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セム

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

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セム
はなされる地域ちいき西にしアジアきたアフリカ
言語げんご系統けいとうアフロ・アジア語族ごぞく
下位かい言語げんご
アフロアジア語族ごぞく分布ぶんぷ橙色だいだいいろセム

セム(セムごは)ないしセム語族ごぞく(セムごぞく)は、言語げんごがくにおいてアフロ・アジア語族ごぞくぞくするとされる言語げんごグループである。

言語げんごがくにおける沿革えんかく

「セム」という名称めいしょうは、18世紀せいきドイツのオリエント学者がくしゃ英語えいごばん[ようリンク修正しゅうせい]アウグスト・シュレーツァーによって、トーラー記述きじゅつされているノア息子むすこセムにちなんでづけられた。これが19世紀せいき発展はってんした比較ひかく言語げんごがく研究けんきゅうなか語族ごぞく転用てんようされ、「セム語族ごぞく」という用語ようごまれた[1]

かつてはセム語族ごぞく上位じょういセム・ハム語族ごぞくてられ、セム・ハム語族ごぞくインド・ヨーロッパ語族ごぞくウラル・アルタイ語族ごぞく現在げんざい、ウラル語族ごぞくとアルタイ諸語しょごべつのグループとされている)となら世界せかいの3だい語族ごぞくひとつとされていた。20世紀せいきなか以降いこう、アメリカの言語げんご学者がくしゃジョーゼフ・グリーンバーグ研究けんきゅうにより、セム・ハム語族ごぞく構成こうせいするもう一方いっぽう語族ごぞくであるハム語族ごぞく存在そんざい疑問ぎもんしょうじたことから、セム・ハム語族ごぞくは「アフロ・アジア語族ごぞく」にえられ、セム語族ごぞくはそのなかいち語族ごぞくないし一語いちごとされた[2]いまでは語族ごぞくとしてはあつかわれなくなっている[よう出典しゅってん]

特徴とくちょう

文法ぶんぽうせい存在そんざい形容詞けいようし変化へんか子音しいんのみの単語たんご母音ぼいんんで造語ぞうごするひとしインド・ヨーロッパ語族ごぞくとの親族しんぞく関係かんけい指摘してきされているが、立証りっしょうはされていない。

今日きょうはなされているおもなセムには、母語ぼご話者わしゃすうおおじゅんアラビアアムハラヘブライティグリニャアラムがある。それ以外いがいアッカドフェニキアゲエズなど、歴史れきし関係かんけいする重要じゅうよう言語げんごおおく、また旧約きゅうやく聖書せいしょコーランなど宗教しゅうきょうかんする重要じゅうよう書物しょもつもある。

下位かい分類ぶんるい

  1. ^ 平凡社へいぼんしゃ世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん』「セム語族ごぞく」のこう
  2. ^ 三省堂さんせいどう言語げんごがくだい辞典じてんだい2かんは「セム語族ごぞく」としるし、『オックスフォード言語げんごがく辞典じてん』の日本語にほんごばん(2009ねん)は Semitic を「セム語族ごぞく」と翻訳ほんやくしている。一方いっぽう、デイヴィッド・クリスタル『言語げんごがく百科ひゃっか事典じてん』の日本語にほんごばん(1992ねん)は「セム」と翻訳ほんやくしている。

関連かんれん項目こうもく