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ZTE - Wikipedia
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ZTE

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくの通信つうしん機器ききメーカー

中興ちゅうこう通どおり訊（ちゅうこうつうしん、拼音: Zhōngxīng tōngxùn）は、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく・深ふか圳市に本社ほんしゃを置おく、通信つうしん設備せつびおよび通信つうしん端末たんまつの開発かいはつおよび生産せいさんを事業じぎょうとする会社かいしゃである。

中興ちゅうこう通どおり訊
ZTE Corporation
深圳のZTE本社施設
種類しゅるい 公開こうかい会社かいしゃ
市場いちば情報じょうほう
SEHK 0763
2004年ねん12月9日にち上場じょうじょう
略称りゃくしょう ZTE
本社ほんしゃ所在地しょざいち 中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく
中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく深ふか圳市南山なんざん区く科技かぎ南みなみ路ろ55号ごう
設立せつりつ 1985年ねん
業種ぎょうしゅ 電気でんき機器きき
事業じぎょう内容ないよう 移動いどう体たい通信つうしん機器きき
代表だいひょう者しゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく：
李り自学じがく（会長かいちょう）
徐じょ子こ陽ひ
顧軍営ぐんえい
資本しほん金きん 34億おく4007万まん人民元じんみんげん
（2012年ねん12月がつ期き、グループ連結れんけつ）
売上うりあげ高だか 114億おく5200万まん人民元じんみんげん
（2021年ねん12月がつ期き、グループ連結れんけつ）
純じゅん利益りえき 26億おく3400万まん人民元じんみんげん
（2014年ねん12月がつ期き、グループ連結れんけつ）
決算けっさん期き 12月末日まつじつ
外部がいぶリンク http://www.zte.com.cn/
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中興ちゅうこう通どおり訊
各種かくしゅ表記ひょうき
繁体字はんたいじ： 中興ちゅうこう通どおり訊
簡体字かんたいじ： 中ちゅう兴通讯
拼音： Zhōngxìng tōngxùn
発音はつおん： チョンシントンシュン
英文えいぶん： ZTE Corporation
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概要がいよう

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設立せつりつ

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1985年ねんに「深ふか圳市中ちゅう兴半导体有限ゆうげん公司こうし」として設立せつりつされ、以降いこう携帯けいたい電話でんわ網もう設備せつび（基地きち局きょく等ひとし）、携帯けいたい電話でんわ端末たんまつ、無線むせん製品せいひん、ネットワークプロダクト (GSM, PHS, 3G, W-CDMA, CDMA2000, ADSL) などの開発かいはつおよび生産せいさんを主おもに手てがける。1980年代ねんだいにおいては「巨きょ龍りゅう」「大だい唐とう」「ファーウェイ」と並ならぶ四よん大だい通信つうしん大手おおてだった[1]。

上場じょうじょう

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1997年ねんに深ふか圳証券けん取引とりひき所しょおよび2004年ねんに香港ほんこん証券しょうけん取引とりひき所しょに上場じょうじょうしている[2]。深ふか圳、広東かんとん省しょう、上海しゃんはい (GSM)、南京なんきん、江蘇ちぁんすー省しょうおよび北京ぺきんなど、世界せかい合計ごうけい14ヶ所かしょのR&Dの設備せつびがある。2008年ねんには売上うりあげが約やく443億おく元もと（約やく65億おくドル）、利益りえきが約やく16億おく6000万まん元げん（約やく2億おく4300万まんドル）に達たっしている[3]。

売うり上あげ

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過去かこには160カ国かこく、地域ちいきでスマートフォンをはじめとする携帯けいたい電話でんわ端末たんまつを発売はつばいしていた。2016年ねんにはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく（アメリカ）でのスマートフォンシェアが4位い[4]、スペインとロシアで2位い、ヨーロッパ全体ぜんたいでシェア4位いにランクされるなど、欧米おうべいでのスマートフォンの販売はんばい台数だいすうが増加ぞうかしており、日本にっぽんでも体勢たいせいを立たて直なおして以降いこうシェアを急激きゅうげきに上あげていた。なお、経済けいざい制裁せいさいを無視むしし、不正ふせい輸出ゆしゅつを続つづけていた北朝鮮きたちょうせんではトップシェアだった[5]。

