機構きこう(2021ねん1がつ20日はつか閲覧えつらん
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  4. ^ a b c d 図解ずかい入門にゅうもん よくかる最新さいしん火力かりょく発電はつでん基本きほん仕組しくみ』、p10
  5. ^ 図解ずかい入門にゅうもん よくかる最新さいしん火力かりょく発電はつでん基本きほん仕組しくみ』、p26
  6. ^ ガスタービン・コンバインドサイクル発電はつでんプラント(GTCC)は、化石かせき燃料ねんりょう使用しようしたもっともクリーンかつこう効率こうりつ発電はつでん設備せつびです。
  7. ^ 中部電力ちゅうぶでんりょく西にし名古屋なごや火力かりょく7-1ごう発電はつでん効率こうりつ63.0%。世界せかい最高さいこうでギネス認定にんてい電気でんき新聞しんぶん』2018ねん4がつ2にち
  8. ^ ガスタービン・コンバインドサイクル発電はつでんプラント(GTCC)
  9. ^ a b 図解ずかい入門にゅうもん よくかる最新さいしん火力かりょく発電はつでん基本きほん仕組しくみ』、p31
  10. ^ IGCC(石炭せきたんガスふくあい発電はつでん)(常磐ときわ共同きょうどう火力かりょく株式会社かぶしきがいしゃ 勿来なこそ発電はつでんしょ
  11. ^ 石炭せきたんガス技術ぎじゅつQ&A(大崎おおさきクールジェン株式会社かぶしきがいしゃ
  12. ^ だい3段階だんかい CO2分離ぶんり回収かいしゅうがたIGFC実証じっしょう大崎おおさきクールジェン株式会社かぶしきがいしゃ
  13. ^ 電子でんしビームによる排煙はいえん処理しょり技術ぎじゅつ
  14. ^ 電子でんしビームによる排煙はいえん処理しょりパイロット試験しけん結果けっか
  15. ^ 電子でんしビーム照射しょうしゃによる排煙はいえん脱硫だつりゅう脱硝だつしょう処理しょり技術ぎじゅつ
  16. ^ 次世代じせだい火力かりょく発電はつでんとしての「水素すいそ発電はつでん」の可能かのうせい - みずほ情報じょうほう総研そうけん(2016ねん6がつ28にちばん/2016ねん10がつ11にち閲覧えつらん
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  19. ^ 世界せかいはつ】アンモニア100%燃焼ねんしょうによる 300kWきゅうマイクロガスタービン発電はつでん成功せいこう”. TOYOTA ENERGY SOLUTIONS. 2021ねん6がつ15にち閲覧えつらん
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  22. ^ 円居まどい総一そういち原発げんぱつたよらなくても日本にっぽん成長せいちょうできる』(ダイヤモンド社だいやもんどしゃ、2011ねん)85ぺーじ
    発電はつでんしょさえてれば供給きょうきゅう随意ずいい拡大かくだい可能かのう。ガスタービンはぶし/時間じかんてき負荷ふか変動へんどうおうじた運転うんてん可能かのう。ただし、石炭せきたん火力かりょく・ガスタービンはいねつ発電はつでんよるでもおとせずはん出力しゅつりょく
  23. ^ テスラによる世界せかい最大さいだい規模きぼ蓄電ちくでんシステムがやく45おくえんもの節約せつやく貢献こうけんだい成功せいこうおさめる Gigazine(2018ねん12月7にち
  24. ^ 火力かりょく発電はつでんしょのCO2削減さくげん課題かだい エネルギー白書はくしょ日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2019ねん6がつ7にち
  25. ^ だつ石炭せきたん」へわれる姿勢しせい 日本にっぽん電源でんげんの3わり世界せかい朝日新聞あさひしんぶん』2019ねん9がつ21にち
  26. ^ We have too many fossil-fuel power plants to meet climate goals National Geographic 2019ねん7がつ1にち
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  29. ^ 石炭せきたんはセクシーじゃない」NYで日本にっぽん火力かりょく発電はつでん抗議こうぎ朝日新聞あさひしんぶん』2019ねん9がつ24にち
  30. ^ Coal doesn’t help the poor; it makes them poorer The Guardian 2016ねん10がつ31にち Nuccitelli, Dana
  31. ^ Beyond coal: scaling up clean energy to fight global poverty Position Paper Overseas Development Institute (ODI) London, United Kingdom 2016ねん10がつ Granoff, Ilmi; Hogarth, James Ryan; Wykes, Sarah; Doig, Alison
  32. ^ 日本にっぽん石炭せきたん火力かりょく発電はつでん最大さいだい710おくドルの「座礁ざしょう資産しさん」になるリスク Reuters(2019ねん10がつ7にち
  33. ^ Coal with Carbon Capture and Sequestration is not as Land Use Efficient as Solar Photovoltaic Technology for Climate Neutral Electricity Production Nature
  34. ^ 2019-日本にっぽんかかえているエネルギー問題もんだい前編ぜんぺん 経済けいざい産業さんぎょうしょう 2019ねん8がつ13にち
  35. ^ 日本にっぽん総研そうけん えんやすによりたかまる火力かりょく発電はつでん燃料ねんりょう増加ぞうか懸念けねん(2013ねん5がつ2にち
  36. ^ 東京とうきょうガス特集とくしゅう・おきゃくさま導入どうにゅう事例じれい六本木ろっぽんぎヒルズ』(2011ねん6がつ18にち閲覧えつらん
  37. ^ 総合そうごう資源しげんエネルギー調査ちょうさかい 原子力げんしりょく自主じしゅてき安全あんぜんせい向上こうじょうかんするWG だい2かい会合かいごう資料しりょう”. 経済けいざい産業さんぎょうしょう. 2021ねん6がつ19にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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