しかしアメリカをはじめとする西側にしがわ諸国しょこくとのトラブル以降いこう、これらの国くにのみならず、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくでも急速きゅうそくにスマートフォンのシェアを下さげている。

その他た

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イランや北朝鮮きたちょうせんに対たいし違法いほうに米国べいこく製せい通信つうしん機器ききを輸出ゆしゅつしていたことにより、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょう産業さんぎょう安全あんぜん保障ほしょう局きょくによるエンティティ・リストに掲載けいさいされた企業きぎょうである[6]。2018年ねん7月がつ13日にち、アメリカ商務省しょうむしょうはZTEが制裁せいさい解除かいじょの条件じょうけんである罰金ばっきんの支払しはらいや経営けいえい陣じんの刷新さっしんを終おえたことにより、ZTEに科かしたアメリカ企業きぎょうとの取引とりひき禁止きんしの制裁せいさいを解除かいじょしたと発表はっぴょう。

沿革えんかく

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  • 1985年ねん：設立せつりつ。
  • 1997年ねん：深ふか圳証券けん取引とりひき所しょへの上場じょうじょう。
  • 1998年ねん：テキサス州しゅう・ダラスに米国べいこく法人ほうじんを設立せつりつ。
  • 2004年ねん：アテネオリンピックのプレス・センターおよび16の開催かいさい地ちでADSLの広帯域こうたいいきアクセスのプロジェクトを引ひき受うけた。
  • 2005年ねん2月がつ24日にち：チャイナ・ユニコム（中国ちゅうごく聯れん通どおり）の低てい価格かかくCDMA携帯けいたい電話でんわ端末たんまつを受注じゅちゅう。
  • 2007年ねん6月18日にち：中国ちゅうごく移動いどう通信つうしん集団しゅうだん公司こうしのTD-SCDMA約やく23億おく元げんを受注じゅちゅう。
  • 2007年ねん7月がつ16日にち：チャイナ・ユニコムでのCDMA携帯けいたい電話でんわ端末たんまつの中国ちゅうごく国内こくない販売はんばいは累計るいけい800万まん台だいを超こえたと発表はっぴょう[7]。
  • 2008年ねん：日本にっぽん法人ほうじんを設立せつりつ、ブラジル・テレコムに3G設備せつびを納入のうにゅう開始かいし[8]
  • 2009年ねん：エチオピア全土ぜんどの携帯けいたい電話でんわ網もうを整備せいび[9]。
  • 2015年ねん：ヨーロッパにおけるスマートフォンのシェア5位いとなる。
  • 2016年ねん3月：アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょうが同社どうしゃ及および子会社こがいしゃに対たいして、2010年ねんにイラン政府せいふ系けい通信つうしん会社かいしゃや北朝鮮きたちょうせんに禁輸きんゆ措置そち品しなを納入のうにゅうし、またその事実じじつを隠蔽いんぺいしたとして輸出ゆしゅつ規制きせい措置そちとした。
  • 2017年ねん3月：上記じょうきの措置そちに関連かんれんし、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょうは最高さいこう10億おくドルの罰金ばっきんの支払しはらいと、社内しゃないのコンプライアンス教育きょういくの徹底てってい（社内しゃないコンプライアンス・チームの設置せっち）、今後こんご6年間ねんかんにわたり規制きせいを順守じゅんしゅしたか年次ねんじ報告ほうこくを行おこなうことなどの司法しほう取引とりひきを行おこなうことで、輸出ゆしゅつ規制きせい措置そちを実施じっししないことで合意ごういした。
  • 2018年ねん4月がつ16日にち：アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょうは、前年ぜんねんの司法しほう取引とりひきで合意ごういした内容ないようの一部いちぶを同社どうしゃが実施じっししていなかったことが判明はんめいしたとして、米国べいこく企業きぎょうに対たいし同社どうしゃへの製品せいひん販売はんばいを7年間ねんかん禁止きんしすると発表はっぴょうした。
  • 2018年ねん7月がつ2日にち : 香港ほんこん・蘋果日報にっぽうは中国ちゅうごく国内こくない関係かんけい者しゃの話はなしとして、ZTEが近ちかく経営けいえい破綻はたんし、国有こくゆう通信つうしん企業きぎょうの烽火ほうか通信つうしん科技かぎ集団しゅうだん[10]がZTEの全ぜん株式かぶしきを買収ばいしゅうしたとする一方いっぽう、ZTEの幹部かんぶは経営けいえい破綻はたんと国有こくゆう化かの動うごきを否定ひていしたと報道ほうどうした[11]。
  • 2018年ねん7月がつ13日にち：アメリカ商務省しょうむしょうはZTEが制裁せいさい解除かいじょの条件じょうけんである罰金ばっきんの支払しはらいや経営けいえい陣じんの刷新さっしんを終おえたことにより、ZTEに科かしたアメリカ企業きぎょうとの取引とりひき禁止きんしの制裁せいさいを解除かいじょしたと発表はっぴょう。
  • 2018年ねん11月：アメリカの民主党みんしゅとうのクリス・バン・ホーレン議員ぎいんと共和党きょうわとうのマルコ・ルビオ上院じょういん議員ぎいんはベネズエラのニコラス・マドゥロ政権せいけんの開発かいはつした大だい規模きぼ国民こくみん監視かんしシステム「祖国そこくカード」への協力きょうりょくを理由りゆうに、アメリカ政府せいふにZTEの制裁せいさい違反いはんの可能かのう性せいの調査ちょうさを要請ようせいした[12]。

各国かっこく政府せいふとの対立たいりつ

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アメリカ

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オバマ政権せいけん

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2012年ねん10月、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいんの諜報ちょうほう委員いいん会かい (The House Intelligence Committee) は、ファーウェイとZTEの製品せいひんについて、中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐんや中国共産党ちゅうごくきょうさんとう公安こうあん部門ぶもんと癒着ゆちゃくし、スパイ行為こういやサイバー攻撃こうげきのためのインフラストラクチャー構築こうちくを行おこなっている疑うたがいが強つよいとする調査ちょうさ結果けっかを発表はっぴょうし、両社りょうしゃの製品せいひんをアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふの調達ちょうたつ品ひんから排除はいじょし、民間みんかん企業きぎょうでも取引とりひきの自粛じしゅくを求もとめる勧告かんこくを出だした[13][14][15]。

2016年ねん3月がつに、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょうがZTEとその子会社こがいしゃに対たいして、2010年ねんにイラン政府せいふ系けい通信つうしん会社かいしゃと北朝鮮きたちょうせんに禁輸きんゆ措置そち品ひんを納入のうにゅうし、またその事実じじつを組織そしき的てきに隠蔽いんぺいしたとして輸出ゆしゅつ規制きせい措置そちとした。

トランプ政権せいけん

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翌年よくねんの2017年ねん3月がつには、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょうは最高さいこう約やく1,300億おく円えんの罰金ばっきんの支払しはらいと、社内しゃないのコンプライアンス教育きょういくの徹底てってい、今後こんご6年間ねんかんにわたり規制きせいを順守じゅんしゅしたか年次ねんじ報告ほうこくを行おこなうことなどの司法しほう取引とりひきを行おこなうことで輸出ゆしゅつ規制きせい措置そちを実施じっししないことで合意ごういした。また、この様ような多額たがくの罰金ばっきんの支払しはらい命令めいれいを受うけて、世界せかい各国かっこくで事業じぎょうの縮小しゅくしょうを行おこなっている。

アメリカ国防総省こくぼうそうしょうとアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国土こくど安全あんぜん保障ほしょう省しょうにZTEが下請したうけ経由けいゆで通信つうしん機器ききを納入のうにゅうしていたことも問題もんだいとなっており[16]、共和党きょうわとうのトム・コットン上院じょういん議員ぎいんとマルコ・ルビオ上院じょういん議員ぎいんは2018年ねん2月がつ7日にち、米べい当局とうきょく者しゃへのスパイ行為こういに対たいする懸念けねんを理由りゆうに、ファーウェイとZTEの通信つうしん機器ききについて、米国べいこく政府せいふの購入こうにゅうやリースを禁きんじる法案ほうあんを提出ていしゅつした[17]。2018年ねん2月がつ13日にちに諜報ちょうほう機関きかんの長官ちょうかんが、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく上院じょういん情報じょうほう委員いいん会かいの聴聞ちょうもん会かいにおいて、アメリカ国民こくみんはファーウェイやZTEの製品せいひんを使つかうべきではないと発言はつげんしたとの報道ほうどうがなされた[18][19]。

さらに2018年ねん4月がつ16日にちには、同社どうしゃが前年ぜんねんの司法しほう取引とりひきで合意ごういした社員しゃいんの処分しょぶんについて、一部いちぶしか実施じっししていないなどアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふに繰くり返かえし虚偽きょぎの報告ほうこくを行おこなっていたとして、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょうがアメリカ企業きぎょうによるZTEへの製品せいひん販売はんばいを7年間ねんかん禁止きんしすると発表はっぴょうした[20]。同社どうしゃ製品せいひんに使用しようされているアメリカ製品せいひんの割合わりあいは25-30%に達たっし、この措置そちは同社どうしゃ事業じぎょうに深刻しんこくな影響えいきょうを与あたえるとみられている。

2018年ねん4月がつ16日にち、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょうは、北朝鮮きたちょうせんなどに対たいする禁輸きんゆ措置そち違反いはんを理由りゆうに、ZTEへのアメリカ製品せいひんの輸出ゆしゅつ禁止きんしを発表はっぴょう。これに対たいしZTEは「我わが社しゃは2016年ねん4月がつ以来いらい、過去かこの輸出ゆしゅつ管理かんり規制きせいの教訓きょうくんから、輸出ゆしゅつ規制きせいに適合てきごうするよう努力どりょくしてきたとの声明せいめいを発表はっぴょうした[21][22]。

2018年ねん4月がつ、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国防総省こくぼうそうしょうはZTEとファーウェイが製造せいぞうした携帯けいたい電話でんわやモデム[23]などの製品せいひんについて、軍ぐんの人員じんいん、情報じょうほう、任務にんむに対たいして許容きょよう不可能ふかのうなセキュリティー上じょうの危険きけんをもたらすとして、アメリカ軍ぐん基地きちでの販売はんばいを禁きんじ[24]、軍人ぐんじんには基地きちの外そとでも中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく製品せいひんの使用しように注意ちゅういするよう求もとめた[25]。

2018年ねん5月がつ、トランプ大統領だいとうりょうは習近平ひらた国家こっか主席しゅせき（総そう書記しょき）への個人こじん的てきな好意こうい[26]を理由りゆうとして13億おくドルの罰金ばっきんを条件じょうけんにZTEの制裁せいさい緩和かんわを合意ごういしたと表明ひょうめいし[27]、翌よく6月がつに訪中ほうちゅうしたウィルバー・ロス商務しょうむ長官ちょうかんは米国べいこく政府せいふ職員しょくいんの配置はいちや罰金ばっきんを受うけ入いれたことにより、ZTEに対たいする制裁せいさい解除かいじょで中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくと合意ごういしたと述のべ[28]、ピーター・ナヴァロ通商つうしょう製造せいぞう業ぎょう政策せいさく局長きょくちょうは、追加ついか違反いはんがあればアメリカ事業じぎょうを閉鎖へいささせると示唆しさした[29]。この際さい、イヴァンカ・トランプの提携ていけい先さきの中国ちゅうごく企業きぎょうが対たい中ちゅう関税かんぜいを免除めんじょされたことや父ちちドナルドによるZTEの販売はんばい禁止きんし解除かいじょに伴ともなってイバンカが中国ちゅうごくで申請しんせいしていた商標しょうひょう登録とうろくが承認しょうにんされたために市民しみん団体だんたいや議会ぎかいから利益りえき相反あいはんであるとして追及ついきゅうを受うけた[30]。

2018年ねん7月がつ、米べい商務省しょうむしょうはZTEの販売はんばい禁止きんし措置そちを解除かいじょした[31]。

2018年ねん11月、民主党みんしゅとうのクリス・バン・ホーレン議員ぎいんと共和党きょうわとうのマルコ・ルビオ上院じょういん議員ぎいんはベネズエラのニコラス・マドゥロ政権せいけんの開発かいはつした大だい規模きぼ国民こくみん監視かんしシステム「祖国そこくカード」への協力きょうりょくを理由りゆうに、米国べいこく政府せいふにZTEの制裁せいさい違反いはんの可能かのう性せいの調査ちょうさを要請ようせいした[32]。なお、ZTEはベネズエラで国産こくさん携帯けいたい電話でんわ端末たんまつVergatarioも開発かいはつするなどベネズエラと密接みっせつな関係かんけいがあり[33]、マドゥロ大統領だいとうりょうは米国べいこくの制裁せいさいに対抗たいこうしてZTEとファーウェイへの投資とうしを表明ひょうめいしている[34]。

イギリス

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2018年ねん4月がつ、イギリスのサイバーセキュリティー当局とうきょくは自国じこくの通信つうしん業界ぎょうかいに対たいし、国家こっか安全あんぜん保障ほしょう上じょうの懸念けねんを理由りゆうにZTEの機器きき・サービスを使用しようしないように呼よび掛かけた[15]。この警告けいこくの中なかで、イギリス政府せいふは中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく政府せいふに「幅広はばひろい強制きょうせい権けん」を付与ふよするとした中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくの新法しんぽうにとりわけ警戒けいかい感かんを示しめした[15]。

オーストラリア

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2018年ねん8月がつ23日にち、オーストラリア政府せいふは、ZTEに対たいして第だい5世代せだい移動いどう通信つうしんシステム（5G）への参入さんにゅうを禁止きんしした。中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくのメーカー側がわに重要じゅうよう情報じょうほうが漏洩ろうえいすることを危惧きぐしたもので、ファーウェイにも同様どうようの措置そちが科かされている[35]。

日本にっぽん法人ほうじん

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ZTEジャパン株式会社かぶしきがいしゃ
ZTE Japan. K.K.
 
 
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 非ひ上場じょうじょう
略称りゃくしょう ZTE
本社ほんしゃ所在地しょざいち   日本にっぽん
〒105-0001
東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く晴海はるみ一いち丁目ちょうめ8番ばん12号ごう
晴海はるみアイランドトリトンスクエア オフィスタワーZ棟とう
設立せつりつ 2008年ねん4月がつ
業種ぎょうしゅ 電気でんき機器きき
法人ほうじん番号ばんごう 7010401078272
代表だいひょう者しゃ 李り明あきら（代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう）
外部がいぶリンク http://www.zte.co.jp/
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ZTEジャパン株式会社かぶしきがいしゃ（ゼット・ティー・イー ジャパン、英えい: ZTE Japan. K.K.）は、東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く晴海はるみに本社ほんしゃを置おく、ZTEコーポレーションの日本にっぽん法人ほうじんである。

概要がいよう

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日本にっぽんにおいては2005年ねんに日本にっぽん事務所じむしょを開設かいせつし、2008年ねん4月がつに正式せいしきに日本にっぽん法人ほうじん・ZTEジャパン株式会社かぶしきがいしゃを設立せつりつした。その後ご日本にっぽん通信つうしんのbモバイル（bモバイル3G・bモバイルDoccica）向むけを皮切かわきりに、ウィルコムの「WILLCOM CORE 3G」など主おもに仮想かそう移動いどう体たい通信つうしん事業じぎょう者しゃ (MVNO) 向むけに端末たんまつの供給きょうきゅうを開始かいしした。

2009年ねん2月がつにはウィルコムとの間あいだでXGP技術ぎじゅつに関かんする共同きょうどう開発かいはつの覚書おぼえがきを交かわしている[36]。2010年ねん夏なつモデルからは、同社どうしゃの日本にっぽんにおける初はつの音声おんせい端末たんまつとなるSoftBank 840Z[37]を皮切かわきりにソフトバンクモバイルにも端末たんまつ供給きょうきゅうを開始かいしした。

2016年ねんからは、日本にっぽんの大手おおてメーカーから移籍いせきしてきた新あたらしい日本人にっぽんじんプロダクトディレクターとセールスディレクターの下もとで、ダイワボウ情報システムだいわぼうじょうほうしすてむを通つうじて携帯けいたい大手おおて3社しゃや大手おおてMVNO、大手おおて小売こうり店てんで自社じしゃブランドのSIMフリースマートフォン端末たんまつを販売はんばいする他ほか、新あたらしい日本人にっぽんじんマーケティングディレクターの下もとで、新あたらしいブランドメッセージや都内とないホテルでの新しん製品せいひん発表はっぴょう会かい、新あらたな製品せいひんウェブサイトの立たち上あげやソフトバンクホークスへのスポンサー、PR代理だいり店てんを入いれたPR体制たいせいの改善かいぜんなど多額たがくなマーケティング予算よさんを投とうじ、日本にっぽん市場いちばにあったプロダクト・セールス・マーケティング体制たいせいを構築こうちくし急きゅう成長せいちょうしていた。

さらに社長しゃちょう自みずから「日本にっぽん市場いちばでシェアナンバー4をターゲットにする」と明言めいげんするなど、日本にっぽんを戦略せんりゃく拠点きょてんにした活動かつどうを強化きょうかしていくと明言めいげんした。

また、NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手おおて3社しゃに携帯けいたい電話でんわ端末たんまつを供給きょうきゅうするほか、イオンモバイルや楽天らくてんモバイル、LINEモバイルなどの大手おおてMVNOにもスマートフォン端末たんまつを供給きょうきゅうしており更さらなる成長せいちょうが期待きたいされていたが、上記じょうきのアメリカなどにおけるスキャンダルが起おきたため、予算よさんを急激きゅうげきに削減さくげんすることを余儀よぎなくされ、2017年ねん春はるから2018年ねんにかけては、日本人にっぽんじんセールスディレクターやマーケティングディレクター、プロダクトディレクターも去さり、縮小しゅくしょうを余儀よぎなくされた。

2023年ねん現在げんざい、KDDIやソフトバンク向むけに5G対応たいおうスマートフォンを発売はつばいするだけでなく、通信つうしんインフラなどの設備せつび事業じぎょうにも手てを広ひろげようとしているが、上記じょうきのトラブルのために苦戦くせんしている。

2024年ねん3月14日にち、同月どうげつ下旬げじゅんに「nubia（ヌビア）」ブランドのSIMフリースマートフォン2機種きしゅを日本にっぽんで展開てんかいすると発表はっぴょうした。キャリア向むけモデルを除のぞけば事実じじつ上じょうの日本にっぽん市場いちば再さい参入さんにゅうとなる[38]。

携帯けいたい端末たんまつ・通信つうしんモジュール搭載とうさい端末たんまつ

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多数たすうあるため、日本にっぽん国内こくないでも規格きかく上じょう使つかえる端末たんまつのみを記述きじゅつする。

ソフトバンクモバイル向むけ
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楽天らくてんモバイル向むけ
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KDDI・沖縄おきなわセルラー電話でんわ（各かくau）向むけ
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  • PHOTO-U TV ZTS11 - ワンセグ/フルセグチューナーを搭載とうさいしたau 3G（旧きゅう名称めいしょうCDMA 1X WIN。CDMA2000 1xEV-DO Rel.0）対応たいおう・防水ぼうすい機能きのう付づけデジタルフォトフレーム。（2013年ねん12月14日にち発売はつばい）
  • PHOTO-U TV ZTS12 - 内部ないぶメモリーを8GBに増ふやしたZTS11のマイナーチェンジモデル。（2015年ねん6月がつ5日にち発売はつばい）
  • mamorino Watch (ZTF31) - 小学しょうがく二に年生ねんせい以下いかの児童じどうを対象たいしょうとしたau VoLTE対応たいおう・音声おんせい通話つうわ機能きのう付づけスマートウォッチ[39]。（2016年ねん3月がつ18日にち発売はつばい）
  • ZTE a1 ZTG01
NTTドコモ向むけ
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  • MO-01J - 同社どうしゃオリジナルブランド「MONO」第だい1号ごう製品せいひん。
  • Z-01K - 折おりたたみ2画面がめんスマートフォン。
  • MO-01K - 同社どうしゃオリジナルブランド 「MONO」第だい2号ごう製品せいひん。
ソフトバンクモバイルY!mobileブランド(旧きゅうY!mobile)向むけ
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  • 305ZT - AXGPによるキャリア・アグリゲーションに対応たいおうした、Pocket WiFi製品せいひん。
  • Libero S10
  • Libero 5G
  • Libero 5G II（2021年ねん12月3日にち発売はつばい）
  • Libero 5G III (2022年ねん12月15日にち発売はつばい)
  • Libero 5G IV（2023年ねん12月7日にち発売はつばい）
  • Libero flip（2024年ねん2月がつ29日にち発売はつばい）

NTTレゾナント向むけ

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eiYAAAが販売元はんばいもととなり、gooのスマホとして発売はつばい。

  • g01（グーマルイチ）…Blade L03がベース
  • g02（グーマルニ）…Blade S Liteがベース
  • g03（グーマルサン）…Blade Sがベース
  • g05（グーマルゴ）…Blade S7がベース

SIMフリー端末たんまつ

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  • MF98N
  • MF920S
  • Blade Vec 4G - 上記じょうき（gooのスマホ）と同様どうようにeiYAAAが販売元はんばいもととなり、Touchブランドで発売はつばいされたほか、OEM版ばんのfreetel LTE XMも発売はつばい。
  • Blade V6
  • Blade E01
  • Blade E02
  • Axon mini
  • Blade V580
  • Blade V7 Lite
  • Blade V7 Max
  • Blade V8
  • Axon 7 mini
  • Axon 7
nubiaブランド端末たんまつ
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  • nubia Red Magic 5
  • nubia Flip 5G
  • nubia Ivy

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ “東日本ひがしにっぽん大だい地震じしんの放射能ほうしゃのう流出りゅうしゅつ時じ、日本にっぽん入いりしたファーウェイ皇すめらぎ太ふとし女おんな・孟はじめ晩ばん舟ふね副ふく会長かいちょう（１）”. 中央日報ちゅうおうにっぽう. (2018年ねん12月14日にち). https://web.archive.org/web/20190607144618/https://japanese.joins.com/article/122/248122.html 2019年ねん7月がつ16日にち閲覧えつらん。 
  2. ^ http://www.zte.com.cn/cn/about/corporate_information/history/
  3. ^ ZTE Ramps 2008 Revenues - 同社どうしゃプレスリリース・2009年ねん3月がつ20日はつか
  4. ^ “通信つうしん機器きき企業きぎょう捜査そうさで中国ちゅうごく、一帯いったい一路いちろ戦略せんりゃくに影響えいきょうも　対たい米べい依存いぞん、部品ぶひん調達ちょうたつで危機きき”. 産経さんけいニュース. (2018年ねん4月がつ26日にち). https://www.sankei.com/article/20180426-WT5DMJ44DFOQFKDX6YTZK4QSFY/ 2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん。 
  5. ^ 田村たむら和輝かずてる (2014年ねん2月がつ14日にち). “携帯けいたい電話でんわ事情じじょう（2） – 端末たんまつラインナップ”. 2016年ねん2月がつ9日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “米べい、中国ちゅうごくZTEに罰金ばっきん1360億おく円えん イランや北朝鮮きたちょうせんに違法いほう輸出ゆしゅつ”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (2017年ねん3月がつ8日にち). 2021年ねん2月がつ2日にち閲覧えつらん。
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  37. ^ ZTE初はつの国内こくない向むけ音声おんせい端末たんまつはベーシックな“かんたん携帯けいたい”――「840Z」 - ITmedia +D Mobile・2010年ねん5月がつ18日にち
  38. ^ “ZTEが「nubia」ブランドのスマホで事実じじつ上じょうの日本にっぽん再さい参入さんにゅう　“売うれ筋すじの価格かかく帯たい”で勝負しょうぶ”. ITmedia Mobile. (2024年ねん3月がつ14日にち). https://www.itmedia.co.jp/mobile/spv/2403/14/news203.html 2024年ねん3月がつ16日にち閲覧えつらん。 
  39. ^ 基本きほん的てきにウェアラブル端末たんまつであるが先述せんじゅつの通とおりVoLTE対応たいおうFD-LTE専用せんようモジュールを搭載とうさいし、更さらに音声おんせい通話つうわ機能きのうに対応たいおうすることから実質じっしつ的てきにはフィーチャーフォン扱あつかいとなる。

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